JPS63181303A - 電源トランス用コイルの製造法 - Google Patents
電源トランス用コイルの製造法Info
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- JPS63181303A JPS63181303A JP1294887A JP1294887A JPS63181303A JP S63181303 A JPS63181303 A JP S63181303A JP 1294887 A JP1294887 A JP 1294887A JP 1294887 A JP1294887 A JP 1294887A JP S63181303 A JPS63181303 A JP S63181303A
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- coil
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Landscapes
- Insulating Of Coils (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は電源トランスの一次コイル又は二次コイルの製
造法に関する。
造法に関する。
(従来の技術)
電源トランスの一次コイル及び二次コイルをスチレンモ
ノマ系不飽和ポリエステルイミドや溶解力の強い溶剤形
フェスで処理するとフェスの硬化時にコイルにホルマー
ル、ポリウレタン、ポリエステル、ポリエステルイミド
、ポリアミドイミド線を使用した場合、その被膜にクレ
ージングが発生し、レヤーショートなどの原因となる可
能性がある。そこでクレージングの発生を防ぐKは、一
般的にはマグネットワイヤ被膜のTg(ガラス転移点ン
以上の高温(一般には100℃以上)で加熱する方法が
良いとされている。
ノマ系不飽和ポリエステルイミドや溶解力の強い溶剤形
フェスで処理するとフェスの硬化時にコイルにホルマー
ル、ポリウレタン、ポリエステル、ポリエステルイミド
、ポリアミドイミド線を使用した場合、その被膜にクレ
ージングが発生し、レヤーショートなどの原因となる可
能性がある。そこでクレージングの発生を防ぐKは、一
般的にはマグネットワイヤ被膜のTg(ガラス転移点ン
以上の高温(一般には100℃以上)で加熱する方法が
良いとされている。
加熱法には、フェス処理前に電源トランスを温度調節さ
れた電気炉に入れて予熱する方法、フェス処理前に電源
トランスの二次コイルを短絡し。
れた電気炉に入れて予熱する方法、フェス処理前に電源
トランスの二次コイルを短絡し。
−次コイルに商用周波交流電流を流して通電し。
予熱する方法等が行なわれている。
(発明が解決しようとする問題点)
電源トランスを電気炉に入れて予熱する方法には。
(1)電気炉に30〜120分間入れないとコイルが要
求される温度に昇温しない。
求される温度に昇温しない。
(2)コイル間絶縁物、リード線なとの必要としない部
分まで昇温させるので、これらの材料を劣化させること
がある。
分まで昇温させるので、これらの材料を劣化させること
がある。
(3)加熱に要するエネルギーが必要以上に大きくなる
などの欠点がある。
などの欠点がある。
電源トランスの二次コイルを短絡し、−次コイルに商用
周波交流電流を流して通電し、予熱する方法は、クレー
ジングの発生がかなり減少するが完全には防止できない
欠点がある。
周波交流電流を流して通電し、予熱する方法は、クレー
ジングの発生がかなり減少するが完全には防止できない
欠点がある。
本発明はこれらの欠点を除去した電源トランス用コイル
の製造法を提供するものである。
の製造法を提供するものである。
(問題点を解決するための手段χ
本発明はコアに組込む前のコイルに周波数1(KHz〕
以上の高周波電流を流してコイルの平均温度を100〜
200℃とする電源トランス用コイルの製造法に関する
。この方法により、電流がマグネットワイヤの表面に集
中し、その表面温度が高くなり、被膜のクレージング防
止に効果的である。
以上の高周波電流を流してコイルの平均温度を100〜
200℃とする電源トランス用コイルの製造法に関する
。この方法により、電流がマグネットワイヤの表面に集
中し、その表面温度が高くなり、被膜のクレージング防
止に効果的である。
クレージングはマグネットワイヤの被膜に発生するもの
であり、このワイヤをフェノ処理する前に予熱してクレ
ージングを防ぐには、マグネットワイヤ内に均一に電流
を流すことよりも、銅線の表面に電流を集中させた方が
効果的であり、電流がマグネットワイヤの表面に集中す
る性質(表皮効果と呼ばれている)を有する高周波電流
が用いられる。
であり、このワイヤをフェノ処理する前に予熱してクレ
ージングを防ぐには、マグネットワイヤ内に均一に電流
を流すことよりも、銅線の表面に電流を集中させた方が
効果的であり、電流がマグネットワイヤの表面に集中す
る性質(表皮効果と呼ばれている)を有する高周波電流
が用いられる。
(作用)
導体に高周波電流が流れると、導体断面の電流密度の分
布は不均一となり、導体中央部に近づくにつれて電流密
度が小となる。これは導体の中央部では電流の生ずる全
磁束と鎖交しているため。
布は不均一となり、導体中央部に近づくにつれて電流密
度が小となる。これは導体の中央部では電流の生ずる全
磁束と鎖交しているため。
電磁誘導による逆起電力がもつとも大きくなるため、電
流は導体表面に集中されるからである。これが電流の表
皮効果である。この現象は電流の周波数が高いほど大き
くなる。商用周波数においては表皮効果はほとんどなく
、11:KHz)を超えるとかなり大きくなる。この表
皮効果の状態をみるには銅線中の電流密度の分布を測定
すればよいが。
流は導体表面に集中されるからである。これが電流の表
皮効果である。この現象は電流の周波数が高いほど大き
くなる。商用周波数においては表皮効果はほとんどなく
、11:KHz)を超えるとかなり大きくなる。この表
皮効果の状態をみるには銅線中の電流密度の分布を測定
すればよいが。
その測定は困難であるので1本発明においては。
コイルの温度を測定し管理した。
本発明においては、電源トランスのコアに組込む前のコ
イルにICKHz)以上の高周波電流を流し。
イルにICKHz)以上の高周波電流を流し。
ジュール熱を発生させてコイルの平均温度は100〜2
00℃とされる。コイルの平均温度が100℃未満であ
ればクレージング防止の効果が少なく。
00℃とされる。コイルの平均温度が100℃未満であ
ればクレージング防止の効果が少なく。
長時間の加熱を必要とする。また、200℃を超えれば
被膜が劣化する。この平均温度は抵抗法によって測定さ
れる。
被膜が劣化する。この平均温度は抵抗法によって測定さ
れる。
また周波数が1[KHz:1未満であれば表皮効果が小
さくなり、クレージング防止効果も小さくなる。通電々
流値には制限はないが、コイルの温度が10〜60秒で
100〜200℃になるような電流値を用いることが好
ましい。上記条件に合うための高周波電流を流すための
回路には特に制限はない。
さくなり、クレージング防止効果も小さくなる。通電々
流値には制限はないが、コイルの温度が10〜60秒で
100〜200℃になるような電流値を用いることが好
ましい。上記条件に合うための高周波電流を流すための
回路には特に制限はない。
(実施例)
本発明の詳細な説明する。
実施例1
直径0.3閣のポリエステル被覆電線(日立電線株式会
社製IPEW φ0.3 mm )を用いて作った1
0W、EI−54形電源トランス用−次コイルをコアに
組込む前に、コイルに周波数1(KHz)で2人の電流
を25秒間流して、コイルの平均温度を抵抗法で測定し
たところ、125℃であった。
社製IPEW φ0.3 mm )を用いて作った1
0W、EI−54形電源トランス用−次コイルをコアに
組込む前に、コイルに周波数1(KHz)で2人の電流
を25秒間流して、コイルの平均温度を抵抗法で測定し
たところ、125℃であった。
冷却後このコイルをコアに組込み電源トランスとし、こ
のトランスをコイル含浸ワニスWP−2952F(日立
化成工業株式会社製無溶剤型不飽和ボリエステルフェス
の商品名)に浸漬し、引き上げて110℃で2時間加熱
してフェノを硬化させたが。
のトランスをコイル含浸ワニスWP−2952F(日立
化成工業株式会社製無溶剤型不飽和ボリエステルフェス
の商品名)に浸漬し、引き上げて110℃で2時間加熱
してフェノを硬化させたが。
コイルにはクレージングが発生しないことが確認できた
。
。
比較例1
実施例で用いたものと同種の電源トランス50台をフェ
ノ処理する前に予め125℃に温調された熱風加熱炉に
60分間入れて予熱し、それを室温まで放冷した後、フ
ェス処理、硬化した。
ノ処理する前に予め125℃に温調された熱風加熱炉に
60分間入れて予熱し、それを室温まで放冷した後、フ
ェス処理、硬化した。
比較例2
実施例で用いたものと同種の電源トランス50台をフェ
ノ処理する前に二次コイルを短路し、−次コイルに50
Hz、2Aの電流を25秒間流して予熱し、それを室温
まで放冷した後フェノ処理。
ノ処理する前に二次コイルを短路し、−次コイルに50
Hz、2Aの電流を25秒間流して予熱し、それを室温
まで放冷した後フェノ処理。
硬化した。
実施例および比較例1.2で製造した電源トランスの比
較を表1に示した。なお、クレージングの評価は、コイ
ル表面を30倍の光学顕微鏡で拡大し、肉眼でクレーズ
の有無を確認した。
較を表1に示した。なお、クレージングの評価は、コイ
ル表面を30倍の光学顕微鏡で拡大し、肉眼でクレーズ
の有無を確認した。
表1
実施例によれば、加熱に要する電力は比較例1に比べ、
大幅に節減され、クレージング発生率は比較例2に比べ
改善される。
大幅に節減され、クレージング発生率は比較例2に比べ
改善される。
(発明の効果)
本発明になる製造法により、マグネットワイヤの絶縁被
膜のクレージングの発生が防止され、加熱に要するエネ
ルギーが小となる。短時間で加熱できる。必要とする部
分のみ加熱できる等の効果が得られる。
膜のクレージングの発生が防止され、加熱に要するエネ
ルギーが小となる。短時間で加熱できる。必要とする部
分のみ加熱できる等の効果が得られる。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、コアに組込む前のコイルに周波数1〔KHz〕以上
の高周波電流を流してコイルの平均温度を100〜20
0℃とすることを特徴とする電源トランス用コイルの製
造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1294887A JPS63181303A (ja) | 1987-01-22 | 1987-01-22 | 電源トランス用コイルの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1294887A JPS63181303A (ja) | 1987-01-22 | 1987-01-22 | 電源トランス用コイルの製造法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63181303A true JPS63181303A (ja) | 1988-07-26 |
Family
ID=11819501
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1294887A Pending JPS63181303A (ja) | 1987-01-22 | 1987-01-22 | 電源トランス用コイルの製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63181303A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2654249A1 (fr) * | 1989-11-09 | 1991-05-10 | Cahueau Colette | Procedes de sechage impregnation polymerisation controles. |
JP2017107924A (ja) * | 2015-12-07 | 2017-06-15 | 株式会社東芝 | モールドコイルの製造方法 |
-
1987
- 1987-01-22 JP JP1294887A patent/JPS63181303A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2654249A1 (fr) * | 1989-11-09 | 1991-05-10 | Cahueau Colette | Procedes de sechage impregnation polymerisation controles. |
WO1991007764A1 (fr) * | 1989-11-09 | 1991-05-30 | Pioch, Sylvie +Hf | Procedes de sechage-impregnation-polymerisation controles |
JP2017107924A (ja) * | 2015-12-07 | 2017-06-15 | 株式会社東芝 | モールドコイルの製造方法 |
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