JPS63149359A - 鍛鋼製焼入カレンダロ−ル - Google Patents
鍛鋼製焼入カレンダロ−ルInfo
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- JPS63149359A JPS63149359A JP29484186A JP29484186A JPS63149359A JP S63149359 A JPS63149359 A JP S63149359A JP 29484186 A JP29484186 A JP 29484186A JP 29484186 A JP29484186 A JP 29484186A JP S63149359 A JPS63149359 A JP S63149359A
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- Paper (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
″Ｃ産業上の利用分野〕
本発明は製紙などのカレンダー機用ロールに係り、特に
、鍛鋼製焼入カレンダロールに関する。
、鍛鋼製焼入カレンダロールに関する。
カレンダ機用ロールは、従来、鋳鉄製チルドロールが使
用されているが、耐摩耗性、耐食性２表面光輝性などの
性質が劣り、寿命の点で問題がある。この対応として鍛
鋼製焼入カレンダロールが開発された。たとえば、特公
昭５７−９４２３号公報参照。
用されているが、耐摩耗性、耐食性２表面光輝性などの
性質が劣り、寿命の点で問題がある。この対応として鍛
鋼製焼入カレンダロールが開発された。たとえば、特公
昭５７−９４２３号公報参照。
特公昭５７−９４２３号公報によれば、鍛鋼製焼入カレ
ンダロールは、−回の研摩当りの製紙量の比較で鋳鉄製
チルドロールの十二倍の実績をあげ、金属圧延用鍛鋼製
焼入ロールの約二倍の能力がある。
ンダロールは、−回の研摩当りの製紙量の比較で鋳鉄製
チルドロールの十二倍の実績をあげ、金属圧延用鍛鋼製
焼入ロールの約二倍の能力がある。
本発明の目的は、鍛鋼製焼入カレンダロールよりも更に
長寿命の鍛鋼製焼入カレンダロールを提供することにあ
る。
長寿命の鍛鋼製焼入カレンダロールを提供することにあ
る。
本発明は、重量で炭素０．５〜１．６％、硅素０．２〜
１．５・％、マンガン０．２〜１．５ ％、ニッケルｏ
、１５〜５．０ ％、クロム２．０〜６．５ ％、残部
鉄を基本組成とし、これに銅０．１〜５．０ ％とタ
ングステン０．１〜３．０ ％の一種または二種からな
る鍛ｔｆＩＩ製焼入ロールである。
１．５・％、マンガン０．２〜１．５ ％、ニッケルｏ
、１５〜５．０ ％、クロム２．０〜６．５ ％、残部
鉄を基本組成とし、これに銅０．１〜５．０ ％とタ
ングステン０．１〜３．０ ％の一種または二種からな
る鍛ｔｆＩＩ製焼入ロールである。
本発明は、従来、金属圧延用ロールとして開発されて来
た鍛鋼製焼入ロールを基本として化学組成に改良を加え
製紙用カレンダロールとしての寿命の増大を図ったもの
である。
た鍛鋼製焼入ロールを基本として化学組成に改良を加え
製紙用カレンダロールとしての寿命の増大を図ったもの
である。
本発明の各成分の限定理由を説明する。炭素は低すぎれ
ばかたさが不足し十分な耐摩耗性が得られず、その限定
は０．５ ％である。一方、炭素が高すぎると炭素化合
物の分布が不均一となり、その結果、不均一な摩耗を生
じ耐摩耗性、耐肌荒性が低下し、その限度は１．６ ％
である。
ばかたさが不足し十分な耐摩耗性が得られず、その限定
は０．５ ％である。一方、炭素が高すぎると炭素化合
物の分布が不均一となり、その結果、不均一な摩耗を生
じ耐摩耗性、耐肌荒性が低下し、その限度は１．６ ％
である。
硅素は脱酸剤として鋼の製造には重要で０．２％以上を
必要とするが、焼入によって生成するマルテンサイトの
焼戻抵抗性を増し、事故の際のクラック発生を防止する
。カレンダ機用ロールとして必要な硅素は１．５ ％以
下の含有量で十分である。
必要とするが、焼入によって生成するマルテンサイトの
焼戻抵抗性を増し、事故の際のクラック発生を防止する
。カレンダ機用ロールとして必要な硅素は１．５ ％以
下の含有量で十分である。
マンガンは硅素とともに脱酸剤として鋼の製造において
不可欠の成分で最低０．２ ％を必要とする。また、焼
入性を良好にする成分として１．５％以下の添加は有効
であるが、それ以上の添加は必要ないのでマンガンの含
有量は０．２〜１．５％とする。
不可欠の成分で最低０．２ ％を必要とする。また、焼
入性を良好にする成分として１．５％以下の添加は有効
であるが、それ以上の添加は必要ないのでマンガンの含
有量は０．２〜１．５％とする。
ニッケルは焼入硬化深度を増す元素としても重要である
が、本発明の目的である耐食性を付与する元素として有
効なためである。しかし、カレンダロールの腐食環境を
考えれば、ニッケルの含有量は５．０ ％以下で十分そ
の目的は達せられる。
が、本発明の目的である耐食性を付与する元素として有
効なためである。しかし、カレンダロールの腐食環境を
考えれば、ニッケルの含有量は５．０ ％以下で十分そ
の目的は達せられる。
従って、ニッケルは５％以上の添加は不要である。
クロムは耐食性、焼入性を高め、かつ、耐摩耗性を高め
る元素として２％以上必要である。しかし、腐食や摩耗
環境を考えれば、クロムの含有量は６．５ ％以下で十
分その目的は達せられる。従って、クロムの含有量は、
２．０〜６．５ ％とする。
る元素として２％以上必要である。しかし、腐食や摩耗
環境を考えれば、クロムの含有量は６．５ ％以下で十
分その目的は達せられる。従って、クロムの含有量は、
２．０〜６．５ ％とする。
銅、タングステンは何れもカレンダロールに要望される
耐食性、耐摩耗性を付与せしめる重要な成分であって、
これによりロールに安定な光輝性を与え、研摩後のロー
ル面の美麗さを増し、かつ、その状態を長く保つことが
可能である。その結果、ロール肌荒れの発生が著しく遅
れ、肌荒れによる再研摩までの時間を長くすることがで
きるのでロールの寿命は伸び生産性の向上にも役立つ。
耐食性、耐摩耗性を付与せしめる重要な成分であって、
これによりロールに安定な光輝性を与え、研摩後のロー
ル面の美麗さを増し、かつ、その状態を長く保つことが
可能である。その結果、ロール肌荒れの発生が著しく遅
れ、肌荒れによる再研摩までの時間を長くすることがで
きるのでロールの寿命は伸び生産性の向上にも役立つ。
銅は鋼に少量添加しても固溶し耐食性を向上させるが、
多量に含有させると鍛造性を悪くし割れを発生する。耐
食性の効果を発現させるために０．１％以上必要とし、
鍛造割れを起こさせないために５．０ ％以下とする
。
多量に含有させると鍛造性を悪くし割れを発生する。耐
食性の効果を発現させるために０．１％以上必要とし、
鍛造割れを起こさせないために５．０ ％以下とする
。
タングステンは炭素化合物を形成することにより、耐摩
耗性および耐食性を向上させるが、０．１％以下では効
果はなく、３．０ ％以上になると研削性を悪くする。
耗性および耐食性を向上させるが、０．１％以下では効
果はなく、３．０ ％以上になると研削性を悪くする。
特に、０．５ 〜３．０ ％が好ましい。
本発明のカレンダロールは、鋳塊を鍛造し、焼入後の諸
性能を発揮させるための前処理を実施し、さらに焼入れ
および焼戻し処理を施すことにより製造される。焼入れ
温度は８５０〜１１００℃、焼戻し温度は１００〜４０
０℃の範囲が好ましい。最終的に得られたロールの組織
はマルテンサイト、あるいはセメンタイト＋マルテンサ
イト、あるいは、セメンタイト＋マルテンサイト＋オー
ステナイトの組織である。
性能を発揮させるための前処理を実施し、さらに焼入れ
および焼戻し処理を施すことにより製造される。焼入れ
温度は８５０〜１１００℃、焼戻し温度は１００〜４０
０℃の範囲が好ましい。最終的に得られたロールの組織
はマルテンサイト、あるいはセメンタイト＋マルテンサ
イト、あるいは、セメンタイト＋マルテンサイト＋オー
ステナイトの組織である。
従来の鋳鉄製カレンダロールは、その製造法がａ ：Ｊ
ｈ ｉ−） ス −Ｐ−＃ 志Ｉ ＡＮ １１４７
７Ｓ ３１ ／ｌ？ ＋？ ！ １４ ｔＬ ＋
＋ す；％ ｌ−％ ａ＜本発明ではこれを回避
できる。
ｈ ｉ−） ス −Ｐ−＃ 志Ｉ ＡＮ １１４７
７Ｓ ３１ ／ｌ？ ＋？ ！ １４ ｔＬ ＋
＋ す；％ ｌ−％ ａ＜本発明ではこれを回避
できる。
以下、本発明の実施例を示す。
表１に本発明カレンダロールと一般金属圧延用ロールに
使用する鍛鋼製焼入および鋳鉄製チルドロールの化学成
分および硬さを示す。
使用する鍛鋼製焼入および鋳鉄製チルドロールの化学成
分および硬さを示す。
表 １
本発明のカレンダ搬用ロールと従来ロールとをカレンダ
機に組込み当りの総使用時間で比較すれば、鋳鉄製チル
ドロールの約二倍、一般金属圧延用鍛鋼製焼入ロールの
約二倍、一般金属圧延用鍛鋼焼入ロールにＴｉ、Ｍｏ、
Ｖなどを少量含有したものの約１．５倍であった。
機に組込み当りの総使用時間で比較すれば、鋳鉄製チル
ドロールの約二倍、一般金属圧延用鍛鋼製焼入ロールの
約二倍、一般金属圧延用鍛鋼焼入ロールにＴｉ、Ｍｏ、
Ｖなどを少量含有したものの約１．５倍であった。
従って、製紙などのカレンダ搬用ロールとして十分初期
の目的を達している。
の目的を達している。
本発明によれば長寿命のカレンダーロールが得られる。
Claims (1)
- １、重量で炭素０．５〜１．６％、硅素０．２〜１．５
％、マンガン０．２〜１．５％、ニッケル０．１５〜５
．０、クロム２．０〜６．５％、銅０．１０〜５．０％
とタングステン０．１０〜３．０％の一種または二種残
部鉄からなることを特徴とする鍛鋼製焼入カレンダロー
ル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29484186A JPS63149359A (ja) | 1986-12-12 | 1986-12-12 | 鍛鋼製焼入カレンダロ−ル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29484186A JPS63149359A (ja) | 1986-12-12 | 1986-12-12 | 鍛鋼製焼入カレンダロ−ル |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63149359A true JPS63149359A (ja) | 1988-06-22 |
Family
ID=17812945
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29484186A Pending JPS63149359A (ja) | 1986-12-12 | 1986-12-12 | 鍛鋼製焼入カレンダロ−ル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS63149359A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103061195A (zh) * | 2011-10-18 | 2013-04-24 | 美卓造纸机械公司 | 导热辊及其制造方法 |
| CN111172449A (zh) * | 2019-01-31 | 2020-05-19 | 桂林理工大学 | 一种耐磨铸钢衬板及制作方法 |
-
1986
- 1986-12-12 JP JP29484186A patent/JPS63149359A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103061195A (zh) * | 2011-10-18 | 2013-04-24 | 美卓造纸机械公司 | 导热辊及其制造方法 |
| CN111172449A (zh) * | 2019-01-31 | 2020-05-19 | 桂林理工大学 | 一种耐磨铸钢衬板及制作方法 |
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