JPS63182080A - 塗装金属材料の表面改質方法 - Google Patents

塗装金属材料の表面改質方法

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JPS63182080A
JPS63182080A JP1227987A JP1227987A JPS63182080A JP S63182080 A JPS63182080 A JP S63182080A JP 1227987 A JP1227987 A JP 1227987A JP 1227987 A JP1227987 A JP 1227987A JP S63182080 A JPS63182080 A JP S63182080A
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JP
Japan
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metal material
film
laser
wavelength
coated
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JP1227987A
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English (en)
Inventor
Joji Oka
岡 襄二
Ryoji Nishioka
良二 西岡
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、塗Ws層を有する金属基材の塗膜表層部を改
質する方法に関するものである。
従来の技術 現在、塗装金属材料は、建築、橋梁、タンク、自動車、
家電製品など、さまざまな用途に使用されており、美観
の保持と耐食性を主な目的としている。
塗装金属材料は、塗装された後、加工されるので、塗膜
には、密着性、加工性が第一に要求され、それに加え、
耐食性1色調や光沢の保持性。
耐汚染性など、最終製品の用途にあった性能が要求され
ると同時に、加工される際に塗膜に傷がつかないことも
不可欠な要件となる。
一度、傷がつくと、塗膜のバリヤー効果が失われ、傷部
分から腐食が起こり、塗装金属材料を使用している建築
物、橋梁、タンク、自動車、家電製品などの寿命を著し
く短くする。特に、屋根、壁用、自動車用及び家電用と
して使用されているプレコート薄金属板は、厳しい加工
がなされるため、比較的伸びの良いことが、塗膜特性と
して要求されている。
しかしながら、伸びの良い塗膜は一般に軟らかいため、
傷つきやすく2また、耐汚染性も悪いという欠点を有し
ており、この相反する特性の両立化ができないという問
題をかかえている。
最近では、実務表面技術、Vol、30. P、358
(1983年)などに見られるように3コ一ト方式、す
なわち金属との密着を目的とした下塗り、加工性を重視
した中塗り、さらに表面硬度を狙いとした上塗りを施す
ことにより、優れた塗膜特性を有する塗装鋼板の製造が
検討されている。
また、特公昭81−44549号の「改質プレコート鋼
板の製造法」では、プレコート鋼板表面を非酸化性雰囲
気で低圧プラズマ放電重合処理し、塗膜表面の耐汚染性
、耐食性等を向上させることを開示している。
発明が解決しようとする問題点 実務表面技術Va1.30、P、358 (1983年
)に示されている3コ一ト方式では、上塗りの塗膜厚を
、3JL以下にすることは、技術的に困難であるので、
上塗り塗膜の硬さ、すなわち、加工性の悪さが、中塗り
の加工性の良さを減退さ・せ、本来の目的である表面硬
さと加工性のバランスを両立させることは非常に難しい
、これは、ロールコート方式の大きな欠点でもある。
また、特公昭81−44549号で示されているように
プレコート鋼板を低圧プラズマ放電重合処理する方法で
は、処理速度、処理規模、装置の汚染などで問題があり
、また、プラズマ処理では、大がかりな真空処理槽が必
要となることから設備コストが高くなりすぎるという大
きな問題がある。
本発明は、金属材料表面に形成されたアクリルやポリエ
ステルなどの塗膜の最表面に、レーザーを照射すること
によって、塗膜表面を改質し、本来の塗装金属材料とし
てもつ性能の上に、ざらに耐傷つき性、耐汚染性を付与
するものである。
問題点を解決するための手段 本発明は、密着性、加工性、耐食性等の優れた塗料を金
属材料に塗布、硬化させたのち、この塗装された金属材
料の表面の塗膜表層部に400nm以下の波長を有する
レーザーを照射し、塗膜表面を改質することを特徴とす
るものである。
また、この塗膜表面を改質した塗装金属材料は、表面の
耐傷つき性の向上と同時に、耐汚染性の向上効果も併せ
て得られる特徴を有している。
本発明で用いられる二キシマレーザーの電源は110V
、又は220vの高圧パルス放電用のものを用いること
ができる。レーザー照射は、大気中、常温常圧で行なわ
れるので、プラズマ処理のような、コストの高い大がか
りな真空処理槽も不要である。
作用 以下、本発明について、さらに詳細に説明する。
本発明に使用される塗料は特に制約はなく、ポリエステ
ル系、アクリル系、エポキシ系、ビニル系、アルキッド
系、ウレタン系、シリコン系。
フッ素系など通常使用される塗料が適用可能である。
本発明に使用される金属材料としては、薄板、中厚板、
パイプ、型材、線材など、形状に制約はない。
材質も特に制約はないが、冷間あるいは、熱間で圧延さ
れた鋼材、これらの上に亜鉛、アルミニウム、ニッケル
、スズ、銅、コバルト、鉄、その他の金属及びこれらの
合金あるいは複合材を被覆した鋼材、アルミニウム、チ
タン及びそれらの合金材料等が挙げられる。
このようにして、レーザー処理により、塗膜表層部を改
質させた塗装金属材料は、密着性、加工性、耐食性など
、塗膜本来の性能を十分に保持させたまま、塗膜の硬さ
あるいは傷つきにくさが著しく向上した。極めて優れた
製品である。
前記の塗料を用いて形成された塗膜の表層部を改質させ
るレーザーとしては、ArF(発振波長193nm)、
KrF(発振波長249ns+)、KrC!l(発振波
長222rv)、XeC2(発振波長3Q8nm)、X
eF (発振波長351nm)などの波長が400nm
以下のエキシマレーザ−を用いることができる。
co2レーザーやYAGレーザーのように、赤外域に波
長を有するレーザーを塗膜に照射すると、工ネルギーが
大きすぎて、塗膜が焦げてしまうので、本発明の目的に
は適さない。
実施例 以下、実施例にて本発明をさらに詳しく説明する。
実施例1 エポキシ粉体塗装を施した亜鉛めっき鋼管(直径100
層■、長さ18c譜)の表層部を、入射エネルギー 1
00mJ/cゴのArFのパルスレーザ−(波長193
n膳)で処理した。
各パルスの持続時間は10nsecであった。
得られた、エポキシ粉体塗装亜鉛めっき鋼管の塗膜性能
は、鉛筆硬さ試験(破壊法、JIS K−5400の6
.14及び傷つけ法)にて判定した。第1表(実施例1
)の性能試験結果に示すように、レーザー処理により硬
さの向上が認められた。
実施例2 電気亜鉛めっき鋼板(めっき量20g/ゴ)にポリエス
テル系プライマーコー)5IL、ポリエステル系トップ
コート20pを塗装、焼付したプレコート鋼板<0.6
X 10(l X 100mm)の表面を、入射エネル
ギーが100層J/crrfのXeFのパルスレーザ−
(波長351n■)で処理した。各パルスの持続時間は
、10nsecであった。
得られた塗装亜鉛めっき鋼板の塗膜性能は、鉛筆硬さ試
験〔破壊法(JIS K−5400の6.10及び傷つ
け法〕並びに、 18o°折曲試験、耐汚染性試験を行
ない2判定し、第1表(実施例2)に結果を示した。第
1表(実施例2)の性能試験結果かられかるようにレー
ザー処理により、加工性は低下することなく、硬さ及び
耐汚染性の向上が認められた。
実施例3 エポキシ系プライマーコート5終、ポリエステル系トッ
プコート2G、を塗装、焼付した着色亜鉛鉄板(0,8
X 100 X 100mm 、亜鉛めっき量180g
/rn’) ノ表面を、入射エネルギー200mJ/c
rn’ (7) KrC1のパルスレーザ−(波長22
2nm)で処理した。各パルスの持続時間は、 20n
secであった。
得られた着色亜鉛鉄板の塗膜性能は、鉛筆硬さ試験〔破
壊法(JIS K−5400の8.14〕及び傷つけ法
〕、曲げ加工試験及び耐汚染性試験を行ない、判定した
第1表(実施例3)に性能試験結果を示すように、加工
性が低下することなく、硬さ及び耐汚染性の向上が認め
られた。
実施例4 アクリル系塗料を10ル塗装、焼付した亜鉛−ニッケル
合金めっき鋼板(0,7X 100 X 100層薦1
めっき量15g/rn’)の表面を、入射エネルギー2
00*J/crn’のKrFのパルスレーザ−(波長2
49nm)で処理した。各パルスの持続時間は、20n
secであった拳 得られた塗装亜鉛−ニッケル合金めっき鋼板の塗膜性能
は、鉛筆硬さ〔破壊法(JIS K−5400の6.1
0及び傷つけ法〕並びに、 18o@折曲試験を行ない
、判定した。
第1表(実施例4)よりわかるように、レーザー処理を
施すことにより、加工性が低下することなく硬さ及び耐
汚染性の著しい向上がみられた。
実施例5 エポキシ系アルキド樹脂塗料を5井塗装、焼付し、さら
にその上にウレタン系樹脂塗料を20tt塗装、焼付し
た電気蔓鉛−ニッケル合金めっき鋼板(0,8X 10
0 X 100mm 、めっき量200g/rn”) 
(7)表面を、入射エネルギー150sJ/ctn’(
F)XeC1(7)パルスレーザ−(波長308nm)
で処理した。各パルスの持続時間は20nsecであっ
た。
得られた塗装電気亜鉛−ニッケル合金めっき鋼板の塗膜
性能は、鉛筆硬さ試験〔破壊法(JISに−5400の
8.10及び傷つけ法〕並びに、耐汚染性試験を行ない
1判定した。
第1表(実施例5)に示すように、レーザー処理を施す
ことにより、硬さ及び耐汚染性が向上した。
実施例6 電気亜鉛めっき鋼板(めっき量20g/rn”)にエポ
キシ系プライマーコート5終、ポリエステル系トップコ
ー)20ルを塗装、焼付したプレコート鋼板(0,5X
 100 X 100■腸)の表面を、入射エネルギー
100mJ/crn”のArFのパルスレーザ−(波長
193nm)で処理した。各パルスの持続時間は10n
secであった。
得られた塗装亜鉛めっき鋼板の塗膜性能は、鉛筆硬さ試
験〔破壊法(JIS K−5400のB、10及び傷つ
け法〕並びに180’折曲試験、耐汚染性試験を行ない
、判定し、第1表(実施例6)に結果を示した。
比較例 電気亜鉛めっき鋼板(めっき量20g/m″)にエポキ
シ系プライマーコート5鉢、ポリエステル系トップコー
ト20糾を塗装、焼付したプレコート鋼板(0,5X 
100 X 100mm)(7)表面に2 KwノCO
2L/ −ザー(10,8鉢m)で50ngec照射し
たところ、塗膜が溶解した。
(以下余白) 発明の効果 本発明により得られた製品は、塗装金属材料の表層部に
、400nm以下の波長を有するレーザーを照射するこ
とによって塗膜本来の件部を低下させることなく、かつ
塗膜の表面硬さ、耐傷つき性、並びに耐汚染性を著しく
向上させた、従来にない極めて優れたものであるので、
屋根、壁用、自動車用及び家電用として使用されている
プレコート薄金属板だけでなく、建築物、橋梁、タンク
などの一般の塗装金属材料にも適しており、それらの長
寿命化に大いに貢献するものである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)塗膜層を有する金属基材の塗膜表層部に、400
    nm以下の波長を有するレーザーを照射することによっ
    て、塗膜表面を改質させたことを特徴とする塗装金属材
    料の表面改質方法。
  2. (2)前記塗膜層を有する金属基材の塗膜表層部に、ア
    ルゴン−フッ素レーザーAr−F、クリプトン−フッ素
    レーザーKr−F、キセノン−塩素レーザーXe−Cl
    、キセノン−フッ素レーザーXe−F、クリプトン−塩
    素レーザーKr−Clの400nm以下の波長を有する
    レーザーを照射することによって、塗膜表面を改質させ
    たことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の塗装金
    属材料の表面改質方法。
JP1227987A 1987-01-23 1987-01-23 塗装金属材料の表面改質方法 Pending JPS63182080A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0686961A (ja) * 1992-09-09 1994-03-29 Hikari Dento Kogyosho:Yugen 表面処理加工を行った金属の乾燥方法、及び表面処理加工を行った金属の乾燥装置
CN102695565A (zh) * 2010-01-22 2012-09-26 旭硝子株式会社 具有硬质涂层的树脂基板的制造方法以及具有硬质涂层的树脂基板

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60226534A (ja) * 1984-04-24 1985-11-11 Shin Etsu Chem Co Ltd 表面改質合成樹脂成形品
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