JPS63179177A - 内燃機関の点火時期制御装置 - Google Patents

内燃機関の点火時期制御装置

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JPS63179177A
JPS63179177A JP62010779A JP1077987A JPS63179177A JP S63179177 A JPS63179177 A JP S63179177A JP 62010779 A JP62010779 A JP 62010779A JP 1077987 A JP1077987 A JP 1077987A JP S63179177 A JPS63179177 A JP S63179177A
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knock
signal
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Satoru Komurasaki
悟 小紫
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は内燃機関の点火時期制御装置に関するもので
ある。
〔従来の技術〕
従来の内燃機関の点火時期制御装置を第6図に示す。図
において、1は機関に取付けられ、機関の撮動加速度を
検出する加速度センサ、2は加速度センサ1の出力信号
のうちノッキングに対し感度の高い周波数の信号成分を
通過させる周波数フィルタ、3は周波数フィルタ2の出
力信号のうちノック検出に対し妨害波となるノイズを遮
断するアナログP−1,4は妨害ノイズの発生時期に対
応してアナログr−ト3の開閉を指示するダートタイミ
ング制御器、5はノッキング以外の機関の機械振動ノイ
ズのレベルを検出するノイズレベル検出器、6はアナロ
グf−ト3の出力電圧とノイズレベル検出器5の出力電
圧とを比較し、ノック検出パルスを発生する比較器、7
は比較器6の出力・セルスを積分し、ノッキング強度に
応じた積分電圧を発生する積分器、11は機関の各気筒
の点火動作に対応した気筒パルスを発生する気筒/ぐル
ス発生器、12は気筒パルスを受け、点火コイル15の
通電時間を確保する閉路率制御及び点火電圧発生時期を
制御する点火時期制御が成された点火・(ルスを出力す
る点火信号制御回路、13は点火パルスを制御電圧に応
じた角度の遅角制御して出力する移相器、14は移相器
13の出力信号により点火コイル15の給電を断続する
スイッチング回路である。25は積分器7からの積分電
圧をディジタル信号に変換して出力するAD変換器、2
6は上記ディジタル信号をノック発生気筒に対応させて
分配し出力する分配回路で、この実施例では4気筒の機
関であるので、分配回路26の出力数は気筒数に対応し
て4個でおる。27〜30は分配回路26からのディジ
タル信号を各気筒に対応して記憶するメモリで、例えば
メモリ27は第1気筒で発生のノック量を記憶するもの
である。
31は一定間隔でパルスを発生し、メモリ27〜30に
各々の記憶値を減算するためのパルスを入力するクロッ
ク発生器、32はメモリ27〜30の各出力から点火気
筒に対応し友データのみ選択して出力する選択回路、3
3は機関の4気筒のうちの基準気筒に対応し九基準パル
スを発生する基準パルス発生器、34I/′i上記基準
・そルスと気筒パルスとから、分配回路26および選択
回路32の各動作状態を所定気筒に対応したものとする
ように順に気筒選択・9ルスを発生する気筒選択パルス
発生回路、40は加速度センサ1と周波数フィルタ2の
間の信号線の断線あるいはアースへの短絡というフェー
ルを検知し、ま几ノイズレベル検出器5の出力の異常電
圧を検知し、7工−ル信号を積分器7に入力し、また並
行して他の燃料制御装置、車両診断装置等に7工−ル信
号KFを送るフェール検知回路でおる。
第7図は加速度センサ1の出力信号の周波数特性を示す
。Aはノッキングのない場合、Bはノッキングを発生し
た場合である。この加速度センサ1の出力信号には、ノ
ック信号(ノッキングに伴い発生される信号)やそれ以
外の機関の機械的ノイズ、また信号伝達経路に乗る各種
ノイズ成分例えばイグニッションノイズなどが含まれる
。第7図のAとBを比べると、ノック信号には特有の周
波数特性のあることがわかる。この周波数分布は、機関
の相違あるいは加速度センサ1の取付位置の相違により
差はあるものの、それぞれの場合にノッキングの有無に
エフ明確な分布の相違がある。
そこで、このノック信号が有する周波数成分全通過させ
ることによって他の周波数成分のノイズを抑圧し、ノッ
ク信号を効率良く検出することができる。
又、第8図、第9図は第6図に示し友従来装置の動作波
形を示し、第8図はノッキングが発生していないモード
を示し、第9図はノッキングが発生しているモードを示
す。
次に、上記装置の動作を説明する。気筒/#ルス発生器
11は、機関の回転釦対応して所定の関係において各気
筒の点火動作に対応した気筒・ぞルスを発生する。この
気筒・ぐルスは、点火信号制御回路12において、機関
回転数に応じて点火コイル15の通電時間を制御する閉
路率制御と機関の回転数および負荷に応じて点火電圧発
生時期を制御する点火時期制御を受けた点火信号に変換
される(第6図では機関の負荷情報は図示省略しである
。)。
この点火信号制御回路12からの点火信号は移相器13
t−介してスイッチング回路14を駆動し、点火コイル
15の給電を断続し、その通電々流の遮断時に発生する
点火コイル150点火電圧によって機関は点火されて運
転される。この機関の運転中に起こる機関振動は加速度
センサ1によって検出される。
いま、機関のノッキングが発生していない場合には、ノ
ッキングによる機関振動は発生しないが、他の機械的振
動により加速度センサ1の出力信号には第8図(a)に
示すように機械的ノイズや点火時期Fに信号伝達路に乗
るイグニッションノイズが発生する。
この信号は周波数フィルタ2を通過することによシ第8
図(b)に示すように機械的ノイズ成分が相当抑圧され
るが、イグニッションノイズ成分は強力なため周波数フ
ィルタ2を通過後も大きなレベルで出力されることがあ
る。このままではイグニッションノイーefノック信号
と誤認してしまうため、アナログゲート3は移相器13
の出力によってトリガされるf−トタイミング制御器4
の出力(第8図(C))によって点火時期からある期間
そのゲートを閉じ、イグニッションノイx”l遮断する
このため、アナログ7−)3の出力には第8図(d)の
イのようにレベルの低い機械的ノイズのみが残る。
一万、ノイズレベル検出器5はアナログf−)3の出力
信号のピーク値変化に応動し、この場合、通常の機械的
ノイズのピーク値による比較的緩やかな変化には応動し
得る特性を持ち、機械的ノイズのピーク値より若干高い
直流電圧を発生する(第8図(d)の口)。
従って、Wc8図(d)に示すようにアナログr−)3
の出力信号の平均的なピーク値よりもノイズレベル検出
器5の出力が大きい几めに、比較器6の出力は第8図(
e)に示すように何も出力されず、結局ノイズ信号Fi
すべて除去される。このため、積分器7の出力電圧は第
8図(f)のように零のままでアシ、メモリ27〜30
の記憶値も零で選択回路32の出力がないので、移相器
13による移相角(入出力第8図(ロ)、(旬の位相差
)も零となる。従って、この出力によシ駆動されるスイ
ッチング回路14の開閉位相即ち点火コイル15の通電
の断続位相は点火信号制御回路12の出力の基準点火信
号と同位相となり、点火時期は基準点火時期となる。
又、ノッキングが発生した場合、加速度センサ1の出力
には第9図(a)のように点火時期よりある時間遅れ次
付近でノックの信号が含まれ、周波数フィルタ2および
アナログゲート3を通過後の信号は第9図(d)のイの
ように機械的ノイズにノック信号が大きく重畳し友もの
になる。
このアナログr−)3t−通過した信号のうちノック信
号の立上りは急峻なkめ、ノイズレベル検出器5の出力
電圧のレベルがノック信号に対して応答が遅れる。その
結果、比較器6の入力はそれぞれ第9図(d)の41口
となるので、比較器6の出力には第9図(e)のように
パルスが発生する。
積分器7はこの・ダルスを積分し、第9図(f)のよう
に積分電圧を発生する。ノック検出は各気筒に対応して
行われるため、点火毎に移相器13の出力により積分器
7の出力をリセットしている。このため、ノック検出か
らリセットまでの期間、積分器7の出力は一定値に保持
されている。これらを点火周期で点火毎に行う。積分器
7の出力(積分電圧)はAD変換器25でディジタル信
号に変換される。
分配回路26は気筒選択・臂ルス発生回路34からの気
筒選択パルスに基づき、ノック発生気筒の識別を行い、
ノック発生気筒に対応の、例えば第3気筒に対応のメモ
リ29にAD変換器25からのディジタル信号化された
積分電圧を入力する。
メモリ29は分配回路26からの積分電圧を記憶する。
選択回路32は気筒選択パルス発生回路34からの気筒
選択/々ルスに基づき、第3気筒に対応し定メモリ29
を選択し、その出力を移相器13に出力する。ここでは
、tJi3気筒にノックが発生し九場合であるので、第
3気筒の点火動作時にメモリ29の出力が選択され、移
相器13に入力される。第9図では、次の気筒でもノッ
クが発生しているので、第4気筒でノックが発生したこ
とになる。この場合の積分器7の出力は分配回路26で
選択され、メモリ30に記憶される。そして、選択回路
32により選択され、第4気筒の点火動作時にメモリ3
0の出力は移相器13に入力される。
次に、谷気筒別の制御について、第10図を用いて詳細
に説明する。図において、(8)は点火気筒を表わす数
字、(すは比較器6の出力、(f)は積分器7の出力、
(j)、(k)、(7)、(mJは各々メモリ27〜3
0の記憶値、pは選択回路32の出力、(g)、(h)
は移相器13の入力、出力である。
今、第10図(e)に示すように、比較器6の出力には
ノック/4ルスが表われており、第3気筒、第2気筒、
第3気筒、第4気筒、第2気筒の順にノックが発生して
いる。これらは積分器7で積分電圧に変換され、仁の出
力は第10図(f)に示すようになる。ここで、K1.
に2.に3.に5は各々ノックレベルを表わし、小さい
方からKl 、 K2 。
K3 、に5の順になり、K5は最も大きいノックを表
わす。時点t1で第3気筒にノックが発生し、積分器7
の出力は電圧に5になる。この電圧に5はAD変換器2
5でディジタル信号に変換され、分配回路26に入力さ
れる。分配回路26はデイジタル化された積分電圧に5
t−第4気筒の点火時点t2でメモリ29に選択的に出
力するため、時点t2でメモリ29に記憶される。これ
にょシ、メモリ29の記憶値は電圧に5になる。
KIC,時点t3で第2気筒にノックが発生し、積分器
7で積分電圧に5に変換され、この電圧に5はAD変換
器25でディジタル信号に変換され、分配回路26によ
り選択的にメモリ28に入力され、時点t4でメモリ2
8に記憶される。時点t4は第1気筒の点火時点であり
、これ以降次の第3気筒の点火動作に入る。この時、メ
モ!729に電圧に5が記憶されているので、選択回路
32から電圧に5が出力され(第10図(p))、移相
器13に入力される。これによシ、移相器13で次の点
火時期が電圧に5に対応する角度θ5だけ遅角され(移
相器13の入力ζg)に対する出力(hJの位相遅れ)
、時点t5で点火される。基準点火時期より角度θ5遅
角の時点t5で点火され友にもかかわらず、時点t6で
再度第3気筒にノックが発生している。このレベルはに
2であり、これに対応する積分電圧に2は次の第4気筒
の点火時点t7でメモリ29に入力される。メモリ29
 vcta既に11L圧に5が記憶されているので、こ
れに電圧に2が加算され、新たな電圧に7が記憶される
。時点t7(基準点火時期)での点火に対し、時点t8
で第4気筒にノックが発生し、積分電圧に3が出力され
る。この電圧に3は次の第2気筒の点火時期t9でメモ
リ30に記憶される。
一万、時点t7から次の第2気筒の点火動作を行うが、
このときメモリ28に電圧に5が記憶されているので、
選択回路32から電圧に5が選択的に移相器13に入力
される。これにより、次の点火時期は電圧に5にb応す
る角度θ5だけ基準より遅角した時点t9となる。この
時点t9での点火に対し、時点tlOで第2気筒にノッ
クが発生し、積分電圧に1が出力される。この電圧に1
は次の点火時期tllでメモリ28に加算され、メモリ
28の記憶値は電圧に6となる。時点tllから第3気
筒の点火動作に入るが、このときメモリ29に電圧に7
が記憶されているので、次の点火時期t12は基準より
角度θ6だけ遅角される。
以下同様に遅角制御が繰返され、次の第4気筒の点火時
期t13は基準より角度θ3遅角となり、その次の第2
気筒の点火時期t14は基準より角度θ6遅角となる。
以上のように、ノック検出量(積分電圧)K応じて点火
時期を遅角し、機関にノックが発生しなくなると所定の
速度で点火時期を基準の方向に向けて進角させ、ノック
限界に近づけることが必要になる。ここでは、クロック
発生器31からのクロックに基づき、所定の率でメモリ
27〜30の記憶値全減算して各々の記憶値を小さくし
、移相器13の入力を小さくして遅角4度を小さくし、
基準に近づけるようにしている。又、金気筒に対し同じ
角度だけ一律に遅角制御することも可能で、この場合気
筒選択の几めの分配回路26および選択回路32t−固
定し、メモリ27〜30のうちの1つのメモリだけを使
えばよく、気筒別制御と気筒−律制御を切換可能にする
こともできる。
−万、フェール検知回路40は、加速度センサlと周波
数フィルタ2を結ぶ信号線の断線あるいはアースへの短
絡が生じ、加速度センサlの出力が周波数フィルタ2に
正常に入力されなくなった場合に7工−ル信号KFt−
出力する。一般には、コネクタ部での接触不良を含めて
信号線の断線が最も生じ易い。又、ノイズレベル検出器
5の作動状態が異常になった場合にもフェール信号KF
を出力する。これは、加速度センサ1と周波数フィルタ
20間の信号線が正常な状態にあっても何らかの原因で
正規設定状態からずれた状態になることがあり、例えば
処理信号が非常に大きくなって正常に比較基準電圧を出
力できなくなることがあるからである。従って、この状
態を検知してフェール信号KFを出力する。積分器7は
フェール検知回路40から7工−ル信号KFt入力され
ると比較器6からの信号とは無関係に作動し、フェール
時の積分電圧を出力する。第11図と第12図はフェー
ル時の積分電圧の例を示す。第11図の例は、基本的に
常時積分器7が出力できる最大の積分電圧VOMAX 
を出力するものであるが、移相器13の出力の点火信号
により点火時期Fでリセットされ、点火毎に繰返し零に
される。第12図の例は、移相器13の出力の点火信号
による積分器7のリセットをしないようにしたものでア
シ、フェール検知回路40からのフェール信号KFによ
り積分器7に入力する点火信号を無効にすれば良い。こ
のように、積分電圧VOMAXが常時出力されていると
メモリ27〜30の全てに電圧VoWAXが記憶され、
ノックが発生しない所望のフェール時点火時期に設定さ
れる。ここでは、フェール時に積分器7の出力の最大値
VOMAXで制御しているが、これ以外の中間値でもよ
く、機関のノック特性およびその他の特性を加味して決
めることは可能でちる。又、フェール信号KFを燃料制
御装置に入力し、機関の制御全総合的に行うこともでき
、あるいは診断装置に入力して警報の発生をすることも
でき、さらに他の制御装置を含めた総合的な制御に発展
させることも可能である。
〔発明が解決しようとする問題点〕
従来装置は以上のように構成されており、周波数フィル
タ2の出力(第8,9図の(b))においてノック信号
とノイズ信号が電圧値で識別できなければ、機関に発生
のノックに対応したノック信号が検出できない。この点
に鑑み、機関の振動特性に着目すると、例えば耐久テス
トヲ行った機関ではノック信号に似たノイズ信号が発生
することが617、このノイズ信号によシ制御が誤作動
することがある。即ち、当初(機関が新しい時)は所望
の制御性があっても運転時間の経過に従いノイズ信号が
成長し、これを誤検出して無駄な点火時期制御が作動す
るようになることがあり、機関出力の低下、燃費の悪化
、排気ガス温度の上昇等の常置を招くという問題点かあ
つ友。
この発明は上記のような問題点を解決するために成され
たものでアリ、ノイズ信号によるノック誤検出を無効と
し、ノック信号の検出による点火時期制御を基本原理通
り行うことができる内燃機関の点火時期制御装置を得る
ことを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明に係る内燃機関の点火時期制御装置は、ノック
強度を識別するノック弁別器の出力から機関のノイズ信
号に応じた値を減算する減算器を設けたものである。
〔作用〕
この発明における減算器は、ノック強度(ノイズも含む
。)に対応した電圧からノイズ信号に応じ次電圧を減算
しており、この減算結果に基づいて点火時期制御が行わ
れるので、ノイズ信号分によるノック強度の誤検出は生
じない。
〔実施例〕
以下、この発明の実施例を図面とともに説明する。
まず、ノイズ信号が検出される場合の機関特性について
説明する。第2図は横軸にノック強度、縦軸にノイズを
含むノックの検出信号の例えば時間当りの発生頻度を示
す。VK 1−VK 3は検出信号のピーク電圧を我わ
し、VKI<VK2<VK3である。機関に発生するノ
ックの強度を大きくして行くに従い、上記各ピーク電圧
VKI〜VK3の発生頻度は増加する。この場合、電圧
の大きいピーク電圧はどその増加率が大きくなっている
制御性のマツチングは、機関のノック発生状態において
第2図のTKOノック強度で点火時期が安定するように
行われているので、このときTK以上の強いノックは発
生しない。ここで、電圧VKIの発生頻度は、はとんど
ノック強度によらず、変化が小さい。VK2の発生頻度
は、vKlよりも大きな変化を示すが、VK3より小さ
い。VK3の発生頻度は最もノック強度と強い関係があ
り、その変化が最も大きい。従って、ノック強度に対応
しているのはVK3 、VK2の場合であり、これらの
VKIを越える分の検出電圧を求めると(VKIをオフ
セットとして無視する。)ノック強度に対応の有効な制
御電圧が得られ、適切な制御を行うことができる。換言
すれば、VKIはノイズ信号を誤検出して得られ交信号
であり、これ以下の小さい検出信号は無効とし、制御に
反映させないのがよいと言える。このノック検出電圧と
制御電圧の関係を第3図に示す。横軸はノック検出電圧
、縦軸は制御電圧を表わす。今、実線の特性について考
えると、検出電圧がVKIよシ小さい場合、制御電圧は
零であり、検出電圧がVKIを越え几場合には越えた分
に応じた制御電圧が得られる。
第1図はこの実施例による点火時期制御装置の構成を示
し、35はAD変換器25からディジタル信号化され九
ノック検出電圧(積分器7の出力)を受け、電圧VKI
だけ減算して出力する減算器である。他の構成は従来と
同様である。
上記構成において、積分器7からの積分電圧はAD変換
器25でディジタル信号化され、減算器35で上記VK
Iだけ減算され、分配回路26に入力される。このため
、メモリ27〜30に記憶される制御電圧は第3因に示
す特性となり、ノック検出電圧(積分器7の積分電圧)
に対してVKIだけ減算され几小さい値となる。この結
果、ノイズ信号による検出電圧は除去され、ノック信号
を検出して得た有効な検出電圧のみ制御に反映される。
ところで、ノイズ信号による検出電圧が気筒間で差がな
い場合には、上記のように減算器35に入力される検出
電圧から一律に電圧VKIだけ減算すれば良いが、ノイ
ズ信号による検出電圧が気筒間で差がある場合は気筒毎
に対応した減算が必要となる。このため、気筒選択パル
ス発生回路34からの気筒選択・々ルスを減算器35に
入力し、気筒に対応して検出電圧の減算値をVKIある
いはその他の値(例えばVK2)K切換えるようにして
おり、気筒毎の減算値の一例を第4図に示す。
即ち、第1気筒と第4気筒に対する減算値はVKIであ
り、第2気筒と第3気筒に対する減算値はVK2である
又、ノック抑制においては、機関の低回転域では走行フ
ィーリングよシトルクを重視し、強目のノックも許容す
る傾向のマツチングとし、高回転域では機関の保護のた
め弱目のノックに限って許容スるマツチングとすること
がある。この場合には、機関の回転数に応じて減算器3
5での減算値を切換える。その−例を第5図に示し、低
回転域では減算値t−VR2とし、高回転域では減算値
をVRIとする。この場合、ノック検出電圧(積分器7
の出力電圧)と制御電圧との関、係は、低回転域では第
3図の破線で示す特性となり、高回転域では第3図の実
線で示す特性となる。尚、第4図に示しt気筒別の減算
値の切換と第5図に示した回転域による減算値の切換を
併用しても良く、機関の特性に基づいて選択すればよい
上記説明では、減算器35での減算値の切換により気筒
別あるいは回転域別の切換をするものであつ友が、ノイ
ズレベル検出器5t−気筒数だけ設けて谷気筒毎の特性
にすれば気筒毎に検出レベルを設定することができ、所
定値を越える大きい信号分に対応の検出が直接できる。
又、機関の回転数に応じてノイズレベル検出器5の特性
を切換えることにより回転紋別に所定値を越える大きい
信号分に対応の検出を行うことが出来、上記実施例と同
様の効果を有する。又、点火信号制御回路12、移相器
13、AD変換器25、分配回路26、メモリ27〜3
0、クロック発生器31.選択回路32、気筒選択パル
ス発生回路34および減算器35はコンピュータによシ
構成することができ、この場合には燃料系を含めた細か
な制御が可能になる。
〔発明の効果〕
以上のようにこの発明によれば、機関のノック情報をノ
ックセンサにより検出し、このノックセンチの出力から
ノックを検出し、点火時期を遅角制御してノックを抑制
する内燃機関の点火時期制御装置において、ノック検出
電圧からノイズによる検出分を減算した電圧に対応して
点火時期の制御を行っており、ノックセンサの出力のノ
イズによる検出分を削除してノック信号分だけKよる制
御が可能となり、マツチング時の制御性が維持確保でき
、機関出力の低下、燃費の悪化、排気ガス温度の上昇等
を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明装置の構成図、第2図はノックの強度
と発生頻度の特性図、第3図はこの発明によるノック検
出電圧と制御電圧の特性図、第4図はこの発明による気
筒番号と減算値の特性図、第5図はこの発明による機関
回転域と減算値の特性図、第6図は従来装置の構成図、
第7図は加速度センサの出力特性図、第8図〜第10図
は従来装置の動作波形図、第11図および第12図はフ
ェール時における積分器の出力特性図である。 l・・・加速度センサ、2・・・周波数フィルタ、3・
・・アナログr−)、4・・・r−トタイミング制御器
、5・・・ノイズレベル検出器、6・・・比較器、7・
・・積分器、12・・・点火信号制御回路、13・・・
移相器、14・・・スイッチング回路、15・・・点火
コイル、35・・・減算器◎ 尚、図中同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)機関のノック情報を検知するノックセンサ、ノッ
    クセンサの出力から機関に発生したノック強度を識別す
    るノック弁別器、ノック弁別器の出力から機関のノイズ
    信号に応じた値を減算する減算器、減算器の出力に基づ
    き点火信号を移相制御する移相器、この移相器出力に対
    応して点火コイルの通電を断続するスイッチング回路を
    備えたことを特徴とする内燃機関の点火時期制御装置。
JP62010779A 1986-12-22 1987-01-20 内燃機関の点火時期制御装置 Pending JPS63179177A (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56162266A (en) * 1980-05-20 1981-12-14 Nissan Motor Co Ltd Controlling system for ignition timing
JPS5954938A (ja) * 1982-09-21 1984-03-29 Nippon Soken Inc 内燃機関用ノツキング検出装置
JPS62157262A (ja) * 1985-12-28 1987-07-13 Mazda Motor Corp エンジンの制御装置

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