JPS63170586A - 送排風機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野） 本発明は、研削加工粉塵の濾過集塵機等に用いられる送
排風機に関する。

〔従来の技術及び発明が解決しようとする問題点〕この
種従来の送排風機は、一般に複数のファンブレードが駆
動モーターの回転軸にそれと垂直な同一平面上にて一定
の傾きを有するようにして配設されていたため、大きさ
の割には送排風力が弱かった。又、特にダクト等を設け
ていなかったため、送風が拡散しやすく、送排風効率が
低かった。

又、一般に駆動モーターを送風方向の上流側に配設して
いたため、駆動モーターの冷却効率が悪くて長期間の使
用に際し耐久性の点で問題があった。

本発明は、上記問題点に鑑み、大きさの割には送排風力
が強く、送排風効率が高く、長期間の使用に耐え得る送
排風機を提供することを目的とする。

〔問題点を解決するための手段及び作用〕本発明による
送排風機は、駆動モーターの回転子軸に中空円筒体を固
着して、該中空円筒体の外周面にその軸方向に所定の間
隔を置いて一部が重合するように複数のファンブレード
を螺旋状に固着し、両端面に夫々複数の開口を有し且つ
上記中空円筒体を上記ファンブレードと共に同芯的に被
うようになっていて一端面に上記駆動モーターを取付は
且つ他端面で上記中空円筒体を回転可能に支持する円筒
状ダクトを設け、上記中空円筒体の外周面と上記円筒状
ダクトの内周面とで画成された環状空間により送風方向
及び範囲を規制すると共に上記駆動モーターを送風方向
下流側に配置したことを特徴としている。即ち、複数の
ファンブレードを中空円筒体の軸方向に所定間隔を置い
て一部が重合するような関係で配設したことにより、多
重ファン的な効果が発揮せしめられて大きさの割には強
力な送排風が可能となるようにし、又送排風の方向と範
囲が中空円筒体の外周面と円筒状ダクトの内周面により
画成される環状空間により規制されるようにしたことに
より、ダクト効果により送風の拡散が防止されて送排風
効率が向上するようにし、更に駆動モーターを送風方向
下流側に配設したことにより、駆動モーターの冷却効率
が向上して長期間の使用に耐え得るようにしたものであ
る。

〔実施例〕

以下、図示した一実施例に基づき本発明の詳細な説明す
る。

第１図及び第２図は本発明による送排風機の斜視図及び
分解斜視図であって、ｌは取付用フランジ２を有する駆
動モーター、３は駆動モーター１の回転子軸に固着され
た中空円筒体、４は中空円筒体３の外周面にその軸方向
に所定の間隔を置いて一部が重合するようにして螺旋状
に固着された５枚のファンブレードであって、ファンブ
レード４同志の重なりの程度及び軸と垂直な平面に対す
る角度θ（螺旋の角度）は実験等により適切な値に設定
されているものとする（第３図参照）。５は、中空円筒
体３をファンブレード４と共に同芯的に被う円筒状側板
６と、該円筒状側板６の一端に固着され且つ複数個の開
ロアを有する円形の上板８と、円筒状側板６の一端に固
着され且つ複数個の開口９を有すると共に中央部に中空
円筒体３の中心軸１０を回転可能に支持する軸受１１が
固着された底板１２とから成る円筒状ダクトであって、
上板８に取付用フランジ２を介して駆動モーター１が固
着されている。尚、底板１２は本送排風機を図示しない
濾過集塵機等に取付けるための取付板を兼用している。

本発明による送排風機は上述の如く構成されているから
、駆動モーター１により中空円筒体３及びファンブレー
ド４を矢印Ａ方向に回転せしめれば矢印Ｂ方向の風が生
じる。従って、風は底板１２の開口９から吸入されて、
中空円筒体３の外周面と円筒状側板６の内周面により画
成される環状空間を通り、上板８の開ロアから排出され
る。

本発明による送排風機の送風原理はかくの如くであるが
、本発明送排風機は、複数のファンブレード４が中空円
筒体３の軸方向に所定間隔を置いて一部が重合するよう
な関係で配設されているので、多重ファン的な効果が発
揮せしめられて大きさの割には強力な送排風が可能とな
り、研削加工粉塵等の集塵装置に好適に使用され得る。

又、送排風の方向と範囲が中空円筒体３の外周面と円筒
状ダクト５の内周面により画成される環状空間により規
制されるので、ダクト効果により送風の拡散が防止され
て送排風効率が向上し、濾過集塵機等に好適に利用する
ことができる。更に、駆動モーターｌが送風方向下流側
に配設されているので、駆動モーター１の冷却効率が向
上して長期間の使用に耐え得るようになる。

〔発明の効果〕

上述の如く、本発明による送排風機は、大きさの割には
送排風力が強くて、高い送排風効率を有し、而も長時間
の使用に耐え得るという実用上価れた利点を有している
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による送排風機の一実施例の斜視図、第
２図は上記実施例の分解斜視図、第３図は上記実施例の
中空円筒体及びファンブレードの斜視図である。 １・・・・駆動モーター、２・・・・取付用フランジ、
３・・・・中空円筒体、４・・・・ファンブレード、５
・・・・円筒状ダクト、６・・・・円筒状側板、７．９
・・・・開口部、８・・・・上板、ｌＯ・・・・中心軸
、１１・・・・軸受、１２・・・・底板。 第３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 駆動モーターの回転子軸に中空円筒体を固着して、該中
   空円筒体の外周面にその軸方向に所定の間隔を置いて一
   部が重合するように複数のファンブレードを螺旋状に固
   着し、両端面に夫々複数の開口を有し且つ上記中空円筒
   体を上記ファンブレードと共に同心的に被うようになっ
   ていて一端面に上記駆動モーターを取付け且つ他端面で
   上記中空円筒体を回転可能に支持する円筒状ダクトを設
   け、上記中空円筒体の外周面と上記円筒状ダクトの内周
   面とで画成された環状空間により送風方向及び範囲を規
   制すると共に上記駆動モーターを送風方向下流側に配置
   して成る送排風機。