JPS6314836Y2 - - Google Patents

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JPS6314836Y2
JPS6314836Y2 JP8283985U JP8283985U JPS6314836Y2 JP S6314836 Y2 JPS6314836 Y2 JP S6314836Y2 JP 8283985 U JP8283985 U JP 8283985U JP 8283985 U JP8283985 U JP 8283985U JP S6314836 Y2 JPS6314836 Y2 JP S6314836Y2
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JP
Japan
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paraffin
container
skin
hot bath
feet
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JP8283985U
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JPS61196727U (ja
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  • Devices For Medical Bathing And Washing (AREA)
  • Thermotherapy And Cooling Therapy Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は溶融パラフインに手、足を浸し、その
温灸作用によつて患部を治瘉するパラフイン温浴
装置に関する。
〔従来の技術〕
従来よりリハビリテーシヨン治療に於て、溶融
パラフインを容れた槽に手を浸して引き上げ、こ
れを繰返して手の表面にパラフインによる熱と保
温作用により、手足の末梢の血行を高め、発汗を
促し、治療効果を挙げることが行なわれている。
〔解決しようとする問題点〕
溶融パラフインを身体に塗布しただけではパラ
フインが忽ち冷却固化し、局所的な血行の高まり
と、発汗作用を持続させることは出来ない。
このため従来はパラフインを塗布した部分をビ
ニールシート等で包んで保温を計り、治療効果の
持続を計つていた。
しかし上記使用法ではパラフインの冷却固化の
防止は十分でなく、パラフインによる熱刺激効果
を長く持続させることは出来ない。
ヒータを内蔵した溶融パラフイン槽に手又は足
を直接浸し、その侭保持すればパラフイン温浴は
一層効果的である。
手足をパラフイン槽に浸漬した瞬間は、熱が皮
膚を直接に刺激して末梢血管の血行を高めるが、
暫らくすると皮膚から発散する炭酸ガスと汗がパ
ラフイン液と皮膚との間に蓄積されて低熱伝達率
の中間層を生成し、又パラフインは皮膚に接し
て、ゲル化したパラフイン層を形成するため、皮
膚の熱感は弱まり、溶融パラフインの熱刺激効果
は低下する。ゲル化パラフイン層と中間層の生成
は溶融パラフインが融点(42℃)以上の高熱であ
つても、皮膚を火傷させない点では有意義であ
り、これが熱湯浴とは根本的に相違する点であ
る。
熱刺激効果を高めるためヒータ電流を強めてパ
ラフインの溶融温度を上げると、溶融パラフイン
が皮膚に触れたときに、火傷させる問題がある。
又従来のパラフイン浴は手足の皮膚全面に対して
温熱効果を発揮するが、東洋医学で知られている
手足の甲及び掌と足蹠に存在して人体の臓器と関
連する経穴及び経路に限定して局所的な熱刺激効
果を加えることは出来なかつた。
〔問題点を解決する為の手段〕
本考案はパラフイン浴による温熱効果と同時
に、局所的に灸効果を発揮することを目的とす
る。
本考案の構成は、手又は足を浸すことの出来る
上面開口の容器4と、該容器4に容れるべきパラ
フインを加熱するヒータ6と、容器内又は容器に
接近して配備され手又は足の表面に形成されるべ
きパラフイン層を押し当てて破壊するための当り
部材5とで構成されている。
〔作用及び効果〕
容器4中の加熱溶融パラフイン7に手又は足を
漬けその状態を保つと、溶融パラフインによる皮
膚への熱刺激によつて皮膚面全体の血行や発汗を
促し、温熱作用によつて治療効果を得ることが出
来る。
又皮膚表面には、低温化してゲル状化したパラ
フイン層7aが形成される。この状態になれば皮
膚への熱刺激は小さくなるので、手又は足を動か
して、パラフイン層7aを当り部材5に押し当て
て、該パラフイン層7aを破壊する。
パラフイン層の破壊部材では溶融パラフイン7
が流れ込み皮膚に新たなる熱刺激が与えられる。
パラフイン層の全てを破壊する必要はなく、東
洋医学で云う経穴、経路又はその両方に対応する
部分だけを破壊すれば充分な灸効果を得ることが
出来る。
上記の様にして手又は足に繰り返し溶融パラフ
インによる熱刺激を享受出来る。
〔実施例〕
第1図は手と足を同時にパラフイン浴出来る装
置を示しており、装置スタンド1に上下2段に容
器支持部11,12を設け、両支持部11,12
にパラフイン容器4,4を取外し可能に配備して
いる。
容器4はステンレス等の耐食性に優れた金属に
て直径35〜50cm、深さ10〜20cmの上面が開口した
円形に形成されている。
容器4の内面にはポリフツ化エチレン等の耐熱
性及び耐食性に優れた樹脂層41がコーテイング
されている。
前記支持部11,12には容器4に容れられる
パラフイン7を溶融させるヒータ6が配備されて
いる。
装置スタンド1にはヒータ6,6の温度制御や
作動時間を制御するためのコントロールパネル1
3が設けられる。
上記各容器4内に手足に付着したパラフイン層
7aを毀すための当り部材5が配備される。
当り部材5は耐熱性の樹脂にて形成された環状
板51の下面に短い脚片52、上面に複数の突起
52を有している。又環状板51には複数の貫通
孔54が開設されている。
上記当り部材5の中央の円孔50及び貫通孔5
4は容器4内での溶融パラフイン7の対流を妨げ
ない様に形成したためのものである。
然して容器4,4にパラフインを容れてヒータ
6にて加熱溶融する。
溶融パラフイン7の温度は47〜55℃、望ましく
は52℃前後が良い。
被験者は椅子に座つて上部の容器4に手首、下
部の容器4に足首までを漬ける。
溶融パラフインによる皮膚への熱刺激によつ
て、局所的な充血や発汗を促し治療効果を得るこ
とが出来る。
尚、パラフインにビタミンE、ビタミンPの如
く毛細血管拡張作用のある物質や人体に有効とさ
れるゲルマニウム等の金属粉を含有させると一層
効果的である。
尚、サルチル酸メチル等の消炎剤、1−メント
ール等の鎮痛剤をパラフインに添加すると、消炎
効果、鎮痛効果を得ることが出来る。
皮膚に接触している部分のパラフインは皮膚に
熱を奪われて徐々にゲル化して層を形成する。
皮膚の表面にパラフイン層が形成されれば手足
を動かして、所望箇所のゲル化パラフイン層を当
り部材5の突起53に当て該パラフイン層7aを
毀す。
これによつてパラフイン層の破壊された部分か
ら溶融パラフイン7が浸み込み、皮膚に新たな熱
刺激を与える。熱刺激による発汗作用によつて血
行が高まり、皮膚から養分等が吸収し易くなつて
おり、新鮮な溶融パラフイン7が接触し、前述の
様にパラフインに人体に有効成分を含ませておく
ことにより、これら有効成分が皮膚から吸収さ
れ、一層の治療効果を得ることが出来る。
皮膚表面にゲル化したパラフイン層が形成され
る都度、上記の様にパラフイン層の破壊を行なう
ことにより、繰り返し熱刺激を享受出来、優れた
治療効果を得ることが出来る。
第3図は当り部材5の他の実施例を示してお
り、容器4の支持部11に容器4側にむけて棒体
55を突設し、該棒体55の先端を下向きに屈曲
させている。
これによつて掌側のパラフイン層を破壊すると
きは上記棒体55の下向き片56にパラフイン層
を押し当てる。
尚、当り部材は、手、足の経穴、経路の位置に
合わせて1又は複数の棒状突起又は直線板状突起
を基板の上に突設して構成しておけば、経穴、経
路の位置に対応してパラフイン層の破壊を簡単に
行なうことが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は使用状態の説明図、第2図は当り部材
の斜面図、第3図は当り部材の他の実施例を示す
図である。 4……容器、5……当り部材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 手又は足を漬けることの出来る上面開口の容
    器4と、該容器4の壁面に配設され容器に収容
    すべきパラフインを加熱するヒータ6と、容器
    内又は容器上方に接近して配備され手又は足の
    表面に形成されるべきパラフイン層を押し当て
    て破壊すべき当り部材5とで構成されたパラフ
    イン温浴装置。 ヒータ6は容器4の外側に配備され、容器を
    通じて間接的にパラフインを加熱する実用新案
    登録請求の範囲第1項に記載のパラフイン温浴
    装置。 当り部材5は容器4の底に沈められる板体の
    上面に突起53を設けている実用新案登録請求
    の範囲第1項又は第2項に記載のパラフイン温
    浴装置。 当り部材5は容器4の近傍から容器4の上方
    に伸び先端が下向きに屈曲した棒体に形成され
    ている実用新案登録請求の範囲第1項又は第2
    項に記載のパラフイン温浴装置。 当り部材5は経穴、経路の位置に合わせて1
    又は複数の棒状突起又は直線板状突起を基板上
    に突設したものである実用新案登録請求の範囲
    第1項又は第2項に記載のパラフイン温浴装
    置。
JP8283985U 1985-05-30 1985-05-30 Expired JPS6314836Y2 (ja)

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JP8283985U JPS6314836Y2 (ja) 1985-05-30 1985-05-30

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JP8283985U JPS6314836Y2 (ja) 1985-05-30 1985-05-30

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61196727U JPS61196727U (ja) 1986-12-08
JPS6314836Y2 true JPS6314836Y2 (ja) 1988-04-26

Family

ID=30630918

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JP8283985U Expired JPS6314836Y2 (ja) 1985-05-30 1985-05-30

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JPS61196727U (ja) 1986-12-08

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