JPS63167304A - 位相差板 - Google Patents

位相差板

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JPS63167304A
JPS63167304A JP31520586A JP31520586A JPS63167304A JP S63167304 A JPS63167304 A JP S63167304A JP 31520586 A JP31520586 A JP 31520586A JP 31520586 A JP31520586 A JP 31520586A JP S63167304 A JPS63167304 A JP S63167304A
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JP
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plate
retardation
sheets
phase difference
adjusted
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Application number
JP31520586A
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English (en)
Inventor
Toyokazu Okada
岡田 豊和
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS63167304A publication Critical patent/JPS63167304A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、新規な位相差板に関するものである。
〔従来技術〕
位相差板とは、複屈折性を有するフィルム又はシート状
物である。位相差板を透過した光は、互いに直交する二
方向の屈折率が違うために透過後において直交する光線
の位相差が生じる。
位相差板として、現在市販され実用に供されているもの
として入射光線の波長λに対してAλの位相差を生じる
機能を有するいわゆるχλ板がある。この2λ板は、酢
酸セルロース系のフィルムを一軸方向に延伸処理したも
のである。χλ板は、直線偏光板の光学主軸に対して、
45度(Mけて貼り合わせる(円偏光板)と、反射光を
カントする防眩機能があるので、VDTフィルターをは
じめとして、各種の防眩材料に使用されている。
2λ板を構成する高分子材料としては、上記のセルロー
ス系樹脂以外にも、塩化ビニル系樹脂(特公昭45−3
4477号公報、特開昭56−125702号公報等)
、ポリカーボネート系樹脂(特公昭41−12190号
公報、特開昭56−130703号公報等)、アクリロ
ニトリル系樹脂(特開昭56−130702号公報等)
、スチレン系樹脂(特開昭56−125703号公報)
、ポリオレフィン系樹脂(特開昭60−24502号公
報等)等のものが提案されているが、いずれもレターデ
ーションの測定値が135nm付近のいわゆる2λ板で
ある。2λ板およびλ板の製造方法等については、記載
されていない。
〔発明が解決しようとする問題点〕
市販の位相差板は、酢酸セルロース系フィルムからなる
もので、入射光線の波長λに対して、2λの位相差を生
じる機能を有するいわゆるχλ板であり、入射光線の波
長λに対して、2λの位相差を生しる機能を有するいわ
ゆるηλ板であるとか、λの位相差を生じしる機能を有
するいわゆるλ板については、各種光学用途に通用が検
討されているにもがかわらず満足なものが存在しないの
が現状である。さらに該にλ板は、非常に高価であるこ
と、吸湿性が強く高温高湿下で用いる場合に、複屈折性
が変化する等の問題点がある。
酢酸セルロース以外の樹脂からなるXλ板についても種
々提案されているが、実用に供せられていないのが現状
である。
本発明の目的は、上記の点に鑑みて、安価で高温高湿下
でも複屈折性の変化しない位相差板について検討を行い
、新規なZλ板、各λ板及びλ板の位相差板を提供する
ことにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、上記の如く安価で高温高温下でも複屈折性の
変化しない新規なAλ、Aλ、λの位相差板を製造する
ために研究を重ねた結果完成されたものである。
すなわち本発明は、一軸方向に延伸処理した複屈折性を
有する光学異方性フィルム又はシートをその光学主軸が
直交するように2枚又はそれ以上重ねることによって製
造することを特徴とする位相差板に関するものである。
複屈折率が大きくレターデーションが、600nm以上
あって一枚では、位相差板として使用できない一軸延伸
フィルムであっても本発明により、2枚以上の一軸延伸
フィルムをその光学主軸が直交するように貼り合わせて
、適用可能とする方法に関するものである。
例えば、2枚の一軸延伸フィルムをその光学主軸を直交
させた場合を考える。偏光顕微鏡で測定したレターデー
ションの測定値がR,(nm)のものと、同じくレター
デーションの測定値がR,(nm)のものをその光学主
軸が直交するように貼り合わせた場合、IR,−Rz 
 l  (nm)のレターデーション7を有する位相差
板を得ることができる。
本発明はこのような方法によって得る位相差板であって
、偏光顕微鏡によるレターデーションの測定値が、90
〜180nm、好ましくは120〜150nm、さらに
好ましくは約135nm付近に調整したものであるAλ
板、あるいは偏光顕微鏡によるレターデーションの測定
値が200〜350 nm、好ましくは250〜300
nm、さらに好ましくは約275nm付近に調整したも
のである2λ板、あるいは偏光顕微鏡によるレターデー
ションの測定値が475〜625 nm、好ましくは5
25〜575nm、さらに好ましくは約550nm(自
然光の平均波長に対応する)付近に調整したものである
λ板に関するものである。
本発明に使用する高分子化合物としては、延伸による一
軸配同性がよく、吸湿性の少ないものであればどんなも
のでもよく、−例を示すならば、ポリエチレン、ポリプ
ロピレン等のオレフィン系樹脂、それらをマレイン酸等
で変性したもの、さらにはそれらの共重合体、ナイロン
6、ナイロン66等のポリアミド系樹脂、ポリアクリロ
ニトリル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリエチレ
ンテレフタレート等のポリエステル系樹脂、等を用いる
ことができる。なかでもポリエチレン、ポリプロピレン
等のオレフィン系樹脂は、−軸配向性がよく吸湿性もな
く、安価に延伸フィルムを製造することができるので、
本発明には特に有用な高分子化合物である。
これらの高分子化合物を用いて位相差板とするには、必
要に応じて紫外線吸収剤、安定剤、核剤、滑剤、等を加
え、Tダイ押出、インフレーション押出等の方法で厚さ
20〜600μm程度のフィルム又はシート成形したの
ち、一軸方向に延伸をおこない光学異方性フィルム又は
シートを得る。
該フィルム又はシートを一軸方向に延伸する方法として
は、多段ロール間の引張−軸延伸(縦延伸)法、テンタ
一方式による引張横延伸法、ロール間圧縮延伸法等、最
適なものを採用することができる。なかでもロール間圧
縮延伸法は厚みムラが少なく延伸でき、その結果として
レターデーションのふれ幅が小さくできるので、本発明
においては特に有用な方法である。
このようにして得られた一軸延伸光学異方性フィルムで
、偏光顕微鏡によるレターデーションの測定値がR,(
nm)のものとR2(nm)のものをその光学主軸が直
交するように2枚重ね合わせると、レターデーションの
値がIR,−Rz  l  (nm) である光学位相
差フィルムが得られる。jRl  Rtl(nm)の値
を90〜180nm、好ましくは120〜150nm、
さらに好ましくは約135nmになるように調整すれば
、いわゆる2λ板として使用することができる。さらに
l RI   R2l  (nm)の値を200〜35
0nm、好ましくは250〜300nm。
さらに好ましくは約275 nmになるように調整すれ
ば、いわゆるηλ板として使用することができる。さら
にl RI   Rz  l  (nm)の値を475
〜625nm、好ましくは525〜575nm、さらに
好ましくは約550nmになるように調整すれば、いわ
ゆるλ板として使用することができる。
レターデーションの測定値が異なる一軸延伸光学異方性
フィルムを3枚以上用いて本発明の位相差板を得る場合
についても、2枚の場合と同様にして製造することがで
きる。
例えば3枚の場合について一例を示せば、以下のとおり
である。−軸延伸光学異方性フィルム1.2、及び3に
おいて、レターデーションの測定値がそれぞれRI  
(nm) 、R。
(nm)、及びR3(nm)であって、フィルム1と3
をその光学主軸が同一方向になるように貼り合わせ、フ
ィルム2はそれらと光学主軸が直交するように貼り合わ
せれば、レターデーションの値がl RI −R2+R
3l(nm)である光学位相差フィルムが得られる。l
 RI   RZ +Rs  l  (nm)の値を9
0〜180 n m、好ましくは120〜150nm、
さらに好ましくは約135nmになるように調整すれば
、いわゆる2λ板として使用することができる。さらに
l RI   RZ十Ri  l  (nm)の値を2
00〜350nm。
好ましくは250〜300nm、さらに好ましくは約2
75nmになるように調整すれば、いわゆる1、/2λ
板として使用することができる。
さらに又、l RI   R2+ R31(n m)の
値を475〜625nm、好ましくは525〜575n
m、さらに好ましくは約550nmになるように調整す
れば、いわゆるλ板として使用することができる。
2枚あるいはそれ以上の一軸延伸光学異方性フィルムの
貼り合わせは、一般的には光学異方性のない接着剤等を
用いて行うことができる。
[発明の効果] このようにして得られた位相差板は、従来のように2λ
のレターデーションを生じるAλ板のみでなく、%λの
レターデーション及びλのレターデーションを生じる2
λ板、及びλ板も容易に製造することができるので、防
眩材料の用途のみでなく光学フィルターをはじめとする
各種光学用途、液晶表示体の用途等の新規用途に使用す
ることができる。又従来の酢酸セルロース系フィルムと
異なり、吸湿性の少ない材料を用いているので、高温高
温下でも複屈折の変化はほとんどない。さらに又、従来
に比べて安価に製造することができる等の特徴を存して
いる。
(実施例〕 以下実施例により本発明を説明する。
実施例1 高密度ポリエチレン(住友化学製、スミ力センハード[
F]2723)からなる300μmのフィルムをロール
温度90°C1潤滑液に水を用いて、縦−軸に約6倍の
圧縮延伸をおこない約50μmの一軸延伸光学異方性フ
ィルム(偏光顕微鏡によるレターデーションの測定値が
約2150nm)を得た。一方同じ300μmのフィル
ムを用いて同じ条件で縦−軸に約7倍の圧縮延伸をおこ
ない、約45μmの一軸延伸光学異方性フィルム(偏光
顕微鏡によるレターデーションの測定値が約2015n
m)を得た。これらのフィルムをその光学主軸が直交す
るようにウレタン系接着剤を用いて貼合した。こうして
得られたフィルムのレターデーションの測定値は、約1
40nmであり、2λ板として使用することが可能であ
る。
実施例2.3 高密度ポリエチレン(住友化学製、スミカセンハード@
2723)からなるフィルムを表1に示す条件で縦−軸
に圧縮延伸をおこない表1に示す一軸延伸光学異方性フ
ィルムを得た。これらのフィルムをその光学主軸が直交
するようにウレタン系接着剤を用いて2枚貼合した。こ
のようにして得られたフィルムのレターデーションの測
定値は約290nm(実施例2)、および約565nm
(実施例3)であり、それぞれ、Aλ板、およびλ斗反
として使用することが可能である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一軸方向に延伸処理した複屈折性を有する光学異
    方性フィルム又はシートを、その 光学的主軸が直交するように2枚又はそれ 以上重ねることによって製造することを特 徴とする位相差板。
  2. (2)偏光顕微鏡によるレターデーションの測定値が9
    0〜180nmであることを特 徴とする特許請求の範囲第1項記載の位相 差板。
  3. (3)偏光顕微鏡によるレターデーションの測定値が2
    00〜350nmであることを 特徴とする特許請求範囲第1項記載の位相 差板。
  4. (4)偏光顕微鏡によるレターデーションの測定値が4
    75〜625nmであることを 特徴とする特許請求の範囲第1項記載の位 相差板。
JP31520586A 1986-12-27 1986-12-27 位相差板 Pending JPS63167304A (ja)

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Cited By (4)

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JPH02130522A (ja) * 1988-11-10 1990-05-18 Ricoh Co Ltd 積層構造を有する位相板およびそれを用いた液晶表示素子
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