JPS63148207A - 光多重分波素子 - Google Patents

光多重分波素子

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JPS63148207A
JPS63148207A JP61294694A JP29469486A JPS63148207A JP S63148207 A JPS63148207 A JP S63148207A JP 61294694 A JP61294694 A JP 61294694A JP 29469486 A JP29469486 A JP 29469486A JP S63148207 A JPS63148207 A JP S63148207A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、光多重分波素子に関し、特に光フアイバ波
長多重分波伝送系に用いられる光多重分波素子に関する
ものである。
〔従来の技術〕
光フアイバ波長多重分波伝送は、伝送容量が飛躍的に増
大することから、その研究開発が最近活発に行われてい
る。特に、異なる波長の光信号を多重2分波する光多重
分波素子は、光フアイバ波長多重分波伝送を実現するた
めの重要なデバイスの1つである。
従来、この種の光多重分波素子としては、誘電体多層膜
や回折格子を用いて光信号を多重1分波するものがある
。その詳細については、1981年12月に初版発行さ
れた株式会社電気通信技術ニュース社の光フアイバ通信
(副島俊雄等)の第300頁から第303真に、あるい
は、ハンドブック「光通信要覧41984年8汀初版発
行9株式会社科学新聞社編の第573頁から第583頁
に記載されている。
このタイプの光多重分波素子は、多重1分波する光信号
の波長間隔を狭くすることが困難であるため、伝送でき
る波長数が少なり(10波程度)、結局、大容量の伝送
が困難であるという欠点がある。 − そのために、最近、光の干渉を利用することにより、波
長間隔の狭い光信号を多重1分波することができ、波長
数にして100波程度以上の多重。
分波が可能なマツハツエンダ干渉型の光多重分波素子が
考えられている。この光多重分波素子は、1対1の分岐
比をもつ2入力・2出カの入力光カプラの入力端に異な
る波長の光信号を入力して、2つの先導波路へ分岐し、
これら光導波路の光路長の違いにより、分岐した光信号
間に位相差を与え、次に1対1の分岐比をもつ2入力・
2出カの出力光カプラで再び合波して干渉させる。この
ことにより、光多重分波素子を光多重素子として使用し
た場合には、その出力光カプラの1つの出力端に多重さ
れた異なる波長の光信号が、また光分波素子として使用
した場合には、出力光カプラの2つの出力端の各々に分
波された波長の異なる光信号が出力される。
この光多重分波素子の詳細については、論文「昭和60
年度電子通信学会総合全国大会講演予稿集」 (講演番
号2646)の第10〜359頁に記載されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
−iに、マツハツエンダ干渉型の光多重分波素子は、前
述したように、1対1に分岐した位相の違う光信号を、
再び合波させ、その際の干渉効果により、多重または分
波するものである。そのため、その位相差を与える2つ
の光導波路のそれぞれの仏殿FM失が一致している必要
がある。ここで、仏殿損失に差があると、光多重素子と
して使用した場合には、多重された異なる波長の光信号
が、本来出力されるべき出力端ではないもう一方の出力
端へ伝搬損失差の分だけ出力されてしまい、その分、本
来の出力端での多重された光信号の損失増加となる。ま
た、光分波素子として使用した場合には、分波された光
信号に波長の異なる光信号が混入し、分波された光信号
へのクロストークが大きくなり、SN比が劣化する。
このように先導波路の伝Bt員失に差があると、光多重
分波素子を光多重素子あるいは光多重分波素子として使
用する場合ともに、大きな問題を生じる。しかじ伝搬損
失差の無い2つの光導波路を製作するのは必ずしも容易
ではなく、結局、上述したように光信号の損失やクコス
トークの改善が困難となる大きな欠点があった。
本発明の目的は、上記のような欠点を除去せしめて、光
多重素子として使用される場合は、最も少ない損失で光
信号を多重でき、また光分波素子として使用される場合
は、最も小さなりコストークで光信号を分波できる光多
重骨分波素子を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、異なる波長の光信号を入力する入力分岐部と
、この入力分岐部の各出力光信号をそれぞれ伝搬し、こ
れら出力光信号間に位相差を与える光導波路と、この光
導波路の各出力光信号を入力し、前記異なる波長の光信
号を出力する出力分岐部とを有するマツハツエンダ干渉
型の光多重分波素子において、前記2つの分岐部のうち
少なくとも一方の分岐部に、この分岐部の分岐比を変え
る分岐比調整部を設けたことを特徴とする。
〔作用〕
本発明の光多重分波素子を光多重素子として使用される
場合と光分波素子として使用される場合とに分けて説明
する。
まず、異なる波長の光信号を入力する2入力・2出力の
入力分岐部の光強度の透過係数をT1とし、また異なる
波長の光信号を出力する2入力・2出力の出力分岐部の
光強度の透過係数をT2とし、入力分岐部の透過方向の
光導波路の損失係数をα1、反射方向の光導波路の損失
係数をα2とする。
光多重素子として使用される場合には、その出力分岐部
の1つの出力端での多重された各波長の光信号パワーP
+、Pzは P I= P o ((1−TI)(1−Tz) tX
 z り石石コ[)2・・・・・・・・・■ pz = Po (TI(1−T2)&Z +r肩)T
z ]覇)2・・・・・・・・・■ となる。ここでPoは入力光信号のパワーである。
a’T’z    aTz Oを満足する。
したがって、この最大光信号パワーが得られる時の最適
な出力分岐部の透過係数T2は光信号パワーP+につい
ては、 T、 α、/(αz+’r+(α1−α2))となり、
また光信号パワーP2については、 (i−’rt)α、/(α++T+(α2−α1))と
なる。これらの透過係数は入力分岐部の透過係数T1が
0.5(分岐比にしてl対l)の時に等しくなり、した
がって最大光信号パワーが得られる出力分岐部の最適透
過係数T2はT2=□となる。これから、2つの光導波
路の損失係数α1゜α2が異なる場合、すなわち光導波
路間に伝搬損失差がある場合には、出力分岐部の透過係
数T2、すなわち出力分岐部の分岐比を光導波路の損失
係数に応じて変えることにより最大パワーの多重された
光信号が得られることがわがる。
次に、光分波素子の場合について述べる。出力分岐部の
2つの出力端の各々に分岐されたそれぞれの波長の光信
号へのクロストークをに、、k。
とすると ・・・・・・・・・■ ・・・・・・・・・■ となる。なお、各記号の表す意味は光多重素子の場合と
同じである。ここで、分岐された光信号へのクロストー
クが零となるには、式■、■のそれぞれの分子が零とな
れば良く、すなわち、k、=Oの時、入力分岐部の透過
係数T、が (1−Tt)αg / (T2α++ (1−T2)α
2)となり、また、k2=0の時、T1が Tt αt / (T2αz+(ITt)α1)となれ
ば良い。これらの透過係数は、出力分岐部の透過係数T
2が0.5(分岐比にして1対1)の時に等しくなり、
したがってクロストークが零となるα、 +α2 となる。これから、光多重素子の場合と同様に、2つの
光導波路の損失係数α1.α2が異なる場合、すなわち
光導波路間に伝!a損失差がある場合には、入力分岐部
の透過係数T、 、すなわち入力分岐部の分岐比を光導
波路の損失係数に応じて変えることにより、クロストー
ク零の分波された光信号が得られることがわかる。
以上、説明したように、光多重素子、光分波素子のどち
らの場合においても、分岐部の分岐比を変えることによ
りそれぞれの欠点を除去できる。
〔実施例〕
以下、この発明の実施例について図面を参照して説明す
る。
第1図は、この発明の第1の実施例である光多重分波素
子の構成を示す平面図である。
LiNbO5の基板1の表面には、Ti拡散した幅杓8
μm、比屈折率約0.3%の入力光導波路2および出力
光導波路3がそれぞれ2本ずつ形成されている。入力光
導波路2および出力光導波路3をそれぞれ近接して形成
することにより、波長1.55μmの光で分岐比が約1
対lの方向性結合器型の入力カプラ(入力分岐部)4お
よび出力カプラ(出力分岐部)5が構成されている。ま
た光信号間に位相差を与えるために、入力カプラ4と出
力カプラ5との間に光路長の違う2つの光導波路6a、
6bが形成されている。なお、その光路差は光信号の波
長間隔が約0.1 nmとなるように約5鰭にしである
。そして、出力光カプラ5を構成している近接した2本
の出力光導波路3の表面に分岐比調整部として電極7を
それぞれ形成しである。
この分岐比調整部では、電極7に電圧を印加した場合、
LiNbO5の電気光学効果でその近接した2本の出刃
先導波路3の屈折率が変化し、これら光導波路間の伝搬
定数差が変化する。どれにより、出力光カプラ5におい
て、光信号が出力端10゜11へそれぞれ分岐されるパ
ワー量を変化させることができ、したがって出力光カプ
ラ5の分岐比を変えることができる。
次に、この実施例の動作について説明する。まず、上記
構成で電極7に電圧を印加しないで、波長が約1.55
μm、波長間隔が約0.1 nmである2つの光信号λ
3.λ2を入力光カプラ4の入力端8゜9へそれぞれ入
力する。入力光カプラ4で光信号λ1.λ2はそれぞれ
約1対1に分岐され、光路長の違う2つの光導波路6a
、6bへ伝搬される。
ここで、2つの光導波路5a、5bは光路長2曲率半径
等が違うため、それぞれの伝L’4 tJj失が異なる
。この実施例では第1図かられかるように、光導波路6
bの方が光導波路6aよりも光路長は長く曲率半径は小
さいため、伝搬損失は5dB程度、光導波路6aより大
きく、したがって、光導波路6bを伝搬する光信号λ7
.λ2の方が、パワーは5dB程度小さい。
次に、この光導波路6aを伝搬した光信号λ、。
λ2とそれよりもパワーが5dB程度小さい光導波路6
bを伝搬した光信号λ8.λ2は、出力光カブラ5で合
波され、干渉して出力端10へ多重された光信号λ0.
λ2として出力される。しかし、ここで出力光カブラ5
の分岐比が約1対1であるため、出力端10には最大パ
ワーの光信号λ1.λ2は出力されない。
そこで電極7に電圧を印加し、出力光カブラ5での伝搬
定数差を変えることにより、出力光カブラ5の分岐比を
変え、出力端10において光信号の強度が最大となるよ
うにする。すなわち、電極7に電圧を20V程度印加し
、光導波路6aから出力端10へ出力される光信号λ:
、λ2のパワーを先導波路6bから出力端10へ出力さ
れる光信号λ1゜λ2のパワーに対して、70%程度高
くなるように出力光カブラ5の分岐比を約1対0.3に
変えて、光導波路6a、6bから出力端10へそれぞれ
出力される光信号λ1.λ2のパワーをほぼ最大にする
。これにより多重された光信号λ1.λ2の損失が分岐
比約1対1の場合、約2.2dBであったのが約0.4
dB改善され、約1.8dBとなった。
第1の実施例では、出力光カブラ5にのみ分岐比を変え
る電極を設けたが、製作上等の問題で、入力光カプラ4
の分岐比を1対1程度にすることが困難な場合には、入
力光カプラ4にも分岐比を変える電極を設けても良い。
第2図に、両方の光カプラに電極を設けた場合を、第2
の実施例として示す。入力光カプラ4を構成している近
接した2本の入力光導波路2の表面に電極12が形成さ
れている。その他の構成は、第1図の光多重分波素子と
同様であるので、同一の要素には同一の番号を付して示
す。本実施例によれば、電極12に電圧を印加し入力光
カプラ4の分岐比を1対1程度に調整することができる
ので、前述の製作上等の問題が解決され、出力端IOか
らの光信号λ5.λ2のパワーがほぼ最大となる。
第3図は、この発明の第3の実施例である光分波素子の
構成を示す平面図である。第1図の光多重分波素子の構
成と異なる点は、分岐比調整部としての電極を出力光カ
ブラ5ではなく、入力光カプラ4に形成した、すなわち
入力光カプラ4を構成している近接した2本の入力光導
波路2の表面に電極13をそれぞれ形成したことである
。したがって、第1図の光多重分波素子の要素と同一の
要素には同一の番号を付して示す。このような構成にす
ると、電極13に電圧を印加した場合、LiNbO3の
電気光学効果でその近接した2木の入力光導波路2の屈
折率が変化し、これら光導波路間の伝搬定数差が変化す
る。これにより入力光カブラ4において、入力光信号が
光導波路6bへ移行するパワー量を変化させることがで
き、したがって入力光カプラ4の分岐比を変えることが
できる。
次に、この実施例の動作について説明する。まず、上記
構成で電極13に電圧を印加しないで、波長が約1.5
5μm、波長間隔が約0.1n+++である多重された
光信号λ1.λ2を入力光カプラ4の入力端日ぺ入力す
る。入力光カプラ4で光信号λ8゜λ2は約1対1に分
岐され、光路長の違う2つの光導波路6a、6bへ伝搬
される。ここで、第1の実施例と同様に2つの光導波路
6a、6bは光路長1曲率半径等が違うため、それぞれ
の伝し損失が異なり、光導波路6bを伝搬する光信号λ
1゜λ2の方が、パワーは5dB程度小さい。そこで、
電極13に電圧を印加し、入力光カプラ4での伝)!全
定数差を変えることにより、入力光カプラ4の分岐比を
変え光風波路5a、5bを伝搬する光濡号の強度差約5
dBを打ち消すようにする。すなわち、電極13に電圧
を一20V程度印加し、光導波路6aへ伝搬させるパワ
ーを光導波路6bへの伝搬パワーに対して70%程度低
くなるように入力光カプラ4の分岐比を約1対3に変え
た。このようにすることにより、光導波路6a、6bを
伝搬する光信号の強度をほぼ等しくすることができた。
そして、出力光カプラ5において再び合波され干渉して
、出力端10および11にそれぞれ分波された光信号λ
1.λ2のクロストークは、−10dBから一30dB
に改善できた。
第3の実施例では、入力光カプラ4にのみ分岐比を変え
る電極を設けたが、製作上等の問題で、出力光カプラ5
の分岐比を1対1程度にすることが困難な場合には、出
力の光カプラ5にも、分岐比を変える電極を設けても良
い。第4図に、両方の光カプラに電極を設けた場合を、
第4の実施例として示す。出力光カプラ5を構成してい
る近接した2つの出刃先導波路3の表面に電極14が形
成されている。その他の構成は、第3図の光多重分波素
子と同様であるので、同一の要素には同一の番号を付し
て示す。本実施例によれば、電極14に電圧を印加し出
力光カプラ5の分岐比を1対1程度に調整することがで
きるので、前述の製作上等の問題が解決される。
以上、4つの実施例では、材料としてLiNbO3を用
いたがこれに限定されず、半導体材料(たとえばGaA
s、InP等)1石英ガラス等を用いても良い。
また、分岐比調整部における分岐比を変える手段として
、電気光学効果を用いたが、これに限らず、例えば半導
体材料を用いたのであれば、キャリア注入に伴うバンド
間遷移の効果、プラズマ効果等でも良く、また石英ガラ
スを用いたのであれば、光弾性効果を利用してもよい。
また、以上の実施例では2つの異なる波長の光信号を用
いたがこれに限定されず、3つ以上の異なる波長の光信
号であっても、基本的には以上の実施例の光多重分波素
子を組合わせることにより、多重あるいは分波すること
ができる。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明は、入力分岐部及び出力分岐
部のうちの少なくとも一方の分岐部に分岐比を変える分
岐比調整部を設けることにより、光多重素子として使用
する場合は最も少ない損失で光信号を多重でき、また光
分波素子として使用する場合は最も小さなりロストーク
で光信号を分波できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例を示す平面図、第2図は
本発明の第2の実施例を示す平面図、第3図は本発明の
第3の実施例を示す平面図、第4図は本発明の第4の実
施例を示す平面図である。 1・・・LiNb0:+基板 2・・・入力光導波路 3・・・出刃先導波路 4・・・入力光カプラ 5・・・出力光カプラ 5a、5b・・・光導波路 7、12.13.14・・・電極 8.9・・・入力端 10、11・・・出力端 代理人弁理士   岩  佐  義  幸(−ぐ alr  air 1111口噸(10 一ν ( ペベ ロν・噌 11101←つ 十l ( (−ク ロレ・ロレ・ l110   ト1O A2」4 (−り 少 醗 □1「IO電−10 ゲ ギ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)異なる波長の光信号を入力する入力分岐部と、こ
    の入力分岐部の各出力光信号をそれぞれ伝搬し、これら
    出力光信号間に位相差を与える光導波路と、この光導波
    路の各出力光信号を入力し、前記異なる波長の光信号を
    出力する出力分岐部とを有するマッハツェンダ干渉型の
    光多重分波素子において、前記2つの分岐部のうち少な
    くとも一方の分岐部に、この分岐部の分岐比を変える分
    岐比調整部を設けたことを特徴とする光多重分波素子。
JP61294694A 1986-12-12 1986-12-12 光多重分波素子 Expired - Lifetime JPH079524B2 (ja)

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