JPS6317221Y2 - - Google Patents

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JPS6317221Y2
JPS6317221Y2 JP7194882U JP7194882U JPS6317221Y2 JP S6317221 Y2 JPS6317221 Y2 JP S6317221Y2 JP 7194882 U JP7194882 U JP 7194882U JP 7194882 U JP7194882 U JP 7194882U JP S6317221 Y2 JPS6317221 Y2 JP S6317221Y2
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radiator
oil
tank
heat
electrical equipment
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JP7194882U
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  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
  • Transformer Cooling (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は、変圧器その他の油入電気機器におけ
る放熱器に関するものである。
〔考案の技術的背景及びその問題点〕
変圧器等の油入電気機器においては、巻線その
他の電気機器中身とこれを収納したタンクとの間
の絶縁を絶縁油によつて行なうと共に、この絶縁
油をタンク外部に設けられた放熱器に導くことに
より、変圧器中身の冷却を行なう様にしている。
この様な油入電気機器における放熱器の接続手
段としては、以下の種類のものが従来から知られ
ている。
まず、第1図に示す第1の従来例においては、
電気機器中身1は絶縁油と共にタンク2内に収納
され、このタンク2の両側には、タンク2の高さ
に合わせた背の低い放熱器3が配設されている。
このタンク2の上側面と放熱器3の上側面、及び
タンク2の下側面と放熱器3の下側面とは、それ
ぞれ接手管4によつて接続されている。一方、タ
ンク2上面のカバー5には、電気機器中身1に通
電する為のブツシング6が貫通しており、更にタ
ツプ切換装置7が設けられている。
放熱器3は、第2図A,B,C,Dに示す様
に、複数枚の中空状の放熱パネル9を縦に平行に
並べたものであり、各放熱パネル9の片側の上下
隅に矩形の切欠部10を設け、この上下の切欠部
10に矩形断面管である上部ヘツダー11及び下
部ヘツダー12を嵌合し溶接したものである。こ
の上部及び下部ヘツダー11,12における各放
熱パネル9に接する部分には、切欠部10に合せ
た開口部が設けられており、これにより各放熱パ
ネル9は上部及び下部ヘツダー11,12を介し
て連通されている。また、上部及び下部ヘツダー
11,12の中央には、放熱器3をタンク2の接
手管に接続する為の接続管13が設けられてい
る。
この第1の従来例においては、発熱体である電
気機器中身1にて熱せられた絶縁油はタンク内を
上昇し、一方、放熱器3にて冷やされた絶縁油は
下降し、その結果、タンク2、上部接手管4、放
熱器3、下部接手管4、及びタンク2から成る絶
縁油の循環路が形成される。この循環油流量は、
電気機器中身1の発熱中心Aと放熱器5の放熱中
心Bの上下位置の差Nにほぼ比例し、また、絶縁
油の上下温度差は、この循環油流量に概略逆比例
する。従つて、Nが大きいと上下温度差は小さく
放熱器3の機能は優れたものとなり、Nが小さく
なると上下温度差は大きくなつて放熱器3の機能
は劣つたものとなる。ところが、この第1の従来
例において、電気機器中身1の発熱中心Aと放熱
器3の放熱中心Bは、ほぼ同じ位置となつている
為、Nは小さい値となり、放熱器3の機能が充分
に発揮されない欠点があつた。
そこで、Nの値を大きくする為に、第3図に示
す如き放熱器も提案されていた。即ち、この第2
の従来例は、放熱器3としてタンク2の上面より
も背の高いものを用い、タンク2の上側面とこの
放熱器3の上側面とは、接手管4を上方に延長す
る為、クランク状に屈曲した中間接手管8を介し
て接続したものである。
この様な第2の従来例では、熱せられた絶縁油
を放熱器3の最上部から流し込み、放熱器3の全
域で高温の絶縁油と外気とを接触させるので、放
熱中心Bが高くなり、発熱中心Aとの上下位置の
差Nが大きくなつて放熱作用が有効に行なわれ
る。しかし、この第2の従来例においては、クラ
ンク状の中間接手管8の分だけタンク2と放熱器
3との距離が離れ、機器全体の外形寸法が大きく
なり、据付面積の増大輸送制限等を生じ不経済な
機器となる欠点があつた。
この為、この第2の従来例を改良せんとして、
第4図に示す如き放熱器も提案されている。この
第3の従来例は、タンク2の上面のカバー5に設
けたL字型の中継接手管14を介して、放熱器3
の上側面とタンク2とを接続するものである。こ
れにより、タンク2と放熱器3とが離れることは
なく、且つ、電気機器中身1の発熱中心Aと放熱
器3の放熱中心Bの上下位置の差Nも大きくな
り、放熱器の機能は良好となる。
しかし乍ら、この第3の従来例においては、次
に述べる欠点があつた。
限られた面積のカバー5上に中継接手管14
を設けた為、カバー5に設けられているブツシ
ング6の課電部分と、接地側である中継接手管
14とが接近し、両者間の気中絶縁距離が確保
できない虞れがある。
たとえブツシングポケツトの様な補助部材1
5を用いてブツシング高さを高くすることによ
り絶縁距離を確保できたとしても、他の部品を
含めたカバー5上の配置に大きな制限を受け下
経済な機器になつていた。
放熱器3の接続が、電気機器中身1をタンク
2に完全に組込みカバー5を取付けてからでな
いとできなかつた。この為、タツプ切換装置
7、その他の図示しない外部の付属品及び配管
等の組立てもできず、機器の製作日程が長くな
り不経済であつた。
〔考案の目的〕
本考案は上記した点に鑑みてなされたもので、
電気機器中身の発熱中心と放熱器の放熱中心との
上下差を大きくすることを考慮し、且つ、カバー
上の部品配置の制限をなくすと共に、電気機器中
身とタンクの組立作業及び放熱器の接続作業が平
行してでき、よつて製作日程が長くなるのを防止
でき、更に、油入電気機器全体の外形寸法が増加
することもない放熱器を提供することを目的とす
る。
〔考案の概要〕
本考案の油入電気機器の放熱器は、従来例の様
な中間接手管や中継接手管を設けずに、複数枚の
放熱パネルの上端を連通している上部ヘツダー自
身の一部を下方向に延長して油上昇部を設け、こ
の油上昇部の下端部にタンクへの接続管を設け、
この接続管をタンクの上部側面に設けた接手管と
接続する構成を有するもので、タンクからの熱せ
られた絶縁油を油上昇部を通して放熱器上部へ導
き、各放熱パネルの頂部に絶縁油を流入させる様
にしたものである。
〔考案の実施例〕
本考案の一実施例を第5図A乃至F及び第6図
に従つて説明する。第1図乃至第4図と同一の部
分については、同一の番号を付して説明を省略す
る。
本実施例の放熱器21においては、縦に平行に
配列した複数枚の放熱パネル22の上隅部に、そ
れぞれ上部ヘツダーとの連通用の切欠部23aが
形成されていると共に、中央部分の放熱パネル2
2aには、連通用切欠部23aを下方に向かつて
延長した油上昇部収容用切欠部23bが形成され
ている。これらの切欠部23a,23b内に嵌合
され溶接される上部ヘツダー24は、水平に延び
る連通部24aとその中央から下方に延びる油上
昇部24bとから成る全体としてT字型をした矩
形断面管であり、この油上昇部24bの下端にタ
ンクへの接続管25が設けられている。そして、
この上部ヘツダー24における水平な連通部24
aが、各放熱パネル22の連通用切欠部23aに
嵌合され、T字の垂直部分である油上昇部24b
が、中央部分の放熱パネル22aに設けたその収
容用切欠部23bに嵌合され溶接されている。こ
のT字型上部ヘツダー24における連通部24a
には、放熱パネル22の連通用切欠部に合せた開
口部が形成され、これにより各放熱パネル22は
連通されている。この場合、上部ヘツダー24の
油上昇部24bの上部にも、図示の如く放熱パネ
ル22aと連通する開口部が形成されているが、
この開口部は油上昇部24bの全長に亙るもので
あつても良い。
なお、各放熱パネル22,22aの下部には、
従来の放熱器と同様に接続管13を有する下部ヘ
ツダー12が設けられている。
この様な構成を有する本実施例の放熱器を油入
電気機器のタンク2に接続する場合には、第6図
に示す様に、タンク2の上部側面の接手管4と、
放熱器21の中部側面に位置する上記接続管25
とを直接連結する。また、タンク2の下側面と放
熱器3の下側面との接続は、従来例と同様に接手
管4と接続管13により行なう。
以上の本実施例において、電気機器中身1によ
つて温められた絶縁油は、タンク2から接続管2
5を経て放熱器側の油上昇部24bに流入し、こ
の油上昇部24bを通つて放熱器21の頂部にま
で上昇する。次いで、上部ヘツダー24の水平な
連通部24aに流入し、ここから各放熱パネル2
2,22aの上部に流れ込む。その後は、各放熱
パネル22,22aによつて冷却されてパネル内
を下降し、放熱パネル22,22a下部に連結さ
れた下部ヘツダー12、接続管13を介して電気
機器タンク2内へ戻るものである。
本実施例によれば、放熱器21の中間部に流入
した絶縁油が放熱器21の上部から全域に循環す
るので、放熱器21の機能を低下させることな
く、放熱器21の中間部側面においてタンク2と
の接続を行なうことが可能となる。よつて、第6
図の様に、放熱器21の高さをタンク2の上面よ
りも高いものとし、なお且つ、冷却効率を低下さ
せることなく、タンク2の側面上部に放熱器21
を接続することができる。
その結果、第3の従来例の如くカバー5上に中
継接手管を設ける必要がなくなり、カバー5上の
部品配置の制約も受けず、電気機器中身1とタン
ク2の組立作業、及び放熱器21の接続作業が平
行してでき、電気機器の製作日程が長期に亙る虞
れもない。
特に、上部ヘツダー24に一体に形成された油
上昇部24bは放熱パネル22a側の切欠部内に
収納されているので放熱器21全体の外形寸法の
増加がなく、しかも、第2の従来例の如きクラン
ク状に屈曲した中間接手管の必要もないので、電
気機器の外形寸法も小さくでき、据付面積の増大
や輸送制限等の不経済をなくすこともできる。
また、第1の従来例に比して、電気機器中身1
の発熱中心Aと放熱器21の放熱中心Bとの上下
差Nも大きくなり、また、大きな面積を有する背
の高い放熱器21を使用できるので、放熱機能も
優秀なものとなる。
なお、上部ヘツダー24に設けた油上昇部24
bの存在により、放熱器21をタンク2に取付け
た状態において、放熱器21全体の剛性が向上す
る為補強部材としての機能も有する。
本実施例は、上部ヘツダーの1箇所を下方向に
延長して油上昇部24bを設けたものであるが、
大型の放熱器に本考案を実施する場合には、第7
図に示す様に、上部ヘツダー24の2箇所に油上
昇部24b,24bを設けてもよい。これによ
り、放熱器放熱器とタンクとを2箇所で接続する
ことができ、大量の絶縁油を放熱器に流入させる
ことが可能でなる。
また、以上の実施例においては、放熱パネル側
の切欠部と上部及び下部ヘツダーの断面は矩形で
あるが、円形等の形状とすることも可能である。
更に、上部ヘツダーに設ける油上昇部は、上部ヘ
ツダーの長手方向の任意の位置に設けることがで
きる。
〔考案の効果〕 以上説明した様に、本考案によれば、冷却効率
を低下させることなく、カバー上の部品配置の制
限がなくなると共に、製作期間が短縮でき、しか
も外形寸法も小さくできる油入電気機器の放熱器
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は放熱器の接続された油入電気機器の第
1従来例の正面図、第2図Aは従来の放熱器の側
面図、第2図Bは第2図Aの正面図、第2図Cは
第2図AのY−−Y断面図、第2図Dは第2図A
のX−X断面図、第3図は放熱器の接続された油
入電気機器の第2従来例の正面図、第4図は放熱
器の接続された油入電気機器の第3従来例の正面
図、第5図Aは本考案の放熱器の一実施例の側面
図、第5図Bは第5図Aの正面図、第5図Cは第
5図BのC−C断面図、第5図Dは第5図BのD
−D断面図、第5図Eは第5図BのE−E断面
図、第5図Fは第5図BのF−F断面図、第6図
は第5図の放熱器の接続された油入電気機器の正
面図、第7図は本考案の放熱器の他の実施例の正
面図である。 1……電気機器中身、2……タンク、3……放
熱器、4……接手管、5……カバー、6……ブツ
シング、7……タツプ切換装置、8……中間接手
管、9……放熱パネル、10……切欠部、11…
…上部ヘツダー、12……下部ヘツダー、13…
…接続管、14……中継接手管、15……補助部
材、21……放熱器、22,22a……放熱パネ
ル、23a……連通用切欠部、23b……油上昇
部収容用切欠部、24……上部ヘツダー、24a
……連通部、24b……油上昇部、25……接続
管。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 縦に平行に配列した複数枚の中空状放熱パネル
    の上下の片隅に連通用切欠部を設け、この上下の
    連通用切欠部に上部及び下部ヘツダーを嵌合固定
    し、この上部及び下部ヘツダーによつて各放熱パ
    ネルを連通させて成る放熱器において、上部ヘツ
    ダーの一部を下方に延長して油上昇部を形成し、
    複数枚の放熱パネルのうち一部の放熱パネルの上
    隅部には連通用切欠部を下方向に延長して油上昇
    部収容用切欠部を形成し、この油上昇部収容用切
    欠部内に前記上部ヘツダーの油上昇部を嵌合固定
    し、更に、前記油上昇部の下端に、タンクに接続
    される接続管を設けたことを特徴とする油入電気
    機器の放熱器。
JP7194882U 1982-05-19 1982-05-19 油入電気機器の放熱器 Granted JPS58175612U (ja)

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JPS58175612U JPS58175612U (ja) 1983-11-24
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