JPS6318627Y2 - - Google Patents

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JPS6318627Y2
JPS6318627Y2 JP6544082U JP6544082U JPS6318627Y2 JP S6318627 Y2 JPS6318627 Y2 JP S6318627Y2 JP 6544082 U JP6544082 U JP 6544082U JP 6544082 U JP6544082 U JP 6544082U JP S6318627 Y2 JPS6318627 Y2 JP S6318627Y2
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JP
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tank
pressure
concentration
inert gas
detection device
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JP6544082U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、粉塵爆発の可能性のある微細粉炭等
の粉粒体輸送用バルク車における、タンクの防爆
装置に関する。
例えば石炭を微細に粉砕し流動性を帯びた粉粒
状とした微細粉炭は、空気との接触表面積が増大
しているため、空気中の酸素との反応が著しくな
る現象がみられ、為に自然発熱し、自然発火、粉
塵爆発の危険性がある。特に、例えばこのような
微細粉炭をバルク車のタンクに積載して陸上輸送
する場合にあつては、自然発熱の発生熱をタンク
外に放散することが困難なため蓄熱され、ついに
は自然発火、粉塵爆発に至る危険性が一段と大に
なる。
そこで従来より、係る粉粒体を積載したタンク
内に不活性ガスを圧入し、その圧力上昇により該
タンク内の酸素濃度を粉塵爆発を起こすことが不
可能な程度の低い値に低下させ、もつて粉塵爆発
を防止していた。
そして従来のこの種の防爆装置にあつては、こ
の不活性ガスの圧力を、上記粉粒体の温度を検出
して一定温度以上となつた場合に行うものが代表
的であつたが、これだけでは粉塵爆発の防止策と
して万全ではなかつた。すなわち、温度が上昇し
てからでは既に遅い場合もあり、又一方では温度
が低くても他の条件さえそろえば爆発することも
可能であり、更にその基になる粉粒体の温度等の
検出自体が不正確となることも多々あつたからで
ある。
本考案は、このような実情に鑑み、従来の防爆
装置を改良したものであつて、タンク内のガスの
圧力および濃度の状態を検出して電気信号に変換
する検出部を備えた検出装置と、該検出装置から
の検出信号に従つて開動作をする制御弁を備えた
不活性ガス圧力装置とを有してなる構成により、
タンク内に積載された粉粒体の粉塵爆発を確実に
防止することが出来、粉粒体の陸上輸送上の安全
性が確保される、粉粒体輸送用バルク車における
タンクの防爆装置を提案することを目的とする。
以下本考案を、図面に示すその1実施例に基づ
いて説明する。
まず構成について説明する。
1は、微細粉炭等の粉粒体輸送用バルク車にお
ける、タンクである。
2は圧力検出装置であり、この圧力検出装置2
は、バルク車のタンク1付近の適宜部位に設けら
れており、タンク1内に圧入された不活性ガスの
圧力状態を検出して電気信号に変換する検出部と
して、例えば耐圧防爆形接点式の圧力計2aを有
している。図示例にあつては、この圧力計2aは
後述の圧力装置4の圧力管4bの管路中に設けら
れている。又この圧力検出装置2は、リレー等の
自動開閉部2bを有し、この自動開閉部2bは、
粉粒体について自然発火・粉塵燥発のおそれを生
じる、タンク1内の不活性ガスの一定圧力以下に
対応した圧力計2aからの電気信号により、閉と
なるべく構成されている。なお圧力計2aとし
て、所定の圧力により電気回路を開閉するものを
用いた場合には、上記自動開閉部2bは不用であ
る。
3は濃度検出装置であり、この濃度検出装置3
は、バルク車のタンク1付近の適宜部位に設けら
れており、タンク1内に圧力された不活性ガスの
濃度状態又はタンク1内の酸素の濃度状態を検出
して電気信号に変換する検出部として、濃度計3
aを有している。図示例にあつては、この濃度計
3aはタンク1内の上記ガスを取り出しかつ再度
タンク1内に返送する計装管3bの管路中に設け
られている。又この濃度検出装置3は、リレー等
の自動開閉部3cを有し、この自動開閉部3c
は、粉粒体の自然発火・粉塵爆発のおそれを生じ
る、タンク1内の不活性ガスの一定濃度以下又は
同じくタンク1内の酸素の一定濃度以上等に対応
した濃度計3aからの電気信号により、閉となる
べく構成されている。なお濃度計として、所定の
濃度により電気回路を開閉するものを用いた場合
には、上記自動開閉部3cは不用である。
このように検出装置は、圧力検出装置2および
濃度検出装置3の2つから構成されている。
4は圧入装置であり、この圧入装置4は、バル
ク車のタンク1付近の適宜部位に設けられてお
り、タンク1内にチツソガス等の不活性ガスを圧
入するべく機能し、不活性ガスのボンベ4a、圧
入管4bおよび制御弁4cを有してなつている。
制御弁4cは、ボンベ4aとタンク1間に配設さ
れた圧入管4bの管路中、前記圧力計2aより上
流に設けられ、圧力検出装置2又は濃度検出装置
3からの検出信号に従つて開動作をなすものであ
り、例えばソレノイドバルブよりなつている。4
d,4dは、圧入管4bの管路中最上流側に設け
られた減圧弁である。
図中5,6は警報機等の表示装置であり、この
表示装置5,6は、バルク車の運転室内等に配設
され、前記した対応する圧力検出装置2、濃度検
出装置3からの検出信号に従つて作動し、タンク
1内に積載された粉粒体が自然発火・粉塵爆発の
おそれがあること、すなわちそれぞれ、タンク1
内の不活性ガスが一定の圧力以下になつたこと、
およびタンク1内の不活性ガスが一定の濃度以下
になつたこと又はタンク1内の酸素が一定の濃度
以上になつたことを表示し、運転者等に危険を知
らせるべく機能するものである。
又図中7は圧力計であり、この圧力計7は、制
御弁4cの上流側の圧入管4bの管路中に設けら
れ、ボンベ4a近くの不活性ガスの圧力を検出し
て電気信号に変換し、その信号により前述の自動
開閉部2aを適宜閉とすることにより表示装置5
を作動せしめ、もつてボンベ4aの使用による消
耗をチエツクするべく機能する。
更に図中8は、工場等の荷卸し現場に配設され
た不活性ガスのボンベであり、工場等の現場にお
いて積載された粉粒体をタンク1内からサイロ
(図示せず)等へ排出する際、不活性ガスにより
空気を圧縮する等により圧送するので、車載のボ
ンベ4aでは不活性ガスの量が不足するのに伴い
用いられるものである。このボンベ8の使用に際
しては、減圧弁8a,8a、配管カプラ9を介し
て下記個所に接続されてそれぞれに不活性ガスを
圧送供給する。
すなわち、圧入管4bの管路中圧力計2a、よ
り下流に接続された加圧管10、および排出弁1
1近くのタンク1内に設けられ粉粒体を圧送排出
容易となるべく流動化させる流動装置12、一端
を排出弁11を介しタンク1に接続され他端を粉
粒体の排出時に排出ホース13を介しサイロ等に
接続される排出管14に接続された補助インジエ
クタライン15、以上3個所にボンベ8は接続さ
れる。
なお、圧入装置4の圧入管4bの管路中、圧力
計2aと加圧管10接続個所との間、および減圧
弁4dと制御弁4cとの間には、それぞれ逆止弁
4e,4eが設けられている。この逆止弁4e,
4eは、前記ボンベ8より不活性ガスを圧送供給
した際、その不活性ガスが圧入管4bの管路中を
逆流することを防止するためのものである。
本考案に係るタンクの防爆装置は、以上説明し
たように構成されているので、以下に述べるごと
く作用する。
まず粉粒体は積載したタンク1内の不活性ガス
の圧力状態は、圧力検出装置2の検出部たる圧力
計2aにより検出され電気信号に変換される。
又同様にタンク1内に不活性ガスの濃度状態又
は酸素の濃度状態も、濃度検出装置3の検出部た
る濃度計3aにより検出され電気信号に変換され
る。
そして上記電気信号が、タンク1内に積載され
た粉粒体について自然発火・粉塵爆発のおそれが
ある、タンク1内の不活性ガスの一定圧力以下も
しくは一定濃度以下、又はタンク1内の酸素の一
定濃度以上等に対応したものである場合には、そ
れぞれ対応する圧力検出装置2の自動開閉部2
b、濃度検出装置3の自動開閉部3cが閉とな
る。
すると圧入装置4の制御弁4cは、上記圧力検
出装置2又は濃度検出装置3からの検出信号に従
つて、自動的に開動作をなす。
よつて圧入装置4のボンベ4a中の不活性ガス
は、圧入管4bを介し、減圧弁4d,4dにより
減圧された後、タンク1内に圧入される。
これにより、タンク1内の酸素濃度は、粉塵爆
発を起こすことが不可能な程度の低い値に低下す
るのである。
ここにおいて、タンク1内の不活性ガスの圧力
状態および濃度状態が、上述のごとく、それぞれ
圧力検出装置2および濃度検出装置3により、検
出されることになつている。そしてこの圧力およ
び濃度は検出値として互いに補完しあう関係にあ
る。すなわち一方の検出が不正確となる場合他方
の検出は通常正確であり、又一方の検出値のみで
は不足であるケースもある。そこでこのような圧
力および濃度の両面の検出によつて始めて、自然
発火・粉塵爆発の防止のための正確な検出値が得
られることになるのである。
このようにして、粉粒体のタンク1への積載の
際、更には粉粒体をタンク1に積載して輸送中タ
ンク1内の酸素濃度が高くなつた際等にあつて
も、タンク1内には粉粒体の防爆に必要な所定量
の不活性ガスが常に圧力されていることになる。
以上説明してきたごとく、本考案に係る粉粒体
輸送用バルク車におけるタンクの防爆装置は、タ
ンク内のガスの圧力および濃度の状態を検出して
電気信号に変換する検出部を備えた検出装置と、
該検出装置からの検出信号に従つて開動作をする
制御弁を備えた不活性ガス圧入装置とを有してな
るので、圧力および濃度の両面から正確な検出が
行われ、もつてタンク内には常に所定量の不活性
ガスが圧入されており、タンク内の酸素濃度は一
定の低い値以下に保たれ、もつてタンク内に積載
された粉粒体の粉塵爆発は確実に防止され、粉粒
体の陸上輸送上の安全性が確保される等、その有
する効果は顕著にして大なるものがある。
【図面の簡単な説明】
図面は、本考案に係るタンクの防爆装置の1実
施例を示す、配管および電気指令系統図である。 1……タンク、2……圧力検出装置、2a……
圧力計、2b……自動開閉部、3……濃度検出装
置、3a……濃度計、3b……計装管、3c……
自動開閉部、4……圧入装置、4a……ボンベ、
4b……圧入管、4c……制御弁、4d……減圧
弁、4e……逆止弁、5……表示装置、6……表
示装置。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 粉粒体を積載するタンク内のガスの圧力および
    濃度の状態を検出して電気信号に変換する検出部
    を備えた検出装置と、 該検出装置からの検出信号に従つて開動作をす
    る制御弁を備え、車載した不活性ガスを上記タン
    ク内に圧入する不活性ガス圧入装置とを有してな
    ることを特徴とする、 粉粒体輸送用バルク車におけるタンクの防爆装
    置。
JP6544082U 1982-05-04 1982-05-04 粉粒体輸送用バルク車におけるタンクの防爆装置 Granted JPS58169093U (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS58169093U JPS58169093U (ja) 1983-11-11
JPS6318627Y2 true JPS6318627Y2 (ja) 1988-05-25

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