JPS6317595Y2 - - Google Patents
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- JPS6317595Y2 JPS6317595Y2 JP17970683U JP17970683U JPS6317595Y2 JP S6317595 Y2 JPS6317595 Y2 JP S6317595Y2 JP 17970683 U JP17970683 U JP 17970683U JP 17970683 U JP17970683 U JP 17970683U JP S6317595 Y2 JPS6317595 Y2 JP S6317595Y2
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- heating device
- slide
- burner
- welding
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- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 claims description 42
- 238000003466 welding Methods 0.000 claims description 35
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 claims description 4
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 2
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- 239000007789 gas Substances 0.000 description 3
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- Butt Welding And Welding Of Specific Article (AREA)
- Gas Burners (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は溶接装置に於ける加熱装置に係わり、
更に詳しくはパイプ状の被溶接物に対して他の材
料を、又は他の材料に対してパイプ状の被溶接物
を溶接する場合の、予熱、後熱等に用いる加熱装
置のバーナーの姿勢調節機構に関する。
更に詳しくはパイプ状の被溶接物に対して他の材
料を、又は他の材料に対してパイプ状の被溶接物
を溶接する場合の、予熱、後熱等に用いる加熱装
置のバーナーの姿勢調節機構に関する。
周知の通り、溶接時には、被溶接物を溶接の前
後に於いて加熱処理する。即ち被溶接物の溶接箇
所を予熱し、且つ後熱するものである。この為
に、被溶接物の保持手段以外に、バーナーを有す
る加熱装置が用いられる。この場合、被溶接物の
形状、大きさ、又は溶接すべき部分が、被溶接物
ごとに異なる為に、この変化に応じせ加熱装置を
構成するバーナーの火口と、被溶接物の互いの相
対位置を適宜調節しなければならない。
後に於いて加熱処理する。即ち被溶接物の溶接箇
所を予熱し、且つ後熱するものである。この為
に、被溶接物の保持手段以外に、バーナーを有す
る加熱装置が用いられる。この場合、被溶接物の
形状、大きさ、又は溶接すべき部分が、被溶接物
ごとに異なる為に、この変化に応じせ加熱装置を
構成するバーナーの火口と、被溶接物の互いの相
対位置を適宜調節しなければならない。
この為従来の溶接装置の多くは、加熱装置のバ
ーナー側を被溶接物の形状、大きさ、その位置に
応じてその位置、姿勢を可変にすると共に、被溶
接物の保持位置や姿勢を可変にして、互いの相対
位置を最適に調節している。所が、このように、
加熱装置側と被溶接物側の双方の位置や姿勢を調
節する為に、その位置や姿勢を動かす手段や制御
が複雑になり易い。
ーナー側を被溶接物の形状、大きさ、その位置に
応じてその位置、姿勢を可変にすると共に、被溶
接物の保持位置や姿勢を可変にして、互いの相対
位置を最適に調節している。所が、このように、
加熱装置側と被溶接物側の双方の位置や姿勢を調
節する為に、その位置や姿勢を動かす手段や制御
が複雑になり易い。
そこで、被溶接物の姿勢はそのままにして、加
熱装置側、具体的にはそのバーナーの位置や姿勢
を調節するのみで、被溶接物の形状等が変つても
バーナー火口を被溶接物に対して常時適切に位置
決めすることが考へられる。具体的には、バーナ
ーを被溶接物に対して前後動、上下動、回動、起
伏動可能にするものである。
熱装置側、具体的にはそのバーナーの位置や姿勢
を調節するのみで、被溶接物の形状等が変つても
バーナー火口を被溶接物に対して常時適切に位置
決めすることが考へられる。具体的には、バーナ
ーを被溶接物に対して前後動、上下動、回動、起
伏動可能にするものである。
これによれば、被溶接物の大きさ等が変化した
場合、加熱装置のバーナー側のみを動かせばよい
ので容易に調節でき且つ全体を小型コンパクトに
まとめることができる。
場合、加熱装置のバーナー側のみを動かせばよい
ので容易に調節でき且つ全体を小型コンパクトに
まとめることができる。
然しながら、パイプ状の被溶接物の場合には、
これだけでは不十分である。
これだけでは不十分である。
即ち、パイプ状の被溶接物の場合には、溶接箇
所が円周状となる。従つて、円周上の各部分を均
一に予熱又は後熱するようにする為には、単に上
記したように被溶接物に対するバーナーの火口の
位置を最適に決めるだけでは不十分で、いつたん
位置を決めた後に、加熱中(予熱又は後熱)バー
ナーの火口をパイプ状の円周の各部に沿つて等し
く運動させる必要がある。
所が円周状となる。従つて、円周上の各部分を均
一に予熱又は後熱するようにする為には、単に上
記したように被溶接物に対するバーナーの火口の
位置を最適に決めるだけでは不十分で、いつたん
位置を決めた後に、加熱中(予熱又は後熱)バー
ナーの火口をパイプ状の円周の各部に沿つて等し
く運動させる必要がある。
従来から、この為に幾つかの工夫があり、1つ
はバーナーの火口をパイプ状の溶接箇所の円周に
沿つて等速円運動させる技術がある。この技術に
よれば、円周の各部を等しく予熱又は後熱できる
ので、局部的な加熱等ムラが生じないが、バーナ
ー火口の円運動の機構が極めて複雑になる。
はバーナーの火口をパイプ状の溶接箇所の円周に
沿つて等速円運動させる技術がある。この技術に
よれば、円周の各部を等しく予熱又は後熱できる
ので、局部的な加熱等ムラが生じないが、バーナ
ー火口の円運動の機構が極めて複雑になる。
とりわけ、このバーナー火口の円運動の機構を
用いると、前述した加熱装置側のノズルの前後
動、回動、上下動、起伏動の各機構と、このノズ
ル火口の円運動の機構の結合性がむずかしく、加
熱装置全体が複雑となり、且つ小型コンパクトに
まとめることができない。
用いると、前述した加熱装置側のノズルの前後
動、回動、上下動、起伏動の各機構と、このノズ
ル火口の円運動の機構の結合性がむずかしく、加
熱装置全体が複雑となり、且つ小型コンパクトに
まとめることができない。
そこで本考案の目的とする所は、加熱装置側
に、バーナーを被溶接物に対して前後動、回動、
上下動、起伏動できる各調節手段を一体的に配す
ると共に、これらの各調節手段を複雑、大型にす
ることなく、パイプ状被溶接物の円周各部を均一
に予熱、後熱する為にバーナーの火口を円周各部
に沿つて等しく運動できる手段を一体的に備えた
溶接装置に於ける加熱装置を提供するにある。
に、バーナーを被溶接物に対して前後動、回動、
上下動、起伏動できる各調節手段を一体的に配す
ると共に、これらの各調節手段を複雑、大型にす
ることなく、パイプ状被溶接物の円周各部を均一
に予熱、後熱する為にバーナーの火口を円周各部
に沿つて等しく運動できる手段を一体的に備えた
溶接装置に於ける加熱装置を提供するにある。
上記目的を達成する為に本考案は次の技術的手
段を有する。即ち実施例に対応する添付図面中の
符号を用いてこれを説明すると、本考案は基体フ
レーム2の左側3及び右側4に、スライドロツド
9を基体フレーム2に対して平行に摺動自在に配
設し、このスライドロツド9各々に、バーナー2
0を装着し、これら2つのスライドロツド9を上
記基体フレーム2の上部に中心を枢着したリンク
アーム16を介して揺動自在に連結せしめ、これ
により基体フレーム2上に取設されたパワー手段
26によつて上記基体フレーム2の左側に位置す
る一方のスライドロツド9及びバーナー20が前
進せしめられている時は基体フレーム2の右側に
位置する他方のスライドロツド9及びバーナー2
0が後退せしめられるように成し、更に上記スラ
イドロツド9,9のいずれか一方の前端部に、後
退時に基体フレーム2の前端部と当接する規制ボ
ルト51を長さ調節可能に取着せしめてスライド
ストローク調節可能にしたことを特徴とする溶接
装置に於ける加熱装置である。
段を有する。即ち実施例に対応する添付図面中の
符号を用いてこれを説明すると、本考案は基体フ
レーム2の左側3及び右側4に、スライドロツド
9を基体フレーム2に対して平行に摺動自在に配
設し、このスライドロツド9各々に、バーナー2
0を装着し、これら2つのスライドロツド9を上
記基体フレーム2の上部に中心を枢着したリンク
アーム16を介して揺動自在に連結せしめ、これ
により基体フレーム2上に取設されたパワー手段
26によつて上記基体フレーム2の左側に位置す
る一方のスライドロツド9及びバーナー20が前
進せしめられている時は基体フレーム2の右側に
位置する他方のスライドロツド9及びバーナー2
0が後退せしめられるように成し、更に上記スラ
イドロツド9,9のいずれか一方の前端部に、後
退時に基体フレーム2の前端部と当接する規制ボ
ルト51を長さ調節可能に取着せしめてスライド
ストローク調節可能にしたことを特徴とする溶接
装置に於ける加熱装置である。
上記技術的手段より成るので、パワー手段26
の駆動により、スライドロツド9,9が交互に前
進して、左右一対のバーナー20の火口24,2
4が交互にパイプ状被溶接物の溶接箇所22の半
周づつを加熱する。即ち一方のバーナー20の火
口24が溶接箇所22の半周分に対応する直線に
沿つて前後進し、半周分の各部を等しく火口24
からの火炎により加熱する。同様に、他方のバー
ナー20の火口24が溶接箇所22の、他の半周
分に対応する直線に沿つて前後進し、この半周分
の各部を等しく火口24からの火炎により加熱す
る。従つて円周の各部が均一に予熱され、後熱さ
れる。而も一方のバーナー20が前進限にある時
は、他方のバーナー20は後退限にあり、即ち交
互運動であつて、二つのバーナー20の火口24
からの火炎が常にパイプ状被溶接物の中心を中心
点として対称位置にあつて、ある部分が二つのバ
ーナー20の火炎によつて重なつて加熱されるこ
とがないから、より一層の局部加熱が防止でき
る。
の駆動により、スライドロツド9,9が交互に前
進して、左右一対のバーナー20の火口24,2
4が交互にパイプ状被溶接物の溶接箇所22の半
周づつを加熱する。即ち一方のバーナー20の火
口24が溶接箇所22の半周分に対応する直線に
沿つて前後進し、半周分の各部を等しく火口24
からの火炎により加熱する。同様に、他方のバー
ナー20の火口24が溶接箇所22の、他の半周
分に対応する直線に沿つて前後進し、この半周分
の各部を等しく火口24からの火炎により加熱す
る。従つて円周の各部が均一に予熱され、後熱さ
れる。而も一方のバーナー20が前進限にある時
は、他方のバーナー20は後退限にあり、即ち交
互運動であつて、二つのバーナー20の火口24
からの火炎が常にパイプ状被溶接物の中心を中心
点として対称位置にあつて、ある部分が二つのバ
ーナー20の火炎によつて重なつて加熱されるこ
とがないから、より一層の局部加熱が防止でき
る。
而もこの左右一対のバーナー20の交互運動
は、パワー手段26によつて前後進する一つのス
ライドロツド9、そのスライドロツド9の前後進
運動を他方のスライドロツド9に伝える為の揺動
リンクアーム16より成り、上記各々のスライド
ロツド9,9に対してバーナー20を装着した構
造なので、加熱装置全体の前後動、回動、上下
動、起伏動手段に対して上記の構造を採り入れる
ことが容易であり、装置を小型コンパクトにまと
めることができる。
は、パワー手段26によつて前後進する一つのス
ライドロツド9、そのスライドロツド9の前後進
運動を他方のスライドロツド9に伝える為の揺動
リンクアーム16より成り、上記各々のスライド
ロツド9,9に対してバーナー20を装着した構
造なので、加熱装置全体の前後動、回動、上下
動、起伏動手段に対して上記の構造を採り入れる
ことが容易であり、装置を小型コンパクトにまと
めることができる。
次に添付図面第1図〜第5図に従い本考案の第
1実施例を詳述する。
1実施例を詳述する。
図中1は加熱装置本体であり次のように構造さ
れている。即ち板状体より成る基体フレーム2の
左側3と右側4にそれぞれ2個ずつ支持ブロツク
5が止めネジ6によつて取着されている。次いで
7はブツシユであり、上記左右の支持ブロツク5
の上部と下部に各々形成された支持孔8に嵌合固
着されているものであり、この左右に於ける上下
の支持孔8は左右に於ける上下各々のスライドロ
ツド9を基体フレーム2に沿つて平行に摺動自在
に支持する為のものである。そして10は左側及
び右側に於けるスライドロツド9の前端部に各々
止めネジで取着せしめられたスライドプレートで
あり、該スライドプレート各々の上部にはリンク
プレート11が、又側方にはバーナーホールドプ
レート12がやはり止めネジで取着されている。
上記の如くして左側スライド体13と、右側スラ
イド体14が構成されている。次いで16はリン
クアームであり、該リンクアーム16はその中心
を軸ピン17によつて基体フレーム2の上部に揺
動自在に支持されていて、その両端部には係合溝
16a,16aが形成されており、該係合溝16
a,16aにスライド体13,14上に植設され
たリンクピン15,15が係合せしめられている
ことにより左右のスライド体13,14が揺動自
在に連結されている。これにより左側スライド体
13が前方、即ち第1図中右側方向にスライドす
ると右側スライド体14は第1図中左側方向にス
ライドせしめられるようになる。この左右のスラ
イド体13,14の前後運動を第1図中矢示18
で示す。この左右のスライド体13,14のスラ
イドするストロークは、右側スライド体14の前
端部に固着した取着プレート50にスライドスト
ローク規制ボルト51を固着せしめ、該規制ボル
ト51の先端部51aが基体フレーム2の前端部
と当接することによつて規制される。即ち規制ボ
ルト51を回動させて取着プレート50から基体
フレーム2側に突出している長さを変えることに
よつてスライド運動18のストローク長を変更す
ることができる。次いで19はバーナー20の押
え片である。該押え片は被溶接物21のパイプ状
の溶接箇所22の外周面を加熱する為のバーナー
20を左右のスライド体13,14に固着する為
のものであり、中空パイプ23を押え片19で固
着する例を示している。即ちこの中空パイプ23
の一端に火口24を有するバーナー20を嵌合せ
しめると共に他端に図示せざるガスボンベに連ら
なるフレキシブルなホース25を嵌合せしめる。
これによりガスボンベからの燃焼ガスが火口24
から噴射して被溶接物の溶接箇所22を加熱す
る。この加熱時に第5図に示す如く溶接箇所22
の左側22aと右側22bの全域に渡つて均一的
に加熱する為に上述した如く左右のスライド体1
3,14をスライド運動18させるのであるが、
上記スライド運動18をパワー手段26で行なう
為に本実施例に於いては空圧シリンダー27を用
いた例を示す。
れている。即ち板状体より成る基体フレーム2の
左側3と右側4にそれぞれ2個ずつ支持ブロツク
5が止めネジ6によつて取着されている。次いで
7はブツシユであり、上記左右の支持ブロツク5
の上部と下部に各々形成された支持孔8に嵌合固
着されているものであり、この左右に於ける上下
の支持孔8は左右に於ける上下各々のスライドロ
ツド9を基体フレーム2に沿つて平行に摺動自在
に支持する為のものである。そして10は左側及
び右側に於けるスライドロツド9の前端部に各々
止めネジで取着せしめられたスライドプレートで
あり、該スライドプレート各々の上部にはリンク
プレート11が、又側方にはバーナーホールドプ
レート12がやはり止めネジで取着されている。
上記の如くして左側スライド体13と、右側スラ
イド体14が構成されている。次いで16はリン
クアームであり、該リンクアーム16はその中心
を軸ピン17によつて基体フレーム2の上部に揺
動自在に支持されていて、その両端部には係合溝
16a,16aが形成されており、該係合溝16
a,16aにスライド体13,14上に植設され
たリンクピン15,15が係合せしめられている
ことにより左右のスライド体13,14が揺動自
在に連結されている。これにより左側スライド体
13が前方、即ち第1図中右側方向にスライドす
ると右側スライド体14は第1図中左側方向にス
ライドせしめられるようになる。この左右のスラ
イド体13,14の前後運動を第1図中矢示18
で示す。この左右のスライド体13,14のスラ
イドするストロークは、右側スライド体14の前
端部に固着した取着プレート50にスライドスト
ローク規制ボルト51を固着せしめ、該規制ボル
ト51の先端部51aが基体フレーム2の前端部
と当接することによつて規制される。即ち規制ボ
ルト51を回動させて取着プレート50から基体
フレーム2側に突出している長さを変えることに
よつてスライド運動18のストローク長を変更す
ることができる。次いで19はバーナー20の押
え片である。該押え片は被溶接物21のパイプ状
の溶接箇所22の外周面を加熱する為のバーナー
20を左右のスライド体13,14に固着する為
のものであり、中空パイプ23を押え片19で固
着する例を示している。即ちこの中空パイプ23
の一端に火口24を有するバーナー20を嵌合せ
しめると共に他端に図示せざるガスボンベに連ら
なるフレキシブルなホース25を嵌合せしめる。
これによりガスボンベからの燃焼ガスが火口24
から噴射して被溶接物の溶接箇所22を加熱す
る。この加熱時に第5図に示す如く溶接箇所22
の左側22aと右側22bの全域に渡つて均一的
に加熱する為に上述した如く左右のスライド体1
3,14をスライド運動18させるのであるが、
上記スライド運動18をパワー手段26で行なう
為に本実施例に於いては空圧シリンダー27を用
いた例を示す。
即ち、基体フレーム2の後端の上下に支持軸2
8,28を取設する。そして該支持軸28,28
に支持板29を取着せしめ当該支持板29上に上
記空圧シリンダー27を固着する。そしてこの空
圧シリンダー27のピストン軸30の先端部を、
右側スライド体14を構成するスライドロツド9
の後端部に取着したプレート31に固着させる。
これによつてピストン軸30が進退せしめられる
と右側スライド体14もスライド運動18せしめ
られ、該右側スライド体14のスライド運動14
はリンクアーム16を介して左側スライド体13
に伝達せしめられる。
8,28を取設する。そして該支持軸28,28
に支持板29を取着せしめ当該支持板29上に上
記空圧シリンダー27を固着する。そしてこの空
圧シリンダー27のピストン軸30の先端部を、
右側スライド体14を構成するスライドロツド9
の後端部に取着したプレート31に固着させる。
これによつてピストン軸30が進退せしめられる
と右側スライド体14もスライド運動18せしめ
られ、該右側スライド体14のスライド運動14
はリンクアーム16を介して左側スライド体13
に伝達せしめられる。
更に上記の如く構成された本体1には、本体1
を上下動、回動、前後動、起伏動させる為の4次
元の装置が装備されている。即ち、水平板33と
当該水平板33に対して垂設された側板34でブ
ラケツト35が形成されており、上記側板34に
2枚の挾持片を有する挾持体36がボルト37、
ナツト38を介して固着されている。又39は締
付ボルトであつて挾持体36を締め付ける為のも
のである。次いで40は支持棒であつて上記挾持
体36に挾持されているものである。このように
支持棒40を挾持体36が締付挾持していること
によりこの支持棒40は挾持体36に対して第2
図中矢示41で示す如く上下動、及び矢示42で
示す如く回動を行なうことができる。更に上記支
持棒40の上端にはやはり2枚の挾持片43,4
4を有する挾持体45が一体的に固着せしめられ
ている。そして上記挾持片43,44間に基体プ
レート2の下側部が挾持せしめられている。この
基体プレート2の下側部には前後方向に沿つて横
長の切欠溝46が形成されており、該切欠溝46
内を貫通して締付ボルト47が取着されている。
この結果基体フレーム2は挾持体45に対して前
後動、即ち第2図中矢示48に示す動きと、矢示
49に示す起伏動ができるようになつているもの
である。即ち、本体1はブラケツト35上にコン
パクト且つ一体的に上下動41、回動42、前後
動48、起伏動49自在に支持されている。その
為に上記ブラケツト35を溶接装置本体32上に
装着した時に、溶接装置本体32側に何等調節機
構を装備すること無しに加熱装置本体1を4次元
動作させることができる。
を上下動、回動、前後動、起伏動させる為の4次
元の装置が装備されている。即ち、水平板33と
当該水平板33に対して垂設された側板34でブ
ラケツト35が形成されており、上記側板34に
2枚の挾持片を有する挾持体36がボルト37、
ナツト38を介して固着されている。又39は締
付ボルトであつて挾持体36を締め付ける為のも
のである。次いで40は支持棒であつて上記挾持
体36に挾持されているものである。このように
支持棒40を挾持体36が締付挾持していること
によりこの支持棒40は挾持体36に対して第2
図中矢示41で示す如く上下動、及び矢示42で
示す如く回動を行なうことができる。更に上記支
持棒40の上端にはやはり2枚の挾持片43,4
4を有する挾持体45が一体的に固着せしめられ
ている。そして上記挾持片43,44間に基体プ
レート2の下側部が挾持せしめられている。この
基体プレート2の下側部には前後方向に沿つて横
長の切欠溝46が形成されており、該切欠溝46
内を貫通して締付ボルト47が取着されている。
この結果基体フレーム2は挾持体45に対して前
後動、即ち第2図中矢示48に示す動きと、矢示
49に示す起伏動ができるようになつているもの
である。即ち、本体1はブラケツト35上にコン
パクト且つ一体的に上下動41、回動42、前後
動48、起伏動49自在に支持されている。その
為に上記ブラケツト35を溶接装置本体32上に
装着した時に、溶接装置本体32側に何等調節機
構を装備すること無しに加熱装置本体1を4次元
動作させることができる。
次に上記構成に基き動作を説明する。
この加熱装置を用いる場合には第4図に示す如
く被溶接物21のパイプ状の溶接箇所22の左右
にバーナー20の火口24を望ます。上記火口2
4,24からは図示せざるガスボンベから送給さ
れた燃焼ガスが燃焼しながら噴射せしめられてい
る。その為に溶接箇所22の火口24に対面する
部位A,Aは特に高温に加熱される。その為に加
熱が局部加熱になつてしまい、溶接箇所22の全
周に渡る均一的な加熱を行なうことができない。
く被溶接物21のパイプ状の溶接箇所22の左右
にバーナー20の火口24を望ます。上記火口2
4,24からは図示せざるガスボンベから送給さ
れた燃焼ガスが燃焼しながら噴射せしめられてい
る。その為に溶接箇所22の火口24に対面する
部位A,Aは特に高温に加熱される。その為に加
熱が局部加熱になつてしまい、溶接箇所22の全
周に渡る均一的な加熱を行なうことができない。
本考案は上記の如く不具合を解消する為に成さ
れたものであつて溶接箇所22の左側及び右側に
望ませた火口24,24を平行にスライド運動1
8させて、溶接箇所22の左側22a、及び右側
22bをそれぞれ全域に渡つて平均的に加熱する
ようにしたものである。
れたものであつて溶接箇所22の左側及び右側に
望ませた火口24,24を平行にスライド運動1
8させて、溶接箇所22の左側22a、及び右側
22bをそれぞれ全域に渡つて平均的に加熱する
ようにしたものである。
上記のように火口24,24を平行にスライド
運動18させる為に空圧シリンダー27を図示せ
ざる制御回路によつて動作せしめる。上記のよう
に空圧シリンダー27が動作するとピストン軸3
0が前後に進退する。上記ピストン軸30の進退
運動によつて右側スライド体14がスライド運動
18せしめられる。上記右側スライド体14のス
ライド運動18はリンクアーム16を介して左側
スライド体13に伝達せしめられてこれをスライ
ド運動18させる。即ち右側スライド体14が前
進すると左側スライド体13は後退せしめられ、
右側スライド体14が後退すると左側スライド体
13が前進せしめられながらスライド運動するも
のである。
運動18させる為に空圧シリンダー27を図示せ
ざる制御回路によつて動作せしめる。上記のよう
に空圧シリンダー27が動作するとピストン軸3
0が前後に進退する。上記ピストン軸30の進退
運動によつて右側スライド体14がスライド運動
18せしめられる。上記右側スライド体14のス
ライド運動18はリンクアーム16を介して左側
スライド体13に伝達せしめられてこれをスライ
ド運動18させる。即ち右側スライド体14が前
進すると左側スライド体13は後退せしめられ、
右側スライド体14が後退すると左側スライド体
13が前進せしめられながらスライド運動するも
のである。
従つて上記左右のスライド体13,14に固着
されているバーナー20,20はスライド運動1
8されるので溶接箇所22の左側及び右側の全域
に渡つて均一的に加熱する。又被溶接物21のパ
イプ状溶接面の高さ等が異なるものを加熱する場
合がある。
されているバーナー20,20はスライド運動1
8されるので溶接箇所22の左側及び右側の全域
に渡つて均一的に加熱する。又被溶接物21のパ
イプ状溶接面の高さ等が異なるものを加熱する場
合がある。
上記の如く被溶接物が変更になつた時は溶接箇
所に望ます火口24,24の位置を変更する必要
が生じる。この位置変更は本体1を上下動41、
回動42、前後動48、及び起伏動49の4次元
の動きを合わせて行なうことが多い。しかしなが
ら従来の加熱装置の場合には上記4次元の調節手
段が加熱装置側に一体的に配設されておらず、例
えばある調節手段は溶接装置本体側に分離されて
装備されていた。この為に加熱装置側で位置調整
しながら溶接装置側で調節しなければならないの
で調節が面倒であつた。即ち、上記4次元の調節
はそれぞれ有機的に関連しているものであるから
4次元調節の内の1つの調節がくずれると全体の
位置が大きくずれてしまう。その為に他の3次元
の調節を再びしなおさなければならない不具合が
生じたりして調節に不具合が生じることがある。
所に望ます火口24,24の位置を変更する必要
が生じる。この位置変更は本体1を上下動41、
回動42、前後動48、及び起伏動49の4次元
の動きを合わせて行なうことが多い。しかしなが
ら従来の加熱装置の場合には上記4次元の調節手
段が加熱装置側に一体的に配設されておらず、例
えばある調節手段は溶接装置本体側に分離されて
装備されていた。この為に加熱装置側で位置調整
しながら溶接装置側で調節しなければならないの
で調節が面倒であつた。即ち、上記4次元の調節
はそれぞれ有機的に関連しているものであるから
4次元調節の内の1つの調節がくずれると全体の
位置が大きくずれてしまう。その為に他の3次元
の調節を再びしなおさなければならない不具合が
生じたりして調節に不具合が生じることがある。
本考案の加熱装置の場合には4次元の調節手段
が加熱装置側に一体的に配設されているので有機
的な調節がしやすく、又一つの装置内に配設され
ているので調節量のバランスが取り易いので全体
の調節を容易に行なうことができるので、調節時
間の短縮が可能になる。
が加熱装置側に一体的に配設されているので有機
的な調節がしやすく、又一つの装置内に配設され
ているので調節量のバランスが取り易いので全体
の調節を容易に行なうことができるので、調節時
間の短縮が可能になる。
次に添付図面第6図に従い第2実施例を説明す
る。
る。
この例の場合も実質的な構成、目的及び効果は
前記第1実施例の場合と同一であり、同一部分に
ついては同一の符号を付し説明を省略する。
前記第1実施例の場合と同一であり、同一部分に
ついては同一の符号を付し説明を省略する。
この第2実施例は上記パワー手段26として空
圧シリンダー27に代えて電動機100を配設し
たものである。即ち、支持板29上に電動機10
0を固着せしめ、該電動機100の出力軸101
に回転板102を固着する。そして該回転板10
2とスライドロツド9上にリンクピン103,1
03を突設し、これらリンクピン103,103
間をリンク104で連結する。
圧シリンダー27に代えて電動機100を配設し
たものである。即ち、支持板29上に電動機10
0を固着せしめ、該電動機100の出力軸101
に回転板102を固着する。そして該回転板10
2とスライドロツド9上にリンクピン103,1
03を突設し、これらリンクピン103,103
間をリンク104で連結する。
この第2実施例は述上の如く構成したので回転
板102が第6図中Xの方向に回転せると、回転
運動はリンク104を介して往復する直線運動と
してスライドロツド9に伝わり、これをスライド
運動18させるものである。
板102が第6図中Xの方向に回転せると、回転
運動はリンク104を介して往復する直線運動と
してスライドロツド9に伝わり、これをスライド
運動18させるものである。
以上詳述した如くこの考案によれば、被溶接物
の大きさ等の変更に応じて加熱装置のバーナーの
火口と被溶接物の相対姿勢を適宜最適に定める為
に、加熱装置側にバーナーの前後動、回動、上下
動、起伏動手段を一体的に設けるようにした加熱
装置に於いて、上記の被溶接物がパイプ状被溶接
物である場合に、その溶接箇所の円周上の各部を
均一に予熱、後熱できるものであり、とりわけこ
の為の手段が構造簡単なので、この構造を上述し
たバーナーの前後動、回動、上下動、起伏動手段
と一体化することが容易である装置を提供できる
ものである。
の大きさ等の変更に応じて加熱装置のバーナーの
火口と被溶接物の相対姿勢を適宜最適に定める為
に、加熱装置側にバーナーの前後動、回動、上下
動、起伏動手段を一体的に設けるようにした加熱
装置に於いて、上記の被溶接物がパイプ状被溶接
物である場合に、その溶接箇所の円周上の各部を
均一に予熱、後熱できるものであり、とりわけこ
の為の手段が構造簡単なので、この構造を上述し
たバーナーの前後動、回動、上下動、起伏動手段
と一体化することが容易である装置を提供できる
ものである。
添付図面第1図〜第5図は本考案の第1実施例
を示し、第1図は平面図、第2図は側面図、第3
図は第2図中a−b−c−d−e−f線に沿う断
面図、第4図は火口が被溶接物に望んでいる状態
を示す平面図、第5図は溶接箇所に火口が望んで
加熱している状態を示す平面図、第6図は第2実
施例を示し部分平面図である。 1……本体、2……基本フレーム、3……左
側、4……右側、9……スライドロツド、16…
…リンクアーム、20……バーナー、26……パ
ワー手段、27……空圧シリンダー、32……挾
持体、40……支持棒、41……上下動、42…
…回動、43……挾持片、44……挾持片、46
……切欠溝、47……締付ボルト、48……前後
動、49……起伏動、51……規制ボルト、10
0……電動機。
を示し、第1図は平面図、第2図は側面図、第3
図は第2図中a−b−c−d−e−f線に沿う断
面図、第4図は火口が被溶接物に望んでいる状態
を示す平面図、第5図は溶接箇所に火口が望んで
加熱している状態を示す平面図、第6図は第2実
施例を示し部分平面図である。 1……本体、2……基本フレーム、3……左
側、4……右側、9……スライドロツド、16…
…リンクアーム、20……バーナー、26……パ
ワー手段、27……空圧シリンダー、32……挾
持体、40……支持棒、41……上下動、42…
…回動、43……挾持片、44……挾持片、46
……切欠溝、47……締付ボルト、48……前後
動、49……起伏動、51……規制ボルト、10
0……電動機。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 左右にバーナー20が配設されている基体フ
レーム2の下部に、前後方向に沿つて横長の切
欠溝46を形成し、該部分を支持棒40の上端
部に設けた挾持片43,44によつて挾持せし
め挾持片43,44に取着した締付ボルト47
を切欠溝46内に貫通せしめて上記加熱装置本
体1を支持棒40に対して前後動48及び起伏
動49自在に支持すると共に、上記支持棒40
を溶接装置32上に装着する為のブラケツト3
5上に突設されている挾持体36で挾持せし
め、支持棒40をブラケツト35に対して上下
動41及び回動42自在と成し、この結果上記
加熱装置本体1をブラケツト35上に、前後動
48、起伏動49、上下動41及び回動42自
在と成したことを特徴とする溶接装置に於ける
加熱装置に於いて;この加熱装置はパイプ状被
溶接物の外周面を加熱する装置であつて、上記
基体フレーム2の左側3及び右側4に、スライ
ドロツド9を基体フレーム2に対して平行に摺
動自在に配設し、このスライドロツド9各々
に、バーナー20を装着し、これら2つのスラ
イドロツド9を上記基体フレーム2の上部に中
心を枢着したリンクアーム16を介して揺動自
在に連結せしめ、これにより基体フレーム2上
に取設されたパワー手段26によつて上記基体
フレーム2の左側に位置する一方のスライドロ
ツド9及びバーナー20が前進せしめられてい
る時は基体フレーム2の右側に位置する他方の
スライドロツド9及びバーナー20が後退せし
められるように成し、更に上記スライドロツド
9,9のいずれか一方の前端部に、後退時に基
体フレーム2の前端部と当接する規制ボルト5
1を長さ調節可能に取着せしめてスライドスト
ローク調節可能にしたことを特徴とする溶接装
置に於ける加熱装置。 上記パワー手段26は空圧シリンダー27で
あることを特徴とする実用新案登録請求の範囲
第1項記載の溶接装置に於ける加熱装置。 上記パワー手段26は電動機100であるこ
とを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項
記載の溶接装置に於ける加熱装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17970683U JPS6089983U (ja) | 1983-11-21 | 1983-11-21 | 溶接装置に於ける加熱装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17970683U JPS6089983U (ja) | 1983-11-21 | 1983-11-21 | 溶接装置に於ける加熱装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6089983U JPS6089983U (ja) | 1985-06-20 |
JPS6317595Y2 true JPS6317595Y2 (ja) | 1988-05-18 |
Family
ID=30389841
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17970683U Granted JPS6089983U (ja) | 1983-11-21 | 1983-11-21 | 溶接装置に於ける加熱装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6089983U (ja) |
-
1983
- 1983-11-21 JP JP17970683U patent/JPS6089983U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6089983U (ja) | 1985-06-20 |
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