JPH01287054A - 安息香酸誘導体の製造方法 - Google Patents

安息香酸誘導体の製造方法

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JPH01287054A
JPH01287054A JP63181929A JP18192988A JPH01287054A JP H01287054 A JPH01287054 A JP H01287054A JP 63181929 A JP63181929 A JP 63181929A JP 18192988 A JP18192988 A JP 18192988A JP H01287054 A JPH01287054 A JP H01287054A
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JP
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benzoic acid
acid
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catalyst
bromide
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JP63181929A
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English (en)
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Jihad Dakka
イハド ダッカ
Zoran Amikam
アミカム ゾラン
Yoel Sasson
サッソン ヨエル
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GADOT PETROCHEM IND Ltd
Yissum Research Development Co of Hebrew University of Jerusalem
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GADOT PETROCHEM IND Ltd
Yissum Research Development Co of Hebrew University of Jerusalem
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C51/00Preparation of carboxylic acids or their salts, halides or anhydrides
    • C07C51/16Preparation of carboxylic acids or their salts, halides or anhydrides by oxidation
    • C07C51/21Preparation of carboxylic acids or their salts, halides or anhydrides by oxidation with molecular oxygen
    • C07C51/255Preparation of carboxylic acids or their salts, halides or anhydrides by oxidation with molecular oxygen of compounds containing six-membered aromatic rings without ring-splitting
    • C07C51/265Preparation of carboxylic acids or their salts, halides or anhydrides by oxidation with molecular oxygen of compounds containing six-membered aromatic rings without ring-splitting having alkyl side chains which are oxidised to carboxyl groups

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  • Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は安息香酸の誘導体およびその塩を製造するため
の簡単な方法に関する。さらに特に本発明は、高収率お
よび高純度でトルエンの誘導体より安息香酸の誘導体お
よびその塩を製造する簡単な方法に関する。
安息香酸の誘導体を製造する主要な方法は、金属触媒の
存在下でのトルエン誘導体の空気あるいは酸素による液
相酸化に基づく。最も重要な安息香酸誘導体は、オルト
並びにバラハロ安息香酸、p−メトキシ安息香酸(p−
アニス酸)、p−フェニル安息香酸、オルト並びにパラ
トルイル酸、バラニトロ安息香酸等である。
この酸化に適当であると発見された触媒はクロム、コバ
ルト、マンガン、錫、鉄、銅、ニッケルおよびバナジウ
ムのような可変原子価を有する金属の塩から通常選ばれ
る。また、セルラム、セレニウム、銀、亜鉛およびウラ
ンの化合物も提案された。
この触媒に加え、通常元素または無機形状の臭素供与体
である促進剤が用いられる。そのような促進剤の典型的
例は、臭化ナトリウム、臭化カリウム、臭化アンモニウ
ム、臭化マンガン等である。
安息香酸の誘導体の製造方法に対し、多くの特許がある
英国特許第1.005,315号(SNIA VISC
O5A) ニ従い、25〜35%の酸素を含む、特定の
形状の酸化コバルト触媒の存在下、酸素含有ガスによる
バラキシレンの酸化によりパラトルイル酸が得られる。
この触媒はコバルト塩または酸化物を乾燥状態で200
〜800℃の範囲の温度に加熱することにより製造され
る。キシレンの約60%がp−)ルイル酸に転化した。
米国特許第4,007,223号に従い、触媒としてコ
バルト塩および臭素化合物(例えばKBr 、 NaB
r 。
およびN)lJr)の存在下、酢酸反応媒体における酸
素によるp−二トロトルエンの酸化により、p−ニトロ
安息香酸が得られる(酢酸の量は、p−ニトロトルエン
のモルあたり3〜15モルである)。
この方法において92〜93%の転化率で変色していな
いp−ニトロ安息香酸が得られることがフレイムされて
いる。p−ニトロ安息香酸に関する他の特許は、米国特
許第2,883,819号および3,665.030号
である。
「相転化触媒条件下でのルテニウム塩により触媒された
水性次亜塩素酸ナトリウムによる失活メチルベンゼンの
液相酸化(Liquid phase oxidati
onof  deactivated  methyl
benzene  by  aqueous  sod
iumhypochlorite catalyzed
 by ruthenium 5altsunder 
phase transfer catalytic 
conditions)J(Journal of O
rganic Chemistry、1986.512
880)において、臭化テトラブチルアンモニウムの存
在下における反応の速度論の研究が示されている。
もちろん、酸化剤として次亜塩素酸ナトリウムの水溶液
の使用は、産業上の観点からほとんど価値がない。
トルエン誘導体から安息香酸誘導体およびその塩を製造
するための簡単な方法を提供することが本発明の目的で
ある。高収率で安息香酸の誘導体およびその塩を製造す
る簡単な方法を提供することが本発明の他の目的である
。また、さらに、高純度の安息香酸の誘導体およびその
塩を製造する簡単な方法を提供することが本発明の他の
目的である。
本発明は、相転移触媒およびこの触媒を溶解できる少量
の極性溶媒の存在下おこなわれる、酸素含有気体を用い
るトルエン誘導体の液相酸化により、トルエン誘導体か
ら安息香酸誘導体の製造方法に関し、この方法は、 (a)下式、 (上式中、R1はアルキルを表わし、R2,R:1およ
びR4は同一あるいは相異っ、ていてもよく、または内
部結合していてもよく、総数17〜58個の範囲の炭素
原子を有するアルキル、ヒドロキシアルキル、アリール
あるいはアルアルキル基から選ばれ、Yは窒素または燐
を表わし、およびX−はF−、CA −、Br−、OH
−、CH3COO−、並びにISO,−から選ばれ、B
r−がこのシステムに存在しない場合、臭化物あるいは
臭素が加えられる)で表わされる第四オニウム塩、およ
び (b)遷移金属塩 を含んでなる触媒システムの存在下((a)と(b)の
比は0.25:1〜1.5:1の間である)、酸化反応
がおこることを特徴とする。17〜58個の炭素原子を
有する上記第四オニウム塩は、遷移金属塩の抽出が可能
である親油性を特徴とする。最も好ましい相転移触媒は
、20〜48個の総炭素原子を有する第四オニウム塩で
ある。
有効なアンモニウム第四臭化物並びに塩化物の典型的例
は、ジーn−デシルジメチルアジモニウムブロミド、ト
リーn−オクチルメチルアンモニウムプロミド、テトラ
−n−ヘキシルアンモニウムプロミド、テトラ−n−オ
クチルアンモニウムプロミド、トリーn−へキシル−2
=ヒドロキシエチルアンモニウムプロミド、フェニル−
トリーn−オクチルアンモニウムプロミド、テトラ−n
−ドデシルアンモニウムプロミド、テトラ−n −ノニ
ルアンモニウムプロミド、テトラ−n−ヘキサデシルア
ンモニウムプロミド、フェニル−トリーn−ヘキシルア
ンモニウムプロミド、ベンジル−トリーオクチルアンモ
ニウムプロミド、フェニル−トリーn−デシルアンモニ
ウムクロリド、トリーn−ドデシル−2−ヒドロキシエ
チルアンモニウムクロリド、n−ヘキサデシルピリジニ
ウムプロミド等である。これら第四アンモニウム塩の大
部分は適正な価格で市販入手可能である。第四ホスホニ
ウム臭化物並びに塩化物のうち、以下のものが示される
。テトラ−n−へキシルホスホニウムプロミド、テトラ
−n−オクチルホスホニウムプロミド、フェニル−トリ
ーn−へキシルホスホニウムクロリド、n−ヘキサデシ
ル−トリーn−ブチルホスホニウムプロミド、テトラ−
n−へキシルホスホニウムプロミド等。
沃化第四オニウム塩は、本発明の方法のための相転移触
媒として実質的に効果が無いことがわかった。遷移金属
塩の存在下、第四ホスホニウム沃化物の触媒活性は、か
なり影響をうける。本発明と同じ条件下において第四ホ
スホニウム沃化物を用いる例18は、このことを明らか
に示している。
これは全く驚くべきことであり、発明者はこの例外を説
明する立場ではない。
ドイツ特許第1,263,003号において、0〜25
0℃の範囲の温度においてホスホニウム第四塩を用いる
炭化水素の触媒酸化の方法がフレイムされている。この
システムにおける高圧のため、酢酸の存在が所望により
必要とされることが記載されている。キシレンの酸化の
例において、沃化ホスホニウム塩が多量の酢酸(トルエ
ンの10倍量)の存在下で用いられる。この例より、約
35%〜70%の収率が得られたと考えられる。この酸
化に含まれるメカニズムは、このシステムで用いられる
高圧によるホスホニウム触媒の活性化に基づくと考えら
れる。また、相応するホスホニウム臭化塩が本発明の条
件下で、約5〜10%のほんのわずかの転化しか与えな
いことがわかった。
用いてよい他の相転移触媒は、例えばrJournal
of the American Chemical 
5ocietyJ 89+ 7017(1967)に詳
細に記載されているクラウンエーテル(大環状ポリエー
テル)である。
この触媒システムに用いられる遷移金属は、マンガン、
コバルト、モリブデン、クロム、バナジウム、タングス
テン、セリウムまたはそれらの混合物から選ばれる。ク
ロムおよびコバルトが最も好ましい、遷移金属塩の量は
、とても広いモル比範囲、例えばt:tooo〜1 :
  100 (遷移金属:トルエン)、好ましくは1 
: 500〜1 : 200で選ばれる。遷移金属塩は
結晶化の水を含む水和形状にあることが好ましい。
遷移金属が結合している陰イオンは問題ではなく、相応
する塩が反応システムに溶解するよう提供されるあらゆ
る無機あるいは有機成分より選ばれる。特に好ましいも
のは、酢酸塩、塩化物、硫酸塩であり、これらの塩はす
べて塊で市販入手可能である。
酸化は純粋な酸素ガスによりまたは好ましくは゛低濃度
の酸素を含む気体混合物例えば空気により実行される。
相転移触媒は本発明の方法においてとても重要な役割を
果たす。周知のように、相転移触媒は物質をある相から
望む反応をうける他の相へ移すことにより反応を促進す
る物質と規定される。本発明により、遷移金属塩はオニ
ウム付加物の形状で有機相に溶解されることがわかった
。この方法において、それは酸化反応を触媒する。
第四オニウム塩はこのように加えられるか、または例え
ばアンモニウム塩の場合、反応システムにおいて第四ア
ミンおよびアルキル化剤を含むことにより現場で製造さ
れる。
反応を開始するため、本発明の方法は少量の極性溶媒、
例えば少量の水(好ましくは金属塩と共に存在する結晶
水の形状の)の添加を含まなければならない。極性溶媒
の量は、反応条件における飽和溶液として金属塩を溶解
するに十分であるべきである。このシステムにおける飽
和以上の水の量の増加は、反応速度を低下させ、−船釣
に避けるべきである。
本明細書で用いられるトルエン誘導体という語は、以下
のものを意味する。アルキルトルエン(直鎖あるいは分
枝)、アリールトルエン、アルアルキルトルエン、ハロ
トルエン、ニトロトルエン、アルコキシトルエン、アリ
ールオキシトルエンおよびそれらの組み合せ並びにスル
ホン化トルエン。そのようなトルエン誘導体の典型的例
は、オルト並びにバラキシレン、p−二トロトルエン、
p−メチルビフェニル、p−メトキシトルエン、クロロ
トルエン、ブロモトルエン等である。
本発明による方法は、通常95%以上および99%以上
でさえもあるそのとても高い収率を特徴とする。また製
造される安息香酸は、従来技術の方法において遭遇する
副生成物をほんのわずかしか含まない実質的に純粋であ
ることがわかった。
この方法において、ある種の適用に対してはさらに精製
する工程が減るであろう。
本発明はトルエン誘導体の安息香酸誘導体への酸化に対
し特に有効である。しかし、トルエン誘導体の酸化生成
物より出発してもよい。
驚くべきことに、トルエン誘導体の安息香酸誘導め収率
は、相転移触媒(a)および遷移金属塩(b)の間のモ
ル比に相関することがわかった。
前記比が約0.35である場合60%以上の転化が得ら
れ、前記比(a):  (b)が約0.8である場合、
90%以上に達する。この比を越えると、突然転化速度
は低下し、上記比が約2:1である場合、0に近い値に
なる。本発明の方法に用いられる(a):  (b)の
モル比は0.25: 1〜1.5 : 1、好ましくは
o、4:i〜1.15:1の範囲にある。
キシレンの液相酸化における促進剤としての臭化物イオ
ンの使用は従来技術に述べられた。しかし臭化物イオン
の使用は、装置の腐食につながり、耐腐食性装置が必要
となる0本発明において臭化物イオンが第四オニウム塩
に結合した場合、この問題は水相がないため実質的に緩
和される。
本発明による酸化反応は、100〜200°C5好まし
くは120〜170℃の範囲の高温において回分式にあ
るいは連続的にのいずれかで行なわれる。また、1〜6
0気圧好ましくは2〜5気圧の酸素分圧に相当するlO
〜25気圧の高圧も必要である。
この反応は、また溶媒の存在下で行なわれる。
この溶媒は反応条件において不活性であるべきである。
好ましい溶媒は、出発物質として用いられるトルエン誘
導体反応体であり、その場合、最終生成物より分離され
、再利用される。
この実施態様の典型的例は、p−ニトロ安息香酸の製造
であり、出発物質のp−ニトロトルエンは溶媒媒体とし
て提供され、再循環される。これは、他の不活性溶媒、
例えば酢酸が提案された従来の方法よりも明らかに有利
である。
この方法全体は実行がとても簡単であり、これらのタイ
プの生成物に用いられる標準装置を必要とする。反応器
は攪拌器および冷却器を備えたオートクレーブからなる
。オートクレーブは加熱油および冷却水が循環する外被
を有し、温度はサーモスタットにより制御される。気体
反応体は噴霧器により導入され、ニードルバルブおよび
フローメーターを通しガスが発生する。サンプルはサン
プリングバルブを通して導入される0反応体であるトル
エン、遷移金属塩および相転移触媒は、容器に運ばれ、
次いで空気が導入される。容器は約130℃に加熱され
、それによって約15気圧への圧力の増加が認められる
。反応の最初において、温度は約160’Cに増加する
。放出したトルエンおよび水を含む蒸気は凝縮し、トル
エンは再循環され一方水は反応系から除去される。2〜
3時間後、空気の連続流において、温度が低下し、それ
は反応の終了を示す。その後の生成物の取り扱いは2つ
の異なる方法で行なわれる。
1つの実施態様に従い、反応生成物は真空上蒸留される
。残留蒸留物は触媒を含み、その後のトルエン酸化のサ
イクルに再利用してもよい。この方法において、触媒を
数回用いてもよく、例えば酸化生成物と共に回収し、反
応体から分離し、再び酸化工程において用いてもよい。
他の実施態様に従い、水性アルカリ溶液(15〜30重
量%)を冷却した反応生成物に加える。好ましいアルカ
リ化合物は、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、およ
び水酸化アンモニウムである。
スラリーを濾過し、触媒を含んでなる分離した固体を除
去する。得られた濾液を酸、好ましくは鉱酸の濃厚溶液
で処理し、それにより沈殿した安息香酸を分離する。こ
の第2の方法は、99%以上のとても高純度の安息香酸
を生ずる。当業者は、特定の必要性および有効性に従い
、安息香酸誘導体の分離および触媒回収の適当なM4様
を選択するであろう。
もちろん、全体の方法は、個々の観点より明らかに有利
である連続法で行なわれる。
本発明は以下の例の好ましい実施態様と関連して記載さ
れるが、それらの特定の実施態様に限定しようとするも
のでないことは理解されるであろう、一方、フレイムに
規定された本発明の請求の範囲に含まれる限りすべての
変法、改良を含む。
従って、好ましい実施態様を含む以下の例は、本発明の
詳細な説明し、記載された内容は、本発明の好ましい実
施態様を説明するためであることが理解されるであろう
例において、濃度および数字は示したちの以外重量に対
するものである。
例17および18は、本発明を説明するものではなく比
較の目的のためのみ示し、本発明のフレイムに含まれな
い相転移触媒が用いられた場合の転化の程度を示す。
装置は、外被および循環サーモスタンドを備えたオート
クレーブ(11)、磁気撹拌器、水冷却器、液体分離器
、気体反応体を導入するための噴霧器、ニードルバルブ
およびフローメーターを有するガスの出口、およびサン
プリングバルブより構成されていた。
以下の試薬をオートクレーブ内に入れた。
p−クロロトルエン180 g 、塩化コバルト水和物
5g、テトラヘキシルアンモニウムプロミド6.4g、
酸素7.5気圧下、この混合物を135℃に加熱した。
この反応を約5時間続け、温度は約160℃に上昇した
。冷却後、収率99%でp−クロロ安息香酸が分離され
た。
例1と同じ装置に、以下の試薬を入れた。m −キシレ
ン239 g 、塩化コバルト水和物1.1gおよびジ
デシルジメチルアンモニウムプロミド1.3g。
この混合物を15気圧下(51/sinの速度で)約1
30℃に加熱したこの反応を約4時間続け、温度は約1
60℃に上昇した。ガスクロマトグラフィーにより測定
したところ、転化率は90%であった。蒸留により収率
97%でメタトルイル酸が得られた(純度99%)。
例1と同じ装置に、以下の試薬を入れた。オルトキシレ
ン233g (2,25モル)、塩化コバルト穴水和物
1.07g (4,5ミリモル)、およびテトラオクチ
ルアンモニウムプロミド1.8g(3,3ミリモル)、
オートクレーブを約135℃に加熱し、約10気圧にし
た。空気を2.Ol /winの速度で流した。反応混
合物を約170℃に加熱し、この温度を約3時間保った
冷却後、この混合物を真空下(約2(lnHg)蒸留し
、純粋なオルトトルイル酸を291g得た(収率95%
)。
正確に同じ量の試薬および反応条件を用い、オルトキシ
レンをメタキシレンに換え、例3と同じ方法をくり返し
た。
得られた生成物は、281.5 gの純粋なメタ−トル
イル酸であった(収率92%)。
正確に同じ量の試薬および反応条件を用いオルトキシレ
ンをパラキシレンに換え、例3と同じ方法をくり返した
得られた生成物は、294gの純粋なバラ−トルイル酸
であった(収率92%)。
例1と同じ装置に以下の試薬を入れた。
4−クロロトルエン252g (2,25モル)、塩化
コバルト六水和物1.02g (4,5ミリモル)、お
よびテトラオクチルアンモニウムプロミド164g(3
ミリモル)。
オートクレーブを約140℃に加熱し、圧力を約15気
圧にした。空気を2.01 /winの速度で流した。
反応開始後、温度は約162℃に上昇した。3時間後、
温度は140℃に低下し、これは反応の終了を示す。冷
却後、この混合物を真空下(20mstlg)蒸留し、
330.9 gの純粋な4−クロロ−安息香酸を得た(
収率94%)。
例1と同じ装置に以下の試薬を入れた。4−ニトロトル
エン308 g (2,25モル)、塩化コバルト六水
和物2.14g (9,0ミルモル)、およびテトラヘ
キシルアンモニウムプロミド2.6g(6ミリモル)。
20気圧の圧力をオートクレーブに加えた。
この反応混合物を約150℃に加熱後、2.017si
nの速度で空気をオートクレーブから流した。
反応混合物を約170℃に加熱し、約4時間この温度を
保った。
冷却後、この混合物を分析し、溶媒媒体としての4−二
トロトルエン(54モル%)中、純粋す4−二トロ安息
香酸を46モル%含み収率100%に達していたことが
わかった。4−二トロトルエンは酸化工程に再循環した
正確に同じ反応条件および試薬を用い、ただ2.6gの
テトラヘキシルアンモニウムプロミドを3.3gのテト
ラオクチルアンモニウムプロミド(6ミリモル)にかえ
、例7と同じ実験をくり返した。
最終混合物は溶媒媒体としての4−ニトロトルエン(5
8モル%)中、42モル%の純粋な4−ニトロ安息香酸
からなっていた。4−ニトロトルエンを酸化行程に再循
環した(総収率100%に達した)。
例1と同じ装置に以下の試薬を入れた。p−メチルジフ
ェニル382.5 g (2,25モル)、塩化コバル
ト六水和物1.07g (4,5ミリモル)およびジデ
シルアンモニウムプロミド0.2g。
オートクレーブを約140℃に加熱し、圧力を約10気
圧にした。空気を217m1nの流速で流した。
反応開始後、温度は約165℃に上昇した。この温度で
3時間後、撹拌を止めた。冷却後、この混合物を真空下
(20ml1g)蒸留し、414gの純粋なp−フェニ
ル安息香酸を得た(収率92%)。
貫−」」− 例1と同じ装置に、以下の試薬を入れた。2−メチルビ
フェニル378 g 、 塩化コバルト水和物1.1g
、およびジデシルアンモニウムプロミド1.3g。
オートクレーブを約140℃に加熱し、圧力を約20気
圧にした。空気を21 /minの流速で流した。
反応開始後、温度は約160℃に上昇した。この温度で
4時間後、撹拌を止めた。冷却後、この混合物を分析し
、396gのジフェニル2−カルボン酸を含むことがわ
かった(収率89%)。
例1と同じ装置に以下の試薬を入れた。メタ−キシレン
238g、塩化クロム六水和物5.6g(21ミリモル
)、およびジデシルアンモニウムプロミド9 g (2
2,5ミリモル)。オートクレーブを加熱し、約5時間
150℃で混合し、2.317m1nの定流で圧力を約
16気圧にした。
冷却後、この混合物を分析し、84%のメタ−トルイル
酸を含むことがわかった。
例1と同じ装置に以下の試薬を入れた。オルト−キシレ
ン238.5 g、臭化コバルト水和物2.2g(6,
7ミリモル)、およびテトラ−n−ヘキシルアンモニウ
ム水素スルフェート2.23 gゆオートクレーブを加
熱し、約5時間150℃で混合し、31/sinの定流
で圧力を約20気圧にした。
冷却後、この混合物を真空下蒸留し、純度99%で28
1gのオルト−トルイル酸を得た(収率91.8%)。
例1と同じ装置に以下の試薬を入れた。パラ−クロロト
ルエン284.6 g、塩化コバルト六水和物1.6g
(6,7ミリモル)、およびテトラ−n−デジルアンモ
ニウムプロミド3.29 g  (5ミリモル)。
オートクレーブを加熱し、約6時間155℃で混合し、
31/n+inの定流で圧力を約20気圧にした。
冷却後、この混合物を真空下蒸留し、純度99.9%で
318 gのパラ−クロロ安息香酸を得た(収率90.
3%)。
例1と同じ装置に以下の試薬を入れた。パラ−ブロモト
ルエン425.25 g 、塩化コバルト六水和物1.
6g(6,7ミリモル)、およびテトラヘキシルホスホ
ニウムプロミド2.25 g。
オートクレーブを加熱し、約6時間170℃で混合し、
’1.2II /minの定流で圧力を17気圧にした
冷却後、反応混合物をガスクロマトグラフィーにより分
析し、p−ブロモトルエンが選択的におよび完全にパラ
−ブロモ安息香酸に転化したことがわかった。
側二二15 n−へキシルプロミド0.82gおよびトリ=(n−ヘ
キシル)アミン1.38 gをパラ−メトキシトルエン
Logに溶解した。
この溶液をパラ−メトキシトルエン264.5gおよび
塩化コバルト六水和物1.6gと共にオートクレーブに
入れた。
この混合物を加熱し、140℃で約9時間、圧力15気
圧(21/rsinの流速で流す)で混合した。
冷却後、この反応混合物はパラ−アニス酸98%(モル
)およびアニスアルデヒド2%含むことがわかった。
例1と同じ装置に以下の試薬を入れた。オルト−トルエ
ン283.5 g、臭化コバルト六水和物2.2g(6
,7ミリモル)およびテトラ−n−ヘキシルアンモニウ
ムベンゾエート2.38 g (5ミリモル)。
オートクレーブを加熱し、約6時間160℃で16気圧
の圧力(21/5hinの流速で流す)で混合した。
冷却後、この混合物を真空下蒸留し、純度99.1%で
278.5 gのオルト−トルイル酸を得た(収率91
%)。
17 (+ ) 例1と同じ装置に以下の試薬を入れた。パラ−キシレン
238.5g (2,25モル)、塩化コバルト六水和
物1.6gおよびテトラ−n−ブチルアンモニウムプロ
ミド1.6g(5ミリモル)。
オートクレーブを加熱し、約5時間140℃で15気圧
の圧力(21/l1inの流速で流す)で混合した。
冷却後、この混合物を分析し、パラ−トルイル酸は5%
未満であり、残りは未反応パラ−キシレンであることが
わかった。
18 (へ ) 例1と同じ装置に以下の試薬を入れた。メタ−キシレン
238.5g (2,25モル)、塩化コバルト六水和
物1.6g(6,7ミリモル)およびテトラ−n−へキ
シルホスホニウムヨーシト2.45g (5ミリモル)
オートクレーブを加熱し、約6時間160℃で20気圧
の圧力(3J/lll1nの流速で流す)で混合した。
冷却後、この混合物を分析し、メタ−トルイル酸を10
%未満含むことがわかった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、相転移触媒およびこの触媒を溶解可能なわずかな量
    の極性溶媒の存在下行なわれる、酸素含有気体を用いて
    トルエン誘導体の液相酸化によるトルエン誘導体からの
    安息香酸誘導体の製造方法であって、 (a)下式、 ▲数式、化学式、表等があります▼ (上式中、R_1はアルキルを表わし、R_2、R_3
    およびR_4は同一あるいは相異っていてもよく、また
    は内部結合していてもよく、総数17〜58個の範囲の
    炭素原子を有するアルキル、ヒドロキシアルキル、アリ
    ールあるいはアルアルキル基から選ばれ、Yは窒素また
    は燐を表わし、およびX^−はF^−、Cl^−、Br
    ^−、OH^−、CH_3COO−、並びにHSO_4
    ^−をから選ばれ、Br^−がこのシステムに存在しな
    い場合、臭化物あるいは臭素が加えられる)で表わされ
    る第四オニウム塩、および (b)遷移金属塩 を含んでなる触媒システムの存在下((a)と(b)の
    比は0.25:1〜1.5:1の間である)、酸化反応
    がおこることを特徴とする方法。 2、前記第四オニウム塩が、総数20〜48個の範囲の
    炭素原子数を有するアンモニウムまたはホスホニウム第
    四塩である、請求項1記載の方法。 3、前記第四アンモニウム塩が現場で形成される、請求
    項1または2記載の方法。 4、遷移金属が周期表の4〜6族より選ばれる請求項1
    記載の方法。 5、前記遷移金属が、マンガン、タングステン、モリブ
    デン、クロム、バナジウム、コバルト、セリウムあるい
    はそれらの混合物からなる群より選ばれる、請求項4記
    載の方法。 6、前記重金属に結合した陰イオンが、塩化物、臭化物
    、アセテートおよびスルフェートあるいはそれらの混合
    物より選ばれる、請求項1〜5項のいずれか記載の方法
    。 7、反応に用いられる極性溶媒が水である、請求項1お
    よび4〜6のいずれかに記載の方法。 8、前記重金属塩が水和塩化コバルトである、請求項4
    〜6のいずれか記載の方法。 9、相転移触媒(a)と遷移金属塩(b)との間のモル
    比が0.4:1〜1.15:1の間の範囲にある、請求
    項1〜8のいずれか記載の方法。 10、120〜170℃の間の範囲の温度で行なわれる
    、請求項1〜9のいずれか記載の方法。 11、2〜5気圧の間の範囲の酸素分圧で行なわれる、
    請求項1〜10のいずれか記載の方法。 12、溶媒の存在下で行なわれる、請求項1〜11のい
    ずれか記載の方法。 13、前記溶媒が、出発トルエン誘導体化合物である、
    請求項12記載の方法。 14、冷却後、反応生成物が水酸化アルカリ金属の溶液
    により処理され、スラリーを生じ、そこから触媒を含む
    沈殿が分離される、請求項1〜13のいずれか記載の方
    法。 15、水酸化アルカリ金属が、水酸化ナトリウム、カリ
    ウム、アンモニウムあるいはそれらの混合物より選ばれ
    る、請求項14記載の方法。 16、安息香酸誘導体が冷却後、反応生成物より留出さ
    れ、触媒が再循環される、請求項1〜13のいずれか記
    載の方法。 17、安息香酸の誘導体がp−ニトロ安息香酸である、
    請求項1〜13のいずれか記載の方法。 18、安息香酸の誘導体がオルト−あるいはパラ−ハロ
    安息香酸である、請求項1〜13のいずれか記載の方法
    。 19、安息香酸の誘導体がメタ−トルイル酸である、請
    求項1〜13のいずれか記載の方法。 20、安息香酸の誘導体がオルト−トルイル酸である、
    請求項1〜13のいずれか記載の方法。 21、安息香酸の誘導体がパラ−アニス酸である、請求
    項1〜13のいずれか記載の方法。 22、安息香酸の誘導体がパラ−ブロモ安息香酸である
    、請求項1〜13のいずれか記載の方法。 23、安息香酸の誘導体がp−フェニル安息香酸である
    、請求項1〜13のいずれか記載の方法。
JP63181929A 1987-07-23 1988-07-22 安息香酸誘導体の製造方法 Pending JPH01287054A (ja)

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