JPS6317825A - 創傷治癒促進剤 - Google Patents

創傷治癒促進剤

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Publication number
JPS6317825A
JPS6317825A JP16204386A JP16204386A JPS6317825A JP S6317825 A JPS6317825 A JP S6317825A JP 16204386 A JP16204386 A JP 16204386A JP 16204386 A JP16204386 A JP 16204386A JP S6317825 A JPS6317825 A JP S6317825A
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JP
Japan
Prior art keywords
wound healing
formula
healing promoter
active ingredient
present
Prior art date
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Pending
Application number
JP16204386A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Otsu
大津 晶
Atsuo Hasato
篤夫 羽里
Seiji Kurozumi
精二 黒住
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Ltd
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Publication date
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  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、一般式[工] で表わされる脂肪酸類を有効成分として含有することを
特徴とする創傷治癒促進剤に関するものである。
〈従来技術〉 手術あるいは交通事故等で人体が受傷した場合、治療と
言えば、受信部を消毒縫合し、しかる後は生体の自然の
回復力によって傷口か治癒するのを待つのが常法である
。しかしながら、複雑な負傷及び大手術等で傷が深くか
つ大きい場合には、これでは回復までに長時間を要し、
痛みを初めとした患者の苦痛は並み大抵のものでなく、
また細菌感染による傷の悪化も懸念される。このような
症例では、傷の治癒を人為的に早めてやることが望まれ
るが、現在の治療方針では、痛みに対しては鎮痛剤を、
感染の危険に対しては抗生物質を処方するといった対症
療法に終始するばかりで、傷の修復そのものを早めると
いった試みは全くといって良いほどなされていない。
薬理学者によると、傷の修復には血管の新生が必須であ
り、血管の新性能の高い固体はど回復も早いことが示唆
されている。したがって血管の新生をうながす薬剤は傷
の修復を早め、患者の病悩期間を軽減する新規な創傷治
癒促進剤として大変有用であると考えられる。血管を新
生させる物質としてはすでに、ガン細胞由来血管新生因
子、ヒドロキシエイコリテトラエン酸、ロイコトリエン
D4等が知られているが、これらは生体内微量成分で大
量調整が難しいのみならず起炎性、気道収縮性等の副作
用を有するため、創傷治癒促進剤として満足すべきもの
ではない。
〈発明が解決しようとする問題点〉 かかる規状において水発明者らは新規な創傷治癒促進剤
を開発すべく鋭意研究を重ねた結果、下記一般式[I]
で表わされる脂肪酸及びその塩、またはエステルが血管
新生作用を有し、創傷治癒促進剤として有効に使用しう
ろことを見い出した。
本発明tよ斯かる知見に基づき完成されたものである。
く問題点を解決するための手段〉 即ら、本発明は一般式[工] で表わされる脂肪酸類を有効成分として含有することを
特徴とする創傷治癒促進剤である。
上記式[I]において、Rは水素原子、C1〜C+oの
アルキル基、又は1当量のカチオンを表わす。cl 〜
C+cのアルキル基としては、例えば、メチル、エチル
、n−プロピル、1so−プロピル。
n−ブチル、 5ec−ブチル、 tert−ブチル、
 n −ペンチル、n−ヘキシル、n−ヘプチル、n−
オクチル、n−ノニル、n−デシル等の直鎖状又は分岐
状のものを挙げることができる。1当量のカチオンとし
ては例えばNa4. K”などのアルカリ金属カチオン
; 1/2 Ca2”、 1/2 Mg2”、 1/3
 AI3+などの2価もしくは3価の金属カチオン:ア
ンモニウムイオン、テトラメチルアンモニウムイオン等
のアンモニウムカチオンなどが挙げられる。Rとしては
特に水素原子、メチル基、ナトリウム原子が好ましい。
上記式[I]において5,6位の炭素原子は不斉炭素で
あり、(5R,6R)、(5R,6S)。
(53,6R)、(5S、6S)のいずれか1つの立体
配置をもち、一方15位の炭素も不斉炭素であり(15
R)、  (153)のいずれか1つの立体配置をもつ
。本発明における化合物の立体配置は5位、6位、15
位において上記した立体配置のいずれか1つまたはそれ
らの任意の割合の混合物を表わすが、特に下記式[I−
1] H [式中、Rの定義は前記定義に同じ。]で表わされる化
合物、下記式rI−2]H H [式中、Rの定義は前記定義に同じ。]で表わされる化
合物が好ましい。
本発明により提供される脂肪酸類の好ましい具体例を挙
げれば、例えば以下の化合物が挙げられる。
(1)(5旦、6旦、15旦〉トリヒドロキシエイコリ
ー7.9.13−トリエン−11−イン酸メチルエステ
ル (2)(5旦、6R,15旦)トリヒドロキシエイコ)
、)−7,9,13−トリエン−11−イン酸メチルエ
ステル。
上記式[I]で表わされる脂肪酸類は下記チャート1に
示すルートにより合成され、それ自体公知(ケーーシー
ーニコラウ(K、 C,N1colaou)らジャーナ
ル・オブ・ザ・アメリカン・ケミカル・ソリイエティー
 (J、 Am、 Chew、 Soc、)、 107
 。
7515 (1985) ]の化合物であるが、これら
の化合物か@l1m治癒促進作用を有していることは本
発明で初めて明らかにされた事実である。
ブー V−ト 1 SiMe。
Pd(0)−Cu(I ) 本発明の活性化合物は創傷を有する大または人以外の動
物に対し治療のために投与することができる。
本発明の活性化合物は患者の術後切創、交通事故等によ
る切創、裂創、刺創、ざつ過創等の治療のために投与す
る口とができる。
本発明の創傷治癒促進剤は有効成分化合物単独でも投与
しつるが、通常製剤の担体と共にyコ剤組成分の形態で
投与さ、れる。
経口投与のためには、固形製剤あるいは液体製剤とする
ことができる。固形製剤としては、例えば錠剤、丸剤、
散剤、あるいは顆粒剤がある。このような固形製剤にお
いては1つまたはそれ以上の活性物質が少くとも1つの
薬学的に許容しうる担体、例えばよく用いられる重炭酸
ナトリウム。
炭酸カルシウム、バレイショデンブン、ジョ糖。
マンニトール、カルボキシメチルセルロースなどと混合
される。製剤操作は常法に従って行われるが、上記以外
の製剤化のための添加剤、例えばステアリン酸カルシウ
ム、ステアリン酸マグネシウム、グリセリンのような潤
滑剤を含有していてもよい。
経口投与のための液体製剤は、例えば乳濁剤。
溶液剤、懸濁剤、シロップ剤あるいはキシル剤を含む。
これらの製剤は一般的に用いられる薬学的に許容しうる
担体、例えば水あるいは流動パラフィンを含む。
ココナツツ油2分画ココナツツ油、大豆油、トウモロコ
シ油等の油性基剤を担体として用いることもできる。
経口投写のための腸溶性製剤は、上記の如き固形製剤に
、例えばセルロースアセテートフタレート、ヒドロキシ
プロピルメヂルセルロースフタレート、ポリビニルアル
コールフタレート、スブレン無水マレイン酸共重合体あ
るいはメタクリル酸。
メタクリル酸メチル共手合体の如き腸溶性物質の有機溶
媒あるいは水中溶液を吹き付けて腸溶性被覆をほどこし
て製造される。散剤、顆粒剤などの腸溶性固形製剤はカ
プセルで包むこともできる。
本明細書における薬学的に許容しうる担体には、その他
通常必要により用いられる補助剤、芳香剤。
安定剤、あるいは防腐剤を含む。
液体製剤はゼラチンのような吸収される物質でつくられ
たカプセルに入れて投与してもよい。
非経口投与の製剤は、無菌の水性あるいは非水溶性液剤
、懸濁剤、または乳濁剤として与えられる。非水性の溶
液または懸濁剤は例えばプロピレングリコール、ポリエ
チレングリコールまたはオリーブ油のような植物油、オ
レイン酸エチルのような注射しうる有機酸エステルを薬
学的に許容しうる担体とする。このような製剤はまた、
防腐剤。
湿潤剤、乳化剤2分散剤、安定剤のような補助剤を含む
ことができる。これらの溶液剤、懸濁剤および乳濁剤は
、例え″ばバクテリア保留フィルターをとおす濾過、殺
菌剤の配合、おるいは照射等の処理を適宜性なうことに
よって無菌化できる。無菌の固形製剤を製造し、使用直
前に無菌水または無菌の注射用溶媒に溶解して使用する
ことができる。
また本発明化合物は、α、β又はγ−サイクロデキスト
リンあるいはメチル化サイクロデキストリン等と包接化
合物を形成せしめて用いることもできる。
経皮投与の剤型としては例えば軟膏剤などが挙げられ、
これらは特に本発明化合物にとって好ましい剤型である
。これらは通常の方法によって成型される。
製剤組成分中に含有させるべき有効成分化合物の罹は特
に限定されず広範囲に適宜選択されるが通常全組成分中
o、 oi重量%以上とされる。また製剤の投与量は、
投与方法、患者の症状等に応じて適宜に選択されるが、
一般的には有効成分化合物を0.1〜200mg/kg
、好ましくは1〜100mg/kg稈度に投与される。
〈実施例〉 以下実施例を挙げて本発明を具体的に説明する。
実施例1 本発明化合物の血管新生促進活性の測定を文献[キャン
サー令リサーチ(Cancer Re5earch )
 。
36、110(1976) ]に準じた方法により行な
った。
即ち、授精後8日後のニワトリ授精卵殻にウィルス接種
法に準じて穴をあけ、漿尿膜と卵殻膜の間に人工気室を
作成する。人工気室真上の卵殻に10111角のスリッ
トを作成し、スリットから本発明有効成分をしみ込ませ
た直径5mmのグラスファイバーフィルターを接種する
。続いてふ卵器内に4日間ふ置し、58目に周辺漿尿膜
を含めてフィルターを切り取り、フィルター周辺あるい
はフィルター褒詞中央部に向かって新生してくる血管の
数を調べた。
新生血管の数、長さ等に応じて陽性、疑陽性。
陰性の3段階にクラス分けした。
この実験は1μg/卵となるように本発明化合物エタノ
ール溶液をフィルターに浸漬乾燥し、ニワトリ授精卵(
8日齢)漿尿膜に接種し、5日後にフィルターを漿尿膜
ごと取り出し、血管新生度を調べたものである。結果は
表−1に示したとおりである。表−1から明らかのよう
に本発明化合物が血管新生作用を有することがわかる。
実施例2 (5S、6S、15S) トリヒドロキシエイコリー7
.9.13−ト1ツエンー11−イン酸メヂルニしステ
ル2m(]を取り、これを籾水軟膏(白色ワセリン、ス
デアリルアルコール、プロピレングリコール、ラウリル
硫酸ナトリウム、パラオキシ安息香酸エチル、ハラオキ
シ安息香酸プロピル) 100mgとよく練合して均一
な軟壽とした。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、一般式[ I ] ▲数式、化学式、表等があります▼……( I ) 〔式中は、Rは水素原子、C_1〜C_1_0アルキル
    基又は1当量のカチオンを表わす。〕 で表わされる脂肪酸類を有効成分として含有することを
    特徴とする創傷治癒促進剤。 2、上記式[ I ]において、Rがメチル基である特許
    請求の範囲第1項記載の創傷治癒促進剤。 3、上記式[ I ]において、Rが水素原子である特許
    請求の範囲第1項記載の創傷治癒促進剤。 4、上記式[ I ]において、Rがナトリウム原子であ
    る特許請求の範囲第1項記載の創傷治癒促進剤。
JP16204386A 1986-07-11 1986-07-11 創傷治癒促進剤 Pending JPS6317825A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002102364A1 (fr) * 2001-06-18 2002-12-27 Yamada, Sachiko Preparations medicamenteuses agonistes ppar$g(g)
JP2009073810A (ja) * 1993-06-15 2009-04-09 Brigham & Women's Hospital Inc リポキシン化合物
US8440718B2 (en) 1991-04-01 2013-05-14 The Brigham And Women's Hospital, Inc. Modulation of inflammation related to columnar epithelia

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8440718B2 (en) 1991-04-01 2013-05-14 The Brigham And Women's Hospital, Inc. Modulation of inflammation related to columnar epithelia
JP2009073810A (ja) * 1993-06-15 2009-04-09 Brigham & Women's Hospital Inc リポキシン化合物
WO2002102364A1 (fr) * 2001-06-18 2002-12-27 Yamada, Sachiko Preparations medicamenteuses agonistes ppar$g(g)

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