JPS63174231A - 負荷時タツプ切換装置の絶縁油監視装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は温度補正を加えた負荷時タップ切換装置の絶縁
油監視装置に関する。

（従来の技術） 負荷時タップ切換器は、切換開閉潤油）曹内で電流遮断
を行うときに急激な内部圧力上昇があるので、油槽の衝
撃緩和のために空気室を設けてあり、また同油槽内の絶
縁油の油＠調整のためコンサベータを設けている。これ
ら空気室とコンサベータの油面ば、油温はもちろん切換
開閉器の電流遮断で発生するガスによって各々様々に変
化する。

（発明が解決しようとする問題点） そのために各油面の変動量だけでは、負荷時タップ切換
器内の絶縁油の総量が変化しているのかどうか判定する
ことができず、万一、タップ切換器側に変圧器タンク内
からの漏油がめった場合や、逆にタップ切換器側から外
部に漏油した場合でも、大量に漏油した後でなければわ
からない。

本発明の目的は、タップ切換器油槽の空気竿部の油面と
コンサベータの油面とを各々別個に監視することにより
、切換開閉器内の絶縁油の変化量を確認して少量の変化
時にでも異状と判定することができる負荷時タップ切換
装置を提供するにある。

［発明の構成］ （問題点を解決するための手段） 本発明は負荷時タップ切換器油槽上部にある空気室の油
面と、油槽の油面を調整するためのコンサベータの油面
とに、油温と油面位置を検出できる装置を設け、ざらに
各湿度条件下における油面位置を求め、その情報を合せ
て負荷時タップ切換器内部の全油量を判定する判定部と
、同判定部の判断で異状である場合には警報を発する信
号装置より構成したことを特徴とするものである。

（作　用） 本発明においては、切換開閉器油槽とコンサベータの油
温と油面を計測し、こ礼を判定部に伝えて、規定油温時
の油量に補正することにより一定条件下での総油量を出
すようにしている。この総油量が増加あるいは減少する
と絶縁油の漏油と判定し、これを信号装置に伝えること
により異状警報を発するようになっている。

（実施例） 以下本発明を図面に示す一実施例について説明する。変
圧器タンク１０カバーに負荷時タップ切換器２の頭部２
′を固定し、その下にタップ切換器油槽３およびタップ
選択器４を吊げている。タップ切換器２の頭部２′には
、空気室を設けられるように最上部よりやや下方から配
管５を引出してコンサベータ６と接合されている。

この頭部２′およびコンサベータ６の絶縁油油面部には
、それぞれ常時油温と油面の状態をケーブル１１で送る
ことの出来る温度計７と油面計８が設けである。温度計
７および油面計８の信号は、各々の油温と油面高ざから
規定温度条件での油面変化量を求めることにより、負荷
時タップ切換器内の総油量を判定することのできる判定
装置９に伝えられる。さらに判定装置って総油量が正常
必るいは増加または減少の判定が出されると、その判定
は各判定に従った表示あるいは警報を出すことのできる
信号装＠１０に伝えられている。

次に本発明の負荷時タップ切換装置の作用について説明
する。通常タップ切換器２の油量は変圧器１の発熱によ
り膨張されて上昇し、コンサベータ６では外気温により
上昇、下降する。極端な例として真冬の厳寒期に変圧器
が最低負荷で運転したような場合、タップ切換器２のガ
ス室のガス容量は縮少して絶縁油も収縮するため、コン
サベータ６側から配管５を通して油の供給をうけて油面
が上昇する。一方コンサベータ６側の油面は容積−収縮
とタップ切換器側への供給により最大限に下降する。

これとは反対に真夏に最大負荷で変圧器が運転されると
、タップ切換器２内の絶縁油は膨張してコンサベータ６
側に油を押上げるとともに、コンサベータ６内の油も外
気温により膨張して最大限まで上昇をする。これら条件
の伯に変圧器の温度と外気温の組合せ条件により、各種
様々な油面変動を示すことになる。

これに対し、従来はコンサベータ６に設けられた機械的
な油面計１２でコンサベータ６の油面だけを監視してい
るため、上述のようなタップ切換器頭部２内とコンサベ
ータ６内の温度差による油面変動はわからず、異状時で
も大幅な油面変動をし内とコンサベータ６内とに別々に
温度および油面を検出して信号を送れる温度計７と油面
計８を設けであるため、各部分ごとに温度補正された油
面を把握して正常時の総油量に対する変化量をリアタ内
の油面変動を別個に温度補正して求めて、総油量を把握
することができるために、変圧器の運転条件と外気条件
による、タップ切換器の絶縁油系統全体における微細な
総油量変化を常時監視し、油もれによる異状が発生した
場合は、即時信号を発し警報等により周知させることが
可能となる。

当図面に示す実施例では、タップ切換器頭部２′および
コンサベータ６内に油面計８おＪ：び温度センサー７を
設けて総油量変化を監視しているが、他の実施例として
タップ切換器２を活線浄油器や保護継電器等のタップ切
換器２の絶縁油系統に含まれ、気体がたまりうる部分に
も上記センサーを設けることにより、より精密な総油量
変化を監視することができる。

［発明の効果］ 以上のように本発明によれば、タップ切換器やコンサベ
ータの各部分毎に温度計と油面センサーを設けて、各部
分毎の温度補正された油面を求めて、正常時の総油量を
比較することができるため、微細な変化を短時間のうち
に検出し、異状信号を出すことができる。

１・・・変圧器タンク ２・・・負荷時タップ切換器 ２′・・・負荷時タップ切換器頭部 ３・・・油槽、　　　　　　４・・・タップ選択器５・
・・配管、　　　　　　６・・・コンサベータ７・・・
温度計、　　　　８・・・油面計９・・・判定装置、　
　　　１０・・・信号装置１１・・・ケーブル、１２・
・・油面計代理人　弁理士　則　近　憲　佑 同　　三俣弘文

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）変圧器タンク上部にタップ切換器頭部を固定しそ
   の下部を変圧器タンク内に変圧器タンクの絶縁油と完全
   に分離されて収納されその内側に負荷電流を遮断する切
   換開閉器を内蔵した切換開閉器油槽と、この切換開閉器
   油槽に吊り下げられて無負荷状態でタップを選択的に切
   換えるタップ選択器と、前記タップ切換器頭部と連通し
   て設けた油面調整用コンサベータとを有する負荷時タッ
   プ切換装置において、前記タップ切換器頭部の油面とコ
   ンサベータの油面とにそれぞれその油面レベルおよび油
   温を監視する油面計および温度計を設け、両者の油面を
   温度補正した上で全油量の異状増加、減少を検出するこ
   とを特徴とする負荷時タップ切換装置の絶縁油監視装置
   。