JPS6314951Y2 - - Google Patents

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JPS6314951Y2
JPS6314951Y2 JP10245083U JP10245083U JPS6314951Y2 JP S6314951 Y2 JPS6314951 Y2 JP S6314951Y2 JP 10245083 U JP10245083 U JP 10245083U JP 10245083 U JP10245083 U JP 10245083U JP S6314951 Y2 JPS6314951 Y2 JP S6314951Y2
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JP
Japan
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faucet
module
connecting pipe
water
filter
Prior art date
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Application number
JP10245083U
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English (en)
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JPS609600U (ja
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  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は蛇口から水を流すのを停止した場合に
細菌が蛇口側から侵入する、いわゆる逆汚染を防
止することのできる無菌水製造装置に関するもの
である。
膜を用いる従来の無菌水製造装置の最大の欠点
は一旦滅菌された水が、貯留槽、配管中で細菌に
再汚染され、あるいは蛇口から逆汚染されること
である。
このため逆汚染、再汚染防止の対策として、何
種類かの方法を組み合わせたり、また複雑で高価
な逆汚染防止用の蛇口を用いたりせざるを得ない
状況にある。しかも、なお且つ定期的な装置の消
毒が不可欠で、保守に要する手間は大きい。
本考案者らはこのような従来法の欠点を解消
し、装置が簡単で保守が極めて容易であり、しか
も無菌水として信頼性の高い装置を提供するため
鋭意検討した結果本考案に到達したものである。
すなわち本考案は除菌フイルターを内蔵するモジ
ユールと蛇口を接続した連結管と該蛇口の下部に
それぞれ逆止弁を設け、かつ該連結管に取着した
逆止弁より高い位置に配置された消毒液収容槽に
接続された接続管を該逆止弁間に設けられた空間
に連結するとともに、該接続管に消毒液の滴定量
制御弁を設けたことを特徴とする無菌水製造装置
である。
第2図は本考案装置の一実施例を示すフローシ
ートであり、該装置はモジユール1、蛇口2、連
結管3及び蛇口の上下部に設けられた逆止弁4,
5、消毒液収溶槽6及び該槽と蛇口を連結する接
続管7を主要部としている。
本考案装置に用いるモジユール1内に収容され
る除菌フイルターは除菌性能を有し、かつ透水性
能の高いものであることが必要である。したがつ
てフイルターとしては限外過膜の中で比較的透
水性の高いものないしは精密過膜が適当であ
る。フイルターの形態としては平膜状、管状ある
いは中空糸状のものを用いることができるが、中
空糸の形態がモジユールをコンパクトにし得る点
で特に好ましい。
内表面に平均巾500Å以下のスリツト状微細隙
を有し、外表面に平均孔径1000〜5000Åの微孔を
開孔率10〜50%の割合で有し、膜内部が微細多孔
構造を有するポリスルホン中空糸は透水性が優れ
ているのみならず、パイロジエン物質を実質的に
阻止するなど分画性が限外過オーダーと優れて
おり特に望ましいフイルターである。
フイルターを収容するモジユールは第1図に示
すように円筒状の筒体10内に多数の中空糸12
がその両端に開口を有するように樹脂13中に埋
設固定されている。筒体11の上部には空気抜き
口14、筒体の下部には原液の入口15が設けら
れている。また上記筒体の両端はキヤツプ16,
16′が液密に螺着されている。上記キヤツプの
うち下端のキヤツプ16′には過除菌された水
の出口17が設けられている。上記モジユールの
他に特開昭57−171403号に開示された中空糸をハ
ウジング内にループ状に収容したモジユール、あ
るいは中空糸の一端を樹脂に埋設固定してその端
部に開口端に設け、かつ他端部を樹脂で閉塞した
中空糸束をハウジング内に収容したモジユールな
どを用いることができる。
モジユール1と蛇口2は直結している必要があ
り、かつモジユールの水の出口と蛇口間の距離は
可及的小さいことが望ましい。ここで直結とは、
モジユールと蛇口の間に水の貯槽などがないこと
を意味し、この間に大量の水が滞流する部分があ
ると、細菌による再汚染がおこる可能性が高い。
本考案装置においては、モジユールと蛇口が1
体化されており、取り外しの場合これらが1体と
なつて交換出来る形態が好ましい。装置が常に通
水状態にあり、フイルターから蛇口間に過除菌
された水が流れている場合は、蛇口側から細菌に
よる逆汚染がおこることはないが、実際には無菌
水製造装置、特に手洗水の場合蛇口から水を流す
のは比較的短時間で大部分の時間は水は停止状態
にある。このような場合、細菌が蛇口側から浸入
して汚染が生じ易い。そこで、このような逆汚染
を防止するため上記モジユール1と蛇口2を接続
する連結管3及び蛇口の下部に流れが停止すると
バネにより流路を閉止する逆止弁4,5を設ける
のである。蛇口の下部に設けた逆止弁5は蛇口に
接続した放流管に取り付けてもよく、蛇口に直接
連結してもよい。さらに上記蛇口とモジユールを
接続する接続管3に取着した逆止弁4より高い位
置に消毒液収溶槽6を設け、該消毒液収溶槽に接
続された連結管7の一端を蛇口の水の入口及び出
口側に取着した逆止弁4,5間の空間に連結して
いるのである。
上記連結管7には消毒液の滴定量を制御する弁
8が設けられている。消毒液としてはアルコー
ル、ヨーソ、過酸化水素などの各種消毒液が用い
られる。
上記装置は通水状態においてはモジユール1か
ら蛇口間2に過除菌された水が流れているが、
給水弁9を閉止するとモジユール1内の液面が低
下して逆止弁4,5が閉止する。そして逆止弁
4,5の間に無菌水が貯留されるがその間細菌が
蛇口側から侵入する恐れがある。本考案装置では
逆止弁4,5間の空間の液圧が低下すると、逆止
弁4より上部に配置された消毒液収溶槽6より消
毒液がヘツド差により上記空間に自動的に定量注
入されるため停止状態における逆汚染を防止する
ことができるのである。上記細菌の侵入の防止を
より確実にするために蛇口2の内部にフイルター
を設けることが好ましい。
このような本考案装置を用いることにより、モ
ジユール内の細菌の繁殖は防止され、且つ除菌フ
イルターで過された水は、細菌の再汚染を受け
ることもなく、極めて信頼性の高い無菌水が得ら
れる。
除菌フイルターが目詰りし、あるいは過水の
パイロジエンが陽性となつた場合モジユールを洗
滌し、フイルターの寿命を延長することも出来る
が、安全性の点からはモジユールを使い捨てと
し、新品と交換する方が望ましい。この場合モジ
ユールのみを交換出来る装置でもよいが、最も望
ましいのはモジユールと蛇口を1体として取り外
し新品と交換するのみで、特別の消毒などの作業
も不要で極めて簡単にしかも信頼性の高い無菌水
が得られるのである。
本考案装置は必要に応じ、プレフイルターを用
いてもよい。また圧力あるいは流量の検出により
フイルターの目づまりの警報装置を設けることも
出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案装置に用いるモジユールの断面
図であり、第2図は本考案装置のフローシートで
ある。 1……モジユール、2……蛇口、3……連結
管、4,5……逆止弁、6……消毒液収溶槽、7
……接続管、8……制御弁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 除菌フイルターを内蔵するモジユールと蛇口を
    接続した連結管と該蛇口の下部にそれぞれ逆止弁
    を設け、かつ該連結管に取着した逆止弁より高い
    位置に配置された消毒液収容槽に接続された接続
    管の一端を該逆止弁間に設けられた空間に連結す
    るとともに、該接続管に消毒液の滴定量制御弁を
    設けたことを特徴とする無菌水製造装置。
JP10245083U 1983-06-30 1983-06-30 無菌水製造装置 Granted JPS609600U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10245083U JPS609600U (ja) 1983-06-30 1983-06-30 無菌水製造装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10245083U JPS609600U (ja) 1983-06-30 1983-06-30 無菌水製造装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS609600U JPS609600U (ja) 1985-01-23
JPS6314951Y2 true JPS6314951Y2 (ja) 1988-04-26

Family

ID=30241473

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10245083U Granted JPS609600U (ja) 1983-06-30 1983-06-30 無菌水製造装置

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JP (1) JPS609600U (ja)

Also Published As

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JPS609600U (ja) 1985-01-23

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