JPS63186822A - 高強度オ−ステナイト系ステンレス鋼の製造方法 - Google Patents
高強度オ−ステナイト系ステンレス鋼の製造方法Info
- Publication number
- JPS63186822A JPS63186822A JP1738187A JP1738187A JPS63186822A JP S63186822 A JPS63186822 A JP S63186822A JP 1738187 A JP1738187 A JP 1738187A JP 1738187 A JP1738187 A JP 1738187A JP S63186822 A JPS63186822 A JP S63186822A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rolling
- temperature
- stainless steel
- steel
- equation
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 229910000963 austenitic stainless steel Inorganic materials 0.000 title claims abstract description 14
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title claims description 3
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 claims abstract description 65
- 238000001816 cooling Methods 0.000 claims abstract description 35
- 229910052750 molybdenum Inorganic materials 0.000 claims abstract description 11
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 claims abstract description 10
- 230000001186 cumulative effect Effects 0.000 claims abstract description 5
- 229910001220 stainless steel Inorganic materials 0.000 claims abstract description 4
- 239000010935 stainless steel Substances 0.000 claims abstract description 4
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 6
- 229910001566 austenite Inorganic materials 0.000 claims 1
- 230000007797 corrosion Effects 0.000 abstract description 20
- 238000005260 corrosion Methods 0.000 abstract description 20
- 239000000463 material Substances 0.000 abstract description 14
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 30
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 30
- 238000001953 recrystallisation Methods 0.000 description 11
- MUBZPKHOEPUJKR-UHFFFAOYSA-N Oxalic acid Chemical compound OC(=O)C(O)=O MUBZPKHOEPUJKR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 9
- 238000001556 precipitation Methods 0.000 description 6
- 150000001247 metal acetylides Chemical class 0.000 description 5
- 239000002436 steel type Substances 0.000 description 4
- 229910052758 niobium Inorganic materials 0.000 description 3
- 235000006408 oxalic acid Nutrition 0.000 description 3
- 239000002244 precipitate Substances 0.000 description 3
- 229910000851 Alloy steel Inorganic materials 0.000 description 2
- IJGRMHOSHXDMSA-UHFFFAOYSA-N Atomic nitrogen Chemical compound N#N IJGRMHOSHXDMSA-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- GRYLNZFGIOXLOG-UHFFFAOYSA-N Nitric acid Chemical compound O[N+]([O-])=O GRYLNZFGIOXLOG-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000000866 electrolytic etching Methods 0.000 description 2
- 229910017604 nitric acid Inorganic materials 0.000 description 2
- 229910052757 nitrogen Inorganic materials 0.000 description 2
- 238000005728 strengthening Methods 0.000 description 2
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 2
- 229910052684 Cerium Inorganic materials 0.000 description 1
- 241000824268 Kuma Species 0.000 description 1
- 239000002253 acid Substances 0.000 description 1
- 238000009835 boiling Methods 0.000 description 1
- 229910052804 chromium Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000005253 cladding Methods 0.000 description 1
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 1
- 238000012733 comparative method Methods 0.000 description 1
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 1
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 1
- 229910052802 copper Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000013078 crystal Substances 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 239000003779 heat-resistant material Substances 0.000 description 1
- 239000012535 impurity Substances 0.000 description 1
- 229910052746 lanthanum Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910052748 manganese Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 1
- 229910052759 nickel Inorganic materials 0.000 description 1
- 150000004767 nitrides Chemical class 0.000 description 1
- 229910052698 phosphorus Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000007670 refining Methods 0.000 description 1
- 230000002787 reinforcement Effects 0.000 description 1
- 238000005496 tempering Methods 0.000 description 1
- 229910052720 vanadium Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000004580 weight loss Effects 0.000 description 1
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 1
- 229910052726 zirconium Inorganic materials 0.000 description 1
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C21—METALLURGY OF IRON
- C21D—MODIFYING THE PHYSICAL STRUCTURE OF FERROUS METALS; GENERAL DEVICES FOR HEAT TREATMENT OF FERROUS OR NON-FERROUS METALS OR ALLOYS; MAKING METAL MALLEABLE, e.g. BY DECARBURISATION OR TEMPERING
- C21D8/00—Modifying the physical properties by deformation combined with, or followed by, heat treatment
- C21D8/005—Modifying the physical properties by deformation combined with, or followed by, heat treatment of ferrous alloys
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は高強度を有するオーステナイト系ステンレス鋼
の製造方法に関する。
の製造方法に関する。
厚板ステンレス鋼はその使用実績の9割以上がSUS
304(L)、 SUS 316(L)のオーステナイ
ト系ステンレス鋼の2鋼種で占められ、耐食材料、耐熱
材料はもとより構造用非磁性鋼、低温用鋼、さらに近年
では低合金鋼と組み合せたクラッド用鋼として用いられ
ている。
304(L)、 SUS 316(L)のオーステナイ
ト系ステンレス鋼の2鋼種で占められ、耐食材料、耐熱
材料はもとより構造用非磁性鋼、低温用鋼、さらに近年
では低合金鋼と組み合せたクラッド用鋼として用いられ
ている。
従来、オーステナイト系ステンレス鋼においては組織の
均一化と炭化物の同浴による耐食性の向上を目的として
溶体化処理が施されている。しかし、このような溶体化
処理材は強度1%に耐力が低く、構造用材料としてのス
テンレス厚板の使用範囲が制約される場合がある。その
対策として、オーステナイト系ステンレス鋼に加工熱処
理を適用し、再結晶域での圧延による細粒化強化により
高張力化を達成する方法(特開昭60−26619号)
や、未再結晶域で30チ以上の累積圧下を加え転位強化
により高張力化を達成する方法(特開昭60−1978
17号)が提案されている。
均一化と炭化物の同浴による耐食性の向上を目的として
溶体化処理が施されている。しかし、このような溶体化
処理材は強度1%に耐力が低く、構造用材料としてのス
テンレス厚板の使用範囲が制約される場合がある。その
対策として、オーステナイト系ステンレス鋼に加工熱処
理を適用し、再結晶域での圧延による細粒化強化により
高張力化を達成する方法(特開昭60−26619号)
や、未再結晶域で30チ以上の累積圧下を加え転位強化
により高張力化を達成する方法(特開昭60−1978
17号)が提案されている。
しかし、オーステナイト系ステンレス鋼を細粒化した場
合の強度の粒度依存性は低合金鋼の273以下と小さく
、細粒化強化による大巾な強度上昇は望めない。一方、
未再結晶°域での圧延による転位強化は大巾な高張力化
に有効であるが、第1図に示すように% 5US304
の場合970℃から900’Cの温度範囲で強度が大巾
に変化しており、0.24p3=30〜50 Kg/+
mを目標とした場合、圧延時の仕上温度の変動により大
巾な強度のバラツキが生じ、実操業において目標強度を
安定して確保できないという問題がある。このため実操
業における圧延温度の多少の変動にかかわらず、目標強
度を安定して確保可能な圧延方法の確立が望まれていた
。
合の強度の粒度依存性は低合金鋼の273以下と小さく
、細粒化強化による大巾な強度上昇は望めない。一方、
未再結晶°域での圧延による転位強化は大巾な高張力化
に有効であるが、第1図に示すように% 5US304
の場合970℃から900’Cの温度範囲で強度が大巾
に変化しており、0.24p3=30〜50 Kg/+
mを目標とした場合、圧延時の仕上温度の変動により大
巾な強度のバラツキが生じ、実操業において目標強度を
安定して確保できないという問題がある。このため実操
業における圧延温度の多少の変動にかかわらず、目標強
度を安定して確保可能な圧延方法の確立が望まれていた
。
本発明者等はこのような背景の下に、オーステナイト系
ステンレス鋼に対して加工熱処理法を適用するに当って
の最適条件を検討したものであり、この結果、 (1)完全再結晶域で圧延を中断し、 (2)次いで、特定の温度域で目標強度により決定され
る一定の圧下率を加え、 (3)引き続き、成分で決定される臨界冷却速度以上で
加速冷却を行う。
ステンレス鋼に対して加工熱処理法を適用するに当って
の最適条件を検討したものであり、この結果、 (1)完全再結晶域で圧延を中断し、 (2)次いで、特定の温度域で目標強度により決定され
る一定の圧下率を加え、 (3)引き続き、成分で決定される臨界冷却速度以上で
加速冷却を行う。
ことにより、圧延時の温度管理に多少の変動があっても
目標強度を安定して確保し得るという新たな圧延方法を
見い出した。
目標強度を安定して確保し得るという新たな圧延方法を
見い出した。
すなわち本発明は、オーステナイト系ステンレス鋼を、
1000〜1300℃の温度範囲に加熱後、下記するT
R(℃)以上の温度で圧延を中断し・引き続きTF(℃
)以上、 TR−40(’C)以下の温度範囲で5〜3
0チの累積圧下を加え、引き続き500℃以下の温度ま
で下記するRc(℃/s)以上の冷却速度で冷却するよ
うにしたことをその基本的特徴とする。
1000〜1300℃の温度範囲に加熱後、下記するT
R(℃)以上の温度で圧延を中断し・引き続きTF(℃
)以上、 TR−40(’C)以下の温度範囲で5〜3
0チの累積圧下を加え、引き続き500℃以下の温度ま
で下記するRc(℃/s)以上の冷却速度で冷却するよ
うにしたことをその基本的特徴とする。
TR= 940 + 30 X [” %Mo〕TF=
600(但し、C≦0.03wt%の場合)TF=50
00X〔%C〕+450 (但し、 C) 0.03wt係の場合)log R(
= 42.5 X (%C) 0.07X(%Mo〕
1.55(但し、C<0.06wt’Jの場合)1og
Rc=1 0.07X〔%Mo〕(但し、C>0.06
wt%の場合) このような本発明の対象とするオーステナイト系ステン
レス鋼とは、 C: 0.08wt%以下。
600(但し、C≦0.03wt%の場合)TF=50
00X〔%C〕+450 (但し、 C) 0.03wt係の場合)log R(
= 42.5 X (%C) 0.07X(%Mo〕
1.55(但し、C<0.06wt’Jの場合)1og
Rc=1 0.07X〔%Mo〕(但し、C>0.06
wt%の場合) このような本発明の対象とするオーステナイト系ステン
レス鋼とは、 C: 0.08wt%以下。
St : 1.0wt%以下、Mn : 2. Owt
%以下、Ni:8.0〜16.Owt%、Cr : 1
6.0〜20.0wt% 、 N :0.25wt%以
下基本成分組成とし、更に必要に応じMo : 4.
Owt %以下、Cu : 3.Owt Z以下、W:
0.5wtチ以下、Ti : 0.5wt%以下、Nb
: 0.5wt %以下、V:0.5Wt1以下、zr
: 0.5 wt%以下、La : 0.02wt
qb以下、Ce : 0.02wt%以下、及びCa
: 0.02 wt%以下の一種又は二i以上を含み、
残部かFe及び不可避不純物からなるものである。
%以下、Ni:8.0〜16.Owt%、Cr : 1
6.0〜20.0wt% 、 N :0.25wt%以
下基本成分組成とし、更に必要に応じMo : 4.
Owt %以下、Cu : 3.Owt Z以下、W:
0.5wtチ以下、Ti : 0.5wt%以下、Nb
: 0.5wt %以下、V:0.5Wt1以下、zr
: 0.5 wt%以下、La : 0.02wt
qb以下、Ce : 0.02wt%以下、及びCa
: 0.02 wt%以下の一種又は二i以上を含み、
残部かFe及び不可避不純物からなるものである。
以下、本発明の詳A4tlを説明する。
完全再結晶域で圧延を中断するための条件を得るため、
オーステナイト系ステンレス鋼再結晶挙動の検討を行っ
たところ、再結晶挙動は主としてγ径、圧下率、温度及
び化学成分によって支配されることを確認した。しかし
、実操業における圧延では、加熱@度は1100〜12
50℃、1パス当りの圧下率は10〜20%の範囲であ
り、このため、実操業において実際に再結晶に影・響を
及ぼす因子(父動因子)は、上記諸口子のうち温度と化
学成分ということになる。第2図は、第1表に示される
ようなSUS 304L%べ=スにMO量を3.2係ま
で変化させた鋼(A−D鋼) 、 SUS 304(E
鋼)、5US316 (E鋼) 、 SUS 316
L(G鋼)を1200℃に加熱後、1パス圧下率10〜
20チで12mに圧延し、窒冷した場合の仕上温度と組
織との関係を示したものである。
オーステナイト系ステンレス鋼再結晶挙動の検討を行っ
たところ、再結晶挙動は主としてγ径、圧下率、温度及
び化学成分によって支配されることを確認した。しかし
、実操業における圧延では、加熱@度は1100〜12
50℃、1パス当りの圧下率は10〜20%の範囲であ
り、このため、実操業において実際に再結晶に影・響を
及ぼす因子(父動因子)は、上記諸口子のうち温度と化
学成分ということになる。第2図は、第1表に示される
ようなSUS 304L%べ=スにMO量を3.2係ま
で変化させた鋼(A−D鋼) 、 SUS 304(E
鋼)、5US316 (E鋼) 、 SUS 316
L(G鋼)を1200℃に加熱後、1パス圧下率10〜
20チで12mに圧延し、窒冷した場合の仕上温度と組
織との関係を示したものである。
これによれば、SUS 304LをベースにMojlを
増加させるにつれて、完全再結晶組織とするために必要
な圧延仕上温度は上昇している。
増加させるにつれて、完全再結晶組織とするために必要
な圧延仕上温度は上昇している。
しかしA鋼とE鋼、C鋼とF、G鋼は、 Mo量がほと
んど同じである(A、E鋼はMo無添加)以外はC1N
、 P、 S、 Cr5Ni量とも異っているにもかか
わらず、その再結晶挙動はほとんど同じである。つまり
、Nb、Ti等の析出型元素を含まないSUS 304
、 SUS 316 (L、 N。
んど同じである(A、E鋼はMo無添加)以外はC1N
、 P、 S、 Cr5Ni量とも異っているにもかか
わらず、その再結晶挙動はほとんど同じである。つまり
、Nb、Ti等の析出型元素を含まないSUS 304
、 SUS 316 (L、 N。
LNグレードを含む)グレードのオーステナイト系ステ
ンレス鋼では、再結晶温度はMo量により決定され、
TR= 940+ 30 X [%Mo〕以上の温度で
圧延を終了することにより完全再結晶組織を得ることが
可能であることが判る。
ンレス鋼では、再結晶温度はMo量により決定され、
TR= 940+ 30 X [%Mo〕以上の温度で
圧延を終了することにより完全再結晶組織を得ることが
可能であることが判る。
次に本発明において大きな課題である、目標強度を実操
業において安定して確保するための圧延条件の検討を行
った。第3図は第1表に示すfiA(SUS 304L
)9用い、TR以上(本鋼種の場合、T7H:940
℃)である970℃で圧延を一旦中断し、550〜92
5℃の温度範囲で5〜30チの圧下を加えた後、3℃/
3で加速冷却を行った場合の強度変化を示している。な
お、板厚は20m5である。これによれば、いずれの場
合も上記温度域での圧下率の増加に伴い、降伏応力は上
昇するが、圧下率一定の場合600℃以上、900℃以
下の温度範囲では、圧下温度の変化に伴う強度の変動が
小さい。これに対し、TRより40’C低い900′c
i超える高温域、及び600’C未満の低温域では圧延
温度変化に伴う強度変動が大きく。
業において安定して確保するための圧延条件の検討を行
った。第3図は第1表に示すfiA(SUS 304L
)9用い、TR以上(本鋼種の場合、T7H:940
℃)である970℃で圧延を一旦中断し、550〜92
5℃の温度範囲で5〜30チの圧下を加えた後、3℃/
3で加速冷却を行った場合の強度変化を示している。な
お、板厚は20m5である。これによれば、いずれの場
合も上記温度域での圧下率の増加に伴い、降伏応力は上
昇するが、圧下率一定の場合600℃以上、900℃以
下の温度範囲では、圧下温度の変化に伴う強度の変動が
小さい。これに対し、TRより40’C低い900′c
i超える高温域、及び600’C未満の低温域では圧延
温度変化に伴う強度変動が大きく。
この両温度領域での圧延は、目標強度が安定して確保で
きない。また、600℃、より低温域での圧延は、圧延
時の荷重が増大する点からも望ましくない。このためC
≦0.03% の鋼では、600℃以上、(TR−4
0)℃以下の温度範囲で圧延を行う必要がある。
きない。また、600℃、より低温域での圧延は、圧延
時の荷重が増大する点からも望ましくない。このためC
≦0.03% の鋼では、600℃以上、(TR−4
0)℃以下の温度範囲で圧延を行う必要がある。
また、ノーマルグレードでは圧延後速かに加速冷却を行
っても、圧延中のCr炭化物の析出に起因する耐食性の
劣化が懸念されるため。
っても、圧延中のCr炭化物の析出に起因する耐食性の
劣化が懸念されるため。
Cr炭化物の析出しない圧延温度をciaの関係で検討
した。第4図はその結果を示すもので、第2表中(Dr
@ H、I 、 J 、 KjCツイT: 、 TR以
上(本鋼種の場合、TR:940℃)である1000℃
で圧延を中断後、600〜850℃の温度範囲で20%
の圧下(仕上板厚20■)を加え、圧延温度より20℃
低い温度から室温まで10℃/Sで加速冷却を行い、得
られた材料について炭化物の析出の有無を10チしゆう
酸電解エッチ(JIS G 0571 )で判定したも
のである。これによれば、 0.08 wt%C鋼では
850℃未満での圧延によりCr炭化物の析出が生じる
のに対し、0.030wt5C鋼ではいずれの温度にお
いても析出は生ぜず、圧延によりCr炭化物が生じる最
低温度はC量の関数として、5000×〔チC〕+45
0(℃)で示される。したがって高張力化のための未再
結晶域での圧延の下限温度はLグレード(C≦0.03
wt%)ではr、(℃)=6oo、ノーマルグレード(
C)0.03 wt%)ではT、 (℃) = 500
0×〔チC)+450を満足する必要がある。
した。第4図はその結果を示すもので、第2表中(Dr
@ H、I 、 J 、 KjCツイT: 、 TR以
上(本鋼種の場合、TR:940℃)である1000℃
で圧延を中断後、600〜850℃の温度範囲で20%
の圧下(仕上板厚20■)を加え、圧延温度より20℃
低い温度から室温まで10℃/Sで加速冷却を行い、得
られた材料について炭化物の析出の有無を10チしゆう
酸電解エッチ(JIS G 0571 )で判定したも
のである。これによれば、 0.08 wt%C鋼では
850℃未満での圧延によりCr炭化物の析出が生じる
のに対し、0.030wt5C鋼ではいずれの温度にお
いても析出は生ぜず、圧延によりCr炭化物が生じる最
低温度はC量の関数として、5000×〔チC〕+45
0(℃)で示される。したがって高張力化のための未再
結晶域での圧延の下限温度はLグレード(C≦0.03
wt%)ではr、(℃)=6oo、ノーマルグレード(
C)0.03 wt%)ではT、 (℃) = 500
0×〔チC)+450を満足する必要がある。
第5図は%第1表中の鋼F (SUS 316)をTR
以上(本鋼種の場合、TR:1010℃)である105
0℃で圧延中断後、700℃から1000℃の領域で圧
延(仕上板厚32tac)l、、、引き続き10℃/S
で加速冷却した場合の強度変化を示したものである。こ
れによれば、第3図に示、したSUS 304Lの場合
と同様、完全再結晶温度TRより40℃低い970℃か
ら700℃、の温度範囲では、圧下率が一定であれば圧
延温度の変動が小さいことが判る。しかし。
以上(本鋼種の場合、TR:1010℃)である105
0℃で圧延中断後、700℃から1000℃の領域で圧
延(仕上板厚32tac)l、、、引き続き10℃/S
で加速冷却した場合の強度変化を示したものである。こ
れによれば、第3図に示、したSUS 304Lの場合
と同様、完全再結晶温度TRより40℃低い970℃か
ら700℃、の温度範囲では、圧下率が一定であれば圧
延温度の変動が小さいことが判る。しかし。
700℃で圧延を終了した場合は、上記圧延下限温度(
TF=5000×〔チC]+450℃)を満足していな
いためCr炭化物の析出が認めら、れた。
TF=5000×〔チC]+450℃)を満足していな
いためCr炭化物の析出が認めら、れた。
また、以上のような温度領域での圧下率は、目標とする
強度により変化するが、第3図及び第5図の結果からの
一応の目安として、溶体化処理材の強度に較べ、1oK
q/w”程度降伏点の上昇を図る場合は5係、10Kg
7m”程度の場合は101.20に9/−程度の場合は
20%である。上記温度領域での圧下率が5%未満では
、高張力化への寄与か小さく本発明の効果が発揮されな
い。一方、30チを超える圧下は強度が上昇し過ぎ、溶
接後の継手引張りにおいて溶接部破断の恐れが生じる。
強度により変化するが、第3図及び第5図の結果からの
一応の目安として、溶体化処理材の強度に較べ、1oK
q/w”程度降伏点の上昇を図る場合は5係、10Kg
7m”程度の場合は101.20に9/−程度の場合は
20%である。上記温度領域での圧下率が5%未満では
、高張力化への寄与か小さく本発明の効果が発揮されな
い。一方、30チを超える圧下は強度が上昇し過ぎ、溶
接後の継手引張りにおいて溶接部破断の恐れが生じる。
以上の点から圧下率は5〜30%とする。
さらに、上記のような温度域で圧延を行った場合につい
て1粒界へのCr炭化物、窒化物の析出を抑制するため
の冷却条件の検討を行った。この検討には高速圧縮試験
機を用いて圧延をシュミレートし、その後種々の冷却速
度で冷却した材料を10%しゆう酸電解エッチ(JIS
G 0571)で判定する手法を用いた。
て1粒界へのCr炭化物、窒化物の析出を抑制するため
の冷却条件の検討を行った。この検討には高速圧縮試験
機を用いて圧延をシュミレートし、その後種々の冷却速
度で冷却した材料を10%しゆう酸電解エッチ(JIS
G 0571)で判定する手法を用いた。
第6図はその結果を示すもので、第1表に示した鋼A、
E、 F、 G及び第2表に示したg4H〜Pを12
00℃に加熱後、それぞれの再結晶温度以上で20係の
加工を2パス与えて微細再結晶組織にし、さらに850
℃で10%の圧下を加え、種々の冷却速度で冷却した場
合について、粒界へのCr炭化物が生じない臨界冷却速
度をC量に対して示したものである。これによれば、い
ずれのMoレベルにおいてもC≦0.06wt% の領
域ではC量が増加する程、臨界冷却速度が上昇するが、
C>O,o6wt%で大概10℃/Sと一定である。ま
た同−CiではMoflが増力0するほど臨界冷却速度
は低下するが、N量に伴う変化は認められず、その臨界
冷却速度ILcは次式で与えられる。
E、 F、 G及び第2表に示したg4H〜Pを12
00℃に加熱後、それぞれの再結晶温度以上で20係の
加工を2パス与えて微細再結晶組織にし、さらに850
℃で10%の圧下を加え、種々の冷却速度で冷却した場
合について、粒界へのCr炭化物が生じない臨界冷却速
度をC量に対して示したものである。これによれば、い
ずれのMoレベルにおいてもC≦0.06wt% の領
域ではC量が増加する程、臨界冷却速度が上昇するが、
C>O,o6wt%で大概10℃/Sと一定である。ま
た同−CiではMoflが増力0するほど臨界冷却速度
は低下するが、N量に伴う変化は認められず、その臨界
冷却速度ILcは次式で与えられる。
1ogR(=42.5×〔%C〕−0,07X(%Mo
3 1.55(但し、C≦0.06wt%の場合) 1ogR(= 1 0.07 X C%Mo〕(但し、
C)Q。06wt%の場合) なお、圧端時の加熱温度は圧延仕上温度の確保及び加熱
粒径の極端な粗大化抑制の観点からtooo℃〜130
0℃が望ましい。
3 1.55(但し、C≦0.06wt%の場合) 1ogR(= 1 0.07 X C%Mo〕(但し、
C)Q。06wt%の場合) なお、圧端時の加熱温度は圧延仕上温度の確保及び加熱
粒径の極端な粗大化抑制の観点からtooo℃〜130
0℃が望ましい。
また、冷却速度及び冷却停止温度は前記した通りである
が、加速冷却後の鋼板の歪防止の観点から、冷却速度は
RC: 50℃/S以下。
が、加速冷却後の鋼板の歪防止の観点から、冷却速度は
RC: 50℃/S以下。
冷却停止温度は200℃〜500℃とすることが望まし
い。
い。
以上のように、TR’C(=940+30X[襲MO〕
)で示される再結晶温度以上で圧延を中断後、TF’C
(C≦0.03 wtチではT、=600℃、C)o、
03wt%ではT、=5000X[%C]+450℃)
以上。
)で示される再結晶温度以上で圧延を中断後、TF’C
(C≦0.03 wtチではT、=600℃、C)o、
03wt%ではT、=5000X[%C]+450℃)
以上。
TR−40℃以下の温度範囲で5チ〜30チの圧下率で
累積圧下を1パスまたは多パスで与え。
累積圧下を1パスまたは多パスで与え。
引き続きRc℃/s(C≦0.06wt%では1ogR
(=42.5X[チC〕−0,07X[%Mo ] −
1,55、C>0.06wt%ではLogRc=1−0
.07X(*Mo〕で示される臨界冷却速度以上で冷却
することにより、溶体化処理材と同等かそれ以上の耐食
性を有し、しかも溶体化処理材より高降伏点のステンレ
ス鋼板を実操業において安定して製造することができる
。
(=42.5X[チC〕−0,07X[%Mo ] −
1,55、C>0.06wt%ではLogRc=1−0
.07X(*Mo〕で示される臨界冷却速度以上で冷却
することにより、溶体化処理材と同等かそれ以上の耐食
性を有し、しかも溶体化処理材より高降伏点のステンレ
ス鋼板を実操業において安定して製造することができる
。
次に、本発明の対象とするオーステナイト系ステンレス
鋼の成分の限定理由について述べる。
鋼の成分の限定理由について述べる。
Cは、第6図に示したようにCr炭化物が形成される臨
界冷却速度を上昇させるために0、08 wt%以下に
抑えられる。
界冷却速度を上昇させるために0、08 wt%以下に
抑えられる。
Siは脱酸のため必要であるが、 1.0wt%を超
えると熱間加工性を著しく阻害し、このため1.0wt
%以下に抑えられる。但し、脱酸のため0.05wt%
以上添加することが好ましい。
えると熱間加工性を著しく阻害し、このため1.0wt
%以下に抑えられる。但し、脱酸のため0.05wt%
以上添加することが好ましい。
Mnは脱酸のため必要であるが、2.0 wt %を超
えると耐食性を劣化させ、このため2.Owtチ以下に
抑えられる。但し、脱酸のため0.05wt%以上添加
することが好ましい。
えると耐食性を劣化させ、このため2.Owtチ以下に
抑えられる。但し、脱酸のため0.05wt%以上添加
することが好ましい。
Crは、耐孔食性をはじめ耐食性に極めて有効な元素で
あり、16.0wt1未満では耐食性が十分でない。一
方、Crがzo、owt%を超えると、オーステナイト
組織を維持するためにNiを多量に添加することが必要
になって経済性を損ね、また製造性も低下する。このた
めCrは16.0〜20.Owt %とする。
あり、16.0wt1未満では耐食性が十分でない。一
方、Crがzo、owt%を超えると、オーステナイト
組織を維持するためにNiを多量に添加することが必要
になって経済性を損ね、また製造性も低下する。このた
めCrは16.0〜20.Owt %とする。
Niは耐食性の改善に有効であり、上述したCr量の範
囲内でオーステナイト組織を維持するためには8.0w
t1以上が必要であるが、経済的な理由からその上限は
16.0wt%とする。
囲内でオーステナイト組織を維持するためには8.0w
t1以上が必要であるが、経済的な理由からその上限は
16.0wt%とする。
このためNiは8.0〜l 6. Owtチとする。
Nは耐食性を高める作用があるが、0.25wt俤を超
える添加は本発明成分範囲では困難である。
える添加は本発明成分範囲では困難である。
以上の基本成分に対し、耐食性ζ熱間加工性の改善を目
的とし、No : 4.Owtチ以下、Cu:3.ow
t%以下、w : 0.5wt *以下、Ti:0.5
wt %以下、 Nb : 0.5wt *以下、V:
0.swt%以下、Zr : 0.5wt *以下、L
a:0.02wt%以下、 Ce : 0.02wt
*以下及びCa : 0.02wt1!+以下の1種ま
たは2種以上を含むことができる。
的とし、No : 4.Owtチ以下、Cu:3.ow
t%以下、w : 0.5wt *以下、Ti:0.5
wt %以下、 Nb : 0.5wt *以下、V:
0.swt%以下、Zr : 0.5wt *以下、L
a:0.02wt%以下、 Ce : 0.02wt
*以下及びCa : 0.02wt1!+以下の1種ま
たは2種以上を含むことができる。
0実施例 1゜
第3表に示すmQを用い、このインボッ トを1150
℃に加熱して圧延するとともに、TR以上である970
℃で圧延中断し、引き続き第4表に示す温度で15m厚
まで圧延し、空冷した。得られた鋼板の強蓋及び耐食性
を第4表に示す。
℃に加熱して圧延するとともに、TR以上である970
℃で圧延中断し、引き続き第4表に示す温度で15m厚
まで圧延し、空冷した。得られた鋼板の強蓋及び耐食性
を第4表に示す。
これによれば1本鋼種は低C系であるため空冷した場合
においても良好な耐食性を有している・本発明条件を満
足している階4〜−8は、従来のm体化処理材(隈1)
に較べ降伏点が10 K17m”以上も向上している。
においても良好な耐食性を有している・本発明条件を満
足している階4〜−8は、従来のm体化処理材(隈1)
に較べ降伏点が10 K17m”以上も向上している。
これに対し比較法たる?&12.N11L3は溶体化処
理材に較べ高降伏点は確保されているものの、強度上昇
量は5V−以下とわずかである。また1階4〜m6は圧
下温度が230℃も差があるのに対し、強夏差は1.5
に4/−以下であり、前述したように実操業において鋼
板内での温度の変動、圧延時の温度管理のバラツキにも
安定して強度を確保できることが判る。
理材に較べ高降伏点は確保されているものの、強度上昇
量は5V−以下とわずかである。また1階4〜m6は圧
下温度が230℃も差があるのに対し、強夏差は1.5
に4/−以下であり、前述したように実操業において鋼
板内での温度の変動、圧延時の温度管理のバラツキにも
安定して強度を確保できることが判る。
)実施例 2゜
第3表に示す鋼Rを用い、このインゴットを1200℃
に加熱して圧延するとともに、TR以上である1000
℃で圧延を中断し、引き続き730℃と850℃の温度
で10チの圧下を加え、その後種々の冷却速度で冷却し
た。得られた強度と耐食性を第5表に示す。
に加熱して圧延するとともに、TR以上である1000
℃で圧延を中断し、引き続き730℃と850℃の温度
で10チの圧下を加え、その後種々の冷却速度で冷却し
た。得られた強度と耐食性を第5表に示す。
これによれば、850℃で10%の圧下を加えたml〜
鵠3は、いずれも溶体化処理材(随5)に比べ大巾な高
張力化が達成されているが、本鋼種の臨界冷却条件(R
c≧10℃/S)を満足していないNl11、l@2で
は、lOチしゆう酸試験で粒界腐食が認められるととも
に65係沸とう硝酸試験における腐食減量が堆加してい
る。また、冷却条件は満足しているものの圧延条件を満
足していない随4においても、耐食性の劣化が認められ
る。これに対し1本発明条件を満足しているN13では
溶体化処理材と同等の耐食性を有し、かつ溶体化条件材
に比べ大巾な高張力化が達成されている。
鵠3は、いずれも溶体化処理材(随5)に比べ大巾な高
張力化が達成されているが、本鋼種の臨界冷却条件(R
c≧10℃/S)を満足していないNl11、l@2で
は、lOチしゆう酸試験で粒界腐食が認められるととも
に65係沸とう硝酸試験における腐食減量が堆加してい
る。また、冷却条件は満足しているものの圧延条件を満
足していない随4においても、耐食性の劣化が認められ
る。これに対し1本発明条件を満足しているN13では
溶体化処理材と同等の耐食性を有し、かつ溶体化条件材
に比べ大巾な高張力化が達成されている。
0実施例 3゜
第3表に示す鋼S−Zを用い、このインゴットを125
0℃に加熱して圧延するとともに、1060℃で圧延を
中断し、引き続き840℃で5チずつ2回の圧下を加え
て50閣に圧延し、その後3℃/Sで加速冷却した。
0℃に加熱して圧延するとともに、1060℃で圧延を
中断し、引き続き840℃で5チずつ2回の圧下を加え
て50閣に圧延し、その後3℃/Sで加速冷却した。
このようにして得られた鋼板の強度及び耐食性を105
0℃溶体化処理材のそれとともに第6表に示した。
0℃溶体化処理材のそれとともに第6表に示した。
これによれば、S L −Mn−Cr s Ni −M
o 、N量にかかわらず、いずれの鋼においても本発明
鋼は比較材である溶体化処理材と同等の耐食性を有し、
かつ溶体化処理材に比べ15に47m”程度の高張力化
が達成されている。
o 、N量にかかわらず、いずれの鋼においても本発明
鋼は比較材である溶体化処理材と同等の耐食性を有し、
かつ溶体化処理材に比べ15に47m”程度の高張力化
が達成されている。
第6表
* 10係しゆう酸試験、** 65チ沸とう硝酸試
験
験
第1図は5US304鋼の圧延仕上温度と強1との関係
を示すものである。第2図は第1表に示す各鋼における
仕上温度と結晶組織との関係を示すものである。第3図
は第1表のAgI4を所定の条件で処理した場合の圧延
温度と強度との関係を示すものである。第4図は、ノー
マルグレードの鋼における。 Cr炭化物の析出しない
圧延温度をC量との関係で示すものである。第5図は第
1表中の鋼Fを所定の条件で処理した場合の圧延温度と
強度との関係を示すものである。第6図はC(j、MO
量等の成分と臨界冷却速度との関係を示すものである。 特許出願人 日本鋼管株式会社 発 明 者 山 本 定 仏間
本 1) 正 春第 1
図 圧延仕上)品度 (0C) 第 2 図 第 3 図 500 600 700 800 90
0 ST圧凰温度 (’C) 第 4 図 CL (%) 第 5 図 圧延テ二度 (’C) 第6図 CL (覧
を示すものである。第2図は第1表に示す各鋼における
仕上温度と結晶組織との関係を示すものである。第3図
は第1表のAgI4を所定の条件で処理した場合の圧延
温度と強度との関係を示すものである。第4図は、ノー
マルグレードの鋼における。 Cr炭化物の析出しない
圧延温度をC量との関係で示すものである。第5図は第
1表中の鋼Fを所定の条件で処理した場合の圧延温度と
強度との関係を示すものである。第6図はC(j、MO
量等の成分と臨界冷却速度との関係を示すものである。 特許出願人 日本鋼管株式会社 発 明 者 山 本 定 仏間
本 1) 正 春第 1
図 圧延仕上)品度 (0C) 第 2 図 第 3 図 500 600 700 800 90
0 ST圧凰温度 (’C) 第 4 図 CL (%) 第 5 図 圧延テ二度 (’C) 第6図 CL (覧
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 オーステナイト系ステンレス鋼を、1000〜1300
℃の温度範囲に加熱後、下記するT_R(℃)以上の温
度で圧延を中断し、引き続きT_F(℃)以上、T_R
−40(℃)以下の温度範囲で5〜30%の累積圧下を
加え、引き続き 500℃以下の温度まで下記するR_C(℃/s)以上
の冷却速度で冷却することを特徴とする 高強度オーステナイト系ステンレス鋼の製 造方法。 T_R=940+30×〔%Mo〕 T_F=600(但し、C≦0.03wt%の場合)T
_F=5000×〔%C〕+450 (但し、C>0.03wt%の場合) logR_C=42.5×〔%C〕−0.07×〔%M
o〕−1.55(但し、C≦0.06wt%の場合) logR_C=1−0.07×〔%Mo〕 (但し、C>0.06wt%の場合) 〔但し、〔%Mo〕:Mo含有量(wt%)〔%C〕:
C含有量(wt%)〕
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1738187A JPS63186822A (ja) | 1987-01-29 | 1987-01-29 | 高強度オ−ステナイト系ステンレス鋼の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1738187A JPS63186822A (ja) | 1987-01-29 | 1987-01-29 | 高強度オ−ステナイト系ステンレス鋼の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63186822A true JPS63186822A (ja) | 1988-08-02 |
JPH0575809B2 JPH0575809B2 (ja) | 1993-10-21 |
Family
ID=11942427
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1738187A Granted JPS63186822A (ja) | 1987-01-29 | 1987-01-29 | 高強度オ−ステナイト系ステンレス鋼の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63186822A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02138416A (ja) * | 1988-08-24 | 1990-05-28 | Nippon Steel Corp | 熱間制御圧延による強度と耐食性に優れたステンレス鋼板の製造法 |
US4994118A (en) * | 1988-07-28 | 1991-02-19 | Thyssen Stahl Ag | Process for the production of hot rolled steel or heavy plates |
KR100415722B1 (ko) * | 1999-12-22 | 2004-01-31 | 주식회사 포스코 | 고강도 오스테나이트계 스테인레스강 제조방법 |
JP2008036698A (ja) * | 2006-08-09 | 2008-02-21 | Daido Steel Co Ltd | オーステナイト系ステンレス鋼大型鍛造品の製造方法 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5347764A (en) * | 1976-10-13 | 1978-04-28 | Hitachi Ltd | Production of semiconductor device |
JPS6026619A (ja) * | 1983-07-22 | 1985-02-09 | Nippon Kokan Kk <Nkk> | オ−ステナイト系ステンレス厚鋼板の製造方法 |
JPS61272317A (ja) * | 1985-05-29 | 1986-12-02 | Nippon Kokan Kk <Nkk> | 耐食性に優れた常温および高温域での高強度オ−ステナイト・ステンレス鋼材の製造方法 |
JPS624825A (ja) * | 1985-07-01 | 1987-01-10 | Kawasaki Steel Corp | オ−ステナイト系ステンレス厚鋼板の製造方法 |
-
1987
- 1987-01-29 JP JP1738187A patent/JPS63186822A/ja active Granted
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5347764A (en) * | 1976-10-13 | 1978-04-28 | Hitachi Ltd | Production of semiconductor device |
JPS6026619A (ja) * | 1983-07-22 | 1985-02-09 | Nippon Kokan Kk <Nkk> | オ−ステナイト系ステンレス厚鋼板の製造方法 |
JPS61272317A (ja) * | 1985-05-29 | 1986-12-02 | Nippon Kokan Kk <Nkk> | 耐食性に優れた常温および高温域での高強度オ−ステナイト・ステンレス鋼材の製造方法 |
JPS624825A (ja) * | 1985-07-01 | 1987-01-10 | Kawasaki Steel Corp | オ−ステナイト系ステンレス厚鋼板の製造方法 |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4994118A (en) * | 1988-07-28 | 1991-02-19 | Thyssen Stahl Ag | Process for the production of hot rolled steel or heavy plates |
JPH02138416A (ja) * | 1988-08-24 | 1990-05-28 | Nippon Steel Corp | 熱間制御圧延による強度と耐食性に優れたステンレス鋼板の製造法 |
JPH0637671B2 (ja) * | 1988-08-24 | 1994-05-18 | 新日本製鐵株式会社 | 熱間制御圧延による強度と耐食性に優れたステンレス鋼板の製造法 |
KR100415722B1 (ko) * | 1999-12-22 | 2004-01-31 | 주식회사 포스코 | 고강도 오스테나이트계 스테인레스강 제조방법 |
JP2008036698A (ja) * | 2006-08-09 | 2008-02-21 | Daido Steel Co Ltd | オーステナイト系ステンレス鋼大型鍛造品の製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0575809B2 (ja) | 1993-10-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH01230713A (ja) | 耐応力腐食割れ性の優れた高強度高靭性鋼の製造法 | |
JP7183410B2 (ja) | 極低温靭性及び延性に優れた圧力容器用鋼板及びその製造方法 | |
JPH0453929B2 (ja) | ||
JPH10306316A (ja) | 低温靭性に優れた低降伏比高張力鋼材の製造方法 | |
JPS6366368B2 (ja) | ||
JP3922805B2 (ja) | 低温靭性に優れた高張力鋼材の製造方法 | |
JPH09143557A (ja) | 低温靱性に優れた高強度含Ni厚鋼板の製造方法 | |
JP2000256777A (ja) | 強度および低温靱性に優れた高張力鋼板 | |
JP2006241510A (ja) | 大入熱溶接部hazの低温靭性に優れた高強度溶接構造用鋼とその製造方法 | |
JPS63186822A (ja) | 高強度オ−ステナイト系ステンレス鋼の製造方法 | |
JP2541070B2 (ja) | 母材の脆性破壊伝播停止特性に優れた高ニッケル合金クラッド鋼板の製造方法 | |
JP4105990B2 (ja) | 大入熱溶接部hazの低温靭性に優れた高強度溶接構造用鋼とその製造方法 | |
JP2001020035A (ja) | 耐食性と耐腐食疲労特性に優れた構造用鋼とその製造方法 | |
JPH01319629A (ja) | 靭性の優れたCr−Mo鋼板の製造方法 | |
JPH093591A (ja) | 極厚高張力鋼板およびその製造方法 | |
JP2001064749A (ja) | 溶接haz部の靱性に優れた耐hic非調質高張力鋼材 | |
JPS6320414A (ja) | 高靭性高張力鋼板の製造法 | |
JP2743765B2 (ja) | 圧力容器用Cr−Mo鋼板及びその製造法 | |
WO2023053829A1 (ja) | 鋼板 | |
JPH05214499A (ja) | 耐サワー性と低温靱性に優れた高Ni合金クラッド鋼板の製造方法 | |
JPH07233449A (ja) | フェライト系ステンレス鋼板とその製造方法 | |
JPH07138638A (ja) | 加工性および溶接性の良い高強度熱延鋼板の製造方法 | |
JPH04314828A (ja) | 加工性の優れた高強度溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法 | |
JPH05214446A (ja) | 耐サワー性と低温靱性に優れた高Ni合金クラッド鋼板の製造方法 | |
JP3212346B2 (ja) | 靭性の優れた低降伏比高張力鋼板の製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |