JPS6244558A - 鍛鋼製焼入カレンダ−ロ−ル材 - Google Patents

鍛鋼製焼入カレンダ−ロ−ル材

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JPS6244558A
JPS6244558A JP18290585A JP18290585A JPS6244558A JP S6244558 A JPS6244558 A JP S6244558A JP 18290585 A JP18290585 A JP 18290585A JP 18290585 A JP18290585 A JP 18290585A JP S6244558 A JPS6244558 A JP S6244558A
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JP
Japan
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roll
calender roll
forged steel
hardened
roll stock
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JP18290585A
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Hirohiko Takahashi
高橋 博彦
Yuichiro Sato
祐一郎 佐藤
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Pacific Engineering Corp
Original Assignee
Pacific Engineering Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野ン 本発明は製紙用カレンダーロールに使用されるロール材
に関するものである。
(従来の技術) 長い年月、カレンダーロールとして鋳鉄製のチルドロー
ルが使用され、合金チルドなどにより表面光輝性の改善
を行なってきたが、十分な成果は得られなかった。とこ
ろで特公昭57−9423号公報による鍛鋼製焼入カレ
ンダーロールの発明により耐肌荒性および耐食性の改善
が行なわれ、耐肌荒性は万全のものとなったが、再研磨
加工時に加工歪が発生するという問題が新たに発生した
(発明が解決しようとする問題点) カレンダーロールの受ける応力は、鍛鋼製焼入ロールの
強靭性に対しては極めて軽いものであり、従来使用され
てきたチルドロールのチルはげ(スポーリング)の様な
事故は炭化物の分布状態に依存しているため通常の鍛鋼
製焼入ロールでは全く発生しない事故である。カレンダ
ーロールの表面は0.1〜0.88の表面粗度が要求さ
れるもので炭化物の大きさはμ程度に制限するのが望ま
しい。
紙の光沢を出すためのカレンダーロールの表面では、/
4’ルプによる摩擦及び発熱が生じ、粗大炭化物が分布
する場合には母相との物性値の異なることに基因する表
面肌荒れが生じる。また、金属圧延の際ロールの表面に
発生する金属による摩耗は、カレンダーロールの場合に
は全くみられず、金属の表面2紙が高速ですべる事によ
るすりへり摩耗のみが重要である。このすりへり摩耗に
対してはHv1500以上の炭化物が細かく分布してい
る事が極めて有効であるが炭化物上M、C3型にすると
硬度面ではさらに有利となるが炭化物の分布の程度はM
3C型の方が鍛造により容易に微細分散させることが可
能である。さらにM、C3型の炭化物は炭素量を多くし
てもその体積百分率はM3C型の場合よりも低くなるの
で、すりヘリ摩耗に対する抵抗力はCr量を6%以下に
限定した材料の方が良好であることがわかる。
(問題点を解決するための手段) 本発明は製紙用カレンダーロールに要求される耐肌荒性
、光輝性、耐摩耗性に着目し、さらに製紙工程で紙の光
面状況改善のために用いられるある種の能に対する耐腐
食往も併せて考慮して機械的および化学的な#損耗性に
優れた鍛鋼製焼入力レングーロールヲ提供しようとする
もので、その要旨は1盪でC0,75〜1.4%、 C
r 0.8〜6.0%、810.15〜1.0%、Mn
 0.15〜1.0 %、 Ni 0.5〜4.0 %
、Mo 2. O〜2.5%、B 0.0002〜0.
05俤および希土類元素0,02〜0.1チを含み、残
部実質的にFsおよび不可避不純物からなることを特徴
とする鍛鋼製焼入カレンダーロール材にある。
次に本発明の各成分の限定理由を説明する。
Cはロールの硬度を支配するX要な元素で、炭化物を残
留させるためには0.75%以上が必要である。Cが低
すぎると焼入マルテンサイト均一の組織となり耐すりへ
り摩耗性はマルテンサイトの硬度のみに依存するので期
待できない。また1、4%を越えると炭化m蓋が多くな
り、粗大な炭化物の形成があり、光輝性が失なわれる。
Slは脱酸剤として鋼の製造には不可欠で、カレンダー
ロールとして必要な耐摩耗性を、得るには0.15%以
上添加する必要があるが、1.0チを越えて添加しても
耐摩耗性、光輝性の更なる改善効果はない。従ってSl
の含有量の範囲は0.15〜1.0%とする。
MnはSlとともに脱酸剤として鋼の製造には不可欠の
元素であり、0.15%以上を添加する事を必要とする
が、Sと化学的に結合しやすいため1.0%を越えて添
加量されると、製品の熱処理後の機械的強度を著しく減
するので最大含有量は1.0%とする。
N1は深い焼入硬化深度を得るのに有効な元素であり、
本発明鋼の成分範囲においては、0.5チ以上の添加で
その効果が発揮される。カレンダーロールの場合、サイ
ジング材として水または酸が使用されるため耐食性も具
備しなければならない。
N1はかかる耐食性の向上に極めて有効であり4%以下
の添加により十分な効果が得られるがそれ以上添加され
ると焼入硬化深度を低下させるようになるため、Niの
含有量の範囲は0.5〜4.0%とする。
Crは耐食性及び炭化物形成元素として重要な役割を与
えられるが、含有量が6. O% ’fc越えると他の
合金元素との複合効果によりM7C3型の特殊な炭化物
を形成しやすくなる。一方Orは焼入性を改善する効果
もあり安価な合金成分でもあり有用な元素であるが0.
8%未満では、焼入性の改善はほとんどない。従ってC
rの含有量の範囲は0.8〜6.0%とする。
Bは0.0002%以上の添加で焼入深度の改善効果が
与られ、カレンダーロールに必要な硬度を得ることに有
用な元素である。しかし0.05%を越えて添加される
と焼割れの原因となり、チル化傾向が助長されるので望
ましくない。従ってBの添加は0.0002〜0.05
%の範囲とする。
希土類元素(REM )は、セメンタイト及び少量残留
することになる炭化物を微細に、均一に分布させるのに
有効な元素であり、その効果は0.02%以上の添加で
顕著であるが、0.1%を越える添加では、マルテンサ
イト組織を粗大化し、材料の熱処理後の機械的性質を劣
化する。従って希土類元素の含有量の範囲は0.02〜
0.1チとする。希土類元素の添加による炭化物の分布
形状(第1図参照)の改善によりカレンダーロールの耐
摩耗性あるいは光輝性の均一化が得られ再研磨までの時
間の延長が可能になり、ロールコストの低減に役立つこ
とになる。
Moは焼入れ性を大きく改善する元素であり、Mn点を
ほとんど低下させないため、残留オーステ父、前記の本
発明カレンダーロール材と金属圧延用鍛鋼焼入れロール
の熱処理後の表面残留応力全比較したところ、金属圧延
用鍛鋼焼入れロールが−30〜−60kg/I+llI
2であるのに対して、本発明カレンダーロール材は−2
0〜−45に9/wn2と低い値であった。第1表は本
発明カレンダーロール材の実施例を示しており、十分な
硬化深度を得ることができるとともに焼入れ残留応力も
比較的低い値である。この結果仕上加工時に生ずる歪は
金属圧延用鍛鋼焼入れロールに比べ、本発明カレンダー
ロール材は非常に小さく、表面研磨の際の機械的な応力
の増加によるロール本体の歪の発生は実用上全く問題の
ない範囲にとどまった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のカレンダーロール材の金属組織を示す
顕微鏡写真(倍率100)である。 第1図 (X100)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 重量でC 0.75〜1.4%、Cr 0.8〜6.0
    %、Si 0.15〜1.0%、Mn 0.15〜1.
    0%、Ni 0.5〜4.0%、Mo 2.0〜2.5
    %、B 0.0002〜0.05%及び希土類元素0.
    02〜0.1%を含み、残部は実質的にFeおよび不可
    避不純物からなることを特徴とする鍛鋼製焼入カレンダ
    ーロール材。
JP18290585A 1985-08-21 1985-08-21 鍛鋼製焼入カレンダ−ロ−ル材 Granted JPS6244558A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109536844A (zh) * 2019-01-18 2019-03-29 西华大学 一种耐高温模具钢及其制备方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5858254A (ja) * 1981-09-30 1983-04-06 Daido Steel Co Ltd 合金鋼

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CN109536844B (zh) * 2019-01-18 2020-11-06 西华大学 一种耐高温模具钢及其制备方法

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JPH0466956B2 (ja) 1992-10-26

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