JPS63147442A - 画像処理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は、例えばＸ線ＣＴスキャナによって得られた画
像データを処理する画像処理装置に関する。

（従来の技術） 例えばＸ線ＣＴ装置において、被検体への造影剤注入直
後より適当な時間間隔で被検体同一部位のＣＴスキャン
を行い、一連のＣＴ両画像得ることが行われる。このＣ
Ｔ両画像ダイナミック画像と称している。そしてこの一
連のダイナミック画像における関心領域、おるいは各ピ
クセルを数学的モデルより求めた時間の関数でフィッテ
ィング処理することでタイムカーブを求め、このタイム
カーブの種々のパラメータを各ビクセル毎に求めること
でファンクショナル画像を作成することが行われる。ま
た、造影剤が被検体中に広がって行く様子を視覚的に確
認するため、上述した一連のダイナミック画像を連続的
に表示することが行ねれる。これをシネ表示と称してい
る。

（発明が解決しようとする問題点） しかしながら、従来のファンクショナル画像は種々のパ
ラメータにより各組織の機能を一枚の絵としてとらえる
ことができるが、シネ表示が不可能であるため各組織機
能を動きとしてとらえることができないという問題点が
あり、また造影効果が薄い場合には、ダイナミック画像
をシネ表示しても各画像の変化が少ないため造影剤の広
がる様子を把握できないという問題点があり、ざらに、
ダイナミック画像の時間間隔がスキャナ本体の性能によ
り制限され、この時間間隔が長い場合に良好なシネ表示
ができないという問題点がある。

そこで本発明は、シネ表示により各組織の機能を動きと
してとらえることができ、また、造影効果が薄い場合で
も造影剤の広がる様子を容易に把握することができ、し
かも、ダイナミック画像の時間間隔が長い場合でも良好
なシネ表示が可能となる画像処理装置を提供することに
ある。

［発明の構成］ （問題点を解決するための手段） 本発明は、造影剤注入時の画像を基準画像としこの基準
画像と各ダイナミック画像との演１理により、時間をパ
ラメータとする相対画素値の原データを各画素毎に求め
る前処理手段と、求められた原データを所定の関数でフ
ィッティング処理してタイムカーブを形成するフィッテ
ィング処理手段と、形成されたタイムカーブを処理する
タイムカーブ処理手段と、処理されたタイムカーブを所
定の時間間隔でサンプリングし該時間間隔で相対画素値
画像を作成する相対画素値画像作成手段と、この相対画
素値画像と該基準画像との演算処理により表示用画像を
作成する表示用画像作成手段とを有するものである。

（作　用） 前記フィッティング処理手段の処理結果は数学的モデル
を加味したものであり、この処理結果に基づいて作成さ
れた相対画素値画像と基準画像との演算処理により作成
された表示用画像をシネ表示することにより、造影剤の
広がり方などから各組織の機能を動きとしてとらえるこ
とができる。

また、造影効果が薄い場合でもフィッティング処理によ
るタイムカーブを前記タイムカーブ手段で処理すること
により、造影効果を強調することができ、これにより造
影剤の広がる様子を容易に把握することが可能となる。

ざらに、フィッティング処理によるタイムカーブは連続
関数であるので、これを前記相対画素値画像作成手段に
より短い時間間隔でサンプリングして相対画素値画像作
成することにより、例えダイナミック画像の時間間隔が
長い場合であっても、良好なシネ表示が可能となる。

（実施例） 以下、本発明を実施例により具体的に説明する。

第１図は本発明の一実施例を示している。同図に示すよ
うに本実施例装置は、第１のメモリ１゜画像処理部２．
第２のメモリ７、処理条件設定手段８．第３のメモリ１
０．表示部１１を有する。

第１のメモリ１は、外部装置例えば画像記憶装置より転
送された一連のダイナミック画像を記憶するものであり
、画像処理部２は、このメモリ１より読み出されたダイ
ナミック画像の処理を行うものであり、この処理結果は
、後段に配置された第３のメモリ１０を介して表示部１
１に表示されるようになっている。

ここに、前記画像処理部２は、造影剤注入時の画像（こ
れを「基準画像」と称する）とその他のダイナミック画
像との間で演算処理を行い、時間をパラメータとする相
対画素値の原データを各画素毎に求める前処理手段４と
、求められた原データを、数学的モデルから求めたおる
理想的な関数（例えばガンマ関数）でフィッティング処
理することによりタイムカーブを形成するフィッティン
グ処理手段５と、このタイムカーブを処理するタイムカ
ーブ処理手段６と、この処理結果を所定の時間間隔でサ
ンプリングしこの時間間隔での相対画素値による画像（
これを１相対画素値画像」と称する）を作成する相対画
素値画像作成手段７と、この相対画素値画像と前記基準
画像との演算処理により表示用画像を作成する表示用画
像作成手段９とを有する。例えばこの画像処理部２はＣ
ＰＵ（中央処理装置）を中心に構成され、上記各手段は
このＣＰＵにより機能的に実現される。

尚、第１のメモリ１に転送されるダイナミック画像は、
例えばＸ線ＣＴスキャナにより、被検体に造影剤を注入
して連続的に収集された複数のダイナミック画像でおる
。この場合、ダイナミック画像のＣＴ値が上記の画素値
に相当する。

前処理手段４にあける演算処理は、各ダイナミック画像
の画素値より基準画像の対応画素値を引くことによって
行われる減算処理であり、前記タイムカーブ処理手段５
にあける処理は例えば拡大処理あるいは閾値処理である
。前記表示用画像作成手段９における演算処理は、基本
的には相対画素値画像と基準画像との加算処理であるが
、加算処理前に例えば相対画素値画像を定数倍すること
もめる。この場合、基準画像をＢとし、相対画素値画像
をＩｎとすると（ｎは正の整数であり画像の順番を意味
する）、 Ｂ＋ａＩｎ　　（ただし、ａは定数） と表わされる。この表示用画像作成手段９及び前記タイ
ムカーブ処理手段６の処理条件は処理条件設定手段８に
より適宜に設定することができるようになっている。こ
の処理条件設定手段８としてはキーボード及びトラッカ
ボールなどが適用される。

次に、上記構成の作用について説明する。

外部装置より一連のダイナミック画像が第１のメモリ１
に転送されると、前処理手段４はこの第１のメモリ１内
のダイナミック画像を順次取り込み、基準画像と各ダイ
ナミック画像との間の減算処理を行い、相対画素値の原
データを求め、これをフィッティング処理手段５に送出
する。するとフィッティング処理手段５は、この原デー
タを例えばガンマ関数でフィッティング処理することに
よりタイムカーブを形成する。第２図において１２で示
すのがこのタイムカーブあり、十印で示す点が前処理手
段４による相対画素値の原データである。

そしてこのタイムカーブ１２の情報はタイムカー７６に
より、処理条件設定手段８の設定に従って拡大処理ある
いは閾値処理された後に相対画素値画像作成手段７に送
出される。相対画素値画像作成手段７は、タイムカーブ
を所定の時間間隔（Δｔ）でサンプリングし、Δを間隔
毎に相対画素値画像を作成し、これを第２のメモリ３に
送出する。この相対画素値画像は、例えば第２図におい
てＩ＋ｏ乃至■１５で示すようになる。

この第２のメモリ３内の相対画素値画像は、表示用画像
作成手段９に送出され、第３図に示すように第１のメモ
リ１より送出された基準画像Ｂと加算された後に、第３
のメモリ１０を介して表示部１１に送出され、表示され
る。相対画素値画像１１乃至Ｉｎを基準画像Ｂに順次加
算し、これを連続表示することでシネ表示が可能となる
。ここで、基準画像Ｂとの加算処理前に、相対画素値画
像■１乃至Ｉｎに対して各種の演算処理を各臨床例に応
じた種々のシネ表示が可能となる。この演算処理の内容
は処理条件設定手段８により変更することができる。

また、予め各画素毎にタイムカーブのピーク値を求めて
おき、そのピーク値の定数％以上のときにのみ相対画素
値を足し合わせるようにしてもよし、これらの各種演算
を表示中に適宜に制御するようにしてもよい。定数ａの
変更などはトラッカボールなどにより行うとよい。

このように本実施例装置にあっては、フィッティング処
理手段５の処理において数学的モデルを加味したもので
あり、この処理結果に基づいて作成された相対画素値画
像と基準画像との演算処理により作成された表示用画像
をシネ表示することにより、造影剤の広がり方などから
各組織の機能を動きとしてとらえることができる。また
、フィッティング処理によるタイムカーブをタイムカー
ブ処理手段で拡大処理することにより造影効果を強調す
ることができので、造影効果が薄い場合でも、造影剤の
広がる様子を容易に把握することができる。さらに、フ
ィッティング処理によるタイムカーブは連続関数でおる
ので、これを相対画素値画像作成手段７により短い時間
（Δｔ）でサンプリングして相対画素値画像を作成する
ことにより、例えダイナミック画像の時間間隔が長い場
合であっても良好なシネ表示が可能となる。

以上本発明の一実施例について説明したが、本発明は上
記実施例に限定されるものではなく、種々の変形実施が
可能でおるのはいうまでもない。

［発明の効果］ 以上詳述したように本発明によれば、シネ表示により各
組織の機能を動きとしてとらえることができ、また、造
影効果が薄い場合でも造影剤の広がる様子を容易に把握
することができ、しかも、ダイナミック画像の時間間隔
が長い場合でも良好なシネ表示が可能となる画像処理装
置を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示すブロック図、第２図及
び第３図その作用説明図でめる。 ４・・・前処理手段、 ５・・・フィッティング処理手段、 ６・・・タイムカーブ処理手段、 ７・・・相対画素値画像作成手段、 ９・・・表示用画像作成手段。 代理人　弁理士　則　　近　　憲　　缶周　　　　　大
　　　胡　　　典　　　夫２＋イ５智。５ζ「ＬＦｉｔ
−！ 第１図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 被検体に造影剤を注入して連続的に収集された複数のダ
   イナミック画像を処理して表示に供する画像処理装置に
   おいて、該造影剤注入時の画像を基準画像としこの基準
   画像と各ダイナミック画像との演算処理により、時間を
   パラメータとする相対画素値の原データを各画素毎に求
   める前処理手段と、求められた原データを所定の関数で
   フィッティング処理してタイムカーブを形成するフィッ
   ティング処理手段と、形成されたタイムカーブを処理す
   るタイムカーブ処理手段と、処理されたタイムカーブを
   所定の時間間隔でサンプリングし該時間間隔で相対画素
   値画像を作成する相対画素値画像作成手段と、この相対
   画素値画像と該基準画像との演算処理により表示用画像
   を作成する表示用画像作成手段とを有することを特徴と
   する画像処理装置。