JPS63152073A - 情報記録媒体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の分野］ 本発明は、情報記録媒体に関するものである。

さらに詳しくは本発明は、感磁性ハブを備えた情報記録
媒体に係る改良に関するものである。

［発明の技術的背景］ 近年において、レーザビーム等の高エネルギー密度のビ
ームを用いる情報記録媒体が開発され、実用化されてい
る。この情報記録媒体は光ディスクと称され、ビデオ・
ディスク、オーディオ・ディスク、さらには大容量静止
画像ファイルおよび大容量コンピュータ用ディスク・メ
モリーとして使用されうるものである。

光ディスクは、基本構造としてプラスチック、ガラス等
からなる円盤状の透明基板と、この上に設けられた記録
層とを有する。記録層が設けられる側の基板表面には、
基板の平面性の改善、記録層との接着力の向上あるいは
光ディスクの感度の向上などの点から、高分子物質から
なる下塗層または中間層が設けられている場合もある。

一般に用いられている光ディスクは、その中央に光ディ
スクを回転駆動させるためのスピンドルが挿入される透
孔を備えている。光ディスクへの情報の記録（書き込み
）は、記録層の形成時に同時に行なわれることもあり、
あるいは製造された光ディスクを回転させながらレーザ
ビームを記録層に照射して情報の書き込みを行なうこと
もある。

一方、光ディスクに記録された情報の再生（読み出し）
は、光ディスクを回転させながら、書き込み用のレーザ
よりも低いエネルギーのレーザビームを記録層に照射す
ることにより行なわれる。

上記のような光ディスクを回転させながら情報の記録あ
るいは再生を行なう際に、光ディスクは偏心や振れなど
を伴なうことなく高精度に回転する必要があり、このた
め光ディスクの記録裂けおよび再生装置には、光ディス
クの回転中心となるスピンドルと共に光ディスクをプレ
ーヤーなどの回転盤の上に固定させるためのクランプな
どが備えられている。

光ディスクをプレーヤーの回転盤に固定する方法として
、光ディスクの透孔の周縁の記録層を設けてない部分を
、スプリングによっておさえつける方法が一般的に利用
されている。

近年、光ディスクの別の固定方法として、記録層と基板
とからなるディスクの中央の透孔に、スピンドル挿入用
孔を有する感磁性ハブを装着し。

プレーヤーの駆動部（回転盤など）に配置した磁性体に
よって感磁性ハブを磁力固定する、いわゆるマグネ−、
ト固定方式が提案されている。

現在、その光ディスクのマグネット固定方式の統一規格
について、光デイスク国際標準化全体会議（ＩＳＯ）に
おいて検討がなされている。

［発明の目的］ 本発明は、マグネット固定方式に利用するに適した改良
された情報記録媒体を提供することを目的とする。

本発明は特に、感磁性ハブが装着された情報記録媒体で
あって、感磁性ハブが情報記録ディスクに確実に装着さ
れた情報記録媒体を提供することをその目的とするもの
である。

［発明の要旨］ 本発明は、中央に透孔を備えた、レーザによる情報の書
き込みおよび／または読み取りが可ス七な情報記録ディ
スクの透孔に、 スピンドル挿入用孔を有する円筒部と軸部とからなる、
少なくとも一方が感磁性ハブである二個のハブであって
、一方のハブＡの円筒部が他方のハブＢの円筒部内には
め合わされるように、ハブＡの円筒部の外径がハブＢの
円筒部の内径に略等しくなるようにされていて、かつ両
円筒部間の機械的なはめ合い係合を可能にする係合部が
、ハブＡの円筒部の外側表面およびハブＢの円筒部の内
側表面の双方に備えられた構成を有する二個のハブＡ、
Ｂが、 該ディスクの透孔に各々の円筒部を介して両側から挿入
され、該円筒部間が機械的なはめ合い係合された状態に
て該ディスクの両側に固定されてなることを特徴とする
情報記録媒体からなるものである。

［発明の詳細な記述］ 本発明を、添付した図面を参照しながら詳しく説明する
。

本発明の情報記録媒体は、第１図に示すような外観形状
を有し、たとえば第２図に示すような構成をとるもので
ある。

すなわち、本発明の情報記録媒体の代表的な態様として
、情報記録ディスク１０の中央の透孔に、スピンドル挿
入用孔２１ａを有する感磁性ハブ２０Ａ（ハブＡ）とス
ピンドル挿入用孔２１ｂを有する感磁性ハブ２０ｂ（ハ
ブＢ）の二個の感磁性ハブが両側から装着された構成か
らなる態様を挙げることができる。

情報記録ディスク１０は、基板１１上に記録層１２を設
けられてなる情報記録ユニットが二枚、例えばスペーサ
１３を介して接合されたエアーサンドイッチ構造を有し
ている。ハブ２０Ａ（ハブＡ）は、円筒部２２ａと軸部
２３ａとからなり、感磁性片２４ａが装着されている。

ハブ２０Ｂ（ハブＢ）は、円筒部２２ｂと軸部２３ｂか
らなり、感磁性片２４ｂが装着されている。

ハブ２０Ａの円筒部２２ａの外表面には環状突起２５が
設けられており、ハブ２０Ｂの円筒部２２ｂの内側面に
は、その環状突起２５に対応する環状溝２６が設けられ
ている。

ハブ２ＯＡの円筒部２２ａおよびハブ２０Ｂの円筒部２
２ｂは、情報記録ディスクｌＯの透孔の両側から挿入さ
れ、円筒部２２ａの外表面の環状突起２５と円筒部２２
ｂの内側面の環状溝２６とが互いにはめ合わされて１機
械的に接合された状態となっている。

また、第３図は本発明の別の態様を示す情報記録媒体で
あり、外観は第１図と同じ形状を有している。

すなわち、情報記録ディスク３０の中央の透孔には、ス
ピンドル挿入用孔４１ａを有する感磁性ハブ４０Ａ　（
ハブＡ）およびスピンドル挿入用孔４１ｂを有する感磁
性ハブ４０Ｂ（ハブＢ）の二個の感磁性ハブが両側から
装着された構成となっている。

情報記録ディスク３０は、基板３１上に記録層３２を設
けられてなる情報記録ユニー／　）が二枚。

例えばスペーサ３３を介して接合されたエアーサンドイ
ッチ構造を有している。ハブ４０Ａ（ハブＡ）は、円筒
部４２ａと軸部４３ａとからなり、感磁性片４４ａが装
着されている。ハブ４０Ｂ（ハブＢ）は、円筒部４２ｂ
と軸部４３ｂからなり、感磁性片４４ｂが装着されてい
る。

ハブ４０Ａの円筒部４２ａの外表面にはねじ溝４５が設
けられており、ハブ４０Ｂの円筒部４２ｂの内側面には
、そのねじ溝４５に対応するねじ溝４６が設けられてい
る。

ハブ４０Ａの円筒部４２ａおよびハブ４０Ｂの円筒部４
２ｂは、情報記録ディスク３０の透孔の両側から挿入さ
れ、円筒部４２ａの外表面のねじ溝４５と円筒部４２ｂ
の内側面のねじ溝４６とが互いにはめ合わされて１機械
的に接合された状態となっている。

なお、第２および３図に示した情報記録媒体は本発明に
従う情報記録媒体の一構成例であり、本発明の情報記録
媒体は上記のような構成に限定されるものではない。

本発明の情報記録ディスクにおいて使用する基板は、従
来より情報記録媒体の基板として用いられている各種の
材料から任意に選択することができる。基板の光学的特
性、平面性、加工性、取扱い性、経時安定性および製造
コストなどの点から、基板材料の例としてはソーダ石灰
ガラス等のガラス；セルキャストポリメチルメタクリレ
ート、射出成形ポリメチルメタクリレート等のアクリル
樹脂：ポリ塩化ビニル、塩化ビニル共重合体等の塩化ビ
ニル系樹脂：エボキシ樹脂：およびポリカーボネートを
挙げることができる。これらのうちで寸度安定性、透明
性および平面性などの点から、好ましいものはポリメチ
ルメタクリレート、ポリカーボネート、エポキシ樹脂お
よびガラスである。

記録層□が設けられる側の基板表面には、平面性の改善
、接着力の向上および記録層の変質の防止の目的で、下
塗層（および／または中間層）が設けられていてもよい
。

下塗層（および／または中間層）の材料としては、たと
えば、ポリメチルメタクリレート、アクリル酸・メタク
リル酸共重合体、ニトロセルロース、ポリエチレン、ポ
リプロピレン、ポリ力−ポネート等の高分子物質；シラ
ンカー、プリング剤などの有機物質；および無機酸化物
（Ｓｉ０２゜ＡｆＬ２０２等）、無機弗化物（ＭｇＦ２
）などの無機物質を挙げることができる。

記録層に用いられる材料の例としては、Ｔｅ、Ｚｎ、Ｉ
ｎ、Ｓｎ、Ｚｒ、Ａｎ、Ｔｉ、Ｃｕ、Ｇｅ、Ａｕ、Ｐｔ
等の金属；Ｂｉ、Ａｓ、Ｓｂ等の半金属：Ｓｉ等の半導
体：およびこれらの合金またはこれらの組合せを挙げる
ことができる。

また、これらの金属、半金属または半導体の硫化物、酸
化物、ホウ化物、ケイ素化合物、炭化物および窒化物等
の化合物；およびこれらの化合物と金属との混合物も記
録層に用いることができる。あるいは、色素、色素とポ
リマー、色素と前掲の金属および半金属との組合わせを
利用することもできる。

記録層には、さらに記録層材料として公知の各種の金属
、半金属あるいはそれらの化合物などが含有されていて
もよい。

記録層は、上記材料を蒸着、スパッタリング、イオンブ
レーティングなどの方法により基板上に直接にまたは下
塗層を介して形成することができる。記録層は単層また
は重層でもよいが、その層厚は光情報記録に要求される
光学濃度の点から一般に１００〜５５００又の範囲であ
り、好ましくは１５０〜１００ＯＸの範囲でる。

記録層の上には、機械的強度の向上などの目的で、たと
えばゼラチン、ゼラチン誘導体等の天然高分子物質：セ
ルロース誘導体、ポリサッカライド、ラテックス状ビニ
ルポリマー、エチレン・酢酸ビニル共重合体等の合成高
分子物質などからなる保護膜が設けられていてもよい。

なお、基板の記録層が設けられる側とは反対側の表面に
は耐傷性、防湿性などを高めるために、たとえば二酸化
ケイ素、酸化スズ、弗化マグネシウムなどの無機物質：
熱可塑性樹脂、光硬化型樹脂などの高分子物質からなる
薄膜が真空蒸着。

スパッタリングまたは塗布等の方法により設けられてい
てもよい。

情報記録ディスクは前述のよ、うな記録層および基板か
らなる情報記録ユニット二枚を接合したエアーサンドイ
ッチタイプのものや、いわゆる貼り合わせタイプのもの
でもよく、あるいは一枚の情報記録ユニットからなる片
面タイプのものであってもよい。

本発明の情報記録媒体は二枚の情報記録ユニットを記録
層を内側にして接合した構造であることが望ましい。

情報記録ユニットの接合はスペーサを介して行なっても
よい。

スペーサには、公知のアルミニウム等の金属製のスペー
サおよび合成樹脂製のスペーサを使用することができる
。

スペーサは基板と同一の熱膨張係数および吸湿膨張係数
の材料であることが好ましい。

二枚の情報記録ユニットの接合には、公知の各種の接着
剤を用いることができるが、例えば紫外線硬化型アクリ
ル系接着剤、紫外線硬化型エポキシ系接着剤、紫外線硬
化型二ン・チオール接着剤、熱硬化型エポキシ系接着剤
、熱硬化型ウレタン系接着剤、シリコーン接着剤、ホッ
トメルト接着剤等を挙げることができる。

また、二枚の情報記録ユニー、トの接合または、基板と
スペーサとの接合を、超音波を利用して基板などの一部
を熔融接着することにより行うことができる。

次に、情報記録ディスクに装着する感磁性ハブについて
説明する。

感磁性ハブ本体の材料としては、ポリカーボネート樹脂
、ポリアクリル樹脂、アセタール樹脂等の合成樹脂を挙
げることができる。

基板と感磁性ハブとの熱膨張係数および吸湿膨張係数を
合わせるために感磁性ハブ本体の材料は基板材料と同じ
ものを使用することが好ましい。

感磁性ハブの構成に必要な、感磁性体は、鉄、鉄を含む
合金などの感磁性物質からなるものであるが、さびにく
い物質からなることが好ましい。

感磁性体の形状には特に限定はないが、代表的な形態と
しては、感磁性体を粉状にした形態の感磁性粉、感磁性
体を板状、棒状等の形態にした形態の感磁片の二種を挙
げることができる。

感磁性粉は、感磁性ハブ本体に練り込んで射出成形して
感磁性ハブを製造することができる。

また、板状の感磁性片はハブに埋め込んで感磁性ハブを
製造してもよく、あるいは、樹脂によって被覆された感
磁性片を感磁性ハブに接合してもよい。

感磁性ハブの情報記録ディスクへの固定は、前述の情報
記録ユニット同士の接合に用いる接着剤の中から選択し
て使用することができる。また。

感磁性ハブの情報記録ディスクへの固定も、超音波を利
用して基板あるいはハブ材料などの一部を熔融接着する
ことにより行うことができる。あるいは、機械的な係合
による固定も可能である。

情報記録ディスクが二枚の情報記録ユニットを接合した
エアーサンドイッチタイプまたはいわゆる貼り合わせタ
イプの場合は、情報の読み取りの関係上、二個の感磁性
ハブを使用することが好ましいが、片面タイプの場合は
一方が感磁性ハブであればよい。

［発明の効果］ 以上のように、本発明の情報記録媒体は／＼ブの補出が
情報記録ディスクに固定されているのみならず、情報記
録ディスクの両側から透孔に挿入された円筒部同士が、
その円筒部側面の係合部を介した機械的な係合によって
接合されているので、ハブの情報記録ディスクへの装着
がより確実になる。

従って、ハブの情報記録ディスクへの装着を長期間にわ
たって良好に維持することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は１本発明に従う情報記録媒体の構成を示す斜視
図である。 第２図は、第１図の情報記録媒体のｘ−Ｘ線に沿った中
央部分の断面図である。 第３図は、本発明の情報記録媒体における別の態様の中
央部分の断面図である。 １０．３０：情報記録ディスク １１．３１：基板 １２．３２：記録層 １３．３３ニスペーサ ２０Ａ、４０Ａ：ハブＡ（感磁性ハブ）２０Ｂ、４０Ｂ
：ハブＢ（感磁性ハブ）２１ａ、２１ｂ、４１ａ、４１
ｂニ スピンドル挿入用孔 ２２ａ、４２　ａ　；　ハブＡ（７）円筒部２２ｂ、４
２ｂ＝ハブＢの円筒部 ２３ａ、４３ａ：ハブＡの補出 ２３ｂ、４３ｂ＝ハブＢの補出 ２４ａ、２４ｂ、４４ａ、４４ｂ：感磁性片２５：環状
突起 ２６：環状溝 ４５．４６：ねじ溝 特許出願人　富士写真フィルム株式会社代　　理　　人
　　弁理士　　　柳　　川　　泰　　男第１図 第２図 第３図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、中央に透孔を備えた、レーザによる情報の書き込み
   および／または読み取りが可能な情報記録ディスクの透
   孔に、 スピンドル挿入用孔を有する円筒部と袖部とからなる、
   少なくとも一方が感磁性ハブである二個のハブであって
   、一方のハブＡの円筒部が他方のハブＢの円筒部内には
   め合わされるように、ハブＡの円筒部の外径がハブＢの
   円筒部の内径に略等しくなるようにされていて、かつ両
   円筒部間の機械的なはめ合い係合を可能にする係合部が
   、ハブＡの円筒部の外側表面およびハブＢの円筒部の内
   側表面の双方に備えられた構成を有する二個のハブＡ、
   Ｂが、 該ディスクの透孔に各々の円筒部を介して両側から挿入
   され、該円筒部間が機械的なはめ合い係合された状態に
   て該ディスクの両側に固定されてなることを特徴とする
   情報記録媒体。 ２、ハブＡの円筒部の外側面とハブＢの円筒部の内側面
   の双方にねじ溝が設けられていて、各円筒部間の機械的
   なはめ合い係合が該ねじ溝を介して行なわれていること
   を特徴とする特許請求の範囲第１項記載の情報記録媒体
   。 ３、二個のハブがいずれも感磁性ハブであることを特徴
   とする特許請求の範囲第１項記載の情報記録媒体。 ４、情報記録ディスクが、それぞれ基板と記録層とから
   なる二枚の情報記録ユニットを記録層を内側にして接合
   してなる構造を有することを特徴とする特許請求の範囲
   第１項記載の情報記録媒体。