JPS63159367A - 環状エノ−ル誘導体およびその製造法 - Google Patents

環状エノ−ル誘導体およびその製造法

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JPS63159367A
JPS63159367A JP62198454A JP19845487A JPS63159367A JP S63159367 A JPS63159367 A JP S63159367A JP 62198454 A JP62198454 A JP 62198454A JP 19845487 A JP19845487 A JP 19845487A JP S63159367 A JPS63159367 A JP S63159367A
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Shinji Terao
寺尾 秦次
Minoru Hirata
稔 平田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、循環系機能障害治療および予防改善剤として
有用な環状エノール誘導体およびその製造法に関する。
従来の技術 成人に多い心臓、脳、腎臓などの病気は、基礎病変の引
き金に虚血状態を伴うことが多い。たとえば虚血性心疾
患、脳虚血障害、虚血性腎障害、虚血性消化器系潰瘍な
とは高度文明社会と高齢化社会の進展に伴い、それらの
罹患率の上昇と共に先進国における死亡率の主因となっ
ている。
最近、虚血性組織における病変の進展、すなわち、細胞
機能の低下、細胞障害、細胞破壊、細胞壊死には白血球
と活性酸素種あるいは活性有機ラジカル種が大きな役割
を果たしていることが明らかにされてきた。(1,Fr
1dovjch  アニュアル レビュー オブ ファ
ーマコロジー アンド トキシコロジ−(Annual
 Review or Pharmacology a
ndToxicology)、23.239(1983
) ; J、M。
McCord、ザ ニュー イングランド ジャーナル
オブ メディシン(The New England 
Journal ofMedicine)、312,1
59(1985)、 K、P。
Burton、 J、M、 McCord、 G、 G
hai、アメリカン ジャーナルオブ フイジオロジ−
(American Journalof Physi
ology)、246 、H776(+ 984))。
生体における活性酸素種あるいは活性有機ラジカル種と
してはスーパーオキサイド(superox ide 
:0;・)、水酸化ラジカル(・OH)、−重項酸素(
’ot)、過酸化ラジカル(Roo・)などが考えられ
ている。とりわけ、虚血状態から再び血液が再潅流され
る際に起る異常な酸素吸収とスーパーオキサイド(0;
・)の過剰な産生は無差別な細胞または組織の障害を引
き起す原因となっているものと考えられている。
虚血再潅流あるいは虚血後の組織障害の保護あるいは改
善にスーパーオキサイド(O;・)を効果的にまたは特
異的に消去するスーパーオキサイド・ディスムターゼ(
superoxide dismutase)が効果的
であることが報告されている。[D、N、Grange
r。
G、Rutili、 J、M、McCord、ガストロ
エンテロロジー(Gastroenterology)
、 81 、82 (1981) )。また、アスコル
ビン酸、α−トコフェロール、システィン、LH元型グ
ルタチオンなどの化合物は遊離ラジカルの消去作用を有
し、これら化合物はある種の疾病状態において遊離ラジ
カルが関与すると予想される組織障害を予防することが
できるとされている( 1.Fr1dovich、サイ
エンス(Science)、 2社、875(1978
))。
発明が解決しようとする問題点 本発明者らは、生体組織障害、特に心臓、脳、腎臓、肺
、消化器管系における虚血再潅流後の障害に対して、活
性酸素種および有機ラジカル種が極めて重要な役割を果
しているとするこれまでの生化学的並びに薬理学的基礎
研究に立脚し、上述した遊離ラジカル消去剤に比較して
、化学合成上のみならず薬理学的にも製剤学的にも優れ
た新しいタイプの活性酸素種および有機ラジカル消去剤
を目的とした薬剤の探索研究を推進してきた。その結果
、ある種の環状エノール誘導体がアスコルビン酸、α−
トコフェロールなどに比較してさらに強力な活性酸素種
および有機ラジカル種の消去作用を示し、低用量で虚血
性心および脳機能障害や腎障害を抑制することを見い出
し、これらの知見に基づいてさらに研究を進めた結果、
本発明を完成した。
本発明は、式 〔式中、Xは硫黄原子または置換基を有していてもよい
窒素原子を、Yは結合手、酸素原子、フェニレン、フェ
ニレンオキシまたはオキシフェニレンオキシを、R1は
水素原子または置換基を有していてもよい炭化水素残基
を、R2は炭化水素残基を示し、R1はXとしての窒素
原子とともに5ないし7員環を形成していてもよい。〕
で表わされる化合物、および 式 %式%() 〔式中、X、Y、R’およびR2は前記と同意義を、Z
は低吸アルキルを示す〕で表わされる化合物を、塩基の
存在下環化反応に付すことを特徴とする化合物(1)の
製造法を提供するものである。
Xで表わされる置換基を有していてもよい窒素原子の置
換基としては、アルキル、アルケニル、アルキニル、ア
リール、アラルキルなどの炭化水素残基やチェニルなど
の複素環基もしくは複素環−アルキル基か挙げられ、ア
ルキルとしては炭素数l〜15のもの、例えばメチル、
エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イ
ソブチル、n−ペンチル、n−ヘキシル、n−ヘプチル
、n−オクチル、n−ノニル、n−デシル、n−ウンデ
シル、ドデシルなどが挙げられ、1以上の置換基(例、
水酸基+Cl−3アルコキン、ハロゲン、カルボキン+
 CI−3アルコキノカルボニルなど)を有していてよ
く、アルケニルとしては炭素数2〜5のもの、例えばビ
ニル。
アリル、イソプロペニルなどが、アルキニルとしては炭
素数2〜5のもの、例えばエチニル、2−プロピニル、
2−ブチニルなどが、アリールとしては、置換基(例、
水酸基+Cl−8アルキル、ハロゲン、トリハロゲノメ
チル+Cl−3アルコキシなど)を有していてもよいフ
ェニル、例えばフェニル、3−トリフロロメチルフェニ
ル、4−ヒドロキシフェニル、4−メトキシフェニル、
3.4−ジヒドロキシフェニルなどが、アラルキルとし
ては、置換基(例、ハロゲン、トリハロゲノメチル、メ
チレンジオキシ、アルコキシ、アルコキシカルボニル、
カルボキシルなど)を有していてもよいフェニル−01
−、アルキルやナフチル−C4−,アルキル、例えば、
ベンジル、3,4.5−トリメトキシベンジル、2゜5
−ジフトキン−3,4,6−ドリメチルベンノル。
3.4−ジメトキシベンジル、3,4−メチレンジオキ
シベンジル、4−エトキシカルボニルベンジル、4−カ
ルボキシベンジル、フェネヂル、フェニルプロピル、、
3−トリフルオロメチルベンジル、2−,3−、または
4−クロロベンジル、1−または2−ナフチルメチルな
どが、複素環または複素環−アルキルとしては、2〜チ
エニル、3−ヂエニルメチルなどが挙げられる。
該窒素原子が、R’の炭化水素残基、好ましくは硫黄原
子を含んでいてよいアルキルと形成しうる5〜7員環と
しては、ピロリノン、ピペリジン。
ヘキサメチレンイミン、チアゾリジンなどが挙げられ、
これらの環状基は置換基(例、水酸基、C8−3アルキ
ル、カルボキシなど)を有していてもよい。
上記化合物(1)において、Y(スペーサー)で表わさ
れるフェニレン、フェニレンオキシおよびオキシフェニ
レンオキシに関しては、o−、m−もしくはp−のいず
れの置換形式でもよい。とりわけYとしては、結合手、
p−フェニレン、o−、m−もしくはp−フェニレンオ
キシ、または酸素原子であることか好ましい。
R1としての炭化水素残基としては、低級(Ct−e)
アルキル、低級(ct−e)アルケニル、低級(C2−
6)アルキニル、アリールなどか挙げられこれらの基は
置換基を有していてもよい。
上記低級アルキル基としては、たとえば置換基を有して
いてもよい直鎖状または分枝状のアルキル基か挙げられ
る。直鎖状または分枝状のアルキル基におけるアルキル
基としては、たとえば、メチル、エチル、プロピル、イ
ソプロピル、n−ブチル。
n−ペンチル、n−ヘキシルなどが挙げられ、とりわけ
Ct−Sの低級アルキルか好ましい。
上記低級アルケニルとしてはCt  C4の低級アルケ
ニルが好ましく、例えばエチニル、l−もしくは2−プ
ロペニル、イソプロペニル、イソブテニル、!−、2−
もしくは3−ブテニルなどが挙げられる。
上記低級アルキニルとしては、C,−C4の低級アルキ
ニルが好ましく、例えばエチニル、1−らしくは2−プ
ロピニル、l−,2−#J+、<は3−ブチニルなどが
挙げられる。
上記アリールとしてはフェニル汁フチルなどが挙げられ
る。
これらの炭化水素残基は同一または異なる1〜3個の置
換基を有していてもよく、例えば置換されていてもよい
水酸基、C,−C3の低級アルキルチオ、置換されてい
てもよいフェニルチオ、置換されていてもよいフェニル
、ヒニル、置換されていてもよいエチニルらしくはカル
ボキンが引ヂられる。
置換されていてもよい水酸基の置換基として、メチル、
エチル、n−プロピル、イソプロピル、アリル。
プロパルギル、フェニルなどが、置換されていてもよい
フェニルチオ基および置換されていてもよいフェニル基
のフェニル基の置換基として、水酸基、メトキシ基、フ
ルオロ基などが、また置換されていてもよいエチニル基
の置換基として、メチル。
エチル、フェニルなどが、それぞれ挙げられる。
上記R1は、水素原子であるか、水酸基もしくはカルボ
キシル基で置換されたまたは無置換の低級(C1−S)
アルキル、水酸基、カルボキンル基Cl−3アルコキシ
カルボニル基または(および)フェニル基で置換された
または無置換のフェニルであることがとりわけ好ましい
化合物(1)におけるR2に関し、炭素数2以上の炭化
水素として、例えばアルキル、アルケニル。
アルキニルまたはアラルキルなどが挙げられ、炭素数6
〜20のものが好ましい。またアルケニル。
アルキニルの場合、■ないし4の不飽和結合(二重また
は三重結合)を有するものが好ましい。
上記アルキルとして、例えばn−プロピル、イソプロピ
ル、n−ブチル、イソブチル、n−ペンチル、n−ヘキ
ンル、n−ヘプチル、n−オクチル、n−ノニル。
n−デシル、n−ウンデシル、n−ドデシル、n−)リ
ゾシル、n−テトラデシル、n−ペンタデシル、n−ヘ
キサデシル、n−ヘプタデシル、n−オクタデシル、n
−ノナデシル、n−エイコシルなどが挙げられる。
上記アルケニルとして例えば7−へキサデセニル、9−
オクタデセニル、9.12−オクタデカノエニル、9,
12.15−オクタデカトリエニル、8゜11.14−
エイコサトリエニル、5.8,11゜14−エイコサテ
トラエニルなどが挙げられる。
上記アルキニルとして、例えば6−オクテニル。
8−デシニル、IO−ドデシニル、12−テトラデシニ
ル、14−ヘキサデシニル、16−オクタデシニルなど
が挙げられる。
これらアルキル、アルケニルおよびアルキニルは、とり
わけ炭素数9〜20のものが好ましい。
上記アラルキルとしては、置換基(例、ハロゲン、C6
−。アルキル、C3−。アルコキシなど)を有していて
もよいフェニル−〇 t−sアルキル、C1−。ナフチ
ル−01−3アルネル、たとえばベンジル、4−クロロ
ベンジル、フェネチル、フェニルブチル。
フェニルブチル、ジフェニルメチル、2.2−ジフェニ
ルエチル、l−ナフチルメチル、2−ナフチルメチル。
l−ナフチルエチル、2−ナフチルエチルなどが挙げら
れる。
本発明の化合物(1)は、例えば化合物(IT)を塩基
の存在下環化反応に付すことにより製造することができ
る。
上記塩基(塩基性縮合剤)としては、水素化アルカリ金
属(例、水素化ナトリウム)なとの無機塩基や有機アル
カリ金@(例、カリウム第3級ブトキシド、リヂウムノ
イソブロピルアミド)などの有機金属塩基が挙げられ、
溶媒としては、アルコール類(例、第3級ブタノール)
、エーテル類(例、ジオキサン、テトラヒドロフラン)
、アミド類(例、N。
N−ジメチルホルムアミド、ヘキサメチルホスホルアミ
ド)などの有機溶媒が挙げら、れる。反応温度は0°〜
70℃の範囲で行うことができ、反応は約1〜8時間で
終了する。
原料化合物(■)は、例えば下記の工程で製造すること
ができる。
R’−Y−CIl、C0OH 1)i tlyi :J2(D?+!a(t、 ′、、
、〔式中、X、Y、Z、R’およびR1は前記と同意義
を、Zlは低級アルキルを、z2.はハロゲンを示す〕 上記工程は、例えば酢酸エステル(III)にハロゲン
化炭化水素(R″−z2)を塩基の存在下に反応させて
得られる化合物(IV)をアルカリ加水分解してカルボ
ン酸体(V)とし、このカルボン酸体を化合物(Vf)
と反応させ中間体(II)を製造する。
上記製造工程において、化合物(fV)の製造に用いる
塩基としては、例えば炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、
水素化ナトリウムなどが挙げられ、反応溶媒としてメタ
ノール、エタノール、ジメチルスルホキサイド、N、N
−ジメチルホルムアミド、ジオキサン、テトラヒドロフ
ランなどが用いられる。
化合物(IV)を通常公知の方法でアルカリ性加水分解
を行い、酸性にして)1!離のカルボン酸体(V)を得
る。
さらにXが窒素原子の場合、カルボン酸体(V)のカル
ボキシル基をそれ自体公知の方法で活性化し、N−置換
あるいは無置換グリシンエステル体(VT)によりアミ
ド化して中間体(II)を製造する。
本反応工程におけるカルボキシル基の活性化には、通常
の酸クロライド、混合酸無水物、活性エステル化などの
方法が用いられる。アミド化反応には、炭酸カリウム、
炭酸ナトリウム、水酸化ナトリウム。
ピリジン、トリエチルアミン、などの無機または有機塩
基が用いられ、反応溶媒としての水またはメタノール、
エタノール、アセトン、テトラヒドロフラン、アセトニ
トリルなどの単独または含水溶媒中で行われる。
またXが硫黄原子の場合は、カルボン酸体(V)のカル
ボキシル基を自体公知の方法で活性化し、これをα−置
換チオグリコール酸エステル体(V[)と反応させ(チ
オエステル化反応)で中間体(n)を製造する。カルボ
キシル基の活性化には、公知の酸クロライド、混合酸無
水物、活性エステル化などの方法が用いられる。チオエ
ステル化反応は、炭酸カリウム、トリエチルアミンなど
の脱酸剤の存在下に有機溶媒中(例、アセトン、テトラ
ヒドロフラン、ジクロルメタン、アセトニトリルなど)
で行われる。
かくして製造される化合物(I)は自体公知の分離・精
製手段、(例えば、ソリ力ゲルクロマトグラフィー、再
結晶など)により単離採取することができる。
本発明化合物(1)は、ラット脳ホモジエネートを用い
た試験管内実験で抗酸化作用を、またラット心臓におけ
る虚血−再濯流モデルあるいはラット虚血脳モデルある
いは酸素フリーラジカルによるラット腎障害モデルなど
においてそれぞれ機能障害を予防および改善する作用を
示し、しかも毒性、副作用は極めて低い。したがって本
発明化合物(1)は、哺乳動物(例、マウス、ラット、
ウサギ。
イヌ、サル、ヒトなど)における虚血性心臓障害(不整
脈、冠状動脈重縮1紐織の壊死、心筋梗塞など)。
クモ膜下出血障害、虚血性脳組織障害(例、脳梗塞。
ぼけ、老人性痴呆症など)、虚血性腎障害、虚血性消化
管障害(例、消化管潰瘍など)などの諸障害に対して治
療および予防改善効果が奏されろため、循環系機能障害
予防改善剤として用いることができる。
上記循環系機能障害予防改善剤としての使用の具体例と
しては、たとえば抗不整脈剤、抗心筋梗塞剤、抗脳梗塞
、ぼけ、老人性痴呆症予防剤、クモ膜下出血後の治療改
善などの循環器系改善剤、腎機能改善剤、ストレス性消
化器潰瘍治療剤などが挙げられる。
本発明化合物は毒性が低く(例えばマウスにおける急性
毒性試験ではI OOOmg/Kg経口投与で死亡する
例は認められなかった。)、本発明化合物(I)はそれ
自体公知の薬理的に許容される担体。
賦形剤、希釈剤などと混合し、自体公知の方法に従って
、医薬組成物[例、錠剤、カプセル剤(ソフトカプセル
、マイクロカプセルを含む)、液剤、坐剤。
注射剤、経鼻剤]として経口的らしくは非経口的に安全
に投与することができる。投与量は投与対象。
投与経路、症状などによっても異なるが、上記哺乳動物
に経口的に投与する場合、化合物(1)として通常1回
量として約0 、1 mg/ Kg〜50 mg/ K
g体重、好ましくは約0 、5 mg/ Kg−20m
g/ Kg体重を1日1〜3回程度投与する。
また、非経口的に投与する場合、たとえば坐剤としては
化合物(1)として約5 mg−10mg/Kgを1日
1ないし2回投与すればよい。注射剤としては化合物(
1)として約0 、1 mg/Kg 〜5 mg/Kg
を1日1ないし2回投与することが望ましい。
上記経口製剤、例えば錠剤を製造する際には、結合剤(
例、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシメチル
プロピルメチルセルロース、マクロゴールなど)、崩壊
剤(例、デンプン、カルボキシメチルセルロースカルシ
ウムなど)、賦形剤(例、乳糖、デンプンなど)、滑沢
剤(例、ステアリン酸マグネシウム、タルクなど)など
を適宜配合することができる。
また、非経口製剤、たとえば注射剤を製造する際には、
等張化剤(例、ブドウ糖、D−ソルビトール、D−マン
ニトール、塩化ナトリウムなど)、防腐剤(例、ベンノ
ルアルコール、クロロブタノール。
パラオキン安息香酸メチル、パラオキシ安息香酸プロピ
ルなど)、緩衝剤(例、リン酸緩衝液、酢酸ナトリウム
緩衝液など)などを適宜配合することができる。
作用および実施例 実験例1 ラット脳ホモジェネートにおける過酸 化脂質生成の抑制作用 (1)方法 雄性SDラット(12週令)をベンドパルビタール麻酔
下、瀉血したのち脳組織を摘出した。脳組織をリン酸緩
衝液(pH7、4)中ホモジェネートし、5%ホモジェ
ネートとして用いた。同ホモジエネートを37°C,1
時間インキュベートした後、Ohkawaら[アナリテ
ィカル・バイオケミストリー(Analytical 
 Biochemistry)、 95 :351 。
1979]の記載にしたがって過酸化脂質の生成量をチ
オバルビッール酸(TBA)法により測定した。
被験薬物は5%ホモジエネート中インキュベートする前
に最終濃度10−’Mとなるように添加した。過酸化脂
質生成の抑制作用は溶媒(DMSO)添加群と比較し、
%抑制率として表わした。
(ii)結果を表1に示した。
表  ! ラット脳ホモジェネートにおけろ過酸化脂質生成に対す
る抑制作用(T B A法) ※註)各化合物の濃度は10−’Mで、各実験例数は3
゜ 抑制率は平均値で示した。
実験例2 ラット心臓の冠動脈閉鎖−再濯流時に おける心室性不整脈発生の抑制作用= (i)方法 雄性SDラット(9〜13週令、250−370g)を
用いた。ベンドパルビタール麻酔9人口呼吸下に開胸し
、左冠動脈前下行技を絹糸で5分間結紮し、ついで閉鎖
を解き再濯流し10分間観察した。標準四肢第■誘導心
電図を記録し心室性不整脈の発生を調べた。
被験薬物は無麻酔下に冠動脈閉鎖を行う約180分前に
10 mg/ Kgをアラビアゴム懸濁液として経口投
与した。結果は表2に示した。
(ii)結果 左冠動脈面下行技を5分間閉鎖したのち、再浦流した時
、単発的にみられろ期外収縮(PVCs)や、心室性頻
脈(VT)および心室性細動(VF’)で代表される心
室性不整脈が発生する。VTおよびVFは発作性に繰り
返しみられるか、または持続的なVP発生により死亡に
至る。
Vehicle投与群(対照)ではVFおよびVTが9
0%以上の動物てみられそれらの持続時間はそれぞれ約
80および20〜30秒であり、また10〜25%の動
物は持続的なVF発生により死亡しf二。
化合物(4−1)の3mg/Kgおよび(4−p)の1
0mg/ Kg投与群ではそれら不整脈発生が芹しく有
色に抑制された。また不整脈が発生したとしても、その
持続時間は短縮された。したがってVFによる死亡率ら
低かった。また単発性のPVCsの発生らVehicl
eflTで10回/分前後であったが、化合物(4−1
)および、(4−p)投与群では有意に少なかった。
一方、ビタミンCおよびビタミンEの50mg/Kg経
口投与では有色な影響は認められなかった。
心室性細動および心室性頻脈の発生頻度は発生個体数/
実験例数(%)、また持続時間は秒で平均”±SEMを
示す。期外収縮は期外収縮数/min、死亡率は、死亡
数/実験例数(%)で示した。
実験例3 マウスにおける急性毒性 (1)方法 雄性Crj−ICRマウス(・1週令、21〜26g)
を用いた。1群6匹として、化合物(4−b、・1−1
)をそれぞれ300および1000 mg/Kgを経口
投与した。
薬物投与後、各群毎にケージに飼い、24時間症状観察
を行った。
薬物はアラビアゴム@蜀液とし、0.1h4/10gの
容量で投与した。
(11)結果 化合物(4−b、41)をそれぞれ300および100
0 mg/Kgを経口投与した時、両群とも半数例に鎮
静状態および眼瞼下垂が認められたが、いずれも3時間
以内に回復した。2・1時間の観察時間で両群ともに死
亡例はなかった。
参考例1 4−ヒドロキシフェニル酢酸エチル(18g、Ol m
ol)と臭化ドデシル(25g、0.1mol)のN、
N−ジメチルホルムアミド(DMF、100寸)溶液に
炭酸カリウム(15g、O,lm01)を加え、100
℃で1時間加熱かくはんした。冷却後反応液に水(20
0d)を加え、イソプロピルエーテル(IPE)で抽出
した。有機層を水洗、乾燥後減圧濃縮した。生成物をメ
タノール(food)とテトラヒドロフラン(THF、
I OOd)の混合溶媒に溶かし、水酸化ナトリウム(
l Og、0.25mol)水溶液を加えて50℃で加
熱かくはんした。反応液は減圧濃縮後2規定塩酸でpl
−1=4とし、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層
を水洗、乾燥後減圧濃縮し、得られた粗結晶をヘキサン
−IPEから再結晶して4−ドデシルオキシフェニル酢
酸(l−e、20g、63%)を得た。なお、上記参考
例に従って化合物(1−a−1−d及び1−r−1−k
)を合成した。物性及びN MRスペクトルを表3に示
す。
参考例2 3,4.5−トリメトキンベンズアルデヒド(2g。
10mmol)とグリンンエチルエステル塩酸塩(1,
4g、 10 mmol)のエタノール溶液(50滅)
に炭酸水素ナトリウム(l g、 I 2 mmol)
と5%−パラジウム炭素(0,3g)を加えた。反応液
を1気圧水素下50℃で16時間加熱かくはんした。冷
却後反応液をろ過して触媒を除去してから減圧濃縮した
。生成物をシリカゲルクロマトグラフィー(展開溶媒:
I PE:酢酸エヂルー1 :l)にかけて精製し、N
−(3,4,5−トリメトキシベンジル)アミノ酢酸エ
チル(2−h、 1.5g、47%)を得た。物性及び
N M Rスペクトルを表11に示す。
参考例3 4−クロロベンジルブロマイド(4,2g、20mmo
 l )とグリンンエチルエステル塩酸塩(2、8g。
20 mmol)のD M F溶液(50d)に炭酸カ
リウム(5g)を加え、60℃で3時間加熱かくはんし
た。冷却後反応液に水(100d)を加え、生成物を酢
酸エチルで抽出した。NR層を水洗、乾燥後減圧濃縮し
fこ。生成物をシリカゲルクロマトグラフィー(展開溶
媒:I PE:酢酸エチル=I:l)にかけて精製しN
−(4−クロロベンジル)アミノ酢酸エチル(2−j、
2.7g、60%)を得た。物性及びNMRスペクトル
を表4に示す。
参考例4 4−ホルミル安息香酸メチル(6、4g、 40 mm
ol)とグリシンエチルエステル塩酸塩(5,6g、4
0mmoりのエタノール溶液(50mGに炭酸カリウム
(5,6g、40mmol)を加え、室温下1時間かく
はんした。反応液に水素化シアノボロハイドライド(2
g、 50 mmol)を加え、さらに18時間かくは
んした。反応液をろ過し、ろ液を減圧濃縮した。残渣に
水(50d)を加え酢酸エチルで抽出した。有機層を水
洗、乾燥後減圧濃縮した。生成物を7リカゲルクロマト
グラフイー(展開溶媒:rPE・酢酸エチル−1:1)
にかけて精製しN−(4−メトキンカルボニルベンジル
)アミノ酢酸エチル(2−g。
5g、50%)を得た。
上記と同様の反応によって、化合物(2−a〜2−f、
 2− i)を合成した。物性及びNMRスペクトルを
表4に示した。
(以下余白) 参考例5 4−ドデシルオキシフェニル酢酸(3、2g。
0、OImol)のジクロルメタン溶液(50旋)にオ
キザリルクロリド(2M/、)を滴下した。反応液を3
0分室温で反応させ、さらに50℃で30分かくはん後
減圧濃縮した。残渣をジクロルメタン(10d)に溶か
し、N−メチルグリシンエチルエステル塩酸塩(1,6
g、0.01mol)のジクロルメタン(50+J)と
トリメチルアミン(4旋)の混合溶液に0℃で滴下した
。反応液を室温下1時間かくはんした後、I PE(I
 OOd)を加え水洗、乾燥後減圧濃縮した。生成物を
シリカゲルクロマトグライー(展開溶媒:I PE:酢
酸エチル=1:1)にかけて精製し、エチルN−(4−
ドデシルオキシフェニルアセチル)−N−メヂルアミノ
酢酸(3−i。
4.0g、95%)を得た。
上記参考例に従って類縁体(3−aから3−〇)を合成
した。物性及びNMRスペクトルを表5および表6に示
した。
参考例6 参考例5の方法に従って、オクタデソルオキシ酢酸をオ
キザリルクロリドと反応させ、相当する 、酸クロライ
ドとなし、N−(3,4,5−トリメトキシベンノル)
グリシンエチルエステル(2−h)と反応して、N−(
3,4,5−)リメトキンベンジル)−N−オクタデシ
ルオキシアセチルグリンンエチルエステル(3−p)を
合成した。油状物。
組成式:C5−1155N C9 NMRスペクトル(CD CI3):δ 6.40(2
H,s)、4.58C211,m) 、 4.16(2
11,m) 、3.86(4H,m) 、 3.75(
9H1s) 、 3゜45(2H,m)、1.65(2
H,)、1.24(33H,m)、0.85(3H,m
)参考例7 参考例5の方法に従って、表6(■)に示した化合物(
3q〜3t)を合成した。
参考例8 4−ドデシルオキシフェニル酢酸(3、2g。
0、Olmol)のジクロルメタン溶液(50d)にオ
キザリルクロリド(2旋)を滴下した。反応液を30分
室温で反応させ、さらに50℃で30分かくはん後減圧
濃縮した。残渣をジクロルメタン(10d)に溶かし、
チオグリコール酸エチル(1,2戒、0.Olmol)
のジクロルメタン(50滅)とトリメチルアミン(4滅
)の混合溶液に0℃で滴下した。
反応液を0℃で2時間かくはんした後、IPE(+00
d)を加え水洗、乾燥後減圧濃縮した。生成物をシリカ
ゲルクロマトグライー(展開溶媒ニジクロロメタン:ヘ
キサン−1二りにかけて精製し、5−(4−ドデシルオ
キシフェニル)アセチルチオグリコール酸エチル(3−
u、2.8g、66%)を得た。
組成式:C24f(3gC24 f(3スペクトル(CD CQ3.δ値): 7,15
(2)1.d、911z) 、 6.82(211,d
、 911z) 、4 、13(2ti、Q、 7Hz
) 、 3.90(211゜t、711z)、3.76
(28,s)、3.61(2tl、s)、1.73(2
H,m)。
1.25(18H,m)、1.21(3H,t、7Hz
)、0.86(3t1.m)参考例9 一10℃にて、フェニル酢酸エチル(13,1g。
0.08滅)と塩化アルミニウム(24,5g、0.1
8滅)の1.2−ノクロロエタン溶液(50りにウンデ
カノイルクロリド(20rn1)を滴下した。反応液を
室温で20分さらに50℃で4時間攪拌したのち、濃塩
酸(40yd)と水(160g)の混合液中に注ぎ込ん
だ。生成物を酢酸エチルて抽出し、有機層を水洗、乾燥
後減圧下で濃縮した。得られた残渣をエタノール(10
0d)に溶解し、水冷下にて水素化ホウ素ナトリウム(
1,18g、0.03d)を加えた。反応液を室温にて
1.5時間攪拌したのち、l規定塩酸(60d)を加え
、酢酸エチルで抽出した。有機層を水洗、乾燥後減圧濃
縮した。
生成物をンリカゲルクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘ
キサンー酢酸エヂルー5:l)にかけて精製し、4−(
1−ヒドロキシウンデシル)フェニル酢酸エチル(3−
v、I 0.9g、41%)を得た。油状物。
組成式:C7I■4340゜ NMRスペクトル(CDC(!3.δ値):  7.2
7(4!lm)。
4、63(IH,t 、 711z) 、 4.12(
2!l、 q、 7Hz) 、 3.57(2t1.s
) 。
1.70(2H,m)、1.25(19H,m)、0.
86(311,m)4−(1−ヒドロキシウンデシル)
フェニル酢酸エチル(9,7g、0.029d)の酢酸
溶媒(501n1.)に10%−パラジウム炭素を加え
た。反応液をl気圧水素118時間攪拌したのちろ過し
て触媒を除去し、濃アンモニア水と水(100g)の混
合液中に注ぎ込んだ。生成物を酢酸エチルで抽出し、有
機層を水洗、乾燥後減圧濃縮して4−ウンデシルフェニ
ル酢酸エチル(3−w、8.2g、88%)を得た。油
状物。
組成式:C2計1.、O。
NMRスペクトル(CDC(23,δ値)ニア、15(
4H,m)。
4、13(2H,q 、711z) 、3.55(21
1,s) 、2.57(21+、 t 、 8Hz) 
2.55(21,m) 、 1.27(191(、m)
 、0.86(3H,m)4−ウンデシルフェニル酢酸
エチル(7、2g。
0.023d)をメタノール(40滅)とテトラヒドロ
フラン(40d)の混合溶媒に溶かし、水酸化ナトリウ
ム(2,2g、0.055−)を加えて50℃で20分
攪拌した。反応液を減圧濃縮後、2規定塩酸てpH= 
4とし、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を水洗
、乾燥後減圧濃縮し、得られた粗結晶をヘキサンから再
結晶して4−ウンデンルフェニル酢酸(3−x、1.8
g、27%)を得た。mp。
83−84°C 組成式:clllo30o2 NMRスペクトル(CDCρ3.δ値):  7.15
(411,s)。
3、59(2H,s) 、 2.59(2M、 t 、
811z) 、 1 、10(211,m) 、 1.
26(1611、m)、0.87(311,m)参考例
1O 参考例5の方法に従って、4−ドデシルオキシフェニル
酢酸をオキザリルクロリドと反応させて相当する酸クロ
リドとなしアスパラギン酸ジエチルエステルと反応させ
て、N−(4−ドデシルオキシフェニルアセチル)アス
パラギン酸ジエチルエステル(3−y)を合成した。
組成式: Ct s Ha s N OsN MRスペ
クトル(CDC(3,δ値):  7.15(2+1.
6゜9Hz) 、 6,83(211,d 、 9Hz
) 、 6.43(18,d 、 911z) 、 4
.80(III 。
dt 、 511z、 911z) 、 4.15(2
H,Q、 711z) 、 4.08(211,4、7
Hz) 。
3、93(2H,t 、 6112)、 3.51 (
2H,S)、 2.93(IH,dd、 511z 。
17112) 、 2.75(ill、dd、 511
z 、 1711z) 、 1.75(2H,m) 、
 1 、27(18[1,m) 、 1.21(311
,t 、 7Hz) 、 1.16(3R,t 、 7
Hz) 、 0.87(3H,m) 4−(4−ドデシルオキシフェニルアセチル)アスパラ
ギン酸ジエチルエステル(2,0g、4.Imm。
1)とヨウ化メチル(0,76d)をDMF(20雁)
に溶解し、水冷下で水素化ナトリウム(60%油状、0
.2g、4.8mmol)を加え30分攪拌した。反−
芯液に飽和塩化アンモニウム水溶液(50滅)を加え、
rPEで抽出した。有機層を水洗、乾燥後減圧濃縮して
、N−(4−ドデシルオキシフェニルアセチル)−N−
メチルアスパラギン酸ジエチルエステル(3−z)の粗
製物(2,0g)を得た。
組成式:CyeH47NOe NMRスペクトル(CD C10,δ値):  7.1
3(2H,m)。
6.83(211,m) 、 4.90(lII、+n
) 、 4.15(411,m) 、 3.91(2H
,t 。
6)1z)、3.81 :3.67 (2H,s) 、
 3.01 :2.78(311,s) 、 2.95
(2H,m)、1.75(2H,m)、 1.27(2
4tl、m)、0.87(311,m)実施例1 エチル N−(4−ドデシルオキシフェニルアセチル)
−N−メヂルアミノ酢酸(4,0g、0.01mol)
をTHF(50d)とDMF’(l Od)の混合溶媒
に溶かし室温下カリウム第3級ブトキシド(1,8g、
 1.6mol)を加えた。反応液は1時間かくはんし
た後2規定塩酸(20d)を加え生成物を酢酸エチルで
抽出した。有機層を水洗、乾燥後減圧濃縮し、粗結晶を
lPE−酢酸エチルかろ再結品し、N−メヂルー3−(
4−ドデシルオキシフェニル)−4−ヒドロキシ−3−
ピロリン−2−オン(4−b、2.4g、71%)を得
た。上記と同様の反応によって化合物(4−a、4−c
〜4−t、5−a〜5−g)を合成した。物性及びNM
Rスペクトルは表71表8、表91表10および表11
に示した。
実施例2 S−(4−ドデシルオキシフェニル)アセチルチオグリ
コール酸エチル(2,8g、6.6mmol)をTHE
(50旋)とDMF(10旋)の混合溶媒に溶かし室温
下カリウム第3吸ブトキッド(1,1g、IOmmol
)を加えた。反応液は1時間かくはんした後2規定塩酸
(20y、ff)を加え生成物を酢酸エチルで抽出した
。有機層を水洗、乾燥後減圧濃縮して得られろ残渣をシ
リカゲルクロマトグラフィー(展開溶媒:酢酸エチル)
にかけて精製し、さらに粗結晶をrPEから再結晶して
2.5−ジヒドロ−4〜ヒドロキン−3−(4−ドデシ
ルオキシフェニル)チオフェン−2−オン(5−h、1
3mg、0.5%)を(’J)た。mp、173−17
5°C組成式:C2dlt20:+S NMRスペクトル(CDCQ3中):  7.54(2
fl、d、9!lz)、 6.85(211,d、91
1z)、3.93(211,s)、3.93(21(、
t、611z)。
1.75(211,m)、 1.27(+811.m:
1,0.87(311,m)実施例3 実施例1の方法に従ってN−(−1−ドデシルオキソフ
ェニルアセチル)−N−メチルアスパラギン酸ジエチル
エステルよりN−メチル−5−エトキシカルボニルメチ
ル−3−(4−ドデシルオキシフェニル)−4−ヒドロ
キン−3−ピロリン−2−オンを合成した。mp、10
1−102°C組成式:CttH3□03S NMRスペクトル(CDCff3中):  7,85(
211,d、911z)、6.85(211,d、91
1z)、4.25(111,dd、旧1z、611z)
、4.03(2If、 q、 6!(z) 、 3.9
3(211,L 、 6Hz) 、3.00(III、
dd、411z、 16Hz) 、 2.80(311
,s) 、 2.63(IIl、dd、 611z、 
1611z) 、 l 、 68(211、m) 、 
1.25(18H,m) 、 1. I 1(311,
t 、61!z) 、0.86(311,m)実施例4 リヂウムジイソプロピルアミド(1、I mmol)の
T I−I F溶液(16,bf)に、−78℃にてN
−メチル−3−(3−ドデシルオキシフェニル)−4−
ヒドロキン−3−ビロリン−2−オン(0,19g。
0 、5 mmol)を加え、0℃で5分さらに室温で
10分攪拌した。反応液を一78℃に冷却後ベンズアル
デヒド(0,15y、&、1.5mmoりを加え30分
攪拌した。飽和塩化アンモニウム水溶液(2oy、、β
)を加え、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を水
洗、乾燥後減圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲルクロ
マトグラフィー(展開溶媒:酢酸エチル:ヘキサン=I
:I)にかけて精製し、N−メチル−3−(3−ドデシ
ルオキシフェニル)−4−ヒドロキシ−5−ヒドロキシ
(フェニル)メチル−3−ピロリン−2−オンの2種類
の異性体、ジアステレオマーA(5−j、0.l og
、mp、  117−118℃from(PE)および
ジアステレオ?−B(5−k。
0.05g、mp、  l I O−111℃from
 MeOI−1)を得た。
組成式:C3,)(、、NO。
NMRスペクトル(CDCI23中):ジアステレオマ
ーA:  7.25(8H,m)、6.72(IH,m
)。
4、60(IH,d、 811z) 、 3.87(2
1+、t 、 7Hz3 、3.79(IH,d、 8
+Iz) 、 2.18(3H,s)、 1.70(2
H,m) 、 1.27(18H,a+) 、 0.8
7(31(、+n) ジアステレオv−B:  7.25(8H,m)、6.
75(11(、m)。
5、06(111,d 、 5112) 、 3.98
(lH,d、 5Hz) 、 3 、87(2+1. 
d、 8Hz) 、2.69(311,s) 、 1 
、70(2H,m)、 1.27(18H,m) 、 
0.87(31,m) 発明の効果 本発明の化合物(r)は、抗酸化作用、活性酸素種によ
る機能障害予防、改善作用等を有し、循環系機能障害予
防、治療薬として有用である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、Xは硫黄原子または置換基を有していてもよい
    窒素原子を、Yは結合手、酸素原子、フェニレン、フェ
    ニレンオキシまたはオキシフェニレンオキシを、R^1
    は水素原子または置換基を有していてもよい炭化水素残
    基を、R^2は炭化水素残基を示し、R^1はXとして
    の窒素原子とともに5ないし7員環を形成していてもよ
    い。〕で表わされる化合物。
  2. (2)式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、Xは硫黄原子または置換基を有していてもよい
    窒素原子を、Yは結合手、酸素原子、フェニレン、フェ
    ニレンオキシまたはオキシフェニレンオキシを、R^1
    は水素原子または置換基を有していてもよい炭化水素残
    基を、R^2は炭化水素残基を、Zは低級アルキルを示
    し、R^1はXとしての窒素原子とともに5ないし7員
    環を形成していてもよい〕で表わされる化合物を、塩基
    の存在下環化反応に付すことを特徴とする式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、X、Y、R^1およびR^2は前記と同意義を
    示す〕で表わされる化合物の製造法。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3541111A (en) * 1968-05-08 1970-11-17 Du Pont Pyrrolinecarboxanilide compounds

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