JP3461876B2 - まさつ車無段変速装置 - Google Patents

まさつ車無段変速装置

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JP3461876B2
JP3461876B2 JP24140493A JP24140493A JP3461876B2 JP 3461876 B2 JP3461876 B2 JP 3461876B2 JP 24140493 A JP24140493 A JP 24140493A JP 24140493 A JP24140493 A JP 24140493A JP 3461876 B2 JP3461876 B2 JP 3461876B2
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    • F16H15/00Gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio, or for reversing rotary motion, by friction between rotary members
    • F16H15/48Gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio, or for reversing rotary motion, by friction between rotary members with members having orbital motion
    • F16H15/50Gearings providing a continuous range of gear ratios
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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は機械動力の伝達において
回転速度の制御を行うまさつ車無段変速装置に関するも
のであり、より詳細には、まさつ面を構成するゴムある
いは類似の弾性物質の弾性変形を利用することによって
入出力軸間の回転比率を無段階に変化させることのでき
る無段変速装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、ゴムを材料として作られたVベル
トを金属製のまさつ車(コーンプーリ)に接触させ、そ
の接触する箇所を適宜の手段により移動させてまさつ車
の有効作動半径を変更することで所要の変速を行う形式
の無段変速機が実用に供されている。
【0003】しかし、まさつ車の接触面をゴムにより形
成し、このゴムにより形成された部分を弾性変形させる
ことによりまさつ車の作動半径を変換する方式の変速装
置は知られていない。さらに、電気的制御によらないで
動力負荷の変化に応じて自動的に変速比率を変換する装
置も同じく知られてはいない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一般に、機械装置にお
いて、例えば物上げ運搬機械、混練装置、破砕装置、工
作機械など、運転中に負荷の大きな変動のある装置にお
いて、作業時間の短縮あるいは設備動力の縮小を図るに
は、負荷の変動に即応して無段変速機による回転速度並
びに出力トルクの変換を行うことが望ましい。
【0005】しかし無段変速機のコストが高いこと、操
作に人手を要すること、あるいは自動化のために他に複
雑な制御機器を要することなどの理由により、広範囲で
の使用は実現していない。
【0006】本発明は低廉な価格で、しかも極めて簡単
な操作によるか、または何等の操作を要することなく自
動的に、負荷の変動に対応して出力トルクと回転速度と
を合理的に変更することのできる動力伝達装置を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は前記の課題を解
決するため、円筒形状の外殻の内側に肉厚のゴムまたは
類似の弾性物質からなる環状体を設置して、その弾性物
質で構成された内周面を内接まさつ面とする非回転の内
接まさつ車とし、別に設けた外面まさつ車を転がり接触
させると共に、前記外殻の一側に内接まさつ車の軸心に
沿った第一回転軸を設け、この第一回転軸に偏心継手を
設けて、前記外面まさつ車が前記内接まさつ面に沿って
転動する際の回転運動に連動する構造とし、さらに外面
まさつ車が内接まさつ面に沿って転動して起こす周回運
動に連動して回転する第二回転軸を第一回転軸と同心に
設けた構成において、内接まさつ面の弾性変形を利用し
て前記外面まさつ車との接触を維持しながら、外面まさ
つ車の周回運動の軌道半径を伸縮させる機構を具備させ
たものである。
【0008】
【作用】以上の構成において外面まさつ車が前記内接ま
さつ面に沿って轉動して起こす周回運動の軌道半径を無
段階に変化させることにより第一回転軸と第二回転軸の
回転比率を変化させるものである。
【0009】
【実施例】以下本発明に係る実施例の装置を図面によっ
て説明する。なお、ここに示す各図面において使用され
た同一の参照符号は同一または類似部分を示すものであ
る。
【0010】図11は本発明に係る実施例の装置の外観
を示す側面図で、装置の中央部分をなす円筒形の外殻1
の両側部には同心に配列された第一回転軸3および第二
回転軸5がそれぞれ設けてある。図12は図11に示す
装置の内部構造を説明するための側断面図である。
【0011】図12に図示された外殻1の内側の空間は
円筒形であって、その内周面にはゴムまたはプラスチッ
クなどの弾性物質を材料として半径方向に十分な肉厚を
有する環状体でつくられた非回転の一対の内接まさつ車
7,7’が互いに隣接して固定あるいは一方のみが軸方
向に移動調整可能に設けられている。各内接まさつ車
7,7’を構成する環状体は断面形状は台形状をなして
おり、その内周面は車輪走行のための軌条として形成さ
れた内接まさつ面9,9’である。
【0012】この内接まさつ面9,9’には軌条に沿っ
て転動して周回運動を行う一対の外面まさつ車11,1
1’の外周面の一部がそれぞれ当接されている。外面ま
さつ車11,11’の各中心には、好ましくはころがり
軸受けを介在させて、円柱状または図示のように、中空
円筒状の回転自在に嵌挿された保持円盤13,13’が
配置してあり、各保持円盤13,13’は連結装置15
を介して互いに連結している。両保持円盤13,13’
と連結装置15とは共同して外面まさつ車11,11’
を支持するための腕木手段を形成していて、以後に詳細
に述べる構成により、外面まさつ車11,11’の互い
の軸間間隔を縮小拡大することが可能である。
【0013】第一回転軸3には、図13に例示するよう
な公知のオルダムカップリングと呼ばれる偏心継手17
を備え、外面まさつ車11’が遠心方向に移動して偏心
位置にある場合においても、外面まさつ車11’の回転
と連動して回転するものである。
【0014】又図示のように、外殻1の一側に備えた第
二回転軸5は外面まさつ車11,11’が内接まさつ面
にそって転動して行う周回運動に連動して回転するもの
であって、図示の場合には保持円盤13の中央部の空所
を貫通して連結装置15の中心位置と連結している。
【0015】いま図12に示す状態から、前述した偏心
継手17を備えた第一回転軸3によって外面まさつ車1
1’を回転させると、外面まさつ車11’は内接まさつ
面9’にそって転動して周回運動を行う。このとき、後
述する方法にしたがって、外面まさつ車11も同じく回
転しつつ内接まさつ面9の軌条に沿って周回運動を行
う。
【0016】その結果、第二回転軸5も保持円盤13,
13’と連結装置15とで構成された腕木手段と一体と
なって回転する。
【0017】ここで、前記腕木手段の作用により両外面
まさつ車11,11’の軸間距離を伸縮させると、内接
まさつ面9,9’は弾性変形して外面まさつ車11,1
1’とのころがり接触状態を維持したまま外面まさつ車
11,11’の周回軌道の半径が変化する。
【0018】一方内接まさつ面9,9’の接触表面は変
形により延伸あるいは縮小しているから外面まさつ車1
1,11’の走路が伸縮することになって周回運動の角
速度は低下あるいは増加する。その結果、第二回転軸5
の回転角速度も低下あるいは増加するものである。
【0019】ただし腕木手段の形態は一様ではなく、操
作方法も異なるから、これを大別すると、腕木手段を第
二回転軸5の負荷に対応して自動的に調整する第一の構
成と、制御により所望に応じて調整する第二の構成があ
る。そこで、先ず前記第一の構成、すなわち第二回転軸
5の負荷により腕木手段を操作して外面まさつ車11,
11’の周回運動の軌道半径を自動的に変化させる構成
を用いた異なる4つの実施例の装置をそれぞれ図面を参
照して以下に説明する。
【0020】(第1実施例)図1は図11の線I−Iに
沿う断面に相当する断面図で、第1実施例の装置の要部
を示すものであり、図2は同じ装置の側断面図である。
【0021】本装置には中空円筒形の外殻1があり、外
殻1の両側にはそれぞれ第一回転軸3、第二回転軸5を
備えている。外殻1の円筒形の内側空間を囲む内周面に
はそれぞれ一様の肉厚のゴム又はプラスチックなどの弾
性物質によって形成される一対の環状の内接まさつ車
7,7’が適宜に隔離して固定してあり、図2に示すよ
うに外殻1の内周面を巡る互いに平行な二条の軌条を形
成する内接まさつ面9,9’を備えている。
【0022】この軌条には、一対の外面まさつ車11,
11’を図1ならびに図2に示したように相反する位置
(180°位相のずれた位置)においてそれぞれ接触さ
せている。外面まさつ車11,11’のそれぞれの中心
には回転自在に嵌挿された円筒形の保持円盤13,1
3’があり、これら一対の保持円盤13,13’には長
方形の開口部分21,21’があり、さらに開口部2
1,21’の互に対向する縁にはラック23,23’を
それぞれ対向して取り付けている。
【0023】さらに、両保持円盤13,13’は互いに
平行して軸心に対して直交する方向で互に反対方向に移
動するように、図2に示すプリズムガイド19,19’
をもって組み合わされている。そこでラック23,2
3’は適宜な間隔をもって互いに平行して図示のよう
に、第二回転軸5上に固定されたピニオン25と相対向
する位置において共にかみ合っている。
【0024】以上の構成において、プリズムガイド1
9,19’、ラック23,23’、およびピニオン25
は図12における連結装置15に対応する本第1実施例
の装置における連結装置であって、保持円盤13,1
3’とともに本装置の腕木手段を構成している。
【0025】ここで、前記一対の外面まさつ車11,1
1’が図1ならびに図2に示すように適宜の軸間距離を
保って保持され、それぞれ内接まさつ面9,9’に加圧
接触している。さらに、外殻1の一側に設けてある第一
回転軸3は図13に示したような偏心継手17を介して
一方の外面まさつ車11’を回転駆動するものである。
【0026】ここで、図1に示すように第一回転軸3に
より外面まさつ車11’を矢印Yに示す反時計方向に回
転させようとすると、外面まさつ車11’は内接まさつ
面9’に沿って転動して時計方向に周回運動を起こす。
【0027】このとき保持円盤13’は外面まさつ車1
1’の回転運動には追随することなく、前記周回運動に
のみ伴って周回移動を行うが保持円盤13’上のラック
23’とピニオン25とのかみ合いによって、ピニオン
25も時計方向に回動する。一方の外面まさつ車11
も、保持円盤13がプリズムガイド19,19’の作用
と、ピニオン25とかみ合うラック23,23’の作用
により回動されるため共に時計方向に周回運動を起こ
し、内接まさつ車7と接触したまま周回しつつ回転す
る。
【0028】ここで、第2回転軸5に負荷が存在しピニ
オン25が回転に抵抗する場合は両ラック23,23’
とピニオン25とのかみ合いによって、両保持円盤1
3,13’は互いに遠心方向に移動して離反し、それぞ
れの外面まさつ車11,11’の周回運動の軌道半径を
拡大する。その結果、外面まさつ車11,11’に作用
する内接まさつ面9,9’からの弾性反力が増加し、そ
の圧力はラック23,23’を通じてピニオン25を時
計方向に回転させる応力となり、前記の負荷による抵抗
に釣り合う状態に達すると軌道半径の増加は停止されて
ラック23,23’とピニオン25は一体となって周回
運動にともなう回動を開始して、第二回転軸5を時計方
向に回転させることになり、同時に軌道半径の増加は停
止する。
【0029】また負荷が減少する場合には前記の弾性反
力によりピニオン25は急速に回転してラック23,2
3’とのかみ合い位置を変更し、両外面まさつ車11,
11’の周回運動の軌道半径を縮小させる。
【0030】以上のことから、第一回転軸3を入力軸と
し外面まさつ車11’を回転駆動する場合に、第二回転
軸5の負荷が小である場合は両外面まさつ車11,1
1’の周回運動の軌道半径は等しく小であり、負荷が大
である場合は軌道半径は拡大される。
【0031】したがって外面まさつ車11,11’の回
転速度が一定の場合、第二回転軸5の回転角速度は別に
掲げた計算式により説明する通り負荷に反比例的に増減
することになる。また、構造により理解されるように、
第二回転軸5の出力トルクは軌道半径の増加に当然比例
するから、回転角速度とは反比例して変化することにな
る。
【0032】第一実施例の装置の第一回転軸3と第二回
転軸5の間の回転比率は、もし内接まさつ車7,7’の
半径が一定不変の場合には、公知のサイクロイド型と呼
ばれる歯車式減速装置などと同様に内接まさつ車7,
7’の半径と外面まさつ車11,11’の半径から数式
(1)により算出できる。
【0033】
【数1】 ここに、 N1は第一回転軸の回転数 N2は第二回転軸の回転数 Rは運転時の内接まさつ面の有効半径 r は外面まさつ車の半径とする 数式(1)において、もし無負荷時の内接まさつ面9,
9’の半径が外面まさつ車11,11’の半径rとほぼ
同一のものであり、第二回転軸5の負荷により内接まさ
つ面9,9’が歪むことにより運転時に周回運動の軌道
の有効半径の拡大が生じたとすると、数式(2)が成立
する。
【0034】
【数2】R≒r+△r ・・・・・(2) ここに、△rは第二回転軸の負荷による内接まさつ面の
歪みにともなう半径の拡大量さらに(1)式と(2)式
から数式(3)を導くことができる。これを改めると数
式(4)が導かれる。
【0035】
【数3】
【数4】 これらの数式において外面まさつ車11,11’の半径
rは装置の設計により定められる定数であるから、第二
回転軸5の回転数N2 は第二回転軸5の負荷の増大に伴
い内面まさつ面9,9’が弾性変形されることに伴う軌
道半径の拡大量△rに反比例して減少することが理解で
きる。
【0036】すなわち、内接まさつ車7,7’が何等押
圧変形を受けていない状態において、その内接まさつ面
9,9’半径が外面まさつ車11,11’の半径とほぼ
同一寸法(正確には僅かに小径)としてある場合には、
第二回転軸5の回転数は内接まさつ面9,9’の歪み量
に反比例することになる。
【0037】ここで、内接まさつ面9,9’を形成する
環状体のゴムその他の弾性物質は図示の環状の形態にお
いて金属におけるヤング率のように一定の弾性係数にほ
ぼ従って変形するものと考察できるから、前記の歪みに
よる半径の拡大量△rは第二回転軸5の負荷により内接
まさつ面9,9’に加えられた応力にほぼ比例すること
が期待できる。
【0038】そこで、第一実施例の装置の所望の設計に
おいて、第二回転軸5の負荷によりピニオン25とラッ
ク23,23’の間に働く応力は負荷に対応し、この応
力をラック23,23’や外接まさつ車11,11’を
通じて内接まさつ車7,7’に伝えて弾性変形を起こさ
せると、その歪みによる半径の拡大量△rは負荷に対応
する。そこで、第一回転軸3を入力軸として一定の速度
で駆動する場合、出力軸となる第二回転軸5の回転数は
負荷の増減にほぼ反比例して変化し、一方回転トルクは
負荷の増減にほぼ比例して変化することになる。
【0039】すなわち、軽負荷時には高速で回転し、重
負荷時には高いトルクで低速で回転する定出力の動力装
置で、しかも動力伝達のためのまさつ接触圧力は負荷の
低減に伴って減少する性質を備えた装置を実現できる。
【0040】上記第一実施例においては、ピニオン25
およびラック23,23’を使用しているが、図3に示
すようにピニオン25の代わりに一対のカム山を備えた
カム板125を使用し、ラック23,23’の代わり
に、例えば図示のようなカムフォロワ−123,12
3’を使用することも可能である。
【0041】ただし、カム125がカムフォロワ−12
3,123’と当接する作用面125Fを例えば第二回
転軸5のまわりに基礎円を置くインボリュ−ト曲線に沿
って成形し、カムフォロワ−123,123’が常に第
二回転軸5の負荷にほぼ対応する応力を受けるようにす
ることが望ましい。
【0042】この構成によっても、その作用効果は第1
実施例の装置とほぼ同様である。また、一対のカムをそ
れぞれの保持円盤13,13’上に取り付け、対応して
一対のカムフォロワ−123,123’を第二回転軸5
側に取り付けることも可能である。
【0043】次には、ほぼ同様の効果を有するより簡便
な構造の第2実施例を図4および図5を参照して以下に
述べる。
【0044】(第2実施例)図4は第2実施例の装置の
要部を示す断面図で、円筒形の外殻1、ゴムまたはプラ
スチックで形成された内接まさつ車7,7’、一対の外
面まさつ車11,11’、図示していない第一回転軸3
および第二回転軸5は第1実施例と同様である。
【0045】外面まさつ車11、11’の中心にはそれ
ぞれ回転自在に嵌挿された一対のリング状あるいは中空
円筒状の保持円盤13、13’があり、両保持円盤1
3,13’は互いに一対の平行リンク27,27’の両
端31,31’においてリンク結合されており、さらに
図示のように両リンク27,27’は各中央部分におい
て第二回転軸5上に固定され両側に延設されたレバ−部
材29の両端ともリンク結合されている。
【0046】この構成においてレバ−部材29とリンク
27、27’とは本装置の連結装置であって、両保持円
盤と共に腕木手段を構成して、外面まさつ車11,1
1’は互いに接近離反可能に第二回転軸5に保持される
ものである。
【0047】ここでは、一対の外面まさつ車11,1
1’は各保持円盤13,13’と平行リンク27,2
7’により構成された四節回転連鎖により結ばれてい
て、それぞれの保持円盤13,13’の上にある2つの
リンクの連接点、すなわち一対の連接点31,31を結
ぶ直線、ならびに一対の連接点31’,31’を結ぶ直
線はいずれも外面まさつ車11,11’の中心を通過し
ないものであり、またレバ−部材29上の一対のリンク
27,27’との各結合点33,33の中心を結ぶ直線
は第二回転軸5の中心を通過するものである。
【0048】ここで、第4図に示す位置関係は外面まさ
つ車11,11’の中心が内接まさつ車7,7’より受
ける弾性圧力により、共に第二回転軸5に最も接近した
位置にある。この状態から、図示しない第一回転軸3に
より外接まさつ車11’を矢印xの示すように時計回り
に回転させようとすると、外接まさつ車11’は内接ま
さつ面9’上を転動して反時計回りに周回運動を行うこ
とになり、ついで一対のリンク27,27’もそれぞれ
レバ−部材29との連接点33の回りを反時計方向に回
動して他方の外面まさつ車11にも同様に周回運動を起
こさせる。
【0049】この場合に、もし第二回転軸5が負荷によ
って前記周回運動にしたがって回転しない場合はレバ−
部材29は回転しないから、リンク27、27’のみが
レバ−部材29に対して回動変位して図5に示すように
第二回転軸5と外面まさつ車11,11’の間隔は拡大
され、内接まさつ車7,7’は押圧変形を受けて、それ
ぞれの外面まさつ車11,11’の周回運動の軌道半径
を増加させる。
【0050】押圧変形によって内接まさつ車7,7’の
受ける圧力は次第に増加し前記の負荷に対応する圧力に
達すると、第二回転軸5を回転させることになって、以
後一定の周回運動の軌道半径を保った状態で第二回転軸
5を駆動する。
【0051】このときの軌道半径の拡大量は本第2実施
例の装置においても限定された範囲においては第二回転
軸5の負荷にほぼ対応している。そこで周回運動の第二
回転軸5に対する回転モ−メントは負荷に対応して増大
することになる。
【0052】一方、増加した軌道半径において外面まさ
つ車11,11’が周回運動を行うこととなるから、必
然的に第二回転軸5の回転角速度は低下することにな
る。
【0053】以上の説明から、本第2実施例の装置にお
いても前記第1実施例の装置と同様の効果を期待できる
ことが理解される。
【0054】本第2実施例の装置において、リンク2
7,27’は第二回転軸5上のレバ−部材29と直接連
接されているが、必ずしもその必要はなく、例えば単に
第二回転軸5を保持円盤13の周回運動にのみ連動する
ようにして置き、第二回転軸5の負荷抵抗により保持円
盤13の周回運動が阻害されると保持円盤13が両リン
ク27,27’を回動する構造とすることも出来るもの
である。
【0055】さらに同様の効果を示す第3実施例の装置
の構造について図面を参照して以下に説明する。
【0056】(第3実施例)図6ならびに図7は第3実
施例の装置の要部を示す断面図であり、本装置も前記諸
例と同様に外殻1、図示されない第一回転軸、第二回転
軸5、内接まさつ車7,7’、外面まさつ車11,1
1’を備える。これらの外面まさつ車11,11’には
各自保持円盤13,13’が回転自在に嵌挿してある。
これらの保持円盤13,13’は一対の平行リンク2
7,27’により互いに連接されている。一方、第二回
転軸5には一対のクランク軸35,35’が固定されて
いて通常の二気筒エンジンに見られるものと同様な二重
クランク軸を構成している。
【0057】これらのクランク軸35,35’はそれぞ
れ前記保持円盤13,13’に設けられた偏心孔に図示
のように回転自在に挿通してある。ここでは平行リンク
27,27’とクランク軸35,35’とが本装置にお
ける連結装置であって、偏心孔を設けた保持円盤13,
13’とともに腕木手段を構成して、外面まさつ車1
1,11’を軸線に対して直交する方向に互に離反する
ように支持しながら周回運動の軌道半径を変化させるも
のである。
【0058】この第3実施例の装置が静止状態にある場
合は、外面まさつ車11,11’は内接まさつ車7,
7’より受ける弾性圧力により周回運動の軌道半径が最
小である位置、すなわち図6に示した位置に置かれてい
るが、外面まさつ車11’が図示のz方向に回転駆動さ
れて、内接まさつ面9’に沿って反時計方向に周回運動
を起こすと、クランク軸35’によって第二回転軸5も
回転を開始する。
【0059】しかし、もし第二回転軸5の負荷によって
クランク軸35’が旋回を阻止されていれば、外面まさ
つ車11’は保持円盤13’と共にクランク軸35’を
回転の中心として回動する。そのため外面まさつ車1
1’の中心位置は遠心方向に移動して内接まさつ車7’
を押圧変形させる、同時に外面まさつ車11’の変位は
リンク27,27’により一方の外面まさつ車11をも
同様に変位させ、図7に示すように両外面まさつ車1
1,11’の周回運動の軌道半径を増加させると共に内
接まさつ車7,7’の受ける押圧圧力も増加し、第2回
転軸5の負荷に対抗する圧力に達するとクランク軸3
5,35’を旋回駆動させる応力となって第二回転軸5
を起動する。
【0060】以後、負荷の変動がないとすれば外面まさ
つ車11,11’の軌道半径は増加せずに一定の速度で
周回運動が行われ、第二回転軸5の回転が継続する。こ
のときには外面まさつ車11,11’の周回運動の角速
度は低下しているし、一方クランク軸35,35’に対
する圧力増加は第二回転軸5に対する回転モ−メントの
増加となっている。この場合も負荷が減少すれば、内接
まさつ車7,7’の弾性により周回運動の軌道半径が縮
小して回転速度は増加する。
【0061】以上のことから前記の各実施例の装置と同
様に本第3実施例の装置も第二回転軸の負荷に対応する
自動変速装置となる。
【0062】以上の各実施例の装置において各外面まさ
つ車11,11’はそれぞれ一定の平面において回転駆
動されるものであるが、次には外面まさつ車11,1
1’の運動平面を前後に移動させる形式の第4実施例の
装置について以下にのべる。
【0063】(第4実施例)一部断面を含む切欠き側面
図である図8に示す第4実施例の装置は外殻1、第一回
転軸3、一対の非回転の内接まさつ車7,7’、一対の
外面まさつ車11,11’および第二回転軸5を前記の
各実施例の装置と同様に備えている。
【0064】この第4実施例の特徴は一対の内接まさつ
車7’の一方のみが外殻1に固定され、他の一方が移動
台37に搭載されて軸方向に移動可能であって、推力ス
プリング51により図面の右方に向けて付勢されてお
り、内接まさつ車7に当接する外面まさつ車11のまさ
つ面がVシ−ブ状の形状に成形され、内接まさつ車7の
内周面に跨座したように接触していることである。
【0065】さらに第二回転軸5は図示するように内側
5Aと外側5Bに分割してあり、内側5Aと外側5Bと
の連結部分には乗り上げ機構39を備えてあって前記移
動台37とスラスト軸受け53を介して接触している。
【0066】この乗り上げ機構39はボ−ル39Bと波
形の傾斜面39Sを利用して軸に加えられる捩りモ−メ
ントを軸方向応力に変換する構成のものである。さらに
第二回転軸5は図示したように内側5Aの先端、すなわ
ち左端においてスプライン軸41として加工され、この
スプライン軸上には滑動部材43が滑動自在に挿通され
てあって、滑動部材43は両側に張り出された翼部45
があり、その端部にはそれぞれ回転自在にクランク片4
7を抱着している。このクランク片47は小円盤の両側
の偏心位置にそれぞれ突設された軸部47Sを有するも
のである。
【0067】一方、外面まさつ車11,11’には、前
記諸例と同じにように保持円盤13,13’が嵌挿され
てあって、各保持円盤13,13’は図示のように前記
のクランク片47の両方の軸部47Sと図示のようにリ
ンク結合している。したがって、両保持円盤13,1
3’は両クランク片47と共に四節回転連鎖機構を形成
しているものであり、これにより、外面まさつ車11,
11’は軸線に対し常に直交する方向に離反した状態に
維持されるものである。
【0068】したがって本装置においては、クランク片
47と滑動部材43とが連結装置であり、保持円盤1
3,13’と共に本実施例の装置の腕木手段を構成して
いる。
【0069】以上の構成において、第一回転軸3を入力
軸として本装置を運転すると、外面まさつ車11’が内
接まさつ車7’に沿って周回運動して、他の一方の外面
まさつ車11も周回運動を起こす。その結果、第二回転
軸5のスプライン軸41を備えた内側5Aを回転駆動し
て、乗り上げ機構39を介して外部出力軸端5Bを回転
させる。しかし、出力側5Bに回転を阻止する負荷があ
ると、乗り上げ機構39の作用によって乗り上げ機構3
9の左方部分が左方向に加圧され後退するものである。
そこで乗り上げ機構39の左側のフランジ部分が左方向
に移動して、移動台37を推力スプリング51の抗力に
反して左方向に押圧することになる。
【0070】そこで移動台37に搭載された内接まさつ
車7が左に移動すると、外面まさつ車11も内接まさつ
車7に跨座したまま左に移動し、クランク片47を図示
において反時計方向に回動させる。その結果、両外面ま
さつ車11,11’は軸間距離が互いに離反する方向に
移動し、各自の周回運動の軌道半径は拡大する。軌道半
径の拡大に伴う内接まさつ面7,7’の弾性反力は乗り
上げ機構39を通じて第二回転軸5の負荷抵抗に釣り合
うまで増加することになる。この場合にも軌道半径の増
加は回転モ−メントの増加となり、前記の負荷に抗して
出力側5Bの軸端すなわち第二回転軸5を回転させるこ
とになる。
【0071】このように、第二回転軸5の負荷が大であ
るときは移動台37はより長く左側に後退して、その結
果外面まさつ車11,11’の周回運動の軌道半径はよ
り大となるものである。負荷が減少する場合は乗り上げ
機構39が作動して移動台37は右側にスプリングバッ
クし、軌道半径は短縮することになる。
【0072】以上の説明から理解されるように、本第4
実施例装置によっても負荷により自動的に回転速度を変
換することが出来る。
【0073】以上に述べた第1〜第4の各実施例の装置
は前述した第一の構成に属する自動無段変速機であり、
その要点は第一回転軸3を駆動軸として運転した場合、
出力軸である第二回転軸5の負荷抵抗を利用して、外面
まさつ車11,11’を遠心方向に移動し、外面まさつ
車11,11’の周回運動の軌道半径を自動的に変化さ
せることによって第二回転軸5の回転速度を無段階に変
化させることである。
【0074】上記の各実施例の装置並びに後述の第5実
施例の装置に見られる四節回転連鎖機構は、例えば交差
リンクとカム機構を組み合わせるなどの構成によって、
変更することができるものである。
【0075】次に、同じくゴム又はプラスチックなどの
弾性部材を用いた内接まさつ面9,9’のある無段変速
機において、前述した第二の構成、すなわち第二回転軸
5の負荷とは無関係に所望の回転比率を得るように任意
に操作制御できる構造について、第5、第6実施例を図
面を参照して以下に説明する。
【0076】(第5実施例)第5実施例の装置は、一部
断面を含む側断面図である図9に示すように、前記の第
4実施例の装置と同様に外殻1、第一回転軸3、一方の
みが移動可能の一対の内接まさつ車7,7’、外面まさ
つ車11,11’、および外面まさつ車11,11’を
支持するための腕木手段を構成する支持円盤13,1
3’と連結装置を備えているが、第二回転軸5には乗り
上げ機構が付帯せずに、移動可能の内接まさつ車7を搭
載する移動台37は図示の通り螺合するスクリュ−55
とウオ−ム装置57により図において左右に移動する構
成を備えている。
【0077】以上の構成においてウオ−ム装置57を例
えば手動操作して移動台37を左右いずれかに移動させ
ることにより外面まさつ車11,11’の周回運動の軌
道半径を変化させるものである。
【0078】すなわち、第5実施例の装置においては一
対の内接まさつ車7,7’の相互の間隔を操作により調
整して、これらの内接まさつ車7,7’に跨座している
外面まさつ車11,11’の周回運動の軌道半径を前記
の第4実施例の装置と同様に変化させるものであり、第
一回転軸3と第二回転軸5との回転比率は所要に応じて
ウオ−ム57の操作で調整できるものである。
【0079】次に第二の構成を実施するための他の一例
として第6実施例の装置を図面を参照して説明する。
【0080】(第6実施例)図10に示す装置は上記の
諸例と同じく円筒形の内側空間を有する外殻1、第一回
転軸3、第二回転軸5、内接まさつ車7、7’外面まさ
つ車11,11’およびリング状あるいは中空円筒状の
保持円盤13,13’を備えると共に、図示のように保
持円盤13、13’を各自に第二回転軸5と結ぶ連結装
置を構成するガイドロッド301,301’、ガイドロ
ッド301,301’を第二回転軸5上に固定する両面
台座305、および保持円盤13,13’上に設けられ
ガイドロッド301,301’を滑動自在に抱持するガ
イドホルダ−307、ガイドホルダ−307を介して外
面まさつ車11,11’を内接まさつ車7,7’に対し
て付勢する複数の押圧バネ309を備えるものである。
【0081】したがって保持円盤13,13’は上記の
連結装置と共に本装置の腕木手段を構成して押圧バネ3
09の作用により常に外面まさつ車11,11’をそれ
ぞれ内接まさつ車7,7’に対して加圧接触させてい
る。
【0082】さらに、図に示すように内接まさつ車7,
7’のゴム製の環状体の内側にタイヤチュ−ブ状の加圧
チュ−ブ311が設けてある、この加圧チュ−ブ311
は図示のバルブ313を通じて図示していない圧力装置
に通じてあって、空気あるいは他の流体により加圧調整
が出来るように構成されるいるものである。
【0083】この構成において、図示していない圧力装
置により内接まさつ車7,7’のまさつ面を形成する環
状体の内側の加圧チュ−ブ311を加圧調整すれば内接
まさつ車7,7’は膨張あるいは収縮し、押圧バネ30
9の反力に対抗して腕木手段が自動的に伸縮して外面ま
さつ車11,11’の周回運動の軌道半径が変化する。
したがって、第一回転軸3と第2回転軸5の回転比率を
変更できるものである。
【0084】この第6実施例の装置においては第一回転
軸3あるいは第2回転軸5のいずれをも入力軸として駆
動しても、出力軸とされた軸の負荷に対応するような十
分の接触圧力が外面まさつ車11,11’と内接まさつ
面7,7’の間に働いていれば、目的とする変速作用を
果たすことができる。
【0085】以上複数の実施例によりゴムあるいは類似
の弾性物質をもって構成された内接まさつ車7,7’を
有する無段変速装置の変速機構について説明したが、第
6実施例の装置において示した空気または他の流体の圧
力を利用して内接まさつ車7,7’を変形させる機構は
他のいずれの実施例の装置にも併用できるものである。
【0086】例えば上述の第一の構成の属する第1実施
例の装置に併用した場合、第2回転軸5の負荷が僅少で
ある時において、流体の圧力を低下させることによって
外面まさつ車11,11’の軌道半径を拡大して第二回
転軸5の回転速度を減少させることが可能となる。
【0087】また第二の構成に属する第5実施例の装置
の場合にも例えば駆動動力が変更され、したがって所要
のまさつ接触圧力が変更を要するときに、チュ−ブ内圧
力の調整により適宜な対応を許すものである。
【0088】以上の実施例の各装置において、一対の外
面まさつ車11,11’が配置され、その一方が入力に
より駆動されるものとして説明したが、さらに多数の外
面まさつ車を配置し、それらを第一回転軸3により直接
駆動することは、例えば複数のオルダム継手を各車間に
配置するなどの手法により可能である。
【0089】また、第6実施例の装置を除く各実施例の
説明において、第1回転軸3を入力軸として駆動する場
合について説明したが、第二回転軸5を入力軸として駆
動して定比率の減速機として作用させることは、まさつ
面における十分な接触圧力を確保することを条件として
実用できる。
【0090】さらに以上の実施例において内接まさつ車
を弾性物質により構成するものとしたが、発泡ゴムや繊
維、ワイヤ−などを併用したり、密封したエア−チュ−
ブを設けて内接まさつ車の耐久性、弾性の改良などに資
することができる。
【0091】
【発明の効果】本発明に係る無段変速装置はゴムあるい
は他の類似の弾性物質の変形を利用して変速作用を行う
装置であるため、構造が簡単でコストが節約できるばか
りでなく、操作においても自動操作あるいは調整操作に
よる変速が可能となる。さらに、始動時あるいは運転中
の急激な負荷の変動による衝撃に対して、ゴムの弾性が
自動的にショックアブソ−バ−として機能するばかりで
なく、例えば無負荷時や軽負荷時の早送り、早戻り操作
などが自動的に行われるなど優れた特徴を有するもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の装置の要部を示す断面図。
【図2】図1の装置の側面図。
【図3】第1実施例の別案を示す断面図。
【図4】第2実施例の装置の要部を示す断面図。
【図5】第2実施例の装置の作用を示す断面図。
【図6】第3実施例の装置の要部を示す断面図。
【図7】第3実施例の装置の作用を示す断面図。
【図8】第4実施例の装置の要部を示す切り欠け断面を
含む側面図。
【図9】第5実施例の装置の要部を示す切り欠け断面を
含む側面図。
【図10】第6実施例の装置の要部を示す断面図。
【図11】本発明に係る実施例の各装置の外観を略示す
る側面図。
【図12】図11に示す装置の内部構造のを示す一部切
り欠け側面図。
【図13】図11の線X −X に沿った断面図。
【符号の説明】
1 外殻 3 第一回転軸 5 第二回転軸 7,7’ 内接まさつ車 9,9’ 内接まさつ面 11,11’ 外面まさつ車 13,13’ 保持円盤 15 連結装置 17 偏心継手 311 タイヤチュ−ブ状の管路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16H 15/00 - 15/56

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 まさつ車無段変速装置であって、円筒形
    状の外殻1と、外殻1の内側に設けてあって肉厚の弾性
    物質の環状体で内接まさつ面9,9’を形成した非回転
    の内接まさつ車7,7’と、前記内接まさつ面9,9’
    にまさつ接触しつつ転動して周回運動する外面まさつ車
    11,11’と、外殻1の一側に設けられ前記外面まさ
    つ車11,11’の回転に連動する偏心継手17を備え
    た第一回転軸3と、外殻1の他側に設けられ前記外面ま
    さつ車11,11’の周回運動に連動して回転する第二
    回転軸5とを備えてなり、前記内接まさつ車7,7’に
    弾性変形を与えつつ接触を維持する外面まさつ車11,
    11’の前記周回運動の軌道半径を変化させて第一回転
    軸3と第二回転軸5との回転比率を無段階に変化させる
    ことを特徴とするまさつ車無段変速装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のまさつ車無段変速装置に
    おいて、第一回転軸3を入力軸とし第二回転軸5を出力
    軸とした場合に、出力軸における負荷の増減に対応して
    外面まさつ車11,11’の周回運動の軌道半径を自動
    的に伸縮させる構成であることを特徴とするまさつ車無
    段変速装置。
  3. 【請求項3】 請求の項1記載のまさつ車無段変速装置
    において、内接まさつ車7,7’を構成する環状体にタ
    イヤチュ−ブ状の管路を配設し、別に設けた圧力装置に
    接続して前記管路を満たす流体の圧力を調整して、環状
    体に接する外面まさつ車11,11’の周回運動の軌道
    半径を変更する構成としてなることを特徴とするまさつ
    車無段変速装置。
  4. 【請求項4】 請求項1、2又は3記載のまさつ車無段
    変速装置において、少なくとも一対の外面まさつ車1
    1,11’と前記一対の外面まさつ車11,11’を各
    個に接触回転させるための同軸に配置された一対の内接
    まさつ車7,7’を備え、一方の内接まさつ車7を他方
    の内接まさつ車7’に対して軸方向に接近離反させるこ
    とにより外面まさつ車11,11’の周回運動の軌道半
    径を伸縮させる構成であることを特徴とするまさつ車無
    段変速装置。
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