JPS63167235A - 車の駆動系負荷試験装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は自動車の駆動系の性能試験に関して駆動車輪を
接地しないで、駆動系の実走行状態を試験する車の駆動
系負荷試験装置に関する。

〔従来の技術〕

従来における車の駆動系負荷試験装置としては、特公昭
５６−２９７６８号公報、実公昭５６−１６５１９号公
報に開示されたものがある。

これらの試験装置の何れにあっても、エンジンによって
回転される駆動輪を、車体ｒｔ量相当のフライホイール
上に乗せて、該駆動輪を回転させることによりフライホ
イールを回転させると共に、このフライホイールにより
実走行状態と同じ負荷を印加する等して駆動系の性能試
験を行うものであった。

〔発明が解決しようとする問題点〕

ところで、前記した従来の試験装置にあっては、車体質
量相当のフライホイールを使用することから、フライホ
イールが大型、かつ重量が大きいので、扱いが面倒であ
ると共に材料費が高（、また試験を行う車両の種類が変
わると、フライホイールも交換しなければならず、従っ
て作業性が悪いと共に多数種のフライホイールを用意し
なければならないので、設備費が嵩むという問題点があ
った。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は前記した問題点を解決するために、自動車の車
軸を軸支すると共に、該車軸のトルクをトルクセンサに
より検出し、これにより車軸の角速度変化を検出して正
確なるトルクを得るようにしたもので、その手段は、自
動車の動力用車軸に連結された駆動軸と、該駆動軸にタ
イミングベルト等によって連結された被駆動軸と、該被
駆動軸に取付けられたフライホイールと、前記被駆動軸
に取付けられ角速度変化を検出するトルクセンサと、前
記トルクセンサよりの出力に比例したトルクを前記駆動
軸に与える油圧ポンプ駆動用制御弁とを具備した車の駆
動系負荷試験装置によってなされる。

〔作　用〕

前記した車の駆動系負荷試験装置は、自動車の車軸に取
付けられた駆動軸に被駆動軸を連結すると共に、該被駆
動軸にトルクセンサとフライホイールとを取付け、該ト
ルクセンサにて車軸の角速度変化を検出し、該検出結果
に基づいて制御弁を制御して前記駆動軸にトルクを付与
するようにしたので、従来のように自動車の車輪を乗せ
てフライホイールを回転させるような大型の試験装置が
必要でなくなるものである。

〔発明の実施例〕

以下、本発明の一実施例を図面につして説明する。

１は自動車のエンジン、２は該エンジンによって回転さ
れるタイヤホイール、３は該タイヤホイール２の回転数
から速度を検出する速度計、４は軸受４ａに軸支された
駆動軸にして、前記したタイヤホイール２に一端が連結
されている。５は該駆動軸４に取付けられたプーリ、６
は軸受６ａに軸支された被駆動軸にして、この軸６に取
付けられたプーリ７と前記プーリ５との間にタイミング
ベルトあるいはチェーン等の連結具８が巻回されている
。

９は前記被駆動軸６に取付けられたトルクセンサ、１０
は同じく被駆動軸６に取付けられた小型のフライホイー
ルにして、被駆動軸６にトルクを発生させる。１１は前
記トルクセンサ９よりの出力を増幅する増幅器、１２は
該増幅器１１よりの出力のレベルを調整するためのトル
クレベルゲイン調整器、１３は該トルクレベルゲイン調
整器１２よりの出力を増幅するサーボ増幅器、１４は前
記駆動軸４に連結され、前記サーボ増幅器１３よりの出
力により該駆動軸４に対してトルクを負荷する制御弁に
して、第２図に示す如き構成となっている。

すなわち、第１．第２の圧力コントロール弁１４ａ、１
４ｂと、１つのピストンポンプ１４ｃとより構成される
と共に、該圧力コントロール弁１４ａ、１４ｂは、圧力
のみを規制する絞り式バルブであって、流量は前記ピス
トンポンプ１４ｃによって決定されるものである。なお
、１４ｄは油圧の定圧源である。而して、サーボ増幅器
１３よりの負電流の領域で第１の圧力コントロール弁１
４ａが圧力調整を行いポンプとして作用し、またサーボ
増幅器１３よりの正電流の領域で第２の圧力コントロー
ル弁１４ｂが圧力調整を行いモータとして作用するもの
である。

なお、１５は第２のトルクセンサ、１６は該トルクセン
サ１５の値を表示するモニターである。

次ぎに、前記した構成に基づいて作用を説明するに、予
め実走行したデータに基づいた制御信号を自動車のエン
ジン１に加え、該エンジン１を駆動させる。該エンジン
１が駆動するとタイヤホイール２が回転され、駆動軸４
に回転が伝達される。

また、エンジン１の回転数から速度センサ３が速度に変
換して、その速度信号を制御信号にフィードバックし、
前記予め設定された速度となるようにエンジン１を制御
するようになっている。

前記した駆動軸２が回転されると、連結具８を介して被
駆動軸６が回転される。該被駆動軸６が回転されると、
フライホイール１０が回転されるので、該被駆動軸６の
角速度変化（角加速度）である自動車の車軸の角速度変
化がトルクセンサ９にて検出される。すなわち、第３図
に示す如く自動車の車軸の回転数が、（ａ）図の如くス
タートから停止まで変化すると、トルクセンサ９は被駆
動軸６の軸トルクを検出して、（ｂ）図の如く加速時に
は正の出力を送出し、また減速時は負の出力を送出する
。

従って、このトルクセンサ９よりの出力は増幅器１１に
て増幅されると共に、トルクレベルゲイン調整器１２に
よりレベル調整され、さらにサーボ増幅器１３に増幅さ
れた後、制御弁１４に正の出力と負の出力が入力される
。制御弁１４は前記した如く、正の出力により駆動軸４
に対し第４図に示す如く自動車の加速時はポンプとして
負荷を加え、また自動車の減速時はモータとして駆動軸
４に対して回転力を付与するものであるから、従来にお
ける試験装置と同様な車の駆動系負荷試験を行うことが
できるものである。

〔発明の効果〕

本発明は前記したように、自動車の車軸に取付けられた
駆動軸に被駆動軸を連結すると共に、該被駆動軸にトル
クセンサと小型のフライホイールとを取付け、該トルク
センサにて車軸の角速度変化を正確に検出し、該検出結
果に基づいて制御弁を制御して前記駆動軸にトルクを付
与するようにしたので、従来のような自動車の質量と同
じフライホイールを自動車の種類に合わせて用意する必
要がなく、従って装置の小型化が図れると共に設備費の
軽減が図れる等の効果を有するものである。

【図面の簡単な説明】

図は本発明の一実施例を示し、第１図は全体のブロック
図、第２図は同上の制御弁のブロック図、第３図は車軸
回転数とトルクセンサを示す特性図、第４図は制御弁の
特性図である。 １・・・エンジン、２・・・タイヤホイール、４・・・
駆動軸、６・・・被駆動軸、８・・・連結具、９・・・
トルクセンサ、１０・・・フライホイール、１４・・・
制御弁。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 自動車の動力用車軸に連結された駆動軸と、該駆動軸に
   タイミングベルト等によって連結された被駆動軸と、該
   被駆動軸に取付けられたフライホィールと、前記被駆動
   軸に取付けられ角速度変化を検出するトルクセンサと、
   前記トルクセンサよりの出力に比例したトルクを前記駆
   動軸に与える油圧ポンプ駆動用制御弁とを具備したこと
   を特徴とする車の駆動系負荷試験装置。