JPS63157636A

JPS63157636A - モ−タ駆動ユニツト用プラスチツクフレ−ム

Info

Publication number: JPS63157636A
Application number: JP30302486A
Authority: JP
Inventors: Katsuo Kobari; 小針　克夫; Naoto Ota; 直人太田; Naoyuki Suzuki; 直行鈴木; Hiroshi Kanamori; 裕志金森; Katsuhiro Nagata; 永田　勝洋
Original assignee: Fanuc Corp
Current assignee: Fanuc Corp
Priority date: 1986-12-19
Filing date: 1986-12-19
Publication date: 1988-06-30

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は電動機を制御するモータ駆動ユニットの枠組と
して合成樹脂材の成型品を用いたモータ駆動ユニット用
プラスチックフレームに関する。

（従来の技術）交流電動機を制御する制御回路には制御用半導体素子回
路や電力供給回路などに各種の電気部品が用いられ、そ
れぞれの回路の構成のためにプリント板に取付けられて
結線されたり、枠組や筐体に固定されて配線され、モー
タ駆動ユニットとして組立てられて交流電動機の制御に
用いられている。

この種のモータ駆動ユニットでは、プリント板の保持用
のフレームや、電力供給回路部品の固定用のフレームと
して、組立作業の省力化や重量、コストの節減のため金
属フレームを使用せずに合成樹脂材の成型品によるプラ
スチックフレームやシャーシが出現してきている。

第３図はプラスチックよりなるフレーム１１とシャーシ
３１との例を示す斜視図であり、フレーム１１の上部に
は小型電気部品類が結線されたプリント板が固定される
複数個の取付穴１２を有しており、四隅の脚１３にはシ
ャーシ３１に取付けるビス穴１４が穿設されている。

また、シャーシ３１はフレーム１１と同様なプラスチッ
ク材にて形成され、中空枠状の内壁部にはフレーム１１
の脚を支持する三角形状の突出板３２が設けられ、該突
出板３２は固定穴３３を備えている。そして、フレーム
１１のビス穴１４と固定穴３３とにボルトを挿通して締
付けることによりフレーム１１とシャーシ３１とを結合
するように構成されている。

そして、同一フレームやシャーシ同志の積重ねは、例え
ばフレーム１１の積重ねではフレーム１１の上面の角部
に脚１３の下面部分を乗せることにより積重ねが可能で
あり、シャーシ３１では下枠３４の下面のコーナ一部分
をシャーシ３１の−Ｆ面部のコーナ一部分に乗せて積重
ねている。

しかし、このようなフレームやシャーシなどの８槓のあ
る枠組類を組立作業場に供給する場合、プラスチック製
の軽量で滑りやすい素材の枠組類では積重ねての移送は
積重ねが不安定のため困難であり、コンベアを使用して
順次に移送するか、または特殊な収納ラックを用いて倉
庫より搬送する方法がとられている。

（発明が解決しようとする問題点）上記のようにフレームやシャーシの移送のためにはコン
ベアや収納ラックが必要であり、その設備の手数や場所
を要する問題が生じている。また、倉庫に保管の場合も
積重ねが困難なため、収納ラックが必要となる欠点があ
る。

本発明はこれらの間溝に鑑みてなされたものであり、そ
の目的はプラスチック製のフレーム類に相互に嵌合する
部分や抱合する部分を設けて積重ねを容易にしようとす
るモータ駆動ユニット用プラスチックフレームを提供す
るにある。

（問題点を解決するための手段）本発明では、電動機を駆動制御する電気部品類を収納す
るモータ駆動ユニット用プラスチックフレームにおいて
、該プラスチックフレームの上方部と下方部とに、互い
に上下に嵌合する嵌合部分の片方部分をそれぞれに設け
たことを特徴とするモータ駆動ユニット用プラスチック
フレームが提供される。

（作用）プラスチックフレームの上方部には取付穴、あるいは突
出板を設け、下方部には取付穴に対応するピン、あるい
は突出板に保持される下枠を設けたので、プラスチック
フレームの積重ねに際しては、上方に積重ねられるプラ
スチックフレームのピン、あるいは下枠が、下方のプラ
スチックフレームの取付穴あるいは突出板と係合して、
横に滑ることなく安定に積重ねられる作用がある。

（実施例）つぎに本発明の実施例について図面を用いて詳細に説明
する。

第１図は本発明のモータ駆動ユニット用プラスチックフ
レームの一実施例を示す斜視図である。

第１図において第３図に示した部分と同一部分には同一
符号をつけ、その説明は省略する。

１５は脚１３の下面より突設されたピンであり、上面に
設けた取付穴１２に対応する位置に、フレーム１１の成
型時に同時に成型されたものである。そして、ピン１５
の形状はフレーム１１を積重ねた際に、ピン１５が取付
穴１２に挿入されるよう構成されている。

なお、第１図においては脚１３のそれぞれにピン１５を
突設するよう図示しであるが、対角線上に位置する２木
の脚のみにピン１５を設けてもよい。

第２図は本発明の他の実施例を示す斜視図であり、フレ
ーム２１を積重ねる状態を示しである。

第２図において、フレーム２１の内壁部の四隅には三角
形の突出板２２が設けられ、隣接する突出板２２を結ん
で得られる長方形のそれぞれの角部に突出板２２が配置
されている。

２４はフレーム２１の下部に設けた下枠であリ、第３図
に示したシャーシ３１の下枠３４の縦横の寸法より小形
に形成し、その寸法は上述の突出板２２を結んで得られ
る長方形の寸法より、縦辺、横辺ともそれぞれ僅かに短
くなるよう形成されている。

つぎに本発明の実施例の作動を説明すると、第１図に示
すフレーム１１においては、積重ね時に下方のフレーム
の取付穴１２に上方のフレームのピン１５が挿入される
よう上方のフレームを載置すると、互いに滑ることなく
安定して積重ねられることになり、多段の積重ねが可能
であり積重ね時には床面積は一個分で済むことになる。

また、第２図に示すフレーム２１の積重ねにおいては、
下方のフレームの上部の開口部に、上方のフレームの下
枠２４を嵌め込むよう載置すると、下枠２４の四隅の下
面は、下方のフレームの突出板２２に当接するので安定
して積重ねられ、二段の積重ねのみでなく多段の積重ね
も可能となる。

以上、本発明を上記の実施例によって説明したが、本発
明の主旨、の範囲内で種々の変形が可能であり、上記で
はモータ駆動ユニット用プラスチックフレームについて
述べたが、他の枠組にも応用できるものであり、これら
を本発明の範囲から排除するものではない。

（発明の効果）本発明によれば、フレームの上方部分と下方部分とに相
互に嵌合や抱合する部分を設けたので、フレームの積重
ねに際し滑ることなく安定した多段の積重ねが可能にな
る効果がある。

したがフて、コンベアや特殊な収納ラックも必要なく、
さらに、収納場所の床面積が節減できる効果がある。

また、多段積重時の計数チェックが容易となる効果も生
ずる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のモータ駆動ユニット用プラスチックフ
レームの一実施例を示す斜視図、第２図は他の実施例を
示す斜視図、第３図は従来のプラスチックフレームの例
を示す斜視図である。１１・・・フレーム、１２−・・取付穴、ｌ　５−・・
ピン、２１・・・フレーム、２２−・・突出板、２４−
・・下枠。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）電動機を駆動制御する電気部品類を収納するモー
タ駆動ユニット用プラスチックフレームにおいて、該プ
ラスチックフレームの上方部と下方部とに、互いに上下
に嵌合する嵌合部分の片方部分をそれぞれに設けたこと
を特徴とするモータ駆動ユニット用プラスチックフレー
ム。
（２）前記上下方向の嵌合部分として、前記プラスチッ
クフレームの上方部に取付穴を設けるとともに、下方部
に前記取付穴に挿通するピンを設けたことを特徴とする
特許請求の範囲第（１）項記載のモータ駆動ユニット用
プラスチックフレーム。
（３）前記上下方向の嵌合部分として、前記プラスチッ
クフレームの上方部にフレームを保持する突出板を設け
るとともに、下方部に前記突出板に保持される下枠を設
けたことを特徴とする特許請求の範囲第（１）項記載の
モータ駆動ユニット用プラスチックフレーム。