JPS63163574A - カ−ド取引処理システム - Google Patents

カ−ド取引処理システム

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Publication number
JPS63163574A
JPS63163574A JP61310989A JP31098986A JPS63163574A JP S63163574 A JPS63163574 A JP S63163574A JP 61310989 A JP61310989 A JP 61310989A JP 31098986 A JP31098986 A JP 31098986A JP S63163574 A JPS63163574 A JP S63163574A
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JP
Japan
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card
data
transaction
amount
balance
Prior art date
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JP61310989A
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English (en)
Inventor
Sozaburo Adachi
足立 宗三郎
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
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  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (a)産業上の利用分野 この発明は取引の決済をカードで行うカード取引処理シ
ステムに関する。
(b1発明の背景 近年、取引の決済に現金を用いず、カード等の媒体に記
憶されているデータによって行うシステムが新たに提案
されている。
カードによって取引決済や入出金を行うシステムは、ク
レジットカードシステムやいわゆるキャッシュカードシ
ステムとして既に実用化されているが、これらのカード
システムには以下のような問題点があった。
■ これらのカードは、一般的に磁気カードで構成され
ているためそのデータの読み出しや改ざんが容易であり
、データの安全性に問題点があった。すなわち、カード
データに含まれる暗証番号を読み出すことが容易である
ため、カードを盗難、紛失した場合、他者に不正使用さ
れるおそれがあった。とくに、これらのカードは使用限
度額が設定されていないため(−回の取引当たりの使用
限度額は設定されているが累積的な使用限度額は設定さ
れていないため、)不正に使用された場合、預金者に重
大な損害がもたらされる問題点があった。
■ タレッジットカードによる取引の売上は、取引後1
力月以上のちに該当の預金口座から引き落とされるよう
になっている。このため、取引時に売上の決済が正常に
行われるか否かは不明であり、取引が顧客の信用に依存
する問題点があった。一方、キャッシュカードは預金(
現金)を直接引き出すことができるが、店舗等において
取引の決済に直接使用することができず預金者等にとっ
て不便であ、った。
そこで、これらの問題点を解決した新たなカード取引処
理システムのうちいくつかのシステムが実用化および試
験的に用いられている。
■ 公衆電話用カードや鉄道乗車券購入用カードとして
実用化されているプリペイドカードこのカードは、所定
の度数が記憶されたカードと、挿入されたカードに記憶
されている度数(金額)分の通話や乗車券の購入が可能
な自動装置(公衆電話機や自動券売機)とからなるシス
テムである。顧客は、あらかじめ記憶されている度数に
対応する価格でカードを購入する。
■ 金融機関に払い込んだ金額を記憶したICカードと
、このICカードを受け入れて前記金額から取引金額を
差し引いて取引を処理するICカード取引装置とからな
るシステム。
前記■のシステムは、数百円〜1万円程度の金額帯で使
用されているが、あらかじめ度数(金額)が記憶されて
いるカードを流通させるシステムであるため、カードに
暗証番号を設定することができず不特定の者が使用可能
である。このため・高額の価値(金額)の流通に使用す
ることは極めて危険であり、また、比較的容易にデータ
の読み出し、改ざんができるため、度数を加算する等の
不正使用をされるおそれがあった。
また、前記■のシステムは、カード内の金額と金融機関
に預けられた金額とが対応するシステムであるため取引
は確実に成立するが、ICカードおよびICカード取引
装置は高価であり、急速な普及を期待することができな
い。また、ICカードが高価であるためICカードの流
通による価値(金額)の移動を行うことが困難である問
題点があった。
さらに、上記■、■のシステムとも、一旦カードに転換
された金額は既に預金とは扱われず、長期間み使用のま
まであっても利息がつかない欠点があった。
この発明はこのような問題点に鑑みてなされたもので、
磁気カードの残高データと預金残高の一部を対応させ、
その範囲でこのカードを使用可能にし、さらにこの磁気
カードのデータを確実に機密化することにより、 安価な磁気カードを使用してカードによる価値(金額)
の流通を可能にし、かつ、カードデータおよび預金残高
を安全にし、さらに、預金口座とカードの残高データを
リンクすることによって取引(売上決済)を確実にし、
さらに、カードに記憶された残高が利息の対象となるカ
ード取引処理システムを提供することを目的とする。
tc>問題点を解決するための手段 この発明は、各預金残高について磁気カードの使用限度
額として設定されている設定法残高を記憶する設定法残
高記憶エリアと、未設定残高を記憶する未設定残高記憶
エリアと、を有するホストコンピュータと、 このホストコンピュータとオンラインで接続され、前記
未設定残高の範囲内で使用限度額を設定する設定手段と
、設定された使用限度額および暗唱番号を含むデータを
機密化して前記磁気カードに書き込む書込手段と、を有
する端末装置と、前記磁気カードを受け入れて、機密化
されたデータを解読する解読手段と、前記使用限度額か
ら取引金額を減算して取引を処理する取引処理手段と、
取引処理手段の結果のデータを機密化して前記磁気カー
ドに書き込む更新手段と、を有するカード取引処理装置
と、を存するカード取引処理装置と、 からなるカード取引処理システムであって、前記書込手
段、解読手段および更新手段は、それぞれ同一の機密化
方式を行うLSIチップで構成されていることを特徴と
する。
ここで、前記端末装置は、金融機関の窓口装置および顧
客操作用装置(ATM)を含む。
(d+作用 この発明のカード取引処理システムは以下のように機能
する。
■ 端末装置によってカードが発行される。
端末装置においてカードの使用限度額が設定される。こ
のとき、未設定残高から設定済残高へ預金を移動させる
か、または、使用限度額として設定する金額が設定済残
高として入金される。設定された使用限度額および暗証
番号は機密化されてカードに記憶され、カードが発行さ
れる。
また、上記入金によるカードの発行は預金者以外の者が
行うことも可能である。たとえば、給与の振込を設定済
残高記憶エリアに対して行い、給与額を使用限度額とす
るカードを給与の受取人に交付するようなシステムが考
えられる。
■ このカードがカード取引処理装置に挿入され取引が
処理される。
このカードを使用して取引を処理する場合、取引を行っ
た店舗等のカード取引処理装置にこのカードを挿入する
(このとき、暗証番号の入力等が行われる。)。カード
取引処理装置はカードに記憶されている機密化されたデ
ータを解読して使用限度額から取引金額を減算する。こ
の新たなカードデータを再度機密化して前記磁気カード
に書き込む。この処理とともに、取引金額等のデータを
機密化してデータバック等に記憶する。のちにこのデー
タをホストコンピュータに入力し、取引金額を前記カー
ドの預金口座の設定済残高から自己(店舗等)の預金口
座へ振り替える。
カード発行時に設定済残高として設定された金額であっ
ても、上記振替までは預金として利息付加の対象となる
また、上記カードデータの機密化は同一の機密化方式を
行う単一のLSIチップ内部です哀で処理されるため、
その方式を解読しまたは読み出すことはできない。万一
、LSIを破壊してその論理を読み出すことができても
、このLSIの供給を統制することにより不正使用を不
可能にすることができる。
(e)実施例 ■ システムの構成 第1図はこの発明の実施例であるカード取引処理システ
ムの構成を示す図である。預金口座2aが設定されるホ
ストコンピュータ2にはオンライン端末装置3が接続さ
れている。このオンライン端末装置3は係員扱作用の自
動窓口装置およびATMを含む。また、前記預金口座2
aには後述の取引カード1の使用限度額が設定されてい
る設定済残高が記憶される設定済残高記憶エリア2bお
よび使用限度額として設定されていない未設定残高を記
憶する未設定残高記憶エリア2Cが設けられている。前
記発行済残高は預金として利息付加の対象となるが、キ
ャッシュカード等による自由な引き出しは制限される。
取引カード1は磁気カードであり、その磁気塗布面には
1または複数本のデータトラックが形成されている。こ
のデータトラックに記憶されるデータは暗証番号9発行
日付1発行銀行9口座番号、使用限度額等である。ただ
し、これらのデータはスクランブルを含む機密化処理が
施されており一般的なメモリマツプとして表示すること
はできない。この取引カード1は前記ホストコンピュー
タ2の未設定残高の範囲内で使用限度額が設定され、こ
の使用限度額の取引をすることができる。
この取引カード1の発行は前記オンライン端末装置3に
よって行われる。
取引カード1は簡易リーダ5に挿入して保管される。簡
易リーダ5はカードケース状のもので内部に磁気ヘッド
を有し、取引カード1の挿入または抜き取り時に前記磁
気トラックをスキャンしてそのデータを読み取る。簡易
リーダ内部にはカードデータ解読用のLSIが内蔵され
ており、解読されたカードデータのうち使用限度額のみ
を(簡易リーダ表面に設けられている)表示器に表示す
ることができる。簡易リーダ5に内蔵されているLSI
は使用限度額のみを出力するように設定されており、そ
の他のデータの読み出しやデータの古き込みをすること
はできない。
この取引カード1を用いて取引を行うためには、店舗等
でカード取引処理装置4に取引カード1を挿入するか、
または、自宅に設置された電話端末装置6に取引カード
1を挿入し、電話取引処理装置7と交信して取引を行う
カード取引処理装置4では、取引カードlを受け入れ暗
証番号を照合したのち、機密化されたカードデータを解
読して使用限度額から取引金額を減算する。この新たな
カードデータを再度機密化して取引カード1に書き込む
。この処理とともに、取引金額等のデータを機密化して
データバンク等に記憶する。このカード取引処理装置4
が有するLSIは、「カードデータを解読して使用限度
額を出力する機能」 「取引金額の入力を受け付けて使
用限度額を減算する機能」 「使用限度額が減算された
新たなカードデータを機密化して出力する機能」 「取
引金額等のデータを機密化してデータバック等に書き込
む機能」を有する。
のちにデータパックに記憶された取引金額等のデータは
ホストコンピュータ2に入力され前記カードの預金口座
の設定法残高2bから売上として決済される。
電話端末装置6は店舗等に設置される電話取引処理装置
7に電話回線で接続され、取引データを電話取引処理装
置へ送信する。カードデータの解読等は電話端末装置6
側で行い、取引金額の蓄積記憶等は電話取引処理装置7
側で行う。電話端末装置6に設けられたLSIには「カ
ードデータを解読して使用限度額を出力する機能」 [
取引金額を受け付けて使用限度額を減算する機能」 「
使用限度額が減算された新たなカードデータを機密化し
て出力する機能」 「取引金額等のデータを機密化して
電話回線に送出する機能」ををする。
電話取引処理装置7に設けられるLSIには電話回線か
ら受信した取引金額等のデータを読み取り、オンライン
でホストコンピュータ2に送信スる機能」を有している
第2図は前記カード取引処理システムのオンライン端末
装置として使用されるATMの外観図である。装置前面
の垂直操作パネル面には発行された取引カードIが放出
される取引カード放出口21、通帳挿入口22.キャッ
シュカード挿入口23が設けられている。水平操作パネ
ル面には紙幣入出金ロ24.CRT25.硬貨人出金口
27が設けられている。CRT25はこのATMの機能
、操作手順等を案内する表示を行うほか、顧客が押下す
る入カキ−を表示する。このCRT25の表面には透明
のタッチパネルスイッチ26が設置されておりCRT2
5に表示される種々のキーの押下を検知する。このAT
Mはキャッシュカード、通帳を受け入れて通常の人出金
取引を行うほか、取引カード1の発行を行う。内部のカ
ードストッカ(図示せず)に磁気カードが収納されてお
り、発行時に必要なデータが書き込まれて取引カードと
して放出される。
第3図は前記ATMの制御部のブロック図である。制御
装置であるCPU28にはプログラム等を記憶している
ROM29.データ等を記憶するRAM30が接続され
るとともにインターフェイス31が接続されている。イ
ンターフェイス31には前記CRT25を含む表示器3
2.タッチパネルスイッチ26を含むタッチパネル装置
33のほか、キャッシュカード挿入口23に挿入された
キャッシュカードのデータを読み取る磁気カードリーダ
351紙幣の入出金を処理する紙幣処理部36、硬貨の
入出金を処理する硬貨処理部37゜取引結果を通帳や伝
票に印字する帳票処理部38およびセンタと交信するた
めの通信制御部39が接続され、さらに、取引カードに
書き込むデータを機密化するためのLSI40が接続さ
れている。このLSI40には取引カードにデータを書
き込んで発行処理を行う取引カード発行装置34が接続
されている。
ポストコンピュータ2との交信は前記通信制御部39を
介して行われるがそのときのデータは機密化されている
。このデータの伝送は形式的に4ビツトづつに区切られ
ており、通常の伝送路、パスラインを伝送することがで
きる。
第4図は前記カード取引処理装置4の外観図である。装
置上面には取引カードlが挿入されるカード挿入口4,
5.レシートを印字するプリンタ49、売上金額や操作
案内を表示する表示器47が設置され、前面パネルには
キーボード46が設けられている。前面下部には取引デ
ータを記憶するためのフロッピィディスクデツキ48が
取り付けられている。
第5図は前記カード取引処理装置4の制御部のブロック
図である。制御装置であるCPU50にはバスを介して
ROM51.RAM52.取引データを記憶するための
フロッピィディスク53゜前記キーボード469表示器
47.プリンタ49および取引カード1の機密化データ
の読み取りおよび発生したデータの機密化を行うLSI
58が接続されている。このLSI5Bには、顧客が暗
証番号を入力するためのPINバッド54.取引カード
のデータをリードライトする磁気カードリーダ59が接
続されている。
■ システムの動作の説明 次に第6図のフローチャートを参照してこのカード取引
処理システムの動作を説明する。
同図(A)は前記ATMの取引カード発行動作を示すフ
ローチャートである。ステップnl(以下ステップni
をniいう)で銀行カード(キャッシュカード)の挿入
を受け付け、挿入された銀行カードのカードデータを読
み取る(n2)。次に、キーボードからの暗証番号入力
を受け付け(n3)、n4でその一致を判定する。一致
した場合にはn5に進み、不一致であった場合にはエラ
ー処理に進む。n5ではホストコンピュータ2と交信し
、該当の預金口座の未設定残高を受信する。こののち、
発行する取引カードに設定する使用限度額の入力を受け
付け(n6)、入力された金額がホストコンユータから
受信した未設定残高以内であるか否かを判断する(n7
)。未設定残高を超えていれば入力を無効としてn6に
戻り再度使用限度額入力を受け付ける。入力された金額
が未設定残高以内であればn8で再びホストコンピュー
タ2と交信しこの使用限度額を送信する。こののちカー
ドデータを生成しく生成されたカードデータは前記LS
I40によって機密化されている。)、このデータを記
憶したとたひきカードを発行して(nlo)動作を終え
る。
同図(B)はカード取引処理装置4の取引処理動作を示
すフローチャートである。取引処理のために取引カード
が挿入されると(n1))、そのデータを読み取り、L
SI5Bによって解読しくn12)、有効カードである
か否かをn13で判断する。有効カードであればキーボ
ードより取引金額等の入力を受け付け(n14)、入力
された金額がカードに記憶されている使用限度額以内で
あるかどうかを判断する(n15)−0使用限度額以内
であればその取引金額を使用限度額から減算して使用限
度額を更新しくn16)、この新たなデータを機密化し
て(nl?)、カードに記憶しくn18)、カードを返
却するとともに(n19)、取引金額を売り上げとして
フロッピィディスク53に蓄積記憶して(n20)動作
を終える。
フロッピィディスク53に蓄積記憶された売上データは
、後日金融機関に持ち込まれて決済される同図(C)は
ホストコンピュータ2の動作を示すフローチャートであ
る。n21.n22でオンライン端末装置3からの電文
を受信するかまたはカード取引処理装置4の売り上げの
決済が行われることを判断するまで待機する。
オンライン端末装置3からカード発行の電文が送られて
きたときにはn21の判断でn23に進み、オンライン
端末装置へ未設定残高を送信し、n24で新たな取引カ
ードに設定された使用限度額を受信する。受信した使用
限度額の金額だけ未設定残高から設定済残高へ預金を移
動して(n25)動作を終える。
カード取引処理装置4または前記電話取引処理装置7か
らオンラインまたはフロッピィディスクで取引データが
入力されその決済を行う場合にはn26でそのデータを
解読し該当の預金口座をアクセスする(n27)。この
預金口座の設定済残高から取引金額にあたる金額を店舗
の預金口座へ振り込んで(n28)売上の決済を行う。
すべての取引データについてこの処理が完了したことを
n29で判断するまでn27.n28の動作を繰り返す
。すべての取引データについて処理が完了すれば動作を
終える。
■カードデータの機密化およびLSIの説明ここて、前
記オンライン端末装置3.カード取引処理装置4等に使
用されているデータ機密化・解読用のLSIおよびその
機能を説明する。このLSIは1チツプのマイクロコン
ピュータ等で構成することができる。
第7図に前記LSIの概略構成図を示す。このLSI6
0  (40,58も同様)は、内部にマイクロプロセ
ッサユニット(MPU)61およびメモリ62にを有し
1チツプのマイクロコンピュータを構成している。メモ
リ62にはMPU61にカードデータの機密化および解
読を行わせるプログラムが記憶されている。他の機器と
の交信はl1064を介して行われる。また、内部には
受信部63が形成されており、放送電波を受信してその
電波に含まれるデータを読み取ることができる第8図に
カードデータを説明する図を示す。上段にシリアルに配
列されたカードデータを示す。
このデータ列は128ビツトで構成されている。
このデータは以下(])〜(3)に示す方式で機密化さ
れる。
(1)  この128ビツトの有意なカードデータに同
数の乱数を混入してランダムに再配列する。
すなわち、単なるデータのランダム化のみでは、取引前
後で変化するビットは使用限度額を記憶したビットのみ
であるため、これに基づいて使用限度額データのみなら
ずカードデータ全体が解読されてしまうおそれがあるか
らである。乱数を混入させると、データ書換毎に、乱数
の一部または全部が変化するため、有意な変化をしたビ
ットを識別することができない。これによってカードデ
ータの機密性を保つ。
(2)a密化データの特定位置の複数(α)ビット(第
8図中段の71)をあらかじめ乱数ピント(ランダム化
定数決定ビット)と決めておき、このビットにまず書き
込まれた乱数に基づいてランダム化定数(256ビツト
の再配列順序を決定する定数。(256−α)1種類存
在する。)を決定する。この順序に基づいて有意なカー
ドデータ(128ビツト)および乱数(128−αビッ
ト)を配列する。
解読時には前記特定位置の複数ビットを読み出して配列
順序を割り出し、有意なカードデータのみを読みだす。
すなわち、(1)で説明した乱数を混入したランダム化
のみであれば、取引等を行わない書き換えを行った場合
、有意なカードデータは変化せず乱数の一部が変化する
。この書き換えを繰り返・すと乱数のビ・7トは少なく
とも一度は変化(“1”−“0″または“O”−1″)
する。これによって乱数ビットを全て割り出すことがで
き、残ったデータを再配列することによって有意なカー
ドデータが解読される危険性がある。
そこで、データの書き換え毎(取引毎)にランダム化定
数を変えることによって、乱数ビットの位置を不定にし
た。これによって、上記のような乱数ビット除去を不可
能にした。
このようにして生成された256ビツトのデータは第8
図下段に示すフォーマットでカードに記憶される。ここ
で、72はデータ開始の“0”信号、73はスタートビ
ット、74はヘッドデータ、75はセパレータ、76は
前記256−ピッドデータ、77はセパレータ、78は
チェックディジット、79はエンド信号、80はデータ
終了の“O゛信号ある。チェックシイジット78は全デ
−タのオンピット数の末尾1〜2桁を記憶するようにし
てもよく、データの各ブロック毎のオンビットの奇数、
偶数をビットのオン・オフで示すようにしてもよい。
さらに、前記LSI60は以下の処理を行う。
(3)前記ランダム化定数決定ビットの位置またはラン
ダム化定数決定ビットのデータによって選択されるラン
ダム化定数を特定の日時をもって変更する。変更データ
は放送波等によってのちに与えられる。
さらに、(2)の方式であってもこのLSI設計。
製作等に従事した者は、この方式についての知識を有し
任意に有意なカードデータの読み出しや書き込みをする
ことができる。そこで、LSI出荷後に前記従事した者
以外のものが決定した変更データに基づいて「ランダム
化定数決定ビットの位置またはランダム化定数決定ビッ
トのデータによって選択されるランダム化定数jを変更
する。
ランダム化定数決定ビットを絶対的なビット位置とせず
、あらかじめ定められていたビット位置からの相対的な
位置とすることによってランダム化の方式の全てについ
て単独で習熟した者を無くすることができる。
ここで、後日変更データを受信するため、LSI60は
特定の放送電波の受信部63 (カードラジオの高周波
用チップ等の同様のもので構成することができる。)を
備えている。特定の放送局が前記変更データを変調して
放送すれば、LSIはそのデータを受信して変更データ
とする。変更データに変更日時を含めておくことによっ
て、全てのLSIが変更日時に一斉に前記「ランダム化
定数決定ビットの位置またはランダム化定数決定ビット
のデータによって選択されるランダム化定数1を変更丈
る。
受信部63の受信特性を第9図に示す。AM放送の場合
、変更データは搬送波周波数の微小なずれ(周波数変調
)で送信される。そこで受信周波数を放送の中心周波数
から微小周波数ずらせた急峻なものにしておけば、はぼ
デジタル化された信号を受信することができる。なお、
前記特定の放送電波はラジオ受信機の中間周波(AMで
あれば455Hz)とすることもできる。すなわち、公
共的な放送の周波数は地域によって異なるため・各地域
毎にその地域において公共的な放送を中間周波に変換す
る装置を設置し、この装置が変換して発する中間周波に
よって変更データを受信するようにすればよい。
さらに、LSI60には以下の機能を生じさせるプログ
ラムを内蔵することもできる。
i、同一データによる複数回の書き換えや単純なデータ
による複数回の書き換えを拒否するプログラム すなわち、このような動作によって有意なカードデータ
の解読を防止するためである。
ii 、人間の操作に支障を来さない程度で最大限の遅
延時間で動作するようにしたプログラムすなわち、正常
な動作時には人間の操作が関与しているため、その操作
以上の速度で動作する必要はない。不正なデータ読み出
しはコンピュータによるシュミレーションで行われるた
め、このシュミレーションの所要時間を引き伸ばすため
である。
■特許請求の範囲との対応 n6がこの発明の設定手段に対応し、前記LS140お
よびn9.nlOがこの発明の書込手段に対応し、前記
LS158およびn12がこの発明の解読手段に対応し
、前記LSI58およびn17、n18がこの発明の更
新手段に対応する。
(f)発明の効果 以上のようにこの発明によれば、磁気カードの使用限度
額と預金口座の設定法残高を対応させたことによってプ
リペイドカードと同様に取引による売上を確実なものに
することができるとともに、決済による引き落しがある
までは預金として取り扱われるため利息付加の対象とな
り、利用者。
店舗等において円滑な資金運用をすることができる。
また、安価な磁気カードを使用し、カードを扱う装置に
内蔵したLSIによりデータの機密性を確実なものにし
たことにより、カードによる価値(金額)の流通を可能
にし、且つ、その価値の安全性を確保することができる
ようになった。
さらに、磁気カードを使用したことによって、店舗等に
設置するカード取引処理装置等も簡便なものでよくなり
、カード決済の普及に寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例であるカード取引処理システ
ムの構成を示す図、第2図および第3図・は前記カード
取引処理システムに使用されるオンライン端末装置(A
TM)の外観図および制御部のプロ・ツク図、第4図お
よび第5図は前記カード取引処理システムに使用される
カード取引処理装置の外観図および制御部のブロック図
、第6図≠(A)、  (B)および(C)は前記AT
M、カー処理システムを構成する各装置に内蔵されるデ
ータ機密化LSIの概略構成図、第8図はカードデータ
の機密化を説明する図、第9図は前記LSIに内蔵され
た受信部の受信特性を示す図である。 1−取引力−ド、 2−ホストコンピュータ、 3−オンライン端末装置、 4−カード取引処理装置、 40.58.6O−LSI、 63−受信部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)各預金残高について磁気カードの使用限度額とし
    て設定されている設定済残高を記憶する設定済残高記憶
    エリアと、未設定残高を記憶する未設定残高記憶エリア
    と、を有するホストコンピュータと、 このホストコンピュータとオンラインで接続され、前記
    未設定残高の範囲内で使用限度額を設定する設定手段と
    、設定された使用限度額および暗唱番号を含むデータを
    機密化して前記磁気カードに書き込む書込手段と、を有
    する端末装置と、前記磁気カードを受け入れて、機密化
    されたデータを解読する解読手段と、前記使用限度額か
    ら取引金額を減算して取引を処理する取引処理手段と、
    取引処理手段の結果のデータを機密化して前記磁気カー
    ドに書き込む更新手段と、を有するカード取引処理装置
    と、を有するカード取引処理装置と、 からなるカード取引処理システムであって、前記書込手
    段、解読手段および更新手段は、それぞれ同一の機密化
    方式を行うLSIチップで構成されていることを特徴と
    するカード取引処理システム。
JP61310989A 1986-12-25 1986-12-25 カ−ド取引処理システム Pending JPS63163574A (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6017561A (ja) * 1983-07-08 1985-01-29 Omron Tateisi Electronics Co 秘密番号判定装置
JPS60144871A (ja) * 1983-12-31 1985-07-31 Anritsu Corp キヤツシユレス・シヨツピング・システム用端末装置
JPS60150172A (ja) * 1984-01-17 1985-08-07 Omron Tateisi Electronics Co カ−ド決済システム

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