JPS63154789A - 土壌改良用粒状石こうの製造法 - Google Patents

土壌改良用粒状石こうの製造法

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JPS63154789A
JPS63154789A JP30002086A JP30002086A JPS63154789A JP S63154789 A JPS63154789 A JP S63154789A JP 30002086 A JP30002086 A JP 30002086A JP 30002086 A JP30002086 A JP 30002086A JP S63154789 A JPS63154789 A JP S63154789A
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JP
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gypsum
water
granulation
soil
mixture
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JP30002086A
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English (en)
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Kazuhiro Kamata
鎌田 和祥
Akira Ookoba
大古場 章
Takahiro Sakaguchi
坂口 高弘
Hiroyuki Eto
江藤 宏行
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Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、土壌改良剤として好適な粒状石こうの製造法
に関する。更に詳しくは、フミン質及びアルコール醗酵
廃液が添加された粒状石こうの製造法に関する。
(従来の技術及び発明が解決しようとする問題点)石こ
う (二水石こう)は、その化学式が示す通り中性であ
り、また、土壌に混合された場合、その土壌の水持ち、
水はけ等が良くなり、更に安価であることから、近年、
土壌改良剤として注目されている。
而して、天然資源に乏しい我が国では、石こうはその殆
どが燐酸面こう、チタン石こう、排煙脱硫石こう等の化
学工場等から排出される副産石こうである。この副産石
こうは、多くの場合、粉状の二水石こうであり、しかも
付着水を含有している。従って、この様な石こうを土壌
に撒布する場合、粉状であるがため発塵するという大き
な問題がある。また、付着水分を含有しているので、機
械的撒布が困難で、しかも撒布後土壌と均一に混合され
難い等の問題もある。
この様な問題を解決するため、従来から石こうの粒状化
が種々試みられて来た。
しかし、原料面こうが二水石こうで、しかも付着水を含
んでいるがゆえに造粒が困難であり、更に、造粒された
粒子の硬度が小さいので、造粒後の乾燥工程などの製造
工程中、貯蔵中、輸送時、土壌に撒布時において、粒子
が崩壊や粉化しやすいという問題がある。これらの問題
を少しでも改良するために、上記した通り造粒品の乾燥
を行なうわけであるが、このことは乾燥装置及び乾燥の
ための熱エネルギーを必要するという問題を伴なう。
崩壊や粉化を改良する目的で、石こうを造粒する際に、
ベントナイト、粘土、デキストリン、パルプ廃液、ポリ
ビニールアルコール、メチルセルロース、水ガラス等の
造粒助剤または粉化防止剤を、予めまたは造粒時に、石
こうに加えて造粒する方法も提案されているが、この方
法も造粒品の崩壊や粉化の防止という、上記問題をさほ
ど改良するに至っていない。
(問題点を解決するための手段及び作用)本発明者等は
、土壌改良剤として好適な崩壊や粉化のしにくい粒状石
こうを得る目的で鋭意検討を重ねた結果、半水石こうに
フミン質及びアルコール醗酵廃液を添加して、これを造
粒すれば、崩壊や粉化が著しく改良され、かつ土壌中で
適度に粉化する土壌改良剤として好適な粒状石こうが得
られることを見出し、本発明を完成するに至ったもので
ある。
すなわち、本発明の土壌改良用粒状石こうの製造法は、
半水石こうにフミン質を添加混合した後、または添加混
合しながら、該混合物にアルコール醗酵廃液またはアル
コール醗酵廃液と水とを加え造粒することを特徴とする
ものである。
本発明を更に詳細に説明する。
本発明の原料である半水石こうは、二水石こうを焼成し
て得られる焼石こう (β−半半水口う)でも勿論問題
なく使用可能ではあるが、β−半半水口うを得るために
は、上記の通り二水石こうを焼成する必要がある。半水
法または三水−半水法による湿式燐酸製造プラントから
副生ずる半水石こう(α−半半水−う)は、何ら前処理
を必要とすることなくそのまま使用可能であるので、本
発明の粒状石こうの原料として好適である。
尚、α−半半水−うを原料として使用する場合、α−半
半水−うは上記の通り湿式燐酸製造プラントから副生に
より得られたものであるので、若干の燐酸分を含んでい
て酸性である。従って、造粒に先立って、または造粒時
に、α−半半水−うに中和剤を加え、α−半半水−うを
中性にすることが好ましい。中和剤としては、安価な硝
石法、生石灰、炭酸カルシウム等のカルシウム化合物が
、α−半半水−う中の燐酸分と化合して水不溶性の燐酸
カルシウムを形成するので好ましい。
β−半半水口うが湿式燐酸側生石こうから得られたもの
である場合も同様である。
尚、粒状石こうが酸性であっても不都合を来たさない土
壌である場合は、燐酸分は肥料としての効果も奏するの
で上記中和は必要ない。
本発明に使用するフミン質とは次のものをいう。
すなわち、例えば、北海道地方で産出する草炭は、これ
を水洗などの方法で精製処理を施すと、腐植質と繊維質
に分離され、必要に応じ乾燥されるが、本発明でいうフ
ミン質とは、上記腐植質または腐植質と繊維質との混合
物である。
粉状である半水石こうに対するフミン質の添加量は、半
水石こうCa5Oa・%H20100重量部に対し、フ
ミン質乾燥品換算として2〜10重量部が好ましい、フ
ミン質が2重量部未満では造粒された石こうの硬度が硬
すぎて、土壌と混合された粒状石こうが崩壊され難く、
均一な改良土壌となりにくいので好ましくない。逆に、
フミン質が10重量部を越えると造粒性が悪化すると共
に、粒状石こうの硬度が低下し崩壊しやすくなるので好
ましくない。
本発明に使用するアルコール醗酵廃液とは、アルコール
類の醸造時に副生ずるものであって、使用原料によって
、性質、成分は一定しないが、何れにしても糖分及びア
ルコール分を含んだ粘稠な液体であり、芳香も有してい
る。従って、本発明において、造粒時に適量添加しなが
ら造粒すると、造粒性が向上すると共に、製品である粒
状石こうに若干の栄養分も付加するので、植物にとって
好都合である。また、アルコール醗酵廃液の添加は粒状
石こうに芳香を付与するので、商品価値を高める点でも
好都合である。
アルコール醗酵廃液の添加量は、粉状である半水面こう
CaSO4・y2H20100重量部に対し5〜25重
量部が好ましい。添加量が5重量部未満ではその効果が
十分でなく、逆に25重量部を超える量では、造粒時に
おける半水面こうの水和が遅延するため、造粒が困難と
なり、また、粒状石こうの表面がべたつくと共に、その
硬度が低下するので不都合である。更に、粒状石こうが
貯蔵中に発カビしやすくなり好ましくない。
本発明で使用するアルコール醗酵廃液は、半水面こうの
造粒時において、バインダーの役割も果たすので、従っ
てその粘度は20〜500cp程変が適当である。
フミン質及び必要に応じ中和剤を添加混合された半水面
こうは、皿型造粒機、ドラム型造粒機、パドル型造粒機
等、通常公知の転勤造粒機を用いて造粒する。
本発明では、造粒に際しアルコール醗酵廃液及び必要に
応じ水を添加しながら造粒する。即ち、本発明ではフミ
ン質及び必要に応し中和剤を添加された半水面こうは、
二水石こうに水和される過程で造粒されるので、この水
和に必要な水分を造粒時添加する必要がある。造粒時の
添加水は、実際には水和造粒された石こう中の付着水分
量が5〜10重量%程度になる様な量が好ましい。
本発明で使用する半水面こうは、既述のようにβ−半半
水−うと燐酸工場で副生ずるα−半半水口うとがある。
β−半半水−うにあっては、付着水分が実質的に零であ
るので、造粒時の添加水量は、半水面こうCa5Oa 
・’AHt0 100重量部当り、25〜32重量部程
度必要である。α−半半水口うの場合、10〜25重量
%の付着水分を含有しているので、従って、造粒時に添
加する水量はこの分差用いて添加すれば良い。
尚、α−半半水口う中の付着水分量によっては、造粒時
に水を添加する必要のない場合もある。
造粒石こう中の付着水が5重量%未満では造粒しにくい
ので好ましくなく、逆に10重量%を超えても造粒し難
いのみならず、造粒石こうが発カビしたり固結したりす
る。また、甚だしきに至っては乾燥を必要とするので好
ましくない。
造粒石こうの粒径は5〜20メツシュ程度が適当である
。粒径が小さすぎると取扱い中に粉化しやすいので好ま
しくなく、逆に大き過ぎると取扱いが不便であると共に
、土壌と均一に混合し難いので不便である。
(実施例) 以下、実施例及び比較例により、本発明を具体的に説明
する。尚、実施例、比較例で表わす%は重量%を示す。
実施例に 水−半水法による湿式燐酸製造プラントで副生じて得ら
れたα−半半水口う(付着水17.8%)2.0にg/
hrに、水分48.5%含有のフミンM 200g/h
r及び、中和剤として消石灰30g/hrを皿型造粒機
にフィードし、アルコール醗酵廃液120g/、hrを
加えながら造粒した。
造粒性は良好で、得られた粒状石こうの粒径は5〜20
メソシユのものが97.5%、その他の品質は第1表に
示す通りであり、特に粉化は殆どせず、粒子の硬度も適
度のものであった。
実施例2 三水法による燐酸製造プラントで副生じて得られた、二
水石こう(付着水分18.2%)を焼成してβ−半半水
−う(付着水分は実質的にゼロ)を得た。次に実施例1
で使用した皿型造粒膜に、上記β半水石こう 1.5K
g/hr 、実施例1で使用したと同しフミン質140
g/hr 、アルコール醗酵廃液100g/hr及び水
300g/hrをフィードして造粒した。実施例1と同
様、造粒性は良好で、得られた粒状石こうの粒径は5〜
20メツシユのものが97.8%、その他の品質は第1
表に示す通りであり、特に粉化は殆どせず粒子の硬度も
適度のものであった。
第1表 (注)1)硬度測定方法 圧縮強度測定器にて1粒ずつ10粒について圧縮強度を
測定し、その平均値を示す。
2)粉化率測定方法 実施例で製造された粒状石こうを20メツシユの篩で篩
分し、その篩上品100gを篩振とう機にて20分間振
とうさせた後、再び20メツシユの篩で篩分し篩下の量
を粉化率とした。
比較例に 水沫による燐酸製造プラントで副生して得られた二水石
こう(付着水分18.7%) 2.0Kg/hrと、実
施例1で使用したと同じフミン質160g/hrとを、
実施例1で使用した皿型造粒機にフィードし、アルコー
ル醗酵廃液200g/hrを加えながら造粒したが、造
粒性が極めて悪く殆ど粒状化されなかった。
(発明の効果) 本発明の土壌改良用粒状石こうは、この様な方法で製造
されたものであるから、従来の粒状石こうに比べて、次
のように多くの秀れた物性を有する。
本発明の粒状石こうは、半水石こうにフミン質を添加混
合した後または添加混合しながら、アルコール醗酵廃液
を加え、この半水石こうを水和し、造粒して得られたも
のであるので、造粒が容易でかつフミン質及びアルコー
ル醗酵廃液が添加されているので、その作用により適度
の硬度をもっている。従って、取扱中に粉化し難(、し
かも、土壌と混合した後早期に粉化して均一土壌を形成
すると共に、フミン質及びアルコール醗酵廃液がもたら
す若干の栄養分も付与されているので好都合である。
更に、本発明の粒状石こうは、半水石こうを水和させな
がら造粒したものであるので、従来必要であった造粒後
の乾燥を必要としない。
また、半水石こうに燐酸工場で副生じたα−半水石こう
を使用すれば、半水石こうを得るための焼成も不要であ
るので、極めて経済的である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)半水石こうにフミン質を添加した後、または添加混
    合しながら、該混合物にアルコール醗酵廃液またはアル
    コール醗酵廃液と水とを加え造粒することを特徴とする
    土壌改良用粒状石こうの製造法。 2)フミン質の添加量が、半水石こう100重量部に対
    し、フミン質乾燥品換算として2〜10重量部である特
    許請求の範囲第1項記載の方法。 3)アルコール醗酵廃液の添加量が、半水石こう100
    重量部に対し、5〜25重量部である特許請求の範囲第
    1項ないし第2項記載の方法。 4)半水石こうに中和剤を添加する特許請求の範囲第1
    項ないし第3項記載の方法。
JP30002086A 1986-12-18 1986-12-18 土壌改良用粒状石こうの製造法 Pending JPS63154789A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008247998A (ja) * 2007-03-29 2008-10-16 Tochigi Prefecture 石灰質造粒物およびその製造方法

Cited By (1)

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