JPS63169439A - 浴室内取り付け自在の浴水の循環保温装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は、携帯用にして、浴水の温度を冷めないよう
に一定に保つ浴室内取り付け自在の浴水の循環保温装置
に関するものである。

「従来の技術」 従来、浴槽内の加温水（温）を冷まさないように、一定
温に保つ配慮を為されているものとしては、入浴したい
時、朝でも日中でも夜間でも、即刻入浴できるという装
置、つまり、二十四時間ほぼ一定温度で沸き続けている
という装置（以下「従来の即刻入浴装置」と称す。）が
あるが、この従来の即刻入浴装置は、大型で、浴室外に
設置されるので、浴槽との接続のさい、建物の一部や浴
槽にも場合によっては穴をあけなければならず、このこ
とは人によっては、大切な建物等に傷をつけられると思
う抵抗感を与えることになり、しかも工事費を別途必要
とし、設置コストが非常に高くつき、広く一般家庭に受
け入れられるには難点があった。また、即刻入浴できる
ということに便利さを感じて設置しても、既設の浴槽を
含む浴用設備を、それ専用に改造してしまうため、修復
が容易でなかった。それに光熱費等の維持経費が比較的
割高であった。

一方、ボイラーや電気温水器や瞬間湯沸器等で沸かされ
て浴槽内に貯溜される従来方式のものでは、加温された
浴水を冷めないように保温する機能は全くなく、冷めた
浴水を加温するには、原始的で且つ不経済な湯の追加放
出しか方法がなかった。この種のタイプは、一般家庭も
さることながら、ホテル関係に多く、それも各室バス付
きという多階ホテルにあっては、先述の即刻入浴装置を
設置しようとしても、それら浴室の構造上、ほぼ不可能
であった。

全般的に、浴槽内の湯温の低下は、浴槽内底部から始ま
るため、入浴中に臀部等で感じる冷寒い不快感は、入浴
気分を大きく損い、湯冷めの原因にもなっていた。

「発明が解決しようとする問題点」 この発明は、上記の諸点に鑑み為されたものであり、小
型で軽量とし、容易に携帯できる容体として、浴室内の
浴槽の縁等の適宜位置に自在に取り付け、浴槽内中の浴
水を循環させながら、入浴者の好みの温度に浴水を保温
できるようにする浴室内取付自在の浴水の循環保温装置
を提供しようとするものである。

「問題を解決するための手段」 以下、この発明を、図示した実施例に基づいて説明すれ
ば次のとおりである。

第１図は、この発明の実施形態の一例を示す斜視図であ
り、第２図は、第１図で示した実施形態の内部状態を示
す説明図である。第３図は、第１図および第２図に示し
た実施例における浴水の循環する過程を示す概略図であ
る。

この発明の主要部は、本体ケース１に被覆されている。

この本体ケース１は、底部の一部が逆凹字状に切り欠か
れ、浴槽縁取り付け空間部Ａを形成し、この浴槽縁取り
付け空間部Ａの左方の一部が浸湯部Ｂとなり、右方が浴
槽内浴水に浸漬しない機具収納部Ｃとなる形態をつくっ
ている。この本体ケース１の上部には、移動用の取手２
が施され、その前方に気体の出し入れ機能を有す調節つ
まみ３が、その後方に電源スイッチ４が、浸透部Ｂの下
方部にはノズル突出穴５から突出したノズル６が、浸透
部Ｂの底部には、浴水の吸入部を構成するフィルターカ
セット８を連接した中継ぎパイプ１０が、機具収納部Ｃ
の右側部の上方には、温度調節ダイヤル１９が、同側部
下方には、電源コード１２が、それぞれ、内部と連係接
続して設けられている。本体ケース１の機具収納部Ｃの
下方には、内部に通ずる放熱口１１が適宜数施されてい
る。本体ケース１に被覆された内部には、中継ぎパイプ
１０と連接した吸入パイプ１３が循環ポンプ１４の吸入
部に至り連接され、循環ポンプの排出部に連接された排
出パイプ１５′が、加熱装置の主要部となるヒータータ
ンク１６の一端に至り連接され、ヒータータンク１６の
他の一端に連接された排出パイプ１５によって、ノズル
６に至り連接されている。この発明実施例では、加熱装
置の主要部であるヒータータンク１６が、排出パイプ１
５と排出パイプ１５′の間に装着されているが、これは
排出パイプ側でなく、吸入パイプ側でも可能である。こ
のことは、つまり、吸入パイプと排出パイプとの間に循
環ポンプを連接させ、排出パイプもしくは吸入パイプの
適宜の個所に、浴水を加熱する加熱装置を装着すればよ
いのである。ヒータータンク１６は電熱を熱源としたも
のであって、昇温ヒーター１７や温度センサー１８等が
内設されており、温度調節ダイヤル１９に連係している
。フィルターカセット８の側面には内部に通ずる適宜数
の吸入口９があり、内部に向かって、フィルター２０、
仕切り網２１、活性体２２の順の構造となっており、活
性体２２の占める容積が、フィルターカセット８の内部
の大半である。

この活性体２２は、人体有効ミネラル類の含有豊富な珪
酸を核とする鉱物粒や多孔質の焼成セラミック等が適当
である。中継ぎパイプ１０には逆止弁が内接されている
。ノズル６の側面には逃し孔７が貫通している。

付帯させた構成物として、オゾン発生体２４があり、そ
こからオゾン導出パイプ２５が連接され、調節つまみ３
の下方部で、気体導出管２６に接続されている。この気
体導出管２６の下方端は、ノズル６の体部で連通してい
る。２７は磁石を取り付けてある磁気体である。

尚、中継ぎパイプ１０は、吸入パイプ１３の連接部との
着脱可能構造を有し、携帯時等には、フィルターボック
ス８とともに、本体ケース１の浴槽縁取り付け空間部Ａ
のところに収納可能である。

「作用」 次に、この発明の作用について説明する。

先ず、本体ケース１の浴槽縁取り付け空間Ａを浴槽の取
り付けたいと思う縁に、はめ込むように担持させ、フィ
ルターカセット８、中継ぎパイプ１０、ノズル６が、浴
槽内の浴水に浸漬されるように取り付ける。電源スイッ
チ４を入れて、循環ポンプ１４を作動させると、浴水が
吸入口９より吸入され、フィルター２０から仕切り網２
１を抜け、活性体２２中を通り、中継ぎパイプ１０を経
て、吸入パイプ１３に入る。その吸入パイプ１３から、
浴水は、循環ポンプ１４内に導入され、それから排出パ
イプ１５′を通り、ヒーターポンプ１６内に入り、ヒー
タータンク１６内を充満させて、排出パイプ１５に入り
、流れ至ってノズル６に導かれ浴槽内に放出される。

この浴水の流れが連続に続けられることによって、浴水
は循環される。この循環の状態で加熱装置を作用させて
いくのである。この発明の一実施例では電熱源を加熱源
としているが、この場合、温度調節ダイヤル１９で好み
の浴水温度を設定して、ヒータータンク１６を主体とす
る加熱装置を作用させると、その設定温度をして、浴槽
内の浴水の温度は、上溜部、下溜部むらなく、一定の温
度に保温される。また、浴水が常時循環することにより
、浴水の性状は、時間が経過しても劣化しにくく、腐敗
が進行しにくくなるが、活性体２２内を浴水を繰り返し
通過させていれば、当初の浴水より以上に活性が高まっ
た浴水となり、腐敗は全くせず、長期間浴水を入れ替え
ることなく入浴に利用できる。この装置の連続作動は、
何日でも随意である。

「発明の効果」 この発明は、上記のような装置、作用であり、装置全体
が携帯容易に移動でき、取り付け、取り外しが意のまま
であり、およそ、ほとんどの浴槽に取り付けられるもの
である。したがって、家庭用の各種のタイプの浴槽に取
り付けても、小型で軽量化されていることから、浴室内
の場所を占有する部分が少く、それでいて浴水の保温が
長時間達成される逸品である。このことは、とりもなお
さず、先述の従来の即刻入浴装置より著しく小さい容体
にして、しかも、浴室内に自在に取り付けただけで、一
日中いつでも入りたい時に入浴できる即刻即時入浴が、
安いコストで、実現することができるのである。

また、ホテルのように各室バス付のバスの場合入用後の
浴水は、捨てられるのが一般的であるが、旅行時に、こ
の発明装置を携帯していって、寝泊先の浴槽に取り付け
使用すれば、浴水の均等の保温がなされ、例えば、やや
ぬる目にセットしておくと、好きなだけの時間入浴を続
けることができ、その間は快適で、疲れもよくとれ、し
かも、ホテルでの入浴に有りがちだった入浴後の湯冷め
もなくなるのである。入浴はぬる目で長くゆっくりとい
う心得を、忠実に、安直に実行できる発明である。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明の実施形態の一例を示す斜視図、第
２図は、第１図で示した実施携帯の内部状態を示す説明
図、第３図は、第１図および第２図に示した実施例にお
ける浴水の循環する過程を示す概略図である。 図面中

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 吸入パイプと排出パイプとの間に循環ポンプを連接させ
   、排出パイプもしくは吸入パイプの適宜の個所に、浴水
   を加熱する加熱装置を装着し、吸入パイプと循環ポンプ
   と排出パイプと加熱装置を本体ケース内に収納したこと
   を特徴とする浴室内取り付け自在の浴水の循環保温装置
   。