JPS63158765A - 半田付用コネクタの組立方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明はプリント基板に半田付される半田付用コネクタ
の組立方法の改良に関する。

［従来の技術］ 従来半田付用コネクタをプリント基板に半田付する方法
として、フローソルダー装置を用いて半田付する方法が
ある。このような方法でコネクタの接続子を半田付する
と、半田の浮力や半田の噴流によってコネクタがプリン
ト基板より浮き上ってしまい、コネクタがプリント基板
に対して傾いたり外れたりする場合がある。これを防止
するために、コネクタの絶縁体の両端部にフック挿入穴
を形成し、フックを圧入係止するとともに、これに対応
してプリント基板にフック挿入穴を形成し、コネクタに
圧入係止されたフックをプリント基板のフック挿入穴へ
挿入するようにしたものがある。

第５図〜第８図はこれを説明するための図であり、第５
図（ａ）　、（ｂ）および（ｅ）は半田付用コネクタ１
の上面図、正面図および下面図である。図において２は
絶縁体であり、この両端部にフック挿入穴２ａが形成さ
れ、このフック挿入穴２ａにフック３が挿入され、また
絶縁体２には多数の接続子４が装着されている。上記フ
ック挿入穴２ａは第６図の絶縁体２の拡大断面図および
第７図の絶縁体２の平面図に示すようにすり割り２ａｌ
が形成されている。一方、プリント基板５には第８図に
示すように上記フック挿入穴２ａと同径のフツク挿入穴
ａが形成され、またプリント基板５には図示しないが上
記接続子４を挿入後半田付するための多数の接続子穴が
形成されている。

このような構成の半田付用コネクタ１をプリント基板５
に半田付するには、 第５図の接続子４をプリント基板５の接続子穴に挿入さ
せるとともに、フック３を絶縁体２のフック挿入穴２ａ
からプリント基板５のフック挿入穴５ａに向けて圧入し
、フック３の先端のバネ部３ａがプリント基板５のフッ
ク挿入穴５ａから突出するように圧入する。この後接続
子４とプリント基板５とを半田付する。

〔発明が解決しようとする問題点１ 従来の半田付用コネクタのフック３の圧入は、プリント
基板５に接続子４を実装（半田付）する側とは反対側か
ら、絶縁体２に形成したフック挿入穴２ａにフック３を
圧入するようにしていたので、フック３の係止部３ｂの
幅Ｗ１はバネ３ａの幅Ｗ２より必ず大きくする必要があ
り、フック３を小形化できなかった。また、絶縁体２と
プリント基板５の厚さすなわちフック挿入部の厚さが変
る毎にこれに合った長さのフック３を用いる必要がある
。さらに、絶縁体２のフック挿入穴２ａとプリント基板
５のフック挿入穴５ａの直径が同じ場合には、フック３
のバネ部３ａの変形を小さくするために、第６図、第７
図に示すように絶縁体２にすり割り２ａｌを形成しなけ
ればならず、フック挿入穴２ａの形状が複雑になり、こ
れにともなって絶縁体２を成形する金型の構造が複雑と
なる。　そこで、本発明はフックのバネ部を変形させる
ことなくフックのバネ部の幅に関係なく胴部の幅を設定
でき、これによりフックを小形化でき、フック挿入部の
厚さが多少変ってもこれに合った長さのフックを用いる
必要がなく、絶縁体のフック挿入穴とプリント基板のフ
ック挿入穴の直径がほぼ同じであっても絶縁体のフック
挿入にすり割りを加工する必要がない半田付用コネクタ
の組立方法を提供することを目的とする。

［問題点を解決するための手段］ 本発明は上記目的を達成するため、フック挿入を絶縁体
に有する半田付用コネクタにおいて、上記絶縁体の一部
に予じめフック挿入用貫通穴又はフック挿入用凹部を形
成し、上記絶縁体のフック挿入用貫通穴又はフック挿入
用凹部に、フックを上記プリント基板の半田付される側
から圧入係止させるようにした半田付用コネクタの組立
方法。

［作　用］ 上記のようにすることにより、上記目的を達成できる。

［実施例］ 以下、本発明の実施例について図面を参照して説明する
。第１図は本発明の第１の実施例を説明するための図で
あり、絶縁体２の両端部には断面円形のフック挿入穴２
ｂが形成され、プリント基板５には円形のフック挿入穴
５ａが形成されている。フック３は従来例と同様に先端
にバネ部３ａを存するとともに胴部に係止部３ｂが形成
されている。

このような構成の半田付用コネクタ１をプリント基板５
に組立るには、予じめ絶縁体２にフック３を圧入係止さ
せた後、プリント基板５のフック挿入穴５ａにフック３
のバネ部３ａを挿入させればよい。この場合には、フッ
ク３のバネ部３ａをフック挿入穴５ａに挿入させる前に
、接続子４の先端をプリント基板５のスルホールに挿入
できるように構成しておけば作業性がよい。

このようにすることにより、フック３のバネ部３ａを変
形させることなく、フック３のバネ部３ａの幅に関係な
く係止部３ｂの幅を設定でき、これによりフック３を従
来に比べて小形化が可能となる。またフック挿入部の厚
さが多少変ってもフック３を変える必要がない。これは
フック３の係止部３ｂがフック挿入穴２ａに係止できる
範囲にあればよいからである。さらに、絶縁体２のフッ
ク挿入穴２ａとプリント基板５のフック挿入穴５ａの直
径がほぼ同じであっても、フック挿入穴２ａには第２図
の平面図、第３図の断面図に示すようにすり割りを何ら
加工する必要がなく、単に円形穴を加工するだけでよい
。また、フック３のバネ部３ａの向きは、接続子の列に
対してて平行、垂直、斜めのいずれの向きでもよい。

第４図は本発明の他の実施例を示すもので、絶縁体２の
フック挿入穴２ａを形成せず、フック挿入凹部２ｂを形
成し、これに合わせて段状のフック３を形成したもので
ある。

［発明の効果］ 以上述べた本発明によれば、フックのバネ部を変形させ
ることなくフックのバネ部の幅に関係なく胴部の幅を設
定でき、これによりフックを小形化でき、フック挿入部
の厚さが多少変ってもこれに合った長さのフックを用い
る必要がなく、絶縁体のフック挿入穴とプリント基板の
フック挿入穴の直径がほぼ同じであっても絶縁体のフッ
ク挿入穴にすり割りなどの特殊を加工する必要がない半
田付用コネクタの組立方法を提供できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を説明するための要部断面図
、第２図および第３図は第１図の絶縁体のフック挿入穴
を示す平面図および断面図、第４図は本発明の他の実施
例を説明するための要部断面図、第５図は従来の半田付
用コネクタを示す図、第６図および第７図は第５図の絶
縁体のフック挿入穴を示す断面図および平面図、第８図
は従来の一例を説明するための要部断面図である。　　
１・・・半田付用コネクタ、２・・・絶縁体、３・・・
フック、４・・・接続子、５・・・プリント基板。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. フック挿入穴を有するプリント基板と、これに半田付さ
   れる接続子を絶縁体に有する半田付用コネクタにおいて
   、上記絶縁体の一部に予じめフック挿入用貫通穴又はフ
   ック挿入用凹部を形成し、上記絶縁体のフック挿入用貫
   通穴又はフック挿入用凹部に、フックを上記プリント基
   板の半田付される側から圧入係止させるようにした半田
   付用コネクタの組立方法。