JPS63152235A - 光ロ−カルエリアネツトワ−ク - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、ディジタル信号処理の可能な種々のデータ処
理装置を光ファイバを用いて結合し、結合された各デー
タ処理装置間で相互通信できるように構成された光ロー
カルエリアネットワークの新規な構成に関するものであ
る。

従来の技術 ローカルエリアネットワーク（Ｌｏｃａｌ　ａｒｅａ　
ｎｅｔ−ｗｏｒｋ、以下ＬＡＮと記す）は、いわばバイ
ナリコードの伝送ネットワークシステムであり、一般通
信回線を利用した広域ネットワークと計算機の内部バス
との中間に位置付けられる。ＬＡＮシステムにおいては
、回線の集約、伝送の高速性および高信頼性などが重要
な要件であり、これを達成する手段のひとつとして、シ
ステムを構築するハードウェアが簡明であることが要求
されている。

ＬＡＮシステムは、そのネットワークトポロジーによっ
て、リンゲ型、スター型等に分類されるが、最も基本的
なバス型について述べると、バス型ＬＡＮとして最も一
般的な形態は第３図に示すようなバス形式である。即ち
、信号の伝送媒体としては同軸ケーブルが用いられ、各
ノード１は方向性結合器であるタップ２によって同軸ケ
ーブル３に結合される。あるノードから送信された信号
はりピータ４で一旦再生中継された後に各ノード１へ送
信される。

発明が解決しようとする問題点 しかしながら、バスとして同軸ケーブルを用いた従来の
ローカルエリアネットワークでは、電磁波等による誘導
・妨害が大きな問題となる。特に、Ｆ　Ａ　（Ｆａｃｔ
ｏｒｙ　Ａｕｔｏｍａｔｉｏｎ）としてＬＡＮの利用が
論じられているが、この場合には、高電圧を必要とする
工作機械等のために誘導・妨害を受けて誤動作を生じる
確率が非常に高まる。従って、この分野で同軸ケーブル
によるＬＡＮシステムを構築する場合は、パスラインの
レイアウトが大きく制約される。しかしながら、そのよ
うな配慮をしても、パスラインの総延長が長くなると、
誤動作の発生を根絶することは困難になる。

また、前述のような従来のバス型のローカルエリアネッ
トワークはリピータの故障がシステムダウンにつながる
欠点がある。

一方、バス型のネットワークを構築する際、電磁波によ
る誘導・妨害を避けるために同軸ケーブルを光ファイバ
に置き換える場合は、リピータ機能をもつカプラを挿入
するために、パスラインである光ファイバをノードステ
ーション毎に切断する必要が生じる。しかしながら、こ
の構成は、１つのカプラのトラブルによってシステム全
体が影響を被ることになる。また、一旦構築したシステ
ムの構成を変更する場合にも、光ファイバを切断する構
成は不利である。

即ち、本発明の目的は、上記従来技術の問題点を解決し
、光ファイバの伝送媒体としての特性を活かすと共に、
ノード接続等の取り扱いが容易で、各カプラ及びリピー
タの障害がシステム全体に影響しない新規な光ＬＡＮを
提供することにある。

問題点を解決するための手段 そこで、本発明に従い、互いに隣接して並行に配置され
た１対の光ファイバの一端を相互接続し、他端を解放し
て構成した往復線路を形成する光ファイババスと、前記
１対の光ファイバの一方に受信部を、他方に送信部を、
前記光ファイババスを切断することなくそれぞれが該光
ファイババスに受動的なカプラによって光学的に結合さ
れた複数のノードステーションとから構成されることを
特徴とする光ローカルエリアネットワークが提供される
。

作用 本発明に従う光ＬＡＮは、伝送媒体として光ファイバを
用いているため、誘導・妨害を全く受けず、高速長距離
伝送に適したローカルエリアネットワークとなっている
。

また、カプラの取付けは光ファイバを切断することなく
行なうので、容易にノードの接続あるいは取り外しが可
能となり、ネットワークの変更が容易である。

更に、本発明に従う光ＬＡＮでは、各ノードの接続にリ
ピータ機能を有するカプラを使用せず、またリピータも
使用しないので、カプラ及びリピータの障害のために、
全システムが影響を受けることがない。

実施例 第１図は、本発明に従って構築されたＬＡＮシステムの
構成を概略的に示す図である。

即ち、このＬＡＮシステムにおいては、パスライン１は
２本の光ファイバｌｌａおよびｌｌｂから構成されてい
る。光ファイバｌｌａおよびｌｌｂは、その一端では互
いに接続され、他端は解放端とされて、全体として往復
線路を構成している。尚、外乱を排除するために、解放
端にはターミネータ１２を設けることが好ましい。

このパスライン１１に対して、ノードステーション１３
および１４は以下のように接続されている。即ち、各ノ
ードステーションは、送信側Ａを光ファイバＩｌａに、
受信側Ｂを光ファイバｌｌｂに後述のように光学的に接
続されている。従って、このノードステーション１３．
１４の接続によってパスライン１１を構成する光ファイ
バｌｌａ、ｌｌｂが切断されることはない。

第２図（ａ）　！ｔびにら）は、パスラインＩＩに対す
るノードステーションの接続を概略的に示すものである
。

即ち、送信側Ａにおける接続は、第２図（ａ）に示すよ
うに、光ファイバｌｌａを屈曲し、この屈曲部に対して
光信号を入射するような発光素子１６を設ける。この発
光素子１６は、各ノードステーションの送信する信号に
よって変調された光信号を出力する。従って、ノードス
テーションの送信する信号は、光ファイバｌｌａの屈曲
部から光ファイバ１１ａのコアに注入される。

一方、受信側においては、やはり光ファイバ１１ｂを屈
曲し、この屈曲部から放射される光信号を受光する受光
素子１７がノードステーションの受信部Ｂに接続されて
いる。従って、光信号は、このバス１１を常に図中の矢
印Ｐの方向にのみ伝播する。

これらの接続方式は、光ファイバが屈曲されると、その
光ファイバを伝播する光の放射モードが増加することを
利用しており、光ファイバを切断する必要がない。

なお、このＬＡＮシステムは、独立したネットワークコ
ントローラを持たず、各ノードが、例えばＩＥＥＥ８０
２．４のようなプロトコルに準拠するトークン・パッシ
ング方式の制御機能を有するものである。

トークン・パッシング方式について概説すると、トーク
ン・パッシング方式は、トークンと呼ばれるチャネル使
用許可信号をノードステーションの順番に従ってシステ
ム内で巡回あるいは往復させ、トークンを得たノードス
テーションがチャネルの使用権を得るという方式である
。この方式では、独立した通信制御局は必要がない。

第１図に示した光ＬＡＮシステムを以下のよう□な緒元
の部材で構成した。

第１表 第１表に示すような性能をもつ受光素子、発光素子を用
いてカプラを制作し、光ファイバ１１ａ１１１ｂにはＥ
　Ｔ　−８（Ｓ　１．１００／１４０μ、ＮＡ＝０．３
９）を用いた。

このネットワークが成り立つ条件は終端局、即ち、光フ
ァイバｌｌａとｌｌｂとの接続部分から最も遠くにある
ノードステーションが、自局の送出信号を受信できるこ
とである。これを数式で表わすと、下式のようになる。

Ｐｒ＝Ｐｔ　　２　（Ｎ　　１）　１ｔ　　２Ｌｊ！ｐ
　　ｉ’ｃ＞Ｐ−但し、Ｐ、は最小受光レベル、 Ｎはノード数、 Ｌはパスラインの両端のノード間の距離、この式に、前
述の部材の性能を当てはめると、ＬＥＤとＦＤを用いた
場合には、Ｎ−１０、Ｌ＝０．２Ｋｍ、ＬＤとＡＰＤを
用いた場合には、Ｎ＝３０、Ｌ＝ＩＫｍのネットワーク
を実現することができることがわかる。

このように構成された光ＬＡＮシステムでは、例えば第
１図のノードステーション１３から出力された電気信号
が、カプラｈで光信号に変換されて光ファイバｌｌａへ
注入される。注入された光信号はカプラｌの方へ伝搬す
るだけで、カプラＪには伝搬しない。こうして光フアイ
バ内を伝搬した光は受信用のカプラｌ及びカプラにで電
気信号に変換され、ノードステーション３および４に受
信される。尚、第１図ではノードステーションは２基し
か描いていないが、実際には多くのノードステーション
が接続されている。

発明の詳細 な説明したように、本発明に従う光ＬＡＮは、伝送媒体
として光ファイバを用いているので、電磁波による誘導
あるいは妨害を受けることはない。

従って、高速長距離伝送に有利に使用することができる
。

また、各ノードステーションの接続は光ファイバを切断
することなく行なうことができるので、ノードを取り外
したり、あるいは新規なノードを追加して、システムを
容易に変更することができる。

更に、本発明に従う光ＬＡＮでは、各ノードの接続にリ
ピータ機能を有するカプラを使用せず、またリピータも
使用しないので、リピータ及びカプラの故障が全システ
ムに影響を及ぼすことはない。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明に従う光ＬＡＮシステムの構成を概略
的に示す図であり、 第２図（ａ）並びに（ｂ）は、本発明に従う光ＬＡＮシ
ステムに適用することのできる光カプラの構成を概略的
に示すものであり、第２図（ａ）は送信用の、第２図（
ｂ）は受信用の光カブラをそれぞれ示しており、 第３図は、従来のバス型光ＬＡＮシステムの構成を概略
的に示すものである。 （主な参照番号） １・・・・・・・・・ノードステーション、２・・・・
・・・・・タップ、 ３・・・　・・・・・・バス、 ４・・・・・・・・・リピータ、 １１・・・・・・・・・パスライン、

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）互いに隣接して並行に配置された１対の光ファイ
   バの一端を相互接続し、他端を解放して構成した往復線
   路を形成する光ファイババスと、前記１対の光ファイバ
   の一方に受信部を、他方に送信部を、前記光ファイババ
   スを切断することなくそれぞれが該光ファイババスに受
   動的なカプラによって光学的に結合された複数のノード
   ステーションと から構成されることを特徴とする光ローカルエリアネッ
   トワーク。
2. （２）前記送信部は、前記カプラの内部で屈曲された前
   記光ファイバの側面へノードステーションから光信号を
   送出し、前記受信部は前記カプラの内部で屈曲された前
   記光ファイバの側面から漏れた光信号を受信するように
   構成されていることを特徴とする特許請求の範囲第１項
   に記載のバス型光ローカルエリアネットワーク。
3. （３）前記ノードステーションの各々が、送信権巡回方
   式によるネットワークメディアへのアクセス制御機能を
   有することを特徴とする上記特許請求の範囲第１項また
   は第２項に記載の光ローカルエリアネットワーク。