JPS63149629A - カメラ - Google Patents

カメラ

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JPS63149629A
JPS63149629A JP61298522A JP29852286A JPS63149629A JP S63149629 A JPS63149629 A JP S63149629A JP 61298522 A JP61298522 A JP 61298522A JP 29852286 A JP29852286 A JP 29852286A JP S63149629 A JPS63149629 A JP S63149629A
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motor
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macro
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Kazuhiro Akiyama
秋山 和洋
Takao Koda
幸田 孝男
Masao Shoji
東海林 正夫
Toshio Yoshida
吉田 利男
Masayoshi Hirai
正義 平井
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Fujinon Corp
Fujifilm Holdings Corp
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Fuji Photo Film Co Ltd
Fuji Photo Optical Co Ltd
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    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B7/00Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements
    • G02B7/28Systems for automatic generation of focusing signals
    • G02B7/30Systems for automatic generation of focusing signals using parallactic triangle with a base line
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B3/00Focusing arrangements of general interest for cameras, projectors or printers
    • G03B3/10Power-operated focusing

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Focusing (AREA)
  • Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)
  • Automatic Focus Adjustment (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、オートフォーカス装置による自動合焦機能を
備え、異なる2つの焦点距離で撮影が可能であるととも
に、近接撮影(マクロ撮影)もできるようにした焦点距
離切り換え式カメラに関するものである。
〔従来の技術〕
レンズシャッタ式のコンパクトカメラにおいて、例えば
焦点距離35mm程度のワイド撮影(広角撮影)と、焦
点距離70mm程度のテレ撮影(望遠撮影)とを切り換
えて使用できるようにした焦点距離切り換え式のカメラ
が公知である。このようなカメラでは、一般に光軸内に
付加レンズを出入りさせるようにしておき、ワイド撮影
時には付加レンズを光路外に退避させ、テレ撮影時には
メインレンズを前方に繰り出すと同時に、付加レンズを
光路内に挿入して焦点距離を切り換え、しかも焦点調節
に関しては光電式のオートフォーカス装置を共通に用い
るようにしている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところで、最近このような焦点距離切り換え式のカメラ
に、撮影距離が数10cm〜1m程度の近接撮影機能を
もたせる試みがなされている。近接撮影を可能とするた
めには、撮影レンズの合焦範囲をさらに近距離側に拡張
しなくてはならないが、このためにオートフォーカス装
置の測距範囲を単に広げようとすると、光電式のオート
フォーカス装置の投・受光部の構造が複雑かつ大型化し
やすく、しかも近距離側で充分な測距精度を維持するこ
とが困難である。もちろん、近接撮影専用のオートフォ
ーカス装置を別設することは、コストやスペースの点で
不利であるとともに、構造の複雑化が避けられない。
また、オートフォーカス装置によって撮影レンズを近接
撮影位置まで繰り出すようにした場合には、無限遠距離
から近接撮影距離までの間を、所定数のレンズセット位
置で分割することになるため、レンズセット位置が粗く
なりやすい。特に、焦点深度の浅い近接撮影距離範囲で
レンズセット位置を細かく設定すると、撮影頻度の高い
通常撮影距離範囲でのレンズセット位置段数が不足しが
ちになる。さらに、無限遠距離から近接撮影距離までの
間では、撮影レンズの繰り出し量が太き(なることから
、撮影レンズを合焦位置にセットするまでの時間が延長
されるという欠点も生じるようになる。
本発明はこのような技術的背景に鑑みてなされたもので
、共通のオー、トフォーカス装置を併用しながら、通常
撮影時はもとより、近接撮影時にも良好な焦点調節がで
きるようにした焦点距離切り換え式カメラを提供するこ
とを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は上記目的を達成するために、撮影レンズの少な
くとも一部を保持した移動筒を、モータによって駆動さ
れる移動機構を介して光軸方向に移動させて焦点距離の
切り換えを行い、近接撮影時には、前記移動筒内で撮影
レンズの少なくとも一部を、前記モータによって駆動さ
れる近接撮影セット機構により移動させて近接撮影位置
にセットするようにしている。そして、この近接撮影セ
ット機構の作動時には、これに連動してオートフォーカ
ス装置の測距範囲を近接撮影範囲に切り換えるようにし
たものである。
以下、本発明の一実施例について図面を参照しながら説
明する。
〔実施例〕
本発明を用いたカメラの外観を示す第2図において、ボ
ディ1の前面には固定筒2が固定され、その内部には移
動筒3が光軸方向に移動自在に支持されている。さらに
、移動筒3にはマスターレンズ4を保持した鏡筒6を含
む可動ユニット5が支持され、この可動ユニット5は移
動筒3内で光軸方向に移動されるようになっている。こ
の可動ユニット5には、後述するように測距装置によっ
て作動して鏡筒6を繰り出すための機構やシャッタが内
蔵され、鏡筒6は可動ユニット5に対して光軸方向に移
動自在となっている。
また、ボディ゛1の前面には撮影レンズの焦点距離を切
り換えるときに操作されるブツシュ−ブツシュ式のモー
ドボタン7が設けられている。焦点距離が短く (例え
ば35mm程度)、広角撮影に適したワイドモードにセ
ットされている場合には、第3図(A)に示したように
、フィルム面5の前方にはマスターレンズ4が位置して
いる。この状態でレリーズボタン9を押すと、測距装置
が作動して投光部10aから被写体に測距用の光ビーム
が照射され、これを受光部10bで受けて測距が行われ
る。そして、この測距により検出された測距信号に対応
してマスターレンズ4を保持した鏡筒6が可動ユニット
5に対して移動し、マスターレンズ4が合焦位置にセッ
トされた後、シャッタ11が開閉して露光が行われる。
ワイドモードにセットされている状態からモードボタン
7を押すと、第3図(B)に示したように、移動筒3の
移動によりマスターレンズ4が前方に移動し、さらにワ
イドモード時には撮影光軸から退避していたコンバージ
ョンレンズ12が挿入される。これによりマスターレン
ズ4とコンバージョンレンズ12とから撮影レンズが構
成され、その焦点距離としては70mm程度の長焦点と
なり、望遠撮影に適したテレモードにセットされるよう
になる。そして、レリーズボタン9を押すとワイドモー
ド時と同様に測距装置が作動して、マスターレンズ4の
鏡筒6が可動ユニット5に対して移動された後にシャッ
タ11が開閉する。
テレモード状態からは、第3図(C)に示したように近
接撮影に適したマクロモードに移行させることができる
。すなわち、詳しくは後述するように、マクロモード時
には可動ユニット5をテレモード時よりもさらに前方に
移動させることによって、近距離側の撮影範囲を広げる
ようにしている。そして、レリーズボタン9の押圧によ
り測距装置が作動し、マスターレンズ4の位置調節が行
われる。
なお第2図において、符号13はストロボの発光部を示
し、ワイドモード時にはこれがボディ1内に自動的に没
入し、発光部13の前面に固定された拡散板14とボデ
ィ1に固定された拡散板15との両者によって配光特性
が決められる。また、テレモード時及びマクロモード時
には、発光部13は図示のようにポツプアップし、拡散
板14のみで配光特性が決められるようになる。
鏡筒部分の要部断面を示す第4図において、固定筒2に
は一対のガイドバー19が設けられ、移動筒3はこれに
沿って光軸方向に進退する。移動筒3は前進したテレモ
ード位置と、後退したワイドモード位置との2位置をと
り、その位置決めは移動筒3の当接面3bあるいは3C
が固定筒2の内壁骨は面に当接することによって行われ
る。
移動筒3には、コンバージョンレンズ12を保持した鏡
筒20が軸21を中心として回動自在に設けられている
。鏡筒20にはピン22が突設されており、その先端は
固定筒2の内壁に形成されたカム溝2aに係合している
。そして移動筒3が前方に移動されるときには、カム溝
2a、 ピン22を介して鏡筒20が回動し、これが図
示のように光軸P内に挿入される。また、移動筒3が後
退するときには鏡筒20は光軸Pから退避する。
可動ユニット5は、移動筒3のガイドバー25及びガイ
ドスロット26で案内され、光軸Pに沿って進退される
。可動ユニット5は、シャッタ11及びこれを開閉駆動
するためのステッピングモータ27と、やはりステッピ
ングモータ27によって回動されるフォーカス用のカム
板28、そしてガイドバー29を備えている。このガイ
ドバー29と、可動ユニット5を貫通したガイドバー2
5には、マスターレンズ4を保持した鏡筒4が嵌合され
ている。この鏡筒4と前板30との間にはコイルバネ3
1が介装され、鏡筒4は常に後方に押圧されており、鏡
筒4の後端面に植設されたピン31はカム板28に圧接
されるようになっている。
前記移動筒3及び可動ユニット5の移動機構の概略を示
す第1図において、移動筒3の後端には長孔3aが形成
され、二〇長孔3aには繰り出しレバー35の自由端に
植設されたピン36が係合している。繰り出しレバー3
5はバネ性をもった例えば金属薄板などからなり、軸3
7を介してボディ1に回動自在に取り付けられている。
繰り出しレバー35の中央部分には、略U字状のスロッ
ト39で囲まれるように、長孔40が形成されている。
繰り出しレバー35の長孔40には、ピン41が係合し
ている。このピン41は、軸42と一体の回転板43に
突設されている。そして、この回転板43は、モータ4
5を駆動することによってギヤトレインを介して軸42
とともに回動される。
前記軸42を支軸として、マクロレバー46が回動自在
に取り付けられている。マクロレバー46には突起46
aが設けられ、回転板43が反時計方向に一定量回動す
ると、回転板43の係合片43aに押されてマクロレバ
ー46が回動する。
マクロレバー46に植設されたピン47は、リンクレバ
ー48のL字状のスロット48aに挿通されている。こ
のリンクレバー48は、固定筒2の内壁に植設された軸
49を中心に回動自在となっている。そして、前記ピン
47とリンクレバー48との間にはネジリバネ50が介
装されており、マクロレバー46の回動は、このネジリ
バネ50を介してリンクレバー48に伝達される。すな
わち、前記マクロレバー46が反時計方向に回動すると
、ピン47がネジリバネ50の一端を下方へと押圧して
これを撓ませる。そして、このネジリバネ50の撓みが
他端に及び、このときの付勢力によってリンクレバー4
8が軸49の回りに時計方向に回動するようになる。
リンクレバー48には一体に押圧片51が形成されてい
る。そして、リンクレバー48が時計方向に回動したと
きには、第4図にも示したように、前記押圧片51は可
動ユニット5の後端に植設され、移動筒3の隔壁を貫通
しているピン52を押圧するようになる。
軸42に固定されたギヤ550回転は、カム板56が固
着されたギヤ57に伝達される。カム板56が回転する
と、そのカム面をトレースするように設けられたカムレ
バー58が回動する。このカムレバー58の回動は、切
り換えレバー60を介してスライド板61に伝達される
。すなわち、切り換えレバー60が回動することによっ
て、スライド板61はピン60a及び長孔61aを介し
て左右方向に移動される。なおスライド板61には、バ
ネ62により左方への付勢力が与えられている。
スライド板61には、さらに屈曲部分をもったスロット
61b、突起61cが形成されるとともに、左端にはア
ーム63が固着されている。前記スロット61bには、
レバー64に植設されたピン64aが係合している。レ
バー64はボディ1に固定の軸65を中心として回動自
在となっており、さらにピン64b、64cが植設され
ている。
ピン64bは、ファインダ光学系に用いられるGルンズ
66を保持したレバー67の長孔67aに係合し、ピン
64cはやはりファインダ光学系を構成するためのG2
レンズ68を保持したレバー69のスロット69aに係
合している。なお、ファインダ光学系は前記Gl、G2
レンズの他、ボディ1に対して固定されたG3.G4レ
ンズ70.71及びレチクル72を含んでいる。G3レ
ンズ70の前面にはハーフコートが施されており、レチ
クル72の視野枠像はG4レンズ71を通して観察する
ことができる。
前記スライド板61の移動に連動してレバー64が回動
すると、ピン64bを介してレバー67は軸67aを中
心として回動される。なお、符号73はレバー67を時
計方向に付勢しているバネを示す。また、レバー64に
植設された他方のピン64cは、長孔69aを介してレ
バー69をファインダ光軸Fに沿って移動させる。そし
て、スライド板61が例えば図示位置から左方にスライ
ドしたときには、レバー64が時計方向に回動する。こ
の結果、レバー67も図示の状態から時計方向に回動し
てGルンズ66がファインダ光軸F内に挿入され、さら
にレバー69はファインダ光軸Fに沿って前方に移動し
てG2レンズ68の繰り出しが行われるようになる。
前記G2レンズ68は、上述のようにしてファインダ光
軸Fに沿って移動自在であるとともに、図示位置から上
方にシフトさせることもできるようになっている。すな
わ°ちG2レンズ68は、レバー69と一体のレンズ枠
69に対し、上にスライドできるように保持されている
。そして、図示の状態においては、レンズ枠69aの上
端に取り付けられた板バネ74によって、G2レンズ6
8は下降位置に押しつけられているが、スライド板61
が右方に移動したときには、突起61cがG2レンズ6
8と一体となったロッド68aを押し上げるから、G2
レンズ68は板バネ74に抗して上に持ち上げられるよ
うになる。
スライド板61に固定されたアーム63の先端には、テ
ーパ63aが形成されている。このテーバ63aは、ス
ライド板61が右方にスライドしたときに、ボディ1に
固定された仮バネ75を下方に押し下げるように作用す
る。この板バネ75の先端は、投光レンズ77を保持し
ているホルダ78のフォーク78aに係合している。こ
のホルダ78は、軸78bを軸に回動自在となっている
から、板バネ75の下降によってホルダ78は時計方向
に回動され、その一端がストッパ80に当接して停止す
る。なお、このストッパ80は偏心ビンとして構成され
ているから、ビス81の回動により、ホルダ78の停止
位置を調節することができる。
前記投光レンズ77は、測距装置の投光部10a(第2
図)の前面に位置しており、その背後には例えば赤外光
を発光する発光ダイオードなどのような発光素子85が
配置されている。そして、ホルダ78が図示位置にある
ときには、撮影光軸Pと平行な投光光軸Qとなっている
。また、スライド板61が右方に移動し、これによって
板バネ75を介してホルダ78が右旋したときには、投
光レンズ77が受光部10b(第2図)側にシフトされ
ることになり、内側に傾いた投光光軸Rが得られるよう
になる。
カム板56が固着されたギヤ57には、これと一体に回
転するコード板88が設けられている。
コード板88の一面には、パターン化した接点板89が
固着されており、この接点板89に接片90を摺接させ
ておくことによって、モータ45の回転位置、すなわち
ワイドモード位置、テレモード位置、マクロモード位置
のいずれの位置までモータ45が回転されたかを検出す
ることができ、もちろんこの検出信号をモータ45の停
止信号としても利用することができる。
モータ45によって駆動されるギヤ92には、ピン92
aが突設されている。このギヤ92は、ストロボの発光
部13の昇降に利用される。すなわち、ギヤ92が図示
から反時計方向に回転してゆくと、ビン92aが発光部
13を保持した昇降レバー93を、バネ94に抗して押
し下げるから、これにより発光部13は拡散板15の背
後に格納され、また発光部13がこの格納位置にあると
きにギヤ92が逆転されると、発光部13は上昇位置に
ポツプアップする。
以上のように構成されたカメラの作用について、さらに
第5図の回路ブロック図及び第6図のフローチャートを
参照して説明する。まず、第1図に示したテレモード状
態のままで撮影を行う場合には、そのままファインダで
被写体を捉えてレリーズボタン9を押せばよい。この場
合のファインダ光学系は、第1図及び第7図(B)に示
したように、G2レンズ68.G3レンズ70.G4レ
ンズ71とから構成され、テレモードに適したファイン
ダ倍率が得られるようになっている。
テレモードにセットされているときには、T。
Wモード検出回路100からマイクロプロセッサユニッ
ト101 (以下、MPUl0Iという)にはテレモー
ド信号が入力されている。この状態でレリーズボタン9
を第1段押圧すると、この押圧信号がレリーズ検出回路
103を介してMPUl01に入力され、選択されたモ
ードの確認の後、測距装置が作動する。
測距装置が作動すると、第8図に示したように投光レン
ズ77を介して発光素子85からの光ビームが被写体に
向けて照射される。そして、被写体からの反射光は、受
光レンズ104を通って測距センサー105に入射する
。測距センサー105は、微少の受光素子を基線長方向
に配列して構成されたもので、被写体距離に応じてその
入射位置が異なってくる。すなわち、被写体距離が無限
遠に近い時には受光素子105aに入射し、K1位置に
被写体がある場合には、受光素子105bに入射するよ
うになる。したがって、受光部105のどの位置に被写
体からの反射光が入射しているかを検出することによっ
て、被写体距離を測定することができる。
被写体からの反射光が入射した受光素子の位置信号は、
測距信号としてMPUl0Iに入力される。MPUl0
Iは、この測距信号が適性範囲内であるときには、LE
D表示部106が作動し、例えばファインダ内に適正測
距が行われたことが表示され、レリーズボタン9の第2
段押圧ができるようになるとともに、受光部105から
の測距信号はT、W用AFテーブル107に記憶された
データと参照され、ステッピングモータ27の回転角が
決定される。そして、レリーズボタン9が第2段押圧さ
れると、ステンピングモーク駆動回路107には前記回
転角が得られるように駆動信号が出力される。この結果
、ステッピングモータ27は測距信号に応じた所定位置
まで回転し、これに伴ってカム板28が回動する。
こうしてカム板28が回動すると、ピン31を介して鏡
筒6が撮影光l1lIPに沿って進退調節され、マスタ
ーレンズ4が合焦位置に移動されるようになる。なお、
テレモードにおいてはマスターレンズ4の他にコンバー
ジョンレンズ12も撮影に用いられるため、これを考慮
してマスターレンズ4の合焦位置が決められることにな
る。マスターレンズ4が合焦位置に移動された後、ステ
ッピングモータ27はさらに一定量駆動され、これによ
りシャッタ11が開閉作動して1回の撮影シーケンスが
完了する。
上述したテレモード状態において、例えばに2位置(第
8図)に被写体があるときには、被写体からの反射光は
受光素子105Cに入射するようになる。この受光素子
105Cは、テレモード時におけるレンズ構成すなわち
第3図(B)で示した撮影光学系のもとで、カム板28
の回転だけではピントを合致させ得ないことを検出する
ために設けられている。第9図は、この様子を模式的に
示したもので、継軸はフィルム面上における錯乱円の径
δ、横軸は撮影距離を表している。また、横軸上のN。
は、ステッピングモータ27によってマスターレンズ4
を段階的に位置決めしたときに、マスターレンズ4とコ
ンバージョンレンズ12との最適合焦距離を示している
最小錯乱円、すなわち合焦状態とみなすことのできる錯
乱円をδ。としたときには、測距装置によって決められ
る最適合焦距離を例えばN2にセットすると、1.3m
〜1.8mの範囲を焦点深度内でカバーすることができ
る。ところが、最適合焦距離を最至近距離のNoにセッ
トしたときには、0.8mまではカバーすることができ
るが、それよりも近距離側では錯乱円かδ。よりも大き
くなり、合焦させることができなくなる。この場合には
、前述したように受光素子105Cに被写体距離が入射
したことが測距信号として検出され、これは至近警告と
してMPUl0Iに入力される。
こうして測距センサー105から至近警告信号“が出力
されると、レリーズボタン9の第2段押圧が阻止される
。そして、MPUl0Iはモータ駆動回路102に駆動
信号を出力し、撮影モードをテレモードからマクロモー
ドへと自動切り換えする。すなわち、第1図に示した状
態からモータ45が駆動され、ギヤ55が反時計方向に
回転する。
これにより回転板43の突片43aを介してマクロレバ
ー46が反時計方向に回動されるようになる。すると、
マクロレバー46の先端のピン47が、ネジリバネ50
を押し下げるようになり、このネジリバネ50の付勢に
よりリンクレバー48が反時計方向に回動する。
ところで、上述のようにリンクレバー48を回動させる
ためには、回転板43が回動されることになるが、テレ
モードにおいては移動筒3が最も繰り出された位置にあ
り、移動筒3は固定筒2に当接して移動できない状態と
なっており、回転板43が回動しても繰り出しレバー3
5は反時計方向には回動されることがない。この状態で
回転板43が回動すると、ピン41は繰り出しレバー3
5の長孔40に沿って移行する。ところが、長孔40の
形状は、前記ピン41の移動軌跡とは異なっているため
、長孔40の周囲部分はピン41の移動によってU字状
のスロット39の一方の側の幅を狭めるように変形され
るようになる。すなわち、第1図の状態からピン41が
反時計方向に移動すると、スロット39の前側の幅が狭
められるように長孔40の周囲が変形する。この結果、
繰り出しレバー35には移動筒3を前方に押し出す方向
の付勢力が生じ、移動筒3はそのままの位置に弾性的に
保持されるようになる。
上述のように、移動筒3がそのままの位置に保持されて
リンクレバー48が反時計方向に回動すると、リンクレ
バー48の他端に形成された押圧片51が、可動ユニッ
ト5の後端のピン52を介して可動ユニット5を前方へ
と押し出す。こうして撮影レンズがテレモードからマク
ロモードに移行されるのと並行してギヤ57が反時計方
向に回転し、カムレバー58.切り換えレバー60を介
してスライド板61は右方に移動する。
スライド板61が右方に移動すると、突起61Cがロッ
ド68aの下に入り込み、第7図(C)に示したように
、G2レンズ68をXだけ上方にシフトさせる。この結
果、ファインダ光軸Fは近接撮影に適するように下向き
に修正され、ファインダ視差を解消することができるよ
うになる。また、スライド板61が右方に移動されるこ
とによって、投光レンズ77を保持したホルダ78は、
軸78bを中心に右旋してストッパ80に当接する。こ
れにより第8図に破線で示したように、投光レンズ77
は測距センサー105側にSだけシフトされるようにな
る。
以上のように、可動ユニット5が繰り出され、ファイン
ダの02レンズ68が上方にシフトされ、さらに投光レ
ンズ77が測距センサー105側にシフトされると、こ
の時点で接片90によって検出される接点は、テレ用接
点89aからマクロ用接点89b(第5図)に切り換わ
る。この切り換え信号がデコーダ109を介してMPU
l0Iに入力されると、モータ駆動回路102に駆動停
止信号が供出され、モータ45の駆動が停止してマクロ
モードへのセットが完了する。
ところで、投光レンズ77が第8図破線位置にシフトさ
れることによって、投光光軸はQからRへと偏向する。
この結果、投光光軸Qのときには遠距離からの反射光を
受光していた受光素子105aは、K1位置と等距離に
あるL1位置の被写体からの反射光を受光するようにな
る。また、テレモード時においては合焦不可能であった
に2位置と等距離のし2位置にある被写体からの反射光
は、105dで受光できるようになり、近距離側に測距
範囲が変更される。
すなわち、第9図のテレモード状態における最も近距離
側の最適合焦位置N0はさらに近距離側にシフトする。
そして、例えば最適合焦位置の段数N7が20段まであ
るときには、第10図に示したように、この最遠の最適
合焦位置N2゜がマクロモード時の最遠の最適合焦位置
N2゜にシフトしてくる。そして、この最適合焦位置N
2゜のシフト位置は、テレモード時の最短最適合無位’
yL N Oに対して、その最小錯乱円かδ。を満足す
るようにオーバーラツプ′Nlをもって重なり合うよう
に決められている。すなわち、図示の例では撮影距離0
.8mから0.85mの部分では、テレモード。
マクロモードのいずれでも合焦させることができるよう
に設定されている。このオーバーラツプ量lは、投光レ
ンズ77のシフト量sに対応して決められるから、ビス
81を介してストッパ80を調節することで行うことが
できる。
このように、テレモード時の最短最適合焦位置N0と、
マクロモード時の最遠最適合焦位置N2゜とをオーバー
ラツプさせておくと、例えばテレモードで0.8mに近
い被写体距離の場合、測距センサー105の誤差などに
よって至近警告が出されてマクロモードに切り換わった
としても、このマクロモードでも被写体を焦点深度内に
捉えることができるようになる。また、テレモード時の
測距によって至近警告が発生してマクロモードに切り換
わった後、手振れによって若干の撮影距離の変動があっ
ても、そのままマク−モード下での撮影ができるように
なる。
こうしてマクロモードへの切り換えが完了すると、投光
レンズ77をシフトさせたままでマクロモードでの測距
が行われる。マクロモードでは、受光素子105aに被
写体からの反射光が入射した場合には、撮影距離として
はマクロモードでの最遠距離となり、テレモードの場合
と異なってくる。このためマクロモードにおいては、測
距センサー105からの測距信号は、T、W用AFテー
ブル107の代わりにM用AFテーブル110が参照さ
れてステッピングモータ27の回転角が算出される。そ
して、測距センサー105からの測距信号が適正範囲で
あるときには、テレモード時と同様に、LED表示部1
06によって適正測距の確認表示が行われ、レリーズボ
タン9の第2段押圧ができるようになる。
レリーズボタン9が第2段押圧されると、レリ−ズ検出
回路103からの信号によって、ステッピングモータ2
7が測距信号に応じた角度位置まで回転し、マスターレ
ンズ4を保持した鏡筒6の位置決めがなされる。その後
さらにステッピングモータ27が一定角度回転してシャ
ッタ11を開閉し、マクロモードでの撮影が行われる。
マクロモードへの切り換え途中あるいは切り換え中に、
例えば手振れなどによって測距位置がずれると、マクロ
モードでの測距の結果、第8図にり1位置で示したよう
に、近接撮影ではピントが合わせられない状態、すなわ
ち第10図における最適合焦位置N2゜の焦点深度内に
被写体を捕捉できない状態となる。
この場合には、測距センサー105の受光素子105e
に被写体からの反射光が入射する。このときの信号は、
近接撮影では合焦し得ない遠距離を意味する警告信号、
すなわち過速信号としてMPUl0Iに入力される。M
PUl0Iに過速信号が入力されたときには、レリーズ
ボタン9の第2段押圧が阻止されたままとなるとともに
、ブザーなどの警告表示部112が作動し、以降の作動
が禁止されるようになっている。この場合には、レリー
ズボタン9の第1段押圧も解除して、初期状態に戻すよ
うにする。
こうしてレリーズボタン9の第1段押圧も解除されると
、マクロモードの解除が行われる。すなわち、接片90
によってテレ用接点89aが検出されるまでモータ45
が逆転して停止する。これにより、可動ユニット5は第
1図あるいは第4図に示したテレモード位置に復帰され
るものである。
テレモードにセットされている状態で、モードボタン7
を押圧すると、T、Wモード検出回路100からワイド
モード信号がMPUl0Iに入力される。MPUl0I
にワイドモード信号が入力されると、モータ駆動回路1
02によってモータ45が駆動され、ギヤ55を時計方
向に回転させる。ギヤ55が時計方向に回転されること
によって、回転板43も同方向に回動する結果、繰り出
しレバー35を介して移動筒3は後退する。
移動筒3が固定筒2内で後退すると、固定筒2のカム溝
2aとピン22との係合によって、コンバージョンレン
ズ12を保持した鏡筒20が撮影光軸Pから退避し、第
3図(A)に示したワイドモードの撮影光学系が形成さ
れる。なお、移動筒3の後退は、移動筒3の後縁が固定
筒2の後縁に当接して停止する。こうして移動筒3の後
退が停止された後、モータ45がわずかに回転したとき
に、接片90がワイド用接点89cを検出してモータ4
5が停止する。モータ45のこの余剰回転によって、回
転板43のピン41は繰り出しレバー35の長孔40の
周囲部分をロット39の後側を狭めるように変形させる
。こうして繰り出しレバー35に生ずる反発付勢力は、
移動筒3を後退方向に付勢することになり、したがって
移動筒3はワイドモード位置に弾性的に保持される。
こうして移動筒3がワイドモード位置に移行することに
連動し、スライド板61は第1図に示した位置から左方
へと移動する。これにより、スロット61b及びピン6
4aとの係合によってレバー64が時計方向に回動する
。すると、G2レンズを保持したレバー69が、ファイ
ンダ光軸Fに沿って前進するとともに、Gルンズ66を
保持したレバー67が時計方向に回動してGルンズ66
がファインダ光軸F内に挿入され、第7図(A)に示し
たファインダ光学系が構成される。
この0ルンズ66は、予めその光軸が上方にyだけシフ
トされており、ファインダ光軸Fはワイド撮影に適する
ように視差調節され、またファインダ倍率もワイド撮影
に適合した倍率に調節される。このとき、ギヤ92は反
時計方向に回動されるから、ピン92aを介してストロ
ボ発光部13は拡散板15の背後に没入される。したが
ってストロボ撮影時には、拡散板14.15との両者に
よって、ワイド撮影に適した配光特性が得られるように
なる。
上述のように、撮影光学系及びファインダ光学系の両者
がワイドモード状態にセットされた後、レリーズボタン
9を第1段押圧すると、テレモード時と同様に、T、W
用AFテーブル107を参照して測距が行われ、レリー
ズボタン9の第2段押圧によって測距、レンズセット、
シャッタの順に作動してワイド撮影が行われることにな
る。
また、ワイドモード状態からモードボタン7を押圧操作
すると、モード検出回路100からテレモード信号がM
PUl0Iに入力され、モータ駆動回路102が作動す
る。そして、モータ45がギヤ55を介して回転板43
を反時計方向に回動させ、よって移動筒3は繰り出しレ
バー36によって前方に繰り出される。この繰り出しの
終端では、モータ45が停止される前に移動筒3の当接
面3bが固定筒2の受は面に押し当てられる。したがっ
て、モータ45の余剰回転によってビン41が繰り出し
レバー35の長孔40の周囲部分を変形させ、この繰り
出しレバー35の反発付勢力で移動筒3はテレモード位
置に保持されることになる。また、この動作に連動して
、ファインダ光学系は第7図(A)の状態から、同図(
B)に示したテレモード状態に切り換えられ、レリーズ
ボタン9が押圧操作された以降の作動については、すで
に述べたとおりである。
以上、図示した実施例にしたがって説明してきたが、測
距装置をマクロモードに切り換えるに際しては、投光レ
ンズ77をシフトさせる代わりに受光レンズ104を投
光部10a側にシフトさせるようにしてもよい。、また
、テレモードからマクロモードへの切り換えを、至近警
告を確認した後にマニュアルボタンを操作し、この操作
信号によってモータ45を駆動するようにしてもよい。
〔発明の効果〕
以上に説明したように、本発明の焦点距離切り換え式カ
メラによれば、撮影光学系の焦点距離を切り換えるため
のモータの駆動力を利用して、撮影光学系の少なくとも
一部を移動させて近接撮影状態に移行させ、この近接撮
影状態への移行に連動してオートフォーカス装置の測距
範囲を近接撮影用に変更するようにしている。したがっ
て、単一のモータの駆動を制御するだけで、焦点距離の
切り換え及び近接撮影への変更ができるようになるとと
もに、オートフォーカス装置を複雑化させることなく近
接撮影時の測距精度を維持することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す要部分解斜視図である
。 第2図は本発明を用いたカメラの外観図である。 第3図は撮影光学系の切り換えを模式的に示す説明図で
ある。 第4図は第2図に示したカメラの鏡筒部の要部断面図で
ある。 第5図は本発明のカメラに用いられる回路構成の一例を
示すブロック図である。 第6図は本発明を用いたカメラのシーケンスフローチャ
ートである。 第7図はファインダ光学系の切り換えを模式的に示す説
明図である。 第8図は本発明に用いられるオートフォーカス装置の原
理図である。 第9図はワイドモード及びテレモード時における合焦位
置と錯乱円との関係を表す説明図である。 第10図はマクロモード時における合焦位置と錯乱円と
の関係を表す説明図である。 2・・・固定筒 3・・・移動筒 4・・・マスターレンズ 5・・・可動ユニット 6・・・鏡筒(マスターレンズ用) 7・・・モードボタン 12・・コンバージョンレンズ 35・・繰り出しレバー 46・・マクロレバー 48・・リンクレバー 61・・スライド板 77・・投光レンズ 88・・コード板。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)オートフォーカス装置を内蔵し、少なくとも第1
    あるいは第2の焦点距離で撮影が可能であるとともに、
    前記第2の焦点距離のもとで近接撮影ができるようにし
    た焦点距離切り換え式カメラにおいて、 撮影レンズの少なくとも一部を保持した移動筒と、この
    移動筒を前記第1あるいは第2の焦点距離に対応する位
    置に移動させるためにモータによって駆動される移動機
    構と、移動筒が前記第2の焦点距離に対応する位置に移
    動された後、前記モータの駆動により撮影レンズの少な
    くとも一部を移動筒内でさらに光軸方向に移動させて近
    接撮影位置にセットする近接撮影セット機構と、この近
    接撮影セット機構の作動に連動し、前記オートフォーカ
    ス装置の測距範囲を近接撮影範囲に切り換える測距範囲
    切り換え機構とを備えたことを特徴とする焦点距離切り
    換え式カメラ。
  2. (2)前記第2の焦点距離は、第1の焦点距離よりも長
    いことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の焦点距
    離切り換え式カメラ。
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