JPS6314564Y2 - - Google Patents
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- JPS6314564Y2 JPS6314564Y2 JP17740081U JP17740081U JPS6314564Y2 JP S6314564 Y2 JPS6314564 Y2 JP S6314564Y2 JP 17740081 U JP17740081 U JP 17740081U JP 17740081 U JP17740081 U JP 17740081U JP S6314564 Y2 JPS6314564 Y2 JP S6314564Y2
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- arm
- ratchet
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Links
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Landscapes
- Agricultural Machines (AREA)
- Sowing (AREA)
- Lifting Devices For Agricultural Implements (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は作業機のフローテイングロツク装置に
係り、殊更トラクターなどの牽引本機に装着使用
する接地作業機のフローテイング状態を、極めて
簡素な合理的機構のもとに且つ安定・剛性にロツ
クできるようにすると共に、その非フローテイン
グの使用状態では作業機の全体に対して、その機
構により常に好適な接地圧力をも併せ付与できる
よう工夫したものである。
係り、殊更トラクターなどの牽引本機に装着使用
する接地作業機のフローテイング状態を、極めて
簡素な合理的機構のもとに且つ安定・剛性にロツ
クできるようにすると共に、その非フローテイン
グの使用状態では作業機の全体に対して、その機
構により常に好適な接地圧力をも併せ付与できる
よう工夫したものである。
以下、ユニツト式の播種機に適用した図示の実
施一例に基き、本考案の具体的構成を説明する
と、その全体を表わした第1図において、1は金
属板から成る播種機フレーム、2はその後端部に
固定立設された合成樹脂製の種子シユート、3は
その拡大口縁部にインサート成形されて横向き突
出する一対のネジ杆であり、これに螺合される蝶
ナツト4で後述する種子繰出ベルトカセツトの上
部が固定保持される。5はシユート2の下端部に
取付けられた作溝器、6は同じくフレーム1の後
端部に固定立設された支持ポストで、その下端部
には一対の覆土板7が、同じく上端部には鎮圧輪
8の支持アーム9が各々枢着されている。10は
その支持アーム9とポスト6の途中相互間に連繋
張架された鎮圧力付与用の引張コイルバネであ
り、その掛架位置を変更できるようになつてい
る。
施一例に基き、本考案の具体的構成を説明する
と、その全体を表わした第1図において、1は金
属板から成る播種機フレーム、2はその後端部に
固定立設された合成樹脂製の種子シユート、3は
その拡大口縁部にインサート成形されて横向き突
出する一対のネジ杆であり、これに螺合される蝶
ナツト4で後述する種子繰出ベルトカセツトの上
部が固定保持される。5はシユート2の下端部に
取付けられた作溝器、6は同じくフレーム1の後
端部に固定立設された支持ポストで、その下端部
には一対の覆土板7が、同じく上端部には鎮圧輪
8の支持アーム9が各々枢着されている。10は
その支持アーム9とポスト6の途中相互間に連繋
張架された鎮圧力付与用の引張コイルバネであ
り、その掛架位置を変更できるようになつてい
る。
11はフレーム1の略中央部に配置された接地
駆動輪で、そのフレーム1を貫通する回転支軸1
2上にはPTOのギヤ13が固設されている。1
4は種子繰出ベルトカセツトであり、その合成樹
脂製カセツトフレーム15に軸支された図外のベ
ルト原動スプロケツトと、同じくベルト従動ロー
ラーとの相互間に捲着された種子コンベヤベルト
16を予じめ具備している。17は上記スプロケ
ツトと一体回転するようカセツトフレーム15に
軸支された入力ギヤで、上記PTOギヤ13と噛
合する。図のようにベルトカセツト14は、播種
機フレーム1に対してカセツト式の着脱自在に装
填され、種子の繰り上げ搬送可能な傾斜設置姿勢
として使用される。
駆動輪で、そのフレーム1を貫通する回転支軸1
2上にはPTOのギヤ13が固設されている。1
4は種子繰出ベルトカセツトであり、その合成樹
脂製カセツトフレーム15に軸支された図外のベ
ルト原動スプロケツトと、同じくベルト従動ロー
ラーとの相互間に捲着された種子コンベヤベルト
16を予じめ具備している。17は上記スプロケ
ツトと一体回転するようカセツトフレーム15に
軸支された入力ギヤで、上記PTOギヤ13と噛
合する。図のようにベルトカセツト14は、播種
機フレーム1に対してカセツト式の着脱自在に装
填され、種子の繰り上げ搬送可能な傾斜設置姿勢
として使用される。
つまり、そのカセツトフレーム15の下端部が
播種機フレーム1の受入れフツク18内に挿入支
持され、同じく上部が上記ネジ杆3と蝶ナツト4
でシユート2に固定保持されるのであり、その状
態で自動的に両ギヤ13,17が噛合回転され
て、合成樹脂製種子ホツパー19内の種子を循環
回走するベルト16により、シユート2へ搬送す
るようになつている。20はカセツトフレーム1
5上に定着されるホツパー19の固定用掛け金で
ある。
播種機フレーム1の受入れフツク18内に挿入支
持され、同じく上部が上記ネジ杆3と蝶ナツト4
でシユート2に固定保持されるのであり、その状
態で自動的に両ギヤ13,17が噛合回転され
て、合成樹脂製種子ホツパー19内の種子を循環
回走するベルト16により、シユート2へ搬送す
るようになつている。20はカセツトフレーム1
5上に定着されるホツパー19の固定用掛け金で
ある。
又、播種機フレーム1の前端部には、トラクタ
ーなどの牽引本機側への取付け用となる次のヒツ
チ機構21が設置されている。即ち、これを抽出
して示した第2〜6図において、22はフレーム
1の前端部に固定又は着脱自在として立設された
断面チヤンネル型金属板のマスト、23はこのマ
スト22と一定間隔をおいて向かい合う断面チヤ
ンネル型金属の固定ヒツチ板であり、これに前面
から合掌される接合板24との相互間でツールバ
ー25を挾持し、且つ複数のボルト26などで着
脱自在に固定連結されるようになつている。図の
ベルト繰出式播種機がそれ自身独立のユニツト体
として、ツールバー25へ例えば多連式に並べて
装着できることを意味しているわけである。
ーなどの牽引本機側への取付け用となる次のヒツ
チ機構21が設置されている。即ち、これを抽出
して示した第2〜6図において、22はフレーム
1の前端部に固定又は着脱自在として立設された
断面チヤンネル型金属板のマスト、23はこのマ
スト22と一定間隔をおいて向かい合う断面チヤ
ンネル型金属の固定ヒツチ板であり、これに前面
から合掌される接合板24との相互間でツールバ
ー25を挾持し、且つ複数のボルト26などで着
脱自在に固定連結されるようになつている。図の
ベルト繰出式播種機がそれ自身独立のユニツト体
として、ツールバー25へ例えば多連式に並べて
装着できることを意味しているわけである。
27,28は互いに平行する上下一対の水平揺
動アームであつて、何れもその前端部が枢軸A,
Bによりヒツチ板23へ、同じく後端部が別な枢
軸C,Dによつてマスト22へ各々枢支連結され
ている。つまり、両揺動アーム27,28とマス
ト22並びに固定ヒツチ板23とによつて、ヒツ
チ機構21が全体的に四節平行リンク機構として
形作られているわけである。水平揺動アーム2
7,28の一対は、断面チヤンネル型の金属板か
ら相互同一形状として兼用できるようになつてお
り、その前後方向に沿う中心線上に打抜かれたラ
チエツトアーム逃し用の窓孔29と切欠30とを
各々具備している。又、そのリンク機構の支点を
なす枢軸A,B,C,Dは何れも結合強度上、マ
スト22やヒツチ板23をも貫通横架する形態と
されている。
動アームであつて、何れもその前端部が枢軸A,
Bによりヒツチ板23へ、同じく後端部が別な枢
軸C,Dによつてマスト22へ各々枢支連結され
ている。つまり、両揺動アーム27,28とマス
ト22並びに固定ヒツチ板23とによつて、ヒツ
チ機構21が全体的に四節平行リンク機構として
形作られているわけである。水平揺動アーム2
7,28の一対は、断面チヤンネル型の金属板か
ら相互同一形状として兼用できるようになつてお
り、その前後方向に沿う中心線上に打抜かれたラ
チエツトアーム逃し用の窓孔29と切欠30とを
各々具備している。又、そのリンク機構の支点を
なす枢軸A,B,C,Dは何れも結合強度上、マ
スト22やヒツチ板23をも貫通横架する形態と
されている。
31は上記リンク機構の平行四辺形、就中仮想
正方形の対角線に沿う如く、即ち平行する水平揺
動アーム27,28と交叉する方向に沿う如く連
繋掛架された接地圧力付与用の引張コイルバネで
あり、その上部後端が上側水平揺動アーム27と
マスト22との結合用枢軸Cに、同じく下部前端
が下側水平揺動アーム28の途中に貫通横架され
た固定軸Eへ各々係止されている。もつとも、こ
の固定軸Eは非貫通状態のピン形態であつても良
く、又これを省略して直接バネ31をアーム28
へ係止させてもさしつかえない。このように、上
記リンク機構にはバネ31が組込まれているた
め、その平行四辺形の変化に応じて伸縮作用する
バネ31により、その合力に沿う接地圧力が播種
機の全体に付与されることとなる。尚、図ではバ
ネ31を揺動アーム27,28の片側のみに配設
しているが、同様にしてその両側に配置させても
勿論良い。
正方形の対角線に沿う如く、即ち平行する水平揺
動アーム27,28と交叉する方向に沿う如く連
繋掛架された接地圧力付与用の引張コイルバネで
あり、その上部後端が上側水平揺動アーム27と
マスト22との結合用枢軸Cに、同じく下部前端
が下側水平揺動アーム28の途中に貫通横架され
た固定軸Eへ各々係止されている。もつとも、こ
の固定軸Eは非貫通状態のピン形態であつても良
く、又これを省略して直接バネ31をアーム28
へ係止させてもさしつかえない。このように、上
記リンク機構にはバネ31が組込まれているた
め、その平行四辺形の変化に応じて伸縮作用する
バネ31により、その合力に沿う接地圧力が播種
機の全体に付与されることとなる。尚、図ではバ
ネ31を揺動アーム27,28の片側のみに配設
しているが、同様にしてその両側に配置させても
勿論良い。
更に、32はやはり水平揺動アーム27,28
と交叉する方向に沿い、就中上記バネ31とX字
型をなして交叉する方向に沿い配置されたフロー
テイングロツク用のラチエツトアームであつて、
打抜き金属板片から成り、その下部後端が下側水
平揺動アーム28とマスト22との枢軸Dを兼用
して、これに枢支保持されている。その場合、図
ではラチエツトアーム32を水平揺動アーム2
7,28の前後方向に沿う中心線上に延在させ、
その位置決めのために枢軸Dへパイプカラー33
をはめ込んでいるが、例えばその中心線上に上記
バネ31を張架する一方、このラチエツトアーム
32を揺動アーム27,28の片側又は両側へ配
置させても良い。
と交叉する方向に沿い、就中上記バネ31とX字
型をなして交叉する方向に沿い配置されたフロー
テイングロツク用のラチエツトアームであつて、
打抜き金属板片から成り、その下部後端が下側水
平揺動アーム28とマスト22との枢軸Dを兼用
して、これに枢支保持されている。その場合、図
ではラチエツトアーム32を水平揺動アーム2
7,28の前後方向に沿う中心線上に延在させ、
その位置決めのために枢軸Dへパイプカラー33
をはめ込んでいるが、例えばその中心線上に上記
バネ31を張架する一方、このラチエツトアーム
32を揺動アーム27,28の片側又は両側へ配
置させても良い。
他方、34はラチエツトアーム32の上部前端
側に設けられたラチエツト孔であり、該アーム3
2の長手方向へ直線状に延びるスライドガイド長
孔と、これから直角屈曲状に連続するスライドロ
ツク孔との2部分から、全体として略L字型に開
口している。Fは上側水平揺動アーム27の途中
に貫通横架された係合軸であり、これがラチエツ
ト孔34に対して常時係合しているため、ラチエ
ツトアーム32の上部前端はこの係合軸Fを介し
て、水平揺動アーム27へ枢支保持されているこ
とになる。上記固定軸Eと係合軸Fとが上下に対
応し合う同一位置関係にあること、図から示唆さ
れる通りで、これによつても両揺動アーム27,
28の兼用に有効であるが、これに限らぬこと勿
論である。上記ラチエツト孔34は、これを全体
として略F字型などをなす如く、そのロツク孔部
分の複数を段階的に備えた開口形態としても良
い。
側に設けられたラチエツト孔であり、該アーム3
2の長手方向へ直線状に延びるスライドガイド長
孔と、これから直角屈曲状に連続するスライドロ
ツク孔との2部分から、全体として略L字型に開
口している。Fは上側水平揺動アーム27の途中
に貫通横架された係合軸であり、これがラチエツ
ト孔34に対して常時係合しているため、ラチエ
ツトアーム32の上部前端はこの係合軸Fを介し
て、水平揺動アーム27へ枢支保持されているこ
とになる。上記固定軸Eと係合軸Fとが上下に対
応し合う同一位置関係にあること、図から示唆さ
れる通りで、これによつても両揺動アーム27,
28の兼用に有効であるが、これに限らぬこと勿
論である。上記ラチエツト孔34は、これを全体
として略F字型などをなす如く、そのロツク孔部
分の複数を段階的に備えた開口形態としても良
い。
35,36は上記ロツク孔の部分を挾んで対峙
する如く、ラチエツトアーム32に開口された一
対の短小なスライドガイド長孔、37は断面倒立
U字型を呈して、ラチエツトアーム32へスライ
ド自在に被着されたロツクピースであり、これに
貫通横架された一対のピン38,39が、上記長
孔35,36に各々常時係合されている。40は
このピース37の開口縁部に設けられた一対のフ
ツク型係止切欠で、ラチエツト孔34のロツク孔
部分と合致するよう対応されており、その合致に
より内部にはまり込む上記係合軸Fのロツクを行
なう。その場合、ロツクピース37はそのピン3
8,39と長孔35,36との係合を介して、、
ラチエツトアーム32の傾斜縁部に沿う上下方向
のスライド自由に組付けられているため、上記ロ
ツク作用は自動的に達成されることになると言え
る。もつとも、そのピン38,39と長孔35,
36並びに係止切欠40は、何れも一対づつに限
らず、要するに上側水平揺動アーム27に対し
て、これと係合したラチエツトアーム32のスラ
イドとその固定とを行なえロツクピース37の構
成であれば良く、その意味で更に図のロツクピー
ス37に代るその他の形態のロツク手段を採用し
ても良い。
する如く、ラチエツトアーム32に開口された一
対の短小なスライドガイド長孔、37は断面倒立
U字型を呈して、ラチエツトアーム32へスライ
ド自在に被着されたロツクピースであり、これに
貫通横架された一対のピン38,39が、上記長
孔35,36に各々常時係合されている。40は
このピース37の開口縁部に設けられた一対のフ
ツク型係止切欠で、ラチエツト孔34のロツク孔
部分と合致するよう対応されており、その合致に
より内部にはまり込む上記係合軸Fのロツクを行
なう。その場合、ロツクピース37はそのピン3
8,39と長孔35,36との係合を介して、、
ラチエツトアーム32の傾斜縁部に沿う上下方向
のスライド自由に組付けられているため、上記ロ
ツク作用は自動的に達成されることになると言え
る。もつとも、そのピン38,39と長孔35,
36並びに係止切欠40は、何れも一対づつに限
らず、要するに上側水平揺動アーム27に対し
て、これと係合したラチエツトアーム32のスラ
イドとその固定とを行なえロツクピース37の構
成であれば良く、その意味で更に図のロツクピー
ス37に代るその他の形態のロツク手段を採用し
ても良い。
而して、上記の構成に基き図示した播種機のフ
ローテイング作用を説明すると、その接地による
使用状態では第1、3図から明白なように、その
ヒツチ機構21をなす四節平行リンク機構に組込
まれたラチエツトアーム32が、そのラチエツト
孔34のスライド長孔部分と上側水平揺動アーム
27の係合軸Fとの係合を介して、自由にスライ
ドできるようになつているため、耕起面の凹凸に
応じた播種機の揺動を得られ、その播種機には同
時にバネ31による接地圧力が常時付与されるこ
とになる。
ローテイング作用を説明すると、その接地による
使用状態では第1、3図から明白なように、その
ヒツチ機構21をなす四節平行リンク機構に組込
まれたラチエツトアーム32が、そのラチエツト
孔34のスライド長孔部分と上側水平揺動アーム
27の係合軸Fとの係合を介して、自由にスライ
ドできるようになつているため、耕起面の凹凸に
応じた播種機の揺動を得られ、その播種機には同
時にバネ31による接地圧力が常時付与されるこ
とになる。
そこで、所期した一定高さのフローテイング状
態をロツクする場合には、第5図のように接地圧
力付与用のバネ31に抗し乍ら、その播種機を浮
上させる。そして、併せてラチエツトアーム32
に対しロツクピース37を若干上方へスライドさ
せれば、平行四辺形をなす上記リンク機構の形状
変化に応じて、上側水平揺動アーム27の係合軸
Fがラチエツトアーム32のラチエツト孔34内
を相対的にスライドし、やがてそのラチエツト孔
34のロツク孔部分にはまり込み、これにロツク
ピース37の係止切欠40が合致する如くスライ
ドし、該係合軸Fにロツクピース37が咬み付き
係止することになるので、ここにリンク機構の揺
動が固定され、播種機のフローテイング状態がロ
ツクされることとなる。このロツク作用にはバネ
31の復元力、播種機の重量並びにロツクピース
37の下方に向かうスライド力も付加されること
になるので、完全且つ堅牢となる。
態をロツクする場合には、第5図のように接地圧
力付与用のバネ31に抗し乍ら、その播種機を浮
上させる。そして、併せてラチエツトアーム32
に対しロツクピース37を若干上方へスライドさ
せれば、平行四辺形をなす上記リンク機構の形状
変化に応じて、上側水平揺動アーム27の係合軸
Fがラチエツトアーム32のラチエツト孔34内
を相対的にスライドし、やがてそのラチエツト孔
34のロツク孔部分にはまり込み、これにロツク
ピース37の係止切欠40が合致する如くスライ
ドし、該係合軸Fにロツクピース37が咬み付き
係止することになるので、ここにリンク機構の揺
動が固定され、播種機のフローテイング状態がロ
ツクされることとなる。このロツク作用にはバネ
31の復元力、播種機の重量並びにロツクピース
37の下方に向かうスライド力も付加されること
になるので、完全且つ堅牢となる。
その場合、ラチエツトアーム32のスライド変
位動作は、両水平揺動アーム27,28に窓孔2
9と切欠30とが開設されていることにより、何
等干渉し合うことなく円滑に行なわれる。逆に、
フローテイングのロツク状態を解除し、第1、3
図の接地作業状態へ復帰させるに当つては、ロツ
クピース37を上方へスライド操作して、その上
側水平揺動アーム27の係合軸Fをラチエツトア
ーム32のラチエツト孔34とスライド可能な係
合状態に保てば良い。
位動作は、両水平揺動アーム27,28に窓孔2
9と切欠30とが開設されていることにより、何
等干渉し合うことなく円滑に行なわれる。逆に、
フローテイングのロツク状態を解除し、第1、3
図の接地作業状態へ復帰させるに当つては、ロツ
クピース37を上方へスライド操作して、その上
側水平揺動アーム27の係合軸Fをラチエツトア
ーム32のラチエツト孔34とスライド可能な係
合状態に保てば良い。
上記の第1〜6図では、上側水平揺動アーム2
7の係合軸Fと、該アーム27とヒツチ板23と
の枢軸Aとを各別に配設しているが、第7図の模
式図に示すようにその係合軸Fと枢軸Aとを合致
させて、1個に兼用しても良い。又、同じく第7
図に併記したように、下側水平揺動アーム28と
ヒツチ板23との枢軸Bを、バネ31の固定軸E
に合致させた位置として、やはり1個に兼用して
も良い。更に、第8図に模式化したように、ラチ
エツトアーム32の一端側をヒツチ板23と上側
水平揺動アーム27との枢軸Aへ枢支保持させ、
同じくその他端側を下側水平揺動アーム28の係
合軸Fへ、ラチエツト孔34を介して係合させる
構成も採用し得る。
7の係合軸Fと、該アーム27とヒツチ板23と
の枢軸Aとを各別に配設しているが、第7図の模
式図に示すようにその係合軸Fと枢軸Aとを合致
させて、1個に兼用しても良い。又、同じく第7
図に併記したように、下側水平揺動アーム28と
ヒツチ板23との枢軸Bを、バネ31の固定軸E
に合致させた位置として、やはり1個に兼用して
も良い。更に、第8図に模式化したように、ラチ
エツトアーム32の一端側をヒツチ板23と上側
水平揺動アーム27との枢軸Aへ枢支保持させ、
同じくその他端側を下側水平揺動アーム28の係
合軸Fへ、ラチエツト孔34を介して係合させる
構成も採用し得る。
又、第9図の模式図に示すように、ラチエツト
アーム32の一端側をヒツチ板23と下側水平揺
動アーム28との枢軸Bへ枢支させ、その他端側
を上側水平揺動アーム27の係合軸Fへ、やはり
ラチエツト孔34を介して係合させることも可能
である。更に、ラチエツトアーム32の側に係合
軸Fを、水平揺動アーム27,28の側にラチエ
ツト孔34を各々対応形成することも考えられ
る。第7〜9図の変形例におけるその他の構成
は、第1〜6図に既述した基本例のそれと実質的
に同一のため、第7〜9図に第1〜6図との対応
符号を記入するにとどめて、その詳細説明を省略
するが、何れにしてもバネ31とラチエツトアー
ム32が四節平行リンク機構の水平揺動アーム2
7,28に対して、交叉する方向に沿い配設され
ておれば本考案の趣旨に属する。作業機として
も、図の播種機に限らず、施肥機やその他の接地
作業機に対して、広く本考案を適用できること言
うまでもない。
アーム32の一端側をヒツチ板23と下側水平揺
動アーム28との枢軸Bへ枢支させ、その他端側
を上側水平揺動アーム27の係合軸Fへ、やはり
ラチエツト孔34を介して係合させることも可能
である。更に、ラチエツトアーム32の側に係合
軸Fを、水平揺動アーム27,28の側にラチエ
ツト孔34を各々対応形成することも考えられ
る。第7〜9図の変形例におけるその他の構成
は、第1〜6図に既述した基本例のそれと実質的
に同一のため、第7〜9図に第1〜6図との対応
符号を記入するにとどめて、その詳細説明を省略
するが、何れにしてもバネ31とラチエツトアー
ム32が四節平行リンク機構の水平揺動アーム2
7,28に対して、交叉する方向に沿い配設され
ておれば本考案の趣旨に属する。作業機として
も、図の播種機に限らず、施肥機やその他の接地
作業機に対して、広く本考案を適用できること言
うまでもない。
以上のように、本考案では牽引本機側に装着使
用される作業機のフローテイングロツク装置とし
て、そのヒツチ機構21を揺動変化する四節平行
リンク機構に形作り、その水平揺動アーム27,
28と交叉する方向に沿い配設したラチエツトア
ーム32の一端側を、上記リンク機構の任意な枢
軸に枢支保持させると共に、同じく他端側を何れ
か一方の水平揺動アーム27,28へスライドと
その固定の自在に係合させてあるため、そのリン
ク機構の変位動作を有効利用した合理的設計のも
とに、しかも剛性安定な状態に作業機のフローテ
イング姿勢をロツクできるのである。
用される作業機のフローテイングロツク装置とし
て、そのヒツチ機構21を揺動変化する四節平行
リンク機構に形作り、その水平揺動アーム27,
28と交叉する方向に沿い配設したラチエツトア
ーム32の一端側を、上記リンク機構の任意な枢
軸に枢支保持させると共に、同じく他端側を何れ
か一方の水平揺動アーム27,28へスライドと
その固定の自在に係合させてあるため、そのリン
ク機構の変位動作を有効利用した合理的設計のも
とに、しかも剛性安定な状態に作業機のフローテ
イング姿勢をロツクできるのである。
又、そのリンク機構のヒツチ機構21には、や
はり水平揺動アーム27,28と交叉する方向に
沿い、作業機に接地圧力を付与する引張コイルバ
ネ31も掛架されているので、その接地作業中に
はこれによつて作業機の全体に及ぶ好適な接地圧
力を付与できると共に、そのバネ力を活用しつつ
フローテイング状態のロツクも更に一層強化でき
ることになる。更に、第1〜6図に示した基本例
の構成を採用するならば、その一対の水平揺動ア
ーム27,28を同一形状として兼用できると共
に、これに窓孔29や切欠30を打抜くのみで、
既往のリンク機構によるヒツチ機構へ、本考案を
容易に組込むことができる。又、ロツクピース3
7によつて作業機の不慮な落下も完全防止できる
と共に、そのバネ31やラチエツトアーム32を
組付けたヒツチ機構21のそれ自身、機能上完成
した作業機の付属部品をなすため、これを作業機
の前端部へ例えば着脱可能に固定設置することに
より、各種の作業機の互換性をもつて使用でき、
加えてその作業機をユニツト式として、ツールバ
ー25へ簡易に装着できるのであり、何れにして
もリンク機構を有効に活用した合理的設計のフロ
ーテイングロツク装置として、実用的な考案と言
える。
はり水平揺動アーム27,28と交叉する方向に
沿い、作業機に接地圧力を付与する引張コイルバ
ネ31も掛架されているので、その接地作業中に
はこれによつて作業機の全体に及ぶ好適な接地圧
力を付与できると共に、そのバネ力を活用しつつ
フローテイング状態のロツクも更に一層強化でき
ることになる。更に、第1〜6図に示した基本例
の構成を採用するならば、その一対の水平揺動ア
ーム27,28を同一形状として兼用できると共
に、これに窓孔29や切欠30を打抜くのみで、
既往のリンク機構によるヒツチ機構へ、本考案を
容易に組込むことができる。又、ロツクピース3
7によつて作業機の不慮な落下も完全防止できる
と共に、そのバネ31やラチエツトアーム32を
組付けたヒツチ機構21のそれ自身、機能上完成
した作業機の付属部品をなすため、これを作業機
の前端部へ例えば着脱可能に固定設置することに
より、各種の作業機の互換性をもつて使用でき、
加えてその作業機をユニツト式として、ツールバ
ー25へ簡易に装着できるのであり、何れにして
もリンク機構を有効に活用した合理的設計のフロ
ーテイングロツク装置として、実用的な考案と言
える。
第1図は本考案を播種機に適用した実施例の全
体側面図、第2図は第1図のヒツチ機構のみを抽
出して示す拡大平面図、第3図は第2図のX−X
線断面図、第4図は第3図のY−Y線に沿う部分
拡大断面図、第5図はフローテイングロツク状態
を示す側断面図、第6図は第5図のZ−Z線に沿
う部分拡大断面図、第7〜9図は第3図に対応す
る各種変形例の模式図である。 21……ヒツチ機構、22……マスト、23…
…ヒツチ板、27,28……水平揺動アーム、3
1……接地圧力付与バネ、32……ラチエツトア
ーム、34……ラチエツト孔、37……ロツクピ
ース、A,B,C,D……枢軸、E……固定軸、
F……係合軸。
体側面図、第2図は第1図のヒツチ機構のみを抽
出して示す拡大平面図、第3図は第2図のX−X
線断面図、第4図は第3図のY−Y線に沿う部分
拡大断面図、第5図はフローテイングロツク状態
を示す側断面図、第6図は第5図のZ−Z線に沿
う部分拡大断面図、第7〜9図は第3図に対応す
る各種変形例の模式図である。 21……ヒツチ機構、22……マスト、23…
…ヒツチ板、27,28……水平揺動アーム、3
1……接地圧力付与バネ、32……ラチエツトア
ーム、34……ラチエツト孔、37……ロツクピ
ース、A,B,C,D……枢軸、E……固定軸、
F……係合軸。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 1 牽引本機側へ装着される作業機のヒツチ機構
を四節平行リンク機構に形作り、その平行する
水平揺動アームと交叉する方向に沿つて、接地
圧力付与用の引張コイルバネと、フローテイン
グロツク用のラチエツトアームとを配設すると
共に、そのラチエツトアームの一端側を上記リ
ンク機構の任意な枢軸に枢支保持させ、同じく
他端側を一方の水平揺動アームへスライドとそ
の固定の自在に係合させたことを特徴とする作
業機のフローテイングロツク装置。 2 引張コイルバネとラチエツトアームとをX字
型に交叉する方向に沿つて配設すると共に、そ
のラチエツトアームと一方の水平揺動アームと
のスライドを固定するロツクピースを、ラチエ
ツトアームに組付けたことを特徴とする実用新
案登録請求の範囲・第1項記載の作業機のフロ
ーテイングロツク装置。 3 水平揺動アームの一対を相互同一形状に定め
ると共に、そのアームの前後方向に沿う中心線
上にラチエツトアームを、同じくアームの片側
若しくは両側に引張コイルバネを各々配設し、
又はその逆としたことを特徴とする実用新案登
録請求の範囲・第1項記載の作業機のフローテ
イングロツク装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17740081U JPS5880806U (ja) | 1981-11-26 | 1981-11-26 | 作業機のフロ−テイングロツク装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17740081U JPS5880806U (ja) | 1981-11-26 | 1981-11-26 | 作業機のフロ−テイングロツク装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5880806U JPS5880806U (ja) | 1983-06-01 |
JPS6314564Y2 true JPS6314564Y2 (ja) | 1988-04-23 |
Family
ID=29971248
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17740081U Granted JPS5880806U (ja) | 1981-11-26 | 1981-11-26 | 作業機のフロ−テイングロツク装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5880806U (ja) |
-
1981
- 1981-11-26 JP JP17740081U patent/JPS5880806U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5880806U (ja) | 1983-06-01 |
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