JPS6316209Y2 - - Google Patents

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JPS6316209Y2
JPS6316209Y2 JP1980111511U JP11151180U JPS6316209Y2 JP S6316209 Y2 JPS6316209 Y2 JP S6316209Y2 JP 1980111511 U JP1980111511 U JP 1980111511U JP 11151180 U JP11151180 U JP 11151180U JP S6316209 Y2 JPS6316209 Y2 JP S6316209Y2
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  • Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)
  • Dc Digital Transmission (AREA)
  • Maintenance And Management Of Digital Transmission (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
  • Selective Calling Equipment (AREA)
  • Remote Monitoring And Control Of Power-Distribution Networks (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は遠方監視装置用データ波形記憶解析
装置に関し、特に制御所と被制御所を含む遠方監
視制御装置または遠方監視装置に関連的に接続さ
れて、伝送データの異常を検出するのに用いられ
る遠方監視制御装置用データ波形記憶解析装置に
関する。
周知のように、遠方監視制御装置は、制御所と
被制御所を含んで構成される。制御所は被制御所
の任意の機器を選択して被制御所の機器の動作状
態あるいは状態変化を遠隔的に監視し、その状態
を表示している。このような遠方監視制御装置
は、具体的には変電所や小水力発電所の遠隔的監
視があげられる。
第1図はこの考案の背景となりかつこの考案が
適用される遠方監視制御装置のブロツク図であ
る。図において、遠方監視制御装置は制御所10
と被制御所20とを含む。制御所10と被制御所
20との間は、伝送路で接続される。より具体的
に説明すると、制御所10は次のごとく構成され
る。すなわち、制御所10には、被制御所に含ま
れる各種機器の動作状態を操作するための各種ス
イツチを含む操作盤11が制御机に関連して設け
られる。操作盤11は、その操作に基づいて制御
データをビツト並列でワード単位順次に導出し、
選択リレー回路12に与える。選択リレー回路1
2は操作盤11の操作状態に基づいて制御データ
を符号化検定回路13に与える。符号化検定回路
13は、伝送路の線数を最小限としかつデータを
確実に伝送する目的で、たとえば反転2連送照合
方式、パリテイー検定方式、定マーク検定方式な
どの各種の符号化検定方式によつて符号化検定可
能なデータを付加して送信回路14に与える。
ここで、反転2連送照合方式は、同じデータを
2回ずつ伝送したとき、受信側で1回目のデータ
と2回目のデータが一致するか否かによつてデー
タ伝送エラーの有無を検出する方式である。ま
た、パリテイ検定方式は、一連の伝送データの最
後のビツトにパリテイビツトを付加して伝送した
とき、受信側でパリテイチエツクを行なうことに
よつてデータ伝送エラーの有無を検出する方式で
ある。さらに、定マーク検定方式は、一連の符号
の中に含まれる論理「1」または「0」の数が一
定数のデータを伝送したとき、受信側で所定の約
束が守られているか含かを検出する方式である。
前記送信回路14は並列データを直列データに
変換して送出ゲート15に与える。ここで、送信
回路14から送信される制御データは、1サイク
ル6ワードから成り、第2図aに示すようなデー
タフオーマツトで伝送される。送出ゲート15は
被制御所を指定する群と点の情報(後述の第5図
で説明する)に基づいて、制御データを伝送すべ
き被制御所を選択し、当該被制御所へ伝送路を介
してデータを伝送する。
一方、被制御所20には、受信回路21が含ま
れる。受信回路21は制御所10から伝送された
直列データを並列データに変換し、アドレス照
合/符号化検定回路22に与える。アドレス照
合/符号化検定回路22は、伝送された制御デー
タをアドレス照合して、自己に伝送されたデータ
か否かを判別する。そして、自己に伝送されたデ
ータでなければ、アドレス照合/符号化検定回路
22は何ら動作しない。これとは逆に、自己に伝
送されたデータであれば、アドレス照合/符号化
検定回路22は反転2連送照合方式、パリテイー
検定方式、定マーク検定方式等に基づいて伝送デ
ータの伝送エラーを検出する。データ伝送エラー
がない場合、アドレス照合/符号化検定回路22
は制御データに基づいて出力リレー回路23を駆
動制御して制御データによつて制御すべき制御機
器を駆動制御する。このようにして、被制御所側
に含まれる機器が駆動制御されると、その駆動状
態が検出されて入力リレー回路24に入力され
る。また、各機器の状態表示も入力されている。
なお、アドレス照合/符号化検定回路22がデー
タ伝送異常を検出すると、渋帯検出信号を入力リ
レー回路24に与える。この入力リレー回路24
に入力された並列データが送信回路25に与えら
れる。送信回路25は並列データを直列データに
変換し、伝送路を介して制御所10の受信回路1
6へ表示データを与える。この表示データは、1
サイクル11ワードから成り、第2図bに示すデ
ータフオーマツトで伝送される。
前記受信回路16は被制御所から伝送された直
列データを並列データに変換し、表示処理部17
に与える。表示処理部17は、メモリを内蔵して
おき、被制御所20から入力された機器の動作状
態および各機器の状態を表わすデータを該メモリ
に記憶する。そして、被制御所20の動作状態を
表わすデータを監視盤表示部18aおよび/また
は卓上表示盤18bに表示させる。また、表示処
理部17は、受信データに基づいて異常の有無を
判別し、異常があれば異常検出信号を導出して渋
滞表示部19に表示させる。
ところで、従来の遠方監視制御装置は、系の故
障があつた場合に事後の対処をし易くするため
に、伝送データを常時監視しておく必要があつ
た。そこで従来では、伝送データの異常を知るた
めに、シンクロスコープまたは電磁オシロスコー
プ(ビジコーダ)を使用していた。ところが、シ
ンクロスコープまたはビジコーダは、取扱いが難
しくかつ熟練を要し、しかも読取りにくいという
問題点があつた。また、遠方監視制御装置が瞬間
的に故障し直ちに復帰するような、いわゆる瞬間
故障探査を行なうのが極めて困難であつた。ま
た、遠方監視制御装置の故障時あるいはデータ伝
送エラーの場合において、故障が生じてから異常
時の波形を記録しているため、故障中の記録をと
ることができず、故障の原因を知ることができな
いなどの問題点があつた。
それゆえに、この考案の目的は、瞬間的な故障
であつても確実に故障発生時のデータの波形を記
憶することができ、故障時における波形を表示す
ることによつて容易に故障箇所を解析できるよう
な、遠方監視制御装置用データ波形記憶解析装置
を提供することである。
この考案を要約すれば、制御装置と被制御装置
間で送受信される伝送データのうち少なくとも2
サイクル分のデータを記憶可能な記憶容量を含む
メセリを設け、常時2サイクル分のデータを更新
的に記憶しておく。そして、故障あるいは異常が
発生した場合は、データの更新記憶を停止して、
異常発生時の1サイクル分と直前の1サイクル分
のデータを記憶保持する。そして、記憶保持され
たデータのうち所望のワード数のデータが手動操
作によつて呼出されて表示される。
以下に、この考案の具体的な実施例について説
明する。
第3図はこの考案のデータ波形記憶解析装置の
一実施例の平面図である。構成において、データ
波形記憶解析装置30の筐体31のパネル上に
は、データ波形表示器32が設けられる。このデ
ータ波形表示器32は、1ワード分のビツト数
(たとえば40ビツト)に相当する発光ダイオード
またはランプを1行に配列して構成される。この
データ波形表示器32に関連して、各発光ダイオ
ードで表示される伝送データのフオーマツトの構
成表33が形成される。また、データ波形表示器3
2で表示されているワード数を表示するために、
ワード数表示用数字表示器34が設けられる。ま
た、書込中であることを表示するために、書込中
ランプ35が筐体31上に設けられる。筐体31
の上面には、さらに各種の操作スイツチ36が設
けられる。この各種操作スイツチ36には、切替
スイツチ360〜364と押ボタンスイツチ36
5〜369とが含まれる。
次に、各切替スイツチおよび押ボタンスイツチ
の詳細を説明する。ワード切替スイツチ360は
伝送データの1サイクルのワード数によつて切替
えるものである。データ切替スイツチ361は、
2サイクル分のデータを記憶している場合におい
て、先行する1サイクル(旧)のデータまたは後
続する1サイクル(新)のデータのいずれを読出
すべきかを切替えるものである。書込表示切替ス
イツチ362は書込モードと表示モードを切替え
るものである。ストツプ切替スイツチ36は書込
動作の停止を自動的に行なうかまたは手動によつ
て行なうかを切替えるものである。出力切替スイ
ツチ364は、書込んだデータを1サイクル連続
的に出力するか、あるいは手動操作によつてワー
ド単位毎に出力するかを切替えるものである。ワ
ード歩進スイツチ365は、出力切替スイツチ3
64がワード単位側に切替えられている場合にお
いて、手動操作によつて1サイクルのワードデー
タのうちデータ波形表示器32で表示すべきワー
ド数を歩進指令するものである。手動書込スイツ
チ366は手動操作によつて強制的に書込指令す
るものである。手動ストツプスイツチ367は、
ストツプ切替スイツチ363が手動側に切替えら
れているとき、手動的に書込みを停止指令するも
のである。自動書込・表示スタートスイツチ(以
下スタートスイツチ)368は書込みまたは表示
をスタート指令するスイツチである。リセツトス
イツチ369は初期リセツト指令するために用い
られる。
前記筐体31の側面には、図示しないがデータ
入力用接続端子371と、ストツプ信号(すなわ
ち、異常検出信号)入力用接続端子372と、タ
イミングパルス入力端子373とが設けられる。
また、筐体31の上面には、必要に応じてデータ
波形表示器32で表示されるデータを出力してビ
ジコーダなどに与えるための出力端子38が設け
られる。このデータ波形記憶解析装置30に関連
して、電源部39が設けられる。
第4図はこの考案の一実施例の具体的なブロツ
ク図である。構成において、データ入力端子37
1には絶縁増幅回路41aが接続される。この絶
縁増幅回路41aはフオトカプラなどの絶縁回路
411と、増幅回路412とを含む。このよう
に、データ入力端子371と増幅回路412との
間に絶縁回路411を介挿するのは、データ入力
端子371に電源の漏洩電圧が加わつた場合にお
ける回路保護のためである。増幅回路412の出
力が同期信号検出回路42に与えられる。同期信
号検出回路42は、1サイクルの複数のワードデ
ータのうち最初のワードからデータを書込むため
に、同期ワードの信号を検出するものである。ま
た、同期信号検出回路42は、同期信号であるこ
とを判別するのに必要なビツト数の間データを一
時記憶するために、複数ビツト(例えば24ビツ
ト)のシフトレジスタを含む。この同期信号検出
回路42が同期信号を検出したとき、書込制御回
路45に含まれるデータ書込停止回路451に書
込開始指令信号を与える。また、同期信号検出回
路42は入力されたデータを多少の時間遅れを伴
つてそのまま書込読出制御回路45に含まれる入
力ゲート450に与える。
前記ストツプ信号入力端子372には、絶縁増
幅回路41bが接続される。この絶縁増幅回路4
1bは41aと同様に回路構成されるので、同一
部分を同一参照符号で示す。絶縁増幅回路41b
の出力はストツプ切替スイツチ363およびOR
ゲート43を介してフリツプフロツプ44のセツ
ト入力として与えられる。このフリツプフロツプ
44は、そのセツト出力でデータ書込みを停止す
べきストツプ信号(異常検出信号)が与えられた
こと、すなわち何らかの異常があつたことを記憶
保持するものである。このフリツプフロツプ44
には、ORゲート43を介して手動ストツプスイ
ツチ367の出力が入力される。フリツプフロツ
プ44のセツト出力はANDゲート452の一方
入力として与えられる。
前記タイミングパルス入力端子373には絶縁
増幅回路41cが接続される。絶縁増幅回路41
cは41aと同様に回路構成されるため、同一部
分を同一参照符号で示しその詳細を省略する。絶
縁増幅回路41cの出力が書込読出制御手段45
に含まれるゲート回路454に与えられる。
前記データ書込停止回路451には、前記書込
表示切替スイツチ362の出力が書込能動化信号
として入力されるとともに、前記スタートスイツ
チ368の出力がトリガ信号(動作開始信号)と
して入力される。このデータ書込停止回路451
は、同期信号検出回路42から書込信号が与えら
れたとき、入力ゲート450を開成指令するとと
もに、書込中ランプ35を点灯させる。さらに、
データ書込停止回路451は、データ書込指令信
号に応じてメモリ46に含まれる46a,46b
に書込能動化信号を与え、ゲート回路454およ
び456にゲート開成信号を与える。ゲート回路
454の出力端にはビツトカウンタ455が接続
される。ビツトカウンタ455は、1ワードデー
タのビツト数を計数するものであつて、たとえば
1ワードデータが40ビツトから構成される場合で
あれば、40ビツトパルス入力が与えられる毎にカ
ウントアツプ出力を導出してゲート回路456に
与える。このゲート回路456は、書込モードに
おいて、データ書込停止回路451から信号が与
えられかつ出力切替スイツチ364が閉成されて
いる(すなわち連続側に切替えられている)と
き、ビツトカウンタ455からのカウントアツプ
パルスをワードカウンタ457に与える。このビ
ツトカウンタ455およびワードカウンタ457
の計数値が、書込みまたは読出しアドレスデータ
としてメモリ46に与えられる。ワードカウンタ
457には、手動操作によつて表示すべきワード
数のデータを切替えるために、ワード歩進スイツ
チ365が接続される。また、ワードカウンタ4
57には、ワードカウンタ切替回路458が接続
される。このワードカウンタ切替回路458はワ
ード切替スイツチ360の切替えに基づいてワー
ドカウンタ457の計数値をリセツトすることに
より、ワードカウンタ457で計数可能な最大ワ
ード数を切替えるものである。ここで、ワード切
替スイツチ360は、たとえば11ワードと12ワー
ドのいずれかを選択するものであつて、伝送デー
タが制御データであれば2サイクル12ワードであ
るため12側に切替えられ、表示データであれば1
サイクル11ワードであるため11側に切替えられ
る。ワードカウンタ457は1サイクルの最終ワー
ド毎にパルス出力を導出してメモリ切替回路459
およびANDゲート452に与える。
前記メモリ46は、1つが12ワード分のデータ
を記憶可能な容量を有する少なくとも2つのメモ
リ46a,46bを含む。そして、各メモリ46
a,46bは、表示データであれば1サイクル11
ワード分の記憶容量で1サイクル分の表示データ
を記憶し、制御データであれば2サイクル12ワー
ド分のデータを記憶する。このメモリ46a,4
6bはメモリ切替回路459の出力によつて1サ
イクル毎(ただし制御データであれば2サイクル
毎)に交互に切替えられて、書込みまたは読出し
を能動化される。メモリ切替回路459には、デ
ータ切替スイツチ361が接続される。このデー
タ切替スイツチ361の切替えは、データを読出
す場合にのみ有効に用いられる。
また、前記書込表示切替スイツチ362の表示
側切替出力が能動化信号として出力表示動作回路
453に与えられる。この出力表示動作回路45
3には、スタートスイツチ368の押圧信号がト
リガ入力として与えられる。この出力表示動作回
路453は、表示モードにおいてゲート回路45
4に信号を与えてゲートを開成させるとともに、
出力ゲート48を開成指令する。出力ゲート48
の出力は、前記出力端子38に与えられるととも
に、出力表示用シフトレジスタ(以下シフトレジ
スタ)49に与えられる。このシフトレジスタ4
9は1ワードデータのビツト数(40ビツト)に相
当するビツトセルを含む。このシフトレジスタ4
9の各ビツトセルの出力が、前記データ波形表示
器32に含まれる各ビツト毎の発光ダイオードに
接続される。
ANDゲート45aは、出力切替スイツチ36
4がワード毎側に切替えられた場合において、ビ
ツトカウンタ455が40ビツト終了時に出力する
パルスに応じてゲート回路454を閉成させる。
このゲート回路454は、開成時において表示シ
フトパルスを導出してシフトレジスタ49に与え
る。
第5図はこの考案の動作を説明するために表示
データのフオーマツトおよびメモリ46a,46
bで記憶される波形を図解的に示した図である。
たとえば、故障発生時において記憶すべきデータ
が表示データの場合であれば、1サイクルが11ワ
ードのデータとなる。この1サイクルデータは、
第1ワードで同期ワードSYCで表わし、第2ワ
ードから第11ワードでデータワードD1〜D10
を示す。ここで、1ワードデータは、40ビツトか
ら成り、第1ビツトから第20ビツトで所望のデー
タを伝送し、反転2連送照合検定を行なう目的で
第21ビツトから第40ビツトが第1ビツト〜第20ビ
ツトのデータを反転したデータとなる。このと
き、第20ビツトには奇数パリテイーが付加され
る。また、第40ビツトには偶数パリテイーが付加
される。
前記複数箇所の被制御所側に設けられた制御機
器は、その総数(たとえば50台)をある単位台数
(たとえば10台)毎に分けて群を構成する。各群
のそれぞれの制御機器は点と呼ばれる。そして制
御機器を表示制御するデータを伝送する場合は、
群と点のデータの組合せによつて、その制御機器
を表示制御すべきか含かを表わすデータを伝送す
る。たとえば、第1ビツト〜第4ビツトのデータ
が群を指定するデータと定められ、第5ビツト〜
第14ビツトのデータが点を指定するデータと定め
られる。なお、図示の第1サイクルのデータワー
ドD5では、5群の5点と6点に対応する制御機
器を表示させるデータを伝送する場合を示す。
また、図示では、第1サイクルのデータが正常
に伝送されたのち、第2サイクルのワードデータ
D4〜D8の期間において故障が生じた場合を示
している。
以下に、第1図、第3図〜第5図を参照して、
第5図に示すデータを伝送する場合の動作を説明
する。
まず、書込モードに先だち、伝送データを書込
むべき種類によつて本件考案のデータ波形記憶解
析装置30の各入力端子を適宜の位置に接続す
る。たとえば、被制御所20から制御所10へ伝
送される表示データを記憶する場合は、データ入
力端子371が制御所10と所望の被制御所20
間の表示データ伝送用伝送路に接続される。な
お、データ入力端子371の接続位置は、これ限
ることなく故障を検出しようとすべき回路または
機器および表示項目によつて適宜の接続位置に選
ばれ、たとえば第1図の白抜矢印で示す位置に接
続してもよい。また、タイミングパルス入力端子
373が受信回路16に含まれるタイミングパル
スの導出端子に接続される。さらに、ストツプ信
号入力端子372が表示処理部17の異常検出信
号出力端子に接続される。
次に、書込モードの動作を説明する。書込モー
ドにおいては、書込表示切替スイツチ362がデ
ータ書込停止回路451側(すなわち書込モード
側)に切替えられる。また、データ書込中に故障
が発生した場合に自動的に書込停止させるため
に、ストツプ切替スイツチ363が閉成される
(すなわち自動側に切替えられる。)また、出力切
替スイツチ364が閉成されて、連続側に切替え
られる。また、ワード切替スイツチ360は、記
憶すべきデータの種類が表示データであるため、
11側に切替えられる。さらに、リセツトスイツ
チ369が押圧される。これに応じて、フリツプ
フロツプ44、ビツトカウンタ455、ワードカ
ウンタ457およびシフトレジスタ49がそれぞ
れ初期リセツトされる。そののち、スタートスイ
ツチ368が押圧される。これに応じて、トリガ
信号(動作開始信号)がデータ書込停止回路45
1に与えられる。このとき、データ入力端子37
1に入力されるデータが1サイクルの第1ワード
(すなわち同期ワード)データ以外のデータであ
れば、同期信号検出回路42は書込指令信号を導
出しない。このため、データ書込停止回路451
は入力ゲート450を開成指令せず、またゲート
回路454,456にもゲート開成指令信号を導
出しない。
前記スタートスイツチの押圧から次の1サイク
ルの同期ワードデータがデータ入力端子371に
入力されると、以下のごとくして書込動作が行な
われる。すなわち、同期信号検出回路42は、入
力データが同期信号であることを検出してデータ
書込停止回路451にデータ書込指令信号を与え
る。これと同時に、同期信号検出回路42は入力
されたデータを入力ゲート450に与える。応じ
て、データ書込停止回路451は入力ゲート45
0を開成指令するとともに、書込中ランプ35を
点灯表示させる。また、データ書込停止回路45
1はゲート回路454および456に信号を与え
てゲートを開成指令する。さらに、データ書込停
止回路451はメモリ46a,46bに書込能動
化信号を与える。これに応じて、データ入力端子
371に入力されたデータが絶縁増幅回路41a
−同期信号検出回路42−入力ゲート45を介し
てメモリ46aおよび46bに与えられる。この
メモリ46a,46bは、メモリ切替回路459
の出力によつてどちらかへデータを書込むべきか
が指定されている。なお、以下の説明では、第1
サイクルにおいてメモリ46aが選択され、第2
サイクルにおいてメモリ46bが選択されている
場合を説明する。
前述のごとくして、第1サイクルの第1ワード
のデータが入力され始めたとき、タイミングパル
ス入力端子373には今入力されているワードデ
ータのビツトタイミングに同期したタイミングパ
ルスが入力される。このタイミングパルスがタイ
ミングパルス入力端子373−絶縁増幅回路41
c−ゲート回路454を介してビツトカウンタ4
55に入力される。このため、ビツトカウンタ4
55はタイミングパルスが入力される毎に1ずつ
加算する。また、ビツトカウンタ455が40個の
ビツトパルスを計数する毎に、カウントアツプ信
号を導出してゲート回路456を介してワードカ
ウンタ457に与える。これによつて、ワードカ
ウンタ457は入力されている1サイクルデータ
のワード数を計数する。このワードカウンタ45
7の計数値とビツトカウンタ455の計数値がア
ドレスデータとしてメモリ46a,46bに与え
られる。したがつて、メモリ46aはワードカウ
ンタ457とビツトカウンタ455の計数値で指
定されるアドレスに入力データを書込記憶する。
このとき、ワードカウンタ457の計数値すなわ
ちワード数がデコーダ47に与えられる。デコー
ダ47はワード数を数字表示器34に表示させ
る。
このようにして、1サイクルのデータがビツト
タイミング順次にメモリ46aの各番地のビツト
順次に書込記憶される。そして、第1サイクルの
データワードD10のデータが書込まれたとき、
ワードカウンタ451は1サイクルの最大ワード
数(11)を計数する。このとき、ワードカウンタ
切替回路458は、ワードカウンタ457の計数
値がワード切替スイツチ360で設定されている
ワード数(すなわち11)になつていることを判別
し、ワードカウンタ457をリセツトさせる。ワ
ードカウンタ457は、微少時間の間パルスを導
出して、ANDゲート452およびメモリ切替回
路459に与える。これに応じて、メモリ切替回
路459は、以後メモリ46bを選択してデータ
書込させる。このとき、ANDデータ452はフ
リツプフロツプ44のセツト出力がハイレベルで
ないため、書込停止指令信号(ハイレベル)を導
出しない。
続いて、第2サイクルのデータがデータ入力端
子371へ入力されると、前述の場合と同様にし
て、第2サイクルのデータが入力ゲート450を
介してメモリ46bに書込まれる。そして、第2
サイクルのデータワードD4において、遠方監視
制御装置に何らかの異常が発生すると、異常検出
信号がストツプ入力端子372へ入力される。こ
の異常検出信号が絶縁増幅回路41b−ストツプ
切替スイツチ363−ORゲート43を介してフ
リツプフロツプ44のセツト入力端に与えられ
る。応じて、フリツプフロツプ44はセツト出力
端からハイレベル信号を導出し、ANDゲート4
52の一方入力として与える。このとき、AND
ゲート452はワードカウンタ457から第1サ
イクルの終了を表わすパルス信号が入力されてい
ないため、書込停止指令信号を導出しない。した
がつて、故障発生後も、その1サイクルのデータ
がメモリ46bに順次書込まれる。
そして、第2サイクルのデータワードD10の
データがメモリ46bに書込まれたのち、ワード
カウンタ457が1サイクルの終了を表わすパル
ス信号を導出する。これに応じて、ANDゲート
452がハイレベルの書込停止指令信号を導出す
る。したがつて、データ書込停止回路451は入
力ゲート450を閉成させて、入力データがメモ
リに書込まれるのを禁止する。これと同時に、デ
ータ書込停止回路451はゲート回路454およ
び456を閉成させて、メモリの指定番地が歩進
されるのを禁止する。このようにして、故障発生
時における1サイクル分のデータとその直前の1
サイクル分のデータがメモリ46b,46aにそ
れぞれ書込記憶される。
次に、前述のごとく書込まれたデータに基づい
てデータ波形を解析して故障の原因を知るため
に、書込データを表示する場合の動作を説明す
る。表示モードにおいては、タイミングパルスに
基づいてメモリ46a,46bに書込まれている
データを1サイクル連続的に読出して出力する場
合と、係員が手動操作によつて1ワードずつのデ
ータの任意のワードを呼出して表示させる場合の
2つのモードがある。
そこで、まず任意のワードを呼出して表示させ
る場合を説明する。この場合は、出力切替スイツ
チ364がワード毎側に切替えられるとともに、
スタートスイツチ368が押圧される。これに応
じて、出力表示動作回路453がゲート回路45
4を開成指令するとともに、出力ゲート48を開
成させる。これよつて、タイミングパルスに同期
してビツトカウンタ455の計数値が歩進され
る。このとき、ゲート回路456が閉成されたま
まであるので、ワードカウンタ457の計数値は
何ら歩進されない。このときのビツトカウンタ4
45およびワードカウンタ457の計数値によつ
てメモリ46a,46bのアドレスが指定され
る。また、データ切替スイツチ361が新データ
側に切替えられている場合は、メモリ切替回路4
59がメモリ46aまたは46bのうち新しいデ
ータを記憶しているメモリを選択する。そして、
選択されたメモリのアドレス指定された1ワード
分のデータがビツト直列で読出され、出力ゲート
48を介してシフトレジスタ49に与えられる。
これと同時に、シフトレジスタ49にはゲート回
路459からタイミングパルスに同期した表示シ
フトパルスが与えられる。このため、シフトレジ
スタ49は入力データをビツト順次にシフトして
ストアし、該データをデータ波形表示器32に表
示させる。そして、1ワード分のデータがシフト
レジスタ49に読込まれたとき、すなわちビツト
カウンタ455が40を計数すると、最終ビツトパ
ルスがANDゲート45aに与えられる。応じて、
ANDゲート45aはゲート回路454を閉成さ
せる。
以後、ゲート回路454がタイミングパルスお
よび表示シフトパルスの導出を停止する。従つ
て、シフトレジスタ49がデータのシフトを停止
し、1ワードデータを停止させた状態でデータ波
形表示器32に表示させる。係員はこのデータ波
形表示器32で表示されている1ワードデータを
見て、伝送フオーマツト表を照合し、故障かどう
かを解析する。
そして、他のワードデータを表示させる場合
は、ワード歩進スイツチ365および自動書込表
示スタートスイツチ362の押圧を繰返すことに
よつて、1ワード毎にデータを読出させて表示さ
せ、それによつて故障点を探す。
次に、1サイクル連続的に読出して表示させる
場合を説明する。この場合は、1ワード分のデー
タが連続的に繰返して出力されるので、データ波
形表示器32の表示状態が流れて見えて識別でき
ない。そこで、この場合は、出力端子38にビジ
コーダ等を接続して記録するのに利用される。す
なわち、ビジコーダが予め出力端子38に接続さ
れる。そして、切替スイツチ346が連続側に切
替えられる。そののち、スタートスイツチ368
が押圧される。応じて、出力表示動作回路453
がゲート回路454および出力ゲート48を開成
させる。このため、メモリ切替回路459によつ
て選択されたメモリでありかつワードカウンタ4
57の計数値によつて指定されるワードデータ
が、ビツトカウンタ455の計数値に基づくビツ
ト順次に繰返して読出される。この読出データが
出力ゲート48および出力端子38を介してビジ
コーダに与えられ、記録される。この場合におい
ても、ワード歩進スイツチ365の押圧によつ
て、読出データのワード数が歩進される。
上述のように、この実施例では、遠方監視制御
装置を停止することなく、容易に取付けることが
でき、しかも伝送データを順次記憶しておくの
で、少なくとも故障発生時の1サイクルとその直
前の1サイクルのデータ波形を確実に記憶できる
利点がある。また、この実施例では、記憶波形に
基づいて故障分析するのに際して、記憶した波形
を伝送フオーマツトに適合した任意のワードを何
回でもランプ表示できるので、伝送フオーマツト
構成表を参照しながら読取ることにより、容易に
故障分析を行なうことができる利点もある。さら
に、各入力端子と後続する回路部品との間に絶縁
増幅回路を介挿しているため、各入力端子を被検
出対象に接続する際に電源混触が生じるのを防止
できる利点もある。さらに、携帯に便利でありか
つ遠方監視制御装置の取付けが容易であり、取扱
操作が極めて簡単となるなどの利点もある。
以上のように、この考案によれば、故障時の波
形を確実に記憶しておくことができ、瞬間的な故
障においても確実に伝送データの波形を記憶で
き、確実に遠方監視制御装置の異常を検出するの
に役立つなどの特有の効果が奏される。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の背景となりかつこの考案が
適用される遠方監視制御装置のブロツク図であ
る。第2図は遠方監視制御装置において伝送され
る伝送データの種類別のフオーマツトの一例の図
解図である。第3図はこの考案の一実施例の外観
を示す平面図である。第4図はこの考案の一実施
例の具体的なブロツク図である。第5図は第4図
の動作を説明するための表示データのフオーマツ
ト等を図解的に示した図である。 図において、10は制御所、20は被制御所、
30はデータ波形記憶解析装置、32はデータ波
形表示器、34はワード数表示用数字表示器、3
6は各種操作スイツチ、371はデータ入力端
子、372はストツプ信号入力端子、373はタ
イミングパルス入力端子、41a〜41cは絶縁
増幅回路、42は同期信号検出回路、45はデー
タ書込読出制御手段、46はメモリ、47はデコ
ーダ、48は出力ゲート、49はシフトレジスタ
を示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 制御所と該制御所から離れた位置に設けられ
    る被制御所とを含み、制御所と被制御所との間
    で1サイクル複数ワードの伝送データを送受信
    して制御所から被制御所を遠隔的に監視する遠
    方監視装置において、 前記遠方監視装置に含まれる制御所および被
    制御所の少なくとも一方は、伝送データの異常
    を検出する伝送データ異常検出手段を含み、 前記遠方監視装置に関連して設けられ、伝送
    データの波形を記憶しかつ解析するための装置
    であつて、 前記伝送データが入力されるデータ入力端
    子、 前記伝送データ異常検出手段の出力信号が入
    力される異常検出信号入力端子、 前記伝送データの少なくとも2サイクル分の
    データを記憶可能な記憶容量を含むメモリ、 前記伝送データのうちワード単位のデータ内
    容を表示するためのワードデータ表示手段、 その操作によつて所望のワードデータを選択
    する表示ワード選択手段、ならびに 前記データ入力端子に入力された伝送データ
    を前記メモリに書込制御しかつ前記異常検出信
    号入力端子に異常検出信号が与えられたことに
    応じて伝送データをメモリに書込制御するのを
    停止し、前記表示ワード選択手段の操作に応じ
    て前記メモリに書込まれている選択されたワー
    ドデータを読出制御して前記ワードデータ表示
    手段に表示させるデータ書込・読出制御手段を
    備えた遠方監視装置用データ波形記憶解析装
    置。 (2) 前記データ書込・読出制御手段は、前記異常
    検出信号入力が与えられてから1サイクル分の
    データ書込みを終了したのち書込制御を停止す
    る、実用新案登録請求の範囲第1項記載の遠方
    監視装置用データ波形記憶解析装置。
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JP4537372B2 (ja) * 2006-12-22 2010-09-01 三菱電機株式会社 波形解析装置

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