JPS63182564A - 分離カラム - Google Patents

分離カラム

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JPS63182564A
JPS63182564A JP62014475A JP1447587A JPS63182564A JP S63182564 A JPS63182564 A JP S63182564A JP 62014475 A JP62014475 A JP 62014475A JP 1447587 A JP1447587 A JP 1447587A JP S63182564 A JPS63182564 A JP S63182564A
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JP
Japan
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separation column
packing material
column
copolymer
monomer
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JP62014475A
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English (en)
Inventor
Junkichi Miura
順吉 三浦
Masako Mizuno
水野 昌子
Mamoru Taki
滝 守
Yoshio Watanabe
渡辺 吉雄
Masao Kamahori
政男 釜堀
Hiroyuki Miyagi
宮城 宏行
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は分離カラムに係り、特に有機ポーラスポリマを
用いた液体クロマトグラフ用として好適な分離カラムに
関するものである。
〔従来の技術〕
従来の多孔性樹脂は、特開昭54−32392号公報に
記載のように、粒径20μm以下、比表面積0.5m”
/g以上、細孔容積が0 、05 m fl / g以
上で第4級アンモニウム基を有するものとなっていた。
しかし、従来例では、液体クロマトグラフによる分析法
の高速化に必須な分離カラムの高の充填剤性能の関係に
ついては述べられていない。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記従来技術は、分離カラムの高性能化と高耐圧化につ
いては配慮されておらず、微粒化した充填剤を充填して
得られる分離カラムは圧力損失が大きく、充填剤の変形
にともなう性能低下の問題があった。
本発明の目的は、分離能が高く、しかも、高速分離の可
能な液体クロマトグラフ用分離カラムを提供することに
ある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的は、第1の乾燥状態での多孔性樹脂の粒径が3
μm以下、比表面積が100〜400m”/ g  +
細孔径が5〜15 n m r細孔容積が1m fl 
/ g以下であるものを充填して達成するようにし、第
2に上記の充填剤に官能基を導入した後充填して達成す
るようにした。
〔作用〕
これまでの充填剤の歴史は上記の事実を示しており、最
も微小な充填剤で現在市販されているものは、粒径3μ
mのものである。このような充填剤は、合成の原料によ
り有機系ポリマーと無機ポリマーとに分けられる。無機
ポリマーではシリカゲルが広く使用されている。シリカ
ゲルは材料の性質上、微粒化しても耐圧の問題はないが
、有機系ポリマー、特に多孔性樹脂からなる充填剤では
、微粒化することによりカラムの圧力損失が大きくなる
。その結果、充填剤がこの圧力により変形し、分離カラ
ムの性能が低下する。従って多孔性樹脂の充填剤を充填
した分離カラムでは、充填剤自身の耐圧性を向上させる
とともに、カラムの透過性を高める工夫が必要となるが
、現在のところ、こL− の目的を達成する方向伯ホされていない。本発明者らは
、上記欠点を克服すべく充填カラムの性能改良に努めた
結果、高性能分離カラムに必要とされる主に充填剤の物
性値とカラムの分離能、透過性及び耐圧の関係を明らか
にし、分離性能が大きく、透過性及び耐圧性の高い分離
カラムの提供に成功した。すなわち、充填剤物性値のう
ち、比表面積は分離能と透過性に、細孔径は分離能と耐
圧性に、細孔容積は耐圧性に関係している。特に、粒径
3μm以下の充填剤では、上記した3つの物性値の最適
範囲が従来用いられてきたものよりも狭い条件で存在す
ることを見い出した。また、この条件は、例えば、第4
級アンモニウム基等を導入した陰イオン交換樹脂におい
ても同様であり、官能基導入以前の充填剤の物性値の最
適化が極めて重要である。
〔実施例〕
以下本発明を第1図〜第10図を用いて詳細に説明する
本発明で用いる多孔性樹脂は、通常巨大網状構造を有し
、粒径が3μm以下、比表面積が100〜400m2/
g、中心細孔径が5〜1’ 5 n m 。
細孔容積か]、 m Q / g以下のものであり、モ
ノビニルモノマー及びポリビニルモノマーの共重合体を
母体とするものである。
このような樹脂は、例えば、モノビニルモノマー及びポ
リビニルモノマーをこれらのモノマーに対して溶媒とし
て作用し、水に不溶性または難溶性で、かつ、生成重合
体を膨潤し得る有機溶媒(以下有機膨潤溶媒と呼ぶ)な
らびにこのモノマー及びこの有機膨潤溶媒とともに均一
液相を形成し得るモノビニル線状重合体の共存下、水性
媒体中でS濁重合して得られる。また、官能基は上述の
方法で得られた共重合体に掌性により導入することで製
造できる。また、これとは別に、スチレン、メタクリル
酸メタル、酢酸ビニルなどのモノビニル化合物と、架橋
剤としてジビニルベンゼン、ジメタクリル酸グリコール
などのビニル基を分子内に2つ以上持つ物質の混合物に
沈殿剤としてアルミアルコール、第2級ブチルアルコー
ル。
n−ブチルアルコールなどを加えて重合を行うことでも
得られる。これらの場合、一般にパール重合を行うので
、得られる樹脂は球状である。これら共重合体の11!
l!造方法は、特公昭37−13792号公報に示され
ており、本発明の分離カラムもここに示された方法で製
造できる。出発原料として用いられるモノビニルモノマ
ーは、スチレン、メチルスチレン、エチルスチレン、ク
ロロスチレン、クロロメチルスチレンの如き芳香族モノ
ビニル化合物、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、
アクリル酸ブチル、メタクリル酸メタル、メタクリル酸
エチル笠の脂肪族モノビニル化合物から適宜選定される
また、一方の原料、すなわち、架橋剤として用いられる
ポリビニルモノマーとしては、ジビニルベンセ゛ン、ジ
ビニルトルエン、ジビニルナフタレン等の芳香族ポリビ
ニル化合物、ジアクリル酸エチレングリコールエステル
、ジメタクリル酸エチレングリコールエステル、アジピ
ン酸ジビニル等の脂肪族ポリビニル化合物などがある。
これらのポリビニル化合物は、原料モノマー混合物の全
重量に対して10%以」二、好ましくは20%以上の割
合で使用される。
重合に際しては、懸濁安定剤を加えた水中に、原料モノ
マー混合物を溶解した有機膨潤溶媒とラジカル重合開始
剤をあらかじめ混合して均一にした液を加え、ナイスパ
ーサ−あるいはホモジナイザー等の名称で呼ばれる攪拌
機で攪拌し、油滴が所定の大きさになった後、攪拌を続
けながら70〜84℃で3〜10時間重合反応を行う。
有機膨潤溶媒としては種々のものが挙げられるが、実際
には原料モノマーに応じて決められる。例えば、原料子
ツマ−としてスチレンのような芳香族ビニル化合物を使
用した場合には、ベンゼン、トルエン、キシレン、四塩
化炭素、トリクロルエチレン等から選ばれ、メタクリル
酸エステル等の脂肪族ビニル化合物を使用する場合には
、ベンゼン、1−ルエン、ジクロルエタン等から選ばれ
る。有機膨潤溶媒量はモノマー混合物に対して体積で2
0〜300%、好ましくは50〜150%の割合で使用
される。
重合の際に添加される線状ポリマーは、原料子ツマ−の
種類に関係なくいかなるモノビニル線状ポリマーも使用
することができ、例えば、ポリスチレン、ポリメチルス
チレン、ポリ酢酸ビニル。
ポリアクリル酸メチル、ポリメタアクリル酸メチル等が
ある。しかし、これらのモノビニル線状ポリマーの選定
にあたっては、有機膨潤溶媒と原料モノマー混合相と均
一液体を形成するように選ぶ必要がある。このモノビニ
ル線状ポリマーの重合度は特に限定されるものではない
が、溶解性を考慮して通常5000〜50万、好ましく
は1〜30万程度のものが用いられる。使用する量は多
くすれば多くするほど多孔性が増大する傾向にある。
ラジカル開始剤は、例えば、過酸化ベンゾイル。
第三級ブチルパーオキサイド、過酸化ラウロイル。
アゾビスイソブチルニトリル等が用いられる。
懸濁安定剤も、この種の重合に一般に用いられているも
のから任意に選べばよく、例えば、ポリビニルアルコー
ル、ポリメタクリル酸アルコール。
炭酸カルシウム、カルボキシメチルセルローズ。
殿粉などが使用される。
重合の終った粒子は濾別して、生成した共重合体から重
合時に添加したモノビニル線状ポリマーを適当な溶媒で
抽出する。この抽出処理は、例えば、第四級アンモニウ
ム基のような官能基導入後に行う場合もある。
このようにして重合された粒子は、一般に粒径分布が広
く、特゛定の粒径のものを採取するために分級操作が必
要であるが、従来用いられてきた空気分緩機等の分級機
を用いることができる。一般には、粒径分布はなるべく
狭いことが好ましいが、特定の粒径のものを混合した場
合、分離の向上かみられることもある。
3μm以下の粒径になるように分級された多孔性樹脂は
、走査形電子顕微鏡写真を撮影したり。
コールタ−カウンターにより粒径を評価し、目的の粒径
に合致していることを確認した。細孔径及び細孔容積は
水銀圧入法で、比表面積はBET法で評価し、すべての
物性値が本発明の目的に合致するものだけを選択し、分
離カラムに充填した。
充填方法は、均一で充填率を制御できる方法であれば公
知の方法でよい。充填率の制御は、例えば、充填操作の
送液流量を充填開始より時間経過に従って増大させたり
して達成できる。
本発明のカラムは、内径1〜4mm、長さ20cm以下
、好ましくは10〜2 c’mの円筒形のものがよい。
また、充填剤の物性値を上述した方法で評価し、目的に
合致したものを選択した後に、第四級アンモニウム基、
スルホン基、フェニル基、カルボキシメチル基、オクタ
デシル基等のような官能基を導入することもある。この
場合には、従来用いられてきた方法でよい。充填法、カ
ラムも上述したようにするとよい。
次に本発明を実施例によりさらに詳細に説明するが、本
発明のその要旨を超えない限り、以下の実施例により何
等の限定を受けるものではない。
以下本発明の分離カラムの製造の実施例について説明す
る。
実施例1〜3 (1)充填剤用共重合体の製造 スチレン30g、工業用ジビニルベンゼン(純度55%
、エチルビニルベンゼン40%、その他飽和化合物5%
)75g、 トルエン100g+ポリスチレン(平均分
子[12000ダルトン)5g及び過酸化ベンゾイル0
.8  gからなる均一な混合液を塩化す1〜リウム7
0g及びドテシルベンゼンスルホン酸す1−リウム1%
水溶液7 m Qを添加した水溶液720mR中に混和
する。充分攪拌してモノマー相を分散し、窒素ガスを導
入しながら80℃で8時間加熱重合した。生成した共重
合体をろ過し、水洗した後過剰の溶媒及び水分を加熱除
去する。得られた乾燥共重合体に約5倍量のトルエンを
加え、重合時に加えたポリスチレンを抽出する。次いで
共重合体をろ別し、トルエンで洗浄した後、加熱乾燥し
て溶媒を除去する。さらに、この共重合体を空気分級機
(日清エンジニアリンク株式会社製、TC−15N)で
分級し、平均粒径2.9 μmの充填剤を得た。この充
填剤についてBET法で比表面積を水銀圧入法で細孔径
及び細孔容積を測定した。その結果は次の通りである。
比表面積 210m”/g 細孔径  8nm 細孔容積 0 、61 m Q / gまた、上記方法
と同様にして、第1表に示した通りの原料を重合し、分
級して第1表実施例番号1〜3の通りの充填剤を製造し
た。比較例1〜4は実施例と同様の方法で第1表に示し
た通りの原料を重合し、分級して第1表比較例1〜4に
示す充填剤を製造した。
(2)分離カラム性能評価 第1表に示す充填剤を内径4mm、長さ5cmのステン
レス鋼製カラムに充填し、ベンゼンを試料とし、アセト
ントリルと水を7対3の割合で混合した溶液を溶離液と
して、この溶離液の流量を変えてHETP (理論段一
段当りの充填層の高さ、以下単にHETPと言う)と圧
力損失(カラ八人口圧)を測定した。実験装置には日立
655−15形高速液体クロマトグラフを使用した。
第1図から第4図はその結果を示したものである。第1
図は本発明による分離カラムの性能を示すHETPと溶
離液流量の関係を示す図、第2図は比較例1〜4の充填
剤を充填した分離カラムのHETPと溶離液流量の関係
を示す図である。第1図に示す例では実施例1〜3とも
HETPの最小値は15〜18μmであり、溶離液流量
が増えてもその値はほとんど一定である。一方、第2図
の比較例ではHETPの最小値が比較例1を除いて、第
1図に示した本発明例よりもやや大きくなっており、し
かも、溶離液流量の増加にともないHE T Pも大き
くなり、性能の低下が著しい。第3図及び第4図はそれ
ぞれ本発明と比較例による分離カラムの圧力損失と溶離
液流量の関係を示したものである。本発明による実施例
では、いずれも2mQ/mjnまで圧力損失と溶離液流
量は直線関係にあり、圧力による充填剤の変形が起こっ
ていないことか予想される。ところが、第4図の比較例
では、比較例2を除いて1ml/min以上の流量で溶
離液を送液することができなかった。この理由は圧力の
ために充填剤が変形し、カラムの透過性が低下してしま
うためと考えられる。比較例2は細孔が小さいため、充
填剤の耐圧性が高いものと思われる。しかし、この充填
剤は分離性能か悪いという欠点がある。本発明による実
施例と比較例との性能の差について吟味すると、粒径は
両者とも分級操作で3μm以下にしてあり、異なってい
るのは充填剤物性値である。従って、微粒化して充填剤
の高性能化をはかる場合、物性値を適当な範囲に制御し
なければ高性能充填剤にならないことは以上のことによ
り明らかである。
実施例4 本発明による分離カラムの製造 市販メタクリル酸メチル30g、工業用ジビニルベンゼ
ン(純度55%)72g、  トルエン4.00g、ポ
リスチレン6g及び過酸化ベンゾイルからなる均一混合
物を、塩化ナトリウム32g及びポリビニルアルコール
Igを水800gに溶解した水溶液中に混和する。攪拌
によりモノマー相を分散させ、窒素ガスを導入しながら
80℃で8時間加熱反応させる。反応終了後生成した共
重合体をろ過し、溶媒を加熱除去する。さらに、得られ
た乾燥共重合体にトルエンを加え、ポリスチレンを抽出
する。共重合体をろ別したあと溶媒を加熱除去し、空気
分級機で分級し、平均粒径3.0μmの充填剤を得た。
この充填剤について実施例1〜3と同様に物性値を測定
した。その結果は次の通りである。
比表面積 120m”/g 細孔径  14 n m 細孔容積 0 、51 m fl / g比較例5 」1記実施例4の材料のうち、トルエンを90gに、ポ
リスチレンを3gに変えて同様に処理した。
物性値は次の通りである。
比表面積 80m2/g 細孔径  5nm 細孔容積 0.52mΩ/g これらの充填剤を内径4mm、長さ5cmのステンレス
鋼性カラムに充填し、実施例1〜3と同様にHE T 
I) 、圧力損失を調べた。その結果を第5図。
第6図に示す。第5図に示したHETPと溶離液流量の
関係を見ると、本発明実施例4に比較して比較例5は最
小HE T Pも大きく、さらに、流量が増えるにした
がいHETPも増加している。第6図に示した圧力損失
の関係では、実施例4及び比較例5ともほぼ同様である
。比較例5のこのような性質は比表面積、細孔径の小さ
いことに起因していると考えられる。
以上、具体例を示して述べてきたように、充填材の物性
値のうち、比表面積は分離能とカラム透過性、細孔径は
分離能と耐圧性、細孔容積は耐圧性と関係していると考
えられる。それ故、これらの物性値にはある範囲の適正
値が存在し、その値は、 比表面積 100〜400m”/ g 細孔径  5〜15nm 細孔容積 1 m Q / g以下 である。充填剤の物性値はそれぞれ密接に関連しており
、それらの値を独立に制御して製造することは非常に困
難である。また、反応の状態によっては全く同じ組成比
の原料を用いても同じ物性値の充填剤が得られるとは限
らない。そこで、充填剤を製造するごとに物性値を測定
し、確認することが必要である。
実施例5 強塩基性イオン交換樹脂の製造 (、a)実施例1で得られた共重合体50g、クロロメ
チルエーテル225g及び塩化仰鉛30gを(]8) フラスコ内に移し、攪拌下50℃で10時間保持した。
反応混合物を多量の冷水に投入し、過剰のクロロメチル
エーテル及び塩化亜鉛を分解する。生成したクロロメチ
ル化重合体を水で充分洗浄後乾燥し、ベンゼン150g
を加え、30分間放置して共重合体を膨潤させる。次い
で、30%トリメチルアミン水溶液100gを添加し、
攪拌下50℃で3時間反応させた。反応終了後、生成物
をろ過し、水洗した。
(b)比較例1の充填剤を(a)の方法と全く同様にし
て強塩基性イオン交換樹脂を得た。(a)、 (b)の
比表面積はそれぞれ21.1,20.3m2/gであっ
た。(a)及び(b)の充填剤をそれぞれ内径4mm、
長さ5cmのステンレス鋼製スラムに充填し、性能を評
価した。条件は次の通りである。
溶離液; 0.067M NH4CΩ。
0 、 OI M K HIP 04− K2HP 0
4゜6%CHa CN サンプル;ウラシル 第7図にHFTPと溶離液流量の関係を、第8(j9) 図に圧力損失と溶離液流量の関係を示す。官能基を導入
した充填剤は、そうでない充填剤よりもHE T Pは
改善され、最/JXHE T P値は物性値による差は
さほど大きくはない。しかし、第8図に示したように、
圧力損失は官能基導入前の性質と同様に(b)の例は圧
力損失が大きい。第7図の比較例(b)のHETPが0
 、5 m (1/mjnを越える点で立上っているの
は圧力がかかり過きてカラム内の充填層に変化が生じた
ためと考えられる。
実施例6 実サンプルの分析 実施例1で得られた分離カラムを使用し、多環芳香族の
分離を行った。本実施有すに使用した液体クロマトグラ
フ及び溶離液は実施例1と同様である。なお、溶離液流
量は1.5mQ/mjnに設定した。
比較例6 市販充填剤日立ゲル#3Q13 (粒径5±]μm)を
内径4mm、長さ15cmのステンレス銅製カラムに充
填し、実施例6と同様の分離を行った。
なお、このときの溶離液流量は0.6mff/minに
設定した。
得られたクロマ1−グラムを第9図及び第10図に示し
た。第9図、第10図における吸収ピークの番号とそれ
に対応する成分を第2表に示す。
第  2  表 第9図と第1O図を比較すると、本発明による分離カラ
ムを使用することで、従来25分要していた分析を約4
分までに短縮できることが明らかになる。これは、充填
剤が高性能化したため、分離カラムが短くてよいこと及
び高流速で溶離液を流してもHE T I)の低下が小
さいことによる。
〔発明の効果〕
以上説明した本発明によれば、分離能が高く、f?1) しかも、透過性及び耐圧性の高い分離カラムが得られる
ので、従来長時間を必要としていた分析を短時間で実行
できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による分離カラムのHFTPと溶離液流
量の関係を示す線図、第2図は比較例の充填剤を充填し
た分離カラムのHE T Pと溶離液流量の関係を示す
線図、第3図は本発明による分離カラムの圧力損失と溶
離液流量の関係を示す線図、第4図は比較例による分離
カラムの圧力損失と溶離液流量の関係を示す線図、第5
図、第6図はそれぞれ実施例4と比較例5の充填剤を充
填したカラムのHETP及び圧力損失と溶離液流量の関
係を示す線図、第7図、第8図はそれぞれ強塩基性イオ
ン交換樹脂を充填した本発明による分離カラムと比較例
による分離カラムのHETP及び圧力損失と溶離液流量
の関係を示す線図、第9図。 第10図はそ九ぞれ本発明による分解カラム及び従来の
分離カラムを用いた場合に得られたクロマトグラムであ
る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、モノビニルモノマー及びポリビニルモノマーの共重
    合体を母体とする多孔性樹脂からなる液体クロマトグラ
    フ用充填剤を充填してなる分離カラムにおいて、乾燥状
    態での前記多孔性樹脂の粒径が3μm以下、比表面積が
    100〜400m^2/g、細孔径が5〜15nm、細
    孔容積が1ml/g以下であるものを充填することを特
    徴とする液体クロマトグラフ用分離カラム。 2、モノビニルモノマー及びポリビニルモノマーの共重
    合体を母材とする多孔性樹脂からなる液体クロマトグラ
    フ用充填剤を充填してなる分離カラムにおいて、乾燥状
    態での前記多孔性樹脂の粒径が3μm以下、比表面積が
    100〜400m^2/g、細孔径が5〜15nm、細
    孔容積が1ml/g以下であるものに官能基を導入した
    充填剤を充填してなることを特徴とする液体クロマトグ
    ラフ用分離カラム。
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