JPS6148910A - 受電変圧器タツプチエンジヤ−部の絶縁油面管理方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、受電変圧器タップチェンジャー部の絶縁油面
管理方法に関するものである。更に詳しくは、本発明は
受電変圧器タップチェンジャー部に充填されている絶縁
油の油面を遠隔監視し、もって、タップチェンジャー部
における異常を早期に発見修復して、円滑な送電を行う
方法に係わるものである。

［従来技術］ 発電所から送給されてくる電力は通常、受電変圧器に受
電され、その変圧部で所望の二次電圧に降下され、タッ
プチェンジャー部で、受電電圧に応じて自動的にタップ
切替えを行い二次側電圧を一定に保持しながら送電する
ようになっている。

そして、タップチェンジャー部内には、タップ切替え時
に発生するアークによる短絡に対する保護や、発生する
熱を吸収する目的で、絶縁油が充填されており、これに
は絶縁油の循環タンク、ならびに、絶縁油中に析出する
カーボンのような固型物を除去するための活線浄油機が
配管により連通されている。上記絶縁油循環タンクには
、油面レベルを表示する油面計が付設されており、油面
計には、タンク内の油面上に浮設されたフロートの上下
動により、基準油面、及びこれを中心にして、その増加
面、減少面を目詰りで表わす表示上が設。

けてあり、作業者が常時巡回して、油面計をチェックす
るようになっている。即ち、基準油面を下回れば、これ
と連通するタップチェンジャー部内におけるタップ切替
え時のアークの異常多発による絶縁油の分解、減量、あ
るいは、活線浄油機系統の故障による油洩れが、また、
基準油面を下回るようであれば、異常発熱に暴く絶縁油
の体積膨張、急激な分解発泡による油面上昇などが考え
られるので、このチェック作業は、タップチェンジャー
部内におけるタップの切替えが正常に行われているか否
かを知る上に必要なものである。

［発明が解決しようとする問題点］ 上記公知の油面管理では、作業者が絶えず受電変圧器設
置場所を巡回して、油面計を監視しなければならないと
いう煩わしさがあり、また、巡回時以外のときの異常事
態を見過ごすこともあるので安全、且つ能率のよい方法
とはいえない。

［問題を解決するための手段］ 本発明は絶縁油の油面管理に、シンクロ受発信機を応用
することによって、遠隔監視を可能ならしめて、作業者
による常時巡回監視の煩わしさを解消すると共に、安定
した送電と受電変圧器の保全をはかるものである。即ち
、本発明は、受電変圧器のタップチェンジャー部に充填
されている絶縁ｉの油面を、シンクロ発信櫟を内装する
油面計により検知し、その検知信号を遠隔地にあるシン
クロ受信截で受信して、該油面を遠隔監視することを特
徴とする受電変圧器タップチェンジャー部の絶縁油面管
理方法を要旨とするものである。

［作用］ 絶縁油面を遠隔監視できるので作業者による頻繁な巡回
の煩わしさが、解消される。シンクロ受発進機を応用し
たことによって、絶縁油面の僅がな変化をも検出し、タ
ップチェンジャー部の内部異常、油洩れ等を早期に発見
、対処できる。

［実施例］ 以下、本発明の一実施例を図面に基いて説明する。

第１図は本発明方法の適用される１５ｉ器類の系統説明
図である。発電所から送給される電力は、受電変圧器１
に受電され、変圧部２で所望の二次電圧に調整され、タ
ップチェンジャー部３で、受電電圧に応じて、自動的に
タップ切替えを行い二次側電圧を一定に保持しながら電
力消費先に送電される。タップチェンジャー部３内には
、例えば鉱油、機能油等からなる絶縁油が充Ｊ眞されて
おり、タップ切替え時に発生するアークによる短絡に対
する保護、あるいは、発生熱を吸収するにうになってい
る。タップチェンジャー部３には、これと連通して充填
されている絶縁油を循環する絶縁油循環タンク４が設け
られており、また、絶縁油中に析出するカーボン等の固
型夾雑物を炉別する活線？争油は５が配管により接続さ
れている。

絶縁油循環タンク４には咳タンク内に充されている絶縁
油の油面レベルを表示する油面計６が付設されている。

従って、その表示は、該タンクと連通ずるタップチェン
ジャー部３内に充填されている絶縁油の油量、即ち油面
を表わすことになる。

前記油面計６は、例えば第２図に略示するように、絶縁
油循環タンク４内の絶縁油油面でその変化に応じて上Ｆ
浮動するフロート７の動きに、アーム８を介して連動す
る油面指針が設けてあり、更に、油面指針の連動角度の
変化を油面の変動信号として発進する公知のシンクロ発
信機（図示せず）が内装されている。油面計６の表示盤
は、例えば、次のようにして油面表示がされるようにな
っている。即ち、第３図に示すように、表示盤に等間隔
にＯ〜１０までの目面を設け、正常なタップ切替え作動
状態におけるラップチェンジ１フ一部３と絶縁油循環タ
ンク４との合計適性油量の油面を培率とし、そのとそに
、油面指針９が指標５を示すようにし、これを中心に、
タップチェンジャー部３内に異常発熱、あるいは絶縁油
の分解発泡等が発生して、これ以上油面の上昇があった
場合を想定した５以上のプラス指標を、また、油洩れな
どがあってこれ以下に油面低下があった場合を想定した
５以下のマイナス指標を設ける。また、所望により、指
標５以上の、あるプラス指標例えば指標６以上、および
指標５以下のあるマイナス指標例えば指標３以下を油面
指針が示した場合は、シンクロ発信機から警報信号が発
せられるようにしてもよい。尚上記表示盤の油面表示法
は一例であって、５１％油面を中心として、それよりも
プラス、マイナス油面を表わす方式ならばどのような表
示の仕方でもよい。

油面計６に内装されるシンクロ発信機からの絶縁油面を
表わす信号は、受電変圧器１の設置されている位置から
離れた場所にある監視室に設けられた運転監視盤１０に
内装されているシンクロ受信機に受信されて、同じ運転
監視盤１０に設置されている前記油面計６と同様の表示
方式からなる表示盤を持つ油面表示メーター９に表示さ
れる。

即ち、監視室にいる作業者は自分の席に座ったままで、
離れたところに設置されている受電変圧器タップチェン
ジャー部の絶縁油の油面挙動を掌握できる。尚、所望に
よって、警報装置を取りつけて警報信号が発せられるよ
うにすれば、油面の監視が一層容易である。

［効果］ 本発明は以上のべたようにシンクロ発信機を内装した油
面計を用い、その受発進により、受電変圧器のタップチ
ェンジャー部の絶縁油面の管理を行うもので、従来の作
業者による常時巡回監視する方法とは異なり、遠隔監視
することができ、しかも、タップチェンジャー部内の異
常発熱、油洩れ等の不測の事態を即検知してこれに対処
できるという利点があり、その工業上の利用価値は大で
ある。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明方法の機器類の系統説明図、第２図は
、絶縁油循環タンク内を示す側面略図、第３図は油面計
の一例の正面図である。 １・・・受電変圧器　　　２・・・変圧部３・・・タッ
プチェンジ７一部 ４・・・絶縁油循環タンク ５・・・活線浄油＠６・・・油面計 ７・・・フロート　　　　８・・・アーム９・・・指針
　　　　　１０・・・運転監視復１１・・・シンクロ受
信機 １２・・・油面表示メーター 第１図 第２図　　　　　　　　第３図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　受電変圧器のタップチェンジャー部に充填されてい
   る絶縁油面を、シンクロ発信機を内装する油面計により
   検知し、その検知信号を遠隔地にあるシンクロ受信機で
   受信して、該油面を遠隔監視するすることを特徴とする
   受電変圧器タップチェンジャー部の絶縁油面管理方法。 ２　油面が予め設定された上限レベル以上及び下限レベ
   ル以下となったとき、警報を発するようにした特許請求
   の範囲第１項記載の受電変圧器タップチェンジャー部の
   絶縁油面管理方法。 ３　タップチェンジャー部に充填されている絶縁油の油
   面を、該タップチェンジャー部と連通する絶縁油循環タ
   ンクに付設された、シンクロ発信機を内装する油面計で
   検知する特許請求の範囲第１項記載の受電変圧器タップ
   チェンジャー部の絶縁油面管理方法。