JPS63176856A - 圧縮機における変速機能付き摩擦入力装置 - Google Patents

圧縮機における変速機能付き摩擦入力装置

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JPS63176856A
JPS63176856A JP794587A JP794587A JPS63176856A JP S63176856 A JPS63176856 A JP S63176856A JP 794587 A JP794587 A JP 794587A JP 794587 A JP794587 A JP 794587A JP S63176856 A JPS63176856 A JP S63176856A
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JP
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friction wheel
friction
compressor
shaft
power transmission
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JP794587A
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English (en)
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Kunifumi Gotou
後藤 邦文
Hitoshi Inukai
均 犬飼
Takashi Hiyougo
隆 兵庫
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Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の目的 (産業上の利用分野) 本発明は圧縮機と、同圧縮機を回転駆動させる外部動力
との間に介在し、同外部動力の回転を変速して圧縮機に
伝達する変速機能付き摩擦入力装置に関するものである
(従来の技術) 従来、自動車等の車両に取り付けられる圧縮機は同圧縮
機の回転軸と、外部動力としての車両の駆動装置の出力
軸とをベルトを介して直結しているため、圧縮機の回転
数は前記駆動装置の回転数に比例したものとなっている
。従って、前記駆動装置が高回転状態のときには圧縮機
も高回転状態となって余計な大容量運転となる。このた
め、前記圧縮機の軸受、シリンダ、ピストン等の摩耗が
激しくなり、圧縮機の寿命を短くする原因となっており
、特公昭51−28526公報に示す変速機付き電磁ク
ラッチが(R案されている。
この電磁クラッチは圧縮機の回転軸の円周方向に対し、
発生する磁束の方向が異なる2個の励磁コイルによって
作動する2組の電磁クラッチと、1組の#星@車機構と
を設け、この電磁クラッチの切り換えにより車両の駆動
装置の回転数を高又は低の2段階に切り換えて圧縮機の
回転数を制御しようとするものである。
従って、この電磁クラッチを用いた場合の駆動装置の回
転数と、圧縮機の回転数との間には第8図の実線αに示
すような関係が成り立つ。
(発明が解決しようとする問題点) ところが、上述した構成のlクラッチを用いた場合、駆
動装置の回転数を高又は低に切り換える回転数Pでは圧
縮機の回転数が急激に変わるため、希望の回転数が充分
に得られないばかりでなく、切り換え時に大きな衝撃が
圧縮機に加わるという問題があった。
また、遊星歯車機構や電磁石を用いているため、装置全
体が大掛かりで高価なものとなるとともに、11η記′
L分星歯車機構によって回転にともなう騒音が発生し易
いという問題があった。
従って、本発明の目的は外部動力の回転数がある回転数
より高くなるに従い、その回転数を徐々に減速して圧縮
機の回転軸に伝達する新規な摩擦入力装置を提供しよう
とするものである。
発明の構成 (問題点を解決するための手段) 本発明は前記問題点を解消するため、圧縮機のハウジン
グに形成した支持筒体に対し、外部動力により回転され
る駆動回転体を支承し、圧縮機の回転軸には被動回転体
を装着し、前記ハウジングには動力伝達シャフトを回転
可能に支持し、同シャフトには前記駆動回転体に転動接
触して回転される第trtr車を同シャフトと同期回転
可能に装着するとともに、前記被動回転体に転動接触し
て回転される第2摩擦車を同じく同期回転可能に装着し
、さらに第1及び第2摩擦車のうち少なくとも一方の摩
擦車を減速効果を最小にする位置に付勢する付勢手段を
備えるとともに、遠心力により前記第1及び第2摩擦車
のうち少なくとも一方の摩擦車を前記動力伝達シャフト
上で、かつ減速効果を大きくする位置に変位させる摩擦
車変位機構を設けたという手段を採用している。
(作用) 本発明は前記手段を採ったことにより、次のように作用
する。
外部動力により駆動回転体が回転すると、同駆動回転体
に転動接触された第1摩擦車が回転する。
前記第1摩擦車に伝達された回転は動力伝達シャフトを
介して第2摩擦車を回転させ、同第21?ff屯が転動
接触した被動回転体を回転させることによって圧縮機の
回転軸を回転させる。
このとき、tiil記外部動力による回転数が低く、動
力伝達シャフト及び回転軸に生しる遠心力が付勢手段の
付勢力よりも小さい場りには、摩擦車変位機構が作動し
ないため、外部動力の回転数は最小の減速効果で回転軸
に伝達される。
そして、前記外部動力による回転数が高(なって動力伝
達シャフト及び回転軸に生じる遠心力が付勢手段の付勢
力よりも大きくなった場合には、摩擦車変位機構が作動
し、第1及び第2 r!l!擦車が各々同一距離だけ回
転軸の半径方向外側に移動する、又は第1摩擦車のみが
同じく半径方向内側に移動する、若しくは第2摩擦車の
みが半径方向外側に移動するかの何れかの減速効果を大
きくする位置に移動する。
第1及び第2摩擦車が各々同一距離だけ回転軸の半径方
向外側に移動した場合には、駆動回転体の第1摩擦車が
転動接触する転動軌道が大きくなっているので、同駆動
回転体が1回転するときの第1摩擦車の回転数を高くす
るが、前記被動回転体の第2摩擦車が転動接触する転動
軌跡も大きくなるため、駆動回転体から第1摩擦車への
回転数の増加比よりも第2摩擦車から被動回転体への回
転数の増加比が小さくなって減速効果を大きくする。従
って、圧縮機の回転軸には駆動回転体の入力回転数が減
速されて出力される。
また、第1摩擦車が回転軸の半径方向内側に移動した場
合には、駆動回転体の第1摩擦車が転動接触する転動軌
跡が小さくなるため、駆動回転体が1回転するときの第
1摩擦車の回転数が低くなって減速比効果を大きくする
。従って、圧縮機の回転軸には駆動回転体の入力回転数
が減速されて出力される。
さらに、第2摩擦車が回転軸の半径方向外側に移動した
場合には、被動回転体の第2摩擦車が転動接触する転動
軌跡が大きくなるため、第2摩擦車が1回転するときの
被動回転体の回転数が低くなって同様に減速効果を大き
くする。従って、圧縮機の回転軸には駆動回転体の回転
数が減速されて出力される。
従って、外部動力の回転数が高くなって所定の回転数を
越えると、同外部動力の回転数は減速されて圧縮機の回
転軸に伝達される。
なお、本発明では外部動力の入力回転数を圧縮機の出力
回転数で割った値を減速比といい、この稙が小さくなる
ことを減速効果が大きくなるという。
(第一実施例) 以下、本発明を具体化した一実施例を第1図〜第5図に
従って説明する。
圧縮機のフロントハウジングlの前端には同圧縮機の回
転軸2を中心とする環状の第1及び第2支持筒体3,4
が各々突出形成されている。第1支持筒体3の外周には
有底筒状の駆動回転体5がラジアルベアリング6を介し
て支承され、同駆動回転体5の側面には図示しない外部
動力に連結されたVベル)7aが掛装されるプーリ7が
取着されている。従って、前記外部動力による駆動力が
■ベルト7aを介してプーリ7に伝達されると、駆動回
転体5は前記回転軸2を回転中心として回転するように
なっている。
前記第1及び第2支持筒体3,4には前記回転軸2に向
かう貫通孔8,9が同一直線上に貫設され、各貫通孔8
.9には動力伝達シャフト11がラジアルベアリング1
0を介して前記回転軸2の半径方向に往復動可能に支持
されている。
前記動力伝達シャフト11における前記第1支持筒体3
と第2支持筒体4との間には先端が前記駆動回転体5の
底面5aに転動接触する円板状の第1摩擦車12が同シ
ャフト11と同期回転可能に嵌合固定され、前記駆動回
転体5の回転を動力伝達シャフト11に伝達するように
なっている。
前記動力伝達シャフト11の第1摩擦車12の上面と、
同じく第1支持筒体3の下面とには各々スラストベアリ
ング13.14が取着され、これらの間には動力伝達シ
ャフトllを常には回転軸2の中心側に付勢する手段と
してのバネ15が圧縮状態で介装されている。
前記動力伝達シャフト11における前記第2支持筒体4
と回転軸2とのほぼ中央部には先端が前記回転軸2の前
端に形成された円板状の被動回転体16の底面16aに
転動接触する円板状の第2摩控車17が同シャフ1−1
1と同期回転可能に嵌合固定され、動力伝達シャフト1
1の回転を回転軸2に伝達するようになっている。
前記動力伝達シャフト+1の回転軸2例の端部及び回転
軸2には次に示ずPt擦型車変位機構23設けられてい
る。
すなわち、第2図に示すように、動力伝達シャフト11
の回転軸2例の端部には後述する遠心錘19の先端が当
接する全体がおわん形状をなす受圧板21が取着されて
いる。前記回転軸2の動力伝達シャフト11と対向する
部分には凹状溝18が形成され、同門状溝18内には全
体が弓形形状をなす複数個(本実施例では4個とした)
の遠心錘19の基端が固定ピン22によって回動可能に
取り付けられている。前記遠心錘■9の先端と凹状溝1
8との間には同先端を常には回転軸2の中心側に付勢す
るハネ20が掛装されている。
なお、図示はしないが、上述した構成よりなる機構(第
1及び第2摩擦屯12.17、動力伝達シャフト11、
摩擦車変位機構23等をいう)は、前記回転軸2を挟ん
で対向する部分にも設けられて冶り、それぞれ自重によ
る影晋を無視できるよう水平位置に配置されている。
次に以上のように構成された第一実施例の作用・効果を
説明する。
外部動力による駆動力が前記■ヘルl−7aを介してプ
ーリ7に伝達されると、同プーリ7を介して駆動回転体
5が所定の低回転数で回転される。
同駆動回転体5の回転によってその底面5aに転動接触
した第1摩擦車12も動力伝達シャフト11を回転中心
として回転され、動力伝達シャフト11及び第2摩擦車
17が同期回転され、さらに、前記第2摩擦車17によ
り被動回転体16が回転されて前記回転軸2が回転され
、圧縮機Φ圧縮作業が行われる。
このときに、回転軸2にはこの低回転によって生じる遠
心力で遠心錘19を前記固定ビン22を支点上して外側
に変41しようとする力が生じるが、この力よりも前記
両バネ15.20の付勢力の方が大きいため、第1I¥
!擦車12は同シャフト11の軸心方向には移動せず、
減速効果を最小にする位置に保持する。従って、駆動回
転体5の回転は第1摩擦車12、動力伝達シャフトIl
及び第2摩搾車17を介して最小の減速効果で回転軸2
に伝達される。
この状態において、前記外部動力の回転数が変化し、前
記プーリ7が所定の回転数よりも高い高回転状態となる
と、回転軸2の回転により摩擦車変位機構23の遠心錘
19に作用する遠心力が前記バネ15.20の付勢力よ
りも大きくなるため、同遠心鍾19が回転軸2からその
半径方向外側に変位し、両者の力がつり合う位置まで移
動する。
すなわち、前記遠心錘19の先端は受圧板21に間欠的
に衝突するが、この衝突力が大きくなって受圧板21及
び動力伝達シャフト11を回転軸2から外側に移動させ
る。すると、前記第1及び第2摩擦車12.17は動力
伝達シャフト11の移動によって各底面5a、16aと
の接触部変位が各々一定長さだけ前記回転軸2の半径方
向外側にj多動する。
このため、前記駆動回転体5が1回転したときの第1摩
擦車120回転数が高くなり、その増加比に比例して第
2摩擦車17の回転数を高くするが、前記被動回転体1
6における前記第2摩擦車17の転動軌跡も大きくなっ
ているため、駆動回転体5から第1摩擦車12への回転
数の増加比よりも第2摩擦車17から被動回転体16へ
の回転数の増加比が小さくなって減速効果を大きくする
従って、圧縮機の回転軸2には駆動回転体5の入力回転
数が減速されて出力される。
これは、例えば、第1摩擦車12のみが前記半径方向外
側に変位したならば、駆動回転体5から第1摩擦車12
への回転数の増加比に比例して被動回転体16の回転数
も高くなるが、本実施例では第2摩擦車17の転動軌跡
も大きくなるため、前記第119擦車12の回転数の増
加比が大きくなる以上に第二摩擦車17の増加比が小さ
くなり回転数が比例的に伝達されなくなるからである。
次に、前記外部動力の回転数が減速された具体的例を詳
述する。
第3図に示すように、回転軸2の回転中心0−0から二
点鎖線で示す第117擦東12までの距離をり、 a、
第1摩擦車12の半径をrlとし、前記駆動回転体5を
低速回転N aで回転させたときの第1摩擦車12の回
転数をrrl aとすると、2 yt X L a X
 N a = 2 πX r I X m aとなる。
また、回転軸20回転中心O−0から二点鎖線で示す第
2摩搾車17までの距離を7!2】、第2 PX型車1
7の半径を「2とし、前記駆動回転体5を低速回転Na
で回転させたときの回転軸2の回転数をnaとすると、 2πxmaxr2=2πXnaXjl!aとなる。
一方、回転軸の回転中心O−Oから実線で示す第1摩擦
車12までの距離をLbとし、前記駆動回転体5を高速
回転Nbで回転させたときの第1摩擦車12の回転数を
rrt bとすると、2πXLbXNb=2πXr I
Xmbとなる。
また、前記駆動回転体5を高速回転Nbで回転させたと
きの第2PX擦車17の回転中心O−Oからの距離をz
b、そのときの回転軸20回転数nbとすると、 2πXmbXr2=2πXnbXgb となる。
従って、この4つの式から、 na/  Na=mar2 /la ma r 1/La=r2La/r lRa−(1)n
 b/Nb=mb r 2/ff hmbr 1/Lb
=r2Lb/r 111.b−(2)(2)÷(1)よ
り n b / n a = N b L bρa / N
 a 1. b L a ・”そして、外部動力として
のエンジンのアイドル回転数を950回転(Na=95
0)とし、エンジンの最高回転数を6000回転(Nb
=6000)とし、また、エンジンがアイドル回転のと
きは入力回転と同じ回転で回転軸2に出力する(初期位
置において第1摩J*屯12と駆動回転体5及び第2摩
擦車17と被動回転体16間の伝達比が等しくなるよう
に1.、、  p、、  r l、  r 2を決定す
る)とし、さらに圧縮機の最高回転数を3000回転(
nb−=3000)とすると、(3)式は、2 L b
 i’、 a = 1. b L a  −(4)とな
る。
また、前記第1及び第2摩擦車12.17の距離は一定
なので、 L b −L a = Q b −1,a =β (但
しβは移動距離を示す)・・・(5) ここで、1a−10(mm) 、Lb=60 (mm)
とすると、(4)、(5)式より、 /、b=30 (mm) 、La=40 (mm)とな
る。
そして、La=40 (mm) 、1.a=10 (m
m)、na=950、Na=950とすると、減速比[
nb/Nb)は、 n b / N b = 0 、 25 X L b 
/ l bとなる。
すると、第1摩擦車12がL a −L bまで移動し
たときの減速比は第4図の実線Qに示すようになり、こ
の減速比とエンジンの回転数との関係は第5図の実線S
となる。従って、第5図の実線Sから外部動力の回転数
が高くなって、ある回転数を越えると、前記回転軸2の
回転数は徐々にエンジンの増加比とは比例しない減速状
態となり、やがてはほぼ一定の回転数となることがわか
る。
従って、この圧縮機は前記外部動力の回転数が高くなっ
て、そのときの回転軸2の遠心力が各バネ15.20の
付勢力よりも大きくなると、前記減速効果が大きくなる
ため、回転軸20回転域をある特定の狭い範囲に設定す
ることができる。従って、圧縮機に余分な圧縮作業をさ
せることが防止できるため、軸受、シリンダ、ピストン
等の摩耗を減らずことができ、ひいてはこれらの部品の
寿命を長くすることができる。また、+iil記圧縮板
圧縮機動力が高回転状態でもそれほど高回転とならない
ため、圧縮機の各部品の信頼性を高回転する従来の圧縮
機はど高くする必要はなく、前記圧縮機を安価に製造で
きる。
また、遠心力を用いて摩停車変位機構23を作動させる
ことによって外部動力の回転数を減速させるようにした
ため、従来のように急激なトルク変動を伴う電気的で大
掛かりな制御装置は必要なく、従って、この摩擦入力装
置を構造の簡単なコンパクトなものとすることができる
また、2つの摩擦12.17を用いることによって駆動
回転体5を回転軸2に伝達させるようにしたため、遊星
歯車等を用いた機構に比べ騒音を低減することができる
(第二実施例) 次に、本発明の第二実施例を第6図、第7図に従って説
明する。
この実施例は第一実施例の摩擦車変位機構23を第1摩
擦車12に設け、遠心力の増加によって第1摩擦車12
を回転軸2の半径方向内側に変位するようにした点につ
いてのみ前記第一実施例と異なっている。
さらに詳述すると、前記動力伝達シャフト11の第1支
持筒体3の外周側及び第2筒支持筒体4の内周側には各
々スラストベアリング31を介して固定リング32が嵌
合され、同シャフト11を定位置に固定するようになっ
ている。
前記動力伝達シャツl−11における第1支持筒体3と
第2支持筒体4とのほぼ中央部には中空部30を存する
第1摩擦車12が同シャフト11の軸心方向に移動可能
に挿入されている。第1摩擦車12の中空部30におけ
る動力伝達シャフト11を挟んだ両側には四角柱状の遠
心錘19が移動可能に配置されるとともに、同遠心鍾1
9には一端が動力伝達シャフト11に回動可能に連結さ
れた連結棒33の他端が回動可能に連結されている。
従って、前記第1摩擦車12は連結棒33によって動力
伝達シャフト11の軸心方向には一定量だけ移動可能と
なるとともに、同動力伝達シャフト11とはスプライン
により同期回転可能となっている。また、前記動力伝達
シャフト11の連結棒33に近接する上部にはバネ座2
4が嵌合され、同バネ座24と第1摩擦車12との間に
は付勢手段としてのバネ15が1縮状態で介装されてい
る。
次に、上記のように構成された第一二実施例の作用を説
明する。
第一実施例と同様に外部動力による駆動力が■ベルト7
aを介してプーリ7に伝達され、同プーリ7が固着され
た前記駆動回転体5を所定の低回転数で回転させる。
このときに、第1摩擦車12には低回転による遠心力で
前記遠心錘19を動力伝達シャツl−11から離れる方
向に移動させようとする力が生じるが、この力よりもバ
ネ15の付勢力の方が大きいため、第1摩擦車12は同
シャフト11の軸心方向には移動しない。従って、駆動
回転体5の回転は第1摩擦車12、動力伝達シャフト1
1及び第2摩擦車17を介して最大の減速効果で回転軸
2に伝達される。
ところが、前記外部動力の駆動力が変化し、前記プリー
リフを所定の低回転よりも高い高回転となると、前記第
1 If擦屯12の回転数も高くなる。
すると、動力伝達シャフト11を中心とする遠心力が前
記バネ15の付勢力よりも大きくなるため、第1摩擦車
12内部の遠心錘19が動力伝達シャフト11から離れ
る方向に移動し、前記第1摩擦車12を回転軸2の半径
方向内側(第6図の二点鎖線で示す位置から実線で示す
位置)に移動させる。すると、第1摩擦車12の転動軌
跡が小さくなるため、第1B!擦車12の回転数が低く
なって減速効果を大きくし、その結果、回転軸2には外
部動力が減速されて出力される。
従って、この第二実施例も前記第一実施例と同様の効果
を奏するとともに、摩擦車変位機構23を第1摩擦車1
2内に設けたため、前記第一実施例よりも摩擦入力装置
自体を小型化することができる。
なお、本発明は前記各実施例に限定されるものではなく
、例えば、次に示すように変更して具体化することがで
きる。
(1)第1及び第2摩擦車12.17の前記底面5a、
16aとの接触部分や、同底面5a。
16aにゴム、エラス1−マー等のKH抵抗の高いもの
を取り付けてもよい。
(2)第二実施例における摩擦車変位機構23を第2摩
擦車17に設け、高い遠心力が加わると、同第2摩擦車
17が回転軸2の半径方向外側に移動するようにしても
よい。
(3)前記各実施例にオSけるバネ15の付勢力を任、
αに変えることによってn擦屯変位機構23の作動する
回転数を任意に変更してもよい。
発明の効果 以上詳述したように、本発明の摩擦入力装置は外部動力
の回転数が高くなるに従いその回転数を徐々に減速して
圧縮機の回転軸に伝達することができるため、圧縮機の
余計な大容量運転をを防止でき、ひいては軸受、シリン
ダ、ピストン等の摩耗を少なくして同圧縮機の寿命を長
くすることができるとともに、同摩擦入力装置自体も簡
単でコンパクトなちとなるため、安価に製造できるばか
りでなく、小さな取付スペースで済むという優れた効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図から第5図は本発明の第一実施例を示し、第1図
はlJ7!擦入力装置を示す部分破断側面図、第2図は
第1図の摩擦車変位機構を示す部分破断正面図、第3図
は第1及び第2摩擦車の作動状態を示す模式図、第4図
は減速比と移動量との関係を示す線図、第5図はエンジ
ンの回転数と圧縮機の回転数との関係を示す線図、第6
図は第二実施例を示す部分破断側面図、第7図は第6図
の第2摩搾車を示す平面断面図、第8図は従来のクラッ
チ機構を用いた場合の圧縮機の回転数と外部動力の回転
数との関係を示す線図である。 1・・・フロントハウジング、2・・・回転軸、3・・
・第1支持筒体、4・・・第2支持筒体、5・・・駆動
回転体、11・・・動力伝達シャフト、12・・・第1
)?型車、15・・・バネ、16・・・被動回転体、1
7・・・第2摩擦車、19・・・遠心錘、20・・・バ
ネ、21・・・受圧板、23・・・!¥!捺車変車変位
機 構許出願人 株式会社 豊田自動職機製作所代理人  
 弁理士     恩1)博宣第2図 第8図 第4図 移動量β(rrrn) 第5図 Nb (rρm) 駆動装置の回転数 自1 ¥Q−”rI>’j hiIIjIE’;j?”
昭和62年 7月 9日 2、発明の名称 圧縮機における変速機1薦寸きI7擦入力装置3、補正
をする者 事PI’との関係: 特許出願人 住 所  愛知県刈谷市豊田町2丁[11番地氏 名 
  321 株式会社 豊1日自動織機製作所(名 称
)   代表者 豊1)万年 4、代理人 住所 〒500  岐阜市端詰町2番地TE’、L  
0582 (65)−1810(代表)ファックス専用
 0582 (06)  13396、補正の対象 明細書の特許請求の範囲の欄、発明の詳細な説明の欄、
図面の簡単な説明の欄及び図面7、補正の内容 (1)明<■書の特許請求の範囲の欄の記載を別紙の通
り補正する (2)明細書第3頁第14行の「余計な」の記載を、「
冷房能力が過大な運転となるばかりでなく、前記圧縮機
の」と補正する。 (3)明細書第3頁第17行の「特公昭51−2852
6公報」の記載を、「実公昭51−28526号公報」
と補正する (4)明細書第7頁第20行の「減速比効果−1の記載
を、「減速効果」と補正する。 (5)明細書第8頁第13行〜第14行の「外部動力の
・・・値を」の記載を、「圧縮機の出力回転数を外部動
力の入力回転数で割った値を」と補正する。 (6)明8[1書第14頁第8行の「第二摩擦・・・増
加比」の記載を、「第2F2擦車17による被動回転体
16への伝動回転数の増加比」と補正する。 (7)明細書第15頁第19行〜第20行の記載を次の
ように補正する。 rna/Na=r2La/r l ea=−(L)J(
8)明細書第16頁第1行〜第2行の記載を次のように
補正する。 rnb/Nb=r2Lb/r 17!b−(2)j(9
)明細書第17頁第13行の「この・・・関係は」の記
載を、「この圧縮機とエンジンとの回転数の関係は」と
補正する。 (10)明細書第19頁第14行の「定位置に・・・な
っている。」の記載を、「定位置に保持し、シャフトの
軸方向への移動ができないようになっている。」と補正
する。 (11)明細書第21頁第5行の「最大1の記載を、「
最小」と補正する。 (12)明細書第23頁第3行の[圧縮機・・・を防止
、1の記載を、[圧縮機の過大な冷房運転を防止Jと補
正する。 (13)明細書第23頁第7行の[なもとJの記載を「
なものと」と補正する。 (14)明細書第23頁第18行の「第2摩」の記載を
「第1摩1と補正する。 (15)図面の第1図を別紙の通り補正する。 [2、特許請求の範囲 1、圧縮機のハウジングに形成した支持筒体に対し、外
部動力により回転される駆動回転体を支承し、圧縮機の
回転軸には被動回転体を装着し、前記ハウジングには動
力伝達シャフトを回転可能に支持し、同シャフトには前
記駆動回転体に転動接触して回転される第1I′?擦車
を同シャフトと同期回転可能に装着するとともに、前記
被動回転体に転動接触して回転される第2摩擦車を同じ
く同期回転可能に装着し、さらに第1摩擦車及び第2摩
擦車のうち少なくとも一方の摩擦車を減速効果を最小に
する位置に付勢する付勢手段を備えるとともに、遠心力
により前記第1及び第2摩擦車のうち少なくとも一方の
摩擦車を前記動力伝達シャフト上で、かつ減速効果を大
きくする位置に変位させる摩擦車変位機構を設けた圧縮
機における変速機能付き摩擦入力装置。 2、前記付勢手段は支持筒体と第1摩擦車の間に介装さ
れたハネである特許請求の範囲第1項に記載の圧縮機に
おける変速機能付き摩擦入力装置。 3、前記摩擦車変位機構は、動力伝達シャフトの回転軸
側の端部に取付けた受圧板と、回転軸に対し回動可能に
、かつ遠心力により前記受圧板に圧接する外側へ変位可
能に軸支された遠心錘と、同遠心鍾を常には回転軸の中
心側へ付勢するバネとにより構成されている特許請求の
範囲第1項に記載の圧縮機における変1811i機能付
き摩擦入力装置。 4、前記摩擦車変位機構は、第1摩擦車の内部に収容さ
れ、かつ遠心力により第1摩擦車の半径方向外側へ変位
する遠心錘と、一端を動力伝達シャフトに回動可能に連
結し、他端を前記遠心錘に回動可能に連結した連結棒と
、さらに第一摩擦車と動力伝達シャフトとの間に介在さ
れ、第1摩擦車を常には回転軸の半径方向外側へ付勢す
るバネとにより構成されている特許請求の範囲第1項に
記載の圧縮機における変速機能付き摩擦入力装置。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.圧縮機のハウジングに形成した支持筒体に対し、外
    部動力により回転される駆動回転体を支承し、圧縮機の
    回転軸には被動回転体を装着し、前記ハウジングには動
    力伝達シャフトを回転可能に支持し、同シャフトには前
    記駆動回転体に転動接触して回転される第1摩擦車を同
    シャフトと同期回転可能に装着するとともに、前記被動
    回転体に転動接触して回転される第2摩擦車を同じく同
    期回転可能に装着し、さらに第1摩擦車及び第2摩擦車
    のうち少なくとも一方の摩擦車を減速効果を最小にする
    位置に付勢する付勢手段を備えるとともに、遠心力によ
    り前記第1及び第2摩擦車のうち少なくとも一方の摩擦
    車を前記動力伝達シャフト上で、かつ減速効果を大きく
    する位置に変位させる摩擦車変位機構を設けた圧縮機に
    おける変速機能付き摩擦入力装置。
  2. 2.前記付勢手段は支持筒体と第1摩擦車の間に介装さ
    れたバネである特許請求の範囲第1項に記載の圧縮機に
    おける変速機能付き摩擦入力装置。
  3. 3.前記摩擦車変位機構は、動力伝達シャフトの回転軸
    側の端部に取付けた受圧板と、回転軸に対し回動可能に
    、かつ遠心力により前記受圧板に圧接する外側へ変位可
    能に軸支された遠心鍾と、同遠心鍾を常には回転軸の中
    心側へ付勢するバネとにより構成されている特許請求の
    範囲第1項に記載の圧縮機における変速機能付き摩擦入
    力装置。
  4. 4.前記摩擦車変位機構は、第1摩擦車の内部に収容さ
    れ、かつ遠心力により第1摩擦車の半径方向外側へ変位
    する遠心錘と、一端を動力伝達シャフトに回動可能に連
    結し、他端を前記遠心鍾に回動可能に連結した連結棒と
    、さらに第一摩擦車と動力伝達機構との間に介在され、
    第1摩擦車を常には回転軸の半径方向外側へ付勢するバ
    ネとにより構成されている特許請求の範囲第1項に記載
    の圧縮機における変速機能付き摩擦入力装置。
JP794587A 1987-01-15 1987-01-15 圧縮機における変速機能付き摩擦入力装置 Pending JPS63176856A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7407193B2 (en) 2004-03-18 2008-08-05 Takata Corporation Seat belt buckle
JP2012504732A (ja) * 2008-10-02 2012-02-23 パリセ、ルイス アンドレ 連続変速システム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7407193B2 (en) 2004-03-18 2008-08-05 Takata Corporation Seat belt buckle
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