JPS6317969B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6317969B2
JPS6317969B2 JP3213679A JP3213679A JPS6317969B2 JP S6317969 B2 JPS6317969 B2 JP S6317969B2 JP 3213679 A JP3213679 A JP 3213679A JP 3213679 A JP3213679 A JP 3213679A JP S6317969 B2 JPS6317969 B2 JP S6317969B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
soft ground
strain
stress
load
foundation
Prior art date
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Expired
Application number
JP3213679A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS55122914A (en
Inventor
Shigeru Ueda
Hideo Kamata
Tomohiro Isoda
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fudo Tetra Corp
Original Assignee
Fudo Construction Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fudo Construction Co Ltd filed Critical Fudo Construction Co Ltd
Priority to JP3213679A priority Critical patent/JPS55122914A/ja
Publication of JPS55122914A publication Critical patent/JPS55122914A/ja
Publication of JPS6317969B2 publication Critical patent/JPS6317969B2/ja
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  • Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は軟弱地盤の早期改良工法に関するも
のである。
〔従来の技術〕
従来、軟弱地盤を改良するために、軟弱地盤上
にサンドマツトを埋設するとともに、軟弱地盤中
に多数の締固め砂杭あるいはバーチカルドレーン
のような柱状改良部を造成し、その後サンドマツ
ト上に盛土を行うことにより上載荷重を負荷し、
すべり破壊を生じさせないように、施工管理しな
がら軟弱地盤中の水分を絞り出して地盤を圧密強
化する工法がある。すべり破壊を生じさせないよ
うにするのは、すべり破壊によつて施工周辺地盤
の性状が大きく変化して地盤が乱され、また地盤
の密度が低下することを防止するためである。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記の工法においては、上載荷重を大きくすれ
ばするほど軟弱地盤の早期圧密が期待できるが、
地盤の改良効果の進行よりも早い速度で上載荷重
を増大すると軟弱地盤のすべり破壊を生ずるおそ
れがある。
そのため、地盤の改良効果が増大するのを待つ
て上載荷重を増大させる必要があるが、このこと
が工事期間を長期化させる原因となつている。
そこで、この発明は上載荷重を早い速度で増大
させても軟弱地盤のすべり破壊が生じないように
することにより、短期間で軟弱地盤の改良が達成
できる工法を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の問題点を解決する第1の手段としてこの
出願の第1発明は、軟弱地盤に柱状改良部を形成
し、上記柱状改良部上に上載荷重支持用の透水性
基礎を形成し、該基礎上に上載荷重を負荷するこ
とにより軟弱地盤を圧密強化する軟弱地盤改良工
法において、上記透水性基礎に、破断に至る歪み
が軟弱地盤のすべり破壊を生じる歪みより大きい
応力―歪み特性をもつた引張材を埋設し、上載荷
重の大きさを、軟弱地盤され自体ではすべり破壊
を生ずることになる応力以上り応力が作用する大
きさに設定するようにしたものである。
また、第2の手段として、この出願の第2発明
は、上載荷重として盛土を用いる場合、透水性基
礎又は盛土の少なくとも一方に、第1の発明と同
様の引張材を埋設するようにしたものである。
〔作用〕
軟弱地盤のすべり破壊は、第1図の応力―歪み
特性曲線1に示すように、15〜20%の歪みで発生
する。
一方、半硬鋼または軟鋼は、同図の曲線2,3
で示すように、最大応力に達したのち、40〜60%
程度の大きな歪みが発生するまで破断しない特性
がある。
したがつて第1発明の場合は、柱状改良部上に
形成される上載荷重支持用の透水性基礎に、また
第2発明のように上載荷重として盛土を用いる場
合はその盛土もしくは透水性基礎の少なくとも一
方に、半硬鋼、軟鋼のように、破断に至る歪みが
軟弱地盤のすべり破壊を生じる歪みより大きい応
力―歪み特性をもつた引張材を埋設しておくと、
引張材が破断する寸前まで上載荷重を増大させて
も軟弱地盤のすべり破壊を生じない。また、軟弱
地盤の圧密強度が目標値に達したのち、荷重の増
大によつて引張材が破断するか、破断近くに達す
る場合があるが、圧密強度が目標値に達したのち
はすべり破壊が防止されるので、引張材の破断は
問題とならない。
なお、この発明において、柱状改良部とは、締
固め砂杭、バーチカルドレーン等軟弱地盤に形成
される吸水性をもつた柱状のものをいう。
また、上載荷重支持透水性基礎とは、柱状改良
部を形成するに先立つて軟弱地盤上に敷設される
サンドマツト、軟弱地盤を掘削した跡に砂を投入
することによつて形成される置換部、その置換部
あるいは軟弱地盤上に形成される基礎のマウンド
等、柱状改良部と連続し柱状改良部から排出され
る水を通過せしめるとともに、上載荷重を支持す
る機能をもつた部分をいう。
〔実施例〕
第2図は第1実施例であり、タン基礎工法を示
している。第1実施例においては、常法どおり軟
弱地盤4にサンドマツトを敷設したのち、柱状改
良部7を形成し、その後柱状改良部7上の軟弱地
盤4をサンドマツトと共に掘削し、その掘削跡に
砂を投入して置換部5を形成するとともに、その
置換部5に引張材6を埋設する。置換部5上に
は、土砂などからなる基礎マウンド8を設け、そ
の上にオイルタンク等の円筒形構造物9を建設
し、内部に水を張つて軟弱地盤4に上載荷重を付
加する。
上記の上載荷重は軟弱地盤4それ自体ではすべ
り破壊を生じることになる応力以上の応力が作用
する大きさに設定される。
なお、置換部5、基礎マウンド8は、5′,
8′で示すように、砕砕石材を用いてもよい。ま
た、引張材6を基礎マウンド8,8′に埋設して
もよい。
第3図から第5図は引張材6の配列の諸例を示
すものである。この引張材6は、上下方向に一層
または複数層形成される。
引張材6は、置換部5や基礎マウンド8等と一
体化し易いように、容積に対する表面積の比率の
高いものがよく、全体として薄い帯状のもの、網
状のもの、凹凸に富んだものが望ましい。材質
は、前記した半硬鋼、軟鋼の他に、これらと同等
の応力―歪み特性を有する合成樹脂なども利用す
ることができる。
第6図は第2実施例であり、盛土施工法を示し
ている。この場合は、軟弱地盤4上に常法どおり
サンドマツト10を敷設して柱状改良部7を形成
し、かつサンドマツト10内に引張材6を埋設す
る。
サンドマツト10上には、上載荷重として盛土
11を形成し、これによつて軟弱地盤4それ自体
ではすべり破壊を生じることになる応力以上の応
力を作用させながら、軟弱地盤4の圧密効果のの
増大とともにに盛土11の高さを次第に増して上
載荷重を増大する。この盛土11には道路盛土、
鉄道盛土、築堤盛土または鉱石、石炭などのヤー
ドとして利用でどきる。12は盛土11ののり面
を示しいる。また13は軟弱地盤の円弧状すべり
面、Oはその中心を示している。この図からわか
るように、引張材6は、円弧状すべりに抵抗する
引張力(矢印14参照)として作用し、軟弱地盤
4のすべり破壊を防いでいる。
引張材6は、盛土11内に埋設してもよいが、
下部に埋設する程効果的であるので、第2実施例
の場合も第1実施例のように軟弱地盤を掘削して
形成した置換部5を形成し、この部分に引張材6
を埋設するようにしてもよい。
第7図は第3実施例であり、第1実施例の場合
と同様に置換部5を形成するとともに、その置換
部5に引張材6を埋設し、その置換部5上に上載
荷重として、例えば第2実施例のごとき盛土11
を形成して軟弱地盤4を圧密強化したのち、盛土
11を取除いて建物15を建築するようにしたも
のである。このとき、盛土11内に引張材6が埋
設されていれば、盛土11の取除きとともに、引
張材6も取除かれる。建物15としては、ビルデ
イング、住宅、倉庫、駐車場などがある。
第8図は第4実施例であり、軟弱な海底17に
柱状改良部7を形成したのち、海底面に砕石など
による基礎マウンド8を形成するとともに、その
基礎マウンド8に引張材6を埋設し、その基礎マ
ウンド8上に第3実施例と同様の上載荷重を付加
して圧接強化したのち、上載荷重を取除いて岸
壁、防波堤などの港湾構造物16を構築するよう
にしたものである。
第6図は引張材6に作用する歪みを示すもので
あり、同図のように、左右対称な構造物18に
おいては軟弱地盤4の動態が正常な場合、同図
に示すように引張材6の歪み曲線19は構造物1
8の中心で最大となる。しかし、すべり面13に
沿う円弧すべりの微候が現われると、同図に示
す歪み曲線20のようにすべり面近くの歪み量が
増大する。
このような特性を利用して引張材6上適当個所
に歪み計を設置し、歪み分布の動態観測を行なう
ことにより、軟弱地盤4の安全管理を行なうこと
ができる。
〔効果〕
この発明は、以上のごときものであるから、軟
弱地盤のすべり破壊を発生させることなく、従来
の工法に比べて軟弱地盤の改良効果を短期間で実
現することができる。
また、上載荷重の増加を軟弱地盤の改良効果の
向上に従い数回に分けて行なうことにすると、こ
の発明の場合は従来の工法より上載荷重を大きく
することができるから、1回ごとの改良効果の向
上率が大きい。そのために上載荷重の増大率も大
きくすることができるので、改良効果は加速度的
に向上し、工事期間を著しく短縮することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は軟弱地盤および引張材の応力―歪み特
性グラフ、第2図はこの発明の第1実施例を示す
縦断正面図、第3図から第5図は引張材の配列状
態の各例を示す平面図、第6図から第8図はそれ
ぞれ第2〜第4実施例の縦断正面図、第9図の
図は引張材に作用する歪みを説明するための断面
図、同図および図は歪み曲線である。 4……軟弱地盤、5……置換部、6……引張
材、7……柱状改良部、8……基礎マウンド、
9,15,16……構造物、10……サンドマツ
ト、11……盛土。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 軟弱地盤に柱状改良部を形成し、上記柱状改
    良部上に上載荷重支持用の透水性基礎を形成し、
    該基礎上に上載荷重を負荷することにより軟弱地
    盤を圧密強化する軟弱地盤改良工法において、上
    記透水性基礎に、破断に至る歪みが軟弱地盤のす
    べり破壊を生じる歪みより大きい応力―歪み特性
    をもつた引張材を埋設し、上載荷重の大きさを、
    軟弱地盤それ自体ではすべり破壊を生ずることに
    なる応力以上の応力が作用する大きさに設定する
    ことを特徴とする軟弱地盤の早期改良工法。 2 軟弱地盤に柱状改良部を形成し、上記柱状改
    良部上に上載荷重支持用の透水性基礎を形成し、
    該基礎上に上載荷重を負荷することにより、軟弱
    地盤を圧密強化する軟弱地盤改良工法において、
    上記上載荷重として盛土を用い、上記透水性基礎
    又は盛土の少なくとも一方に、破断に至る歪みが
    軟弱地盤のすべり破壊を生じる歪みより大きい応
    力―歪み特性をもつた引張材を埋設し、上載荷重
    の大きさを、軟弱地盤それ自体ではすべり破壊を
    生ずることになる応力以上の応力が作用する大き
    さに設定することを特徴とする軟弱地盤の早期改
    良工法。
JP3213679A 1979-03-15 1979-03-15 Method for early improvement of soft ground Granted JPS55122914A (en)

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JP3213679A JPS55122914A (en) 1979-03-15 1979-03-15 Method for early improvement of soft ground

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JPS55122914A JPS55122914A (en) 1980-09-22
JPS6317969B2 true JPS6317969B2 (ja) 1988-04-15

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