JPS63179831A - インシュリン製剤 - Google Patents

インシュリン製剤

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JPS63179831A
JPS63179831A JP62261900A JP26190087A JPS63179831A JP S63179831 A JPS63179831 A JP S63179831A JP 62261900 A JP62261900 A JP 62261900A JP 26190087 A JP26190087 A JP 26190087A JP S63179831 A JPS63179831 A JP S63179831A
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insulin
mol
protamine
zinc
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JP62261900A
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クラウス ホルガー ヨエルゲンセン
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Novo Nordisk AS
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Novo Industri AS
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  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はマグネシウムイオンを含有するインシュリン製
剤に関する。この製剤は改良された治療特性を示す。
〔従来技術及び発明が解決しようとする問題点〕糖尿病
の治療に用いられているインシュリン製剤には、インシ
ュリン溶液及びインシュリン懸濁液の両方が含まれる。
持続性の全てのインシュリン懸濁液は、約7付近に…値
を有する。インシュリン溶液は3付近(速効性並びに持
続性の溶液)又は7付近(速効性溶液のみ)の何れかの
pH値を有する。
インシュリン溶液に対する二種の一間隔の違いの理由は
、亜鉛イオンが存在しない場合(タンフォード及びエゾ
スティ:/ : J、Am、Chem、Soc、76(
1954)、2163−69.Flg、1)及び亜鉛イ
オンが存在する場合(フレデリック及びニュー ラy、
X、 : J、Am、Chem、Soe、72(195
0) a2684−91.Fig、4)の双方において
インシュリンの等電pH(約5.3)付近でインシュリ
ンが水が対し溶解性が低いからである。
酸性のインシュリン溶液は、インシュリン時代の初期に
おける如くそのようには広く今日では用いられていない
、というのは脱アミド化によりインシュリンが分解する
からである。
以下仝白 〔問題点を解決する為の手段、作用及び発明の効果〕本
発明は次の驚くべき知見に基づく: 1)治療に適した濃度のインシュリン含有溶液が、約4
〜6.2の声範囲で、即ちインシュリンの等電点付近で
11当シ約0.05〜0.5モルのマグネシウムイオン
濃度で製造できる。
2)化学的には不安定である為インシュリンに対し不適
当、でおる約3〜40−範囲において、インシュリン誘
導体の有用な溶液が、マグネシウムイオンの存在下、約
0.05〜0.5Mの濃度で製造できる。但しAsnA
21は、アミド基を含有しないアミノ酸残基によジ置換
されている。
3)又約6.2〜8.5の一範囲において、所望によジ
インシュリン沈殿物を含有する有用なインシュリン溶液
が約0.005〜0.5Mの濃度のマグネシウムイオン
の存在下で製造できる。
本発明の製剤は今日までの通常のインシュリン製剤より
も優れた特性を有する。
1)に関し驚くべきことに以下の内容が見い出された。
即ち多くのマグネシウム塩、例えば塩化マグネシウムは
それ自体及び対応するナトリウム、カリウム及びアンモ
ニウム塩と比較して(例1参照)の双方で、声約4〜6
.2でインシュリンに対し可溶化作用を有する。マグネ
シウム塩の種々の混合物は同様の効果を有する。従って
、一定濃度のマグネシウムイオンの存在は約4〜6.2
の声値でインシュリンの溶解に対し重要な/4ラメータ
ーである。
語句「マグネシウムイオン」は、本発明において遊離の
及び詰合したマグネシウムイオンの双方を含むものとす
る。
更に驚くべきことに以下の内容が見い出された。
即ちプロタミンが、約4〜6.2の−を有する本発明の
インシュリン溶液において、プロタミン−インシュリン
錯体の沈殿物が形成されることなく、含まれ得る。約7
の−に調節すると、錯体は沈殿する。
カルシウムイオンは又約4〜6.2の−でインシュリン
の溶解性を増大する。しかし、擬装した生理的条件のも
とて試験管内実験における結果は以下の内容を示してい
る。即ち組織にカルシウムイオンを含有する溶液を注入
すると、0.05Mよシもはるかに低い濃度のカルシウ
ム濃度においてさえ炭酸カルシウム及び燐酸カルシウム
の沈殿をもたらすであろう。他の実験は又以下の内容を
示している。即ち対応するマグネシウム化合物の沈殿は
、本発明に係る溶液の注入によっては生じないであろう
。1組織内にカルシウム化合物が沈殿することは有害(
人工的な石灰沈着の危険性の為)であるので、本発明の
インシュリン製剤における遊離イオンの含量は、細胞外
の液体中のカルシウムレベルに相当するよシも実質的に
より高くありてはならない。好ましくは、本発明の製剤
は約10−未満のカルシウム、更に好ましくは約2mM
71i、満のカルシウムイオンを含有する。
本発明者の知る限シにおいて、マグネシウムイオンを含
有するインシュリン溶液に関する先行技術は、pH4〜
6.20−範囲、又は0.005〜0.5モル/lのマ
グネシウムイオン濃度を意図していない。
デンマーク特許63,000は、インシュリン、持続剤
(即ちプロタミン)及びpH6,5〜7のマグネシウム
イオンによって形成される錯体の沈殿物を含有する製剤
を開示しておシ、開示されたマグネシウム濃度は0.0
04M未満である。
米国特許4,196,196は疾患状態における血管の
潅流及び再潅流を増強させる為の組成物に関し、この組
成物はグルコース、インシュリン及びエチレンジアミン
四酢酸マグネシウムニカリウムから成る。実施例によれ
ば、公知の製剤はIWLl当jり0.02インシュリン
単位を有する。
米国特許4,472,385は、P)17〜8で亜鉛イ
ンシュリン溶液の安定化を開示しておシ、改良された安
定性は約0.0004〜0.01Mのカルシウム又はマ
グネシウムイオンの添加によって得られる。公知の例に
おけるマグネシウム濃度の上限は0.002Mである。
上記三種の特許の主題は本発明の範囲外である。
本発明によれば上記濃度範囲のマグネシウムイオンが、
インシュリン又はインシュリン誘導体の溶液に添加され
、所望により、更に持続作用を有する沈殿したインシュ
リン又は沈殿したインシュリン誘導体を含有する。皮下
投与の目的に対し、よシ急速な開始作用又は、もしも溶
液がプロタミンを含有する場合持続作用を有する溶液を
得る為、マグネシウムイオンが添加される。もしも本発
明の組成物が又沈殿インシュリン又は沈殿インシュリン
誘導体、を含有する場合、二相製剤を得ることができる
。公知の二相インシュリン製剤に比較し、本発明による
二相製剤は、急速な血糖低下作用を有する。沈殿インシ
ュリンの実施例は亜鉛インシュリン結晶及びグロタミン
亜鉛インシエリン結晶である。
かくして本発明は、所望によりインシエリン沈殿物を含
有しつつ、非経口投与に対し一約3〜8.5の範囲を有
し且つ約0.005〜0.5 Mの濃度範囲のマグネシ
ウムイオンを含有するインシュリン溶液に関する。
溶解したインシュリン拠度は、111Ll当シ約20〜
500インシュリン単位の範囲内におる。
公知技術の安定剤及び保存剤もインシュリン製剤に存在
し得る。
プロタミンはインシュリンの重量基準で好ましくは8%
から40%(重量/重量)で存在でき、10〜30%(
重量/重量)が好ましい範囲である。
本発明のインシュリン溶液中に遅延物質が存在しない場
合、インシュリンの吸収は基準インシュリンのそれよシ
も速いことが判明した(以下の実施例2〜9及び11参
照)。この特性は、速効性のインシュリンに対し、特に
食事前にインシュリンを投与するような多数回投与に関
しては有用である。作用開始がよシ速やかなので、イン
シュリンは通常の速効性インシュリン溶液よシも、食事
により接近して通常投与できる。更に、インシュリンの
よシ速い消失はおそらく食事後の低血糖症の危険を減少
するであろう。
pH3〜6.2を有する本発明のインシュリン溶液は又
、ポンプによる注入の目的に対し特に有用である。何故
ならばカテーテル内での二酸化炭素拡散によってもたら
されるインシュリンの沈殿が生じないからである。この
ような沈殿は時折中性の注入溶液に観察されてきておシ
、更に二酸化炭素によってもたらされる声の低下に寄与
すると考えられている。
インシュリン基準で約5チ超、好ましくは約8チ超、更
に好ましくは約10%超(重量/重量)を含有する1本
発明のインシュリン溶液は、基準インシュリンに比較し
て豚に皮下投与した後インシュリンの遅延吸収を示す(
以下の例4及び5参照)。
好ましくは、プロタミンの含量は約50%未満、好まし
くは約40チ未満、更に好ましくは約30チ未満(重f
/重!!:)である。本発明のプロタミンインシュリン
製剤は、持続作用を有する中性のインシュリングロタミ
ン懸濁液よシも利点を有している。何故なら沈殿の不都
合が生じないからである。公知の中性プロタミンインシ
ュリン製剤は懸濁液でsb、−力木発明の好ましいプロ
タミンインシュリン製剤は約6.2未満の−で浴液であ
る。
本発明の溶液は、特に多数回注入のインシュリン治療に
対して用いられる液体貯蔵容器のような装置において特
に良好に適用できるものと考えられる。
本発明の製剤は、天然のインシュリン及び/又はその誘
導体を含有する。本発明の実施に対し好ましいインシュ
リンは、ヒト、豚及び牛のインシュリンでsb、最も好
ましくはヒトのインシュリンである。又本発明の実施に
おいて他の天然のインシュリンも使用できる。好ましく
は高純度のインシュリンが使用される。本発明に関し、
複数の又は一般的意味において用いられている場合語句
「インシュリン」は、天然のインシュリン及びその誘導
体の両方を含むものとする。
天然のインシュリン及びその誘導体においてはいくらか
の特性の違いが存在し得る。
本発明において語句、インシュリン(又はインシュリン
誘導体)の誘導体は、血糖低下作用及びヒトインシュリ
ンのアミノ酸組成と同一であるアミノ酸組成を有するペ
ゾチドに適用されるが、但しアミノ酸残基の少数は、他
のアばノ酸残基にょシ交換されておシ、更に所望により
、B鎖のC末端カルボキシ基が保護されていることを条
件とする。このようなインシュリン誘導体の実施例は、
それ自身二種のヨーロッパ特許出願に開示されておシ、
その公告番号は86301755及び86306721
で、1その内容は参考の為本発明に導入される。
ヒト、豚及び牛インシュリンが本発明に係る溶液用とし
て用いられる場合、インシュリンの亜鉛含量は、約4超
の−でインシュリンの沈殿を避ける為、インシュリンの
亜鉛濃度は低くあるべきで、1、好ましくは0.1未満
の亜鉛イオン/ヘキサマー(インシュリン基準で0.0
2%(重量/重量)未満に対応する)であシ更にこれは
又プロタミン含有溶液に対しても適用てれる。亜鉛イン
シュリン結晶は、例えば塩析出手順次いで−5で沈殿(
Sehliehtkrull:Aeta Chem、5
cand、 10(1956)、1455−58)によ
り、亜鉛を排除できる。しかし、もしも亜鉛と錯体を形
成し得る試剤、例えばシトレートが存在する場合、亜鉛
の含量はよシ高くなるであろう。
インシュリン誘導体を用いる場合、亜鉛含量は同程度に
は重要でない。インシュリン誘導体のおる場合において
、高レベルの亜鉛イオン(例えば10までの亜鉛イオン
/ヘキサマー)は本発明に係る溶液条件のもとてインシ
ュリンの溶解性と両立し、更に望ましい(ヨーロッノ母
特詐出願86301755参照)。
プロタミンは異種の混合物であることが知られている。
プロタミンはオンコルヒンカス ケタ(Oneorhy
nehus k@ta)の如き魚から得ることができる
。しかし、他の魚からのプロタミンも使用できる0通常
、プロタミンはプロタミン硫酸塩として市販されている
。しかし、他の塩も又使用できる。好ましくは高純度の
プロタミンが用いられる。
本発明の他の好ましい製剤の実施例として、亜鉛及びプ
ロタミンの双方を含有する製剤が言及できる。pi−1
3〜4の範囲にあるインシュリン誘導体の溶液、又は哺
乳動物のインシュリンの中性懸濁液の如き製剤において
、亜鉛含量はヘキサマーインシュリン又はインシュリン
誘導体当シ約25までの亜鉛イオンである。
本発明の浴液中のインシュリン含量は、注入用製剤にお
いて、IIILl当920〜500IU、好ましくは4
0〜100IUの範囲内におる。しかし、非経口投与の
他の目的に対し、インシュリン含量はよシ高い。インシ
ュリン溶液は、亜鉛インシュリン結晶又は亜鉛プロタミ
ンインシュリン結晶の如き固体のインシュリン物質と混
合できる。
本発明によれば、多様の可溶性マグネシウム塩が別々に
又は混合して使用できる。適用できるアニオンの例は、
クロリド、スルフェート、アセテート、プロピオネート
及びブチレートの如きモノカル?キシレート、並びにマ
クシネート、フェノぐラテート及びグルタメートの如き
シカ/I/〆キシレートである。マグネシウムイオンの
最適浸度は、適用される塩に依存し、更に所望の調製時
間、インシュリン溶解性及び等張命件に組成物を近ずけ
ることに対する要求事項に関して選択されるべきである
。塩化マグネシウム及び硫酸マグネシウムの濃度がそれ
ぞれ約0.1 M及び0.26Mである仁とによって説
明される如く、マグネシウム塩の等張濃度は大きい変化
を示す。他の塩、アミノ酸及び非イオン性試剤(保存剤
の他に)は、もしもそれ等が非毒性でsb且つ全体とし
てインシュリン製剤と結合する場合に存在し得る。
本発明によれば、適用可能なマグネシウムイオン濃度の
範囲は、約0.005〜0.5M、好ましくは0.05
M超でおる。上限は、ある場合(例えば腹腔内注入に対
し)等張の幾分の超過が許容できるとの仮定から選択さ
れる幾分任意のものでおる。
本発明の好ましい態様によれば、製剤は約0.08モル
〜0.3モルのマグネシウムイオンを含有−t−ル。
本発明のインシュリン製剤中に含まれる保存剤は、通常
のこれまでのインシュリン製剤における如き本のであシ
、例えばフェノール、m−クレゾール及びメチルノ膏う
ペンである。
本発明に係る水性インシュリン溶液の調製に対し、僅か
に酸性のイン7. IJン溶液は、最終調製品の全ての
他の成分を含有する溶液と混合できる。
次すで所望ならば澄明な溶液が得られるまで攪拌しなが
ら−を調節し、更に滅菌濾過する。所望により、滅菌し
た持続性インシュリン懸濁液を滅菌インシュリン溶液に
添加し、二相の作用を有する製剤を得る。時折の加熱及
び振とうにより生ずる変質から製剤を保護する為、公知
の安定剤、例えばリン脂質を含ませることができる。
インシュリン誘導体を含有する製剤も同様に調製される
本発明のインシュリン製剤は糖尿病の治療において用い
ることができる。本発明のインシュリン製剤の投与量は
、注入用の公知のインシュリン製剤の投与の選択と同様
に医者によって選択される。
次に、マグネシウムイオンが以下にインシュリンの溶解
性を増加し、本発明の好ましいインシュリン製剤が以下
に調製され更に豚に注入をどのように作用するか実施例
をもって説明する。
以下余白 〔実施例〕 例1 1ゴ当、j200IUの亜鉛を含有しないヒトモノ成分
インシュリン、微量のヒトモノ−125I、、。
(A19)−インシュリン、211のフェノ−V!及び
ほぼ等張濃度の塩(下記の第1表に掃けたもの)を含有
する酸浴液を、第1表に示す声価に鉤節した。上澄み液
中の放射活性濃度を測定し次いで結果をIU/mJ(I
IUは38μgのインシュリンに対応する)に変換する
ことによって演1」定した。
室温でインシュリンの溶解性(IU/d)に対する塩の
効果は第1表から明らかである。
第1表 0.1M   0.15M   0115M   0.
15M4.0  135   79   98  10
94.5   85   20   26   295
.0  104   16   17   225.5
  124   18   21   256.0  
 70   25   32   296.5   2
1   41   56   27第1表は以下の内容
を示す。即ち塩化マグネシウムのほぼ等張溶液中のイン
シュリンの溶解性は、全てpH4〜6で塩化ナトリウム
、塩化カリウム及び塩化アンモニウムの対応する溶液中
の溶解性よりも驚くべきほどはるかにより高く、更に注
入用のインシュリン製剤において通常用いられている濃
度、100IU/dに達する。
室温で、p145.5で且つ塩の異なった濃度でのイン
シュリンの溶解性(IU/d)を測定し結果を下記の第
■表に示す。
第■表 塩 濃度  MgCt2NACt   KCt  NH4C
t M O,02512445 0,05033565 0,07572798 0,10101111211 0,15200超  21   21   250.2
0    200超  37   34   390.
25    2ooj;   41   54   6
60.30    200だ  76   74  1
080.35   200超 69  84 123第
H表は、塩化ナトリウム、塩化カリウム及び塩化アンモ
ニウム溶液に比較して広範囲の塩濃度に亘って塩化マグ
ネシウム溶液の優れた溶解性を実証している。
例2 以下の組成を有する溶液(1と称する)を調製した:0
.15モルの酪酸マグネシウム、0.006モルのクエ
ン酸、29/lのフェノ−〃及ヒ100IU/dの亜鉛
を含有しないヒトモノ成分インシュリン;pH:5.8
゜ 次の組成を有する、標準の速効性インシュリン製剤とし
て製造されたアクトラビッド(Actrapid)(商
標)HMの溶液(旦と称する)を基準として用いた:1
6gのグリセロール/l、29のフェノール/l及び1
00IU/dのヒトモノ成例ンシュリン(2亜鉛イオン
/ヘキサマー);7.4゜媒質は中性のインシュリン注
入に対する米国薬局法XIXの要求に合致している。
ヒトモノ−I−(A19 )−インシュリンを、微量濃
度(0,3〜1μCVmt)で両方の溶液に添加した。
次いで各々の溶液0.1 mJを別々に、二種の豚に皮
下注入した。吸収は、ヒトにおける吸収研究に対し開発
された方法(ビンダー(1969):rAbsorpt
ion of 1njected 1nsulinJテ
シス)と同様にして、分光計に接続したシンチレーショ
ン計数管を用いて注入部位に残存する放射活性を外部監
視することにより追跡した。血液サングルを、プラズマ
グルコース及びプラズマインシュリンの測定に対し採取
した。結果を下記の第■表に示す。
第■表は残留放射活性、プラズマグルコース及びプラズ
マIRI (免疫−反応インシュリン、放射イムノアッ
セイによって測定)の時間経過を示す。
注入部位の放射活性の量は、注入後直ちに測定した(至
)間=O)量の%で示される。プラズマグルコース濃度
は、注入前直ちに(時間=0)採取した血液サンプルに
対する値のチで与えられる。
溶液且ニ一方の豚(重量77に9)に投与した基準溶液 溶液1:他の豚(重量79kg)に投与した試験溶液 第■表から明らかなように、試験インシュリンは、基準
インシュリンよシもよシ速やかに吸収される。これは、
溶液O及び1に対するプラズマグルコースチの時間経過
における関係並びに溶液0及び1に対するプラズマIR
Iの時間経過に対する関係と完全に一致している。
例3 以下の組成を有する溶液(主と称する)をiII製した
:0.175モルの酢酸マグネシウム、0.0375モ
ルの酢酸、211/IIのフェノール、100IIυの
亜鉛不含ヒトモノ成分インシュリン; pH5,5゜ト
レサーインシュリンを例2における如く添加した。Q、
1mlの溶液lを、豚の首の片側に皮下注入し、一方0
.1 m7の基準インシュリン溶液0(例2で記載した
如く調製)を、同じ豚の首の別の側に皮下注入した。吸
収を例2における如く追跡した。−週間後、注入部位を
交互に変えて実験を繰り返した。結果を第■表に示す。
以下余白 第■表 残留放射活性(%)の時間経過。同じ豚における二回の
実験から得られた平均値。
注入後の時間     放射活性(チ)(分)    
   02 60        g6   63 この表から明らかなように、試験インシュリンは基準イ
ンシュリンよシもよシ速やかに吸収される。
例4 次の組成を有する二種の溶液(3A及び3Bと称する)
を!it’llた: 3 A : 0.14 ’E:k
(D MgSO4,0、05モA/ )MgCl2.2
11/1(D7./−#、Zo。
IU/mlの亜鉛不含ヒトモノ成分インシュリン:塩酸
で声5.5に調節。11:1人と同じであるが、11n
9のプロタミンスルフェート/dを添加。
トレイサーインシ具リンを例2における如く添加した。
0.1 mの溶液3Aを、豚I及び豚Hの首の片側に皮
下注入した。0.1dの溶液止1を、豚■及び豚■にお
いて対応して注入した。0.111Llの基準インシュ
リン溶液、0(例2に記載した如く調製)を、4匹の豚
の各々の首の他の側に皮下注入した。例2における如く
吸収を追跡した。結果を第7表に示す。
第   v   表 残留放射活性の時間経過。
3A:プロタミンなし。 3B=プロタミンあシ。
この表から以下の内容が明らかである。即ち試験インシ
ュリンは、プロタミンが存在しない基準インシュリンよ
シもよシ速やかに吸収されるが、しかしプロタミンの存
在する基準インシュリンよシも前の方がよシゆっくシ吸
収される。
例5 次の組成を有する三種の溶液(す、す及び(Sと称する
)を調製した:■:0.18モルのコハク酸マグネシウ
ム、0.01モルのMgCl2.0.002モルのMn
SO4,0,02モルのコハク酸、211/lのフェノ
ール、100 I U/mlの亜鉛不含ヒトモノ成分イ
ンシュリン;pi−15,6゜4B:4Aと同じである
が、0.5F19のプロタミンスルフェート/rnlを
添加。4C: 4Aと同じであるが、0.73〜のプロ
タミンスルフェート/dを添加。
トレイサーインシュリンを例2における如く添加した。
0.1コの溶液4A、4B及び4Cを、豚A、B及びC
の首の片側にそれぞれ皮下注入した。
0.1Mの基準インシュリン溶液、旦(例2で記載した
如く調製)を、3匹の豚の首の片側に各々皮下注入した
。吸収を例2における如く追跡した。
1週間後、注入部位を変えて実験を繰シ返した。
試験結果を第■表に示す。
第   ■   表 例5の結果。残留放射活性の時間経過。
二種の実験の平均値。工人:ゾロタミンなし。
4B:プロタミンあp、低含量。土旦:fロタミンあシ
、高含量。
この表から以下の内容が明らかである。即ち基準インシ
ュリンに比較して、試験インシーリンは、プロタミンの
存在しない場合よシ速やかに吸収され、プロタミンの低
濃度ではよシゆっくシ吸収され更にプロタミンの高含量
でも更にゆっくシ吸収てれる。
例6〜8.10及び11において、試験製剤の吸収特性
を、例2〜5における如くヒトアクトラビッド基準溶液
に比較して調べた。例9において、基準溶液を用いた、
以下を参照。簡略にする為、比較の結果は平均割付とし
て示す: ””150%(試験)/T5o%(基準)ここで150
%(試験)及び150%(基準)は、注入部位で測定し
た放射活性がそれぞれ試験及び基準の最初の値の半分に
減少するまでの注入時間から経過した時間である。含ま
れた豚の数はNで示される。
例6 試験溶液:0.14モルのMgSO4,0,05モルの
MgCl2 、0.01 % ル(7)酢酸マグネシウ
ム、0.002%/L/のCa C10,2Iのm−ク
レゾール/13.ヒトトレーサーインシュリンに加えて
100IU/dの亜鉛不合ヒトモノ成分インシュリン;
塩酸で−を5.7に調節。
試験溶液及び基準溶液の各々0゜04ゴを各々の豚に注
入した。
R値は0.73(N=6)でおった。
例7 試験溶液:0.02モルのMgCl2.0.11モルの
アルギニン−塩酸塩、2gのフェノール/l、)レーサ
ーインシュリンに加えて100 I U/11Ll亜鉛
不含のヒトモノ成分インシエリン;水酸化ナトリウムで
−を7.7に調節。
試験溶液及び基準溶液の谷々o、osIILlを6豚に
注入した。
R値は0.74(N=2)であった。
例8 試験溶液:0.095モルのMgCl2.2 Fのフェ
ノール/11 トレイサー誘導体に加えて100IU当
量/ゴの亜鉛不含豚モノデスアミドインシ為リン:塩酸
で−を3.2に調節。
試験溶液及び基準溶液各々Q、Q8mを6豚に注入した
R値は0.71 (N’=2 )であった。
例9 試験溶液:0.095モルのMgCl2.2Iのフェノ
ール/l、トレイサー誘導体に加えて、 S@r(B9
)をA@p及びThr (B 27 )で置換した10
0IU当−jk/ILI亜鉛不含ヒ亜鉛不含ヒトインシ
ェリー誘導体4に調節。
アクトラピッドとして製剤化された誘導体は、ヒトアク
トラピッド(ヨーロッノ4特許出願83306721参
照)よシもよシ速やかに吸収されていることが予め知ら
れていたので、この実施例における基準溶液は、アクト
ラピッドとして製剤化された誘導体であシ且つ、100
IU当量aの誘導体であった。
試験及び基準溶液の各々0.08mを、6豚に注入した
R値は0.85 (N=5 )であった。
又この更に速やかな吸収可能性を有するインシュリン誘
導体に関し、吸収に関する増強作用がマグネシウムイオ
ンによってなされる。
例10 試験溶液1:0.095モルのMgCl2.0.002
モルの酢酸亜鉛、1■のグロタミンスルフェート/ゴ、
31のm−クレゾール/d、トレーサー誘導体に加えて
100IU当量/rILlの亜鉛不含豚モノデスアミド
インシュリン;塩酸で−を362に調節。
試験溶液2:1と同じ、但し0.095−EニルのMg
 C12の代シに0.14モルのNaC2を用いた。
試験溶液(1又は2の何れか)のQ、Q5d及び基準溶
液(ヒトアクトラピッド(商標)プラスヒトトレサーイ
ンシュリン)の0.051nlを各々の豚に注入した。
R値は試験溶液1及び2のそれぞれに対し)3.7(N
=2)及び2.9(N=2)であった。
結果は、ゾロタミン含有モノデスアミドインシュリン溶
液に対し、亜鉛イオンの持続作用に加えて、マグネシウ
ムイオンの持続作用を証明する。
例11 薬力学的研究を、健康な志願者について行った。
試験溶液:0.14モルのMgSO4,0,05モルの
MgCz2 、0.01モルの酢酸マグネシウム、2I
のm−クレゾール/l、100IU/dの亜鉛不含ヒト
モノ成分インシュリン;塩酸で−を5.7に調節。
基準溶液(アクトラピッド(商標)HM):16Iのグ
リセロール/1.31のm−フレジーb4.100IU
/dのヒトモノ成分インシュリン(3亜鉛イオン/ヘキ
サマー);pHニア、4゜ヒト  I−インシュリンを
、試験溶液及び基準溶液の各々に5及び3μC17mの
微量濃度で添加した。4IUの試験溶液を、各ヒトの一
方の腿に皮下注入し更に他方の腿に4IUの基準溶液を
注入した。左と右の腿の間における二種の製剤の配分は
ランダムであった。各膝上の注入部位に残存する放射活
性の連続外部観察により吸収を追跡した。
R値は0.78(N=15)でおった。かくして、遅延
物質がない場合で、インシュリンの吸収に対する増強作
用も又、ヒトにおけるマグネシウムイオンによって達成
される。
以上の説明及び特許請求の範囲において開示した特徴は
、別々に更にその組み合わせにおいて、その多様の形態
で本発明を実施する為重要である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、1ml当たり少なくとも20インシュリン単位を含
    有する非経に投与用のインシュリン製剤であって、該製
    剤がインシュリン又はその誘導体並びにマグネシウム含
    量で約0.005モル〜0.5モルの濃度のマグネシウ
    ムイオンから構成され、該製剤がpH約3〜8.5、好
    ましくは8未満を有し、所望により持続性のインシュリ
    ン沈殿物又はインシュリン誘導体沈殿物を含有すること
    を特徴とする、インシュリン製剤。 2、前記製剤が溶液である、特許請求の範囲第1項記載
    の製剤。 3、pH約4〜約6.2、及び好ましくはマグネシウム
    濃度約0.05M超を有する、特許請求の範囲第1項又
    は第2項に記載の製剤。 4、マグネシウム濃度が、約0.01モル超、好ましく
    は約0.05モル超、更に好ましくは約0.08モル〜
    0.3モルである、特許請求の範囲第1項〜第3項の何
    れかに記載の製剤。 5、1ml当り約500未満のインシュリン単位、好ま
    しくは1ml当り約30〜200インシュリン単位、最
    も好ましくは1ml当り約40〜100インシュリン単
    位の活性を有する、特許請求の範囲第1項記載の製剤。 6、pHが約5〜6である、特許請求の範囲第1項〜第
    5項の何れかに記載の製剤。 7、亜鉛及び/又はプロタミンを含有する、特許請求の
    範囲第1項〜第6項の何れかに記載の製剤。 8、ヘキサマーインシュリン又はインシュリン誘導体当
    り約1未満の亜鉛イオン、好ましくはヘキサマーインシ
    ュリン又はインシュリン誘導体当り約0.5未満の亜鉛
    イオン、更に好ましくはヘキサマーインシュリン又はイ
    ンシュリン誘導体当り約0.1未満の亜鉛イオンを有す
    る、特許請求の範囲第1項〜第7項の何れかに記載の製
    剤。 9、速やかに作用するものである、特許請求の範囲第1
    項〜第8項の何れか1項に記載の製剤。 10、インシュリン又はインシュリン誘導体含量基準で
    約5%(重量/重量)、好ましくは約10%超、更に好
    ましくは約50%未満のプロタミン、更に好ましくは4
    0%未満のプロタミンを含有するが、但しpHは6.2
    未満である、特許請求の範囲第1項〜第9項の何れかに
    記載の製剤。 11、マグネシウム塩、インシュリン又はインシュリン
    誘導体及び適当量の水を混合し更に、所望によりpH値
    を調節することを含んで成る、特許請求の範囲第1項〜
    第10項の何れかに記載のインシュリン製剤を調製する
    方法。
JP62261900A 1986-10-20 1987-10-19 インシュリン製剤 Pending JPS63179831A (ja)

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JP2005507682A (ja) * 2001-08-31 2005-03-24 ノボ・ノルデイスク・エー/エス 液状インシュリン用カートリッジ
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JP2018507869A (ja) * 2015-08-27 2018-03-22 イーライ リリー アンド カンパニー 即効型インスリン組成物

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ZA877825B (en) 1988-04-20
DK503386D0 (da) 1986-10-20
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