JPS63180051A - 空気調和機の湿り運転保護装置 - Google Patents

空気調和機の湿り運転保護装置

Info

Publication number
JPS63180051A
JPS63180051A JP1174187A JP1174187A JPS63180051A JP S63180051 A JPS63180051 A JP S63180051A JP 1174187 A JP1174187 A JP 1174187A JP 1174187 A JP1174187 A JP 1174187A JP S63180051 A JPS63180051 A JP S63180051A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
opening
value
refrigerant
degree
expansion valve
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1174187A
Other languages
English (en)
Inventor
幸雄 重永
隆 松崎
法文 丸山
樋口 晶夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daikin Industries Ltd filed Critical Daikin Industries Ltd
Priority to JP1174187A priority Critical patent/JPS63180051A/ja
Publication of JPS63180051A publication Critical patent/JPS63180051A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、冷媒循環系統に配置した電動膨張弁の開度制
御により空調能力を調整する空気調和機において、その
湿り運転を防止する湿り運転保護装置に関する。
(従来の技術) 従来、電動膨張弁を備えた空気調和機として、例えば、
特開昭61−96376@公報に開示されるように、圧
縮機と、凝縮器と、電動膨張弁と、蒸発器と順次閉回路
に接続して冷媒循環系統を構成するとともに、室温を検
出する室温検出手段と、該室温検出手段で検出した実際
室温と室温目標値との偏差を演算し、該温度偏差に応じ
て電動膨張弁の目標開度値を演算する目標開度演算手段
とを備え、電動膨張弁の瑛在開度値を増減制御して目標
開度値に漸次収束させることにより、空調能力をほぼ空
調負荷に対応させて、空白の快適空調を行うようにした
ものが知られている。尚、上記従来のものでは、蒸発器
での冷媒の湿り状態を抑制すべく、冷媒の過熱度に応じ
て電動膨張弁の目標開度値を適宜補正するようにしてい
る。
(発明が解決しようとする問題点) ところで、上記の如き空気調和機において、空調運転時
、例えば外気温度や空調負荷等が変動すると、これに伴
い冷媒の過熱度が変動し、この過熱度が小さい値の側に
変化した場合には、冷媒の湿り状態を招く。特に、電動
膨張弁の開度が目標開度値に向って大きく制御される状
況では、冷媒の過熱度は一層小値になり、その結果、例
えば圧縮機への液戻り等が生じて、その液圧縮に至る危
険性が高くなる。
本発明は斯かる点に鑑みてなされたものであり、特に、
上記冷媒循環系統の電動膨張弁の機能に着目し、その弁
開度の増減制御により冷媒の過熱度を適宜に大小調整で
きることに看目し、その目的は、電動膨張弁の開度制御
より空調能力制御を行う場合、冷媒の湿り状態が生じる
状況では、電動膨張弁の開度をこの湿り状態が解消する
方向に適宜制御することにより、冷媒の過熱度を管理し
て、冷媒の湿り運転を防止し、空気調和性能を良好に確
保することにある。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本発明では、冷媒の過熱度が
冷媒の湿り状態の発生する状況の所定過熱度値以下に低
下した場合には、電動膨張弁の開度を絞り制御して、冷
媒の過熱度を強制的に増大させる構成としたものである
すなわち、本発明の具体的な解決手段は、第1図に示す
ように、圧縮機(1,2)と、凝縮器(4)と、電動膨
張弁(11)と、蒸発器(10)とを順次接続して冷媒
循環系統(14)を構成した空気調和機において、空温
を検出する室温検出手段(THl)と、該室温検出手段
(TH1)の出力を受け、室温と室温目標値との偏差に
応じて上記電動膨張弁(11)の目標開度値を演算する
目標開度演算手段(50)と、該目標開度演算手段(5
0)の出力を受け、上記電動膨張弁(11)の開度を目
標開度値に制御する開度制御手段(51)とを備えたも
のを前提とする。そして、冷媒の過熱度を検出する過熱
度検出手段(52)と、該過熱度検出手段(52)の出
力を受け、冷媒の過熱度が湿り運転となる所定過熱度値
以下のとき、上記開度制御手段(51)に優先して上記
電動膨張弁(11)の開度を減少させる保護手段(53
)とを備える構成としたものである。
(作用) 以上の構成により、本発明では、空調運転時、室温と空
温目標値との偏差に応じた電動膨張弁(11)の目標開
度値が目標開度演算手段(50)で演算され、この目標
開度値になるよう電動膨張弁(11)の開度が開度制御
手段(51)で増減制御されるので、蒸発器(10)へ
の冷媒流量が適宜量になって、室内の空調負荷と空調能
力とが良好に対応して、室内が快適空調される。 ・ 今、例えば室内の空調負荷が減少して、冷媒の過熱度が
低下変化した場合、この過熱度の低下が所定過熱度値以
下で大きいときには、冷媒の湿り状態に至って、圧縮は
への液戻り等の不具合を招く状況となる。特に、電動膨
張弁(11)の現在開度が目標開度値に向って大きく制
御されている場合には、冷媒の過熱度は更に低下変化し
て、冷媒の湿り状態に至る可能性が高くなる。しかし、
この時には、電動膨張弁(11)の開度が上記開度制御
手段(51)に優先して保護手段(53)で強制的に制
御されて減少変化するので、冷媒の過熱度が上昇し、そ
の結果、冷媒の湿り状態の発生が有効に防止される。
(実施例) 以下、本発明の実施例を第2図以下の図面に基いて説明
する。
第2図は本発明をマルチ型式の空気調和機に適用した実
施例を示し、(A)は室外ユニット、(B)〜(F)は
同一内部構成の5台の室内ユニットであって、上記室外
ユニット(^)の内部には、互いに並列に接続された第
1圧縮機(1)及び第2圧縮機〔2)と、四路切換弁(
3)と、室外送風ファン(4a)を有する室外熱交換器
(4)と、膨張弁(5)とが備えられ、該各機器(1)
〜(5)は各々冷媒配管(6)・・・で冷媒の流通可能
に接続されている。また、上記名室内ユニット(B)〜
(F)は、各々、室内送風ファン(10a)を有する室
内熱交換器(10)と、膨張弁(11)とを備え、該膨
張弁(11)は、その弁開度が電気的に増減調整できる
空調能力調整用の室内電動膨張弁で構成されていて、該
各機器(10)、 (11)は冷媒配管(12)・・・
で冷媒の流通可能に接続されている。
そして、上記5台の室内ユニット(B)〜(「)は、各
々冷媒配管(13)・・・で互いに並列に接続されて上
記室外ユニット(A)に冷媒の循環可能に接続されて冷
媒循環系統(14)が形成されていて、冷房運転時には
、四路切換弁(3)を図中破線の如く切換えて冷媒を図
中破線矢印の如く循環させることにより、各室内熱交換
器(10)・・・で室内から吸熱した熱量を室外熱交換
器(4)で外気に放熱することを繰返して各室内を冷房
する一方、暖房運転時には、四路切換弁(3)を図中実
線の如く切換えて冷媒を図中実線矢印の如く循環させる
ことにより、熱量の授受を上記とは逆にして、室内を暖
房するようにしている。
また、上記第1圧縮機(1)にはインバータ(15)が
接続されていて、圧縮機(1)の運転周波数の高低調整
によりその容量が複数段階に増減調整されると共に、第
2圧縮機(2)はアンロード機構(2a)を有し、該ア
ンロード機@(2a)は、そのパイロット圧導入通路(
16)のパイロット電磁弁(17)の閉時に高圧が作用
して第2圧縮機(2)の容量をフルロードにする一方、
パイロット電磁弁(17)の開時には低圧が作用して第
2圧縮機(2)の容量を50%にアンロードするもので
ある。
また、第2図において、(20)は四路切換弁(3)前
後の冷媒配管(6)、(6)(吐出管と吸入管)とを接
続する均圧ホットガスバイパス回路であって、該バイパ
ス回路(20)には、冷房運転状態での低負荷時及び室
外熱交換器(4)の除霜運転時等に開作動するホットガ
ス電磁弁(21)が介設されている。
ざらに、(22)は暖房運転時に吐出管となる冷媒配管
(6)に接続された暖房過負荷時バイパス回路であって
、該バイパス回路(22)には、補助コンデンサ(23
)及び、冷媒の高圧時に開く高圧制御弁(24)が介設
されており、暖房過負荷時に圧縮機(1)。
(2)からの冷媒を該バイパス回路(22)を介して各
室内熱交換器(10)・・・をバイパスして、各室内熱
交換器(10)・・・下流側の冷媒配管(6)にバイパ
スするようにしている。
加えて、(25)は上記暖房過負荷時バイパス回路(2
2)の補助コンデンサ(23)下流側を、四路切換弁(
3)下流側の冷媒配管(6)(吸入管)に接続するリキ
ッドインジェクションバイパス回路であって、該リキッ
ドインジェクションバイパス回路(25)には圧縮機(
1) 、 (2)の作動に連動して開閉するインジェク
ション用電磁弁(26)と、膨張弁(27)とが介設さ
れている。
また、(30)はレシーバ、(31)はアキュムレータ
、(32)は過冷却コイル、(33)は油分離器であっ
て、該油分離器(33)で分離された制滑油は油通路(
34)を介して両圧縮IN(1) 、 (2)に戻され
る。
さらに、各室内ユニット(B)〜(F)において、(■
旧)は対応する室内の空気の温度(吸込空気温度)を検
出する空温検出手段としての室温センサ、(TH2)及
び(丁H3)は各々冷房運転時に蒸発器として作用する
室内熱交換器(10)・・・前後の冷媒温度を検出する
冷媒の過熱度検出用の温度センサである。
また、室外ユニット(^)において、(TH4)は第1
及び第2圧縮11(1) 、 (2)の冷媒吐出温度を
検出する冷媒吐出温度センサ、(TH5)は暖房運転時
に室外熱交換器(4)での冷媒の蒸発温度を検出する蒸
発温度センサ、(TH6)は第1及び第2圧縮機(1)
、(2)への吸入ガス温度を検出する吸入ガス温度セン
サである。また、(Pl)は暖房運転時には吐出ガス圧
力を、冷房運転時には吸入ガス圧力を各々検出する圧力
センサ、(HPS)は圧縮機保護用の高圧圧力開閉器で
ある。
次に、上記各室内ユニット(B)〜(F)に各々内蔵す
る室内制御装置(40)の内部構成を第3図に示す。同
図において、室内制御装置(40)には、在室者により
操作され、室温目標値Ts等を設定するためのリモート
コントロール装置(41)と、上記室外ユニット(A)
に内蔵される室外制御装置(42)とが各々信号の授受
可能に接続されていると共に、上記室内電動膨張弁(1
1)と、室内送風ファン(10a)の送風ファンモータ
(MF)とが接続され、該送風ファンモータ(HF)の
給電回路(46)には、その回転数を4段階に調整する
3つの常開接点(RYl )〜(RY3)が介設されて
いる。また、該室内制御装置(40)には、室内CP 
U (45)が備えられ、該室内CPtJ(45)には
、上記室温センサ(■旧)及び過熱度把握用の2個の温
度センサ(TH2) 、 (TH3)の各検出信号が入
力されていて、該室内CPU(45)により、上記各検
出信号に基いて冷媒の過熱度や空調負荷を演算して、室
内電動膨張弁(11)の開度と、上記3つの常開接点(
RYI)〜(RY3)を有する制御リレー(図示せず)
とを各々作動制御するようになされている。
次に、上記室内CP U (45)による室内電動膨張
弁(11)の開度制御を第4図及び第5図に基いて冷房
運転時を例に挙げて説明する。先ず、第4図の状態遷移
図から説明するに、図中■の冷房運転時の通常時には、
この運転中の室内ユニット(13)〜(F)に属する室
内電動膨張弁(11)の開度EVを室温(吸込空気温度
Ta)に応じて可変制御する。そして、この通常時に室
温が室温目標値以下になった退学調時のサーモフラグT
OF=Qの場合には、図中■の停止時に移行して、開度
EVを零値に制御する。また、この停止時に室温が上昇
して上記サーモフラグTOF=1になった場合には、図
中■の過渡時に移行して開度EVを設定中間開度値As
に制御した後、上記図中■の通常時に移行する。
また、上記図中■の通常時において、圧縮機(1)、 
(2)への潤滑油の回収を要求する油回収運転フラグD
AF=1になった場合には、図中■の運転中油回収時に
移行して、開度EVを最大開度値EVMに制御し、逆に
この運転中油回収時に油回収運転フラグDAF=Oにな
った場合には、図中■の過渡時に移行して開度EVを設
定中間開度値Asに制御した後、図中■の通常時に移行
する。
一方、上記図中■の停止時において、他の室内ユニット
の作動に起因して圧縮機(1)、 (2)の潤滑油不足
が生じた油回収運転フラグDAF=1になった場合には
、図中■の停止中油回収時に移行して、開度EVを最大
開度値EVMよりも所定開度小さい開度値EVKに制御
し、その後、油回収が終了して油回収運転フラグDAF
=Oになった場合には、直ちに図中■の停止時に移行す
る。また、上記図中■の運転中油回収時に運転フラグN
DF=Qになった停止時には、上記図中■の停止中油回
収時に移行して、開度[Vを最大開度値EVMよりも所
定開度小さい開度値に制御し、その後、運転フラグND
F =1になった運転開始時には、再び図中■の運転中
油回収時に移行して、開度EVを最大開度値EVMに制
御する。
次いで、上記■の通常時の開度制御を第5図の制御フロ
ーに基いて説明する。
スタートして、ステップS1で室温センサ(TH1)か
らの室温(吸込空気温度Ta)信号を入力し、この吸込
空気温度値Taに定数に1を乗算して、該吸込空気温度
値Taにおいて冷媒の湿り状態を防止し得る室内電動膨
張弁(11)の最大開度値Ama×を演算する。また、
ステップS2でこの通常運転への過渡時での膨張弁開度
(初期値)を、上記最大開度値A maxに基いて下記
式 %式% (K2;定数で例えば0.7) で中間設定開度値Asに算出すると共に、通常運転時で
の最小開度値Am1nを下記式 %式% (K3;定数で例えば0.4) で算出する。
しかる後、ステップS3で除湿運転時か否かを判別し、
除湿運転時でないNOの場合には、ステップS4で室内
電動膨張弁(11)の目標開度値ARを、吸込空気温度
値Taと室温目標値Tsとの温度偏差(Ta −Ts 
)及び最大開度値A maxに基いて該温度偏差(Ta
 −Ts )に応じた値になるよう下記式 %式% : で算出する一方、除湿運転時のYESの場合には、ステ
ップS5で目標開度値ARを最大開度値AmaXに固定
設定する。
その後、ステップS6で室内電動膨張弁(11)の現在
開度値Evを把握して、目標開度値ARと現在開度値E
Vの偏差ΔA(ΔA=AR−EV)を算出すると共に、
冷媒の過熱度把握用の2個の温度センサ(Ttl 2 
)、(TH3)の検出信号を入力して、室内熱交換器(
10)前後の冷媒温度T2 、T3の温度差(T3  
T2)により冷媒の過熱度5H(SH=T3−T2)を
算出する。そして、ステップS7で現在開度値EVが全
閉(EV=O)か否かを判別し、EV=OのYESの場
合には、運転の停止時から通常時(冷房運転時)への過
渡時と判断して、ステップS8で開度[Vを中間設定開
度値Asの初期値に制御する。また、ステップS9で油
回収運転フラグ[)AFが「1」値から「O」値に変化
した時、つまり油回収運転から通常時への過渡時か否か
を判別し、この過渡時のYESの場合には、上記ステッ
プS8に戻って開度EVを中間設定開度値へSの初期値
に制御する。
一方、通常時(冷房運転中)の場合には、開度EVを可
変制御して該開度EVを目標開度値ARに収束ざぜるよ
う、ステップ310で冷媒の過熱度SHを、冷媒の湿り
状態が生じ始める状況の所定過熱度値SHoと大小比較
すると共に、ステップSoで冷媒の室内熱交換器入口温
度T2 (はぼ蒸発温度)を、室内熱交換器(10)の
凍結が生じる状況の所定温度値T20と大小比較し、S
H> SHoの場合には、冷媒の湿り状態の無い良好な
状態と判断し、T2 >T2Oの場合には室内熱交換器
(10)に凍結の無い良好な状態と判断して、ステップ
312及び313で上記目標開度値ARとの開度偏差Δ
Aを+側の微小値(例えば16パルス分に相当する開度
値)と−側の微小値(例えば−16パルス分に相当する
開度値)と大小比較し、ΔA〉16の開度率の状態では
、開度EVを増大すべく、ステップS14で1回分の制
御幅ΔEVを、現在の冷媒の過熱度SRと上記所定過熱
度値SHOとの偏差(SH−3Ho )に応じて下記式 %式%) : り基いて算出設定し、△A<−’16の開度大の状態で
は、開度EVを減少すべく、ステップS+sで1回分の
制御幅ΔEVを、上記冷媒の蒸発温度T2と所定冷媒温
度値T20との偏差(T2  T2 o )に応じて下
記式 %式%) に基いて算出設定し、−16くΔAく16のほぼ目標開
度値ARに収束している場合には、ステップ316で1
回分の制御幅△EVを「OJ値に設定する。
一方、上記ステップShoでSH≦SHoのYESの場
合、つまり外気温度や空調負荷の変化等に伴い冷媒の湿
り状態が生じる恐れのある場合には、開度偏差ΔAの大
小に拘らず上記ステップS14に進んで1回分の制御幅
ΔEVを上記式 ΔEV=(SH−3Ho)XKsに基
いて冷媒の過熱度SHと所定過熱度値380との偏差(
SH−3Ho≦O)に応じた負値に設定し、開度EVを
強制的に小さくして過熱度SHの増大制御を行うことと
する。
また、上記ステップS++で丁2≦T2 oのYESの
場合、つまり室内の空調負荷の減少に伴い室内熱交換器
(10)が着霜して凍結が生じる恐れのある場合には、
開度偏差△Aの大小に拘らず上記ステップS+sに進ん
で、1回分の制御幅△EVを上記式ΔEV=−(T2−
T20)XKsに基いて蒸発湿度T2と所定冷媒温度値
T20との偏差(T2T20≦0)に応じた正値に設定
して、開度EVを強制的に大ぎくし、蒸発温度T2の上
昇制御を行うこととする。
そして、その後、各々ステップS17で制御後の仮定開
度EVを式 EV= EV+ΔEVで算出する。
その後、ステップS’sで仮定開度EVの値を最大開度
値EVMと大小比較し、EV>EVMのYESの場合に
は、ステップSrsで仮定開度EVを最大開度値EV開
に修正する。また、ステップ820で仮定開度EVが最
小開度値Amtn未満の場合には、ステップS21で開
度EVを最小開度値Am1nに修正する。そして、ステ
ップS22でタイマをカウントし、ステップ323でこ
のタイマ値TH3がサンプリング周期(例えば20秒)
を経過したYESの場合には、上記ステップS1戻る。
また、TH3<2Q秒のNoの場合には、ステップ32
4及び325で各々油回収運転フラグDAF及びサーモ
フラグTOFの値を判別し、[)AF=1の場合には、
上記第4図の■の運転中油回収時の開度制御を行うべく
、運転中油回収時フロー(図示せず)に進む。また、T
OF=Oの場合には、第4図の■の停止時での開度制御
を行うべく、停止時フロー(図示せず)に進む。
よって、上記第5図の制御フローのステップS4により
、室温センサ(TH1)の出力を受け、室温(吸込空気
温度Ta)と室温目標@Tsとの偏差(Ta −Ts 
)に応じて室内電動膨張弁(11)の目標開度値ARを
逐次演算するようにした目標開度演算手段(50)を構
成している。また、ステップS6.312〜317によ
り、上記目標開度演算手段(50)の出力を受け、室内
電動膨張弁(11)の現在開度Eが目標開度値ARを越
えるとき(ΔA<−16)には、1回分の制御幅Δ「V
を負値に設定して、室内電動膨張弁(11)を閉じる一
方、現在開度Evが目標開度値AR未満のとき(ΔA>
16)には、1回分の制御幅△EVを正値に設定して、
室内電動膨張弁(11)を開いて、室内電動膨張弁(1
1)の開度Evを目標開度値ARに制御するようにした
開度制御手段(51)を構成している。
ざらに、ステップS6により、2個の温度センサ(TH
2)、(TH3)の出力信号に基いて冷媒の過熱度SH
を検出する過熱度検出手段(52)を構成している。ま
た、ステップS+o 、 314及び317により、上
記過熱度検出手段(52)の出力を受け、冷媒の過熱度
SHが湿り運転となる所定過熱度値SHO以下のとき、
その偏差(SH−3Ho )が負値になって、1回分の
制御幅ΔEVを負値にして、上記室内電動膨張弁(11
)の開度を減少させるようにした保護手段(53)を構
成している。
したがって、上記実施例においては、各室内ユニット(
B)〜(F)の冷房運転時、各室温(吸込空気温度Ta
)が各々室温センサ(TH1)・・・で検出されると、
該各室温Ta・・・とこれに対応する室温目標値Ts・
・・との偏差(Ta −Ts )・・・に応じて各室内
電動膨張弁(11)・・・の目標開度値AR・・・が各
々目標開度演算手段(50)で演算され、この各目標開
度値AR・・・になるよう各室内電動膨張弁(11)・
・・の開度EVが開度制御手段(51)で増減制御され
る。その結果、各室内熱交換器(10)・・・の凍結や
冷媒の湿り状態の無い良好な場合には、各室内電動膨張
弁(11)・・・の開度EVが各々目標開度値AR・・
・に収束して、各室内ユニット(B)〜(F)の冷房能
力が各室内の空調負荷に対応して、各室内が良好に冷房
される。
今、例えば何れか室内の冷房負荷が減少すると、対応す
る室内熱交換器(10)での冷媒の過熱度SHが低下し
、この過熱度311の低下が所定過熱度値SH。
以下になった場合には、冷媒の湿り状態が発生して、圧
縮機(1)への液戻りや液圧縮を招く状況となる。特に
、室内電動膨張弁(11)の開度EVが目標開度値AR
に向って大ぎ(制御されている場合には、冷媒の湿り状
態の発生頻度は高くなる。しかし、この場合には、1回
分の制御幅ΔEVが、過熱度SHと所定過熱度値SHo
との偏差(SH−3Ho≦O)に応じた負値に設定され
て、室内電動膨張弁(1O)の開度EVが、目標開度値
ARとの偏差に拘らず保護手段(53)により強制的に
小さく制御される。
このことにより、冷媒の過熱度SHが大きくなって、冷
媒はその全てが蒸発するので、冷媒の湿り状態が有効に
防止されることになる。よって、圧縮機(1)への液戻
りを有効に防止できる。
尚、上記実施例では、冷房運転時を例に挙げて説明した
が、暖房運転時でも同様に適用できるのは勿論のこと、
マルチ型式の空気調和機に限らず、その他、1台の室外
ユニットに対して1台の室内ユニットが対応する通常の
空気調和機や、室内及び室外ユニットを一体化したもの
に対しても同様に適用できるのは言うまでもない。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明によれば、電動膨張弁の開
度制御により空調能力を制御する場合、冷媒の過熱度が
冷媒の湿り状態を生じる状況の所定過熱度値以下に低下
した場合には、電動膨張弁の開度を強制的に小さくして
、冷媒の過熱度を上昇させたので、圧縮機への液戻りや
液圧縮を有効に防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の構成を示すブロック図でおる。 第2図ないし第5図は本発明の実施例を示し、第2図は
マルチ型式の空気調和機に適用した冷媒配管系統図、第
3図は室内制御装置の内部構成図、第4図は通常時と特
殊時との間の状態遷移図、第5図は室内制御装置の作動
を示すフローチャート図である。 (1)・・・圧縮機、(4)・・・室外熱交換器、(1
0)・・・室内熱交換器、(11)・・・室内電動膨張
弁、(TH+ )・・・室温センサ、(TH2)、(T
H3)・・・温度センサ、(14)・・・冷媒循環系統
、(40)・・・室内制御装置、(45)・・・室内C
PU、(50)・・・目標開度演算手段、(51)・・
・開度制御手段、(52)・・・過熱度検出手段、(5
3)・・・保護手段。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) 圧縮機(1,2)と、凝縮器(4)と、電動膨
    張弁(11)と、蒸発器(10)とを順次接続して冷媒
    循環系統(14)を構成した空気調和機において、室温
    を検出する室温検出手段(TH_1)と、該室温検出手
    段(TH_1)の出力を受け、室温と室温目標値との偏
    差に応じて上記電動膨張弁(11)の目標開度値を演算
    する目標開度演算手段(50)と、該目標開度演算手段
    (50)の出力を受け、上記電動膨張弁(11)の開度
    を目標開度値に制御する開度制御手段(51)とを備え
    るとともに、冷媒の過熱度を検出する過熱度検出手段(
    52)と、該過熱度検出手段(52)の出力を受け、冷
    媒の過熱度が湿り運転となる所定過熱度値以下のとき、
    上記開度制御手段(51)に優先して上記電動膨張弁(
    11)の開度を減少させる保護手段(53)とを備えた
    ことを特徴とする空気調和機の湿り運転保護装置。
JP1174187A 1987-01-21 1987-01-21 空気調和機の湿り運転保護装置 Pending JPS63180051A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1174187A JPS63180051A (ja) 1987-01-21 1987-01-21 空気調和機の湿り運転保護装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1174187A JPS63180051A (ja) 1987-01-21 1987-01-21 空気調和機の湿り運転保護装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS63180051A true JPS63180051A (ja) 1988-07-25

Family

ID=11786450

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1174187A Pending JPS63180051A (ja) 1987-01-21 1987-01-21 空気調和機の湿り運転保護装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS63180051A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05141788A (ja) * 1991-11-15 1993-06-08 Daikin Ind Ltd 冷凍装置
JPH05305148A (ja) * 1992-05-07 1993-11-19 Akiko Toyama 遠赤外線ローラ健康器

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59185948A (ja) * 1983-04-07 1984-10-22 株式会社前川製作所 冷凍又はヒ−トポンプ装置の液バツク防止を伴う温度制御方法
JPS6196376A (ja) * 1984-10-15 1986-05-15 ダイキン工業株式会社 空気調和機の冷媒流量制御装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59185948A (ja) * 1983-04-07 1984-10-22 株式会社前川製作所 冷凍又はヒ−トポンプ装置の液バツク防止を伴う温度制御方法
JPS6196376A (ja) * 1984-10-15 1986-05-15 ダイキン工業株式会社 空気調和機の冷媒流量制御装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05141788A (ja) * 1991-11-15 1993-06-08 Daikin Ind Ltd 冷凍装置
JPH05305148A (ja) * 1992-05-07 1993-11-19 Akiko Toyama 遠赤外線ローラ健康器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3208923B2 (ja) 空気調和装置の運転制御装置
JP2689599B2 (ja) 空気調和装置の運転制御装置
JP2684845B2 (ja) 空気調和装置の運転制御装置
JPS63180051A (ja) 空気調和機の湿り運転保護装置
JPS63180050A (ja) 空気調和機の電動膨張弁制御装置
JPH0814435B2 (ja) 冷凍装置の保護装置
JPS63161342A (ja) 空気調和機の電動膨張弁制御装置
JPH0694954B2 (ja) 冷凍装置の過熱度制御装置
JPH052902B2 (ja)
JPS63176968A (ja) 空気調和機の低温保護装置
JP2508043B2 (ja) 冷凍装置の圧縮機容量制御装置
JPH06100395B2 (ja) 冷凍装置の運転制御装置
JP2757685B2 (ja) 空気調和装置の運転制御装置
JP3341486B2 (ja) 空気調和機の運転制御装置
JP3353367B2 (ja) 空気調和装置
JP3214145B2 (ja) 冷凍装置の運転制御装置
JPH10132406A (ja) 冷凍装置
JPH0814432B2 (ja) 冷凍装置の過負荷制御装置
JPH03186156A (ja) 空気調和機の均圧装置
JPH02208436A (ja) 空気調和装置のデフロスト運転制御装置
JPH0814434B2 (ja) 冷凍装置の圧縮機容量制御装置
JPH02267470A (ja) 冷凍装置の圧縮機の容量制御装置
JPS63302265A (ja) ヒ−トポンプ式空気調和装置
JPH04222351A (ja) 空気調和装置の運転制御装置
JPH0730967B2 (ja) 空気調和装置の冷暖自動切換装置