JPS63180337A - パイプの製造装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野コ 本発明は、パイプの製造方法及び装置、詳しくは鍛造プ
レスによってパイプを製造する方法及び装置に関するも
のである。

［従来の技術］ 従来、継目無しパイプを製造する場合には、第４図に示
すように溝付ロールａ＋ａでパイプ素材すを順次押潰す
方式が採られている。尚Ｃは心棒である。

［発明が解決しようとする問題点］ しかしながら、斯かる方式の場合には、通常、パイプ素
材すに対して数百トン程度の荷重しか掛けられないため
、硬度の高いパイプを製造する場合押し潰し量が小さく
、従って多数の溝付ロールａ、ａを配列して製造ライン
を長く構成する必要があった、更にラインが長いことか
らパイプ素材すが冷え易く、一層押潰し量が小さくなる
問題があった。

そこで最近、２０００〜３０００　ｔの荷重を掛けられ
る鍛造プレスによってパイプを製造しようとすることが
考えられいる。しかし曲り、ねじれ等の問題にどう対処
するかが確立されておらず、未だ実用化されていないの
が実情である。

本発明はこうした実情に鑑み、鍛造プレスによるパイプ
の製造を可能とするものである。

［問題点を解決するための手段］ 本発明は、近接・離反動可能な金型によりパイプ素材を
鍛造加工する鍛造プレスを備えると共に、移動可能なマ
ニプレータ本体と、該マニプレータ本体に対して回転自
在なトングヘッドと、該トングヘッドに開閉可能に設け
たトングレバーと、上記トングヘッドをマニプレータ本
体側へ引寄せる張力付与装置とから成る一対のマニプレ
ータを上記鍛造プレスの前方及び後方に対向して配置し
、且つ該前方マニプレータには、パイプ素材に挿通せし
めた心棒の突出端部を貫通支持する貫通孔を有し、後方
マニプレータには、トングヘッドを回転せしめる回転駆
動装置を具備した構成を有する。

［作　　　用］ 前方及び後方マニプレータのトングレバーでパイプ素材
の両端を把持した後、張力付与装置によってトングヘッ
ドをマニプレータ本体側へ引寄せると、パイプ素材に対
して張力が付与され、斯かる状態で鍛造プレスにより鍛
造加工が行われる。

［実　施　例］ 以下、図面を参照して本発明の詳細な説明する。

第１図乃至第３図に示す如く、半円筒状の溝を有する上
下の金型１，１を駆動装置２，２の作動により近接・離
反動させることにより、パイプ素材３を鍛造加工するよ
うにした鍛造プレス４を基礎上に据付けると共に、該鍛
造プレス４の前方（下流）及び後方（上流）にガイドレ
ール５を敷設し、且つ該ガイドレール５上に、前方マニ
プレータ６ａと後方マニプレータ６ｂとを対向するよう
配置する。

上記マニプレータ６ａ、　８ｂは、夫々キャリヤシリン
ダ７の伸縮動によって上記ガイドレール５に沿って移動
するマニプレータ本体８と、該マニプレータ本体８に回
転自在に支持せしめた操作軸９と、該操作軸９に対して
張力付与シリンダ１０の作動によって軸心方向に摺動し
得るよう嵌合せしめたトングヘッド１１と、開閉シリン
ダ１Ｂの作動によって開閉し得るよう該トングヘッド１
１に取付けたトングレバー１２．１２とを有している。

又、前方マニプレータ６ａには、パイプ素材３内に挿通
せしめた心棒１３の一端を移動可能に貫通支承し得るよ
う、トングヘッド１１及び操作軸９並びにマニプレータ
本体８の軸心部に貫通孔１４を夫々有し、且つ該貫通孔
１４部にはブツシュ１５を設けである。尚、開閉シリン
ダ１６は貫通孔１４と干渉しない位置に配置しであるこ
とは言うまでもない。

更に後方マニプレータ６ｂには、操作軸９の反トングヘ
ッド側端面にギヤ１７を設け、該ギヤ１７にはモータ１
８の軸に取付けたピニオンギヤ１９が噛合せしめである
。

次に、作動について説明する。

先ず、パイプ素材３より長く形成し且つ一端にフランジ
状のストッパ部１３°を有する心棒１３をパイプ素材３
に挿通せしめ、パイプ素材３より突出した心棒１３の端
部を前方マニプレータ６ａの各貫通孔１４内に貫通支持
せしめると共に、パイプ素材３の末端部（ストッパ内部
１３°側端部）を開閉シリンダ１６を作動させて後方マ
ニプレータ６ｂのトングレバー１２．１２によって把持
させる。

パイプ素材３の末端部を後方マニプレータ６ｂで把持し
たら、キャリヤシリンダ７．７を伸縮してマニプレータ
６ａ、６ｂを移動し、パイプ素材３の先端部が鍛造プレ
ス４の金型１．１開位置に配置されるようセットする。

こうしてパイプ素材３がセットされたら鍛造プレス４を
駆動し、金型１，１にてパイプ素材の先端部を鍛造加」
〕する。

この際パイプ素材３の先端部を周方向均一に鍛造するた
めに、後方にマニプレータ６ｂのモータ１８を間欠的に
駆動しパイプ素材３を適宜［１１転させるようにする。

パイプ素材３の先端部が所定径に鍛造加工されたら、前
方マニプレータＢａを鍛造プレス４側へ所要量移動して
該先端部を前方マニプレータ６ａのトングレバー１２．
１２で把持する。こうしてパイプ素材３の両端部がマニ
プレータ６ａ、６ｂで把持されたら、マニプレータ８ａ
、１３ｂを全体的に前方へ移動してパイプ素材３の鍛造
プレス４に対するセット位置を変更する。パイプ素材３
のセット位置を変更したら、各マニプレータ０ａ、８ｂ
の張力付与シリンダ１０．１０に圧油を掛けて収縮力を
与え、パイプ素材３に対して張力を付与する。このよう
にパイプ素材３に張力を付与した状態としたら、再び鍛
造プレス４を駆動してパイプ素材３を同方向均一に鍛造
加工し、以後パイプ素材３を順送りしながら末端部まで
同様に鍛造加工を行う。

上記において、パイプ素材３に対して張力を掛けた状態
で鍛造加工を行うので、パイプ素材３には曲り、ねじり
等が発生せず、真直性の保持されたパイプが製造される
。更に、張力を掛けた状態で鍛造加工を行うことから、
鍛造荷重を減少することができる。又、鍛造加工により
パイプ素材３は全体長さが順次伸びていくが、この伸び
は前方マニプレータ６ａと心棒１３との相対位置を順次
ずらして行くことにより吸収される。更に又、鍛造加工
時の瞬間的な押潰しによる伸びは、張力付与シリンダｔ
ｏ、ｔｏの収縮によって吸収されるため、マニプレータ
６ａ、ｅｂ自体には無理な力が生じない。

尚、前記実施例では、マニプレータ８ａ、８ｂを移動さ
せるためにキャリヤシリンダ７．７を用いたが、他の移
動手段を用いてもよく、その池水発明の要旨を逸脱しな
い限り種々変更を加え得ることは勿論である。

［発明の効果］ 以上説明したように本発明によれば、パイプ素材を張力
を掛けた状態で鍛造加工するので、曲り、ねじり等のな
い真直性を保持したパイプを得ることができ、又張力を
掛けた状態で鍛造加工することから鍛造荷重を減少する
ことができる、等の優れた効果を奏し得る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のパイプ製造装置の概略を示す一部切断
側面図、第２図は第１図の■−■矢視図、第３図は第１
図の■−■拡木矢視図、第４図は従来のパイプ製造方式
を示す図である。 １は金型、３はパイプ素材、４は鍛造プレス、６ａ、６
ｂはマニプレータ、７はキャリヤシリンダ、８はマニプ
レータ本体、９は操作軸、ＩＯは張力付与シリンダ、１
１はトングヘッド、１２はトングレバー、１３は心棒、
１４は貫通孔、１Ｂは開閉シリンダ、１８はモータを示
す。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）パイプ素材を、張力を掛けた状態で鍛造加工するこ
   とを特徴とするパイプの製造方法。 ２）近接・離反動可能な金型によりパイプ素材を鍛造加
   工する鍛造プレスを備えると共に、移動可能なマニプレ
   ータ本体と、該マニプレータ本体に対して回転自在なト
   ングヘッドと、該トングヘッドに開閉可能に設けたトン
   グレバーと、上記トングヘッドをマニプレータ本体側へ
   引寄せる張力付与装置とから成る一対のマニプレータを
   上記鍛造プレスの前方及び後方に対向して配置し、且つ
   該前方マニプレータには、パイプ素材に挿通せしめた心
   棒の突出端部を貫通支持する貫通孔を有し、後方マニプ
   レータには、トングヘッドを回転せしめる回転駆動装置
   を具備したことを特徴とするパイプの製造装置。