JPS63182620A - バリフオ−カルレンズ制御装置 - Google Patents

バリフオ−カルレンズ制御装置

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JPS63182620A
JPS63182620A JP1334587A JP1334587A JPS63182620A JP S63182620 A JPS63182620 A JP S63182620A JP 1334587 A JP1334587 A JP 1334587A JP 1334587 A JP1334587 A JP 1334587A JP S63182620 A JPS63182620 A JP S63182620A
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focusing
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focusing lens
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好美 大野
Takayuki Hatase
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (a)  技術分野 本発明は、バリフォーカルレンズ制御装置に関し、より
詳細には、同一光軸上に配設された変倍レンズ群および
合焦レンズ群からなる変倍光学系の該合焦レンズ群を至
近距離から無限遠距離に至る被写体距離に対応する上記
光軸上の至近位置から無限遠位置までの間の合焦位置に
設定した後、上記変倍レンズ群により上記変倍光学系の
全系焦点距離を最短焦点距離と最長焦点距離との間の任
意の第1の焦点距離から第2の焦点距離へ更新させるこ
とに伴い同一被写体に対し結像位置ずれを生ずるバリフ
ォーカルレンズに関するものである。
(b)  従来技術 ズームレンズは、ズーミングの操作をしても結像位置ず
れ(いわゆるピント移動あるいはピントずれ)がないた
め、ズーミング操作毎にピント調整をする煩わしさがな
く操作性がよい反面、単焦点レンズに比べて開放絞りF
ナンバーが暗いため、例えば−眼レフレックス式ファイ
ンダによるピント調整(合焦操作)にある程度の熟練が
必要とされる。近年、カメラのAF化が進み、この問題
を解決したことによってズームレンズ本来の機動力が発
揮できるようになり、操作者(ユーザ)は作画意図に沿
って構図の決定のみに注意を集中することができるよう
になり、頗る操作性が向上した。
一般にズームレンズのフォーカシング(合焦操作)は、
変倍光学系の一部に配設されたフォーカシングレンズ群
の移動によって行なわれている。
そして、ズームレンズは、全ズーム域において同一被写
体距離に対してこのフォーカシングレンズ群の移動量が
ほぼ同一である(以下、このことをr等量移動」と呼ぶ
)という利点を有し、従って被写体距離目盛をフォーカ
シングレンズ群の移動部材(距離リング)に付設し、一
方これと隣接して配設される固定リングに指標を付設す
るだけでよく、ズーミングに応じて被写体距離目盛を変
化させる必要がないという利点がある。しかしながら、
上記変倍光学系のレンズ構成によっても異なるが、特に
後述するインナーフォーカシング方式およびリアーフォ
ーカシング方式のズームレンズでは、」二連の等量移動
が実現するという条件の下で光学設計を行なう場合、レ
ンズ構成が複雑化するという問題があった。さらに広角
側におけるフォーカシングレンズ群の移動量(繰出量)
が不必要に大きくなるという問題があった。すなわち、
単焦点のレンズと対応させてみると、例えば140+n
mの望遠レンズにおけるフォーカシングレンズ群の移動
量が】−6mmのとき35+m+の広角(短焦点)レン
ズにおける該移動量は、llIn程度でよいのに対し、
ズーム比が4倍であるズームレンズの場合、上記等量移
動という条件があるため、広角側においてもやはり16
IInのストロークを必要とするのである。またこのこ
とに起因してレンズの外径が大きくなり、レンズおよび
鏡筒が高重量化するという問題もある。
さて、上記AF化において重要な要素となるフォーカシ
ング方式について述べる。
(i)フロントフォーカシング方式 この方式は、ズームレンズにおいて最も多く用いられて
おり、変倍光学系の被写体側に設けた前群(前玉)の繰
出しによってフォーカシングを行なう方式である。
第7図にこのフロントフォーカシング方式の薄肉近似に
よる構成を示す。第7図において、Fはフォーカシング
レンズ群、Zはズームレンズ群、Fmはフィルム面、d
lは被写体距離、d、、は被写体距離d、が無限遠でフ
ィルム面Fm上にピントが合ったときの上記両レンズ群
F、Zの間隔、d3はズームレンズ群Zからフィルム面
Fmまでの距離、fFはフォーカシングレンズ群Fの焦
点距離、fzはズームレンズ群Zの焦点距離、Δはフォ
ーカシングレンズ群の移動量である。尚、ズーム操作に
よってフォーカシングレンズ群Fとズームレンズ群Zが
光軸方向に移動し、フォーカシング操作によってフォー
カシングレンズ群Fが同じく光軸方向に移動するように
構成されている。
このように構成されたフロントフォーカシング方式のレ
ンズ構成を薄肉で近似すると(4)式が成立する。
Δ2+G、(dl 、d、、d3 、fz )Δ+02
(d□ +  dz  +  d3 +  fF t 
 fz )=O(4)そこで、第7図に示す変倍光学系
の全系の焦点距離をfとし、被写体距離d1が間隔d2
および距離d、よりもはるかに大きいとすると、(5)
式の成立することが知られている。
また、次の(6)式が全系の焦点距離fの関数になって
いなければ、上述の等量移動が実現されることになる。
一方、光学的にはニュートンの式により(6)式の右辺
第2項は、 と表わすことができるので、フロントフォーカシング方
式の場合、下記(8)式のようになる。
8一 つまり、変倍操作によってフォーカシングレンズ群Fの
焦点距離fFが変化しないようにフォーカシングレンズ
群Fを構成すれば、(8)式の右辺は定数項となり、上
記等量移動が実現するのである。先に触れたが、このフ
ロントフォーカシング方式がズームレンズにおいて多用
される理由は、上記等量移動が、特別な設計を要するこ
となく自然的に実現し得ることにある。しかしながら、
f=35〜135mm程度の高倍率ズームレンズにフロ
ントフォーカシング方式を用いた場合、」二連した広角
側でのフォーカシングレンズ群Fの不必要に大きい移動
量、被写体距離の変化による収差変動および周辺光量確
保のためのフォーカシングレンズ群Fのレンズ外径の増
大など対処困難な問題がある。また、上記35〜135
m程度のズームレンズでは、レンズ構成が4〜5群の群
移動方式が一般に用いられ、鏡胴の構成が複雑化するば
かりでなく、この複雑化した鏡胴構成を介して、上述し
た大口径(従って重量も大きい)のフォーカシングレン
ズ群を制御するのには、大きなトルクを有するモータを
使用しなければ、制御スピードが低下するという大きな
問題を発生する。またこの制御の手段としてカムを用い
た機械的な補正方法もすでに提案され実用に供されてい
るが、この方法ではさらに鏡胴構成が複雑化するという
問題がある。
(…)インナーフォーカシング方式 近年、このインナーフォーカシング方式が採用される傾
向にある。その理由は、カメラ本体側にフォーカシング
用モータを内蔵している一眼レフレックスカメラ等にお
いて、カメラ本体に近いレンズ群を駆動することになり
、駆動機構部の構成上有利だからである。また、一般に
ズームレンズの変倍光学系においては、被写体側のレン
ズよりも内側(インナー)のレンズの外径が小さく重量
も小さい。つまり小型軽量なので、上記駆動機構部の各
部材の強度を低減化でき、構成も簡略化でき、駆動機構
部の機械的負荷が小さくなって合焦状態に至るまでの所
要時間が短くなるという利点がある。また光学的にもイ
ンナーフォーカシング方式のレンズは合焦のための移動
量が小さいという特性がある。
第8図は、このインナーフォーカシング方式のズームレ
ンズの構成を示し、zlは前側ズームレンズ群、Fはフ
ォーカシングレンズ群、Z2 は後側ズームレンズ群、
Fmはフィルム面、dlは被写体距離、dlはd1=ω
でフィルム面Fmにピントが合った場合のフォーカシン
グレンズ群Fと後側ズームレンズ群Z2 との間隔、d
lは後側ズームレンズ群z2からフィルム面Fmまでの
距離、d4はd工=のでフィルム面に合焦したときの2
1とFの距離、Δはフォーカシングレンズ群Fの移動量
、fz、は前側ズームレンズ群Z1の焦点距離fz2は
後側ズームレンズ群Z2の焦点距離、fFはフォーカシ
ングレンズ群の焦点距離である。
尚、上記3つのレンズ群Z1.Z2.Fはズーム操作に
よって移動し、フォーカシングレンズ9Fはフォーカシ
ング操作によって移動する構成となっている。
このように構成されたインナーフォーカシング11一 方式の変倍光学系を薄肉レンズで近似すると次の(9)
式が成立する。
Δ” 十g□(L y L e da t L + f
zl。
fZzt fF )Δ+gz (d□y dl 1 L
 l d4 ffzl、 fz2. fF)=o   
      (9)そして、被写体距離d□が上記各距
離dotd3.d4よりも十分に大きいとすると、(1
o)式および(11)式が成立する。
fz2−f+r ) + (ft)”       (
11)そこで、(9)式を距離d、について偏微分する
と(12)式となる。
=O(12) さらに(12)式をδΔ/ad3で整理すると(13)
式となる。
この(13)式の右辺に(10)式および(11)式を
代入して整理すると(14)式が得られる。
ただし、上記(14)式において、βFはフォーカシン
グレンズ群Fの横倍率、fは第8図に示す変倍光学系の
全系の焦点距離である。ここで、上述のフロントフォー
カシング方式の説明で示した(5)式との比較をわかり
やすくするために新たな関数g3で表わすと、次の(I
S)式ないしは(16)式のようになる。
インナーフォーカシング方式の場合にも上記等量移動が
実現するためは、フロントフォーカシング方式について
説明したのと同様に(15)式、(16)式に示した関
数g3 がズーム操作によって不変となることである。
この関数g3 が完全な定数となるように設計すること
は現実的には不可能であるが、(15)式右辺の各パラ
メータを適切に設定することにより近似的に実現できる
このインナーフォーカシング方式によれば、変倍光学系
の外径はある程度小さくすることは可能であるが、上記
等量移動を実現するという条件の下では、広角側でのフ
ォーカシングレンズ群Fの移動量が不必要に大きいとい
うフロントフォーカシング方式が持っていた欠点は相変
らず解決されない。
(fit)リアーフォーカシング方式 このリアーフォーカシング方式も、近年好んで採用され
る傾向にある。その理由は、上記(it)項で述べたよ
うに、カメラ本体にさらに近いところにフォーカシング
レンズ群Fが配設されているので、インナーフォーカシ
ング方式よりもさらに上記駆動機構部が簡略化でき、従
って合焦状態に至るまでの所要時間もさらに短縮できる
ところにある。しかしながら、既述したようにレンズ構
成が複雑化するという問題がある。尚、このリアーフォ
ーカシング方式は、第8図に示すインナーフォーカシン
グ方式の後側ズームレンズ群z2が省略されたものとし
て同様に解析できるので、説明は省略する。
以上述べたようにズームレンズは、単体よりもAF機能
との組合せによって操作性は向上したが、あくまでもズ
ームレンズが持つ上記等量移動の条件から逃がれること
ができないため、コンパクト化、低コスト化の実現が困
難であるという問題が相変らず残されていた。
(c)  目的 本発明は、上述の事情に鑑みなされたもので、その目的
とすることろは、安価にして小型でしかも簡略な光学系
であるバリフォーカルレンズを用いながら、合焦レンズ
群を一旦合焦操作した後、全系焦点距離を最短焦点距離
から最長焦点距離の間の任意の第1の焦点距離から第2
の焦点距離へ更新した場合におけるバリフォーカルレン
ズ特有の結像位置ずれを自動的に補正し得るバリフォー
カルレンズ制御装置を提供することにある。
(d)  構成 本発明は、上述の目的を達成させるため、同一光軸上に
配設された変倍レンズ群および合焦レンズ群からなる変
倍光学系の該合焦レンズ群を至近距離から無限遠距離に
至る被写体距離に対応する上記光軸上の至近位置から無
限遠位置までの間の合焦位置に設定した後、上記変倍レ
ンズ群により上記変倍光学系の全系焦点距離を最短焦点
距離と最長焦点距離との間の任意の第1の焦点距離から
第2の焦点距離へ更新させることに伴い同一被写体に対
し結像位置ずれを生ずるバリフォーカルレンズにおいて
、上記全系焦点距離を検出する焦点距離検出手段と、上
記合焦レンズ群の上記光軸上の位置を検出する合焦レン
ズ群位置検出手段と、上記焦点距離検出手段の出力を受
け当該焦点距離における上記合焦レンズ群の上記無限遠
位置から上記至近位置までの繰出し量を算出する最大繰
出量演算手段と、この最大繰出量演算手段と上記合焦レ
ンズ群位置検出手段の出力をそれぞれ受けてこれらの出
力の比を算出する比例定数演算手段と、この比例定数演
算手段および上記最大繰出量演算手段ならびに上記合焦
レンズ群位置検出手段の出力をそれぞれ受け上記全系焦
点距離の更新に伴って生じる上記合焦位置からの結像位
置ずれ量を補正値として算出する合焦補正演算手段と、
上記合焦レンズ群を駆動する合焦駆動手段と、上記合焦
レンズ群の移動量に対応する信号を発生する移動量監視
手段と、この移動量監視手段および上記合焦補正演算手
段の出力をそれぞれ受けて上記合焦レンズ群を上記合焦
位置に駆動するように制御する合焦制御手段と、上記変
倍レンズ群を駆動する変倍駆動手段と、別途設けられる
起動手段からの起動信号を受けて上記変倍駆動手段を制
御する変倍制御手段とからなり、上記変倍光学系の全系
焦点距離の更新に伴う結像位置ずれを自動的に補正する
ように構成したことを特徴としたものである。
以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて具体的に説
明するが、それに先立って本発明の根拠となる理論につ
いて述べる。
従来のズームレンズは、変倍操作(全系焦点距離fの更
新)によってピント移動しないものと定義されているが
、本発明の理論の出発点として、まず上記ピント移動を
許すことにする(最終的にはこのピント移動を補正して
合焦状態にする)。
そしてピント移動を許すということは、従来技術の項で
示した(5)式においてフォーカシングレンズ群Fの焦
点距離fFの変化を許容することとなる。尚、本理論は
、成敗えず、第7図に示すフロントフォーカシング方式
を前提として説明を進める。
一方、ズーミング操作による画角の変化を視覚的にとら
える場合、特にズーミング操作をモータ等によって駆動
する、いわゆるパワーズームを用いた場合、上記モータ
の回転と画角の変化とが線形であるのが自然である。こ
の画角の変化は、上記全系焦点距離fの逆数すなわち1
/fに略比例するので、モータの回転と上記全系焦点距
離fとが比例すれば画角の変化が自然に見える。さらに
この全系焦点距離fを検出する手段を想定し、この検出
手段から出力される焦点距離情報ZPが上記モータの回
転と比例するように構成されているとすれば、CPoお
よびCp□を設計時に定められる設定定数として、画角
の変化が自然に見えるための全系焦点距離fと焦点距離
情報Zpとの関係は(17)式のように表わすことがで
きる。
さて、本理論においては、合焦レンズ群としてのフォー
カシングレンズ群Fの焦点距離fFの変化は許容したの
で、(5)式の右辺()中の分母および分子はそれぞれ
独立的に変化する。従って、従来のズームレンズが持っ
ていた等量移動によって生じる広角側でのフォーカシン
グレンズ群Fの不必要な移動量を減少せしめ、また、こ
のことをもってレンズ外径を減小せしめ得る全系焦点距
離fとフォーカシングレンズ群Fの焦点距離fFとの関
係を求める。(5)式右辺かられかるようにその分母が
小さくなる(広角側に近づく)につれて分子も小さくな
るならば、左辺aΔ/ad3、つまりフォーカシングレ
ンズ群Fの移動量が減小する可能性があると予想できる
。さらにfF”efの関係があれば、全系焦点距離fの
変化に対する焦点距離f2の変化量を1/2乗に圧縮で
きるであろうことが予想できる。そこで(18)1 式
に示す関係を考える。
fF2=CFo−f           (18)た
だし、ここでCF、は上記同様の設定定数である。
(18)式の両辺に1/f2を乗じた上でその右辺に(
17)式を代入すると(19)式が得られる。
よって、新たな設定定数C□。およびC1□を導入すれ
ば、 となる。
従って、AFの演算結果であるフィルム面デフォーカス
量δを(20)式の右辺に乗することによって、フォー
カシングレンズ群Fの合焦位置までの移動量Δは、算出
できる。つまり、移動量Δは、 Δ= (C,。’ Zp + C1t)  ”δ   
 (21)なる演算式より算出できる。
さて、次に被写体距離の求め方を考える。(8)式に(
18)式を代入し、新たな設定定数C2oおよびC21
を導入すると(22)式となる。
そして、(22)式の両辺の逆数をとると、次の(23
)式を得る。
ここで、フォーカシングレンズ群Fの光軸方向の位置(
移動量)に比例してフォーカス位置情報Sxが出力され
ると仮定し、設定定数をC1゜とすると、(24)式が
得られる。
S x ” Ca o・Δ            (
24)よって、cno、 C41、C42を新たな設定
定数とすると、 d□ =(CI。・ZP十G41)・Sx+C42(2
5)なる演算式により被写体距離d1を求めることがで
きる。
ここで、符号を煩雑にしないために(25)式を(26
)式のように書き変える。
D= (C,−zp +C,)・SX +C2(26)
ここで、Dは被写体距離で、D=d1.C,。
C□、C2は設計時に定められる設定定数で、それぞれ
Go =C40−Cx = C4t、C2=C42であ
る。つまり、(26)式において、被写体距離りが変化
しないようにZp 、Sxを制御する手段を実現すれば
、変倍操作によるピント移動をなくす(補正)ことが可
能になる6ただし、フォーカシングレンズ群Fの移動量
は上記等量移動とはならない。換言すれば、本理論は、
積極的に等量移動という条件を外した理論であると言え
る。
さて、次に本発明に係るバリフォーカルレンズ制御装置
の実施例の説明に移る。
第1図は、全体の構成を示すブロック図である。
第1図において、1は変倍光学系の光軸、2はこの光軸
1に沿って移動可能に該光軸1上に配設されて上記変倍
光学系を構成する変倍レンズ群で、2a 、2b 、2
c 、2d 、2eは、それぞれ単独または複数のレン
ズからなる第1群レンズ、第2群レンズ、第3群レンズ
、第4群レンズおよび第5群レンズである。そして第1
群レンズ2aおよび第2群レンズ2bをもって、理論の
説明で述べた合焦レンズ群としてのフォーカシングレン
ズ群Fを構成し、従って第1群レンズ2aおよび第2群
レンズ2bから形成される焦点距離はfFであり、この
第1群、第2群レンズ2a 、2bを含み、第3群レン
ズ2c〜第5群レンズ2eをもって同じく理論の説明で
述べた変倍レンズ群2を構成し、従ってその焦点距離は
fzである。また当然ながら変倍レンズ群2から成る上
記変倍光学系の全系焦点距離はfである。3はフィルム
面、4は該全系焦点距離fが最長焦点距離としての望遠
側焦点距離(以下単に「テレ側」と略記する)から最短
焦点距離としての広角側焦点距離(以下単に「ワイド側
」と略記する)までの間の任意の焦点距離に設定するた
めに変倍レンズ群2を駆動する変倍駆動手段としての変
倍モータMzおよび図示しない機構部から成る変倍駆動
部、5は無限遠から至近に至る被写体距離に対応する光
軸1上の無限遠位置(oo位置)から至近位置までの間
の合焦位置に第1群レンズ2aおよび第2群レンズ2b
を駆動する(詳細には、第1群レンズ2aと第2群レン
ズ2bの間隔を一定に保持した状態で光軸方向に移動せ
しめる)合焦駆動手段としてのフォーカスモータMFお
よび図示しない機構部から成るフォーカス駆動部、6お
よび7はそれぞれ上記第124一 群レンズ2aおよび第2群レンズ2bと共に該フォーカ
ス駆動部5に駆動され、このうち、6はスリット円板6
aが回転駆動されることによってフォトインタラプタ6
bからその回転数に比例したパルスを発生し第1群レン
ズ2aおよび第2群レンズ2bの光軸1上の移動量を検
出する移動量監視手段としてのフォーカスカウンタ、ま
た7は第1群レンズ2aおよび第2群レンズ2bの光軸
上の位置に比例した電圧を、理論の説明で述べたフォー
カス位置情報Sxとして出力する合焦レンズ群位置検出
手段としての合焦レンズ群位置検出器(以下rFPMJ
と略記する)、8は変倍レンズ群2と共に変倍駆動部4
に駆動されて上記全系焦点距離fに比例した電圧を、理
論の説明で述べた焦点距離情報Zpとして出力する焦点
距離検出手段としての焦点距離検出器(以下rZPMJ
と略記する)、9は上記焦点距離情報Zpを受けてA/
D変換した上で、このZpにおけるω位置から至近位置
までの第1群レンズ2aおよび第2群レンズ2bの移動
量(すなわち繰出量)Fpxを演算する最大繰出量演算
手段としての最大繰出量演算部、10はこの最大繰出量
演算部9の出力FpxとFPM7のフォーカス位置情報
としての出力Sxとを受けて該出力SxをA/D変換し
た上でこれらの比を演算し、比例定数Cfpを出力する
比例定数演算手段としての比例定数演算部、11は上記
3つの出力Fpx、 Cfp、 Sxを受けて合焦させ
るための補正量Dfpを演算する合焦補正演算手段とし
ての合焦補正演算部、12はフォーカスカウンタ6の出
力Dfcおよび上記合焦補正演算部11の補正量に対応
する出力Dfpを受けてフォーカス駆動部5を制御する
合焦制御手段としてのフォーカス制御部、13〜15は
起動手段を構成し、13および14はいずれも変倍動作
を起動する外部操作可能な押ボタンスイッチからなる変
倍スイッチで、13は倍率アップスイッチ(以下単に「
アップスイッチ」という)、14は倍率ダウンスイッチ
(以下単に「ダウンスイッチ」という)、15はこれら
のスイッチ13.14の出力を受けて変倍モータMzの
回転方向を決定した上で起動信号(STR)を出力する
駆動方向判定部、16は該起動信号STRおよび出力F
pxを受けて変倍駆動部4を制御する変倍制御手段とし
ての変倍制御部である。尚、+Vは電源を示す。また各
部の入出力関係は主要信号のみを示す。
第2図は、第1図に示した本発明装置の特性を示すグラ
フで、設定すべき全系焦点距離fとフォーカシングレン
ズ群(第1群レンズ2aおよび第2群レンズ2b)の被
写体距離りに対応した繰出量(移動量)を代表的な各被
写体距離りごとに示し、縦軸に全系焦点距離fの変化を
、横軸には無限遠に対する合焦位置を基準としてフォー
カシングレンズ群の繰出量を示している。この例におい
ては、テレ位置とはf=135mnであり、ワイド位置
とはf=35m++である。第2図において、17〜2
2は合焦曲線で、(26)式において左辺の被写体距離
りをそれぞれω、6.0 m、3.0m、2.0  m
、1.5  m、1.2  mと置いたときの焦点距離
情報Zpの変化に対するフォーカシングレンズ群2a 
、2bの無限遠位置から合焦位置までの繰出量の変化を
示している。従って1合焦曲線22は最大の繰出量とな
る至近の合焦曲線で、特にこの至近の合焦曲線22をF
pxとする。すなわち、至近の被写体距離りをDo と
し、5x=Fpxとおくと(26)式は、 となり、定数を分離することによって、次式が得られる
。。
さらに、(28)式においてC,1=C1,C,。
(Do)二02.C13(D。)=C8とおけば上述の
(1)式、すなわち、 が得られる。
第3図は、第1図の動作、特に各演算部の動作を説明す
るための第2図の一部を省略したグラフである。
第3図において、Zp(i)、 5(i)およびFp(
i)u− は、それぞれ変倍操作をする直前の焦点距離情報(第1
の焦点距離情報)Zp、フォーカス位置情報Sxおよび
上記Zp(i)におけるωの合焦曲線17から至近の合
焦曲線22までの移動量(最大繰出量)であり、そして
Zp(e)、 Fp(e)およびDfpは、それぞれ変
倍駆動部4が動作を開始してから所定時間経過したとき
の焦点距離情報(第2の焦点距離情報)、上記Z p 
(e)における合焦曲線17から合焦曲線22までの移
動量およびピント移動を補正すべき補正量である。つま
り、変倍動作直前の比例定数Cfpを(29)式とする
と、このときの至近の合焦曲線は、(30)式となる。
上記(31)式においてCfp’は、所定時間経過後の
比例定数とする。
そしてCfP=CfP’ が成立するならばピント移動
が発生しない。そのためには(31)式が成立しなけれ
ばならない。この時の合焦曲線22は、(32)式とな
る。従って、(31)式の左辺をCfPと置き変えて右
辺の分母に(32)式を代入して整理すると(33)式
が得られる。尚、(29)式は(2)式と同一であり、
(33)式は(32)式を上述のように(27)式→(
28)式→(1)式という変形をすることによって(3
)式と同一となる。5X(T)は焦点距離情報ZPがテ
レ側の位置にあるときのフォーカス位置情報Sx、S 
、 (丁)は上記5x(r)が至近の合焦曲線22上に
あるときのフォーカス位置情報Sx  (つまり5X(
T)とFpxの交点)である。尚、23は上述のように
して描かれる任意の被写体距離における合焦曲線である
第4図は、被写体距離の表示を行なう表示器の構成を示
す概念的に示す図で、24は例えば、鏡胴(図示せず)
の外周に刻設または印刷された被写体の距離を示す数字
および符号、25は点灯したときに指標の役目をする例
えば液晶等の表示ドツト、26は各表示ドツト25に一
対一に対応したドツトアドレスである。焦点距離情報Z
pがA/D変換される際の精度が8ビツトだとすると、
テレ位置に255、ワイド位置に0を対応させ、フォー
カス位置情報Sxも同様に8ビツトであるとすると、ω
位置に0を、至近位置に255をそれぞれ対応させる。
尚、表示ドツト25は16個ある。従って、 (27)式より(34)式、(35)式、(36)式が
得られる。(35)式の右辺分母に(34)式を変形し
て代入し、(35)式の右辺分子には(36)式を変形
して代入し、さらに(27)31一 式を使って整理すると(37)式となる。
この式の意味するところは、第3図の説明で述べたと同
様に任意のZpにおけるSxとFpxとの比がテレ位置
上に規格化された5X(T)とS 、 (T)との比に
等しいとき、5X(T)は真の(実際の)被写体距離に
対応するということであり、上述のようにS。(T)に
は255を対応させたのであるから(37)式にS。(
T)=255を代入して(38)式を得る。一方、ドツ
トアドレス26を示す表示関数D S 1 (T)は表
示ドツトが16個であるから下記の如< (39)式と
なり、この(39)式に(38)式を代入して(40)
式を得る。
第5図は、第1図に示す実施例の動作を説明するための
図で、第2図および第3図と同一部分には同一符号を付
しである。第5図において、27は任意の合焦曲線23
上の焦点距離情報ZP□に対応する点、28,30,3
3.35は焦点距離情報Zpの変化量とその方向を示す
矢印、29,31.34..36は、フォーカス位置情
報Sxの移動量とその方向を示す矢印、32は、ZP4
における合焦曲線23上の点、ZP(T)はテレ位置に
おける焦点距離情報、zp + ZPz+ ZP3は中
間のある焦点距離における焦点距離情報の値である。
第6図は、第1図の動作順序を示すフローチャートであ
る。尚、以下に述べる動作の説明において詳しく述べる
ので構成の説明は省略する。
さて、このように構成された本実施例の動作を、第6図
のフローチャートを中心に説明する。
まず、ワイド側からテレ側に移る倍率アップ動作を説明
すると、第1図のアップスイッチ13が押されることに
よって駆動方向判定部15から変倍方向の情報を含む起
動信号(STR)が出力され、第6図のフローチャート
は5TARTから起動する。「変倍方向読込み」におい
て、変倍制御部16は倍率アップの方向であることを一
時的に記憶する。次にrzp読込み」および「Sx読込
み」において、最大繰出量演算部9がZPM8の出力(
Zp)を受けてA/D変換し、比例定数演算部10がF
PM7の出力(Sx )を受けてA/D変換し、それぞ
れ第5図に示す例えばZPよおよびSlであったとする
。つまり点27に変倍レンズ群2が位置しているとする
。次の「表示用比例演算」では最大繰出量演算部9は(
1)式によってこのときのFpx(第5図の無限遠位置
17より点22aまでの長さ)を算出し、比例定数演算
部10は該Fpxをも受けて(38)式によって比例定
数5X(T)を算出する。次に、「変倍レンズ駆動」で
変倍制御部16は倍率アップの方向へ変倍モータMzを
回転させる。そして変倍レンズ群2が移動し、ZPM8
の出力(Zp)も矢印28に示すように変化する。ただ
し、FPM7はフォーカスモータMFが動作していない
ので第1群レンズ2aおよび第2群レンズ2bの間隔は
、所定のカム動作に従って変化するが、フォーカシング
レンズ群としては、一定位置に保持されており、変倍操
作によっては変化しない。
次に、「焦点距離表示」においては、焦点距離情報ZP
の現在値Zp1を図示しない焦点距離表示器に表示させ
、さらに(40)式によって第4図の液晶の表示ドツト
25のいずれを点灯させるかを算出し、例えばその演算
結果がDS1=14であったとすれば表示アドレス26
によって液晶ドツト25aを点灯させて被写体距離表示
も同時に行う。次の「現在位置登録」では、上述のZl
’hをZP、=ZP□として、変倍モータMzが回転す
る直前の焦点距離情報ZPを登録する。次の「Zp読込
み」では、第5図の矢印28をもって示す方向へ変化し
はじめた焦点距離情報Zpの最新の値Zp□′を読込み
、「8ステツプ以上移動?」の条件分岐で所定量以上の
移動が実行されたか否かをチェックし、8ステツプに達
していなければN。
に分岐する。そして次の条件分岐「変倍終端?」では(
今の場合はテレ側が変倍終端になるので)まだテレ側に
達していないのでNoに分岐し、「変倍スイッチON?
Jでは変倍スイッチ13または14が押されているか否
かをチェックしく今の場合、アップスイッチ13がまだ
押されているとする)、YESに分岐して再び「現在位
置登録」に戻り、上記ZP1’ を改めテZPo = 
ZPt’ ト置き換えて、上述の動作を繰返す。
そして第5図のZPzに至って、上記の8ステツプに達
したとすると、「8ステツプ以上移動?」からYESに
分岐し、rSx読込み」で現在のフォーカス位置情報S
x、すなわち、この場合フォーカス駆動部5は作動して
いないので5x=S(i)=81を読込む。
本発明の要部である次の「補正演算」においては、(1
)式、(2)式および(3)式によって合焦補正演算部
11が補正量Dfpを算出し、フォーカス制御部12が
次の「フォーカシングレンズ駆動」においてフォーカス
モータMpを回転させる。従ってFPM7の出力(SX
 )は、第5図に示す矢印29をもって示す方向に変化
する。
ただし、第5図においては説明を簡略にするため、フォ
ーカスモータMfの回転中には、変倍モータMzを停止
させているように描いであるが、この例の場合第6図の
フローチャートから分るように、フォーカスモータMF
により補正動作中も変倍モータMzは回転を継続してい
る6さらにフォーカス制御部12は、フォーカスカウン
タ6の出力Dfcと上記補正量Dfpとを逐時比較しD
fc=Dfpとなったところで、すなわち、第5図にお
いては矢印29が合焦曲線23に達したところで、フォ
ーカシングモータMvを停止させて倍率アップ動作の1
サイクルを終了する。さらに変倍終端にも達せず、変倍
スイッチ13が押され続けているならば、再度第5図に
おけるZPztSz を現在位置として「現在位置登録
」に戻り、第2サイクル目、つまり矢印30.31の動
作が実行される。
そして、アップスイッチ13がOFF状態になると「変
倍スイッチON?JからNoに分岐して「変倍モータ停
止」で変倍制御部16が変倍モータMzを停止させ変倍
駆動部16の動作を停止させる。そして次の「焦点距離
表示更新」では、上述したように新しい全系焦点距離f
の表示が焦点距離情報Zp  (今の場合ZP3)を読
取ることによって更新され、さらにフォーカス位置情報
Sxによって被写体距離表示も更新するが、上記Sxが
合焦曲線23上にある限りは、ZP(T)は勿論、ZP
1〜 ZP4のいずれの位置においても上述の表示ドツ
ト25aが点灯し続ける。以上が倍率アップ動作である
テレ側からワイド側に移る倍率ダウン動作も上記倍率ア
ップ動作とほぼ同様に考えることができるので簡単に説
明する。
ダウンスイッチ14が押されることによって、例えば第
5図において点32に変倍レンズ群2が位置していたと
すると、この点32から起動され、矢印33の方向に変
倍駆動部4が駆動され、次に所定の8ステツプに達する
と、矢印34をもって示す方向にフォーカス駆動部5が
駆動され、これらを1サイクルとして次の矢印35.3
6に示す2サイクル目が実行され、ダウンスイッチ14
がOFF状態になったところで倍率ダウン動作が終了す
る。
以上のように、本実施例は、従来のズームレンズにおけ
る上記等量移動の条件を外し、各被写体距離における合
焦位置の変化が(26)式となるように構成したから、
すなわち、第2図に示す合焦曲線]7〜22となるよう
に構成したから、ワイド側でのフォーカシングレンズ群
2a 、2bの移動量が不必要に大きくならない利点が
ある。従って5レンズ外径を極力小さくできる利点があ
る。
しかも見かけ上(使用上)は、従来のズームレンズと同
様に一旦合焦せしめた後、変倍操作を行なってもピント
移動(ボケ)が発生しない利点がある。
また、上記等量移動の条件を外したために発生する変倍
操作による被写体距離目盛の変化を(38)式の比例演
算によって補正するので、一度ピント調整した後は変倍
操作によって被写体距離表示が変化せず、この点におい
ても従来のズームレンズの使用感に比べ何ら遜色がない
=39− また、第6図のフローチャートにおける被写体距離表示
の補正を行なう「表示用比例演算」とフォーカシングの
補正を行なう「補正演算」では、(1)式が共用でき、
またそれぞれの比例定数を求める(29)式および(3
8)式も係数が異なるものの同様の演算式であり、つま
り同様の演算内容によってフォーカシングと被写体距離
表示の両方の補正ができるという利点がある。
また、フロントフォーカシング方式における(18)式
に対応する演算式としては、gs ”Cy、−f   
         (41)によってインナーフォーカ
シング方式においても本実施例が適用でき、さらにリア
フォーカシング方式においてもインナーフォーカシング
方式における関数g、に相当する関数を決定することに
よって本実施例が適用できる。従って1本実施例は、フ
ォーカシング方式の種類に依存しない利点があり、また
上記等量移動の条件がないことから、特にインナーフォ
ーカシング方式およびリアフォーカシング方式に適用し
た場合、レンズ設計(構成)が非常に簡略化できる利点
がある。
また、従来のカムによる機械的な合焦の補正を電気的に
行なうので、また上述のようにレンズ外径を極力小さく
でき、鏡胴構成も簡略化でき、従ってフォーカシングレ
ンズ群を駆動するモータが小容量のもので足り、装置全
体の小型化、軽量化、低コスト化が実現できる利点があ
る。特にカメラと本装置を連動させて用いる場合には、
カメラのAF用回路が共用できるので、さらにコストを
低下させることができる利点がある。
尚、本発明は、上述の実施例に限定されることなく、そ
の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形実施がで
きるものである。
例えば、第6図フローチャートにおける「8ステツプ以
上移動?Jは、8ステツプに限ることなく、4ステツプ
あるいは6ステツプ等、設計上適切なステップ数であれ
ば任意でよい。また、所定ステップ毎に変倍レンズ移動
量をチェックすることなく、所定時間間隔毎に上記チェ
ックを行なうように構成してもよい。
また、(1)式をテーラ−展開した形式の演算式Fpx
= ao+ a、Zp+ a、Zp”−=にしてもよく
、これは、(28)、(38)式にも同様である。ここ
で、a、、a工、C2,・・・・・・は、設計時に定め
られる設定定数である。
また、一般にテレ側とワイド側のストップ位置において
、ズームカムとストップ部材の圧力角、即ちストップ強
度の問題から(1)式のような演算式ではテレ側、ワイ
ド側では近似できない場合が発生する。その場合には、
ZPのゾーンを3ゾーンにわけ、それぞれにゾーン分け
して、近似式を作ることにより、行なうことができる。
また、(1)式等も演算に限らすCPU、ROM内にそ
のデータを記憶させておくこともできる。
また、表示ドツト25の点灯は、1個に限ることなく、
例えば全系焦点距離fによってf=35〜49tnの範
囲では2ドツトの点灯とし、f=50〜135mmの範
囲においては1ドツトの点灯としてもよい。このように
ワイド側のある範囲で2ドツトの点灯とすることにより
、分解能の低さと表示の粗さとを対応させることができ
る。
また、第6図に示すフローチャートの「焦点距離表示」
および「焦点距離表示更新」においては、被写体距離の
表示および表示の更新をあわせて実行することなく、上
述したように第5図および第6図に示す動作において被
写体距離の表示は結果的に変化しないので、上記被写体
距離の表示および表示の更新の動作は省略してもよい。
また、補正量Dfpは、(33)式に限ることなく、下
記に示す(42)式によって求めてもよい。
尚、先にも述べたが、ここでZp(i)およびS (i
)は変倍操作直前の焦点距離情報ZPおよびフォーカス
位置情報Sxであり、Zp(e)は補正時の焦点距離情
報ZPであり、coおよびC1は上述の設定定数である
(e)  効果 以上詳しく説明したように、本発明によれば、レンズ光
学系自体非常に簡素な構成で、小型、軽量かつ安価であ
ると共に、レンズ制御装置全体も同様に小型軽量でかつ
安価でありながら、変倍レンズ群を任意の第1の焦点距
離から第2の焦点距離へ移動させて全系の焦点距離を更
新させてもバリフォーカルレンズ特有の結像位置ずれを
瞬時に補正し合焦状態を実質1常に保持し得るバリフォ
ーカルレンズ制御装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係るバリフォーカルレンズ制御装置
の一実施例の全体構成を示すブロック図、第2図は、第
1図に示した本発明装置の特性を示すグラフで、設定す
べき全系焦点距離fと被写体距離りに対応したフォーカ
シングレンズ群の繰出量Sxとの関係を各被写体距離毎
に示した線図、第3図は、本発明の要部である合焦補正
演算部の演算の原理を説明するための第2図の一部を省
略した線図、第4図は、被写体距離表示器の構成を概念
的に示す図、第5図は、第1図に示す実施例の動作を説
明するための線図、第6図は、第1図に示す実施例の動
作順序を示すフローチャート、第7図および第8図は、
従来のフォーカシング方式の理論を説明するためのもの
で、第7図は、フロントフォーカシング方式の変倍光学
系の構成を模式的に示す線図、第8図は、インナーフォ
ーカシング方式の変倍光学系の構成を模式的に示す線図
である。 1・・・・・・光軸、  2・・・・・・変倍レンズ群
、2a〜2c・・・・・・第1群〜第5群、3・・・・
・・フィルム面、  4・・・・・・変倍駆動部、5・
・・・・・フォーカス駆動部、 6・・・・・・フォーカスカウンタ 7・・・・・・合群レンズ群位置検出器(FPM)、8
・・・・・・焦点距離検出器(ZPM)、9・・・・・
・最大繰出量演算部、 10・・・・・・比例定数演算部 11・・・・・・合焦補正演算部、 12・・・・・・フォーカス制御部、 13・・・・・・倍率アップスイッチ(アップスイッチ
)、14・・・・・・倍率ダウンスイッチ(ダウンスイ
ッチ)、15・・・・・・駆動方向判定部、 16・・・・・・変倍制御部、 Mz・・・・・・変倍モータ、 MP・・・・・・フォーカスモータ、 +V・・・・・・電源。 二1、鷹 Δ                        
   1ト                    
     マさ 1ト                       
    じ1ト【 iさ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)同一光軸上に配設された変倍レンズ群および合焦
    レンズ群からなる変倍光学系の該合焦レンズ群を至近距
    離から無限遠距離に至る被写体距離に対応する上記光軸
    上の至近位置から無限遠位置までの間の合焦位置に設定
    した後、上記変倍レンズ群により上記変倍光学系の全系
    焦点距離を最短焦点距離と最長焦点距離との間の任意の
    第1の焦点距離から第2の焦点距離へ更新させることに
    伴い同一被写体に対し結像位置ずれを生ずるバリフォー
    カルレンズにおいて、上記全系焦点距離を検出する焦点
    距離検出手段と、上記合焦レンズ群の上記光軸上の位置
    を検出する合焦レンズ群位置検出手段と、上記焦点距離
    検出手段の出力を受け当該焦点距離における上記合焦レ
    ンズ群の上記無限遠位置から上記至近位置までの繰出し
    量を算出する最大繰出量演算手段と、この最大繰出量演
    算手段と上記合焦レンズ群位置検出手段の出力をそれぞ
    れ受けてこれらの出力の比を算出する比例定数演算手段
    と、この比例定数演算手段および上記最大繰出量演算手
    段ならびに上記合焦レンズ群位置検出手段の出力をそれ
    ぞれ受け上記全系焦点距離の更新に伴って生じる上記合
    焦位置からの結像位置ずれ量を補正値として算出する合
    焦補正演算手段と、上記合焦レンズ群を駆動する合焦駆
    動手段と、上記合焦レンズ群の移動量に対応する信号を
    発生する移動量監視手段と、この移動量監視手段および
    上記合焦補正演算手段の出力をそれぞれ受けて上記合焦
    レンズ群を上記合焦位置に駆動するように制御する合焦
    制御手段と、上記変倍レンズ群を駆動する変倍駆動手段
    と、別途設けられる起動手段からの起動信号を受けて上
    記変倍駆動手段を制御する変倍制御手段とからなり、上
    記変倍光学系の全系焦点距離の更新に伴う結像位置ずれ
    を自動的に補正するように構成したことを特徴とするバ
    リフォーカルレンズ制御装置。
  2. (2)最大繰出量演算手段は、無限遠位置から至近位置
    までの繰出量に対応する出力をFpx、焦点距離検出手
    段の出力をZp、変倍光学系のレンズ固有の定数をそれ
    ぞれC_1、C_2、C_3としたとき、 Fpx=C_2/[Zp+C_1]+C_2(1)なる
    演算式による演算を実行することを特徴とする特許請求
    の範囲第1項記載のバリフォーカルレンズ制御装置。
  3. (3)比例定数演算手段は、該変倍駆動手段の動作開始
    直前の合焦レンズ群位置検出手段の出力をS(i)、上
    記比例定数演算手段の出力をCfp、上記変倍駆動手段
    の動作開始直前の焦点距離検出手段の出力による最大繰
    出量演算手段の出力をFp(i)とするとき、 Cfp=S(i)/Fp(i)(2) なる演算式による演算を実行することを特徴とする特許
    請求の範囲第1項記載のバリフォーカルレンズ制御装置
  4. (4)合焦補正演算手段は、変倍駆動手段の動作開始後
    所定の時間間隔で、または焦点距離検出手段からの出力
    の変化が所定量に達した時点で第2回目以後の演算、す
    なわち上記合焦補正演算手段の出力をDfp、比例定数
    演算手段の出力をCfp、補正をすべき時点での焦点距
    離検出手段の出力をZp(e)、上記動作開始直前の時
    点での合焦レンズ位置検出手段の出力をS(i)、変倍
    光学系のレンズ固有の定数をそれぞれC_1、C_2、
    C_3とするとき、 Dfp=Cfp(C_2/[Zp(e)+C_1]+C
    _3)−S(i)(3)なる演算式による演算を実行す
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のバリフ
    ォーカルレンズ制御装置。
  5. (5)合焦制御手段は、合焦補正演算手段の出力Dfp
    に基づいて合焦駆動手段を動作させ、移動量監視手段の
    出力と上記出力Dfpが一致した時点で該合焦駆動手段
    の動作を停止させることを特徴とする特許請求の範囲第
    1項記載のバリフォーカルレンズ制御装置。
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