JPS63159344A - 1,4−ナフタレンジカルボン酸の製造法 - Google Patents

1,4−ナフタレンジカルボン酸の製造法

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JPS63159344A
JPS63159344A JP61307171A JP30717186A JPS63159344A JP S63159344 A JPS63159344 A JP S63159344A JP 61307171 A JP61307171 A JP 61307171A JP 30717186 A JP30717186 A JP 30717186A JP S63159344 A JPS63159344 A JP S63159344A
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JP
Japan
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reaction
raw material
compound
acid
oxidizing
Prior art date
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Pending
Application number
JP61307171A
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English (en)
Inventor
Fujinao Matsunaga
藤尚 松永
Hiroshi Fukuhara
浩 福原
Satoru Inoki
猪木 哲
Katsuo Taniguchi
谷口 捷生
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Petrochemical Industries Ltd
Original Assignee
Mitsui Petrochemical Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPS63159344A publication Critical patent/JPS63159344A/ja
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

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  • Catalysts (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 法に関する。更に詳しくは、1,4−ジ低級アルキルナ
フタレンを分子状酸素で酸化して1.4−ナフタレンジ
カルボン酸を製造する方法に関する。
〔従来の技術〕および〔発明が解決しようとする問題点
〕低級アルキル置換芳香族化合物類の酸化は、一般に広
範な温度範囲で行われている。特に、低級アルキルベン
ゼン類は、約170〜230℃という高い温度領域で酸
化が行われており、ジ低級アルキルナフタレンの各種同
族異性体の内、2,6−ジ低級アルキルナフタレンの酸
化反応温度の好適領域も約180℃以上と高くかつ広く
設定されている。
しかるに、1.4−ジ低級アルキルナフタレンの場合に
は、その同族異性体である2、6−ジ置換体と同様に扱
うと、決して高い収率では目的物が得られない。そこで
1本発明者らは、高純度の1,4−ナフタレンジカルボ
ン酸を高収率で得る方法を求めて検討を重ねた結果、反
応温度を120〜160℃の範囲内に設定することによ
り、かかる課題が効果的に解決されることを見出した。
〔問題点を解決するための手段〕
従って、本発明は1,4−ナフタレンジカルボン酸の製
造法に係り、1,4−ナフタレンジカルボン酸の製造は
、1,4−ジ低級アルキルナフタレンを有機カルボン酸
溶媒中、コバルト塩、マンガン塩および臭素化合物触媒
の存在下に分子状酸素を用いて酸化するに際し、酸化反
応が120〜160℃の反応温度で行われる。
出発原料としての1,4−ジ低級アルキルナフタレンと
しては、一般に1,4−ジメチルナフタレンが用いられ
る。反応溶媒としての有機カルボン酸としては、例えば
酢酸、プロピオン酸、安息香酸、クロル酢酸、フルオロ
酢酸、シクロヘキサンカルボン酸などが用いられ、好ま
しくは酢酸、プロピオン酸、クロル酢酸などの脂肪族カ
ルボン酸が用いられる。これらの溶媒は、一般に出発原
料に対し約2〜10、好ましくは約3〜7の重址比で用
いられる。
酸化反応触媒としては、コバルト塩、マンガン塩および
臭素化合物が組合わされせて用いられる。
コバルト塩としては、酢酸コバルト、プロピオン酸コバ
ルト、ナフテン酸コバルト、塩化コバルト、臭化コバル
ト、硝酸コバルト、コバルトアセチルアセトネートなど
が、コバルトイオン濃度として反応液1kg当り約0.
005〜0.15g−原子の割合で用いられる。臭化水
素酸、臭化ナトリウム、臭化アンモニウム、臭化ベンジ
ル、臭化コバルト、臭化マンガンなどの臭素化合物も、
臭素イオン濃度がこのような割合で用いられる。
また、マンガン塩としては、酢酸マンガン、プロピオン
酸マンガン、ナフテン酸マンガン、塩化マンガン、臭化
マンガン、硝酸マンガン、マンガンアセチルアセ1−不
−トなどが、Mnイオン/Coイオン原子比として約0
.025〜2の範囲内で、また+3rイオン/Coイオ
ン原子比として約0.5〜2.5の範囲内で用いられる
反応は1分子状酸素、一般には空気を用い、120〜1
60℃、好ましくは130〜140℃の温度、常圧乃至
約50kgf/c5A、好ましくは約2〜30kgf/
 cryの圧力、約0.1〜20時間、好ましくは約0
.3〜10時間の条件下で、回分式、半回分式、連続式
のいずれかの方式により行われる。
上記のような狭い温度範囲で酸化反応が行われた場合に
限り、目的とするl9、トナフタレンジカルボン酸が高
収率で得られ、しかもその品質(純度および色相)は良
好である。一方、これ以外の温度範囲で酸化反応を行う
と、生成物の収率が著しく低下するばかりではなく、そ
の品質も低下する。
即ち、これ以下の温度で反応を行うと、生成物中の不純
物含量が多くなり、純度の低下が著しくなる。また、こ
れ以上の酸化温度では、生成物の色相が茶褐色を示すよ
うになり、このような着色は精製しても容易には脱色さ
れない。更に、反応の進行も円滑さを欠くようになり、
反応が途中で停止するような現象もみられる。
生成物たる1,4−ナフタレンジカルボン酸は、加熱さ
れた反応条件下では約10〜40重量%の濃度で均一に
溶媒中に溶解した状態で反応系中に存在するが、反応混
合物を冷却することにより固形物として取得される。
〔発明の効果〕
1.4−ジ低級アルキルナフタレンを酸化するに際し、
その酸化反応温度を他の低級アルキル置換芳香族化合物
類に適用される温度範囲よりも低くかつ狭く設定するこ
とにより、ポリエステル原料などとして有効に使用され
る1、4−ナフタレンジカルボン酸を高収率、高品質で
得ることができる。
〔実施例〕
次に、実施例について本発明を説明する。
実施例1 1.4−ジメチルナフタレン30g、臭化コバルト・6
水塩1.47 gおよび酢酸マンガン・4水塩2.21
 gを酢Ni300gに溶解させて調製した酸化原料液
の内の70gを、ガス吹込管、原料液供給口、排ガスコ
ンデンサーおよび゛市磁誘導攪拌機を備えた容驕500
m Qのチタン製オートクレーブに仕込み、残りの酸化
原料液を上記原料液供給口に接続した〃バ料液供給ポン
プの原料シリンダーに仕込んだ。
オートクレーブ内の空気を窒素で置換した後、窒素で5
kgf/ff1Gに加圧してオートクレーブの加熱を開
始した。オートクレーブの内温か130℃に達した時点
で空気の吹込みを開始し、それと同時に原料液供給ポン
プを始動させて、酸化原料液の連続供給を始めた。反応
圧力10kgf/ dG、排ガス流量が10(IQ/h
rの条件下で、原料シリンダー中の酸化原料液を約60
分間で供給し終え、その後更に30分間反応を継続した
反応終了後、反応混合物を取出し、固形物をロ別、水洗
、乾燥して1,4−ナフタレンジカルボン酸30.2g
を得た。この生成物の一部を、エステル化試薬(三フフ
化ホウ素−メタノール錯塩溶液)によってエステル化し
た後ガスクロマトグラフィにより分析した結果純度は9
9.5%で、この他に4−ホルミル−1−ナフトエ酸を
0.5%含んでいた。上記固形物および口過母液中に含
まれる生成物を合わせると、その反応収率は77%であ
る。
実施例2 1.4−ジメチルナフタレン40g、臭化コバルト・6
水塩1.18gおよび酢酸マンガン・4水塩1.76 
gを酢酸240gに溶解させて調製した酸化原料液を用
い1反応温度を120℃に変更した以外、実施例1と同
様に酸化反応を行った。
その結果、1,4−ナフタレンジカルボン酸(純度97
.8%、4−ホルミル−1−ナフトエ酸含ff11.7
%)が39.2g得られ、反応収率は合計して72%で
あった。
実施例3 実施例1において、反応温度を150℃に変更した。
その結果、1,4−ナフタレンジカルボン酸(純度99
.9%、不純物含量痕跡)が26.4 g得られ、反応
収率は合計して68%であった。
実施例4 実施例1において、酢酸マンガン・4水塩2.21 g
の代りに、それの0.37 gと酢酸コバルト・4水塩
の1.12gを用いた。
その結果、1.4−ナフタレンジカルボン酸(純度99
.6%、不純物含量0.4%)が27.5 g得られ、
反応収率は合計して71%であった。
比較例1 実施例4において、反応温度の130℃を180℃に変
更した。反応の進行状況を、排ガス中の酸素濃度の経時
的変化によってll!察すると、反応開始後40分頃か
ら排ガス中の酸素濃度が大きく変動し始め、時として酸
素の吸収が全くみられなくなるなどの現象がみられた。
所定時間反応させて、反応混合物を後処理した結果、1
,4−ナフタレンジカルボン酸を含む固形物が14.9
 g得られたものの、そこには3.5%の不純物が含ま
れていた。また、反応収率は、合計して36%であった
比較例2 1.4−ジメチルナフタレン30g、臭化コバルト・6
水塩0.88 gおよび酢酸マンガン・4水塩1.32
 gを酢酸180gに溶解して調製した酸化原料液を用
い、反応温度を105℃に変更した以外、実施例1と同
様に酸化反応を行った。
反応の進行に伴う酸素の吸収は非常に弱々しく、時折N
1素の吸収がみられなくなる現象もl11察された。そ
こで後反応時間を延長し、全反応時間が120分間とな
る時点で反応を停止して反応混合物の後処理を行った。
1,4−ナフタレンジカルボン酸を含む固形物が18.
1 g得られたものの、そこには不純物として4−ホル
ミル−1−ナフトエ酸が7.5%含まれていた。また、
反応収率は、合計して46%であった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、1,4−ジ低級アルキルナフタレンを有機カルボン
    酸溶媒中、コバルト塩、マンガン塩および臭素化合物触
    媒の存在下に分子状酸素を用いて酸化するに際し、酸化
    反応を120〜160℃の反応温度で行うことを特徴と
    する1,4−ナフタレンジカルボン酸の製造法。 2、1,4−ジ低級アルキルナフタレンが1,4−ジメ
    チルナフタレンである特許請求の範囲第1項記載の1,
    4−ナフタレンジカルボン酸の製造法。
JP61307171A 1986-12-23 1986-12-23 1,4−ナフタレンジカルボン酸の製造法 Pending JPS63159344A (ja)

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JP61307171A Pending JPS63159344A (ja) 1986-12-23 1986-12-23 1,4−ナフタレンジカルボン酸の製造法

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JP (1) JPS63159344A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6186022B1 (en) 1997-01-20 2001-02-13 Kabushiki Kaisha Tokai Rika Denki Turn signal cancellation mechanism

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6186022B1 (en) 1997-01-20 2001-02-13 Kabushiki Kaisha Tokai Rika Denki Turn signal cancellation mechanism

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