JPS63186081A - 自己保持型ソレノイド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はガス器具等の電磁弁等に利用されるもので、永
久磁石の吸引力で吸着保持し、電磁コイルへ通電するこ
とによって永久磁石の吸引力を低減させて、固定鉄心か
ら可動鉄心をスプリングの力で離反させる自己保持型ソ
レノイドに関し、ガイドパイプの材質に係るものである
。

従来の技術 一般に自己保持型ソレノイドの構成は、第２図に示すよ
うに、電磁コイル１があり、この電磁コイル１の外側を
略Ｕ字状の対称形の固定継鉄２が覆い、かつ固定継鉄２
の内側底部に永久磁石３を設け、その上部に固定鉄心４
を設けている。非磁性体の材料からなるガイドパイプ５
は電磁コイル１の内側穴部１ｍに嵌合し、補助固定継鉄
６が電磁コイル１の上からかぶさり、そして保持金具７
が補助固定継鉄６の上からかぶさり、固定継鉄２の切り
起こし部２ｍにネジ８で固定される。９は可動鉄心であ
り、ガイドパイプ５の内側の穴５麿に挿入され、上部に
は切欠切削部９ａを設けて、弁ゴム１０、弁ゴム受け１
１が挿入される。可動鉄心９の最上部には溝部９ｂを設
け、この溝部９ｂに平座金１２、Ｅ型止め輪１３を挿入
し、弁ゴム１０、弁ゴム受け１１を取付けている。スプ
リング１４は弁ゴム受け１１と保持金具７の間に組み立
てられる。

通常は永久磁石３の磁力による吸引力で固定鉄心４と可
動鉄心９はスプリング１４の力に抗して、吸着保持して
おり、そして電磁コイル１へ通電することによって永久
磁石３の逆方向の電磁力が発生して吸引力を低減させ、
スプリング１４の反発力によって固定鉄心４から可動鉄
心９を離反させる。そして弁ゴム１０によって弁座（図
示せず）を閉じて、流体の流れを止める。

発明が解決しようとする問題点 しかしながら上記のような構成では、電磁コイル１へ電
流を流した時発生する起磁力（図中に矢印で示す）は永
久磁石３を通るため、この永久磁石３が抵抗となって起
磁力が低下する。そのため永久磁石３の磁力とスプリン
グ１４の設定荷重の差が小さくなり、耐衝撃性が悪かっ
た。

本発明は上記従来の欠点を解消するもので、耐衝撃性を
良くすることを目的とする。

問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するため本発明はガイドパイプを磁性
体の材料で形成したものである。

作　　用 本発明は上記構成によって、電磁コイルへ電流を流した
時に発生する起磁力を強くし、永久磁石の磁力とスプリ
ングの設定荷重の差を大きくし、耐衝撃性を良くするこ
とができる。

実施例 以下本発明の一実施例について、図面に基づいて説明す
る。第１図は本発明の実施例における自己保持型ソレノ
イドの断面図を示すものである。

そして上記従来例と同二部分には同一符号をつけて詳細
な説明を省略し、異なる部分を中心に説明する。

第１図において１は電磁コイルであり、２は固定継鉄で
、３は永久磁石、４は固定鉄心である。

５は磁性体の材料からなるガイドパイプである。

電磁コイル１へ電流を流した時発生する起磁力（図中に
矢印で示す）はガイドパイプ５が磁性体の材料であるた
め抵抗となる永久磁石３を避けてガイドパイプ５を通る
ため、起磁力が強く、そのため永久磁石３の磁力とスプ
リング１４の設定荷重の差を大きくすることができ、耐
衝撃性が良くなる。

発明の効果 以上のように本発明は発生する起磁力を強くして、永久
磁石の磁力とスプリングの設定荷重の差を大きくし、耐
衝撃性を良くすることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に詔ける自己保持型ソレノイ
ドの縦断面図、第２図は従来の自己保持型ソレノイドの
縦断面図である。 １・・・・・・電磁コイル、２・・・・・・固定継鉄、
３・・・・・・永久磁石、４・・・・・・固定鉄心、５
・・・・・・ガイドパイプ、９・・・・・・可動鉄心。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名第２
図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 電磁コイルと、この電磁コイル外側に設けた固定継鉄と
   、前記電磁コイル内に配設したガイドパイプと、このガ
   イドパイプ内を摺動する、可動鉄心と、この可動鉄心を
   吸着する固定鉄心と、この固定鉄心に接合した永久磁石
   を備え、前記ガイドパイプを磁性体の材料で形成した自
   己保持型ソレノイド。