JPS63161793A - カラ−固体撮像装置 - Google Patents
カラ−固体撮像装置Info
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- JPS63161793A JPS63161793A JP61310597A JP31059786A JPS63161793A JP S63161793 A JPS63161793 A JP S63161793A JP 61310597 A JP61310597 A JP 61310597A JP 31059786 A JP31059786 A JP 31059786A JP S63161793 A JPS63161793 A JP S63161793A
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- color
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Links
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Landscapes
- Color Television Image Signal Generators (AREA)
- Optical Filters (AREA)
- Solid State Image Pick-Up Elements (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の目的〕
(産業上の利用分野)
本発明はカラー固体撮像装置に関するもので、特に電子
スチルカメラに使用されるものである。
スチルカメラに使用されるものである。
(従来の技術)
カラー固体撮像装置は入射光の光電変換を行うフォトダ
イオードを多数マトリクス状に配設した画素部に色フィ
ルタを備え、三色の信号を多重化の形態で取り出すもの
である。このようにして取出された多重化信号は復調回
路によって三原色信号として、あるいは後述するように
輝度信号および色差信号のような三原色信号と等価な信
号に変換され、標準テレビ信号が合成される。
イオードを多数マトリクス状に配設した画素部に色フィ
ルタを備え、三色の信号を多重化の形態で取り出すもの
である。このようにして取出された多重化信号は復調回
路によって三原色信号として、あるいは後述するように
輝度信号および色差信号のような三原色信号と等価な信
号に変換され、標準テレビ信号が合成される。
色フィルタとしては補色色差線順次形フィルタと称され
るものが現在多くの製品に用いられている。
るものが現在多くの製品に用いられている。
第3図はその一例を示すもので、第3図(a)において
点線の正方形として表されたフォトダイオード上には色
フィルタが設けられている。同図中Yeはイエローすな
わち緑(G)十赤(R)を、Cyはシアンすなわち青(
B)十緑(G)を、Mgはマゼンタすなわち青(B)十
赤(R)を、Gは緑を表している。このような画素部は
フィールドごとに1行ずつずれて上下2行ずつ同時に読
み出される。このような読み出し方式はフィールド蓄積
方式と称されており、その読み出し結果は走査線1につ
いては第4図(a)のようになり、これを3色成分で表
せば第4図(C)のように表され、さらに変化分に着目
すれば第4図(e)のように表される。すなわち、2R
−Gの色差成分が変調された形で得られることになる。
点線の正方形として表されたフォトダイオード上には色
フィルタが設けられている。同図中Yeはイエローすな
わち緑(G)十赤(R)を、Cyはシアンすなわち青(
B)十緑(G)を、Mgはマゼンタすなわち青(B)十
赤(R)を、Gは緑を表している。このような画素部は
フィールドごとに1行ずつずれて上下2行ずつ同時に読
み出される。このような読み出し方式はフィールド蓄積
方式と称されており、その読み出し結果は走査線1につ
いては第4図(a)のようになり、これを3色成分で表
せば第4図(C)のように表され、さらに変化分に着目
すれば第4図(e)のように表される。すなわち、2R
−Gの色差成分が変調された形で得られることになる。
同様に、2行ずれた走査線2についての走査結果は第4
図(b)のようになり、3色成分は第4図(d)に、変
化分は第4図(g)にそれぞれ示される。したがって奇
数番目の走査線からは2R−Gの色差信号が得られ、偶
数番目の走査線からは2B−Gの色差信号が得られる。
図(b)のようになり、3色成分は第4図(d)に、変
化分は第4図(g)にそれぞれ示される。したがって奇
数番目の走査線からは2R−Gの色差信号が得られ、偶
数番目の走査線からは2B−Gの色差信号が得られる。
なお、第4図(a)および第4図(b)の信号を低域フ
ィルタにより平均化すれば第4図(f)に示すようなり
+3G/2+Rの輝度信号が得られ、いずれの走査線に
おいても等しい輝度信号成分が得られることがわかる。
ィルタにより平均化すれば第4図(f)に示すようなり
+3G/2+Rの輝度信号が得られ、いずれの走査線に
おいても等しい輝度信号成分が得られることがわかる。
以上の動作は1760秒ごとに1行ずつ読み出し行をず
らせて奇数フィールドでは1. 2. 3・・・のよう
に、偶数フィールドでは1’、2’、3’・・・のよう
に交互に読み出しが行われる。
らせて奇数フィールドでは1. 2. 3・・・のよう
に、偶数フィールドでは1’、2’、3’・・・のよう
に交互に読み出しが行われる。
第5図に色差順次方式の信号処理回路の概略構成を示す
。レンズ51、赤外線カットフィルタ52、水晶ローパ
スフィルタ53を経て色分離フィルタ54を有するC
CD 55’に人力される。CCD55により得られた
信号はLPFh56および処理部59によって輝度信号
を得、また、BPF57および検波器60によって色差
信号を得ている。さらに色差信号はホワイトバランサ6
2においてCCD信号をLPF、58および処理部61
により得られた信号をもとにホワイトバランスをとって
IH切替器64により遅延回路63で遅延させたものと
させないものとを切替えるようにし、平衡変調器66を
経て混合器65で混合およびγ補正を行ってNTSC信
号を出力するようにしている。なお、CCD55はロジ
ック回路67から出力された信号をもとにCCDドライ
バ68によって駆動される。
。レンズ51、赤外線カットフィルタ52、水晶ローパ
スフィルタ53を経て色分離フィルタ54を有するC
CD 55’に人力される。CCD55により得られた
信号はLPFh56および処理部59によって輝度信号
を得、また、BPF57および検波器60によって色差
信号を得ている。さらに色差信号はホワイトバランサ6
2においてCCD信号をLPF、58および処理部61
により得られた信号をもとにホワイトバランスをとって
IH切替器64により遅延回路63で遅延させたものと
させないものとを切替えるようにし、平衡変調器66を
経て混合器65で混合およびγ補正を行ってNTSC信
号を出力するようにしている。なお、CCD55はロジ
ック回路67から出力された信号をもとにCCDドライ
バ68によって駆動される。
以上のようなフィールド蓄積方式は通常のテレビジョン
カメラのように光入力が連続的である場合には読み出し
に全く問題を生じないが、電子スチルカメラのようにシ
ャッタによる一瞬の光入力しかないカメラの場合には、
奇数番目の走査信号の読み出しが終了した時点ですべて
の信号電荷が読み出されて消滅してしまうため、偶数番
目の走査出力がなくなるという問題がある。
カメラのように光入力が連続的である場合には読み出し
に全く問題を生じないが、電子スチルカメラのようにシ
ャッタによる一瞬の光入力しかないカメラの場合には、
奇数番目の走査信号の読み出しが終了した時点ですべて
の信号電荷が読み出されて消滅してしまうため、偶数番
目の走査出力がなくなるという問題がある。
この問題を解決するために、第3図(b)に示すような
構成の色フィルタが提案されている。すなわち、感光画
素部の光電変換部を奇数および偶数の走査線に対応させ
て分割して設け、1フイールドで読み出される各画素部
に2種類の色フィルタを形成するようにしている。この
ようなカラー固体撮像素子において隣接する2行分の色
フィルタについて1/30秒ごとに信号を取出し、偶数
フィールドにおいて1,2.3・・・、奇数フィールド
において1’ 、2’ 、3’・・・のように読み出す
ことにより完全なインターレース信号が得られることに
なる。この方式はフレーム蓄積方式と称されている。
構成の色フィルタが提案されている。すなわち、感光画
素部の光電変換部を奇数および偶数の走査線に対応させ
て分割して設け、1フイールドで読み出される各画素部
に2種類の色フィルタを形成するようにしている。この
ようなカラー固体撮像素子において隣接する2行分の色
フィルタについて1/30秒ごとに信号を取出し、偶数
フィールドにおいて1,2.3・・・、奇数フィールド
において1’ 、2’ 、3’・・・のように読み出す
ことにより完全なインターレース信号が得られることに
なる。この方式はフレーム蓄積方式と称されている。
第6図(a)は、上述のようなカラー固体撮像装置にお
ける色フィルタの構造を示す平面図であり、同図(b)
、 (C) 、 (d)は断面図である。第6図(b
)に示すように、半導体基板101内にフォトダイオー
ド102が形成され、この上に絶縁膜103を挟んで第
1の色フィルタ104および第2の色フィルタ105が
形成されている。第6図(a)の平面図に示されている
ように、1つのフォトダイオードの受光面は2つの部分
に分割され、一方は第1の色フィルタ104により、他
方は第2の色フィルタ105により、それぞれ覆われて
いる。このようにして、各フォトダイオードの受光面を
2種類の色フィルタで覆えば、第3図(b)に示すよう
なカラー固体撮像装置が形成できる。
ける色フィルタの構造を示す平面図であり、同図(b)
、 (C) 、 (d)は断面図である。第6図(b
)に示すように、半導体基板101内にフォトダイオー
ド102が形成され、この上に絶縁膜103を挟んで第
1の色フィルタ104および第2の色フィルタ105が
形成されている。第6図(a)の平面図に示されている
ように、1つのフォトダイオードの受光面は2つの部分
に分割され、一方は第1の色フィルタ104により、他
方は第2の色フィルタ105により、それぞれ覆われて
いる。このようにして、各フォトダイオードの受光面を
2種類の色フィルタで覆えば、第3図(b)に示すよう
なカラー固体撮像装置が形成できる。
(発明が解決しようとする問題点)
しかしながら、第6図(b)に示した構造は理想的なも
のであって、実際には2つの色フィルタをこのように同
一平面上に形成することは、不可能である。したがって
、従来の装置では、第6図(C)に示すような二層構造
が採られている。すなわち、まず第1の色フィルタ10
4を下層として形成した後、中間層106を形成し、続
いて第2の色フィルタ105を上層として形成する。と
ころが、このような構造では、第1の色フィルタ104
の端部と第2の色フィルタ105の端部とが、フォトダ
イオード102の受光面の分割線上で正確に隙間なく合
わさるように、各色フィルタを形成しなければならない
。このため、かなり高精度な位置制御が必要になるが、
一般に製造工程上でのマスク合せのずれ、傾きなどの影
響があるため、高精度な位置合せは非常に難しくなる。
のであって、実際には2つの色フィルタをこのように同
一平面上に形成することは、不可能である。したがって
、従来の装置では、第6図(C)に示すような二層構造
が採られている。すなわち、まず第1の色フィルタ10
4を下層として形成した後、中間層106を形成し、続
いて第2の色フィルタ105を上層として形成する。と
ころが、このような構造では、第1の色フィルタ104
の端部と第2の色フィルタ105の端部とが、フォトダ
イオード102の受光面の分割線上で正確に隙間なく合
わさるように、各色フィルタを形成しなければならない
。このため、かなり高精度な位置制御が必要になるが、
一般に製造工程上でのマスク合せのずれ、傾きなどの影
響があるため、高精度な位置合せは非常に難しくなる。
特に、貼り合せ色フィルタを用いる場合には、貼り合せ
用の接着剤層の不安定さが加わるために、位置合せ精度
はさらに低下することになる。
用の接着剤層の不安定さが加わるために、位置合せ精度
はさらに低下することになる。
第6図(d)に示すように、下層となる第1の色フィル
タ104を受光部の全面に、上層となる第2の色フィル
タ105を受光部の−・方の分割面に、それぞれ形成す
ることができれば、製造工程時の位置制御は非常に容易
になるが、従来のカラー固体撮像装置では次のような理
由から、このような構造を採ることができない。まず、
第7図のグラフを参照する。第7図(a)〜(d)は、
第6図(b)に示す理想的な構造において、第1の色フ
ィルタ104および第2の色フィルタ105の組合わせ
が、それぞれYe/Mg5Gy/GSCy/Mg。
タ104を受光部の全面に、上層となる第2の色フィル
タ105を受光部の−・方の分割面に、それぞれ形成す
ることができれば、製造工程時の位置制御は非常に容易
になるが、従来のカラー固体撮像装置では次のような理
由から、このような構造を採ることができない。まず、
第7図のグラフを参照する。第7図(a)〜(d)は、
第6図(b)に示す理想的な構造において、第1の色フ
ィルタ104および第2の色フィルタ105の組合わせ
が、それぞれYe/Mg5Gy/GSCy/Mg。
Ye/Gである場合のフォトダイオード102の分光特
性を示すグラフである。ところが、第6図(d)に示す
構造では、このような分光特性を得ることができないの
である。たとえば、Y e / M gの組合わせを第
6図(d)に示す構造にすると、青(B)が第1の色フ
ィルタ104によって受光面の全領域においてカットさ
れてしまうため、青(B)の波長域については透過率が
0%となってしまうのである。このため、従来のカラー
固体撮像装置では、色フィルタを第6図(d)の構造で
形成することはできず、結局第6図(C)の構造を採ら
ざるを得なかったのである。したがって、前述のように
精度良い位置合せが必要とされ、製造が非常に困難とな
っていたのである。
性を示すグラフである。ところが、第6図(d)に示す
構造では、このような分光特性を得ることができないの
である。たとえば、Y e / M gの組合わせを第
6図(d)に示す構造にすると、青(B)が第1の色フ
ィルタ104によって受光面の全領域においてカットさ
れてしまうため、青(B)の波長域については透過率が
0%となってしまうのである。このため、従来のカラー
固体撮像装置では、色フィルタを第6図(d)の構造で
形成することはできず、結局第6図(C)の構造を採ら
ざるを得なかったのである。したがって、前述のように
精度良い位置合せが必要とされ、製造が非常に困難とな
っていたのである。
そこで本発明は、製造時の位置合せ精度が比較的低くで
き、容易に製造を行うことができるカラー固体撮像装置
を提供することを目的とする。
き、容易に製造を行うことができるカラー固体撮像装置
を提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段)
本発明は、二次元平面状に配列された複数の光電変換部
を有し、この各光電変換部の受光面を2分割し、それぞ
れの分割面に透過波長の異なる2種類の色フィルタを設
けたカラー固体撮像装置において、 各光電変換部の受光面の全領域を覆う第1の色フィルタ
層と、受光面の一方の分割面のみを覆う第2の色フィル
タ層とにより2種類の色フィルタを形成し、かつ、第2
の色フィルタ層を原色のフィルタとし、第1の色フィル
タ層を原色の加色混合として得られる補色のフィルタと
し、製造時の位置合せ精度を比較的低くできるようにし
たものである。
を有し、この各光電変換部の受光面を2分割し、それぞ
れの分割面に透過波長の異なる2種類の色フィルタを設
けたカラー固体撮像装置において、 各光電変換部の受光面の全領域を覆う第1の色フィルタ
層と、受光面の一方の分割面のみを覆う第2の色フィル
タ層とにより2種類の色フィルタを形成し、かつ、第2
の色フィルタ層を原色のフィルタとし、第1の色フィル
タ層を原色の加色混合として得られる補色のフィルタと
し、製造時の位置合せ精度を比較的低くできるようにし
たものである。
(作 用)
本発明によれば、受光面の全領域を原色の色フィルタで
覆い、分割面のみを補色のフィルタで覆うようにしたた
め、従来のカラー固体撮像装置と同様の分光特性を得る
ことができる。しかも、2つの色フィルタ層を上下二層
に形成することが可能なため、比較的低い位置合せ精度
で製造が可能となる。
覆い、分割面のみを補色のフィルタで覆うようにしたた
め、従来のカラー固体撮像装置と同様の分光特性を得る
ことができる。しかも、2つの色フィルタ層を上下二層
に形成することが可能なため、比較的低い位置合せ精度
で製造が可能となる。
(実施例)
以下、本発明を図示する一実施例に基づいて説明する。
第1図は、本発明の一実施例に係るカラー固体撮像装置
の平面図である。ここで、第3図(b)と同様に、各フ
ォトダイオードは点線の正方形として表されており、こ
の上に色フィルタの層が設けられている。その断面構造
は第2図の断面図に明示されているように、半導体基板
101内にフォトダイオード102が形成され、絶縁膜
103を挟んで第1のフィルタ層104が設けられてお
り、この上に中間層106を挟んで、第2のフィルタ層
105が形成されている。ここで、第1のフィルタ層1
04は、フォトダイオード102の受光面の全領域を覆
うように形成されており、第2のフィルタ層105は、
受光面の半分に分割された一方(図では右側分割面)の
みを覆うように形成されている。このような構造は、前
述した第6図(d)の構造に相当するものであり、比較
的低い位置合せ精度で製造が可能である。
の平面図である。ここで、第3図(b)と同様に、各フ
ォトダイオードは点線の正方形として表されており、こ
の上に色フィルタの層が設けられている。その断面構造
は第2図の断面図に明示されているように、半導体基板
101内にフォトダイオード102が形成され、絶縁膜
103を挟んで第1のフィルタ層104が設けられてお
り、この上に中間層106を挟んで、第2のフィルタ層
105が形成されている。ここで、第1のフィルタ層1
04は、フォトダイオード102の受光面の全領域を覆
うように形成されており、第2のフィルタ層105は、
受光面の半分に分割された一方(図では右側分割面)の
みを覆うように形成されている。このような構造は、前
述した第6図(d)の構造に相当するものであり、比較
的低い位置合せ精度で製造が可能である。
なお、第1図に示す平面図における色表示は、上方から
見て露出している色フイルタ部分の色のみを表示したも
のであり、実際には各フォトダイオードの左半分に示さ
れた色の色フィルタ層は、右半分に示された色の色フィ
ルタ層の下層に潜りこんでいることになる。たとえば、
第1図の左上のフォトダイオードでは、Wと示された白
色の色フィルタ層(第1の色フィルタ層104)は、R
と示された赤色の色フィルタ層(第2の色フィルタ層1
05)の下の領域にまで延びていることになる。この様
子は第2図の断面図より容易に理解できよう。この第1
図に示す本発明に係る装置の色配列を第3図(b)に示
す従来装置の色配列と比較すると、本発明の特徴がはっ
きりする。第1図の配列では、各フォトダイオードにつ
いて、図の右側に示された色フィルタ層(第2の色フィ
ルタ層105)は、常に原色(R,G、 B)の色フィ
ルタ層であり、図の左側に示された色フィルタ層(第1
の色フィルタ層104)は、原色の加色混合として表さ
れる補色(W−R+G+B、Ye−R+G、Cy■G十
B)の色フィルタ層である。
見て露出している色フイルタ部分の色のみを表示したも
のであり、実際には各フォトダイオードの左半分に示さ
れた色の色フィルタ層は、右半分に示された色の色フィ
ルタ層の下層に潜りこんでいることになる。たとえば、
第1図の左上のフォトダイオードでは、Wと示された白
色の色フィルタ層(第1の色フィルタ層104)は、R
と示された赤色の色フィルタ層(第2の色フィルタ層1
05)の下の領域にまで延びていることになる。この様
子は第2図の断面図より容易に理解できよう。この第1
図に示す本発明に係る装置の色配列を第3図(b)に示
す従来装置の色配列と比較すると、本発明の特徴がはっ
きりする。第1図の配列では、各フォトダイオードにつ
いて、図の右側に示された色フィルタ層(第2の色フィ
ルタ層105)は、常に原色(R,G、 B)の色フィ
ルタ層であり、図の左側に示された色フィルタ層(第1
の色フィルタ層104)は、原色の加色混合として表さ
れる補色(W−R+G+B、Ye−R+G、Cy■G十
B)の色フィルタ層である。
このような色配置を行うことにより、本装置では従来装
置と同様の分光特性を実現できる。たとえば、第1図の
左上のW/Hの組合わせでは、従来装置のY e /
M gの組合わせと同じ分光特性を得ることができるの
である。すなわち、従来のYe/Mgの組合わせでは、
(R+G)+ (R+B)−2R+G+Bという第7図
(a)に示す分光特性が得られ、本装置のW/Hの組合
わせでは、(R+G十B)+R−2R+B+Gとなり、
やはり第7図(a)に示す分光特性が得られるのである
。結局、第1図の色配置を有する本装置は、第3図(a
)に示す色配置を有する従来装置と全く同じ分光特性を
有することになる。したがって、従来装置と全く同様に
画像の形成が可能である。
置と同様の分光特性を実現できる。たとえば、第1図の
左上のW/Hの組合わせでは、従来装置のY e /
M gの組合わせと同じ分光特性を得ることができるの
である。すなわち、従来のYe/Mgの組合わせでは、
(R+G)+ (R+B)−2R+G+Bという第7図
(a)に示す分光特性が得られ、本装置のW/Hの組合
わせでは、(R+G十B)+R−2R+B+Gとなり、
やはり第7図(a)に示す分光特性が得られるのである
。結局、第1図の色配置を有する本装置は、第3図(a
)に示す色配置を有する従来装置と全く同じ分光特性を
有することになる。したがって、従来装置と全く同様に
画像の形成が可能である。
以上のとおり本発明によれば、カラー固体撮像装置にお
いて、受光面の全領域を原色の色フィルタで覆い、分割
面のみを補色のフィルタで覆うようにしたため、2つの
色フィルタ層を上下二層に形成することが可能になり、
従来のカラー固体撮像装置と同様の分光特性を確保しつ
つ、比較的低い位置合せ精度で製造が可能となる。
いて、受光面の全領域を原色の色フィルタで覆い、分割
面のみを補色のフィルタで覆うようにしたため、2つの
色フィルタ層を上下二層に形成することが可能になり、
従来のカラー固体撮像装置と同様の分光特性を確保しつ
つ、比較的低い位置合せ精度で製造が可能となる。
第1図は本発明の一実施例に係るカラー固体撮像装置の
平面図、第2図は第1図に示す装置の−光電変換部の断
面図、第3図は従来のカラー固体撮像装置の平面図、第
4図は第3図に示す装置における読出し走査時の色別読
出し特性を示す図、第5図は一般的なカラー固体撮像装
置からの読出し信号の処理系のブロック図、第6図は一
光電変換部の構成を示す断面図、第7図は従来のカラー
固体撮像装置の分光特性を示すグラフである。 101・・・半導体基板、102・・・フォトダイオー
ド、103・・・絶縁膜、104・・・第1の色フィル
タ層、105・・・第2の色フィルタ層、106・・・
中間層。 出願人代理人 佐 藤 −雄 3面の浄貨(内容に変更なし: 第1図 (b) (d) (#)17
」 0l ((1) Cb)(c)
(d)第7図 手続ネ113正書 昭和62年2月5日
平面図、第2図は第1図に示す装置の−光電変換部の断
面図、第3図は従来のカラー固体撮像装置の平面図、第
4図は第3図に示す装置における読出し走査時の色別読
出し特性を示す図、第5図は一般的なカラー固体撮像装
置からの読出し信号の処理系のブロック図、第6図は一
光電変換部の構成を示す断面図、第7図は従来のカラー
固体撮像装置の分光特性を示すグラフである。 101・・・半導体基板、102・・・フォトダイオー
ド、103・・・絶縁膜、104・・・第1の色フィル
タ層、105・・・第2の色フィルタ層、106・・・
中間層。 出願人代理人 佐 藤 −雄 3面の浄貨(内容に変更なし: 第1図 (b) (d) (#)17
」 0l ((1) Cb)(c)
(d)第7図 手続ネ113正書 昭和62年2月5日
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、二次元平面状に配列された複数の光電変換部を有し
、この各光電変換部の受光面を2分割し、それぞれの分
割面に透過波長の異なる2種類の色フィルタを設けたカ
ラー固体撮像装置において、 各光電変換部の受光面の全領域を覆う第1の色フィルタ
層と、前記受光面の一方の分割面のみを覆う第2の色フ
ィルタ層とにより2種類の色フィルタを形成し、かつ、
前記第2の色フィルタ層を原色のフィルタとし、前記第
1の色フィルタ層を前記原色の加色混合として得られる
補色のフィルタとしたことを特徴とするカラー固体撮像
装置。 2、第2の色フィルタ層が第1の色フィルタ層の上層に
設けられていることを特徴とする特許請求の範囲第1項
記載のカラー固体撮像装置。 3、原色のフィルタが、赤、緑、青の三原色からなり、
補色のフィルタが、シアン、黄、白からなることを特徴
とする特許請求の範囲第1項または第2項記載のカラー
固体撮像装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61310597A JPS63161793A (ja) | 1986-12-25 | 1986-12-25 | カラ−固体撮像装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61310597A JPS63161793A (ja) | 1986-12-25 | 1986-12-25 | カラ−固体撮像装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63161793A true JPS63161793A (ja) | 1988-07-05 |
Family
ID=18007167
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61310597A Pending JPS63161793A (ja) | 1986-12-25 | 1986-12-25 | カラ−固体撮像装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63161793A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006270364A (ja) * | 2005-03-23 | 2006-10-05 | Fuji Photo Film Co Ltd | 固体撮像素子および固体撮像装置、ならびにその駆動方法 |
-
1986
- 1986-12-25 JP JP61310597A patent/JPS63161793A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006270364A (ja) * | 2005-03-23 | 2006-10-05 | Fuji Photo Film Co Ltd | 固体撮像素子および固体撮像装置、ならびにその駆動方法 |
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