JPS63152339A - 光学活性なビシクロカルボン酸とその誘導体 - Google Patents

光学活性なビシクロカルボン酸とその誘導体

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JPS63152339A
JPS63152339A JP62145580A JP14558087A JPS63152339A JP S63152339 A JPS63152339 A JP S63152339A JP 62145580 A JP62145580 A JP 62145580A JP 14558087 A JP14558087 A JP 14558087A JP S63152339 A JPS63152339 A JP S63152339A
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JP
Japan
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group
formula
formulas
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compound
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Application number
JP62145580A
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English (en)
Inventor
Katsuaki Miyaji
克明 宮地
Kazutaka Arai
和孝 新井
Yoshio Obara
義夫 小原
Yasuhiro Takahashi
泰裕 高橋
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Nissan Chemical Corp
Original Assignee
Nissan Chemical Corp
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/55Design of synthesis routes, e.g. reducing the use of auxiliary or protecting groups

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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、医薬品として有用なプロスタグランジン類の
中間体であるコーリー・ラクトンおよびその光学対掌体
の新規な中間体およびその製造法に関する。上述の新規
な中間体は一般式(1)%式%) 〔式中、Rは水酸基の保護基を意味し;Xは水素原子、
C02R’ (R’は水素原子、炭素数1乃至7のアル
キル基またはCO□R′としてCO□Hの塩を意味する
。)または、 を意味し; Xが水素原子を意味するときは、YはCO□R′または を意味し、 XがC07R′または を意味するときは、Yは水素原子を意味する。〕によっ
て表される。
プロスタグランジン類は生理活性物質であり、生体の恒
常性維持に根源的な役割を担っていることから様々な分
野の医薬品としての利用が期待されている。その中でも
分娩促進、末梢血流改善などの分野で既に実用化されて
いるものもある。
プロスタグランジン類の化学的合成法の中で最も有効的
なものはコーリー等によって報告されたコーリー・ラク
トン(式〔■〕)を ♂R′ 〔式中、R,R’は、Hあるいは水酸基の保護基を意味
する。〕鍵中間体とするものである。(参考文献: J
AC3票397(1970)、 JAC3部1490 
(1971))現在も多くのプロスタグランジン類がコ
ーリー・ラクトンを経由して合成されていることからコ
ーリー・ラクトンはプロスタグランジン類の合成に不可
欠な化合物である。
上記の一般式(1)により表される化合物は、このコー
リー・ラクトンの光学活性体を合成する際の重要な中間
体である。
〔従来の技術〕
光学活性なコーリー・ラクトンの合成法には、多くの方
法が知られており、その中でも下記の4法は優れている
とされている。
3)ファイグー法・・・ノルボルナジェンのプリンス反
〔発明が解決しようとする問題点〕 上記の1)〜3)の3法は、いずれも光学分割を必要と
するため、高価な光学分割剤を必要とし分割操作が煩雑
であり、しかも不要な対字体が無駄になってしまうとい
う問題点がある。これに対して4)の不斉ディールス・
アルダ−法は、光学分割することなしに高収率、高選択
的にコーリー・ラクトンが製造できる優れた方法である
。しかし従来知られているコーリー等が行なった不斉デ
ィールス・アルダ−法は、工業的に入手が困難で、しか
も高光学純度での合成も困難な(−)−プレボン(参考
文献:八ngew、 Chem 73240(1961
)、 JOC41380(1976) T、L、514
 (1977))を不斉源としており工業的製造法とし
ては不適当であった。
以上の理由により、より入手容易な不斉源を利用した不
斉ディールス・アルダ−法による光学活性なコーリー・
ラクトンの製造法が望まれていた。
〔問題点を解決する手段〕
今回、本発明者等は工業的に入手容易な不斉源を種々、
検討した結果光学活性なバントラクトンを利用すること
によりルイス酸存在下で不斉ディールス・アルダ−反応
が高収率、立体的に高選択的に進行することを見い出し
、これによって上記の問題点を解決することができた。
従来、無置換のシクロペンタジェンと光学活性なバント
ラクトンのアクリル酸エステル下記構造式(II)−1
または(II)−2との不斉ディールス・アルダ−反応
は知られていた〔参考文献、ポル・トーマス他、(Po
ll Thomas et al、、Tetrahe−
dron Lett、、 26(25)3095−30
98(’85) ) 、本発明者は、無置換のシクロペ
ンタジェンに換えて、一般式(II[)で表わされる5
−モノ置換シクロペンタジェンを−100°C〜0°C
1好ましくは−65〜−40°Cの範囲内で、この反応
に適用した。
(III)が異性化し易い化合物であり、また一般に不
斉ディールス・アルダ−反応は基質の僅がな変化でも収
率の低下や選択性の低下を起こす可能性がある。それに
も係わらず、上述のように高収率、立体的に高選択的に
反応を行えることを本発明者等は見出した。
本発明者等は、下記構造式(n)−1または(]I)−
2 により表わされる化合物と一般式〔■〕   ゛〔式中
、Rは水酸基の保護基を意味する。〕(以下、余白) で表わされる5−モノ置換シクロペンタジェンとをルイ
ス酸存在下で反応させると、高収率で、しかも高選択的
に、光学活性なビシクロ(2,2,1)へブタ−5−エ
ン−2−エンド−カルボン酸のバントラクトンエステル
〔下記の構造式CI−(X・ラクトン)〕により表され
る化合物(原料〔■〕=1から生成するもの)または下
記の構造式〔I−(Y=ラクトン)〕により表わされる
化合物(原料〔■〕−2から生成するもの)〕 (以下、余白) が得られることを見出した。
光学活性な化合物(1−(X=ラクトン)〕及び〔1−
(Y・ラクトン)〕を加水分解して得られるそれぞれに
対応する遊離のカルボン酸(1−(X=CO21() 
)及びCI −(Y=CO□H) )は、共に新規な化
合物である。また、これらのラクトンは結晶性が高いた
め、化学的にも光学的にも容易に精製できる点は、末法
が従来法に比べて優れている点のひとつである。
また、これらのカルボン酸(1−(X=CO21) )
及び(1−(Y=COZH) )を酸性触媒の存在しな
い常法例えば、ジアゾメタン処理;あるいは酸クロライ
ドに変換後、脱塩酸剤の存在下アルコールと反応させる
ことにより該当カルボン酸のアルキルニスチル(1−(
X・エステル)〕及び(1−(Y=エステル)〕を合成
出来た。
下図および参考例に示したように、化合物〔I−(X=
ラクトン)〕、〔■−(X−エステル)〕および(1−
(X、cO21() )は、それぞれコーリー等の手法
(参考文献:JAC5976908(1975))ある
いはトロスト等の手法(参考文献:JAC597352
8(1975))により光学活性なケトン〔V〕に変換
し、次いでコーリー法により高収率で光学活性なコーリ
ー・ラクトンに変換できる。同様に、化合物(1−(Y
−ラクトン)〕、(I−(Y=エステル)〕および(I
−(Y=COJ) )を使用すれば化合物(V)、(V
I)および(IV)の光学対掌体が得られる。
(以下、余白) (1−(X=CO□H) ) (VI:l           (IV)(VI) 
−2(IV)−2 〔式中、R“は炭素数1から7のアルキル基を意味する
。〕 (以下、余白) 以上のことより工業的に入手容易な不斉源を利用した不
斉ディールス・アルダ−法による工業的に有利な光学活
性なコーリー・ラクトンの製造法を完成した。以下、本
発明をさらに詳しく説明する。
化合物(II)−1または化合物(II)−,2である
光学活性なアクリル酸バントラクトンエステルを有機溶
媒中、低温でルイス酸と作用させる。
ここで、使用される有機溶媒としては、ベンゼン、トル
エン、キシレン、クロロヘンゼン等の芳香族系溶媒及び
ジクロロメタン、クロロボルム、四塩化炭素等ののハロ
ゲン化アルカン系溶媒が挙げられ、更にこれらの混合溶
媒および石油エーテル、n−へキサン等のパラフィン系
溶媒との混合溶媒も挙げられる。
使用するルイス酸としては5nCj24. TiCj2
4゜AfCj2:+、 EtAffiCj2zなどで使
用量としては、原料エステルに対し0.1モル当量から
3モル当量、好ましくは0.3モル当量から1モル当量
である。
反応温度は、−70°Cから20°C1好ましくは−3
5°CからO′Cである。
反応系を更に低温に冷却し、これに一般式(III)で
表わされる5−モノ置換シクロペンタジェンをそのまま
あるいは上記溶媒の溶液として加え、低温で反応を行な
・うと、化合物(1−(X・ラクトン)〕または〔I−
(Y−ラクトン)〕である光学活性なビシクロ(2,2
,1]へ]ブター5−エンー2−エンドーカルボン酸パ
ントラクトンエステが得られる。
加える5−モノ置換シクロペンタジェンの量は、原料の
アクリル酸エステルに対し0.5モル当量から10モル
当量、好ましくは1モル当量から3モル当量である。
一般式中、Rで表される水酸基の保護基は、低温でルイ
ス酸に対して安定で、しかもアルカリ性に安定な保護基
である。その例としては、ベンジル基;−・ンゼン環が
1乃至2ケの臭素原子、塩素原子または低級アルキル基
によって置換されたベンジルW;メ!・キシメチル基の
例によって代表される低級アルコキシメチル基およびt
−ブチルジフェニルシリル基、t−ブチルジメチルシリ
ル基等の低級アルキル化されたシリル基が挙げられる。
反応温度としては、−100°CからO′c、好ましく
は一65°Cから一40°Cである。
反応時間としては、1時間から48時間、好ましくは5
時間から20時間である。
本発明の不斉ディールス・アルダ−反応によって得られ
たディールス・アルダ−付加体を)IPLcにより分析
したところ一般式〔I−(X・ラクトン)〕またはCI
−(Y・ラクトン)〕により表わされる目的物とそのジ
アステレオマーの比はr91:3以下」と非常に高いこ
とがわかった。
目的物は非常に結晶性が高く、再結晶により容易に化学
的、光学的に純粋にできる。
以上のように得られた化合物(I−(X−ラクトン)〕
または[1−(Y−ラクトン)〕である光学活性なエス
テルを脱水酸基保護やエビ化を起さない範囲の条件の加
水分解をすることによりそれぞれ化合物(1−(X=C
O2H) )またはCI−(y=cozu) 〕T:あ
る光学活性なカルボン酸が得られる。加水分解の条件と
しては、好ましくは水酸化ナトリウム、水酸化リチウム
、水酸化カリウム等の水酸化アルカリによるアルカリ性
加水分解等が挙げられる。
この加水分解によるエビ化、ラセミ化はなく、容易に化
学的、光学的に純粋な光学活性なカルボン酸が得られる
[1−(X=CO2H) )または(1−(Y=CO2
1() )のカルボン酸を、エチルエーテルのような不
活性溶媒中、ジアゾメタンによりメチルエステル化する
ことが出来る。また、塩化チオニルのような塩素化剤に
より酸クロライドに誘導した後、ピリジンのような脱塩
酸剤の存在下炭素数1乃至7のアルコールによりエステ
ル化して一般式CI−(X・エステル))tJ、:は[
:I−(Y・エステル)〕のエステルに誘導することが
可能である。その他、酸性触媒を用いない常法も用いら
れる。
(発明の作用効果〕 人手容易な不斉i#(11−またはし−バントラクトン
)を使用する本発明の方法によって、化合物〔■−(X
・ラクトン)〕、[:T−(X−エステル)〕、〔■−
(Y−ラクトン)〕または[I−(Y・エステル)]で
ある新規な光学活性なエステル及び化合物〔I−(X=
CO□H) )または(T −(Y=co□H) )で
ある新規な光学活性なカルボン酸が高収率、高選択的に
製造できるようになった。化合物(1−(X・エステル
)〕、(1−(Y=エステル)〕、l: I −(X=
CO□H)〕およびCI −(y=co□H) )のラ
セミ体は既知〔参考文献 :USP4,007,211
.  JAC5,,97,(12)3528.  JA
C3,,99、(9)3101 、)であるが、1光学
活性なコーリー・ラクトンさらにはプロスタグランジン
を合成するには、煩雑かつ非効率的な分割操作を必要と
していた。本発明の結果、光学活性なコーリー・ラクト
ン、さらには、プロスタグランジン類の工業的製造が非
常に容易になった。
〔実施例及び参考例〕
以下、実施例及び参考例を示し、本発明を具体的に説明
する。なお、これらの実施例によって本発明が限定され
るものではない。
実施例I D−バントラクトンのアクリル酸エステル2.4g (
13,0mmol)(化合物[11)−1)を(ジクロ
ロメタン:石油エーテル−7: 1 (v/ν))の?
HX’24m1.に溶解し一15°Cに冷却した。この
溶液に四塩化チタンの石油エーテル1M溶液を6.5m
ff滴下した。この温度で30分撹拌後、−60°Cま
で冷却し7これに5−ベンジルオキシメチルシクロペン
タジェン〔化合物(IIT ) 、  R=Cl12P
h ) 5.93 g (31,9mmol)を加え、
−60°Cで10時間撹拌した。13時間かけて0°C
まで温度を上昇させた後、炭酸ナトリウム・10水和物
13.4 gを加え室温で30分間撹拌した。生成した
沈殿物を濾別した後溶媒留去を行ない、得られた油状物
をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(200g;ヘ
キザン:エーテル−2: 1 (v/ν)で溶出)で精
製したところ、褐色結晶3.56g(収率74%)が得
られた。これをHP L C分析したところ(YMC−
PACK^−3030DS、メタノール:水−4: 1
 (v/v))目的化合物2S−ビシクロ[2,2,1
〕へ〕ブター5−エンー2−エンドーカルボンのD−パ
ントラクトンエステル(1−(X・ラクトン)、R=C
H2Ph〕と、そのジアステレオマーの比が98対2で
あった。褐色結晶をヘキサン−エーテル溶液より再結晶
すると、純粋な目的化合物が白色結晶として得られた。
’H−NMR(400MHz、 CDCj23)δ(p
pm) ;1、13 (31(、s) 、 1.17 
(3H,s) 、 1.52 (18,dd、 J=1
21(z、 J=411z) 。
2.03(LH,ddd、J=12Hz、J=9Hz、
J=4Hz)。
2.15(IH,t、J=7tlz)、 2.86(L
H,br t)。
3.19(LH,dt、J=9!(z、J=4Hz)、
 3.24(LH,m)。
3.36(2H,dd、J=7Hz、J=3Hz)、 
4.00(LH,d、J=9Hz)。
4.05(II、d、J=9Hz)、 4.44(21
Ls)、5.31(IILs)。
5、79 (IH,dd 、 J=6Hz 、 J=3
Hz) 、 6.13 (IH,dd、 J=6Hz 
、 J=31+z) 。
7.2−7.4(5H,m) MS;  M”、  =370.  (M−PhCHz
 ) ” =279CM−1853” = 185 (
逆ディールス・アルダ−反応) m、p、  96.0−96.5°C (α) o 25−−57.8° (c=1.o O,
MeOH)なお、ジアステレオマー比の決定は、以下の
ようにして行った。
D L−バントラフ1−ンとアクリル酸から合成したう
セミ体のパン1〜ラクトンアクリル酸エステル((II
:l−1: [II)−2=1 : 1の混合物)に対
して、上述と同じ反応条件により収率77χで2種のジ
アステレオマー〔〔1−(X・ラクトン)〕、〔■−(
Y・ラクトン〕〕の混合物)を得た。この混合物をHP
 L C分析したところ、それぞれのジアステレオマー
に由来する2木のピークが1:1で分離された。実施例
1および8のジアステレオマー比は、この2木のピーク
の面積比より決定した。
実施例2 実施例1によって製造された2S−ビシクロ[2,2,
1)へブタ−5−エン−2−エンド−カルボン酸のD−
バントラクトンエステル((I−(X−ラクトン) )
 、  R=cl12ph ) 1.56 g (4,
22mmof)を (水: TIIP = 1 : 1
 (v/v))の溶媒20m1に溶かし、これに水酸化
リチウム0.43g(17,9mmol)を加え室温で
24時間撹拌した。TIIFを留去後、10%塩酸6m
lを加え、酸性とし、(n−ペンタン:ジクロロメタン
−98: 2 (v/v))C1 の溶液 15mnで3回抽出した。有機層を硫酸マグネ
シウムで乾燥後溶媒を留去すると、油状の目的物 2S
−ビシクロ(2,2,1)へブタ−5−エン−2−エン
ド−カルボン酸[[I−(X−CO2H) )、 R=
CToPh) 1.08 g (収率99%)が得られ
た。このものは冷蔵庫で冷却すると固化し白色結晶とな
った。
’ HNMR(90MHz 、 CDCI2.3)δ(
ppm) ;1.36(LH,dd)、 1.91(L
H,dd)、 2.07(If(、t)。
2.81(LH,m)、 3.00(LH,dt)、 
3.17(It(、m)。
3.34(28,d)、 4.4(2H,s)、 5.
86(LH,dd)6.04(IH,dd)、 7.2
−7.6(5H,m)MS;  M+ =258.  
CM−CH2Ph )” −167(CH2Ph )’
=91. CM−79)”=179(逆ディールス・ア
ルダ−反応) m、p、  40.5−41.5°C (α) D ”−49,3° (c=1.005. M
eOH)実施例3 7−アンチ−ベンジルオキシメチルビシクロ(2,2,
1)へブタ−5−エン−28−エンドカルポン酸メチル
エステルの合成 2S−−ビシクロ(2,2,1)へブタ−5−エン−2
−エンド−カルボン酸(CI−(X=CO2H) ) 
、  R−C112Ph ) 144 mgをジエチル
エーテル5 ml2に溶解し、これにジアゾメタンを吹
き込み飽和させ1時間放置した。窒素を吹き込め、過剰
のジアゾメタンを除去した後溶媒を留去した。これをシ
リカゲルカラムクロマトグラフィー(7g、ヘキサン:
エーテル−21で溶出)で精製したところ油状のメチル
エステル〔化合物(1−(X−エステル) ) 、 R
=CHzPh、 R−Me)が125mg(収率82%
)得られた。
’ H−−NMR(60MHz 、 CDCP、 3)
δ(ppm)  ; 1.43(IH,dd、J=11
11z、J=4Hz)、 1.7〜2.3(211,+
n)、 2.7〜3.2(311,m)、 3.3(2
H,d、J=7Hz)。
3.53(311,s)、 4.35(211,s)、
 5.74(IH,dd、J=711z、 J=2!(
z)、 5.98(III、dd、J=711z、J=
2Hz)、 7.3(5H,br 5)JR:  17
30(cm−’)、 740.720.700M5:M
  ”  −272,〔M−CH2Ph  )  ” 
 −181゜(C1lzPI+  )  ”  = 9
 1〔α)D”=−48,3° (cm0.933. 
 MeOIl)実施例4 7−アンチ−ベンジルオキシメチルビシクロ(2,2,
1)へブタ−5−エン−2S−エンド−カルボン酸エチ
ルエステルの合成 2S−ビシクロ(2,2,1)へブタ−5−エン−2−
エンド−カルボン酸C(1−(X=CO□)l))、R
−CHzPh ) 50 mgを四塩化炭素4 mlに
溶かし、これに塩化チオニル0.38mff1を加え、
3時間加熱還流した。溶媒及び過剰の塩化チオニルを減
圧留去後、乾燥トルエン2mI!、、乾燥ピリジン0.
02ml2及び乾燥エタノール0.02ml2を加え、
室温で4時間撹拌した。10%塩酸、次いで飽和炭酸水
素ナトリウム水溶液で洗浄後、有機層を硫酸マグネシウ
ムで乾燥した。溶媒留去して得られた残渣をシリカゲル
カラムクロマトグラフィー(4g、ヘキサン:エーテル
−2: 1 (v/ν)で溶出)で精製したところ油状
のエチルエステル((I−(X−エステル) ) 、 
 R=CH2Ph、R″−Et)が37mg(収率67
%)得られた。
’+1−−NMR(60MHz、  CDCl!、3)
δ(ppm)  ;1.2(3tLt、J=9Hz)+
  1.3〜2.3(3)1.m)。
2.7〜3.3(3H,m)、 3.33(2H,d、
J=7Hz)、 4.05(2)1゜q、J=911z
)、  4;38(2)1.s)、  5.79(II
、dd、J=7Hz、  J=2Hz)。
6.07(III、dd、J=71(z、J=211z
)、  7.3(5H,br 5)Ill :  17
30(cm−’)、  740. 720. 700M
5 :  M’ −286、(M−CHzPh 〕“−
195゜[CIl□Ph]”=!Ill 〔α) n ”−55″(cm0.369.  MeO
H)実施例5 7−アンチ−ベンジルオキシメチルビシクロ(2,2,
1)へブタ−5−エン−2S−エンド−カルボン酸イソ
アミルエステルの合成 2S−ビシクロ(2,2,1)へブタ−5−エン−2−
エンド−カルボン酸C(1−(X=CO□I())、R
=C112Ph ) o、 30 gを四塩化炭素6 
ml2に溶かし、これに塩化チオニルI n+j2を加
え、3時間加熱還流した。溶媒及び過剰の塩化チオニル
を減圧留去後、乾燥トルエン5mff1、乾燥ピリジン
0.11m1及び乾燥イソアミルアルコール0.40 
mj! ヲ加え、16時間室温で撹拌した。反応液にエ
ーテル50nlを加え、10%塩酸、飽和炭酸水素ナト
リウム水溶液で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。
溶媒留去して得られた残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(20g、ヘキサン:エーテル−3: 1 
(v/v)で溶出)で精製したところ油状のイソアミル
エステル((I−(X−エステル)) 、  R=CH
zPh、 R“−イソアミル(iso−八myl)  
)を0.30g(収率79%)得た。
’ HNMR(60MHz 、 CDC1i)δ(pp
m)  ;0.90(6)!、d、J=6Hz)、 1
.1〜2.3(68,m)。
2.7〜3.2(3H,m)、 3.3(2H,d、J
=7Hz)、 4.0(2H,t。
J=7Hz)、’ 4.34(2H,s)、 5.72
(IH,dd、J=6Hz、 J=2+1z)。
5.98(IH,dd、J=611z、J=2Hz)、
 7.4(5)1.br 5)IR:  1730(c
m−’)、 740.720.700MIM”−328 [α] D ”−56,5″(cm1.045. Me
OIl)実施例6 ツーアンチ−ペンジルオキシメチルビシクロ(2,2,
1)へブタ−5−エン−28−エンド−カルボン酸−3
−ヘキシルエステルの合成2S−−ビシクロ(2,2,
1)へブタ−5−エン−2−エンド−カルボン酸CCI
−(X=CO□11) ) 、 R=CII2Ph )
 0.30 gを四塩化炭素6III!!、に溶かし、
これに塩化チオニル1mlを加え、3時間加熱還流した
。溶媒及び過剰の塩化チオニルを減圧留去後、乾燥トル
エン5ml、乾燥ピリジン0.11m!及び乾燥s−ヘ
キシルアルコール0.40+nI!。
を加え20時間室温で撹拌した。反応液にエーテル50
mnを加え、10%塩酸、飽和炭酸水素ナトリウム水溶
液で洗浄し硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒留去して
得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(
20g、ヘキサン:エーテル−=3:1(ν/ν)で溶
出)で精製したところ油状のS−ヘキシルエステル(C
1−(X−エステル)) 、 R=Cl12Ph、 R
−CIl(CH3) (C112)3CH3)を0.2
1g(収率53%)得た。
’II  NMR(60MHz、 CDCl 3)δ(
ppm)  ;  0.6〜1.7(IOH,m)、 
1.7〜2.3(4H,m)。
2.7”2.9(411,m)、 3.3(211,d
、J=7Hz)、 4.3(21j、s)。
4.8(LH,br q)、  5.7(LH,dd、
J=611z、J=311z)、  6.0(III。
dd、J=611z、J=3Hz)、  7.0〜7.
5(5H,m)IR:  1720(c+n−’L  
740. 720. 700M5:M+−342 〔α)D”−54,6° (C=1.024.  Me
Otl)実施例7 ツーアンチ−ベンジルオキシメチルビシクロ(2,2,
1)ヘプタ−5−エン−2S−エンドーカルボン酸−D
−バントラクトンエステル2S−ビシクロ(2,2,1
)へブタ−5−エン−2−エンド−カルボン酸[CI 
−(X=CO□11) ]、  R−CHzPh ) 
0.51 gを四塩化炭素6mlに溶かし、これに塩化
チオニル0.6ml2を加え、3時間加熱還流した。溶
媒及び過剰の塩化チオニルを減圧留去後、乾燥トルエン
6 ml、乾燥ピリジン0.18 ml2及びD−バン
トラクトン0.28 gを加え室温で3時間撹拌した。
有機層を10%塩酸、次いで飽和炭酸水素ナトリウム水
溶液で洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒留去
後得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(10g、ヘキシルエステル−2:1(ν/v)で溶出
)で精製したところD−パントラクトンエステル〔(1
−(X=ラクト7)  ) 、  R=CH2Ph )
を0.66 g(収率90%)得た。
’ tl −NMR(90MIIz 、 CDCj2 
s)δ(ppm)  ; 1.13(3H,s)、 1
.17(3H,s)、 1.52(II、d。
J=1211z)、 2.00(Ill、dd、J=1
2Hz、J=911z)、 2.15(LH。
t、J=711z)、 2.86(III、br t)
、 3.0〜3.3(2H+m)+3.36(2H,d
、J=711z)、 4.00(LH,s)、 4.4
4(2H,s)。
5.31(Ill、s)、 5.79(LH,dd、J
=6Hz、J=311z)、 6.13(III。
dd、J=611z、J=311z)、 7.2〜7.
4(5)1.m)IR:  1790(an−’)、 
1730.740.720.700MI  M” −3
70,CM−CH2Ph )” −279゜(M−18
5)+−185(逆ディールス・アルダ−反応) mp: 96.0〜96.5°C [α]、”=−57,8°(c=1.oo、 MeOH
)実施例8 L−バントラクトンのアクリル酸エステル2.4g (
13,0mmol)(化合物(II)−2)を(ジクロ
0メタン二石油エーテル−7: 1 (V/V))の溶
媒24m1!に溶解し一15°Cに冷却した。この溶液
に四塩化チタンの石油エーテル1M溶液を6.5m42
滴下した。この温度で30分撹拌後、−60°Cまで冷
却しこれに5−ベンジルオキシメチルシクロペンタジェ
ン〔化合物(1) 、 R=cn2ph ) 5.93
 g (31,9mmo+)を加え、−60°Cで10
時間撹拌した。13時間かけてO″Cまで温度を上昇さ
せた後、炭酸ナトリウム・IO水和物13.4 gを加
え室温で30分間撹拌した。生成した沈殿物を濾別した
後溶媒留去を行ない、得られた油状物をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(200g;ヘキサン:エーテル
−2:1(ν/ν)で溶出)で精製したところ、褐色結
晶3.56g(収率74%)が得られた。これをIIP
Lc分析したところ(YMC−PACK A−3030
DS、メタノール:水−4: 1 (v/v))目的化
合物2R−ビシクロ(2,2,1)へブタ−5−ニンー
2−エンド−カルボン酸のし一パントラクトンエステル
CI −(Y=ラクトン) 、R=CH2Ph〕と、そ
のジアステレオマーの比が98対2であった。褐色結晶
をヘキザンーエーテル溶液より再結晶すると、純粋な目
的化合物が白色結晶として得られた。
’ It−N門R(400門Hz、 CDCl 3)δ
(ppm) ;1、13 (311,s) 、 1 、
17(3H,s) 、 1.52 (18,dd、 J
=12Hz、 J=4Hz) 。
2.03(IH,ddd、J=1211z、J=911
z、J=4Hz)。
2.15(LH,t、J=711z)、 2.86(I
H,br t)。
3.19(III、dt、J=911z、J=4Hz)
、 3.24(IH,m)。
3.36(211,dd、J=7Hz、J=3Hz)、
 4.00(1!I、d、J=9Hz)。
4.05(III、d、J=911z)、 4.44(
2H,s)、5.31(IH,s)。
5、79 (I IL dd 、 J=611z、 J
=3Hz) 、 6.13 (LH,dd 、 J=6
Hz、 J=31(z、) 。
7.2−7.4 (511,m) 耶;  M” =370.  CM−PhCHz ) 
” =279(L−185) ” −185(逆ディー
ルス・アルダ−反応) m、p、  96.0−96.5°C Ca)n ”=+57.8° (c=1.00. Me
OH)〔参考例〕 以丁、コーリー・ラクトンへの誘導例として、2S−ビ
シクロ(2,2,1:lヘプタ−5−エン−2−エンド
−カルボン酸[(I−(×=C0211) ) 、  
R=CH2Ph)をトロスト等の手法(参考文献:JA
C5973528(1975))で光学活性なケトン(
V)に変換しく参考例1を参照)、更にコーリー等の手
法(参考文献:JAC5976908(1975))で
光学活性なヨードラクトン(VI)に導いた(参考例2
を参照)のでその結果を示す。
参考例1ニ ジイソプロピルアミン15  mI!、(10,7mm
ol)を乾燥THF17mffiに溶解し、アルゴン雰
囲気下−78℃に冷却する。これに1.57Mノルマル
ブチルリチウム、ヘキサン溶液6.4ml2(10,0
mmo+)を滴下する。0°Cで1時間撹拌した後、−
30°Cに冷却する。これに23−ビシクロ(2,2゜
1)へブタ−5−エン−2−エンド−カルボン酸((1
−(X=CO□H) ) 、  R=CH2Ph ) 
1.08 g (4゜19mmo+)及びHMPAo、
 88 mI!、(5,06mmol)を乾燥テトラヒ
ドロフラン5 ml2に溶解した溶液を滴下し、0°C
で3時間撹拌した。−10’Cに冷却し、ジメチルジス
ルフィド0.56  ml (6,21mmol)を加
え、0°Cで2時間撹拌した。反応溶液を氷水に注ぎ、
エーテルで抽出する。水層をIN塩酸で酸性化し、塩化
ナトリウムで飽和した後エーテルで抽出する。有機層を
集め溶媒留去すると油状物が得られた。これを乾燥エタ
ノール10m!!。
に溶かし、0°Cで炭酸ナトリウム0.86g、N−ク
ロロスクシンイミド0.96 g (7,19mmoり
を加え、アルゴン雰囲気下、室温で3時間撹拌した。亜
硫酸ナトリウム飽和水溶液0.7 ml2.  IN 
HCI!、12mff1.エーテル3 m!!、を加え
さらに室温で5時間撹拌した。反応液を氷水に注ぎ、塩
化ナトリウムで飽和し、エーテルで3回、ジクロロメタ
ンで2回抽出し、有機層を硫酸マグネシウムで乾燥後、
溶媒を留去した。得られた油状物をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(60g、ヘキサン:エーテル−2:
 l (v/v)で溶出)で精製したところ光学活性な
ケトン(V)が0.49g(収率51%)得られた。
’l!  NMR(90MHz、 CDC123)1.
98 (211,t) 、 2.72(III、 t)
 、 3.00(IH,m) 、 3.14 (LH,
m) 。
3.52 (2H,d) 、 4.46 (28,s)
 、 5.92(Ill、 dd) 、 6.40 (
ill、 dd) 。
7.3(5)1.m) (α)n”=  420° (c = 0.376 、
Cl1CJ23)参考例2 乾燥ジクロロメタン5 nuに、純度70%のm−クロ
ロ過安息香酸220+ng (0,89mmol) 、
炭酸ナトリウム12.01ng (1,13mmol)
を加え、水冷下、乾燥ジクロロメタン3 n+42に溶
かしたケトン(V) 160111g (0,70mm
ol)を加え、0°Cで4時間撹拌した。亜硫酸ナトリ
ウム飽和水溶液6mlを加え、しばらく撹拌した後、ジ
クロロメタン抽出を行ない有機層を亜硫酸ナトリウム水
溶液で洗浄した。硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留
去すると、油状のラクトンが165mg得られた。
これに、メタノール3 ml2、水2 m(2を加え、
次いで水酸化ナトリウム83 rrlg (2,1mm
ol)を加え、室温で3時間撹拌した。メタノールを減
圧留去し、二酸化炭素で水層を中和した後、0°Cでヨ
ウ素0゜52g、ヨウ化カリウム1.02 gを加え、
この温度で48時間撹拌した。亜硫酸ナトリウム飽和水
溶液で処理した後、酢酸エチルで抽出し、硫酸マグネシ
ウムで乾燥した。溶媒留去後、シリカゲルカラムクロマ
トグラフィー(20g、ヘキサン:酢酸エチル−2:1
(ν/ν)で溶出)で精製したところ白色結晶のヨード
ラクトン〔■〕190mg(収率70%)が得られた。
’It−NMR(90用+z、  CDC,i’、3)
   δppm1.92(ill、t)、 2.2−3
.0(41(、m)、 3.61(21(、dL3.8
−4.3(21+、m)、 4.50(21+、s)、
 5.00(1M、t)。
7.1−7.6(511,m) MS;  M’ =388.  (M−OCHzPh)
 ” =281m、p、  120 121°C (α) o ”−34,8° (c = 1.041 
、CIICj23)なお、融点、旋光度の値は、参考文
献:JAC8931491(1971)記載の値m、p
、  120−122°C1Ca〕n 25=  34
.0° (c = 1.1 、C)ICffi 3)と
一致した。
特許出願人 日産化学工業株式会社

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式〔 I 〕 ▲数式、化学式、表等があります▼〔 I 〕 〔式中、Rは水酸基の保護基を意味し; Xは水素原子、CO_2R′(R′は水素原子、炭素数
    1乃至7のアルキル基またはCO_2R′としてCO_
    2Hの塩を意味する。)または、 ▲数式、化学式、表等があります▼ を意味し; Xが水素原子を意味するときは、YはCO_2R′また
    ▲数式、化学式、表等があります▼ を意味し、 XがCO_2R′または ▲数式、化学式、表等があります▼ を意味するときは、Yは水素原子を意味する。〕によっ
    て表される化合物。
  2. (2)Yが水素原子である特許請求の範囲第(1)項に
    記載の化合物。
  3. (3)Rが、無置換のまたはベンゼン環が1乃至2ヶの
    低級アルキル基、臭素原子または塩素原子によって置換
    されたベンジル基である特許請求の範囲第(2)項に記
    載の化合物。
  4. (4)Rがベンジル基であり、R′が水素原子または炭
    素数1乃至7の第1級または第2級アルキル基である特
    許請求の範囲第(2)項に記載の化合物。
  5. (5)Rがベンジル基であり、R′が水素原子、メチル
    基、エチル基、イソアミル基またはn−ヘキシル基であ
    る特許請求の範囲第(2)項に記載の化合物。
  6. (6)Xが水素原子である特許請求の範囲第(1)項に
    記載の化合物。
  7. (7)一般式〔III〕 ▲数式、化学式、表等があります▼〔III〕 〔式中、Rは水酸基の保護基を意味する。〕により表さ
    れる化合物と式〔II〕−1 ▲数式、化学式、表等があります▼〔II〕−1 により表される化合物(D−パントラクトンアクリル酸
    エステル)を、不活性の溶媒とルイス酸の存在下、−1
    00〜0℃の範囲の反応温度で、不斉ディールス・アル
    ダー反応することを特徴とする一般式〔 I −(X=ラ
    クトン)〕 ▲数式、化学式、表等があります▼〔 I −(X=ラク
    トン)〕 により表される化合物の製造法。
  8. (8)溶媒がベンゼン、トルエン、キシレン、クロロベ
    ンゼン、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素ま
    たはこれらの溶媒の2種以上からなる混合溶媒であり;
    ルイス酸が四塩化錫、四塩化チタン、三塩化アルミニウ
    ムまたはエチルアルミニウジクロライド(EtAlCl
    _2)であり;ルイス酸の量が使用されるD−パントラ
    クトンアクリル酸エステルに対して0.1乃至3倍当量
    である特許請求の範囲第(7)項に記載の製造法。
  9. (9)溶媒がジクロロメタン:石油エーテル=1:5〜
    0(v/v)の組成の溶媒であり;ルイス酸が四塩化チ
    タンであり;使用される四塩化チタンの量が使用される
    D−パントラクトンアクリル酸エステルの0.3〜1.
    0倍当量である特許請求の範囲第(7)項に記載の製造
    法。
JP62145580A 1986-06-19 1987-06-11 光学活性なビシクロカルボン酸とその誘導体 Pending JPS63152339A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5219743A (en) * 1991-02-27 1993-06-15 Nissan Chemical Industries, Ltd. Method for optical resolution of corey lactone diols
WO2010071122A1 (ja) * 2008-12-19 2010-06-24 第一三共株式会社 シクロヘキセン誘導体の製造方法

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JOURNAL OF THE AMERICAN CHEMICAL SOCIETY=1975 *
TETRAHEDRON LETTERS=1985 *

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