JPS63162544A - 耐熱性、耐アルカリ性、低pH性に優れた無機質繊維の製造方法 - Google Patents

耐熱性、耐アルカリ性、低pH性に優れた無機質繊維の製造方法

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JPS63162544A
JPS63162544A JP61307764A JP30776486A JPS63162544A JP S63162544 A JPS63162544 A JP S63162544A JP 61307764 A JP61307764 A JP 61307764A JP 30776486 A JP30776486 A JP 30776486A JP S63162544 A JPS63162544 A JP S63162544A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は合金鉄製錬スラグであるフェロニッケル製錬ス
ラグ及びフェロクロム製錬スラグを出発原料として耐熱
性、耐アルカリ性、低pH性を有する無機質繊維を製造
する方法に関する。
(従来の技術及び問題点) スラグウール、ロックウール、グラスウール、セラミッ
クウール等の無機質繊維はその耐火性、断熱性、吸音性
等の優れた性質を利用して建材、保温材等として各種の
産業分野に需要が増加しており、最近では通気性や保水
性を利用して愚業分野にも用途が拡大しつつある。
このうちスラグウールは高炉スラグやフェロマンガンス
ラグを、ロックウールは天然岩石である玄武岩やかんら
ん岩等を、グラスウールは珪砂等を、セラミックウール
は合成アルミナやシリカ等を、それぞれ主原料として、
いずれも遠心力を利用して繊維化するいわゆるスピニン
グ法、もしくは藩気もしくは空気の高速気流を利用した
ブローイング法により製造されている。
これら従来の無機質繊維はその成分としてアルカリ分、
特にCaOを高濃度で含有している。すなわち、例えば
高炉スラグでは35〜40%程度、フェロマンガンスラ
グでは25〜30%、玄武岩、かんらん岩を原料とする
ロックウールでは20〜30%程度のCaOを含有して
いるのが一般的である。
CaOは原料中に既に含有されている場合もあるが、原
料を電気炉、キューボラ炉等の溶解炉で溶解する際に、
原料の溶融温度を低下’+ シめ、繊維化の操業を容易
にするために石灰石等の形で添加される場合もある。
しかし、このことが意味する様に、CaOが含有される
とその繊維は熱に対して弱く、耐熱性が劣るという欠点
があり、またアルカリや水と接触した際、アルカリや水
との反応によってCaOが溶出するという欠点もあった
。これは農業用として溶液栽培、水耕栽培等に使用した
場合、繊維と接触した水のpHを上昇せしめ、植物の成
長を阻害するという問題をもたらすものである。
逆にCaOを含有しない材料を原料として無a質繊維を
製造する場合には、溶融温度が著しく高く繊維化が困難
であると同時に、その製造コストも高いという欠点があ
った。セラミックウールはこのfjlに言亥当する。
本発明者らは、CaO含有量が少なく、かつ入手も容易
で安価な材料として特にフェロニッケル、フェロクロム
の製錬スラグに着目し、その繊維化を目指す過程におい
て、種々の実験を行い、CaO以外の成分および繊維化
時の温度を調整すれば、従来一般的に溶融温度が裔<、
繊維化が困難であった上記のごときスラグでも容易に繊
維化できることを発見し、その成分及び温度と粘度との
相関を重回帰解析した結果、前記のP値を制御すること
により繊維化する方法を確立したものである。
(問題点を解決するための手段) 本発明は上記従来技術の問題点の解決のため、CaO含
有量が低いフェロニッケル製錬スラグ、フェロクロム製
錬スラグでも、特に石灰石等Ca0dQを追加添加する
ことなく、容易かつ安価に繊維化できる方法を提供し、
もって耐熱性、耐アルカリ性、低pH性等に優れた、安
価な無機質繊維を提供することを目的とするものである
本発明は前記目的を達成するため、スピンナー等の繊維
化装置に供給するフェロニッケル製錬スラグ、フェロク
ロム製錬スラグの1種類または2種類を出発原料とした
溶融原料の成分および注入温度を、下式により示される
P値が5〜15の範囲に入る様に調整することから、構
成される。
P= 108 但し、X−(−0.0200(a+b+c)+0.04
65d−0.0164e−0.0267f +0.03
86g−0.00367+4.2784 〕a=MnO
含有量(χ)、b=Feo含有楢(Z) 。
c =Cr2(h含有量(χ)、 d =SiOz含有
l($)。
e=caO含有量(χ)、f=Mgo含有ffi ($
) 。
g=^7!203含有量(χ)、T=注入温度(’C)
すなわち、本発明は上記出発原料に1種類ないしはそれ
以上の種類の追加原料を、その合計した成分から計算し
たP値が5〜15となる様な比率で混合し、しかる後に
この混合された原料を溶融し、繊維化装置に供給するも
のである。
ここでP値を5〜15に限定した理由について述べる。
P値が5未満であると、溶融原料がショット化し、収率
すなわち原料の装入重量に対する回収繊維重量の比率が
低下するためであり、一方P値が15超では追加原料の
量を多く必要とし、其の溶解に要する電力等の熱エネル
ギーを多く消費し、経済的でないからである。
本発明の無機質繊維製造方法は、資源の有効利用という
観点から、現在廃棄されているか乃至は利用度の低いフ
ェロニッケル製錬スラグ、フェロクロム製錬スラグを出
発原料とするものであり、P値を5〜15の範囲に調整
するための追加原料として、煉瓦屑、珪砂、粘土等の安
価な原料を使用することができる。
一般にフェロニッケル製錬スラグは5iOz : 53
〜56%、CaO:0〜3%、 MgO: 33〜36
%。
FeO:3〜10%、AlzO,、: 0〜3%の成分
を有し、その製錬炉からの出滓温度は1560〜160
0℃で、P値を計算すると2.0以下である。
またフェロクロム製錬スラグは5iOz : 33〜3
8%、CaO:0〜5%、MgO:  30〜35%、
FeO+CrzO3: 3〜8%、 1zo3: 20
〜25%の成分を有し、その製錬炉からの出滓温度は1
650〜1700℃で、P値を計算すると1.0以下で
ある。
この様な合金鉄製錬スラグを主原料として無機質繊維を
製造する場合には、できるだけ追加原料を使用しないと
いう観点からも(追加原料を多く使用するとその分だけ
熱エネルギー使用量が増加することになる)、さきに述
べた如くP値を15以下に制限することが必要である。
すなわち前述のP値を求める式から分かる様に、P値を
大きくするためには、ベキ敗の符号が十になっている成
分、すなわちSiO□とA Il 203の含有量を増
やすことが必要であり、特にA Il zOyは通常の
合金鉄スラグにはそれほど多く含有されていないためP
値を高くするには、それだけ追加原料の量を多く必要と
し、その溶解に要する電力等の熱エネルギーを多く消費
し、経済的でないからである。
この様な観点から、フェロニッケル製錬スラグ、フェロ
クロム製錬スラグを出発原料として上記P値を満足させ
るためには、繊維化装置に注入する溶融原料の成分は5
iOz: 50〜65%、 CaO: 5%以下、門g
O:20〜27%、AN20.:5〜20%、 FeO
+MnO→Cr2O,: 10%以下となる様に調整す
るのが好ましい。
この様な合金鉄製錬スラグは、固体状態、すなわち冷原
料を電気炉、キューポラ炉のごとき溶解炉で熔融して使
用するが、またフェロニッケル、あるいはフェロクロム
製錬炉から出滓されたままの溶融原料をそのまま使用す
ることも可能である。
熱経済的には、製錬炉から出滓した溶融原料をそのまま
使用することがこのましい。ただしこの場合でも成分・
温度の調整のための炉等の手段が別個に必要である。
この際の繊維化装置への溶融原料の注入温度は、145
0〜1650℃、このましくは1500〜1600℃の
範囲に制御することが望ましい。1450℃未満では、
溶融原料がショブト化する割合が多くなって収率が低下
し、一方1650℃超の温度は、大量の熱エネルギーを
必要とし経済的でなくなるためである。
以下、本発明を実施例によりさらに詳細に説明する。
〔実施例〕
以下の実施例及び比較例において用いた原料の化学成分
を表−1に示す。また表−2には各実施例と比較例の主
要データを総括して示している。
〔実施例1〕 実施例1はフェロニッケル製錬スラグを主原料とし、P
値を本発明による適正範囲の下限値付近である5、4で
繊維化した例である。
すなわち、変圧器容量5000キロボルトアンペアの電
気炉を溶解、成分・温度調整用の炉として使用し、この
電気炉に表−1に示した化学成分を有する各種原料を、
重量比で表−2の「原料混合比」の欄に示した重量割合
で装入した。原料のうち、珪砂及び煉瓦層は5龍以下の
サイズに粉砕したものを、FeN i製錬スラグは電気
製錬炉から出滓されたものを、上記電気炉に装入した。
原料の装入量は合計で′10トンである。全ての原料が
溶融した段階で溶融原料をサンプリングし、その成分分
析を行った結果が表−2の「溶融原料の化学成分(%)
」の欄に示しである。
この溶融原料を電気炉から鍋に取り出し、この鍋を傾動
装置にセットして、溶融原料を繊維化装置であるスピン
ナーに対し、スピンナー1基あたり2750kg/Hr
の割合で注入した。この際、注入口ではバーナーを燃焼
させて溶融原料の温度を1572℃に維持した。この様
な操業により、スピンナー1基あたり1980kg/H
rの無機質繊維が製造され、その収率(溶融原料の装入
量に対する回収繊維用の割合)は72%であった。また
得られた無機質繊維の繊維径は4.4μ、嵩比重は0.
153g / cotで、良好な繊維として評価できる
ものであった。
〔実施例2〕 次に実施例2は、得られる無機質繊維の耐熱性を改善す
るため、原料の混合比率をFeN f製錬スジ1フ0%
、煉瓦層13%、珪砂17%とし、注入温度1590℃
、P値7.3で繊維化した例である。その他の装置、方
法についての条件は実施例1と同一である。繊維径4.
8μ、嵩比重0.142g / ct&の繊維が収率7
4%で得られた。
〔実施例3〜4〕 実施例3〜4は、FeNi製錬スラグよりさらに融点が
高<  (CaO−MgO−へβ203−5iO□系状
態図からの融点は約1700℃である)、それだけ繊維
化が困難であったFeCr製錬スラグを用いた繊維化の
実施例である。装置等の条件は実施例1と同様であり、
FeCr製錬スラグは電気製錬炉から出滓されたままの
溶融原料を使用した。
実施例3はFeCr製錬スラグ75%に対し珪砂を25
%混合しくこの混合比率により状態図からの融点は14
5.0℃に低下する)、注入温度1560℃、P値6.
3で繊維化した例である。これにより繊維径4.6μ、
嵩比重0.145g / cnfの繊維が収率75%で
得られた。
実施例4はFeCr製錬スラグ70%に対し珪砂を30
%混合し、P値を13.2と高目にした例である。収率
は72%、繊維径4.8μ、嵩比重0.145g/ct
の良好な繊維が得られた。
〔比較例1〕 比較例1はFeMn製錬スラグを使用しCaO含有量を
高くした原料を繊維化した例である。
実施例1と同じく変圧器容ff15000キロボルトア
ンペアの電気炉を使用し、原料のうち、珪砂は51以下
のサイズに粉砕したものを、FeNi製錬スラグ、Fe
Cr製錬スラグ、FeMn ”J錬スラグはそれぞれの
電気製錬炉から出滓されたものを、上記電気炉に装入し
た。原料の装入量は合計で10トンである。溶融原料を
上記電気炉から鍋に取り出し、この鍋を傾動装置にセッ
トして、溶融原料をスピンナーに対し、スピンナー1基
あたり2760kg/llrの割合で注入した。注入口
ではバーナーを燃焼させて溶融原料の温度を1467℃
に維持した。P値は9.9で、本発明による適正範囲の
ほぼ中央である。
この様な操業により、スピンナー1基あたり2150k
g/Hrの無機質繊維が製造され、その収率(溶融原料
の装入量に対する回収繊維量の割合)は78%であった
。また得られた無機質繊維の繊維径は4.5μ、嵩比重
は0.145g/ c!であった。
〔比較例2〕 比較例2はFeN i製錬スラグについての、繊維化の
例であり、使用設備はすべて比較例1におけるものと同
じであるが、P値を適正範囲外の2,2としたものであ
る。
比較例2では、FeN i製錬スラグ80%に対し、煉
瓦屑、珪砂をそれぞれ10%ずつ混合し、電気炉で溶融
後、温度を1616℃に維持しながら、スピンナー1基
あたり約2600kg/Hrの溶融原料を注入して繊維
化した。収率は35%に低下し、スピンナー1基あたり
910kg/llrの無機質繊維が製造されたが、表−
2に示した様に、繊維径は3.6μと細くなり、嵩比重
も0 、300g / cJに増加したため、無機質繊
維として使用するのには適切なものではなかった。
〔収 率〕
以上述べた実施例1〜4及び比較例1〜2を含めて、P
値を種々変化させて、実施例1とほぼ同一の設備および
条件で繊維化した時の、P値と収率の関係を第1図に示
した。第1図からは、P値を5以上にしないと収率が低
く、経済的な繊維化ができないことがわかる。
〔耐熱温度〕
表−2に示した耐熱温度は、上記実施例及び比較例にお
いて得られた無機質繊維をJIS 八9504に規定さ
れた耐熱温度の測定方法により、測定した結果である。
すなわち得られた無機質繊維を密度150kg/c11
1として、直径50龍、高さ801mの加熱容器に入れ
、荷重板及び荷重棒により試料にかかる圧力を5gf/
cmとした後、200℃までは約り℃/分、200℃以
上では約り℃/分の速度で加熱昇温させ、試料の厚さが
10%収縮する温度を読み取り耐熱温度としたものであ
る。通常のスラグウール(高炉スラグ、FeMn !!
!錬スラスラグ料としたもの)やロックウールの耐熱温
度が700〜750℃であるのに比較し、本発明により
製造した無機質繊維のそれは820〜860℃であり、
耐熱性に優れていることがわかる。また、CaO含有量
が高い比較例1では800℃であり、さらにCaO含有
量は低くてもP値が適正でない比較例2では780℃で
あり、本発明による実施例で得られた無機質繊維の耐熱
温度はこれら比較例で得られた繊維のそれに比較しても
高い。
〔低pH性〕
上記の実施例及び比較例において得られた無機質繊維を
、pH−6,2の原水に1週間浸漬し、繊維を濾過分離
後の液のpH値を測定した結果を、表−2に示した。実
施例1〜4のそれがすべて7.0以下、すなわち酸性を
保っており、従来技術の項で述べた様な分野の農業用と
して適しているのに比較し、比較例1では7.3、比較
例2では7.5であった・ 比較例1は原料のCaO含有量が高いためP値が適正で
あってもpH値が7.3と高く、アルカリ分の溶出をき
らう農業用としては満足されているとは云えない繊維で
あり、さらに、比較例2は原料のアルカリ含有量が低く
てもP値が適正範囲でないとpH値が高くなり、P値の
制御が必要であることを示している。
〔耐アルカリ性〕
表−2に示した耐アルカリ性は、各実施例及び比較例に
おいて得られた無機質繊維をINのNa011水溶液に
1週間浸漬した後、繊維の表面を電子顕微鏡により観察
し、劣化状況を観察したものである。
第2図および第3図は実施例2と比較例2の繊維表面を
倍率4000倍で撮影したものであり第3図から分かる
様に、P値が適正でないと繊維表面がアルカリにより侵
食されて粗面化し、耐アルカリ性が低下していることが
わかる。
(発明の効果) 以上述べた様に、フェロニッケル製錬スラグ、フェロク
ロム製錬スラグを、本発明に従ってP値を制御して無機
質材料を繊維化すれば、耐熱性、耐アルカリ性、pH値
のいずれも優れた繊維が製造できる。本発明による無機
質繊維の製造方法はどの様な無機質材料を原料とする繊
維の製造にも適用可能であり、原料に限定されないが、
原料の調達性等から考えた場合には前述の様に合金鉄製
錬スラグ、特にフェロニッケル、フェロクロムの製錬ス
ラグの繊維化に適している。
表−2
【図面の簡単な説明】
第1図はr)値と収zf+の関係を示す図、第2図は実
施例2においζ得られた無機11繊維をINのNaOH
水溶液に1週間浸漬した後の繊維の形状を示す写真、第
3図は比較例2において得られた無機′n繊維を前記水
溶液に1週間浸漬後の繊維の形状を示す写真である。 、D  −1

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 フェロニッケル製錬スラグ、フェロクロム製錬スラグの
    1種類または2種類を出発原料として無機質繊維を製造
    するにあたり、繊維化装置への注入温度が1450〜1
    650℃の範囲で、下式により示されるP値が5〜15
    の範囲になる様に、原料の成分及び注入温度を調節する
    ことからなる無機質繊維の製造方法 P=10^X 但し、X=〔−0.0200(a+b+c)+0.04
    65d−0.0164e−0.0267f+0.038
    6g−0.0036T+4.2784〕a=MnO含有
    量(%)、b=FeO含有量(%)、c=Cr_2O_
    3含有量(%)、d=SiO_2含有量(%)、e=C
    aO含有量(%)、f=MgO含有量(%)、g=Al
    _2O_3含有量(%)、T=注入温度(℃)
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