JPS63185353A - 卵の収容容器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は卵の収容容器に関し、より詳しくは卵殻を取り
除いた卵を収容する収容容器に関する。

「従来の技術」 小売店等の店頭に並べられる一般消費者向けの卵の収容
容器は、通常は薄い合成樹脂材料から製造されており、
卵殻の下半分をそれぞれ収容する数個ないし数十個の凹
部を形成した本体部分と、この本体部分に連設されてそ
れと同一に形成した蓋部分とを備え、上記本体部分と蓋
部分とを重ね合せてその本体部分の凹部と蓋部分の凹部
とでそれぞれ１つの卵を収容するようにしている。

また、菓子製造業等において大量の卵を消費する場合に
は、卵を搬送するために大型のタンクが用いられており
、そのタンク内に卵殻を取り除いた状態で多数の卵を収
容するようにしている。

［発明が解決しようとする問題点」 しかるに、上述した一般消費者向けの卵の収容容器は、
王として容器に収容される卵が相互に接触して破損する
ことを防止する機能しか有しておらず、容器そのものに
剛性がないので卵殻が破損しないように取扱いに注意を
要していた。また従来は、料理時に実際に卵を割るまで
はその異常を見つけることができないという問題もあっ
た。

他方、上記タンクは、卵を大量輸送するために単にその
中に卵殻から取出した卵を多数収容するだけのものであ
り、一般家庭に分配することは全く考慮されておらず、
また輸送には便利であるとしても保存期間が極めて短く
、冷蔵保管した場合てあっても２〜４日程度であった。

「問題点を解決するだめの手段」 本発明は上述した事情に鑑み、卵を収容する収容容器を
、卵を収容する収容部とこの収容部を密封するシール材
とから構成し、上記収容部に卵殻を取り除いた１個ない
し数個分の卵を殺菌状態で収容するとともにこれを上記
シール材で密封するようにしたものである。

「作用」 そのような構成によれば、従来一般の収容容器に比較し
て取扱いか極めて容易になると同時に、卵殻から卵を取
出してこれを上記収容部に収容する際にその卵の検査を
行なうことがてきるので不良卵を廃棄することができ、
さらには卵の保存期間を長くすることが可能となる。

「実施例」 以下図示実施例について本発明を説明すると、第１図に
おいて、卵の収容容器１は、熱湯に対する耐熱性を有す
る透明の合成樹脂で形成した直方体形状の収容部２と、
この収容部２の上方開口縁部２ａに熱溶着されて上記収
容部２を密封するシール材３とを備えており、上記収容
部２内に卵殻およびカラザを取り除いた１個分の卵４を
殺菌状態で収容密封し、かつその収容部２内の空間に不
活性ガスを充填している。この際、必要に応じては収容
部２内に空間を残さないように卵４を収容することも可
能である。

上記シール材３も熱湯に対する耐熱性を有する合成樹脂
から構成してあり、上記収容部２の開口形状に合せて略
正方形に形成するとともに、その一つの隅部を上記開口
縁部２ａよりも外方に突出する把持部３ａとして形成し
、さらにその把持部３ａの両辺に連続させて上記開口縁
部２ａの内側に沿う方形の切取線３ｂを形成している。

そしてこのシール材３の表面には、卵４の大きさと製造
年月日とを印刷しである。

したがって、上記収容容器１に卵４を収容するに際して
は卵殻を割る必要があるので、その際に例えば血玉を有
する卵等、商品として不適当な卵を排除することができ
、またカラザを取り除いて商品価値を高めることができ
る。そして上記卵４を殺菌状態で収容部２内に収容し、
かつその収容部２内に不活性ガスを充填しているので、
卵殻付きの通常の卵に比較してその保存期間を延長する
ことが可能となり、しかも取扱いも容易となる。

また、上記収容容器１から卵４を取り出す際には、上記
把持部３ａを把持してシール材３を上記切取線３ｂの部
分から切り放せば、容易に卵４を取出すことができる。

そして上記収容容器１は熱湯に対する耐熱性を有してい
るので、茹玉子を製造する際には卵４を収容したまま収
容容器１ごと煮沸することができ、しかもその後の取出
しも容易に行なえる。

次に、第２図ないし第４図はそれぞれ本発明の他の実施
例を示すものである。第２図に示す実施例は、上記シー
ル材３の把持部３ａと切取線３ｂとを省略する一方、上
記開口縁部２ａの所要位置から収容部２の底面にかけて
くさび形の切欠き部２ｂを形成したもので、収容容器１
から卵４を取出す際には、従来の卵殻を割るように上記
切欠き部２ｂから収容部２を容易に切断することができ
るようにしたものである。

また第３図に示す実施例は、収容容器１を２つの隣接し
た収容部２ｃ、２ｄと各収容部２の開口部を覆う１枚の
シール材３とから構成し、各収容部２およびそれを覆う
シール材３を各収容部２間に形成した切断線５から容易
に分離できるようにしたものである。そして上記収容部
２Ｃ１２ｄには、卵を卵黄４ａと卵白４ｂとに分離して
それぞれを別個に収容するとともに、上記シール材３に
は各収容部２Ｃ１２ｄ毎に製造年月日を印刷し、上記収
容部２Ｃ１２ｄを相互に分離してもそれぞれ製造年月日
を確認できるようにしている。

したがって本実施例においては、料理の際に卵黄４ａと
卵白４ｂとを分離する手間を省くことができ、しかもい
ずれか一方が不要の場合にはそのまま保存しておくこと
ができるので、無駄を省くことができる。

なお、第１図ないし第３図に示す収容容器１を第４図に
示すように相互に分離可能に多数連設してもよく、上記
実施例ては収容部内に１つの卵を収容するようにしてい
るが、必要に応じて数個分例えば２個ないし４個程度を
収容するようにしてもよい。さらには、卵殻を除去した
卵４を攪拌した状態で収容部に充填してもよく、特にそ
の場合には砂糖、塩等の所要の調味料を添加することが
できる。

「発明の効果」 以上のように、本発明によれば、従来に比較して取扱い
を容易なものとすることができるとともに、不良卵が販
売される可能性を低減でき、さらには卵の保存期間を長
くすることができる等、種々の効果を得ることができる
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す斜視図、第２図ないし
第４図は本発明の他の実施例を示す斜視図である。

Claims (7)

【特許請求の範囲】
1. （１）卵を収容する収容部とこの収容部を密封するシー
   ル材とを備え、上記収容部に卵殻を取り除いた１個ない
   し数個分の卵を殺菌状態で収容するとともにこれを上記
   シール材で密封したことを特徴とする卵の収容容器。
2. （２）上記収容部内に不活性ガスが充填されていること
   を特徴とする特許請求の範囲第１項に記載の卵の収容容
   器。
3. （３）上記収容部およびシール材が熱湯に対する耐熱性
   を有することを特徴とする特許請求の範囲第１項又は第
   ２項に記載の卵の収容容器。
4. （４）上記収容部が複数個相互に連続して形成されてい
   ることを特徴とする特許請求の範囲第１項ないし第３項
   のいずれかに記載の卵の収容 容器。
5. （５）卵の卵黄と卵白とが分離され、それぞれが別個に
   収容部に収容されていることを特徴とする特許請求の範
   囲第１項ないし第４項のいずれかに記載の卵の収容容器
   。
6. （６）卵の卵白と卵黄とが攪拌混合されて収容部に収容
   されていることを特徴とする特許請求の範囲第１項ない
   し第５項のいずれかに記載の卵の収容容器。
7. （７）卵に調味料が添加されていることを特徴とする特
   許請求の範囲第１項ないし第６項のいずれかに記載の卵
   の収容容器。