JPS6315859A - カ−ボンブラツクの製造方法 - Google Patents

カ−ボンブラツクの製造方法

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JPS6315859A
JPS6315859A JP15850586A JP15850586A JPS6315859A JP S6315859 A JPS6315859 A JP S6315859A JP 15850586 A JP15850586 A JP 15850586A JP 15850586 A JP15850586 A JP 15850586A JP S6315859 A JPS6315859 A JP S6315859A
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JP
Japan
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coal
particle size
carbon black
rubber
dry
Prior art date
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Pending
Application number
JP15850586A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuhiro Satoyoshi
光洋 里吉
Masayuki Nakai
中井 正之
Katsumi Tomura
戸村 克己
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Idemitsu Kosan Co Ltd
Original Assignee
Idemitsu Kosan Co Ltd
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Publication date
Application filed by Idemitsu Kosan Co Ltd filed Critical Idemitsu Kosan Co Ltd
Priority to JP15850586A priority Critical patent/JPS6315859A/ja
Publication of JPS6315859A publication Critical patent/JPS6315859A/ja
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  • Polymerisation Methods In General (AREA)
  • Graft Or Block Polymers (AREA)
  • Pigments, Carbon Blacks, Or Wood Stains (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はカーボンブランクの新規な製造方法に関するも
のである。さらに詳しくいえば、本発明は、タイヤニ業
やゴム工業において好適に用いられるゴム補強性に優れ
た石炭系カーボンブランクを経済的に有利に製造する方
法に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、カーボンブランクは、例えばタイヤやゴムの補強
材、印刷インキや塗料の黒色顔料、樹脂着色剤、乾電池
材料、導電材料などとして、種々の分野で幅広く用いら
れており、特にタイヤやコムの補強材用が圧倒的な需要
を占め、種々の品質のカーボンブランクがこの補強+4
用として使用されている。
このカーボンブランクは、これまで、天然ガス、石油ガ
ス、粗ナフタリン、クレオソート油、ピッチ油などの石
油質または石炭質の炭化水素ガスや炭化水素油を原料と
し、これらを不完全燃焼または熱分解することによって
製造されており、また製造方法としては、ファーネス法
、チャン名ル法、サーマル法などが知られている。
しかしながら、これらの炭化水素ガスや炭化水素油を原
料とする方法は、原料事情が不安定である上に、製造工
程の繁雑さからコストが高くつくのを免れないなどの欠
点を有している。
一方、このような欠点を改良する目的で、石炭を出発原
料としてカーボンブラックを製造する際に、該石炭を乾
留して得られるクレオソー1〜油や粗ナフタリンのよう
な留分を用いずに、固形石炭を直接熱分解してゴム補強
材用石炭系カーボンブラックを製造する方法が提案され
ている(特公昭38−16107号公報)。しかしなが
ら、この方法で得られたカーボンブラックは、ゴム補強
性に関しては必ずしも満足しうるものではなかった。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明は、このような事情に鑑み、固形石炭を原料とし
、ゴム補強性に優れた石炭系カーボンブランクを経済的
に有利に製造する方法の提供を目的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者らは前記目的を達成するために鋭意研究を重ね
た結果、特定の粒径を有する乾留処理した石炭粉末とビ
ニル系単量体とを所定の割合で含有してなる組成物を加
熱処理することにより、その目的を達成しうろことを見
い出し、この知見に基づいて本発明を完成するに至った
すなわち、本発明は、粒径5μm以下の乾留処理した石
炭粉末と、その100重量部に対して5〜20重量部の
ビニル系単量体とを含有してなる組成物を調製し、次い
でこの組成物を加熱処理することを特徴とする石炭系カ
ーボンブラックの製造方法を提供するものである。
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明方法において用いられる石炭としては、例えば無
煙炭、瀝青炭、褐炭、亜炭、泥炭などが挙げられるが、
乾留後の粉砕処理の容易さの点から非粘結炭もしくは弱
粘結炭が有利である。これらの石炭はそれぞれ単独で用
いてもよいし、2種以」−混合して用いてもよい。
本発明方法においては、前記石炭を乾留処理したものを
用いるが、乾留処理に際してはある程度粉砕した石炭を
用いることが望ましい。この粉砕物の好ましい粒度ば、
乾留炉の形式、加熱温度、石炭中の揮発成分や灰分の量
などにより左右され、−概に限定できないが、一般に乾
留処理において、揮発成分の除去を迅速かつ均一に行い
うる程度の粒度であればよい。粉砕方法としては、従来
慣用されている任意の方法を用いることができる。
乾留処理は、この石炭粉砕物を空気遮断条件下において
、湧常300〜1500℃、好ましくは500〜110
0℃の範囲の温度で行われる。乾留炉は密閉式のもので
あれば、連続式、ハツチ式のいずれの形式でもよいし、
また加熱方式としては、電熱加熱やガス加熱など、従来
慣用されている方式を用いることができるが、本発明方
法においては、乾留により発生する揮発成分中のメタン
その他の炭化水素ガス、水素、−酸化炭素などの可燃性
ガスを回収して加熱熱源として利用するのが有利である
ので、ガス燃焼加熱方式が好ましい。
乾留温度が300℃未満では、得られたカーボンブラン
クをゴム補強材としてゴムに配合し、加硫する際にゴム
の加硫反応を阻害するとともに、揮発成分の逸脱が生じ
、その結果未加硫状態となり、一方1500℃を越える
と黒鉛化が生じて所望のゴム補強性を有するカーボンブ
ランクが得られない。
本発明方法においては、粒径5μm以下の乾留処理した
石炭粉末とビニル系単量体とを含有してなる組成物を調
製する必要があるが、該組成物を調製するためには、種
々の方法を用いることができる。例えば、前記のように
して乾留処理した石炭粉砕物にビニル系単量体を添加し
たのち、さらに粉砕し、次いで、粒径5μm以下の粒子
に分級する方法、乾留処理した石炭粉砕物をさらに粉砕
中にビニル系単量体を添加し、次いで同様に分級する方
法、乾留処理した石炭粉砕物をさらに粉砕したのちにビ
ニル系単量体を添加し、次いで同様に分級する方法、乾
留処理した石炭粉砕物をさらに粉砕し、次いで粒径5μ
m以下の粒子に分級したのち、ビニル系単量体を添加す
る方法などを用いて該組成物を調製してもよいし、ある
いはこれらの方法を2種以上組み合わせて該組成物を調
製してもよい。前記粒径が5μmを越えると、所望のゴ
ム補強性を有するカーボンブランクを得ることができな
い。特に粒径1μm以下の粒子に分級することが好まし
い。この粉砕および分級方法については特に制限はなく
、従来用いられている公知の方法の中から任意の方法を
選び使用することができる。
該ビニル系単量体は、石炭粉末100重量部に対して、
5〜20重量部の割合で添加することが必要である。こ
の量が前記範囲を逸脱すると所望のゴム補強性を有する
カーボンブラックが得られない。
本発明方法で用いるビニル系単量体としては、例工ばス
チレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン、メタク
リル酸エステル類、アクリル酸エステル類、アクリロニ
トリル、メタクリロニトリル、アクリルアミド、メタク
リルアミド、酢酸ビニル、4−ビニルピリジン、N−ビ
ニルピロリドンなどが挙げられるが、これらの中で特に
スチレン、ビニルトルエン、酢酸ビニル、メタクリル酸
エステル類などが好ましい。
本発明方法においては、このようにして調製された粒径
5μm以下の乾留処理した石炭粉末とビニル系単量体と
を含有してなる組成物を加熱処理することにより、目的
とするカーボンブラックを製造することができる。この
加熱処理の条件については、該ビニル系単量体が熱重合
しうるような条件であれば特に制限はないが、通常は6
0〜140°Cの範囲の温度において、1〜24時間程
度加熱処理することで十分である。
このような加熱処理により、該粒子の表面状態が改善さ
れ、ゴム補強性に優れたカーボンブランクが得られる。
このカーボンブランクをゴムに配合した場合、該ゴムの
モジュラス、引張強さ、引裂強さ、硬度などが大幅に向
上する。
〔実施例〕
次に実施例により本発明をさらに詳細に説明するが、本
発明はこれらの例によってなんら限定されるものではな
い。
実施例1 オーストラリア褐炭を650℃で乾留したのち、乾式ア
トライタMA−5D型〔三井三池化工機(株)製〕を用
いて1時間粉砕した。粉砕時にスチレンモノマーを乾留
炭100重量部に対して5゜0重量部添加して粉砕を行
った。次いで、この粉砕物をターボクラッシャーTC−
15N型〔日清エンジニアリング(株)製〕を用いて粒
径1μm以下の粒子に分級して、乾留炭粉末とスチレン
モノマーとを含有してなる組成物を調製した。続いて、
この組成物を100°Cで12時間加熱処理して石炭系
カーボンブラックを得た。
次に、このようにして得られたカーボンブラックを用い
、以下に示すような配合割合にて、J l5K6383
 (合成ゴムSBRの試験方法)に準拠し、6インチ二
本ロールを用いて混練したのち、このゴム配合物につい
て、JIS  K  6301の未加硫ゴム物理試験方
法に準拠してムーニー粘度を測定した。次いで、JSR
キュラストメータ■型を用いて加硫条件を設定し、該ゴ
ム配合物の加硫を行ってプレスシートを得た。
このようにして得られたプレスシートについて、各性能
を求めた。その結果を別表に示す。なお、引張試験はJ
IS  K  6301に従い、行った。
ゴム配合物の組成 (1)  SBR1500100重量部(2)亜鉛華−
号         5重量部(3)ステアリン酸  
      1重量部(4)加硫促進剤 DM    
  1.2重量部(5)加硫促進剤 T 3     
0.2重量部(6)硫黄            2重
量部(7)活性剤 (アクチングB)   3重量部(
8)カーボンブランク     50重量部なお、上記
各成分は次に示すメーカー製のものである。
(1)・・・スチレンブタジェンゴム 日本合成ゴム(
株)製 (2)・・・堺化学工業(株)製 (3)・・・旭電化(株)製 (4)・・・ジヘンゾチアゾールジサルファイド入内新
興化学(株)製 (5)・・・テトラメチルチウラムモノザルファイド 
入内新興化学(株)製 (6)・・・粉末硫黄#325 細井化学(株)製(7
)・・・宵宮製薬(株)製 実施例2.3 実施例1において、乾留炭100重量部に対するスチレ
ンモノマー添加量5.0重量部を、それぞれ10.0重
量部および20.0重量部に変えた以外は、実施例1と
全く同様に実施した。その結果を別表に示す。
比較例1 実施例1において、スチレンモノマーをUmしなかった
以外は、実施例1と全く同様にして実施した。その結果
を別表に示す。
実施例4.5.6、比較例2 実施例1.2.3および比較例]において、それぞれ褐
炭の乾留温度650℃をs o o ’cに変えた以外
は、実施例4.5.6および比較例1と全く同様にして
実施した。その結果を別表に示す。
実施例7.8.9 実施例4.5.6において、それぞれスチレンモノマー
の添加を乾留炭の粉砕後に行−9た以外は1、実施例4
.5.6と全く同様器、ニして実施した。その結果を別
表に示す。
実施例10.11 実施例5において、スチレンモノマーの代りに、それぞ
れ酢酸ヒニルモノマーおよびビニルトルエンモノマーを
使用した以外は、実施例5と全く同様にして実施した。
その結果を別表に示す。
(以下余白) 〔発明の効果〕 本発明の石炭系カーボンブランクの製造方法は、従来の
方法が炭化水素ガスや炭化水素油を原料とする方法であ
るのに対し、固形石炭を用いる方法であって、原料事情
の不安定さがない上に、製造工程が簡単であるので、コ
ス1〜が低いなどの利点を有している。
本発明方法により得られる石炭系カーボンブランクはゴ
ム補強性に優れるので、特にタイヤやゴムの補強材とし
て好適に用いられる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、粒径5μm以下の乾留処理した石炭粉末と、その1
    00重量部に対して5〜20重量部のビニル系単量体と
    を含有してなる組成物を調製し、次いでこの組成物を加
    熱処理することを特徴とするカーボンブラックの製造方
    法。
JP15850586A 1986-07-05 1986-07-05 カ−ボンブラツクの製造方法 Pending JPS6315859A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106589260A (zh) * 2016-11-28 2017-04-26 大唐国际化工技术研究院有限公司 一种聚羧酸水煤浆添加剂及其制备方法和应用

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