JPS631718A

JPS631718A - 車両用内燃機関の空気供給量制御装置

Info

Publication number: JPS631718A
Application number: JP14274386A
Authority: JP
Inventors: Etsuro Nishihira; 西平　悦郎
Original assignee: Eagle Industry Co Ltd
Current assignee: Eagle Industry Co Ltd
Priority date: 1986-06-20
Filing date: 1986-06-20
Publication date: 1988-01-06
Also published as: JPH0515898B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野コ本発明は、ターボチャージャーを備えた自動車に適用さ
れる車両用内燃機関の空気供給方法に関するものである
。

［従来の技ｗｉ］従来、この種のターボチャージャー付き自動車において
は、アクセルペダルの踏み込み操作で気化器への空気供
給量の調整によりエンジン出力が制御されるエンジンル
ームの内燃機関から排気された排気ガスの高温・高圧エ
ネルギーを動力として利用して排気タービンを高速で回
転させ、かつ同軸上にあるコンプレッサーを駆動させる
ことによって、吸入空気を圧縮して過給圧を作り出し。

多量の空気を吸入可能にして高速運転時のエンジン出力
の向上を図るようになっている。

［発明が解決しようとする問題点コしかしながら、このような従来のターボチャージャー付
き自動車（以下、ターボ車という）のターボシステムで
は、ターボチャージャーの慣性モーメントが大きいこと
から、過給圧上昇までに約１．７秒程度の時間が掛かり
、低速時の即応性に劣るばかりでなく、必要・不必要に
関わらずエンジンの回転数と共に過給効果が逐次変化す
るために燃費が悪く、また、初級ドライバーの立場から
見れば、エンジンの応答性が良いため、十分な使い熱し
ができないなど１種々の問題があった。

［発明の目的］本発明は、上記の事情のもとになされたもので、その目
的とするところは、ターボ車における低速時のエンジン
出力を高めるとともに、必要・不必要時の使い分けが簡
便にかつ容易にできるようにして、初級ドライバーであ
っても十分な使い熱しができる車両用内燃機関の空気供
給方法を提供することにある。

［問題点を解決するための手段］上記した問題点を解決するために、本発明は、アクセル
ペダルの踏み込み操作で気化器への空気供給量の調整に
よりエンジン出力が制御される内燃機関から排気された
排気ガスのエネルギーを動力として駆動し、かつ吸入さ
れた吸入空気を圧縮して過給圧を作り出すターボチャー
ジャーを備え、このターボチャージャーからの加圧され
た吸入空気を、前記アクセルペダルの踏み込み操作に連
動させた流量調整制御機構を介して前記気化器に供給し
てなる構成としたものである。

［作　　用］すなわち、本発明は、上記の構成とすることによって、
ターボチャージャーからの加圧された吸入空気を、流量
調整制御機構を介して気化器に供給し、かつこの流量調
整制御機構をアクセルペダルの踏み込み操作に連動させ
て調整し得るようにしてなることから、前記流量調整制
御機構を自動または手動操作で自己制御させるだけで過
給圧を任意に調整できるため、低速・高速時に関わらず
過給効果が安定し、特に低速時の過給効果の即応性によ
るエンジン出力を高めることができ、また。

これによって必要・不必要時の使い分けも簡便にかつ容
易にできることから、燃費の向上を図ることができると
ともに、初級ドライバーであっても十分な使い熱しが可
能になる。

［実　施　例］以下、本発明を図示の一実施例を参照しながら詳細に説
明する。

第１図は本発明に係るターボ車における車両用内燃機関
の空気供給方法に適用される空気供給装置の全体構成を
概略的に示したもので、図中（１）はエンジン（内燃機
関）で１通常の運転時に、アクセルペダル（２）の踏み
込み操作による気化器（３）への二気供給量の調整によ
りエンジン出力が制御されるようになっている。また１
図中（４）はターボチャージャーである。このターボチ
ャージャー（４）は、前記エンジン（１）から排気され
た排気ガスのエネルギーを動力として駆動し。

かつ吸入された吸入空気を圧縮して過給圧を作り出すも
ので、これにより加圧された空気（Ａ）は。

図示しない安全弁を備えた補助圧力タンク（５）内に一
旦貯蔵されるようになっているとともに、この補助圧力
タンク（５）内に貯蔵された加圧空気（Ａ）を、常時、
前記アクセルペダル（２）の踏み込み操作に連動させて
なる後述する流量調整制御機構（６）を介して前記気化
器（３）に過給的に供給し得るようになっている。

そして、上記流量調整制御機構（６）は、自動または手
動操作で自己制御可能に構成され、前記気化器（３）に
第１の前記補助圧力タンク（５）内に貯蔵された加圧空
気（Ａ）が導入されるように連通配管された空気供給口
（７ａ）及び前記気化器（３）に連通配管された空気排
出口（７ｂ）がそれぞれ開口するシリンダー部（７）と
、このシリンダー部（７）の空気流入室（８）内に摺動
自在に設けた第１及び第２のピストン弁（９）。

（１０）と、この第１及び第２のピストン弁（９）（１
０）を−体的に可動させる前記アクセルペダル（２）の
踏み込み操作に連動させたピストンロッド（１１）と、
このピストンロッド（１１）を−方向に付勢する第１の
スプリング（１２）とからなるとともに、前記第１及び
第２のピストン弁（９）、（１０）は、前記シリンダー
部（７）の空気流入室（８）内に第２のスプリング（１
３）で−方向に付勢されて摺動自在に設けた第２の空気
供給口（１４ａ）及び空気排出口（１４ｂ）がそれぞれ
開口する円筒状の空気遮断調整体（１４）を間に介して
摺動させてなり、この空気遮断調整体（１４）の各々の
第２の空気供給口（１４ａ）及び空気排出口（１４ｂ）
は、前記シリンダー部（７）の各々の第１の空気供給口
（７ａ）及び空気排出口（７ｂ）に対応位置させるよう
に構成されている。さらに、前記空気遮断調整体（１４
）には、前記シリンダー部（７）の外部に突出させた作
動杆（１５）を−体に有しており、この作動杆（１５）
の突出端部（１５ａ）は１図示しない車体の運転席側よ
り遠隔操作される駆動モータ（１６）の正逆回転により
水平方向に往復動するカム部材（１７）のカム面（１７
ａ）に当接し。

このカム部材（１７）の駆動モータ（１６）の正逆回転
による往復動で前記空気遮断調整体（１４）を上下方向
に可動調整して、前記シリンダー部（７）の第１の空気
排出口（７ｂ）と空気遮断調整体（１４）の第２の空気
排出口（１４ｂ）との相対位置を変化させることにより
、前記シリンダー部（７）の第１の空気供給口（７ａ）
から空気遮断調整体（１４）の第２の空気供給口（１４
ａ）を通して前記第１及び第２のピストン弁（９）、（
１０）間に流入する加圧空気（Ａ）の前記第２の空気排
出口（１４ｂ）への流量を３１整し、これによって、前
記気化器（３）への過給的な空気の供給量を調整可能に
している。また９図中（１８）は前記シリンダー部（７
）に設けたベント孔である。

しかして、上記したターボ車における空気供給方法は、
補助圧力タンク（５）からの加圧空気（Ａ）が、常時、
シリンダー部（７）の第１の空気供給口（７ａ）から空
気遮断調整体（１４）の第２の空気供給口（１４ａ）を
通して前記第１及び第２のピストン弁（９）、（１０）
間の空気流入室（８）内に流入しており、アクセルペダ
ル（２）を踏み込まない通常のアイドリング時においは
、第２図に示すように、第１のピストン弁（９）で空気
遮断調整体（１４）の第２の空気排出口（１４ｂ）を閉
塞し、気化器（３）への加圧空気（Ａ）の供給を遮断し
ているもので、この状態で、アクセルペダル（２）を踏
み込むと、このアクセルペダル（２）の踏み込み操作に
連動して流量調整制御機構（６）のピストンロンド（１
１）が下降し、前記空気遮断調整体（１４）の第２の空
気排出口（１４ｂ）を開放してシリンダー部（７）の第
１の空気排出口（７ｂ）から気化器（３）へ加圧空気（
Ａ）を供給する。

このとき、上記気化器（３）への過給圧の調整は、空気
遮断調整体（１４）の作動杆（１５）の突出端部（１５
ａ）をカム面（１７ａ）に当接させたカム部材（１７）
の往復動で前記第１のピストン弁（９）と空気遮断調整
体（１４）の第２の空気排出口（１４ｂ）との相対距離
りを可変することにより行なわれ、このカム部材（１７
）の往復動は、車体の運転席側より遠隔操作される駆動
モータ（１６）の正逆回転による切り替え手段によって
行なうようになついる。

すなわち、第４図及び第５図に示すように、気化器（３
）への過給圧が小さくなるように調整する場合には、前
記駆動モータ（１６）を正回転させてカム部材（１７）
を左方向に移動させることにより、前記空気遮断調整体
（１４）を下降調整して、第１のピストン弁（９）と空
気遮断調整体（１４）の第２の空気排出口（１４ｂ）と
の相対比ＭＬが長くなるように、つまり空気流量が絞り
込まれるように可変する一方、第６図及び第７図に示す
ように、気化器（３）への過給圧が大きくなるように調
整する場合には、前記駆動モータ（１６）を逆回転させ
てカム部材（１７）を右方向に移動させることにより、
前記空気遮断調整体（１４）を上昇ＷＲ整して、第１の
ピストン弁（９）と空気遮断調整体（１４）の第２の空
気排出口（１４ｂ）との相対距離りが短かくなるように
。

つまり空気流量が十分開放されて全開状態となるように
可変してなるもので、このような過給効果を必要としな
い通常運転時には、アクセルペダル（２）・を最大限に
踏み込んでも、アイドリング時のように、前記空気遮断
調整体（１４）の第２の空気排出口（１４ｂ）が、第１
のピストン弁（９）で常に閉塞状態に維持されるように
空気遮断調整体（１４）を調整可能してなるものである
。

なお１本発明は、上記した実施例には限定されないもの
であり１本発明の要旨を変えない範囲で種々変更実施可
能なことは勿論である。

［発明の効果］以上の説明から明らかなように１本発明によれば、ター
ボチャージャーからの加圧された吸入空気を、アクセル
ペダルの踏み込み操作に連動する流量調整制御機構を介
して気化器に供給してなることから、流量調整制御機構
を自動または手動操作で自己制御させるだけで過給圧を
任意に調整でき、低速・高速時に関わらず過給効果を安
定させることができ、特に低速時の過給効果の即応性に
よるエンジン出力を高めることができるために。

必要・不必要時の使い分けも簡便にかつ容易にでき、燃
費の向上を図ることができるとともに、初級ドライバー
であっても十分な使い熱しができるというすぐれた効果
を奏するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る車両用内燃機関の空気供給方法に
適用される空気供給装置の一実施例を概略的に示す全体
構成の説明図、第２図及び第３図は同じくアクセルペダ
ルの踏み込み操作に連動する流量調整制御機構による過
給状態を示す説明図、第４図から第７図は同じく過給圧
の調整状態を示す説明図である。（１）内燃機関（エンジン）。（２）アクセルペダル、　　　　　　（３）気化器、（
４）ターボチャージャー、（５）補助圧力タンク、（６）流量調整制御機構、（Ａ
）吸入空気。第１図第２図第４図第６図第５図第７図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）アクセルペダルの踏み込み操作で気化器への空気
供給量の調整によりエンジン出力が制御される内燃機関
から排気された排気ガスのエネルギーを動力として駆動
し、かつ吸入された吸入空気を圧縮して過給圧を作り出
すターボチャージャーを備え、このターボチャージャー
からの加圧された吸入空気を、前記アクセルペダルの踏
み込み操作に連動させた流量調整制御機構を介して前記
気化器に供給してなることを特徴とする車両用内燃機関
の空気供給方法。
（２）前記ターボチャージャーからの加圧された吸入空
気を補助圧力タンク内に一旦貯蔵し、この補助圧力タン
クからの空気を前記流量調整制御機構に導入させて気化
器へ供給してなることを特徴とする特許請求の範囲第１
項に記載の車両用内燃機関の空気供給方法。
（３）前記流量調整制御機構を、自動または手動操作で
自己制御することを特徴とする特許請求の範囲第１項も
しくは第２項のいずれかに記載の車両用内燃機関の空気
供給方法。