JPS6317470Y2 - - Google Patents

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JPS6317470Y2
JPS6317470Y2 JP1981045077U JP4507781U JPS6317470Y2 JP S6317470 Y2 JPS6317470 Y2 JP S6317470Y2 JP 1981045077 U JP1981045077 U JP 1981045077U JP 4507781 U JP4507781 U JP 4507781U JP S6317470 Y2 JPS6317470 Y2 JP S6317470Y2
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JP
Japan
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hole
infusion
bottle
needle
crown
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JP1981045077U
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JPS57173750U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は特殊な王冠により口部が密封された輸
液ビンに関するものである。
従来の輸液ビンは第1図に示されるようにガラ
スビンの口部に厚みが10mmを越すゴム栓1を嵌入
したうえ、このゴム栓1の上面に中央部を円形に
くり技いたアルミニウム製キヤツプ2を被せてこ
れをビン口に巻き締め、更にこのキヤツプ2の上
面をプラスチツクキヤツプもしくは熱収縮性プラ
スチツクフイルム等の被覆3によりカバ−した状
態で出荷されている。このゴム栓1の内面には予
じめガラス製の通気管4が挿入固定されているほ
か、輸液針を刺通する部分には深い凹孔5が形成
されているので、病院等でこれを使用する際には
被覆3を除去した後、通気管4に達する空気針と
凹孔5に達する輸液針とをゴム栓1に刺通し、上
下を転倒させて点滴等に供している。このように
従来の輸液ビンは通気管4を保持するためのかな
り厚いゴム栓1を備えており、このゴム栓1をビ
ン口部に固定させるために上記のような複雑なキ
ヤツプ構造を必要とするのでコストが高くなるう
え、使用に際しても空気針を細い通気管4内に正
確に刺通しなければならぬために熟練を要すると
いう問題点が残されていた。
本考案は上記のような従来の輸液ビンの持つ欠
点を解決し、より低コストでしかも使用が容易な
輸液ビンを提供するためになされたものであつ
て、天板の中央部においてたすきがけ状の残存部
を有するよう透孔を設けて、該透孔部分を空気針
刺通孔と輸液針刺通孔となすとともに、天板の下
面には2.5mm以上の厚みを有し、かつ周縁部が天
板の形状に沿つてわん曲し刺通された空気針及び
輸液針を定位置に保持する耐熱ゴム製デイスクを
設けた王冠により口部を密封したことを特徴とす
るものである。
以下に本考案を第3〜5図に示される実施例に
より更に詳細に説明すると、本考案の輸液ビン6
はその口部を王冠7により密封したものであり、
この王冠7の天板8の中央部には第4図に示され
るようにたすきがけ状の残存部を有するよう透孔
が設けられており、該透孔部分を空気針刺通孔9
と輸液針刺通孔10となすよう形成されている。
なお孔11は混注用の注射孔である。王冠7は通
常のスカート部12を備えており、全体はアルミ
ニウムもしくはステンレスのような高温滅菌を行
なつてもさびにくい金属で作られている。天板8
の下面には、ブチルゴムもしくはブタジエンゴム
のような耐熱ゴム製のデイスク13が接着されて
いる。このデイスク13は第5図のように刺通さ
れた空気針14及び輸液針15を定位置にて保持
して使用中に多少の荷重を受けても脱落を防止し
うる機能を要し、このためには厚みが少なくとも
2.5mmあることが必要である。デイスク13の周
縁部は王冠の天板の形状に沿つてわん曲してお
り、ビン口のシ−ル性を高めるために厚みを減少
させてある。なお出荷の際には王冠上面を熱収縮
性フイルム等によりカバ−することが好ましい。
以上のように構成された輸液ビンを使用するに
は、第5図に示されるように王冠天板8の空気針
刺通孔9及び輸液針刺通孔10(両者は同一形状
であつてよい)にそれぞれ空気針14と輸液針1
5とを刺通し、フツク16により上下を逆に吊り
下げれば、空気針14を介してビン内に空気がわ
ずかずつ導入され、ビン内の薬液17は輸液針1
5を経て人体内に注入されることとなる。なお、
本考案の輸液ビンには従来の如き通気管4が設け
られていないため、空気針14を介して導入され
る空気は気泡となつて薬液17内を浮上すること
となる。この際に病室内の汚染された空気が薬液
17中に溶け込む恐れがあるとされ、これを防止
するために従来は通気管4が設けられていたわけ
であるが、近年は室内の空気浄化装置等が完備し
た病院も多く、特に手術室等の無菌室内で使用さ
れる場合には通気管4を設ける意味はほとんど無
いことが明らかとなつている。従つて通気管4を
省略した本考案の輸液ビンは、使用場所を配慮す
れば衛生上何の問題もないものである。
上記の実施例においては、デイスク13は接着
剤により王冠の天板8の下面に接着されている
が、王冠内部に保持されておれば必らずしも接着
を行なう必要はない。
本考案の利点を列挙すると次のとおりである。
本考案の輸液ビンは、従来不可欠とされてい
た通気管を省略したのでこれを保持するための
ゴム栓に変えてゴム製デイスクを採用すること
が可能となり、コストを大幅に引下げることが
できる。
本考案の輸液ビンは、ほぼ均一な厚みのゴム
製デイスクにより口部が密封されているので、
従来のように細い通気管や凹孔5の内部に正確
に空気針等を刺通する必要がなくなり、使用が
容易である。
本考案の輸液ビンは、天板の中央部に空気針
刺通孔と輸液針刺通孔を形成した王冠により口
部を密封しているので、従来の巻き締めと比較
して簡単な打栓を採用することが可能となり、
キヤツピング工程を大幅に合理化することが可
能となる。
本考案に用いられる王冠の天板には、空気針
刺通孔、輸液針刺通孔などが形成されており、
従来の如く中央部が円形にくり抜かれたキヤツ
プを用いていない。このため、従来と比較して
薄いデイスクを採用してもデイスクの上面は天
板によつてたすきがけ状に押えられており、滅
菌工程中の内圧上昇によつてデイスクが浮上る
ことはない。
本考案のデイスクは耐熱ゴム製であるので滅
菌工程中の加熱により変質することがなく、し
かも厚みを2.5mm以上としたので刺通された空
気針等を刺通されたままの定位置に確実に保持
することができ、従来の輸液ビンと同様に安心
して使用することができる。
上記のとおり本考案は従来技術の欠点を完全に
解決したものであり、その製造業者のみならず使
用者である病院、患者に対しても寄与するところ
大なるものがある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の輸液ビンの中央縦断面図、第2
図はその平面図、第3図は本考案の輸液ビンの中
央縦断面図、第4図はその平面図、第5図はその
使用状態を示す部分断面図である。 8……天板、9……空気針刺通孔、10……輸
液針刺通孔、13……耐熱ゴム製デイスク。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 天板の中央部においてたすきがけ状の残存部を
    有するよう透孔を設けて、該透孔部分を空気針刺
    通孔と輸液針刺通孔となすとともに、天板の下面
    には2.5mm以上の厚みを有し、かつ周縁部が天板
    の形状に沿つてわん曲し刺通された空気針及び輸
    液針を定位置に保持する耐熱ゴム製デイスクを設
    けた王冠により口部を密封した輸液ビン。
JP1981045077U 1981-03-30 1981-03-30 Expired JPS6317470Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1981045077U JPS6317470Y2 (ja) 1981-03-30 1981-03-30

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JP1981045077U JPS6317470Y2 (ja) 1981-03-30 1981-03-30

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JPS57173750U JPS57173750U (ja) 1982-11-02
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4925515U (ja) * 1972-06-06 1974-03-05
JPS5252853U (ja) * 1975-10-14 1977-04-15

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS48102048U (ja) * 1972-02-26 1973-11-30

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JPS57173750U (ja) 1982-11-02

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