JPS63165705A - ト−ゲ−ジ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は車両用のトーゲージに関する。

ｒ保キ小祐厳） 整備工場で車両のトー測定と調整を行う場合、従来は車
体下に通した左右方向の治具を用いて前輪と後輪の各タ
イヤに対しそれぞれ前後から印を付け、この印を基にし
てスケールでトーを測定し、調整を行うのが一般的であ
った。

また光学的にトー、キャンバ、キャスタ、キングピン測
定を行うためにコンピュータを内蔵して光線・水準器を
組合せたトータルアライメントテスタがある。

（発明が解決しようとする問題点） しかしながら、従来の手作業によるトー測定では車重中
心線に対する前後輪側々の整列状態を測定することがで
きず、この問題は前記トータルアライメントテスタによ
り解消されるが、斯かる計器は非常に高価である。

そこで本発明の目的は、整備工場で簡易に車重中心線に
対する前後輪側々の整列状態とトー測定が同時に行える
ようにし、しかも安価に得られるようにしたトーゲージ
を提供するにある。

（問題点を解決するための手段） 以上の目的を達成すべく本発明は、ホイールリム（ＷＲ
）外端部に対し略ホイール中心を通って平行に前後方向
へ向けて突き当てられ、且つホイール径に応じて前後長
が調節自在な横杆部（２１）と、該横杆部（２１）を下
部に結合してタイヤ（Ｔ）に対し上方から掛けられ、且
つタイヤ径に応じて上下長がｙＪ節自在な縦杆部（１１
）と、前記横杆部（２１）の一端部に設けられて左右方
向へ移動自在な線材係止部（３１）と、前記横杆部（２
１）の他端部に設けられた左右方向のトー測定スケール
部（４１）とからトーゲージ（１０）を構成したことを
特徴とする。

（作用） タイヤ径に合わせて上下長を調節した縦杆部（１１）を
タイヤ（丁）に上方から掛け、ホイール径に合わせて前
後長を調節した横杆部（２１）をホイールリム（１＋ｌ
＋＋　）外端部に突き当て、斯かるトーゲージ（１０）
を前輪（＋）、（１）と後輪（２）、（２）の四輪全て
に装着し、前輪トレッド（Ａ）と後輪トレッド（Ｂ）に
それぞれ合わせて線材係止部（３１）を左右方向に移動
して位置決めを行う、そして線材（５１）を係止部（３
１）にそれぞれ掛けて車両の周囲に張設すると、前輪（
１）と後輪（２）間に張設した前後方向の線材ライン（
文）は車中中心線（Ｃ，Ｌ）と平行状態になるので、こ
の線材ライン（ｆＬ）を基にしてスケール部（４１）の
目盛を読み取れば、車中中心線（Ｃ，Ｌ）’に対する四
輪個々の整列状態とトー測定とが同時に行える。

（実施例） 以下に添付図面を基に実施例を説明する。

第１図及び第２図は本トーゲージを用いたトー測定を示
す概略斜視図と同平面図で、前輪（１）。

（１）と後輪（２）、（２）の四輪全てにトーゲージ（
１０）・・・を第３図の如く装着する。トーゲージ（１
０）は第４図にも示す如く縦杆部（１１）、横杆部（２
１）、線材係止部（３１）及びトー測定スケール部（４
１）から構成される。

縦杆部（１１）は上下に長いプレート製で、その上部を
内側に略直角に屈曲してハンガ部（１２）に形成し、ハ
ンガ部（１２）の先端を第５図の如く更に下方に屈曲し
て逆三角形状の引掛部（１３）に形成し、また縦杆部（
１１）の下部には上下方向の長溝（１４）を形成し、長
溝（１４）の隣りには第６図の如くインチ表示のタイヤ
径セット目盛部（１５）が設けられる。斯かる縦杆部（
１１）の下部には外側からステイ（１６）が長溝（１４
）を貫通する調節ネジ（１７）とナラ）　（１８）によ
り上下移動自在に結合され、このステイ（１Ｂ）に横杆
部（２１）が固設される。

横杆部（２１）はステイ（１６）に中央で直角に固着さ
れて前後に長い水平なる中間プレー）　（２２）の前後
にＴ形プレート（２４）、（２８）をそれぞれ差込んで
摺動自在に組付け、中間プレー）　（２２）の前後上面
には第７図の如くそれぞれインチ表示のホイール径セッ
ト目盛部（２３）　、（２３）が設けられ、Ｔ形ブレー
）　（２４）　、（２８）は下面からの調節ネジ（２７
）　、　（２９）により中間プレー）　（２２）に対し
固定自在となっている。

そして一方のＴ形プレー）　（２４）には左右方向の長
溝（２５）を形成し、長溝（２５）の隣りの上面にはＯ
位置を基準とした左右両側ヘミリメートル表示のトレッ
ド補正スケール部（２Ｂ）が設けられる。更に長溝（２
５）上には爪状の線材係止部（３１）を移動自在に組付
け、この線材係止部（３１）はＴ形プレート（２４）に
対し外側からの調節ネジ（３２）に螺着して組付けられ
ている。また他方のＴ形ブレー）　（２８）の上面には
左右方向へ同じくミリメートル表示のトー測定スケール
部（４１）が設けられている。このトー測定スケール部
（４１）の目盛は前記トレッド補正スケール部（２８）
の目盛と一致している。

以上の如く構成したトーゲージ（１０）を４個用意し、
特に前輪（１）、（１）には線材係止部（３１）を前端
に備えるトーゲージ（１０）を、また後輪（２）　、　
（２）には線材係止部（３１）を後端に備えるトーゲー
ジ（１０）をそれぞれ外側から装着する。

即ち装着するホイール（Ｗ）とタイヤ（Ｔ）の径に合わ
せて縦杆部（１１）及び横杆部（２１）の長さを予め調
節し、車両のハンドルを直進状態にして第５図の如くタ
イヤ（Ｔ）に対し上方から引掛部（１３）で縦杆部（１
１）をタイヤ（Ｔ）及びホイール（Ｗ）の外側に掛け、
第３図の如く横杆部（２１）前後端のＴ形ブＬ／　−ト
（２４）、（２８）　ｔ７）内端部をホイールリム（Ｗ
Ｒ）のホイール径精度が高い外端部内周に対し微調整し
て突き出てる。この時、縦杆部（１１）を垂直状態にし
てタイヤ（Ｔ）にセットし、また横杆部（２１）をホイ
ール（Ｗ）の略中心を通って水平状態となるようセット
する。

次に第２図に示すように前輪トレッド（Ａ）及び後輪ト
レッド（Ｂ）に合わせて線材係止部（３１）を左右に移
動する０例えば前輪トレッド（Ａ）が後輪トレッド（Ｂ
）よりも１０腸重大きい場合には、その半分の５■を左
右でそれぞれ補正し、即ち後輪（２）。

（２）側について調節ネジ（３２）を回して線材係止部
（３１）をトレッド補正スケール部（２６）の０位置か
ら外側の５■位置に移動する。また前輪（１）、（１）
側について線材係止部（３１）をスケール部（２Ｂ）の
Ｏ位置から内側の５■位置に移動しても良い。

そして四輪全部に装着した各トーゲージ（１０）・・・
の線材係上部（３１）・・・に糸、ピアノ線等の線材（
５１）を張設する。即ち線材（５１）の一端に備えたフ
ック（５３）をバンパ（３）やグリル等に引掛け、線材
（５１）を左右片側の前後の係上部（３１）、（３１）
に係止して更に反対側の係止部（３１）、（３１）にも
係止し、スプール（５２）側の線材（５１）端を別のフ
ック（５４）にてナンバープレート（４）等に引掛ける
。斯くして線材（５１）を車両の略全周に回して左右そ
れぞれの係止部（３１）、（３１）間に線材（５１）を
張設する。この時、線材（５１）とトー測定スケール部
（４１）との間に少し隙間を開けておく。

以上により前輪（１）と後輪（２）間に張設された各線
材ライン（４１）、　（ｆＬ）は第２図の如く車重中心
線（Ｃ，Ｌ）と平行状態となる。従ってこの線材ライン
　（文）、（文）を基準として前輪（１）、（１）と後
輪（２）、（２）の車重中心線（Ｃ，Ｌ）に対する整列
状態を、それぞれのトー測定スケール部（４１）・・・
上の線材（５１）の位置目盛を読み取ることにより測定
することができ、斯かる測定を基にして四輪のトー調整
を同時に行うことができる。

（発明の効果） 以上のように本発明のトーゲージによれば、整備工場で
簡易に車中中心線に対する前後輪側々の整列状態とトー
測定を同時に行うことができ、しかも安価に提供するこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本トーゲージを用いたトー測定を示す概略斜視
図、第２図は同平面図、第３図はトーゲージ装着状態を
示す拡大斜視図、第４図はトーゲージの単品正面図、第
５図はタイヤに掛けた状態の正面図、第６図及び第７図
は調節部分の各斜視図である。 尚、図面中、（１）は前輪、（２）は後輪、（１０）は
トーゲージ、（１１）は縦杆部、（１２）はノ＼ンガ部
、（１４）は長溝、（１５）はタイヤ径セット目盛部、
（１８）はステイ、（１７）は調節ネジ、（２１）は横
杆部、（２２）は中間プレート、（２３）はホイール径
セット目盛部、（２４）、（２Ｂ）はＴ形プレート、（
２５）は長溝、（２６）はトレッド補正スケール部、（
２７）　、（２９）は調節ネジ、（３１）は線材係止部
、（３２）は調節ネジ、（４１）はトー測定スケール部
、（５１）は線材、（Ａ）。 （Ｂ）はトレッド、（Ｃ，Ｌ）は車中中心線、（Ｔ）は
タイヤ、　（Ｗ）はホイール、（Ｗｙ＋　）はホイール
リム、（文）は線材ラインである。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ホィールリム外端部に対し略ホィール中心を通って平行
   に前後方向へ向けて突き当てられ、且つホィール径に応
   じて前後長が調節自在な横杆部と、 該横杆部を下部に結合してタイヤに対し上方から掛けら
   れ、且つタイヤ径に応じて上下長が調節自在な縦杆部と
   、 前記横杆部の一端部に設けられて左右方向へ移動自在な
   線材係止部と、 前記横杆部の他端部に設けられた左右方向のトー測定ス
   ケール部と、 から成るトーゲージ。