JPS60251914A - 空気清浄器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈発明の技術分野ン 本発明は、簡単な構造変更だけで空力、騒音特性を向上
させた新規のプロペラファンを空気清浄器に応用した場
合の特色ある構造基に関するものである。

〈従来技術〉 この種の新規のプロペラファンとは、従来のプロペラフ
ァンでは無駄に捨て去られていた速度エネルギー分に着
目し、吹出側付近のわずかな形状変更だけでこの速度エ
ネルギーの相当量を静圧に変換することにより特性を向
上させたものである。

具体的には吹出側に円板と円板リングで遠心ディフュー
ザ風路を形成したもので、その形状寸法や羽根車との位
置関係を最適化させることにより、騒音特性（一般に単
位風量・風圧あたりの騒音レベルＫｓで表され、同一騒
音の場合には静圧特性の向上と騒音特性の向上は等価で
ある。）にして５〜１０ｄＢ　（Ａ）も低減させること
ができる。また空気清浄器に応用した場合には、吹出口
の一部が閉鎖された場合でも従来品のように風量が激減
してしまうことも無く、たえず安定して循環することが
できるという長所も持°つつ かかる基本発明（特願昭５６−１７５３３８号）を実施
する上で工夫したことによりこの発明が完成した。

〈発明の概要〉 本発明は、遠心ディフューザ風路を形成するために吹出
側に第１及び第２の風路部材を設けると共に、この第２
の風路部材にプロペラファンの駆動モータを取り付ける
ことにより、空気清浄器の静圧特性を向上させると同時
に、モータ取付による圧力損失を無くした効率の良い空
気清浄器を得ることを目的としている。

〈発明の実施例〉 以下、本発明の実施例を第１図〜第３図に基づいて説明
する。

第１図において、１２は本発明に係る空気清浄器の本体
、８は本体１２内に内蔵されたプロペラファン、１３は
集塵用及び脱臭用のフィルター２を介在してなる空気吸
込口で、本体１２のファン軸方向上流側の面に設けられ
ている。１４は空気吹出口で、本体８周りに位置する第
１の風路部材４と、ファン軸方向下流側の面に位置する
第２の風路部材６と、からなる遠心ディフューザ風路で
ある。

ここで、前記空気吸込口１３は本体１２を構成する筒状
の胴部１０の上流側端部外周に嵌合取付された吸込側化
粧グリル１に形成されており、前記フィルター２はこの
グリル１内周面のＩＡの段部と胴部１０の上流側端部間
に挟持されて着脱自由に取り付けられている。第２の風
路部材６は第１の風路部材４と略等しい外径の円板状に
形成され、胴部１０の下流側端部面に断面コ字形の複数
の連結部材５によって着脱自由に固定取付されている。

空気吹出口１４は各連結部材５間の間隙に位置する吹出
側化粧グリル１１により構成されている。プロペラファ
ン８は、その回転軸７ａが第１の風路部材４と同軸方向
となるように配設され、その駆動モータ７は第２の風路
部材６の中央部に固定取付されている。

一方、第１の風路部材４は、プロペラファン８の羽根径
の１．２〜１．３倍以上の外径を有した円形リング４ａ
とその内縁に接続された羽根径の１．０４〜１．１倍程
度の径の第１のヘルマウス部４ｂとその先端部のダクト
部分４Ｃとさらにこのダクト部分４Ｃの先端部の第１の
へルマウス部４ｂと逆に広がる第２のへルマウス部４ｄ
とからなる。この第１の風路部材４は、先端開口部４ｅ
と円形リング４ａ部分をもって胴部１０に固定取付され
ている。

尚、プロペラファン８は羽根車の吹出側軸方向寸法の一
部が前記第１の風路部材４の第１のヘルマウス部４ｂと
ダクト部分４Ｃの結合部より第２の風路部材６側に突出
されるように咳風路部材６のほぼ中央に位置している。

以上の構成において、プロペラファン８の回転駆動によ
る空気吸込口１３からフィルター２を介して清浄化され
た吸込空気は遠心ディフューザ風路９を経て、空気吹出
口１４から吹き出される。

このように本構成の空気清浄器によれば、吹出側に遠心
ディフューザ風路９を形成しているため静圧特性が向上
するばかりかファン駆動モーフ７が第２の風路部材６に
取付けられているためモータ７取付のための取付足を必
要としなくまた取付足等による圧力損失もない。またプ
ロペラファン８も第２の風路部材６の着脱によって室内
側から容易に着脱でき清掃等も容易であるなどの利点が
ある。

次に、第２図及び第３図に本発明の他の実施例を示す。

このものは、第２の風路部材６を、ファン軸方向下流側
の面を開閉すると共に、ファン半径方向下流側の面の空
気吹出口１４を開閉するシャッタ構造に形成したもので
ある。

即ち、これらの図において、１５は前記シャッタ構造に
形成された第２の風路部材であり、夫々支軸１６Ａを介
して本体１７の外枠１７Ａ端部内壁に一端が回動自由に
支持される複数の可動板１６から構成されている。かか
る可動板１６は、夫々第２図に示すようにファン軸方向
と直角な位置と、第３図に示すようにファン軸方向と平
行な位置と、に凹動保持することが可能で前記ファン軸
方向と直角な位置に保持した時には、隣接するもの同志
の端部は連結状態となる構成である。

かかる構成において、可動板工６を第２図に示すように
ファン軸方向と直角な位置に保持すれば、空気吸込口１
８から本体１７内にフィルター１９を介して清浄化され
て吸い込まれた空気は、遠心ディフューザ風路２０を経
て空気吹出口２１からファン半径方向に吹き出される。

一方、可動板１６を第３図に示すようにファン軸方向と
平行な位置に保持する。

この場合、両端側に位置する可動板１６は内側に回動さ
せて、図の如くファン半径方向の空気吹出口２１を閉し
、他の可動板１６は夫々外側に回動させて図の如く外方
に突出させ、ファン軸方向下流側の面を開放させる。そ
して、フィルター１９を取り外しておく。

従って、空気吸込口２１から吸い込まれた空気はファン
軸方向に流れ、本体１７のファン軸方向下流側の面から
可動板１６によって整流されて吹き出される。この場合
、可動板１６が吹出グリルとしての役割りを果たすわけ
である。

かかる構成によれば、第２の風路部材１５をシャッタ構
造に形成したことにより、ファン半径方向への空気吹出
とファン軸方向への空気吹出とを選択することができ、
空気清浄器としての機能の他に、ファン軸方向への空気
吹出による扇風機としての機能を奏することが可能とな
る。又、第２の風路部材１５を別途用意した吹出グリル
と取り換えなくとも、空気清浄器と扇風機とを使い分け
られ前記吹出グリル取り換え作業等が不要である。

〈発明の効果） 以上説明したように、本発明の空気清浄器は吹出側に遠
心ディフューザ風路を形成した構成により、静圧特性が
向上するばかりでなく、ファンの駆動モータを第２の風
路部材に取り付けた構成により、モータ取付のための取
付足が不要であり、取付足等による圧力損失もなく、効
率の良い空気清浄器を得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る空気清浄器の一実施例を示す縦断
面図、第２図及び第３図は夫々本発明の他の実施例を示
す縦断面図である。 ２．１９・・・フィルター　４・・・第１の風路部材６
．１５・・・第２の風路部材　７・・・駆動モータ８・
・・プロペラファン　９．２０・・・遠心ディフューザ
風路　１２．１７・・・本体　１３．１８・・・空気吸
込口代理人　大　岩　増　雄（ほか２名） ｅ− 袂 １ 瞭

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （１１プロペラフアンを内蔵してなる本体のファン軸方
   向上流側の面にフィルターを介在してなる空気吸込口を
   、前記本体のファン半径方向下流側の面に空気吹出口を
   、夫々有し、前記本体のプロペラファン周りに位置する
   第１の風路部材と該本体のファン軸方向下流側の面に位
   置する第２の風路部材とにより、空気吹出側に遠心ディ
   フューザ風路を有する一方、前記プロペラファンの駆動
   モータを前記第２の風路部材に取り付けたことを特徴と
   する空気清浄器。 （２）第２の風路部材はファン軸方向下流側の面を開閉
   すると共に、ファン半径方向下流側面の空気吹出口を開
   閉するシャッタ構造に形成されてなる特許請求の範囲第
   １項記載の空気清浄器。 （３）フィルターは着脱自由な構成である特許請求の範
   囲第１項又は第２項記載の空気清浄器。